JPH067075Y2 - 建築用基礎 - Google Patents

建築用基礎

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JPH067075Y2
JPH067075Y2 JP1986086286U JP8628686U JPH067075Y2 JP H067075 Y2 JPH067075 Y2 JP H067075Y2 JP 1986086286 U JP1986086286 U JP 1986086286U JP 8628686 U JP8628686 U JP 8628686U JP H067075 Y2 JPH067075 Y2 JP H067075Y2
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JP1986086286U
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Inventor
和男 佐原
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前田製管株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建築物等の構築の際に土台として用いる建築
用基礎に関する。
〔従来の技術〕
建築物等を建築するに際し、先ず基礎を形成するが、こ
の場合従来は、第5図(イ)に示すように、型枠51,
52を使ってコンクリート53を二回に別けて現場打ち
する方法、同図(ロ)に示すように、先ずプレキャスト
製のフーチングブロック54,54を敷設し、その上に
現場打ちコンクリートにより立上り部53を形成する方
法、及び同図(ハ)に示すように、オールプレキャスト
製の基礎55を使用する方法等のいずれかを採用してい
る。
しかし、上記のような第5図(イ)及び(ロ)に示す現
場打ちコンクリート製のものは、いずれもコンクリート
が硬化し、所定の強度に達した後でなければその上に建
物を構築することが出来ない。特に降雪地域において、
冬季間におけるコンクリートの現場打ちは大変な作業で
あり、又硬化に時間がかゝり作業性が悪い。
このような従来の欠点を解消したものとして、特開昭5
1−121908号公報には、底盤と直立部とを一体構
成としたオールプレキャスト製の基礎が開示されてい
る。
〔従来技術の問題点〕
しかし、前記特開昭51−121908号公報に開示さ
れた発明のものは、型枠の形状が複雑となり高価なもの
となるとゝもに、全体の重量が大きくなるため人力で運
べる程度の小型なものにする必要がある。従って、各ブ
ロック同士の接合部分が多くなるり、運搬や施工に手間
取るといった問題点の他に、その接合部の構造強度が弱
くなるといった欠点も生じるので、この特開昭51−1
21908号公報の発明では、底盤及び直立部に形成し
た凹溝内に夫々鉄筋を配設するとゝもに、この凹溝体に
コンクリートを打設して各ブロックを一体化するように
しているが、プレキャスト製のブロックと現場打ちコン
クリートとは付着性が悪いので一体構造とはなりにく
く、コンクリートが剥離して連結部における或る程度の
構造強度の強化にしかならないといった諸問題点があ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記のような従来の問題点を解決するために
なされたものであり、その要旨は、矩形状の枠内に鉄筋
を露出せしめてなるフーチングブロックと、該フーチン
グブロックの前記鉄筋上に敷設する立上りブロックであ
って、その接合部端面と両側面の下端縁に夫々接続用の
鉄筋を突出せしめた構造の立上りブロックとからなり、
該立上りブロック同志をその接合部端面から突出する鉄
筋を介して現場打ちコンクリートで連結するとゝもに、
この連結した立上りブロックと前記フーチングブロック
とを、前記立上りブロックの両側面の下端縁から突出す
る鉄筋と前記フーチングブロックの枠内に露出する鉄筋
を介して現場打ちコンクリートにより一体に連結するこ
とを特徴とする建築用基礎にある。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図乃至第4図面に示す実施例により
詳細に説明するに、図において、1は枠材で形成された
長方形のフーチングブロックで、長辺枠2と短辺枠3と
で囲まれた内部空間1A内には鉄筋4が格子状に配設さ
れ露出しており、長辺枠2の端縁部上面には突条2A
が、又短辺枠3の中央には後述する立上りブロック5の
肉厚よりやゝ大きい幅の凹部3Aが夫々形成されてい
る。
5は立上りブロックで、その接合部端面6には鉄筋7が
突出しており、さらに中央には後述するコンクリートと
の付着面積を大きくするための凹部6Aが形成されてい
る。
8は前記立上りブロック5の下端縁に形成した両側面に
貫通する貫通孔で、下端縁に沿って多数(図では6箇
所)形成してあり、該貫通孔8内に鉄筋9を挿通してそ
の両端9Aが両側面から突出している。なお、図面中1
0は敷設用の鉄筋で、前記各鉄筋9の両端9Aに懸け渡
し、鉄筋9,10の交差する部分を、例えば金属線によ
り結束して連結するためのもの、11は現場打ちコンク
リート、12は基礎である。
而して、予め造成した基礎12上に、フーチングブロッ
ク1・1をその短辺枠3・3の側端面を当接しながら連
続して敷き並べ、該短辺枠3・3の上面にその接続部を
跨がるようにして立上りブロック5の下端5Aを載せ
る。この時、立上りブロック5の下端5Aを短辺枠3に
形成した凹部3A内に丁度嵌まり込むり状態で配置さ
れ、フーチングブロック1に対する幅方向にの位置決め
がなされる。
このようにして、立上りブロック5・5をフーチングブ
ロック1・1上に順次配置するが、各立上りブロック5
・5同士の連結は、例えば次のような手段で行う。すな
わち、第2図(イ)に示すように、その接合部端面6・
6から突出した鉄筋7・7を渦巻状のジョイント金具1
3で連結する方法、又は同図(ロ)に示すように、半円
弧状の突出鉄筋7A・7Aを重合わせることによって形
成される円形内に、棒状のジョイント金具14を差込
み、金属線等で結束する等の手段で行うが、この例に限
るものではない。
次に、必要に応じて立上りブロック5・5の下端縁から
突出した鉄筋9Aの上又は下に掛け渡し用の鉄筋10を
橋渡し、各鉄筋9A,10との交差部を結束線などで連
結する。そして、第3図及び第4図に示すように、フー
チングブロック1の内部空間1A内に突起2Aの部分ま
でコンクリート11を打設する。
これにより、立上りブロック5とフーチングブロック1
は、鉄筋4・9・10を介して一体に連結され、同時に
またフーチングブロック1と基礎12とは一体になる。
更に、立上りブロック5・5の接続部端面6・6間にも
コンクリート11を打設することにより、立上りブロッ
ク5・5も鉄筋7等を介して一体となるので、立上りブ
ロック5に掛かる荷重はフーチングブロック1にも分配
され、立上りブロック5に局部的な荷重が掛かっても崩
壊しにくくなる。
以上の作業を終えた後、フーチングブロック1及び立上
りブロック5の下端縁まで土Gをかけて埋め戻し、構築
作業が完了する。
〔考案の効果〕
本考案に係る建築用基礎は、上記の如く、矩形状の枠内
に鉄筋を露出せしめてなるフーチングブロックと、該フ
ーチングブロックの前記鉄筋上に敷設する立上りブロッ
クであって、その接合部端面と両側面の下端縁に夫々接
続用の鉄筋を突出せしめた構造の立上りブロックとから
なり、該立上りブロック同志をその接合部端部から突出
する鉄筋を介して現場打ちコンクリートで連結するとゝ
もに、この連結した立上りブロックと前記フーチングブ
ロックとを、前記立上りブロックの両側面の下端縁から
突出する鉄筋と前記フーチングブロックの枠内に露出す
る鉄筋を介して現場打ちコンクリートにより一体に連結
する構成であるから、立上りブロック同士及び立上りブ
ロックとフーチングブロックとの連結部は夫々鉄筋を介
して現場打ちコンクリートにより一体構造となり、又フ
ーチングブロックと基礎との連結も現場打ちコンクリー
トにより一体構造となるので、各連結部の構造強度が夫
々増大するとゝもに、フーチングブロック部と立上りブ
ロック部とを一体型とした従来のオールプレキャスト製
のものと比較して、各ブロックの重量が軽くなるので、
立上りブロックとフーチングブロックを夫々或る程度大
きく形成することが出来る。したがって、施工もし易い
し、且つ経済的であるといった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はいずれも本考案に係る建築用基礎を
示し、第1図は組立てた状態の全体斜視図部、第2図の
(イ)は立上りブロック同士の連結状態を示す斜視図、
同図の(ロ)は他の実施例を示す同斜視図、第3図は施
工状態を示す一部切欠き正面図、第4図は第3図の縦断
面図、第5図(イ)乃至(ハ)は夫々従来の建築用基礎
を示す説明図である。 1……枠材、2……長辺枠、3……短辺枠、3A……凹
部、4……鉄筋、5……立上りブロック、5A……下
端、6……接合部端面、7……鉄筋、8……貫通孔、9
……鉄筋、10……掛け渡し用の鉄筋、11……現場打
ちコンクリート、12……基礎、13……ジョイント金
具、14……棒状のジョイント金具、G……土。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状の枠内に鉄筋を露出せしめてなるフ
    ーチングブロックと、該フーチングブロックの前記鉄筋
    上に敷設する立上りブロックであって、その接合部端面
    と両側面の下端縁に夫々接続用の鉄筋を突出せしめた構
    造の立上りブロックとからなり、該立上りブロック同志
    をその接合部端面から突出する鉄筋を介して現場打ちコ
    ンクリートで連結するとゝもに、この連結した立上りブ
    ロックと前記フーチングブロックとを、前記立上りブロ
    ックの両側面の下端縁から突出する鉄筋と前記フーチン
    グブロックの枠内に露出する鉄筋を介して現場打ちコン
    クリートにより一体に連結することを特徴とする建築用
    基礎。
JP1986086286U 1986-06-06 1986-06-06 建築用基礎 Expired - Lifetime JPH067075Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986086286U JPH067075Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06 建築用基礎

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JP1986086286U JPH067075Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06 建築用基礎

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Publication Number Publication Date
JPS62200742U JPS62200742U (ja) 1987-12-21
JPH067075Y2 true JPH067075Y2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=30942451

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51121908A (en) * 1975-04-17 1976-10-25 Daido Concrete Method of preecast continuous footing foundation
JPS5880451U (ja) * 1981-11-28 1983-05-31 ナショナル住宅産業株式会社 基礎構造

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Publication number Publication date
JPS62200742U (ja) 1987-12-21

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