JP2568175Y2 - オイルミストフィルタ - Google Patents

オイルミストフィルタ

Info

Publication number
JP2568175Y2
JP2568175Y2 JP1617792U JP1617792U JP2568175Y2 JP 2568175 Y2 JP2568175 Y2 JP 2568175Y2 JP 1617792 U JP1617792 U JP 1617792U JP 1617792 U JP1617792 U JP 1617792U JP 2568175 Y2 JP2568175 Y2 JP 2568175Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil mist
filter
filter medium
oil
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1617792U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0567314U (ja
Inventor
斉 浅野
健 鷹羽
Original Assignee
新東ダストコレクタ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新東ダストコレクタ株式会社 filed Critical 新東ダストコレクタ株式会社
Priority to JP1617792U priority Critical patent/JP2568175Y2/ja
Publication of JPH0567314U publication Critical patent/JPH0567314U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2568175Y2 publication Critical patent/JP2568175Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オイルミストコレクタ
において、縦型に配設されたオイルミストフィルタの下
端にて濾材が捕集したオイルを排路に排出させるオイル
ミストフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】オイルミストフィルタの下端には濾材中
を流下するオイルを所定の排路に排出せしめるとともに
ケーシングを兼ねる底部プレートが配設されており、従
来、この種の底部プレートが適用されたオイルミストフ
ィルタとして、図4に示すものが知られている。
【0003】パンチングメタルにて二重筒に形成された
外筒1と内筒2との間には濾材3が配設されており、図
示しない上端は閉塞されている。下端にはドーナツ状の
板材における外周端部と内周端部とを上記外筒1の外周
面と内筒2の内周面とに向けて屈曲せしめた底部プレー
ト4が配設されており、当該底部プレート4には所定間
隔をおいてオイル抜き孔4aが形成されている。
【0004】このオイルミストフィルタはオイルミスト
コレクタ内にてベース壁5の上に載置される。ベース壁
5には上記底部プレート4よりも細径の連通孔5aが形
成されており、同連通孔5a上にリング状のパッキング
6を介して上記底部プレート4が載置されている。ここ
において、パッキング6は底部プレート4に形成された
オイル抜き孔4aよりも外周側で底部プレート4に当接
している。
【0005】かかる構成において、連通孔5aとドーナ
ツ状の底部プレート4を介してオイルミストを含んだ空
気を内筒2の内側に吸引し、さらに内筒2と濾材3と外
筒1とを介してオイルミストフィルタ外部に通過せしめ
ると、濾材3がオイルミストを捕集する。捕集されたオ
イルミストは濾材3中で凝集し徐々に流下していき、底
部プレート4のオイル抜き孔4aから排出される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の底部プ
レートは、断面上向きの開口を有するコの字状に形成さ
れているため、濾材中を伝わって流下してくるオイルの
量が多いと、オイル抜き孔4aから全量排出されずに屈
曲部分の両側から外面側(クリーン側)と内面側(ダー
ティー側)とに溢れ出てしまうことがある。内面側に溢
れ出るのは問題ないが、外面側は本来はオイル抜きの流
路ではないため、オイルミストコレクタの外部にオイル
が溢れ出てしまうという第一の課題があった。
【0007】また、底部プレートに設けられたオイル抜
き孔は濾材の端面に位置しているため、該オイル抜き孔
が給排気通路となってしまい汚染空気の一部が濾材をシ
ョートパスして濾過効果を悪くするという第二の課題が
あった。従来、第一の課題を解決するためにオイル抜き
孔の径を大きくしたり、オイル抜き孔の数を多くしてオ
イル抜きの効果を向上させていたが、濾材をショートパ
スする汚染空気の量が多くなり濾過効果が益々悪くなる
という問題が生じていた。
【0008】本考案は、上記課題にかんがみてなされた
もので、オイルミストフィルタの濾材で捕集したオイル
が当該濾材中を流下するときに外面側に溢れ出ず、汚染
空気が濾材をショートパスしないようにしたオイルミス
トフィルタの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる考案は、オイルミストフィルタの
下端にて濾材中を流下するオイルを排路に排出させる底
部プレートを、上記濾材の下端面部分を閉塞する本体部
と、この本体部における上記濾材のクリーン側端部から
同濾材の周面側に所定長さだけ延設された流れ止め部
と、上記本体部における上記濾材のダーティー側端部か
ら上記流れ止め部と反対の側に所定長さだけ延設された
逃がし部とを備えた構成としてある。
【0010】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる考案に
おいては、濾材のクリーン側には上方に向けて流れ止め
部が形成されている一方で、ダーティー側には下方に向
けて逃がし部が形成されているため、濾材中をオイルが
流下してくるときに自然にクリーン側よりもダーティー
側に流れて、ダーティー側から排出される。
【0011】また、本体部が濾材の端面を閉塞するた
め、汚染空気が濾材をショートパスすることはない。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、捕集した
オイルがクリーン側に溢れ出ることを未然に防止すると
ともに、従来のように汚染空気の一部が濾材の端面から
クリーン側にショートパスしてしまうことを防止するこ
とが可能なオイルミストフィルタを提供することができ
る。
【0013】
【実施例】以下、図面にもとづいて本考案の実施例を説
明する。図1は、本考案の一実施例にかかるオイルミス
トフィルタをオイルミストコレクタに適用した状態を示
す一部破断斜視図である。同図において、オイルミスト
コレクタ10は内部を水平方向に三室に区切る隔壁1
1,12を有しており、隔壁11上の上室URには吸気
装置13が配設され、両隔壁11,12間の中室MRに
は二本の水分フィルタ20と四本のオイルミストフィル
タ30とが配設され、隔壁12下の下室DRは図示しな
い吸引ダクトを接続する吸気管14が備えられている。
また、水分フィルタ20とオイルミストフィルタ30と
は、ともに筒状の濾材の一端を閉塞するとともに他端は
濾材の内面に連通する通気孔が形成され、水分フィルタ
20は外面濾過を行ない、オイルミストフィルタ30は
内面濾過を行なう。
【0014】隔壁11には図示しない排気孔が形成され
ており、中室MR内にて当該排気孔に通気孔を対面させ
た水分フィルタ20が配設されている。また、隔壁12
には吸気孔12aが形成され、中室MR内で当該吸気孔
12aに通気孔を対面させたオイルミストフィルタ30
が配設されている。オイルミストフィルタ30は、図2
に示すように、パンチングメタルにて二重筒に形成され
た外筒31と内筒32との間に異なる素材からなる多孔
性濾材33,34が二層に配設されている。また、上端
には外筒31と内筒32との位置決めを行ないつつ当該
端部を閉塞する上部プレート35が上記外筒31の外周
面と上記内筒32の内周面に溶着して固定されている。
【0015】下端には、上記上部プレート35と同様に
外筒31と内筒32との位置決めを行ないつつ上記多孔
性濾材33,34の端部を閉塞し、かつ、内筒32の内
周面に連通する通気孔36aを有するドーナツ状の底部
プレート36が上記外筒31と上記内筒32に溶着して
固定されている。ここで、同底部プレート36は、上記
多孔性濾材33,34の下部側端面に当接して閉塞する
本体部36bと、外周端部を外筒31の外周面側に屈曲
せしめて筒状とした流れ止め部36cと、内周端部をこ
の流れ止め部36cと反対の側に屈曲せしめて筒状とし
た逃がし部36dとからなる。
【0016】そして、オイルミストコレクタ10内で
は、図3に示すように、隔壁12における吸気孔12a
内に上記筒状の逃がし部36dを挿入して縦型に配設す
る。このとき、本体部36bと隔壁12との間には当該
本体部36bの幅を有するリング状のパッキング40を
配設しておく。次に、上記構成からなる本実施例の動作
を説明する。オイルミストコレクタ10を作動させる
と、吸気装置13が上室UR内にて作動し、隔壁11の
排気孔と中室MRと隔壁12の吸気孔12aとを介して
下室DRの吸気管14に接続された吸引ダクトより空気
を吸引する。当該吸引ダクトの端部は切削機械などのオ
イルミストと水分を含んだ空気を発生する装置の近辺に
配設してあり、かかるオイルミストと水分を含んだ空気
が上記吸引ダクトを介して下室DR内に吸引されてく
る。
【0017】この空気は隔壁12の吸気孔12aに挿入
された逃がし部36dよりオイルミストフィルタ30の
内周空間に入り、内筒32と多孔性濾材34と多孔性濾
材33と外筒31とを介してオイルミストフィルタ30
の外周側である中室MRに入る。多孔性濾材33,34
オイルミストを捕集する濾材であるので、上記空気中
に含まれるオイルミストはオイルミストフィルタ30を
通過できずにこれらの多孔性濾材33,34にて捕集さ
れ、捕集されたオイルミスは当該多孔性濾材33,3
4中で凝集し、徐々に流下してくる。
【0018】凝集したオイルが流下してきて多孔性濾材
33,34の下端まで来ると底部プレート36の本体部
36bに当接し、自然に本体部36bの外周側と内周側
に流れていこうとする。しかし、外周側には流れ止め部
36cが上方に向けて突出しているため、外周側には流
れていかず、内周側の内筒32を抜けでてオイルミスト
フィルタ30の内面側に流れ出る。内面側に流れ出たオ
イルは逃がし部36dを伝って更に下方に流れていき、
下室DR内に滴下する。
【0019】また、オイルミストと水分を含んだ空気が
下室DRから中室MR内に入っていくときにはオイルミ
ストフィルタ30の逃がし部36dを介して当該オイル
ミストフィルタ30を通過するため、多孔性濾材33,
34を通過することになり、多孔性濾材33,34の端
面からショートパスすることはない。
【0020】一方、オイルミストフィルタ30を通過し
た水分を含んだ空気は、中室MR内から水分フィルタ2
0を外面から内面に向けて通過し、このときに当該水分
フィルタ20がこの空気中の水分を捕集する。そして、
水分フィルタ20を通過した空気は吸気装置13を経て
上室UR内からオイルミストコレクタ10外へ放出され
る。
【0021】なお、上記実施例においては、内面濾過を
行なうため、内周面側がダーティー側となるとともに外
周面側がクリーン側となっているが、外面瀘過を行うと
きには、逆に、内周面側がクリーン側となって流れ止め
部が形成され、外周面側がダーティー側となって逃がし
部が形成される。一方、オイルミストフィルタの全体形
状を円筒状としているが、角筒状としても良い。また、
多孔性濾材を二層にしているが、何層としてあっても良
い。さらに、内筒をパンチングメタルとせずに、メッシ
ュとすれば捕集されたオイルが内周面側に流れ出やすく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかるオイルミストフィル
タが適用されたオイルミストコレクタの一部破断斜視図
である。
【図2】オイルミストフィルタの断面図である。
【図3】オイルミストフィルタの設置状態を示す断面図
である。
【図4】従来のオイルミストフィルタの設置状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
30…オイルミストフィルタ 33,34…多孔性濾材 36…底部プレート 36a…通気孔 36b…本体部 36c…流れ止め部 36d…逃がし部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルミストフィルタの下端にて濾材中
    を流下するオイルを排路に排出させる底部プレートを、 上記濾材の下端面部分を閉塞する本体部と、 この本体部における上記濾材のクリーン側端部から同濾
    材の周面側に所定長さだけ延設された流れ止め部と、 上記本体部における上記濾材のダーティー側端部から上
    記流れ止め部と反対の側に所定長さだけ延設された逃が
    し部とを備えた構成としたことを特徴とするオイルミス
    トフィルタ。
JP1617792U 1992-02-17 1992-02-17 オイルミストフィルタ Expired - Fee Related JP2568175Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1617792U JP2568175Y2 (ja) 1992-02-17 1992-02-17 オイルミストフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1617792U JP2568175Y2 (ja) 1992-02-17 1992-02-17 オイルミストフィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0567314U JPH0567314U (ja) 1993-09-07
JP2568175Y2 true JP2568175Y2 (ja) 1998-04-08

Family

ID=11909232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1617792U Expired - Fee Related JP2568175Y2 (ja) 1992-02-17 1992-02-17 オイルミストフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2568175Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102049757B1 (ko) * 2017-06-26 2019-11-28 (주)오토링크 오일 미스트 집진기의 애프터필터 조립체

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0567314U (ja) 1993-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6215598Y2 (ja)
JP4685760B2 (ja) 燃料ろ過装置
RU2492915C2 (ru) Патрон для осушителя воздуха (варианты)
JP2568175Y2 (ja) オイルミストフィルタ
JPS645934B2 (ja)
JP2000002108A (ja) Atf用フィルタ
JPS6236493Y2 (ja)
JP2582800Y2 (ja) リキッドタンク
JPH0335875Y2 (ja)
JPS6331697Y2 (ja)
KR100735690B1 (ko) 에어 필터 장치
KR200160025Y1 (ko) 습식 공기 청정기
JPH0114750Y2 (ja)
KR200394129Y1 (ko) 에어클리너 필터
JPH0311432Y2 (ja)
JPH0612290Y2 (ja) 自動変速装置用流体フィルタ装置
JPH0113538Y2 (ja)
JPH0728904Y2 (ja) オイルフィルタエレメントおよびこれを利用したオイルミストコレクタ
KR910002530Y1 (ko) 주방배기구용 배기휠터
JPH04183911A (ja) 内燃機関におけるブローバイガスの気液分離装置
KR960009102Y1 (ko) 오일 여과기
JPH0115885Y2 (ja)
KR200156400Y1 (ko) 공기조화기의 응축수받이
JPH0628172Y2 (ja) 除湿装置
JPH0233861Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees