JPH0134234Y2 - - Google Patents

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JPH0134234Y2
JPH0134234Y2 JP1983163708U JP16370883U JPH0134234Y2 JP H0134234 Y2 JPH0134234 Y2 JP H0134234Y2 JP 1983163708 U JP1983163708 U JP 1983163708U JP 16370883 U JP16370883 U JP 16370883U JP H0134234 Y2 JPH0134234 Y2 JP H0134234Y2
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JP
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fitting
mounting arm
drum
leg
leg seat
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JP1983163708U
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JPS6070891U (ja
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案はドラム本体を安定かつ確実に支持し
得るようにしたドラムの支持脚装置に関する。
〔従来技術〕
通常バスドラムは床面に横置きされて使用され
るものであるため、転がらないように左右一対の
支持脚装置を備えている。この種の支持脚装置と
しては従来から種々提案されているがその一例と
して例えば実公昭56−5119号公報に開示されたバ
スドラム用支持脚装置が知られている。これはド
ラム本体の外周面に固定される脚台座と、脚アー
ムを有する支持脚本体とを備え、前記脚アームを
前記脚台座に設けた2つの交差する凹部に選択的
に嵌合させることにより、前記支持脚本体をドラ
ム本体の支持固定状態とドラム本体の外周面に沿
つた収納状態に切替え得るようにしたもので、構
造簡易にして部品点数が少なく、また支持脚本体
を収納した状態のスペースを小さくし得るという
利点を有している。
しかしながら、この支持脚装置は脚アームと支
持脚本体とを略ヘの字状に連結しているので、ド
ラム本体の右側に取付けられるものと左側に取付
けられるものとの2種類のものを使用する必要が
あり、そのため各支持脚装置を個々に製造しなけ
ればならず、価格が高くなるという欠点があつ
た。また、ドラム本体への取付けに際しては誤つ
て左右逆に取付けてしまうこともあり、取扱性に
問題があつた。
そこで、このような不都合を解決するものとし
て例えば第1図に示く如く、脚体取付部材2と脚
体3とを直線的に連結し、前記脚体取付部材2の
表裏面にそれぞれ表裏において正対する係止部1
7a,17bを設けてベース部材1の前面に接面
される接面部とし、左右逆に組み替え得るように
したバスドラム用支持脚(実公昭58−9271号公
報)が提案されている。このような支持脚によれ
ば上記不都合を解決し得るというそれなりの長所
は有しているものゝ、脚体取付部材2の接面部に
設けられている各係止部17a,17bを互いに
交差する2〜3条の突条とし、これに対応してベ
ース部材1の前面に同数の条溝14aを形成して
いるので、角度調整が限られ、また突条と条溝と
の係合は対接する2つの面で力を受けるための大
きな力がもろに加わり強度を大きくする必要があ
る。さらに、脚体取付部材2の表面側板面部を前
面カバー20で被つているので、部品点数が増加
し、かつ該カバー20にも脚体取付部材2の係止
部に係合する条溝を形成しなければならないなど
の欠点があつた。
〔考案の概要〕
この考案は上述したような点に鑑みてなされた
もので、ドラム本体の外周面に取付けられ、嵌合
壁面形状が正多角形である嵌合部を有する脚座
と、この脚座の嵌合部に嵌合可能な正多角形の嵌
合壁面形状を成す嵌合部を有し、前記脚座に着脱
自在に取付けられる取付けアームと、この取付け
アームを前記脚座に螺着する締付けねじと、前記
取付けアームに一体的に設けられ、その先端部の
床面当接により前記ドラム本体を支持する脚本体
とを具備したドラムの支持脚装置であつて、前記
脚本体と前記取付けアームとは直線的に配設さ
れ、しかも前記取付けアームの嵌合部と前記脚座
の嵌合部との嵌合角度を選択的に複数段で可変設
定されることにより、脚本体に加わる曲げおよび
捩りモーメントを前記嵌合部の全周で分散して受
けることができ、また構造簡易にして部品点数が
少なくドラム本体の支持角度を多段切り替えし得
るようにしたドラムの支持脚装置を提供するもの
である。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
第2図はこの考案に係る支持脚装置を備えたバ
スドラムの正面図、第3図は支持脚装置の一部破
断側面図、第4図、第5図および第6図は脚座の
側面図、−線断面図および底面図、第7図、
第8図および第9図は取付けアームの一部破断背
面図、左側面図および底面図である。第2図およ
び第3図において、バスドラムのドラム本体30
の外周面には同一構成をなす左右一対の支持脚装
置31が取付けられ、前記ドラム本体30を床面
に安定に支持固定している。前記各支持脚装置3
1は、前記ドラム本体30の外周面に固定される
脚座32、この脚座32に着脱自在に嵌合され締
付けねじ33によつて固定される取付けアーム3
4および取付けアーム34に連結され先端部が床
面に当接する脚本体35とで概ね構成されてい
る。
前記脚座32は第4図〜第6図に示すように前
記取付けアーム34との接合面32aに突設され
た嵌合壁面形状が正十角形の突条体からなる嵌合
部36を有し、ドラム本体30の外周面下部側に
該ドラム本体30の内部よりねじ込まれる複数個
の止めねじ37によつて強固に固定されている。
前記嵌合部36の外壁面は前記取付けアーム34
の嵌合を容易にするため中心側に適宜な角度で傾
斜している。また、前記脚座32の接合面32a
の中央にはねじ孔40を有する突起39が一体に
突設され、その先端部が前記嵌合部36から適宜
寸法突出している。
前記取付けアーム34はその長手方向の一端部
が半円形に形成され、この半円形部35aの前記
脚座32の接合面32aに対接する面43には前
記嵌合部36に嵌合する嵌合壁面形状が前記脚座
32の嵌合部36と同じ正十角形の凹部からなる
嵌合部44が形成されており、この嵌合部44の
底面中央にはねじ取付用孔45が形成されてい
る。したがつて、前記取付けアーム34の嵌合部
44を脚座32の嵌合部36に嵌合し、第3図に
示した締付けねじ33を前記ねじ取付用孔45か
らねじ孔40にねじ込むと、前記取付けアーム3
4が脚座32に固定される。一方、前記取付けア
ーム34の長手方向他端部には前記脚本体35の
基部側が圧入固定される筒状の脚取付部46が一
体に設けられており、その開口端47は前記脚本
体35の圧入を容易ならしめるため斜めに面取り
加工されている。
前記脚本体35は第3図に示すように上パイプ
50と、この上パイプ50の下端部外周面に嵌合
固定される下パイプ取付部材51と、この下パイ
プ取付部材51より前記上パイプ50内に伸縮自
在に挿入される下パイプ52と、この下パイプ5
2の下端に取着されたゴム脚53と、前記下パイ
プ取付部材51に螺着され前記下パイプ52を押
圧固定するロツクねじ54と、このロツクねじ5
4と前記下パイプ52の外周面との間に介在され
た固定リング55とで構成され、前記上パイプ5
0の上端部が前記取付けアーム34の脚取付部4
6に圧入固定されている。そして、前記脚本体3
5は前記脚座32の嵌合部36と取付けアーム3
4の嵌合部44との嵌合角度を変えることにより
その取付け角度が前記接合面32aを含むほゞ垂
直な平面内にて36゜の間隔をおいて調整され、
ドラム演奏時においてはドラム後面側(演奏者と
反対側)に向つて斜め下向きに設定保持され、非
演奏時においては第3図鎖線で示すようにドラム
本体30の外周面に沿つて該本体30の軸線と
ほゞ平行な状態で収納される。
なお、脚本体35の角度調整および収納に際し
ては、締付けねじ33を弛めて嵌合部36と44
の嵌合状態を一旦解除し、脚本体35を所定角度
回動させた後前記締付けねじ33を締めもどして
前記嵌合部36と44とを再嵌合させ、取付けア
ーム34を脚座32に固定すればよい。
かくしてこのような構成からなる支持脚装置に
よれば、脚座32と取付けアーム34をドラム本
体30の左側用と右側用の区別なく製作でき、ま
た取付けアーム34と脚本体35を直線的に連結
しているので、部品の共通化が計れ、ドラム本体
30への取付けに際しても右側、左側の区別なく
簡単に取付けることができ、組立性および取扱い
性を向上させる。さらに、正多角形からなる嵌合
部36,44はドラム本体30の支持角度を多段
で切り替えることができ、また直径方向の力に対
して強度が大きく、かつ脚本体35に加わる曲げ
モーメントおよび捩りモーメントを各面で分散し
て受けるので、嵌合部36,44が破損したりす
ることが少なく耐久性に優れている。また、取付
けアーム34は脚座32の嵌合部36を被うカバ
ーとしての機能をも果すため、デザイン的に良好
で、嵌合部36と44との間に塵埃、砂等が侵入
するのを防止し得る。さらに、前述した通り前記
嵌合部36と44の嵌合は大きな曲げモーメント
および捩りモーメントに対して十分耐え得るの
で、締付けねじ33が緩んでドラム本体30の支
持状態が不安定になる虞れもない。
なお、上記実施例は脚座32に突条体からなる
正十角形の嵌合部36を設け、取付けアーム34
に正十角形の凹部からなる嵌合部44を設けた
が、この逆であつてもよくまた正十角形に限らず
正五角形、正六角形、正八角形等にしてもよく、
要は正多角形であれば何角形でもよい。また、上
記実施例は取付けアーム34と、上パイプ50お
よび下パイプ取付部材51とを別個に製作した場
合について説明したが、三者一体に形成してもよ
いことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案に係るドラムの支
持脚装置は、ドラム本体に取付けられる脚座に正
多角形の嵌合部を設け、脚本体が同軸的に設けら
れる取付けアームに前記脚座の嵌合部に嵌合し得
る正多角形の嵌合部を設け、前記脚座に取付けア
ームを締付けねじで固定するように構成したの
で、大きな曲げモーメントおよび捩りモーメント
に対しても十分に耐え得、ドラム本体を安定かつ
確実に支持することができる。また、構造簡易に
して部品点数が少なく、また嵌合部の嵌合角度を
変えることにより、ドラム本体の支持角度を簡単
に多段切り替えすることができ、しかも右側、左
側の別なく取付けることができるので、製造性、
組立性および取扱い性に優れ、安価に提供し得る
などその実用的効果は非常に大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のドラム用支持脚を示す正面図、
第2図はこの考案に係る支持脚装置を備えたバス
ドラムの正面図、第3図は支持脚装置の一部破断
側面図、第4図、第5図および第6図は脚座の側
面図、−線断面図および底面図、第7図、第
8図および第9図は取付けアームの一部破断背面
図、左側面図および底面図である。 30……ドラム本体、31……支持脚装置、3
2……脚座、33……締付けねじ、34……取付
けアーム、35……脚本体、36……嵌合部、4
4……嵌合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドラム本体の外周面に取付けられ、嵌合壁面形
    状が正多角形である嵌合部を有する脚座と、この
    脚座の嵌合部に嵌合可能な正多角形の嵌合壁面形
    状を成す嵌合部を有し、前記脚座に着脱自在に取
    付けられる取付けアームと、この取付けアームを
    前記脚座に螺着する締付けねじと、前記取付けア
    ームに一体的に設けられ、その先端部の床面当接
    により前記ドラム本体を支持する脚本体とを具備
    したドラムの支持脚装置であつて、 前記脚本体と前記取付けアームとは直線的に配
    設され、しかも前記取付けアームの嵌合部と前記
    脚座の嵌合部との嵌合角度を選択的に複数段で可
    変設定されることを特徴とするドラムの支持脚装
    置。
JP16370883U 1983-10-22 1983-10-22 ドラムの支持脚装置 Granted JPS6070891U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16370883U JPS6070891U (ja) 1983-10-22 1983-10-22 ドラムの支持脚装置

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JP16370883U JPS6070891U (ja) 1983-10-22 1983-10-22 ドラムの支持脚装置

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Publication Number Publication Date
JPS6070891U JPS6070891U (ja) 1985-05-18
JPH0134234Y2 true JPH0134234Y2 (ja) 1989-10-18

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ID=30359125

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JP16370883U Granted JPS6070891U (ja) 1983-10-22 1983-10-22 ドラムの支持脚装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5326127B2 (ja) * 1974-06-17 1978-07-31

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS565119Y2 (ja) * 1976-08-11 1981-02-04
JPS5837101Y2 (ja) * 1979-10-02 1983-08-20 パ−ル楽器製造株式会社 バスドラム用支持脚

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5326127B2 (ja) * 1974-06-17 1978-07-31

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JPS6070891U (ja) 1985-05-18

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