JPH0752407Y2 - 木材の凹曲面用ばね座金付きナット - Google Patents
木材の凹曲面用ばね座金付きナットInfo
- Publication number
- JPH0752407Y2 JPH0752407Y2 JP1989009089U JP908989U JPH0752407Y2 JP H0752407 Y2 JPH0752407 Y2 JP H0752407Y2 JP 1989009089 U JP1989009089 U JP 1989009089U JP 908989 U JP908989 U JP 908989U JP H0752407 Y2 JPH0752407 Y2 JP H0752407Y2
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- JP
- Japan
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- nut
- washer
- hole
- elastic plate
- bolt
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、木材の凹曲面用ばね座金付ナットに関し、
例えば、木造住宅における柱と梁との連結部を補強する
際に使用されるものである。
例えば、木造住宅における柱と梁との連結部を補強する
際に使用されるものである。
第6図に示すように、従来のばね座金付ナットは、ナッ
ト5の端面にコイルばね7が溶接されており、そのコイ
ルばね7の作用によってばね座金としての機能を発揮し
ていた。
ト5の端面にコイルばね7が溶接されており、そのコイ
ルばね7の作用によってばね座金としての機能を発揮し
ていた。
しかしながら、かかる従来の座金付ナットにあっては、
コイルばね7がナット5に固定されていたため、ナット
5を締めつける際に被締結物(梁、柱等)を傷つけやす
いという不都合を有した。
コイルばね7がナット5に固定されていたため、ナット
5を締めつける際に被締結物(梁、柱等)を傷つけやす
いという不都合を有した。
この考案の課題は、前記各々の不都合を解消することで
ある。
ある。
前記課題を達成するために、この考案に係わる木材の凹
曲面用ばね座金付ナットにおいては、 ねじ孔を有する固定ナットと、ボルト貫通孔を有する弾
性板座金とを備え、 前記固定ナットにおけるねじ孔と前記弾性板座金におけ
るボルト貫通孔とを各々の軸心を同一にした状態で連結
し、 前記固定ナットを前記弾性座金に対して回動可能に配置
するとともに前記弾性板座金を前記固定ナット側に向か
って一方向に湾曲させたものである。
曲面用ばね座金付ナットにおいては、 ねじ孔を有する固定ナットと、ボルト貫通孔を有する弾
性板座金とを備え、 前記固定ナットにおけるねじ孔と前記弾性板座金におけ
るボルト貫通孔とを各々の軸心を同一にした状態で連結
し、 前記固定ナットを前記弾性座金に対して回動可能に配置
するとともに前記弾性板座金を前記固定ナット側に向か
って一方向に湾曲させたものである。
また、 ねじ孔を有する固定ナットと、ボルト貫通孔を有する弾
性板座金とを備え、 前記固定ナットにおけるねじ孔の周端縁に連結部材を突
設し、この連結部材を前記弾性板座金のボルト貫通孔に
内嵌めするとともにこの連結部材を前記弾性板座金の前
記ボルト貫通孔端縁に対してかしめることにより前記固
定ナットを前記弾性板座金に回動可能に連結し、 前記弾性板座金を前記固定ナット側に向かって一方向に
湾曲させることもできる。
性板座金とを備え、 前記固定ナットにおけるねじ孔の周端縁に連結部材を突
設し、この連結部材を前記弾性板座金のボルト貫通孔に
内嵌めするとともにこの連結部材を前記弾性板座金の前
記ボルト貫通孔端縁に対してかしめることにより前記固
定ナットを前記弾性板座金に回動可能に連結し、 前記弾性板座金を前記固定ナット側に向かって一方向に
湾曲させることもできる。
この考案に係わる木材の凹曲面用ばね座金付ナットは上
記のように構成されているため、 表面が前記弾性板座金よりも大きな曲率で一方向に凹状
に湾曲している被締結部材にその湾曲方向を一致させて
使用する場合、弾性板座金の両端縁が前記被締結部材の
表面に滑りながら線接触し、所謂、弾性板座金を両持梁
の状態にする結果、弾性板座金はばね座金として機能す
る。
記のように構成されているため、 表面が前記弾性板座金よりも大きな曲率で一方向に凹状
に湾曲している被締結部材にその湾曲方向を一致させて
使用する場合、弾性板座金の両端縁が前記被締結部材の
表面に滑りながら線接触し、所謂、弾性板座金を両持梁
の状態にする結果、弾性板座金はばね座金として機能す
る。
以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説明する。
第1図〜第3図において、5はばね座金付ナットNのナ
ット、6は同金属製の弾性板座金(以下、「板座金」と
記す)である。この板座金6は固定ナット5側に湾曲し
ている。
ット、6は同金属製の弾性板座金(以下、「板座金」と
記す)である。この板座金6は固定ナット5側に湾曲し
ている。
第3図において、61は座金6のボルト貫通孔であり、座
金の中心部に形成されている。このボルト貫通孔61を介
して後記連結ボルト4は座金6を貫通する。51は連結筒
(この発明の「連結部材」に相当する)であり、前記ナ
ット5の下端周縁に軸心を同一にした状態で一体形成さ
れている。この連結筒51は前記座金6のボルト貫通孔61
を貫通し、その先端縁を板座金6におけるボルト貫通孔
61の周端縁側ににかしめ511ることにより、前記座金6
と回動可能の状態で連結している。なお、前記連結筒51
の内壁面にはナット5のめねじ部(この考案の「ねじ
孔」に相当する)52が延長されている。
金の中心部に形成されている。このボルト貫通孔61を介
して後記連結ボルト4は座金6を貫通する。51は連結筒
(この発明の「連結部材」に相当する)であり、前記ナ
ット5の下端周縁に軸心を同一にした状態で一体形成さ
れている。この連結筒51は前記座金6のボルト貫通孔61
を貫通し、その先端縁を板座金6におけるボルト貫通孔
61の周端縁側ににかしめ511ることにより、前記座金6
と回動可能の状態で連結している。なお、前記連結筒51
の内壁面にはナット5のめねじ部(この考案の「ねじ
孔」に相当する)52が延長されている。
次に、第4図および第5図に基づいて前記ばね座金付ナ
ットNの使用状態を説明する。
ットNの使用状態を説明する。
図において、1は柱、2はこの柱1にほぞ3結合された
梁である。これらの柱1および梁2はこの考案の「建造
部材」に相当する。21はナット穴であり、前記梁2の上
面に形成されている。このナット穴21は軸心を略垂直方
向に配置しており、その横断面は真円形をしている。こ
のため、ナット穴21の側壁面は一定曲率の曲面を構成す
る。11は柱1に形成されたボルト孔であり、前記柱1の
側面を貫通している。また、22は梁2に形成されたボル
ト孔であり、前記梁2の長手方向に配置され、前記ナッ
ト穴21の側壁面に開口している。これらのボルト孔11,2
2は軸心を略同一にしている。4は連結ボルトであり、
前記一連のボルト孔11,22に柱1側から挿入され、その
先端部を前記ナット穴21に突出させている。この連結ボ
ルト4は前記柱1と梁2との連結構造を補強している。
又、ばね座金付ナットNは前記ナット穴21に配置され、
前記連結ボルト4の先端部に螺合されている。このばね
座金付ナットNを締めつけることによって、前記連結ボ
ルト4を固定できる。この、前記板座金6は垂直方向を
軸としてナット穴21の軸心方向に略一定の曲率で湾曲し
た状態に配置され、その曲率が前記ナット穴21の曲率よ
りも小さいため、第5図に示すように、ナット穴21に設
置した際にスプリング座金として機能する。
梁である。これらの柱1および梁2はこの考案の「建造
部材」に相当する。21はナット穴であり、前記梁2の上
面に形成されている。このナット穴21は軸心を略垂直方
向に配置しており、その横断面は真円形をしている。こ
のため、ナット穴21の側壁面は一定曲率の曲面を構成す
る。11は柱1に形成されたボルト孔であり、前記柱1の
側面を貫通している。また、22は梁2に形成されたボル
ト孔であり、前記梁2の長手方向に配置され、前記ナッ
ト穴21の側壁面に開口している。これらのボルト孔11,2
2は軸心を略同一にしている。4は連結ボルトであり、
前記一連のボルト孔11,22に柱1側から挿入され、その
先端部を前記ナット穴21に突出させている。この連結ボ
ルト4は前記柱1と梁2との連結構造を補強している。
又、ばね座金付ナットNは前記ナット穴21に配置され、
前記連結ボルト4の先端部に螺合されている。このばね
座金付ナットNを締めつけることによって、前記連結ボ
ルト4を固定できる。この、前記板座金6は垂直方向を
軸としてナット穴21の軸心方向に略一定の曲率で湾曲し
た状態に配置され、その曲率が前記ナット穴21の曲率よ
りも小さいため、第5図に示すように、ナット穴21に設
置した際にスプリング座金として機能する。
この考案に係わる木材の凹曲面用ばね座金付ナットは、 ねじ孔を有する固定ナットと、ボルト貫通孔を有する弾
性板座金とを備え、 前記固定ナットにおけるねじ孔と前記弾性板座金におけ
るボルト貫通孔とを各々の軸心を同一にした状態で連結
し、 前記固定ナットを前記弾性座金に対して回動可能に配置
するとともに前記弾性板座金を前記固定ナット側に向か
って一方向に湾曲させたため、 また、 ねじ孔を有する固定ナットと、ボルト貫通孔を有する弾
性板座金とを備え、 前記固定ナットにおけるねじ孔の周端縁に連結部材を突
設し、 この連結部材を前記弾性板座金のボルト貫通孔に内嵌め
するとともにこの連結部材を前記弾性板座金の前記ボル
ト貫通孔端縁に対してかしめることにより前記固定ナッ
トを前記弾性板座金に回動可能に連結し、 前記弾性板座金を前記固定ナット側に向かって一方向に
湾曲させたため、表面が前記弾性板座金よりも大きな曲
率で一方向に凹状に湾曲している被締結部材にその湾曲
方向を一致させて使用する場合、弾性板座金の両端縁が
前記被締結部材の表面に滑りながら線接触し、所謂、弾
性板座金を両持梁の状態にする結果、弾性板座金はばね
座金として機能する。
性板座金とを備え、 前記固定ナットにおけるねじ孔と前記弾性板座金におけ
るボルト貫通孔とを各々の軸心を同一にした状態で連結
し、 前記固定ナットを前記弾性座金に対して回動可能に配置
するとともに前記弾性板座金を前記固定ナット側に向か
って一方向に湾曲させたため、 また、 ねじ孔を有する固定ナットと、ボルト貫通孔を有する弾
性板座金とを備え、 前記固定ナットにおけるねじ孔の周端縁に連結部材を突
設し、 この連結部材を前記弾性板座金のボルト貫通孔に内嵌め
するとともにこの連結部材を前記弾性板座金の前記ボル
ト貫通孔端縁に対してかしめることにより前記固定ナッ
トを前記弾性板座金に回動可能に連結し、 前記弾性板座金を前記固定ナット側に向かって一方向に
湾曲させたため、表面が前記弾性板座金よりも大きな曲
率で一方向に凹状に湾曲している被締結部材にその湾曲
方向を一致させて使用する場合、弾性板座金の両端縁が
前記被締結部材の表面に滑りながら線接触し、所謂、弾
性板座金を両持梁の状態にする結果、弾性板座金はばね
座金として機能する。
よって、この木材の凹曲面用ばね座金付ナットを、表面
が前記弾性板座金よりも大きな曲率で一方向に凹状に湾
曲している被締結部材にその湾曲方向を一致させて使用
すれば、弾性板座金の両端縁が前記被締結部材の表面に
滑りながら線接触する結果、弾性板座金にばね座金とし
ての機能を発揮させながらかかる弾性板座金を回転させ
ることなく、固定ナットを締めつけることができるた
め、被締結物(梁、柱等)を傷つけにくいものである。
が前記弾性板座金よりも大きな曲率で一方向に凹状に湾
曲している被締結部材にその湾曲方向を一致させて使用
すれば、弾性板座金の両端縁が前記被締結部材の表面に
滑りながら線接触する結果、弾性板座金にばね座金とし
ての機能を発揮させながらかかる弾性板座金を回転させ
ることなく、固定ナットを締めつけることができるた
め、被締結物(梁、柱等)を傷つけにくいものである。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第6図はこの考案に係わる木材の凹曲面用ばね
座金付ナットの実施例を示すものであり、 第1図は正面図、 第2図は平面図、 第3図は第2図におけるIII−III線断面図 第4図は部分断面正面視の使用状態図、 第5図は部分断面平面視の使用状態図、 第6図は従来のばね座金付ナットの正面図である。 5…固定ナット 51…連結筒(連結部材) 52…めねじ部(ねじ孔) 6…弾性板座金 61…ボルト貫通孔 N…木材の凹曲面用ばね座金付きナット
座金付ナットの実施例を示すものであり、 第1図は正面図、 第2図は平面図、 第3図は第2図におけるIII−III線断面図 第4図は部分断面正面視の使用状態図、 第5図は部分断面平面視の使用状態図、 第6図は従来のばね座金付ナットの正面図である。 5…固定ナット 51…連結筒(連結部材) 52…めねじ部(ねじ孔) 6…弾性板座金 61…ボルト貫通孔 N…木材の凹曲面用ばね座金付きナット
Claims (2)
- 【請求項1】ねじ孔を有する固定ナットと、ボルト貫通
孔を有する弾性板座金とを備え、 前記固定ナットにおけるねじ孔と前記弾性板座金におけ
るボルト貫通孔とを各々の軸心を同一にした状態で連結
し、 前記固定ナットを前記弾性座金に対して回動可能に配置
するとともに前記弾性板座金を前記固定ナット側に向か
って一方向に湾曲させたことを特徴とする木材の凹曲面
用ばね座金付ナット。 - 【請求項2】ねじ孔を有する固定ナットと、ボルト貫通
孔を有する弾性板座金とを備え、 前記固定ナットにおけるねじ孔の周端縁に連結部材を突
設し、 この連結部材を前記弾性板座金のボルト貫通孔に内嵌め
するとともにこの連結部材を前記弾性板座金の前記ボル
ト貫通孔端縁に対してかしめることにより前記固定ナッ
トを前記弾性板座金に回動可能に連結し、 前記弾性板座金を前記固定ナット側に向かって一方向に
湾曲させたことを特徴とする木材の凹曲面用ばね座金付
ナット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989009089U JPH0752407Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 木材の凹曲面用ばね座金付きナット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989009089U JPH0752407Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 木材の凹曲面用ばね座金付きナット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02101118U JPH02101118U (ja) | 1990-08-13 |
JPH0752407Y2 true JPH0752407Y2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=31512693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989009089U Expired - Lifetime JPH0752407Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 木材の凹曲面用ばね座金付きナット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752407Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51160763U (ja) * | 1975-06-14 | 1976-12-21 |
-
1989
- 1989-01-27 JP JP1989009089U patent/JPH0752407Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02101118U (ja) | 1990-08-13 |
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