JPH0118706Y2 - - Google Patents

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JPH0118706Y2
JPH0118706Y2 JP1985072091U JP7209185U JPH0118706Y2 JP H0118706 Y2 JPH0118706 Y2 JP H0118706Y2 JP 1985072091 U JP1985072091 U JP 1985072091U JP 7209185 U JP7209185 U JP 7209185U JP H0118706 Y2 JPH0118706 Y2 JP H0118706Y2
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culvert
box
shaped block
opening
drop
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、暗渠の落差部を構成するために用い
られ、該落差部の施工能率を向上せしめうるとと
もに、製造も容易である落差部構成用の組立式プ
レキヤスト・コンクリート・ボツクスカルバート
に関するものである。
(従来技術及び考案が解決しようとする課題) プレキヤスト・コンクリート・ボツクスカルバ
ートを順次連結することによつて形成された暗渠
の落差部の従来工法は、両端が開口する縦長の角
筒体の1個あるいは複数個を落差部に設置し、そ
の両端開口端を上部暗渠、下部暗渠の端部を形成
するプレキヤスト・コンクリート・ボツクスカル
バートの開口端と連通させた後、角筒体端部の開
口部分(第2図に示す13,30部分)を、現場
打ちコンクリートによつて塞いでいた。その際、
第4図に示すように、ボツクスカルバートa,b
の端面部に予め突設された突き出し鉄筋c,d
に、垂直な現場打鉄筋eの上下端を結着し、かつ
該鉄筋e…に水平な現場打鉄筋f…を架け渡し、
該鉄筋e,fを挟むように型枠g,gを組み、然
る後該型枠g,g間にコンクリートを打設して覆
壁を形成することにより前記開口部分を塞いでい
た。そのため、第1には、鉄筋が突き出されたプ
レキヤスト・コンクリート・ボツクスカルバート
の製造に非常な困難が伴ない、第2には、現場打
鉄筋の配筋及び型枠組みに多くの手間と時間を要
し、さらに第3には、挟い場所である落差部部分
において、現場打鉄筋の配筋、型枠組み、コンク
リート打設、脱型等の諸作業を行なわねばならな
いことから、作業能率が極めて悪かつた。このよ
うなことから、落差部の施工には多大の手間と時
間を要し、工期の長期化を招く他工費がかさむと
いう問題があつた。
本考案はかかる問題点を解決しうる落差部構成
用のプレキヤスト・コンクリート・ボツクスカル
バートの提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の落差部構成用の組立式プレキヤスト・
コンクリート・ボツクスカルバート(以下落差部
用カルバートという)1は、ボツクスカルバート
を順次接合することによつて形成された暗渠の落
差部を構成する組立式のボツクスカルバートであ
つて:頂版6、両側壁7,7、底版9からなる周
壁10によつて囲まれた空洞部11を有する角筒
状主体部12の一端を端面板部13によつて覆う
とともに、該端面板部13の上側部分に、上部暗
渠2の端部を形成するボツクスカルバートの開口
端と連通する開口部19を設けてなる第1の箱型
ブロツク1aと;頂版22、両側壁23,23、
底版25からなる周壁26によつて囲まれた空洞
部27を有する角筒状主体部29の一端を端面板
部30によつて覆うとともに、該端面板部30の
下側部分に、下部暗渠3の端部を形成するボツク
スカルバートの開口端と連通する開口部32を設
けてなる第2の箱型ブロツク1bとからなり;該
第1の箱型ブロツク1aと第2の箱型ブロツク1
bとを、その開放端37,39の周縁部分40,
41相互間の水密を確保して接合一体化したこと
を特徴とするものである。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1〜2図において本考案の落差部用カルバー
ト1は、上下に段違いに敷設された上部暗渠2と
下部暗渠3との間、即ち暗渠の落差部5に設置さ
れるものであり、例えば、同一形状、寸法を有す
る第1の箱型ブロツク1aと第2の箱型ブロツク
1bとの組合わせによつて構成されている。
第1の箱型ブロツク1aは、頂版6、両側壁
7,7、底版9からなる周壁10によつて囲まれ
た空洞部11を有する角筒状主体部12の一端を
端面板部13によつて覆うとともに、該端面板部
13の上側部分に、上部暗渠2の端部を形成する
ボツクスカルバート15の開口端17と連通する
開口部19を設けてなり、上の端部カルバート1
5の端面部18と当接する開口部19周縁部分の
中央部位には凹溝が周設されるとともに、該凹溝
には止水用の弾性軟質目地材20が取付けられて
いる。又角筒状主体部12の4隅及び開口部19
の上縁部分両側には、各カルバート相互を連結す
る際に用いられる連結用貫通孔21が設けられて
いる。
第2の箱型ブロツク1bは、頂版22、両側壁
23,23、底版25からなる周壁26によつて
囲まれた空洞部27を有する角筒状主体部29の
一端を端面板部30によつて覆うとともに、該端
面板部30の下側部分に、下部暗渠3の端部を形
成するボツクスカルバート31の開口端28と連
通する開口部32を設けてなり、下の端部カルバ
ート31の端面部33と当接する開口部32周縁
部分の中央部位には凹溝が周設されるとともに、
該凹溝には止水用の弾性目地材35が取付けられ
ている。又角筒状主体部29の四隅及び開口部3
2の上縁部分両側には、各カルバート相互を連結
する際に用いられる連結用貫通孔36が設けられ
ている。
上記構成を有する第1の箱型ブロツク1aと第
2の箱型ブロツク1bとを水密に確保して接合一
体化することにより本考案の落差部用カルバート
1が構成されるのであるが、その具体的な施工要
領は以下のごとくである。即ち、 本考案に係る落差部用カルバート1は、このよ
うな構成を有する第1の箱型ブロツク1aと第2
の箱型ブロツク1bとを、その開放端37,39
の周縁部分40,41相互を、弾性軟質目地材4
2を介在させて当接状態とし、第1の箱型ブロツ
ク1aの開口端19を上部暗渠2の端部を形成す
るカルバート15の開口端17と連通させるとと
もに、第2の箱型ブロツク1bの開口部32を下
部暗渠3の端部を形成するカルバート31の開口
端28と連通させ、連結用貫通孔を挿通する緊張
鋼材を用いて、例えば第2図に示すごとく、上部
暗渠を形成するカルバートの全体を第1の箱型ブ
ロツク1a及び第2の箱型ブロツク1bと、下部
暗渠を形成するカルバートの全体を第1の箱型ブ
ロツク1a及び第2の箱型ブロツク1bと、夫々
水密に連結緊締することによつて構成される。
(考案の効果) 本考案の落差部用カルバートは上述したごとく
構成した結果、落差部に適合した大きさを有する
第1の箱型ブロツクと第2の箱型ブロツクとを用
い、その開放端周縁部分相互を水密を確保して接
合一体化することにより、所要の落差部を能率よ
く正確に施工でき、工期の短縮と施工コストの低
減を期しうる。
又本考案の落差部用カルバートは、一端が全面
開放状態にある第1の箱型ブロツクと第2の箱型
ブロツクとを組み合わせることによつて構成する
ため、例えば第3図に示すごとく、目的とする落
差部用カルバートを一体成形するばあいに比べ、
型枠の設計が容易となり又製造に際しての型枠の
組立て作業や型枠の分解作業を楽に行いうること
となつて、製造コストの低減及び製造の能率化を
期しうることとなる。なお第3図において、符号
Aは一体型落差部用カルバートを、符号Bは端面
板部を、符号Cは開口部を示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第2図は本考案の一実施例をその使用状態ととも
に示す断面図、第3図は一体型の落差部用カルバ
ートを示す斜視図、第4図は従来工法を説明する
断面図である。 1……落差部用カルバート、1a……第1の箱
型ブロツク、1b……第2の箱型ブロツク、6…
…頂版、7……側壁、9……底版、10……周
壁、11……空洞部、12……角筒状主体部、1
3……端面板部、19……開口部、22……頂
版、23……側壁、25……底版、26……周
壁、27……空洞部、29……角筒状主体部、3
0……端面板部、32……開口部、37,39…
…開放端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボツクスカルバートを順次接合することによつ
    て形成された暗渠の落差部を構成する組立式のボ
    ツクスカルバートであつて:頂版6、両側壁7,
    7、底版9からなる周壁10によつて囲まれた空
    洞部11を有する角筒状主体部12の一端を端面
    板部13によつて覆うとともに、該端面板部13
    の上側部分に、上部暗渠2の端部を形成するボツ
    クスカルバートの開口端と連通する開口部19を
    設けてなる第1の箱型ブロツク1aと;頂版2
    2、両側壁23,23、底版25からなる周壁2
    6によつて囲まれた空洞部27を有する角筒状主
    体部29の一端を端面板部30によつて覆うとと
    もに、該端面板部30の下側部分に、下部暗渠3
    の端部を形成するボツクスカルバートの開口端と
    連通する開口部32を設けてなる第2の箱型ブロ
    ツク1bとからなり;該第1の箱型ブロツク1a
    と第2の箱型ブロツク1bとを、その開放端3
    7,39の周縁部分40,41相互間の水密を確
    保して接合一体化したことを特徴とする落差部構
    成用の組立式プレキヤストコンクリートボツクス
    カルバート。
JP1985072091U 1985-05-15 1985-05-15 Expired JPH0118706Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985072091U JPH0118706Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

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JP1985072091U JPH0118706Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

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JPS61188686U JPS61188686U (ja) 1986-11-25
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS595636B2 (ja) * 1980-07-31 1984-02-06 大日本インキ化学工業株式会社 接着剤組成物

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS569031Y2 (ja) * 1976-06-18 1981-02-27
JPS595636U (ja) * 1982-07-03 1984-01-14 大和コンクリ−ト工業株式会社 落差工ブロツク

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS595636B2 (ja) * 1980-07-31 1984-02-06 大日本インキ化学工業株式会社 接着剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61188686U (ja) 1986-11-25

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