JPH0427521Y2 - - Google Patents

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JPH0427521Y2
JPH0427521Y2 JP1986201432U JP20143286U JPH0427521Y2 JP H0427521 Y2 JPH0427521 Y2 JP H0427521Y2 JP 1986201432 U JP1986201432 U JP 1986201432U JP 20143286 U JP20143286 U JP 20143286U JP H0427521 Y2 JPH0427521 Y2 JP H0427521Y2
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liquid
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internal
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は異物を含む液体をろ過するフイルター
に係り、特に精密ろ過をする液体用フイルターに
関する。
〔従来の技術〕
異物を含む液体をろ過する液体用フイルターは
アルカリ洗浄剤を約0.5〜2%含む工業用水、水
溶性クーラント、非水溶性クーラント、自動車オ
ートマチツクトランスミツシヨンオイル、あるい
は各種ギヤオイル等の液体のろ過用に用いられて
いる。この液体用フイルターは第4a図,第4b
図に示すように、液入口4と液出口5と液抜き口
7とを有するフイルターケース1と、エアーベン
ト6を有するカバー2とからなり、フイルターケ
ース1とカバー2とはVバンド3で結合され、一
体構造となつている。
フイルターケース1は袋管状となつて、その上
部に液入口4、下部に液出口5、最下部中央部に
液抜き口7が設けられている。
フイルターケース1内にはその内壁に近接して
剛性を有する多孔体のバスケツト8が液入口4側
に口を開いて取付けられ、更にそのバスケツト8
内にその内面全体を覆つて液体ろ過用のバツグフ
イルターエレメント9が取付けられている。
異物を含む液体は液入口4から流入し、バツグ
フイルターエレメント9でろ過され、ろ過された
液体はバスケツト8を通過して液出口5から流出
する。ろ過された異物はバツグフイルターエレメ
ント9内の内面と下部にたまる。残留異物として
は鉄、アルミ等金属の切粉、バリあるいはナイロ
ン、プラスチツクス、塗料等の有機化合物、又は
砂、木材、紙、繊維、毛髪、虫等その他いろいろ
なものが含まれ、その大きさは直径で約3〜
150μm長さは例えば30mm程度に及ぶものまであ
る。
バツグフイルターエレメント9に異物がたまつ
て目詰りを起すとろ過能力が低下するので、これ
を交換する必要が生じる。
バツグフイルターエレメント9を交換するとき
は、液体の流入を停止しカバー2に取付けられて
いるエアーベント6のコツクを開き、大気圧に開
放した状態にして下部の液抜き口7を開いて内部
の液体を速やかに抜きとり、バツグフイルターエ
レメント9を交換する。交換後は液抜き口7を閉
じ、液入口4より液体を流入させ、内部のエアー
抜きを行つた後エアーベント6を閉じる。
このようにバツグフイルターエレメント9の交
換作業は時間を要するものであるが、従来の液体
フイルター20では比較的短期間で目詰りするの
で、しばしばバツグフイルターエレメント9の交
換を必要とした。
また、目詰りを軽減する目的で、異物の粗いも
のから段階的にろ過するために数台の液体フイル
ターを直列に設置することも行なわわれているが
設置スペースが大きくなり、バツグフイルターエ
レメントの交換頻度も高くなり、機械、設備の保
守管理に大きな時間ロスを生ずる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
液体用フイルターは比較的短期間でバツグフイ
ルターエレメントで目詰りを生じ、しばしばバツ
グフイルターエレメントの交換を必要としその交
換作業に時間を要した。
本考案の目的は、上記問題点を消除した。バツ
グフイルターエレメントの目詰りの生じにくい液
体用フイルターを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の目的は、袋管状のフイルターケース内
側に挿入された多孔体からなる篭状のバスケツト
と該バスケツトの内側に挿入して設けられた微粒
子ろ過用バツグフイルターエレメントとからなる
液体用フイルターにおいて、前記バツグフイルタ
ーエレメントの内側の全面を覆つて、繊維質によ
つて厚さをもつて構成された多孔質スポンジ状の
粗粒子ろ過用内部ろ材を設けることを特徴とする
液体用フイルターを提供することにより達成され
る。
〔作用〕
フイルターケースの内壁に近接して取付けられ
た袋状のバツグフイルターエレメントの内側全面
を覆つて挿入され取付けられた袋状の内部ろ材
は、内部ろ材の上方から流れ込んでくる液体をろ
過して異物を粗取りして、異物の粗粒子を内部ろ
材内に堆積させる。
〔実施例〕
本考案の実施例について図により説明する。
第1実施例 第1a図及び第1b図に示す如く、液体用フイ
ルター20の外観は従来型と同じく液入口4と液
出口5と液抜き口7とを有するフイルターケース
1と、エアーベント6を有するカバー2とがVバ
ンド3で結合されて一体構造となつている。
フイルターケース1は袋管状となつてその上部
に液入口4、下部に液出口5、最下部中央部に液
抜き口7が設けられている。
フイルターケース1内にはその内壁に近接して
篭状で剛性を有する多孔体のバスケツトが液入口
4側に口を開いて取付けられ、そのバスケツト8
内に袋状でその内面全体を覆つた液体ろ過用のバ
ツグフイルターエレメント9が取付けられ、更に
バツグフイルターエレメント9の内側に袋状の内
部ろ材10が取付けられている。
この内部ろ材10は繊維質によつて構成され、
多孔質で適度の厚さをもつたスポンジ状の物体で
あり粗取りを目的とし、バツグフイルターエレメ
ント9の内側スペースに組込まれ、2重構造とし
たものである。
バツグフイルターエレメント9のメツシユは公
称5μm,10μm,25μm,50μm,100μm等各種あ
るが5μm,10μmのものが多用されている。
内部ろ材10のメツシユはバツグフイルターエ
レメント9より粗いものが必要で約100μm相当が
好適である。内部ろ材10は適度の厚さを必要と
するが、その理由はバツグフイルターエレメント
9の内側に単独で挿入されるので、これ自身があ
る形状を保つ必要上ある程度の剛性を必要とする
ためと、内部ろ材10の表面層を通過した異物を
内部ろ材10の内部でも捕捉する目的で異物の通
過距離を大きくするためとによるものである。
従つて、内部ろ材10の厚さはろ過精度、寿命
に影響し、好適な厚さの例として、約25mmを使用
し良好な結果が得られている。
第2実施例 内部ろ材10を2重構造にした場合の液体用フ
イルター20を第2図に示す。
本実施例では多孔質の内部ろ材10を2重に
し、内側内部ろ材10aにはその内側に内側内部
バスケツト11aを、外側内部ろ材10bにはそ
の外側に外側内部バスケツト11bを組合せ、内
側内部ろ材10aの上部は頂板12で仕切られて
未ろ過の液体の流入を防ぎ、その下部には流通孔
13が設けられて粗取りされた液体がバツグフイ
ルターエレメント9へ流れる構造となつている。
内側内部バスケツト11aと外側内部バスケツ
ト11bとの間の空間部分の底部は底板14で仕
切られて未ろ過の液体と粗取りされた液体との混
合を防ぎ、更に外側内部バスケツト11bの外の
上部はフイルターケース1との間で頂板で仕切ら
れて未ろ過の液体と粗取りされた液体との混合を
防いでいる。
従つて、内部ろ材10の上方から流れ込んでき
た液体は内側内部ろ材10aと外側内部ろ材10
bとの間に流れ込み、内側内部ろ材10aでろ過
された液体は流通孔13を通つてバツグフイルタ
ーエレメント9へ流れ、外側内部ろ材10bでろ
過された液体は直接バツグフイルターエレメント
9へ流れ、バツグフイルターエレメント9で精密
ろ過されて液出口5から液体用フイルター20の
外へ流れる。
本実施例では、内部ろ材10を2重にして内部
ろ材10の表面積を拡大し、夫々の内部ろ材に内
部バスケツトを組合せることにより、内部ろ材1
0の機械的強度が補強されるので、第3図に示す
ように内部ろ材10と内部バスケツト11の組合
せたものが単独で取出し又ははめ込みが出来るよ
うになり、内部ろ材10の2重化による粗取り機
能の増強とバツグフイルターエレメント9による
精密ろ過を兼ね備えたろ過機能構造となつてい
る。
この構造では、内部ろ材10の内側に残留異物
の粗粒子が堆積して内圧が働いても、それ自体が
破壊することなく、またバツグフイルターエレメ
ント9に対する内圧をも抑制することになるので
バツグフイルターエレメント9の寿命を著しく増
大させることができる。寿命延長効果は従来のも
のよりも3〜5倍程度となる。
〔考案の効果〕
バツグフイルターエレメントの内側に多孔質の
内部ろ材を取付けることにより、内部ろ材の上方
から流れ込んだ液体を粗取りして粗粒子を通さな
いので、その外側に配置されたバツグフイルター
エレメントに粗粒子が届かず、従つてこれの目詰
りが大巾に減少し、かつ残留異物の堆積が内圧と
なるのは微粒子だけなので、バツグフイルターエ
レメントの破壊が防止され、その結果バツグフイ
ルターエレメントの寿命が著しく延長され機械・
設備等の保守管理に要する工数が節減され、また
稼動率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本考案による液体用フイルターの構
造の断面図、第1b図は第1a図の液体ろ過部の
拡大説明図、第2図は本考案の実施例により2重
構造の内部ろ材を有する液体用フイルターの構造
の断面図、第3図は第2図で示した液体用フイル
ターの内部ろ材の取出し要領の説明図、第4a図
は従来型の液体用フイルターの構造の断面図、第
4b図は第4a図の液体ろ過部の拡大説明図であ
る。 1……フイルターケース、8……バスケツト、
9……バツグフイルターエレメント、10……内
部ろ材、20……液体用フイルター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 袋管状のフイルターケースの内側に挿入された
    多孔体からなる篭状体のバスケツトと該バスケツ
    トの内側に挿入して設けられた微粒子ろ過用バツ
    グフイルターエレメントとからなる液体用フイル
    ターにおいて、前記バツグフイルターエレメント
    の内側の全面を覆つて、繊維質によつて厚さをも
    つて構成された多孔質スポンジ状の粗粒子ろ過用
    内部ろ材を設けることを特徴とする液体用フイル
    ター。
JP1986201432U 1986-12-29 1986-12-29 Expired JPH0427521Y2 (ja)

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JPS63107708U JPS63107708U (ja) 1988-07-12
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