JPH0311432Y2 - - Google Patents

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JPH0311432Y2
JPH0311432Y2 JP1986021649U JP2164986U JPH0311432Y2 JP H0311432 Y2 JPH0311432 Y2 JP H0311432Y2 JP 1986021649 U JP1986021649 U JP 1986021649U JP 2164986 U JP2164986 U JP 2164986U JP H0311432 Y2 JPH0311432 Y2 JP H0311432Y2
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oil
filter
air
oil return
connection port
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、往復動空気圧縮機等の空気吸入口側
に接続され、粉塵等をろ過するための空気圧縮機
用フイルタに関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のフイルタは、圧縮機への接続口
と、大気への開放口とを有するフイルタ容器内
に、両口を結ぶ一つの流路が形成され、その流路
中に粉塵をろ過するためのフイルタエレメントが
単に設けられていたり、それに加えて、圧縮機の
吸い込み音を除去する共鳴室が設けられている程
度の構造のものが一般的である。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、圧縮機がアンロードとなると、オイ
ルミストを含んだ空気がフイルタ側に吹き返して
くる。従来のフイルタには、このオイルミストを
除去する手段が講じられていないため、このオイ
ルミストは、フイルタエレメントを通過して外部
に噴出してしまい、作業環境の汚染の原因となつ
ている。また、オイルミストがフイルタエレメン
トに付着するため、エレメントの使用寿命が短く
なつていた。
[問題点を解決するための手段] この考案の空気圧縮機用フイルタは、空気圧縮
機の吸入口に接続可能な接続口を備えかつ略水平
方向に取り付けられる管継手と大気への開放口と
を有するフイルタ容器内に、前記管継手に略直交
しかつ上下方向に延びる筒状の内壁を設け、該内
壁内にフイルタエレメントを設け、前記内壁の外
周に、前記管継手の前記内壁に対向する開口部分
よりも上方位置にて、外周縁部を下方に向けた湾
曲状の油返しプレートを円周方向に亙つて設け、
前記開口部分よりも下方であつて、該油返しプレ
ートの下方に対向する部分に油溜りを設け、前記
接続口と前記フイルタエレメントとの間に、前記
油返しの外周縁部と前記フイルタ容器の内面との
隙間を通る流路を形成してなり、前記油返しプレ
ートは、前記接続口から前記フイルタエレメント
側へ逆流する空気の流れをさえぎり、空気中のオ
イルミストを油滴化させて油溜りに滴下させ前記
フイルタエレメントへのオイルミストの侵入を防
止してなることを特徴としている。
[作用] 圧縮機のアンロード時にオイルミストを含む空
気がフイルタ側に逆流すると、この空気の流れは
油返しプレートによつて急変し、乱流状態とな
る。このため、オイルミストの粒度は大きくな
り、油滴となる。また、油返しプレートに直接衝
突することによつても油滴となる。これら油滴
は、油返しプレートを伝わつて油溜りに滴下する
ので、フイルタエレメントへのオイルミストの侵
入を防止することができるとともに、オイルミス
トのフイルタ外への排出を防止することができ
る。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
図は、本実施例のフイルタの縦断面図である。
図中符号1で示すものは、フイルタ容器であ
り、このフイルタ容器1は、上下に開口する中央
ケース2、蓋体である上カバー3、および有底円
筒状の下カバー4とからなるものである。
中央ケース2は、外筒体2aと、これの下縁か
ら外筒体2a内周面との間に筒状スペース5を設
け、内側上方に折り曲げられて形成された中筒体
2bとからなる二重構造のものである。
なお、前記スペース5は、上方より底部の幅が
狭く形成されており、この部分が油溜り5aとさ
れている。この油溜りは、後述する管継手の開口
部分よりも下方位置に設けられている。
下カバー4は、外筒体4aと、これの上縁から
外筒体4a内周面との間に筒状スペース6を設
け、内側下方に折り曲げられて形成された中筒体
4bとからなる二重構造のものである。
この下カバー4の外筒体4aの上部には、フイ
ルタ容器1の大気への開放口となる気吸入口7が
開口している。
また、この空気吸入口7の下方の筒状スペース
6には、周方向に沿つた環状プレート8が設けら
れている。このプレート8には、空気吸入口7と
下カバー4内とを連通通する開口9が周方向に一
定間隔をおいて形成されている。また、この開口
9には、周方向の斜め上方に向かつて空気導入フ
イン10が形成されている。
そして、これら中央ケース2と下カバー4と
は、フイルタ容器1内の状態を見るための透明窓
11をはさんで着脱自在にセツトされ、さらに、
上カバー3が中央ケース2に被せられている。
上記のように構成されたフイルタ容器1の所定
個所に、第1および第2のフイルタエレメント1
2、13が配置されている。
第1のエレメント12は、所定の厚さを有する
スポンジ等のろ材によつて円筒状に形成されたも
のである。この第1のエレメント12は、中央ケ
ース2の中筒体2bの上縁から、下カバー4の中
筒体4bの下縁に囲まれた内部スペースに、上プ
レート14aと下プレート14bとによりはさま
れてフイルタ容器1と同軸的に収められており、
中央ケース2より延出しているステー15と下プ
レート14bとに挿入されたボルト16を蝶ナツ
ト17で締め付けることにより固定されている。
一方、第2のエレメント13は、やはりスポン
ジ等のろ材により、環状に形成されたもので、そ
の上下両面には金網18、19が張り付けられて
いる。この第2のエレメント13は、上記第1の
エレメント12の上方に、中央ケース2の内面に
沿つて配置され、上カバー3との間に設けられた
コイルスプリング20によつて押圧固定されてい
る。
また、第1のエレメント12の上方から第2の
エレメント13下側には、中央ケース2の一部と
して油返し部材21が設けられている。
この油返し部材21は、前記第1のエレメント
12の内部に連通する筒体部21aと、この下縁
から外方向に延ばされた円板状の鍔部として円周
方向に亙つて形成されたプレート部21bとから
なつている。
筒体部21aの上縁開口部は、その開口端が筒
体より若干大径となるように外方に向かつて湾曲
して形成されている。
また、プレート部21bの外周縁部は、前記中
央ケース2に形成されたスペース5内に向かつて
湾曲しながら延出するように形成され、その周縁
は、油溜り5a上方に位置している。
中央ケース2の外筒体2aには、スペース5に
連通する接続口22を備えた円筒状の管継手23
が水平方向に一体的に形成されている。また、こ
の管継手22の外周の先端側には雌ねじ24が形
成されており、これが図示しない空気圧縮機の吸
入口に略水平に接続されている。
そして、本フイルタの空気の流路は、矢印イで
示す如く、空気吸入口7より下カバー4内に入
り、第1のエレメント12、第2のエレメント1
3を経由して、プレート部21bの外周縁部と中
央ケース2の内面との隙間を通り接続口22に至
つている。 このように構成された本実施例のフ
イルタの作用を説明する。
圧縮機のロード時は、下カバー4の空気吸入口
7から空気が吸い込まれ、スペース6を通つて下
カバー4内に入る。このとき、空気は環状プレー
ト8を通過する際、フイン10によつて周方向に
沿つて回転させられ、これにより大きな粉塵は下
カバー4内の底部に残される。次に空気は、外側
から第1のエレメント12を通過して内部に入
る。ここで微細な粉塵はろ過される。そして、油
返し部材21の筒体部21a内部、第2のエレメ
ント13を経由して管継手23の接続口22より
圧縮機のシリンダヘツドに吸入される。
圧縮機がアンロードになると、圧縮機より接続
口22を通つてオイルミストを含む空気が、フイ
ルタ側に逆流してくる。この空気の流れは、油返
し部材21のプレート21bの湾曲した外周縁部
によつて急変換し、スペース6内で乱流状態とな
る。これにより、オイルミストの粒度は大きくな
り、油滴となる。また、オイルミストの一部は、
プレート部21bの裏面や、中央ケース2の中筒
体2bの内周面に直接衝突してこれに付着し、油
滴となる。そして、プレート21bの裏面に付着
したオイルは、湾曲した外周縁部を伝わつて下方
の油溜り5aに滴下し、溜まる。また、中筒体2
bの内周面に付着したオイルは、そのまま油溜り
5aに流れ落ちていく。
また、ここで液化しなかつた一部のオイルミス
トは、第2のエレメント13を通過する際、金網
18、19により油滴となり油溜り5aに滴下す
る。
さらに、この第2のエレメント13をオイルミ
ストが通過しても、油返し部材21の筒体部21
a外周面に衝突し、これにより、油滴となる。こ
の油滴は、第2のエレメント13および油返し部
材21のプレート21bを伝わつて油溜り5aに
滴下する。
このようにして、油溜り5aに滴下し溜まつた
オイルは、たとえ圧縮機からの逆流する空気圧が
強くて上昇しても、油返し部材21のプレート部
21bによりフイルタ内部への流入が阻止され
る。また、わずかのオイルが第2のエレメント1
3を通過して上つたとしても、油返し部材21の
筒体部21aによつてその流れが阻止される。
また、油溜り5aに溜まつたオイルは、圧縮機
がロード状態になつたときに、接続口22より圧
縮機のシリンダヘツドに吸い込まれる。
このようにして、圧縮機のアンロード時に逆流
するオイルミストを含んだ空気は、上記油返し部
材21によりほとんどが液化され、この液化した
オイルは油溜り5aに溜まるので、空気のみがフ
イルタ外へ排出される。このため、設置環境をオ
イルによつて汚染することがない。
また、オイルミストは、ほとんど第2のエレメ
ント13には付着しないので、第2のエレメント
13の使用寿命が延びる。また、プレート8の作
用により、あらかじめ大きな粉塵は下カバー4内
の底部に集積するので、第1のエレメント12の
使用寿命も延びる。
さらに、第2のエレメント12には、吸音効果
があるので、消音器としての機能も有する。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の空気圧縮機用フ
イルタによれば、圧縮機のアンロード時に逆流す
る空気に含まれているオイルミストは、プレート
によつて急変換させられることにより乱流状態と
なつたり、プレートに直接衝突したりすることに
より液化し、このオイルは下方に設けられた油溜
りに滴下し、溜まる。このため、オイルミストは
外部に排出されず、圧縮機の設置環境を汚染する
ことがないという効果を有する。。また、オイル
ミストはエレメントにほとんど付着しないので、
エレメントの使用寿命が延びるという利点も有す
る。また、アンロード時に逆流た空気中の油は油
溜まりに溜まり、空気圧縮機のシリンダ内へ戻る
ことがないので、高音状態にあるシリンダ内にお
けるオイルの炭化を防止することができ、空気圧
縮機の良好な機能を維持させことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す縦断面図であ
る。 1……フイルタ容器、5a……油溜り、7…空
気吸入口(開放口)、12……第1のフイルタエ
レメント、13………第2のフイルタエレメン
ト、21a……筒体部(油返しプレート)、21
b……プレート部(油返しプレート)、22……
接続口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気圧縮機の吸入口に接続可能な接続口を備え
    かつ略水平方向に取り付けられる管継手と大気へ
    の開放口とを有するフイルタ容器内に、前記管継
    手に略直交しかつ上下方向に延びる筒状の内壁を
    設け、該内壁内にフイルタエレメントを設け、前
    記内壁の外周に、前記管継手の前記内壁に対向す
    る開口部分よりも上方位置にて、外周縁部を下方
    に向けた湾曲状の油返しプレートを円周方向に亙
    つて設け、前記開口部分よりも下方であつて、該
    油返しプレートの下方に対向する部分に油溜りを
    設け、前記接続口と前記フイルタエレメントとの
    間に、前記油返しの外周縁部と前記フイルタ容器
    の内面との隙間を通る流路を形成してなり、前記
    油返しプレートは、前記接続口から前記フイルタ
    エレメント側へ逆流する空気の流れをさえぎり、
    空気中のオイルミストを油滴化させて油溜りに適
    下させ前記フイルタエレメントへのオイルミスト
    の侵入を防止してなることを特徴とする空気圧縮
    機用フイルタ。
JP1986021649U 1986-02-18 1986-02-18 Expired JPH0311432Y2 (ja)

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JP1986021649U JPH0311432Y2 (ja) 1986-02-18 1986-02-18

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JP1986021649U JPH0311432Y2 (ja) 1986-02-18 1986-02-18

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JPS62133974U JPS62133974U (ja) 1987-08-24
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4311171Y1 (ja) * 1964-06-01 1968-05-15
JPS5930233U (ja) * 1982-08-21 1984-02-24 長谷川 一枝 足洗い器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4311171Y1 (ja) * 1964-06-01 1968-05-15
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JPS62133974U (ja) 1987-08-24

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