JP3029323U - 回転体のつまみ取付け構造 - Google Patents

回転体のつまみ取付け構造

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JP3029323U
JP3029323U JP1996002024U JP202496U JP3029323U JP 3029323 U JP3029323 U JP 3029323U JP 1996002024 U JP1996002024 U JP 1996002024U JP 202496 U JP202496 U JP 202496U JP 3029323 U JP3029323 U JP 3029323U
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JP
Japan
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knob
rotating body
mounting structure
leaf spring
shaft
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JP1996002024U
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English (en)
Inventor
修 小菅
信昭 井田
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Mamiya OP Co Ltd
Original Assignee
Mamiya OP Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 つまみの使用位置と不使用位置とに保持する
クリック感がない。 【解決手段】 プレス加工により打ち抜いたほぼ半円弧
状のつまみに中心方向に折曲する軸部1a,1aを形成
し、この軸部1a,1aを三脚ねじ2の頭部2bの上面
に形成した直径方向の溝部2cに挿入し、頭部2bの上
面を蓋体を兼用した円形の板ばね3を一体に組み付けて
その組付品をクイックシューのカメラ側に固定されるス
ライドプレート5の軸孔に軸線方向に所定距離摺動自在
に緩挿し、Eリング6により抜け止めしてスライドプレ
ートとの間に係着したばねにより下方へ付勢する。つま
み1を起立させた状態と伏臥させた状態とで、軸部1
a,1aの相隣る2面が溝部2cの底面に押圧されてク
リック保持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば三脚ねじ等の回転体を回転させるためのつまみを、使用時 には回転体の軸線に平行する位置に起立させ、不使用時には上記軸線に直交する 位置に伏臥させるようにする回転体のつまみ取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の回転体のつまみ取付け構造は、図8に示すように、ほぼ半円弧 状で軸部21a,21aがそれぞれ中心方向に折曲する針金状の金属棒からなる つまみ21の上記軸部21a,21aを、ねじ部22aを備えた三脚ねじ22の 頭部22bの側面に設けた軸穴22c,22c内に挿入し、軸線に平行な図示の 起立位置とそれから90度倒した伏臥位置とに軸部21a,21aと軸穴22c ,22cとの摩擦により保持するものである。
【0003】 また、図9に示すように、ほぼ半円弧状の厚手の金属板からなるつまみ31の 端部に中心方向に向かう軸33,33を植設し、この軸33,33を、ねじ部3 2aを備えた三脚ねじ32の頭部32bの側面に設けた軸穴32c,32c内に 挿入し、軸線に平行な図示の起立位置とそれから90度倒した伏臥位置とに軸3 3,33と軸穴32c,32cとの摩擦により保持するものもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の回転体のつまみ取付け構造にあって前者は、 つまみ21の径が小さいので、把持しにくく操作性に難があるとともに、使用状 態と不使用状態につまみ21を保持する力は三脚ねじ22との摩擦力だけであっ てクリック保持することができないという問題点があった。
【0005】 また、後者は、部品点数と組付け工数が多くなってコスト高となり、使用状態 と不使用状態とでつまみ31をクリック保持するためには別個にクリック部材を 設ける必要があり、生産コストがさらに上昇するという問題点があった。 この考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で操作性良好な 回転体のつまみ取付け構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記の目的を達成するため、ほぼ半円弧状で軸部がそれぞれ中心方 向に折曲する板状のつまみを、回転体の軸線に直交して設けた溝部に起伏自在に 枢着してなる回転体のつまみ取付け構造であって、上記軸部の少なくとも一面を 押圧して上記つまみを上記回転体の軸線に平行する位置と直交する位置とに保持 可能な板ばねを上記回転体に設けた回転体のつまみ取付け構造を提供するもので ある。
【0007】 そして、上記の回転体のつまみ取付け構造において、板ばねを回転体の表面に 設けてもよく、溝部に設けても差支えない。また、このような回転体のつまみ取 付け構造において、回転体を軸線方向に移動自在とするのが好ましい。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。 図1は、この考案の一実施形態の使用状態を示す斜視図、図2は、図1のX− X線に沿う断面図、図3は、その不使用状態を示す断面図である。 つまみ1は、例えば厚さt(図2)が2mm程度の金属板をプレス加工により打 ち抜いて図1に示すようにほぼ半円弧状で軸部1a,1aを中心方向に折曲する ように形成したものであり、軸部1aの断面はほぼ長方形をなす。
【0009】 一方、回転体である三脚ねじ2は下部にねじ部2aを有し、頭部2bの上面に はねじ部2aの軸線方向に直交して直径上に溝部2cを形成し、図4に示すよう に、その深さDをつまみ1の厚さt及び軸部1aの使用状態での高さAより浅く するとともに、その幅Wをつまみ1の軸部1aの断面対角寸法Bより若干広く設 定する。
【0010】 そして、つまみ1の軸部1a,1aを三脚ねじ2の溝部2cに挿入した状態で 蓋体を兼用した円形の板ばね3を止ねじ4,4により三脚ねじ頭部2bの上面に 固定する。このようにつまみ1,三脚ねじ2及び板ばね3を一体に組み付けた組 付品を、例えばクイックシューの図示しないカメラ側に固定されるスライドプレ ート5の軸孔5aに摺動自在に嵌挿し、Eリング6により抜け止めするとともに ばね7により図で下方へ付勢する。なお、このばね7は省略しても差支えない。
【0011】 この実施形態は、上記のような構成からなるので、つまみ1を三脚ねじ2の軸 線に平行に起立させた図2に示す使用状態では、つまみ1の軸部1aが板ばね3 のばね力により下方へ押圧され、軸部1aの一面が三脚ねじ2の溝部2cの底面 に当接してつまみ1を起立状態に保持する。
【0012】 この状態でつまみ1を把持して三脚ねじ2のねじ部2aを図示しないカメラ底 面の三脚ねじ孔に螺入しスライドプレート5をカメラに固定した後、つまみ1を 板ばね3のばね力に抗して90度倒すと、板ばね3のばね力によりつまみ1の軸 部1aの側面が三脚ねじ2の溝部2cの底面に押圧され、図3に示す伏臥状態と なる。
【0013】 このとき、つまみ1の起伏はいずれもクリック感を伴って自発的に所定の状態 に回動して起立位置及び伏臥位置に保持されるので操作性はきわめて良好である 。 なお、上記の実施形態では、つまみ1の軸部1aを板ばね3で押さえるように したが、補強のため必要に応じて板ばね3のばね性を妨げない範囲で上部を強度 の高い蓋板で補強することも可能である。
【0014】 次に、図5はこの考案の他の実施形態の使用状態を示す断面図、図6は、その 不使用状態を示す断面図、図7は、その板ばねと三脚ねじの溝部の形状を示す分 解斜視図である。 この実施形態では、ねじ部12aを有する三脚ねじ12の頭部12bに溝部1 2cを形成しその中心部に溝幅より径の大きい円形の凹陥部12dを形成して凹 陥部12dの深さを溝部12cの深さより僅かに深くするとともに、溝部12c の深さをつまみ1の厚さより深くする。
【0015】 そして、溝部12cと凹陥部12dとに緩嵌する円形部13a及び端部を持ち 上げられた帯状部13bとからなる板ばね13を溝部12c及び凹陥部12d内 に長手方向の動きを阻止して緩嵌した後、溝部12c内につまみ1の軸部1a, 1aを装着し上部から蓋板14を止ねじ15,15により三脚ねじ12に固定す る。その他の構成は図1乃至図4に示した前実施形態と同様である。
【0016】 この実施形態によれば、つまみ1の軸部1a,1aが板ばね13の端部により 上方へ押圧されつまみ1の軸部1aの相隣る2面が蓋板14の下面に当接するこ とによりつまみ1を起立位置と伏臥位置とにそれぞれクリック止めされる。なお 、この実施形態の場合には、板ばね13を三脚ねじ12の溝部12cの底面に装 着したが溝部12cの側面に装着し、つまみ1の軸部1aの相隣る2面を溝部1 2cの相対向する側面に押圧するようにしてもよい。
【0017】 また、上記いずれの実施形態でも、ばねとして作用する板ばね3及び13は三 脚ねじ2及び12にそれぞれ組み込まれているので、三脚ねじをスライドプレー ト等の取付部材に対して軸線方向に自由に移動させることが可能になり、軸線方 向へ移動不能なものに比してカメラの三脚ねじ孔等への着脱を著しく容易にする ことができる。 なお、上記の実施形態では、この考案を三脚ねじのつまみ取付け構造に実施し た場合について説明したが、この考案はそれに限るものではなく、あらゆる回転 体の起伏自在なつまみ取付け構造に適用することができる。
【0018】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案による回転体のつまみ取付け構造においては、つ まみの軸部の少なくとも一面を押圧して回転体の軸線に平行する位置と直交する 位置とに保持可能な板ばねを上記回転体に設けたので、簡単な構造で上記両位置 でのクリック感を良好にすることができる。 また、つまみを板状にしてプレス加工を可能としたので安価に供給し得るとと もに使用時の操作感が向上し、軸部を回転体の溝部に枢着したので、つまみの取 付軸を別個に設ける必要もなくなる。
【0019】 そして、上記の回転体のつまみ取付け構造において、板ばねを回転体の表面に 設けるようにすると、回転体の内部を隠蔽する蓋体を別個に設ける必要がなく、 また板ばねを溝部に設けることにより、蓋板を剛性の高いものとすることが可能 となる。さらに、回転体を軸線方向に移動可能とすると、回転体を螺入すること により2物体を固定するような場合に操作性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施形態の使用状態を示す斜視図
である。
【図2】同じく図1のX−X線に沿う断面図である。
【図3】同じくその不使用状態を示す断面図である。
【図4】同じくそのつまみ軸部と回転体溝部との関係を
示す説明図である。
【図5】この考案の他の実施形態の使用状態を示す断面
図である。
【図6】同じくその不使用状態を示す断面図である。
【図7】同じくその板ばねと三脚ねじの溝部との形状を
示す分解斜視図である。
【図8】従来の回転体のつまみ取付け構造の一例を示す
斜視図である。
【図9】従来の回転体のつまみ取付け構造の他の例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1:つまみ 1a:軸部 2,12:三脚ねじ(回転体) 2c,12c:溝部 3,13:板ばね 5:スライドプレート 6:Eリング 7:ばね 14:蓋板

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ半円弧状で軸部がそれぞれ中心方向
    に折曲する板状のつまみを、回転体の軸線に直交して設
    けた溝部に起伏自在に枢着してなる回転体のつまみ取付
    け構造であって、 上記軸部の少なくとも一面を押圧して上記つまみを上記
    回転体の軸線に平行する位置と直交する位置とに保持可
    能な板ばねを上記回転体に設けたことを特徴とする回転
    体のつまみ取付け構造。
  2. 【請求項2】 板ばねを回転体の表面に設けたことを特
    徴とする請求項1記載の回転体のつまみ取付け構造。
  3. 【請求項3】 板ばねを回転体の溝部に設けたことを特
    徴とする請求項1記載の回転体のつまみ取付け構造。
  4. 【請求項4】 回転体を軸線方向に移動自在としたこと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の回転
    体のつまみ取付け構造。
JP1996002024U 1996-03-22 1996-03-22 回転体のつまみ取付け構造 Expired - Lifetime JP3029323U (ja)

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JP1996002024U JP3029323U (ja) 1996-03-22 1996-03-22 回転体のつまみ取付け構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013049339A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Honda Access Corp 車両用フロアマット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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