JP3035500B2 - 電線共同溝の特殊部に用いるプレキャストコンクリート製継手管付妻壁の製造法 - Google Patents

電線共同溝の特殊部に用いるプレキャストコンクリート製継手管付妻壁の製造法

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JP3035500B2 JP30481296A JP30481296A JP3035500B2 JP 3035500 B2 JP3035500 B2 JP 3035500B2 JP 30481296 A JP30481296 A JP 30481296A JP 30481296 A JP30481296 A JP 30481296A JP 3035500 B2 JP3035500 B2 JP 3035500B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電線共同溝の特殊部
に用いるプレキャストコンクリート製継手管付妻壁の製
造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の此種ハンドホールと多孔管との接
合方法を図4及び図5に従って説明する。図はハンドホ
ール1と多孔管2とを接合した状態を示す一部切欠縦断
側面図であるが、図4はハンドホール1の妻壁1aに多
孔管2を嵌挿するための開口3,3…を開穿し、該開口
3,3…に該多孔管2,2…を嵌挿し、隙間をモルタル
4,4…にて充填してハンドホール1と多孔管2,2…
とを接合したものである。
【0003】図5はハンドホール1の妻壁1aに設けた
ノックアウト1bを削孔して孔5を設け、該孔5にベル
マウス6を嵌着し、且つ、該ベルマウス6と孔5との隙
間にモルタル4aを充填して該ベルマウス6を該孔5に
固定し、更に該ベルマウス6の他側部を多孔管2の孔7
の前端部を拡幅して開穿した連通穴8に嵌合して該多孔
管2を該ハンドホール1の妻壁1aの外側面に当接する
ことにより、該ハンドホール1と多孔管2とを接合した
ものである。尚、図4中符号9はハンドホール1の蓋を
示す。
【0004】又、凵字形の特殊部を設置後、管路材を所
定の位置にセットし、そして、現場で型枠を組立て、配
筋してコンクリートを打設して該妻壁が構成されていた
ものも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4及び図5に示す従
来例は多孔管2を接続する際の固定が困難であり、特に
前記モルタル4又は4aによる隙間の充填作業に相当の
手間と時間を要し、コストアップの要因となり、更に、
強度が不足し、或いは漏水の虞れがある等の欠陥があっ
た。
【0006】又、前記現場で妻壁を製作する場合は、前
述のような種々の作業に加え、型枠の解体や埋め戻し作
業に相当の手間と日数を要し、之もコストアップの要因
となる。
【0007】そこで、電線共同溝の妻壁をコンクリート
の現場打ちにて製作することなく、且つ、妻壁に設けた
孔に継手管を挿入したとき、この孔に空隙部が形成され
てモルタル等の充填作業を行う必要がないようにし、工
期を短縮してコストダウンに寄与できる電線共同溝の妻
壁を製作するために解決せらるべき技術的課題が生じて
くるのであり、本発明は該課題を解決することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために提案せられたものであり、底板周縁部に堰
板を立設して上面開放の型枠を構成し、該型枠の底板上
であって、且つ、管路材の配置に対峙する位置に継手管
をボルトにて固定し、然る後、該型枠内に流動コンクリ
ートを打設し、養生し、脱型して成る電線共同溝の特殊
部に用いるプレキャストコンクリート製継手管付妻壁の
製造法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図3に従って詳述する。図1に於て、10は型枠
である。該型枠10は底板10aと該底板10aの周縁
部に立設されている堰板10bから成る。而して、該型
枠10の底板10aの形状はハンドホール11の妻壁に
対応した形状であって、且つ、堰板10bの高さも該妻
壁の厚みに相当するように設けられている。
【0010】上記型枠10の底板10aには多孔管1
2,12…の配置に対峙する位置に継手管13,13…
が立設され、そして、底板10aの外側部より該継手管
13,13…内へボルト14,14…を夫々挿入し、該
継手管13,13…の上端部には当板15,15…を夫
々当接して該ボルト14,14…を該当板15,15…
に貫通せしめ、該ボルト14,14…の夫々の端部にナ
ット16,16…を螺着し、該ナット16,16…を緊
締して該継手管13,13…を底板10a上に立設させ
て固定する。
【0011】又、該継手管13,13…は図1に於ては
短管と長管とが交互に立設されているが、短管のみの場
合、或いは長管のみの場合であってもよい。更に、之等
短管及び長管の配列も任意に選択することができる。更
に又、該継手管13は一端部に内側へ湾曲して形成した
鍔部13aを設け、他側部には外側方向に隆起させて形
成した環状溝13bを設けてある。
【0012】尚、該型枠10内には補強筋として異形鋼
棒17,17…が配筋されている。そこで、該型枠10
内に流動コンクリート18を打設し、養生した後、前記
ナット16,16…を弛緩して該型枠10から脱型し、
そして、図2に示すハンドホール11の継手管付妻壁1
9を製作するのである。斯くして、前記継手管13,1
3…の内側端部に設けた鍔部13a,13a…に該継手
管付妻壁19のコンクリートが喰い込んだ状態で該継手
管13,13…が該継手管付妻壁19に固着され、そし
て、該継手管13,13…の夫々の他側部が該継手管付
妻壁19の外側へ突設しているのである。
【0013】而して、前記ハンドホール11は電線共同
溝の特殊部であって、多孔管12は電線共同溝の標準部
であるところの管路材に相当するものである。斯くし
て、製作された継手管付妻壁19は、凵字形に製作され
て設置されるハンドホール11の妻壁部位に接合され
る。そこで、多孔管12,12…を該継手管付妻壁19
に突設されている継手管と接合する装置の一実施の態様
を図3に従って説明する。
【0014】該継手管13,13…は設置される多孔管
12,12…に対峙して配設されることは当然である
が、該多孔管12,12…の孔12a,12a…の端部
には該孔12a,12a…と連通して拡幅された大径口
部12b,12b…が設けられており、該大径口部12
b,12b…には接続管20,20…がOリング21,
21を介して嵌合され、そして、該接続管20,20…
の他側部は夫々対峙する前記継手管13,13…の内面
に摺動自在に遊嵌される。このとき、継手管13,13
…に設けた環状溝13b,13b…にもOリング21,
21…が嵌装されている。
【0015】而して、之等多孔管12の孔12a並びに
接続管20及び継手管13には夫々電線類が挿通され、
該ハンドホール11内には諸施設が設置される。尚、前
記接続管20,20…には中間に可撓継手部20a,2
0a…を介在させてもよい。
【0016】又、該継手管13及び接続管20の上面及
び両側面は図3に示す門型の保護材22にて被蔽された
空間部23を設けてある。即ち、該空間部23は埋戻す
ことなく、前記継手管13と接続管20との相互の摺動
作用に支障を来さないように形成されている。
【0017】尚、図中24はハンドホール11の上面を
蓋装するための蓋であり、前記門型の保護材22の上面
は該蓋24の上面と略一致させてある。而して、該門型
の保護材22の内側面には防砂用ゴム材23aを装着し
て前記多孔管12の外面に密着せしめ、そして、前記空
間部23に埋戻しの土が入らないように構成されてい
る。
【0018】斯くして、万一、地震等が発生したときに
於てはハンドホール11と多孔管12とは継手管13と
該継手管13内に遊嵌された接続管20が該継手管13
内を自在に水平方向に摺動するので、地震による水平方
向の動きは吸収されることになり、依って、ハンドホー
ル11と多孔管12とが相互に干渉し合うことはなく、
且つ、之等の中の収容物にも損傷を及ぼすことが可及的
に阻止されることになる。
【0019】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0020】
【発明の効果】この発明は、上記一実施の形態にて詳述
せる如く、型枠の底板上にボルト・ナットにて継手管が
立設した状態で固定されており、且つ、該型枠の上面よ
りコンクリートを打設するのであるから、該コンクリー
トは該継手管の周側面にもよく密着して打設されること
になる。依って、該コンクリートの養生硬化後に脱型し
て製造される継手管付妻壁を電線共同溝の特殊部の妻壁
部位に接合すれば、前記継手管を固定するための従来の
ような空隙部に対するモルタルの充填作業が不必要であ
り、更に、該妻壁がコンクリートの現場打ちによって構
成されるのではないので、工期も短縮し、コストダウン
にも寄与する。
【0021】又、この発明は、電線共同溝の特殊部に用
いるプレキャストコンクリート製継手管付妻壁に固定さ
れる継手管が多條である場合に特に効果的である等、正
に、著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、継手管を型枠に
立設し、コンクリートを打設して継手管付妻壁を製造す
る状態の縦断面図。
【図2】図1によって製造した継手管付妻壁の斜面図。
【図3】ハンドホールと管路材との接合状態を示し、そ
の一部切欠縦断側面図。
【図4】従来例の一部切欠縦断側面図。
【図5】他の従来例の一部切欠縦断側面図。
【符号の説明】
10 型枠 10a 底板 10b 堰板 12 多孔管 13 継手管 14 ボルト 18 流動コンクリート 19 継手管付妻壁
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 7/00 - 7/46 B28B 23/00 - 23/22 E02D 29/00 H02G 1/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板周縁部に堰板を立設して上面開放の
    型枠を構成し、該型枠の底板上であって、且つ、管路材
    の配置に対峙する位置に継手管をボルトにて固定し、然
    る後、該型枠内に流動コンクリートを打設し、養生し、
    脱型して成る電線共同溝の特殊部に用いるプレキャスト
    コンクリート製継手管付妻壁の製造法。
JP30481296A 1996-11-15 1996-11-15 電線共同溝の特殊部に用いるプレキャストコンクリート製継手管付妻壁の製造法 Expired - Fee Related JP3035500B2 (ja)

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