JPH0113538Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0113538Y2 JPH0113538Y2 JP17401285U JP17401285U JPH0113538Y2 JP H0113538 Y2 JPH0113538 Y2 JP H0113538Y2 JP 17401285 U JP17401285 U JP 17401285U JP 17401285 U JP17401285 U JP 17401285U JP H0113538 Y2 JPH0113538 Y2 JP H0113538Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- air filter
- layer
- filter
- filtration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、気体圧縮ポンプなどからの吐出気体
中の油分、固形物等を除去するのに適したエアフ
イルタに関するものである。
中の油分、固形物等を除去するのに適したエアフ
イルタに関するものである。
従来技術及び問題点
この種のエアフイルタの構造としては、例え
ば、第2図に示すように、円筒形の内側多孔板1
1の外側に、断面波形の瀘紙から成るプレフイル
タ層12、補強布13,13′間にサンドイツチ
状に挟んだグラスフアイバー層14、及び外側多
孔板15を層状に周設し、更に最外層として、油
分等の捕捉能力の大きいプラスチツク発泡体層1
0を設けたものなどが一般的である。このような
エアフイルタエレメント20は、第3図に示すよ
うに、空気流路21,22間に、その円筒軸の方
向を縦方向に向けて介装される。そして、瀘過層
に捕捉された油分は、第4図に示すように、瀘過
層を伝つて次第に下降して、瀘過層下部に毛細管
現象により一定の高さAで保有される。そして、
更に、油分が溜つてくると、瀘過層(油分捕捉
層)に含みきれなくなり、油滴となつて、エアフ
イルタケース23の下部にあるオイルパン部24
に落下するようになつている。ところで、この様
な構造のエアフイルタをエアコンプレツサ等の設
計上、エアフイルタの円筒軸の方向を横向きにす
る横置型として設置すると、第5図に示すよう
に、エアフイルタの油分捕捉層16の下部が一定
の高さまで油分で含浸された状態となるので、有
効瀘過面積が縦置の場合と比べて、著しく減少
し、縦置型の場合と同能力にする為には、フイル
タの径を可成り大きくしなければならず、小型で
瀘過効率のよい横置型エアフイルタの実現が困難
であつた。
ば、第2図に示すように、円筒形の内側多孔板1
1の外側に、断面波形の瀘紙から成るプレフイル
タ層12、補強布13,13′間にサンドイツチ
状に挟んだグラスフアイバー層14、及び外側多
孔板15を層状に周設し、更に最外層として、油
分等の捕捉能力の大きいプラスチツク発泡体層1
0を設けたものなどが一般的である。このような
エアフイルタエレメント20は、第3図に示すよ
うに、空気流路21,22間に、その円筒軸の方
向を縦方向に向けて介装される。そして、瀘過層
に捕捉された油分は、第4図に示すように、瀘過
層を伝つて次第に下降して、瀘過層下部に毛細管
現象により一定の高さAで保有される。そして、
更に、油分が溜つてくると、瀘過層(油分捕捉
層)に含みきれなくなり、油滴となつて、エアフ
イルタケース23の下部にあるオイルパン部24
に落下するようになつている。ところで、この様
な構造のエアフイルタをエアコンプレツサ等の設
計上、エアフイルタの円筒軸の方向を横向きにす
る横置型として設置すると、第5図に示すよう
に、エアフイルタの油分捕捉層16の下部が一定
の高さまで油分で含浸された状態となるので、有
効瀘過面積が縦置の場合と比べて、著しく減少
し、縦置型の場合と同能力にする為には、フイル
タの径を可成り大きくしなければならず、小型で
瀘過効率のよい横置型エアフイルタの実現が困難
であつた。
考案の構成
本考案は、この様な事情に対処してなされたも
のであつて、その要旨は、エアフイルタを横向き
にして気体流路に介装し、これを通過する気体中
の固形粒子や、油滴等を除去する横置型の円筒状
エアフイルタであつて、その最外層に油分捕捉層
を有するエアフイルタにおいて、油分捕捉層の外
周下面に油溜り用突縁が垂設されていることを特
徴とする横置型エアフイルタにある。以下、実施
例について、図面を参照しながら説明する。
のであつて、その要旨は、エアフイルタを横向き
にして気体流路に介装し、これを通過する気体中
の固形粒子や、油滴等を除去する横置型の円筒状
エアフイルタであつて、その最外層に油分捕捉層
を有するエアフイルタにおいて、油分捕捉層の外
周下面に油溜り用突縁が垂設されていることを特
徴とする横置型エアフイルタにある。以下、実施
例について、図面を参照しながら説明する。
第1図は、本考案に係るエアフイルタの要部を
示すものであつて、本願実施例のエアフイルタの
構造は、第2図に示した従来のエアフイルタの構
造と比較した場合、その最外層をなすプラスチツ
ク発泡体層10の形状が異なるのみで、内側多孔
板11の外側に、プレフイルタ層12を、更にそ
の外側に補強布13,13′により補強されたグ
ラスフアイバー層14、内側多孔板11と共に瀘
過層を支持する外側多孔板15を、夫々設けた構
造は、第2図に示したものと全く同一である。本
願考案に係るエアフイルタの特徴は、その最外側
に形成された油分捕捉能に優れた円筒状の瀘過
層、即ち、油分捕捉層1の外周面の下部に、円筒
の軸方向に沿つて、油溜り用突縁2が下方に向か
つて、所定長さ以上に突出する状態で設けられて
いる点にある。突縁2の垂下する長さBは、油分
捕捉層を構成する材質、構造と、捕捉される油の
粘度、比重その他の性状から、経験的に定められ
る。又、その形状も、一定の長さBが確保されれ
ば、第6図のように、逆山形、波形等にして垂下
させ、油滴の落下を案内するものでもよい。更
に、設計上の要請から、やや傾斜させて装着する
場合は、第7図のように、突縁2を、部分的に設
けたものでも良い。上記実施例では、油分捕捉層
は、プラスチツク発泡体であるが、これに限られ
ず、一般にエアフイルタに用いられる任意の瀘過
材で構成できることは言うまでもない。又、最外
層以外の瀘過層の構造も上記実施例に限られず、
任意の構成でよいことは勿論である。
示すものであつて、本願実施例のエアフイルタの
構造は、第2図に示した従来のエアフイルタの構
造と比較した場合、その最外層をなすプラスチツ
ク発泡体層10の形状が異なるのみで、内側多孔
板11の外側に、プレフイルタ層12を、更にそ
の外側に補強布13,13′により補強されたグ
ラスフアイバー層14、内側多孔板11と共に瀘
過層を支持する外側多孔板15を、夫々設けた構
造は、第2図に示したものと全く同一である。本
願考案に係るエアフイルタの特徴は、その最外側
に形成された油分捕捉能に優れた円筒状の瀘過
層、即ち、油分捕捉層1の外周面の下部に、円筒
の軸方向に沿つて、油溜り用突縁2が下方に向か
つて、所定長さ以上に突出する状態で設けられて
いる点にある。突縁2の垂下する長さBは、油分
捕捉層を構成する材質、構造と、捕捉される油の
粘度、比重その他の性状から、経験的に定められ
る。又、その形状も、一定の長さBが確保されれ
ば、第6図のように、逆山形、波形等にして垂下
させ、油滴の落下を案内するものでもよい。更
に、設計上の要請から、やや傾斜させて装着する
場合は、第7図のように、突縁2を、部分的に設
けたものでも良い。上記実施例では、油分捕捉層
は、プラスチツク発泡体であるが、これに限られ
ず、一般にエアフイルタに用いられる任意の瀘過
材で構成できることは言うまでもない。又、最外
層以外の瀘過層の構造も上記実施例に限られず、
任意の構成でよいことは勿論である。
効 果
本考案に係るエアフイルタによれば、フイルタ
によつて捕捉されたオイルミスト等は、瀘過層を
伝つて、油溜り用突縁2に集中し、毛細管効果に
より、保有される。そして、一定量以上になる
と、該突縁2の下端から、受け皿等に落下するの
で、油溜り用突縁2は、油によつて含浸された状
態になるが、油分捕捉層1をなす瀘過体には、第
5図に示したような、油分の停滞は生じていない
ので、ほぼ全周面にわたつて、瀘過能力が有効に
維持できる。又、油分保有体積の小さい油溜り用
突縁に、油が集中するので、滴下し易くなり、
又、一旦捕捉された油の再飛数が少ない。かくし
て、従来の縦置型エアフイルタよりも高能率の横
置型エアフイルタが可能になり、設置方向の制約
がなくなり、省スペースが実現できる効果があ
る。
によつて捕捉されたオイルミスト等は、瀘過層を
伝つて、油溜り用突縁2に集中し、毛細管効果に
より、保有される。そして、一定量以上になる
と、該突縁2の下端から、受け皿等に落下するの
で、油溜り用突縁2は、油によつて含浸された状
態になるが、油分捕捉層1をなす瀘過体には、第
5図に示したような、油分の停滞は生じていない
ので、ほぼ全周面にわたつて、瀘過能力が有効に
維持できる。又、油分保有体積の小さい油溜り用
突縁に、油が集中するので、滴下し易くなり、
又、一旦捕捉された油の再飛数が少ない。かくし
て、従来の縦置型エアフイルタよりも高能率の横
置型エアフイルタが可能になり、設置方向の制約
がなくなり、省スペースが実現できる効果があ
る。
第1図は、本考案の一実施例の要部を示す断面
図である。第2図は、従来のエアフイルタの一例
を示す一部破砕斜視図である。第3図は、第2図
に示したエアフイルタの使用例を示す説明図、第
4図は、従来のエアフイルタの油分捕捉状態を示
す説明図、第5図は、従来のエアフイルタを横置
状態で使用した場合における油分捕捉状況を示す
説明図、第6図及び第7図は、夫々本考案の他の
実施態様を示す説明図である。
図である。第2図は、従来のエアフイルタの一例
を示す一部破砕斜視図である。第3図は、第2図
に示したエアフイルタの使用例を示す説明図、第
4図は、従来のエアフイルタの油分捕捉状態を示
す説明図、第5図は、従来のエアフイルタを横置
状態で使用した場合における油分捕捉状況を示す
説明図、第6図及び第7図は、夫々本考案の他の
実施態様を示す説明図である。
Claims (1)
- 円筒軸を横向きにして気体流路に介装し、通過
する気体中の油分等を濾過する横置型円筒状エア
フイルタであつて、その最外層に、油分捕捉層を
有するエアフイルタにおいて、油分捕捉層の外周
下面に、油溜り用突縁が垂設されていることを特
徴とする横置型エアフイルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17401285U JPH0113538Y2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17401285U JPH0113538Y2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6283521U JPS6283521U (ja) | 1987-05-28 |
JPH0113538Y2 true JPH0113538Y2 (ja) | 1989-04-20 |
Family
ID=31112011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17401285U Expired JPH0113538Y2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0113538Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-11-12 JP JP17401285U patent/JPH0113538Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6283521U (ja) | 1987-05-28 |
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