JPH0568105U - コードレステレホン用アンテナの支持構造 - Google Patents

コードレステレホン用アンテナの支持構造

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JPH0568105U
JPH0568105U JP793192U JP793192U JPH0568105U JP H0568105 U JPH0568105 U JP H0568105U JP 793192 U JP793192 U JP 793192U JP 793192 U JP793192 U JP 793192U JP H0568105 U JPH0568105 U JP H0568105U
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JP
Japan
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antenna
bearing hole
cordless telephone
terminal
shaft
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Application number
JP793192U
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English (en)
Inventor
茂 佐藤
鴻太郎 小島
Original Assignee
三省電機株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コードレステレホンの通信機本体に対して棒
状のアンテナを回動可能に支持している構造を改良し
て、多数回(例えば1万回)の回動折畳み,回動伸長を
繰り返してもアンテナの回動姿勢保持力が減小しないよ
うにする。 【構成】 通信機本体に取り付けられる本体側端子9
に、軸受孔9aと同心状の仮想の円弧に沿った凹凸9b
を形成するとともに、アンテナ端子6の穴6bに挿入し
たボール11をコイルスプリング12によって上記の凹
凸9bに押しつける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ポケット形のコードレステレホンにおいて、通信機本体に対してア ンテナを回動自在に支持するための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コードレステレホンは一般に、通信機本体に対して棒状のアンテナを回動可能 に支持して、折畳み・伸長操作が可能な構造である。ただし、棒状のアンテナと は外観が棒状をなしているという意味である。 図4は、棒状のアンテナ1を回動自在に支持している構造部分の従来例を示す 分解斜視図である。上記のアンテナ1にアンテナ端子2が取り付けられている。 該アンテナ端子2には切割2aとネジ挿通用の孔2bとが設けられている。 一方、通信機本体に固定される本体側端子3には、上記の切割2aに嵌合する 板状部3aが設けられるとともに、該板状部3aに軸受孔3bが穿たれている。 上記の軸受孔3bをネジ用孔2bと同心状に揃えて軸ネジ4を挿通し、ナット 5が螺着される。上記の軸ネジは、首下部が円柱状の軸になっていて軸受孔3b と回動自在に嵌合している。 軸ネジ4に対してナット5を強く締め込むと本体側端子3の板状部3aがアン テナ端子2の切割2aによって挟みつけられ、回動に摩擦抵抗が与えられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
コードレステレホンのアンテナは自在に手で回動せしめられて折畳み,伸長操 作されなければならないが、その上、回動せしめられた状態において別段の操作 力が加えられないときはその姿勢を保持することが必要である。 こうした機能を果たすため、図4の従来例では軸ネジ4とナット5との締め付 け力を適宜に調節して、指先の力で回動させることが容易であって、しかも、回 動せしめられた姿勢を保持するに足る程度の摩擦抵抗が与えられる。 ところが、アンテナの回動操作を繰り返していると摩擦抵抗が次第に減少する という問題が有る。このようにアンテナの保持力が弛んでくることについては、 各種の要因が絡み合っているので、完全な防止が困難であった。すなわち、摩擦 面の摩耗,塑性変形、ネジ山,ネジ溝の変形、ナットの弛み、軸ネジ頭部の当た り面の摩耗,塑性変形、ナットの当たり面の摩耗,塑性変形、その他にも多くの 要因が有り、構成部材の高度や精度を上昇させただけでは弛み防止が不充分であ る。また、何らかの弛み止めを施そうとした場合、小形軽量のアンテナ支持機構 の中へ組み込まねばならないという条件を満たさねばならないので、実用化が困 難である。
【0004】 本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、アンテナ取付部を大形化,大重 量化させる虞れの無い、簡単で安価な構成によって、アンテナの折畳み伸長の回 動操作1万回に耐えてアンテナ保持力が持続されるアンテナ支持構造を提供する ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために創作した本考案に係るコードレステレホン用支持 構造は、軸受孔を有するアンテナ端子と、軸受孔を有する通信機本体側の端子と 、上記双方の軸受孔に挿通されてアンテナ端子を回動可能に支承する軸部材とを 具備している、コードレステレホン用アンテナ端子において、 前記アンテナ端子および本体側端子の何れか一方に、軸受孔と同心の基準円弧 に沿った凹凸が設けられており、前記のアンテナ端子および本体側端子の何れか 他方に対して移動可能なように、ボールが配設されており、上記のボールを前記 の凹凸に向けて押しつける弾性部材が設けられていることを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記の支持構造によれば、凹凸とボールとの係合によってアンテナの保持力が 得られるので、摩擦面その他に若干の摩耗や塑性変形が発生しても、アンテナの 保持力(詳しくは回動姿勢の保持力)が維持される。
【0007】
【実施例】
図1は本考案に係るアンテナの支持構造の1実施例を示し、(A)は部分的に 破断して描いた側面図、(B)は外観平面図、(C)は端面図である。 アンテナ端子6に対してヘリカル形のアンテナ素子7が取り付けられ、カバー 8で覆われている。このアンテナ端子6には軸受孔6aが設けられている。 一方、通信機本体に取り付けられる本体側端子9には軸受孔9aが設けられ、 軸10によって前記のアンテナ端子6に対して回動自在に軸支されている。 上記の本体側端子9には、図2について後に詳述するように、軸受孔9aと同 心の円弧に沿った凹凸9bが設けられており、前記アンテナ端子6に設けられた 軸心方向の穴6bに挿入されているボール11が、コイルスプリング12によっ て前記の凹凸9a向けて押しつけられている。9cは本体側端子9を通信機本体 (図示せず)に取り付けるための穴である。 図2は図1に示した実施例の(A)図の中央付近を拡大して描いた詳細図であ る。図示の9dは、軸受孔9aと同心の円弧の一部分である。この円弧状の縁に 4個のV字状切欠9b1,9b2,9b3,9b4が、角R/3=30度ごとに配設 されている。このように構成するとアンテナは、水平折畳み状態と、30度起立 状態と、60度起立状態と、90度直立状態との4つの姿勢に節度が与えられる ので、ポケット形コードレステレホンのアンテナとして使用するに好都合である 。 本考案を実施する場合、ボールを凹凸に向けて弾性的に押しつける手段は、必 ずしもコイルスプリング(12)でなくても良い(例えばゴム部材を用いること もできる)が、本例のようにコイルスプリング12を用いると老化,変質の虞れ が無くて信頼性が高い。
【0008】 図3(A)は上記と異なる実施例を示し、軸受孔9aと同心の円弧状の縁9d に、凹円弧状の切欠9e1,9e2,9e3,9e4が配列されている。 図3(B)は更に異なる実施例を示し、軸受孔9aと同心の円弧(仮想の円弧 である)に沿って凹円弧9f1,凸円弧9g1,凹円弧9f2,凸円弧9g2,凹円 弧9f3,凸円弧9g3,凹円弧9f4が、凹凸交互に、相互に滑らかに連続して サインカーブ状をなしている。これらの実施例によっても前掲の図1,図2に示 した実施例と同様の作用,効果が得られる。
【0009】 図4に示した従来例においては、軸ネジ4とナット5とによって切割2aの幅 寸法wを減少せしめる方向に締めつけて本体側端子3の板状部3aを挟んで摩擦 抵抗を得なければアンテナ1の回動姿勢を保持する力が得られなかった。しかし 、図1(B)に示すごとく、本例の軸10はアンテナ端子6を締めつける必要が 無いので必ずしも軸ネジであることを要せず、例えばアンテナ端子6の軸受孔6 aに圧入固定して抜け止めされるとともに本体側端子9の軸受孔9aと回動自在 に嵌合せしめても良く、若しくはその反対にアンテナ端子の軸受孔6aと回動自 在に嵌合して本体側端子の軸受孔9aに圧入固定されても良い。 本考案を実施する場合に、前記の軸10(図1(B)参照)に代えて軸ネジを 用いることもできる。この場合の軸ネジは図4における軸ネジ4と類似の部材を 用いてナット5を螺着しても良く、若しくは上記軸ネジ4と類似の部材を用いて アンテナ端子の軸受孔の一部に形成されたメネジに螺着しても良い。
【0010】
【考案の効果】
本考案のアンテナ支持構造によれば、アンテナの回動折畳み,回動伸長を繰り 返しても、アンテナの回動姿勢の保持力が失われず、例えば図1に示した実施例 においては1万回の繰り返し使用テストを行った結果、アンテナ姿勢保持力の減 少は認められなかった。このように、実用上充分な耐久性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示し、(A)は側面図、
(B)は平面図、(C)は端面図である。
【図2】上記実施例における図1(A)に描かれている
断面を拡大して示した詳細図である。
【図3】(A)は上記と異なる実施例の断面図、(B)
は更に異なる実施例の断面図である。
【図4】コードレステレホン用アンテナの支持構造にお
ける従来例を描いた分解斜視図である。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…アンテナ端子、2a…切割、2b…
ネジ用孔、3…本体側端子、3a…板状部、3b…軸受
孔、4…軸ネジ、5…ナット、6…アンテナ端子、6a
…軸受孔、6b…穴、7…アンテナ素子、8…カバー、
9…本体側端子、9a…軸受孔、9b…凹凸、9c…取
付孔、10…軸、11…ボール、12…コイルスプリン
グ。

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受孔を有するアンテナ端子と、軸受孔
    を有する通信機本体側の端子と、上記双方の軸受孔に挿
    通されてアンテナ端子を回動可能に支承する軸部材とを
    具備している、コードレステレホン用アンテナ端子にお
    いて、 前記アンテナ端子および本体側端子の何れか一方に、軸
    受孔と同心の基準円弧に沿った凹凸が設けられており、
    前記のアンテナ端子および本体側端子の何れか他方に対
    して移動可能なように、ボールが配設されており、上記
    のボールを前記の凹凸に向けて押しつける弾性部材が設
    けられていることを特徴とする、コードレステレホン用
    アンテナの支持構造。
  2. 【請求項2】 前記の凹凸は、軸受孔の中心に対して3
    0度ごとに凹部が位置していることを特徴とする、請求
    項1に記載したコードレステレホン用アンテナの支持構
    造。
  3. 【請求項3】 前記のボールを押しつける弾性部材は、
    アンテナ端子の中心軸に沿って穿たれた穴に挿入され
    て、孔底とボールとの間に圧縮介装されたコイルスプリ
    ングであることを特徴とする、請求項1に記載したコー
    ドレステレホン用アンテナの支持構造。
  4. 【請求項4】 前記の凹凸は、軸受孔と同心の円弧状の
    縁に、V字状の切欠を配列した形状であることを特徴と
    する、請求項1に記載したコードレステレホン用アンテ
    ナの支持構造。
  5. 【請求項5】 前記の凹凸は、軸受孔と同心の円弧状の
    縁に、凹円弧状の切欠を配列した形状であることを特徴
    とする、請求項1に記載したコードレステレホン用アン
    テナの支持構造。
  6. 【請求項6】 前記の凹凸は、軸受孔と同心の基準円弧
    に沿って、凸円弧と凹円弧とを交互に、滑らかに連続さ
    せてサインカーブ状としたことを特徴とする、請求項1
    に記載したコードレステレホン用アンテナの支持構造。
  7. 【請求項7】 前記の軸は、アンテナ端子の軸受孔に圧
    入固着されるとともに、本体側端子の軸受孔に対して回
    動自在に嵌合していることを特徴とする、請求項1に記
    載したコードレステレホン用アンテナの支持構造。
  8. 【請求項8】 前記の軸は、本体側端子の軸受孔に圧入
    固着されるとともに、アンテナ端子の軸受孔に対して回
    動自在に嵌合していることを特徴とする、請求項1に記
    載したコードレステレホン用アンテナの支持構造。
  9. 【請求項9】 前記の軸は、アンテナ端子の軸受孔およ
    び本体側端子の軸受孔に嵌合する円柱状部と、上記円柱
    状部の先端に形成されたオネジとを備えた軸ネジであ
    り、上記のオネジにナットが螺合,固定されていること
    を特徴とする、請求項1に記載したコードレステレホン
    用アンテナの支持構造。
  10. 【請求項10】 前記の軸は軸ネジであり、アンテナ端
    子に設けられた軸受孔の一部分にメネジが形成されてい
    て、上記の軸ネジのオネジ部分がこのメネジに螺合,固
    定されていることを特徴とする、請求項1に記載したコ
    ードレステレホン用アンテナの支持構造。
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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007141965A1 (ja) * 2006-06-08 2007-12-13 Advanex Inc. 地上デジタル放送受信用アンテナ

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