JPH0567314U - オイルミストフィルタ - Google Patents

オイルミストフィルタ

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JPH0567314U
JPH0567314U JP1617792U JP1617792U JPH0567314U JP H0567314 U JPH0567314 U JP H0567314U JP 1617792 U JP1617792 U JP 1617792U JP 1617792 U JP1617792 U JP 1617792U JP H0567314 U JPH0567314 U JP H0567314U
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oil
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斉 浅野
健 鷹羽
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新東ダストコレクタ株式会社
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 捕集したオイルが濾材中を流下するときにク
リーン側に溢れないようにするともに汚染空気の一部が
濾材の端面からクリーン側にショートパスしないように
する。 【構成】 オイルミストフィルタ30の下端にはドーナ
ツ状の底部プレート36が固定され、当該底部プレート
36は、多孔性濾材33,34の下部側端面に当接して
閉塞する本体部36bと、外周端部を外筒31の外周面
側に屈曲せしめた流れ止め部36cと、内周端部をこの
流れ止め部36cと反対の側に屈曲せしめた逃がし部3
6dとからなる。多孔性濾材33,34の下端まで流下
してきたオイルは底部プレート36の本体部36bに当
接する。本体部36bの外周側には流れ止め部36cが
上方に向けて突出しているため外周側には流れていか
ず、内周側の内筒32を抜け出てオイルミストフィルタ
30の内面側に流れ出る。流れ出たオイルは逃がし部3
6dを伝って下方に流れていき、下室DR内に滴下す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オイルミストコレクタにおいて、縦型に配設されたオイルミストフ ィルタの下端にて濾材が捕集したオイルを排路に排出させるオイルミストフィル タに関する。
【0002】
【従来の技術】
オイルミストフィルタの下端には濾材中を流下するオイルを所定の排路に排出 せしめるとともにケーシングを兼ねる底部プレートが配設されており、従来、こ の種の底部プレートが適用されたオイルミストフィルタとして、図4に示すもの が知られている。
【0003】 パンチングメタルにて二重筒に形成された外筒1と内筒2との間には濾材3が 配設されており、図示しない上端は閉塞されている。下端にはドーナツ状の板材 における外周端部と内周端部とを上記外筒1の外周面と内筒2の内周面とに向け て屈曲せしめた底部プレート4が配設されており、当該底部プレート4には所定 間隔をおいてオイル抜き孔4aが形成されている。
【0004】 このオイルミストフィルタはオイルミストコレクタ内にてベース壁5の上に載 置される。ベース壁5には上記底部プレート4よりも細径の連通孔5aが形成さ れており、同連通孔5a上にリング状のパッキング6を介して上記底部プレート 4が載置されている。ここにおいて、パッキング6は底部プレート4に形成され たオイル抜き孔4aよりも外周側で底部プレート4に当接している。
【0005】 かかる構成において、連通孔5aとドーナツ状の底部プレート4を介してオイ ルミストを含んだ空気を内筒2の内側に吸引し、さらに内筒2と濾材3と外筒1 とを介してオイルミストフィルタ外部に通過せしめると、濾材3がオイルミスト を捕集する。捕集されたオイルミストは濾材3中で凝集し徐々に流下していき、 底部プレート4のオイル抜き孔4aから排出される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の底部プレートは、断面上向きの開口を有するコの字状に形成さ れているため、濾材中を伝わって流下してくるオイルの量が多いと、オイル抜き 孔4aから全量排出されずに屈曲部分の両側から外面側(クリーン側)と内面側 (ダーティー側)とに溢れ出てしまうことがある。内面側に溢れ出るのは問題な いが、外面側は本来はオイル抜きの流路ではないため、オイルミストコレクタの 外部にオイルが溢れ出てしまうという第一の課題があった。
【0007】 また、底部プレートに設けられたオイル抜き孔は濾材の端面に位置しているた め、該オイル抜き孔が給排気通路となってしまい汚染空気の一部が濾材をショー トパスして濾過効果を悪くするという第二の課題があった。 従来、第一の課題を解決するためにオイル抜き孔の径を大きくしたり、オイル 抜き孔の数を多くしてオイル抜きの効果を向上させていたが、濾材をショートパ スする汚染空気の量が多くなり濾過効果が益々悪くなるという問題が生じていた 。
【0008】 本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、オイルミストフィルタの濾 材で捕集したオイルが当該濾材中を流下するときに外面側に溢れ出ず、汚染空気 が濾材をショートパスしないようにしたオイルミストフィルタの提供を目的とす る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、オイルミストフィルタの 下端にて濾材中を流下するオイルを排路に排出させる底部プレートを、上記濾材 の下端面部分を閉塞する本体部と、この本体部における上記濾材のクリーン側端 部から同濾材の周面側に所定長さだけ延設された流れ止め部と、上記本体部にお ける上記濾材のダーティー側端部から上記流れ止め部と反対の側に所定長さだけ 延設された逃がし部とを備えた構成としてある。
【0010】
【作用】
上記のように構成した請求項1にかかる考案においては、濾材のクリーン側に は上方に向けて流れ止め部が形成されている一方で、ダーティー側には下方に向 けて逃がし部が形成されているため、濾材中をオイルが流下してくるときに自然 にクリーン側よりもダーティー側に流れて、ダーティー側から排出される。
【0011】 また、本体部が濾材の端面を閉塞するため、汚染空気が濾材をショートパスす ることはない。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、捕集したオイルがクリーン側に溢れ出ることを 未然に防止するとともに、従来のように汚染空気の一部が濾材の端面からクリー ン側にショートパスしてしまうことを防止することが可能なオイルミストフィル タを提供することができる。
【0013】
【実施例】
以下、図面にもとづいて本考案の実施例を説明する。 図1は、本考案の一実施例にかかるオイルミストフィルタをオイルミストコレ クタに適用した状態を示す一部破断斜視図である。 同図において、オイルミストコレクタ10は内部を水平方向に三室に区切る隔 壁11,12を有しており、隔壁11上の上室URには吸気装置13が配設され 、両隔壁11,12間の中室MRには二本の水分フィルタ20と四本のオイルミ ストフィルタ30とが配設され、隔壁12下の下室DRは図示しない吸引ダクト を接続する吸気管14が備えられている。また、水分フィルタ20とオイルミス トフィルタ30とは、ともに筒状の濾材の一端を閉塞するとともに他端は濾材の 内面に連通する通気孔が形成され、水分フィルタ20は外面濾過を行ない、オイ ルミストフィルタ30は内面濾過を行なう。
【0014】 隔壁11には図示しない排気孔が形成されており、中室MR内にて当該排気孔 に通気孔を対面させた水分フィルタ20が配設されている。また、隔壁12には 吸気孔12aが形成され、中室MR内で当該吸気孔12aに通気孔を対面させた オイルミストフィルタ30が配設されている。 オイルミストフィルタ30は、図2に示すように、パンチングメタルにて二重 筒に形成された外筒31と内筒32との間に異なる素材からなる多孔性濾材33 ,34が二層に配設されている。また、上端には外筒31と内筒32との位置決 めを行ないつつ当該端部を閉塞する上部プレート35が上記外筒31の外周面と 上記内筒32の内周面に溶着して固定されている。
【0015】 下端には、上記上部プレート35と同様に外筒31と内筒32との位置決めを 行ないつつ上記多孔性濾材33,34の端部を閉塞し、かつ、内筒32の内周面 に連通する通気孔36aを有するドーナツ状の底部プレート36が上記外筒31 と上記内筒32に溶着して固定されている。 ここで、同底部プレート36は、上記多孔性濾材33,34の下部側端面に当 接して閉塞する本体部36bと、外周端部を外筒31の外周面側に屈曲せしめて 筒状とした流れ止め部36cと、内周端部をこの流れ止め部36cと反対の側に 屈曲せしめて筒状とした逃がし部36dとからなる。
【0016】 そして、オイルミストコレクタ10内では、図3に示すように、隔壁12にお ける吸気孔12a内に上記筒状の逃がし部36dを挿入して縦型に配設する。こ のとき、本体部36bと隔壁12との間には当該本体部36bの幅を有するリン グ状のパッキング40を配設しておく。 次に、上記構成からなる本実施例の動作を説明する。 オイルミストコレクタ10を作動させると、吸気装置13が上室UR内にて作 動し、隔壁11の排気孔と中室MRと隔壁12の吸気孔12aとを介して下室D Rの吸気管14に接続された吸引ダクトより空気を吸引する。当該吸引ダクトの 端部は切削機械などのオイルミストと水分を含んだ空気を発生する装置の近辺に 配設してあり、かかるオイルミストと水分を含んだ空気が上記吸引ダクトを介し て下室DR内に吸引されてくる。
【0017】 この空気は隔壁12の吸気孔12aに挿入された逃がし部36dよりオイルミ ストフィルタ30の内周空間に入り、内筒32と多孔性濾材34と多孔性濾材3 3と外筒31とを介してオイルミストフィルタ30の外周側である中室MRに入 る。 多孔性濾材33,34は油分を捕集する濾材であるので、上記空気中に含まれ るオイルミストはオイルミストフィルタ30を通過できずにこれらの多孔性濾材 33,34にて捕集され、捕集されたオイルミスとは当該多孔性濾材33,34 中で凝集し、徐々に流下してくる。
【0018】 凝集したオイルが流下してきて多孔性濾材33,34の下端まで来ると底部プ レート36の本体部36bに当接し、自然に本体部36bの外周側と内周側に流 れていこうとする。しかし、外周側には流れ止め部36cが上方に向けて突出し ているため、外周側には流れていかず、内周側の内筒32を抜けでてオイルミス トフィルタ30の内面側に流れ出る。内面側に流れ出たオイルは逃がし部36d を伝って更に下方に流れていき、下室DR内に滴下する。
【0019】 また、オイルミストと水分を含んだ空気が下室DRから中室MR内に入ってい くときにはオイルミストフィルタ30の逃がし部36dを介して当該オイルミス トフィルタ30を通過するため、多孔性濾材33,34を通過することになり、 多孔性濾材33,34の端面からショートパスすることはない。
【0020】 一方、オイルミストフィルタ30を通過した水分を含んだ空気は、中室MR内 から水分フィルタ20を外面から内面に向けて通過し、このときに当該水分フィ ルタ20がこの空気中の水分を捕集する。そして、水分フィルタ20を通過した 空気は吸気装置13を経て上室UR内からオイルミストコレクタ10外へ放出さ れる。
【0021】 なお、上記実施例においては、内面濾過を行なうため、内周面側がダーティー 側となるとともに外周面側がクリーン側となっているが、外面濾過を行うときに は、逆に、内周面側がクリーン側となって流れ止め部が形成され、外周面側がダ ーティー側となって逃がし部が形成される。 一方、オイルミストフィルタの全体形状を円筒状としているが、角筒状として も良い。また、多孔性濾材を二層にしているが、何層としてあっても良い。さら に、内筒をパンチングメタルとせずに、メッシュとすれば捕集された油分が内周 面側に流れ出やすくなる。
【提出日】平成4年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 この空気は隔壁12の吸気孔12aに挿入された逃がし部36dよりオイルミ ストフィルタ30の内周空間に入り、内筒32と多孔性濾材34と多孔性濾材3 3と外筒31とを介してオイルミストフィルタ30の外周側である中室MRに入 る。 多孔性濾材33,34はオイルミストを捕集する濾材であるので、上記空気中 に含まれるオイルミストはオイルミストフィルタ30を通過できずにこれらの多 孔性濾材33,34にて捕集され、捕集されたオイルミスは当該多孔性濾材3 3,34中で凝集し、徐々に流下してくる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 なお、上記実施例においては、内面濾過を行なうため、内周面側がダーティー 側となるとともに外周面側がクリーン側となっているが、外面瀘過を行うときに は、逆に、内周面側がクリーン側となって流れ止め部が形成され、外周面側がダ ーティー側となって逃がし部が形成される。 一方、オイルミストフィルタの全体形状を円筒状としているが、角筒状として も良い。また、多孔性濾材を二層にしているが、何層としてあっても良い。さら に、内筒をパンチングメタルとせずに、メッシュとすれば捕集されたオイルが内 周面側に流れ出やすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかるオイルミストフィル
タが適用されたオイルミストコレクタの一部破断斜視図
である。
【図2】オイルミストフィルタの断面図である。
【図3】オイルミストフィルタの設置状態を示す断面図
である。
【図4】従来のオイルミストフィルタの設置状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
30…オイルミストフィルタ 33,34…多孔性濾材 36…底部プレート 36a…通気孔 36b…本体部 36c…流れ止め部 36d…逃がし部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルミストフィルタの下端にて濾材中
    を流下するオイルを排路に排出させる底部プレートを、 上記濾材の下端面部分を閉塞する本体部と、 この本体部における上記濾材のクリーン側端部から同濾
    材の周面側に所定長さだけ延設された流れ止め部と、 上記本体部における上記濾材のダーティー側端部から上
    記流れ止め部と反対の側に所定長さだけ延設された逃が
    し部とを備えた構成としたことを特徴とするオイルミス
    トフィルタ。
JP1617792U 1992-02-17 1992-02-17 オイルミストフィルタ Expired - Fee Related JP2568175Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190001206A (ko) * 2017-06-26 2019-01-04 (주)오토링크 오일 미스트 집진기의 애프터필터 조립체

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KR20190001206A (ko) * 2017-06-26 2019-01-04 (주)오토링크 오일 미스트 집진기의 애프터필터 조립체

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