JPH0565300A - 肺炎連鎖球菌多糖結合体ワクチン - Google Patents
肺炎連鎖球菌多糖結合体ワクチンInfo
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- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
Abstract
ストレプトコッカス ニューモニエ菌(肺炎球菌、P
n)の部分的に加水分解された高純度莢膜多糖(ps)
を包含している新規な結合体ワクチンを新規な方法で製
造する。 【効果】 この結合体は肺炎球菌感染症の予防に有用で
ある。1〜10種の異種肺炎球菌多糖−免疫原性タンパ
ク質(Pn−Ps−PRO)結合体の混合物を包含して
いるワクチンは多糖成分が由来した同種病原体に対して
広範囲な防御受容体免疫応答を誘発する。通常Pn−P
s単独に対して防御免疫応答を起こすことができない子
供や2才以下の乳児にこれらのPn−Ps−PRO結合
体を予防接種すると防御免疫応答を示す。
Description
tococcus pneumoniae)(肺炎連鎖球菌又は肺炎双球菌
(以下肺炎球菌と称する)Pn)として分類される病原
菌は微生物の莢膜多糖(Pn−Ps)に基づいて84抗
原血清型に細分されている。これらの微生物に起因する
疾病としては肺炎、髄膜炎、中耳炎、菌血症及び慢性気
管支炎の急性再発、副鼻腔炎、関節炎及び結膜炎があ
る。しかしながらこれらの疾病の主要なものは既知の8
4単離物の限られた部分集合によるものである。従って
最も感染性が強く、病因となる微生物の単離株からのP
n−Psを含有する多価ワクチンは最も頻繁に報告され
るこの種の病原菌の大部分を防御することができる。成
人の肺炎球菌に対して防御免疫応答を高めるのに効能が
ある多価ワクチンが生産されている。例えば“PNEU
MOVAX(登録商標)23”(肺炎球菌多価ワクチ
ン、MSD 1990年度版、1431頁PDR参照)
は各々の23異種非結合肺炎球菌多糖類50μg/mlを含
有する液状組成物であり、これらの全てがATCCに寄
託されており、本発明の出発物質の1つとすることがで
きる。“PNEUMOVAX23”は肺炎球菌血中単離
株の90%を占める次の遊離即ち非結合多糖類1,2,
3,4,5,6B,7F,8,9N,9V,10A,1
1A,12F,14,15B,17F,18C,19
F,19A,20,22F,23F及び33Fの各々を
包含している。しかしながらこのようなワクチンは肺炎
球菌感染症に最もかかる集団区分であるB細胞免疫無防
備な人、免疫防御をT細胞応答に依存する年長者及び2
才以下の乳児には効果がほとんどない。非結合多糖類は
T細胞免疫応答の誘発物質として不十分であるからPn
−PsをT細胞応答を誘発させることができる免疫原に
変換することが、この標的集団に十分な防御を与えるカ
ギとなる。しかしながらこの人々の集団に使用が制限さ
れるものではない。新規な結合体の1種以上を包含して
いるワクチンを妊娠前又は妊娠中の雌の哺乳類に投与す
ると母親の抗体を高めワクチンは胎児又は乳児に直接投
与されないが発育中の胎児及び哺乳児を受動的に防御す
ることができる。このような結合体ワクチンはまた新生
児又は感染した人の兄弟のようなかかり易い集団の究極
的受動防御用の抗体を誘導するにも有用となるに違いな
い。
られる多糖類は免疫原性タンパク質PROに結合させる
と極めて良好な免疫原であることが示されている[マー
バーグ等、米国特許第4,695,624号、シュニア
ソン等、「人及び家畜用ワクチンの新展開」77〜94
頁(1980年)シュニアソン等ジャーナルオブエクス
ペリメンタルメディシン第152巻、361頁(198
0年)、アンダーソンインフェクションアンドイムニテ
ィ第39巻、233頁(1983年)(Marburget al.US
Patent No.4,695,624;Schneerson et al.Ne
w Dev.with Hum.& Vet.Vaccines. 77−94(198
0);Schneerson. et al.J.Exptl.Med.152、361
(1980);Anderson.Infection and Immunity.3
9、233(1983))]。しかしながらこのような
結合体の製造で主要な問題点は多糖出発物質の粘性及び
非均一性であって結合体生成物を化学的に定義する困難
さである。従って出発物質を出来るだけ十分に限定し、
合成経路の各工程で生成した中間体について分析できる
方法を必要とする。本明細書で開示される方法はPn−
Ps由来の同種病原菌に対して高い免疫原性結合体免疫
原を提供することによってこの要求に応じている。これ
らの結合体は2才以下の乳児に有用である。
巻、5282頁(1986年)及び米国特許第4,69
5,624号、同第4,830,852号、同第4,8
82,317号]はビジェネリックスペーサーを介して
多糖類と免疫原性タンパク質を結合する手段を開示して
いる。PROを誘導化してペンダント求核又は親電子基
(PRO* )を示す一方、パートナーのPsは逆の反応
性を有するペンダント基(Ps* )を示すように官能基
化されている。Ps* とPRO* を結合させる際にビジ
ェネリックスペーサーが生成されPsをPROに共有結
合的に結合させる。酸加水分解によりビフェネリックス
ペーサーは一般的でないアミノ酸として遊離されアミノ
酸分析によって定量されて共有原子価を証明する手段と
なる。
号、同第4,830,852号、同第4,882,31
7号で開示された方法を改良した方法を開示する。改良
点は、粗製のPn−Ps調製物よりも特異的かつ再現性
に優れ、扱いやすい物理的性質(溶解性、濾過性の増
大、純度の増加(群特異的C多糖(C−Ps)の混入の
減少)、分子量、多分散性、粘度の低下を含む)を有す
るPn−Ps出発物質を調製することを包含する。本明
細書で開示される得られた結合体はコンシステンシーの
増大及び調製の容易さ抗原性の改良及び最終生成物の純
度の改良の点で第4,695,624号の方法より改良
されている。特に第4,695,624号特許における
結合前のPs調製物に比較して結合前のPn−Psの群
特異的C多糖及びペプチドグリカン量が3〜20倍低下
していることが顕著である。混入C多糖(C−Ps)の
存在は型特異的抗原に対する免疫応答を妨害しないが、
C−Psは結合体作成反応において型特異Psに対する
特異性を低下させ制御しにくくする。更にその上抗C多
糖抗体の生産はいくつかの解決されない肺炎球菌感染症
に見られる組織破壊と関係している可能性がある。
加水分解された高純度肺炎球菌多糖中間体の新規な製造
方法、1〜10種の異種結合体を包含している新規な組
成物及び本発明の使用方法を開示する。“PNEUMO
VAX23”(肺炎球菌多価ワクチンMSD、1990
年度版1431頁PDR参照)に含まれる莢膜多糖類が
特に興味深い。最も好ましい組合せはストレプトコッカ
ス ニューモニエ亜型6B,23F,19F,14,1
8C,4及び9Vの莢膜多糖類であるがこの肺炎球菌亜
型の小グループは乳児及び子供の肺炎球菌感染症の75
〜85%に関与していると推定される。本明細書で提供
される方法は広い範囲の肺炎球菌及び他の細菌の多糖類
に適用することができる。
される肺炎球菌多糖(Pn−Ps)を、粗Pn−Ps調
製物を所定の終末点まで部分加水分解してPn−Psの
抗原性を維持することによって製造する。部分加水分解
されたPn−Psは実質的に精製され、Pn−Ps免疫
原タンパク質(PRO)結合体(Pn−Ps−PRO)
の製造に有用である。流行性肺炎球菌単離株からの部分
加水分解された高純度Pn−Ps中間体に共有結合的に
結合したナイセリアメニンギチジスb(Neisseria menin
gitidis b)外膜タンパク質複合体(OMPC)又はその
組換え体又はその精製サブユニット例えばMIEP又は
他の免疫原性担体タンパク質を包含している本発明の新
規な高抗原性Pn−Ps−PRO結合体は哺乳類に於け
る肺炎球菌感染症の予防に有用である。これらの結合体
はT細胞応答を誘発するので、哺乳類、特にB細胞免疫
無防備状態の人、年長者及び2才以下のヒト乳児に於て
抗肺炎球菌免疫応答を促進するワクチン組成物として特
に有用である。Pn−Ps−OMPC及びPn−Ps−
MIEP結合体はストレプトコッカス・ニューモニエ
(肺炎球菌、Pn)の培養物から莢膜Psを単離し、P
n−Psを部分加水分解又は物理的に剪断し、該Pn−
Psを分画して、分子サイズ、多分散性、粘性の低減し
たPn−Ps生成物を得、次いでPn−PsをOMPC
又はMIEPに共有結合的に結合させる工程を包含して
いる方法によって製造される。
パク質のT細胞依存性結合体の製造に於て中間体として
有用で新規な部分加水分解され高純度な抗原的に型特異
的肺炎球菌莢膜多糖類(Pn−Ps)を提供するもので
ある。別の目的は特に2才以下の乳児及びB細胞免疫無
防備状態の人々に於て肺炎球菌感染症を予防するワクチ
ン組成物に有用なPn−Psと免疫原性タンパク質のT
細胞依存結合体を提供するものである。別の目的は肺炎
球菌多糖−免疫原性タンパク質共有結合的結合体(Pn
−Ps−Pro)の生成に米国特許第4,695,62
4号より改良された方法を提供するものであり、改良点
は、出発Pn−Ps、中間体および最終産物が非常に化
学的に限定され、純度が高いこと、及びコンシステンシ
ーの増加及び方法を実施するのが容易な点である。別の
目的は特に2才以下の乳児や免疫無防備状態の人に於て
病原肺炎球菌に対して防御血清抗体を誘発するのに有用
な、T細胞依存性を示し、改良方法による化学的に限定
されたPn−Ps−PROを提供するものである。別の
目的はこれらの結合体を免疫学的有効量でワクチン製剤
として使用して中耳炎、髄膜炎、肺炎、菌血症、及び慢
性関節炎、副鼻腔炎、気管支炎や結膜炎の急性再発など
の肺炎球菌性疾患を予防する治療方法を提供するもので
ある。
するPn−Ps比0.05〜0.5mg多糖/mgタンパク
質、高い共有原子価、最少に抑えた混入遊離Pn−P
s、新規な構成多糖類によって付与されるユニークな物
理的及び化学的特性を有する。結合体はスペーサーを介
して新規な部分加水分解された高純度肺炎球菌莢膜多糖
(Pn−Ps)に共有結合的に結合した免疫原性タンパ
ク質(PRO)を包含する。免疫原性タンパク質はナイ
セリア・メニンギチジスbの培養物由来の外膜タンパク
質複合体(OMPC)が好ましい。OMPCの1調製方
法は実質的に米国特許第4,271,147号及び実施
例1に示される通りである。またOMPCの解離又はそ
の組換え発現によって産生されたMIEPのようなOM
PCのサブユニットも好ましい。この目的物を得る1方
法は米国特許出願第555,978号、同第555,3
29号及び同第555,204号(出願日1990年7
月19日)及び実施例2、16〜23に示される。
莢膜多糖(Pn−Ps)は肺炎球菌亜型の1種を培養し
て得られる抗原性多糖の調製物である(新規な結合方法
を記載する項及び実施例3〜10で後述される)。Pn
−Psは平均分子量約1×105 〜1×106 ダルト
ン、分子当り平均約1000未満の繰り返し単位、C多
糖混入レベル約3%未満及び抗原性指数0.4〜1.
1、好ましくは0.7〜1.1を有する。この最後のパ
ラメーターはATCCに寄託されている粗Pn−Psと
比較した、新規なPn−Psの単位質量当たりに示され
る抗肺炎球菌型特異抗体結合の相対量である。更にその
上、新規なPn−Psは、本発明のPn−Ps−PRO
生成物を作るにあたり免疫原性タンパク質との結合性が
高い。2つの異るPn6B−Ps及び2つの異るPn2
3F−Ps調製物の物理的及び化学的特性を以下の表I
に示すが後の記述はそれらの特性を測定する方法を示す
ものである。以下に開示される方法は広範囲の肺炎球菌
亜型を用いたPn−Ps中間体及びPn−Ps−PRO
の製造方法であり、種々の肺炎球菌亜型は1,2,3,
4,5,6B,7F,8,9N,9V,10A,11
A,12F,14,15B,17F,18C,19F,
19A,20,22F,23F及び33Fから選択され
るものを含むがこれに限定されない。上述の通り肺炎球
菌多糖類の好ましい組合せは肺炎球菌亜型4,6B,9
V,14,18C,19F及び23F由来である。これ
らの多糖類のほかに又は代わりに感染が問題の集団の必
要に応じて他のものに置き換えることができる。従って
Pn1−Ps及びPn5−Psはナイセリア・メニンギ
チジスB、C又はB群レンサ球菌多糖類でもできるのと
同様に、Pn4−Ps又はPn9V−Psのように処理
することができ、Pn7F−Psは以下に記載するよう
にPn14−Psのように処理することができ、多価ワ
クチンに含まれることができる。またPn6B−Psの
包含によってPn6Aに対する防御が交差反応性抗体に
よって生じることは当業者に明白であろう。これはまた
多くの他の肺炎球菌亜型にも当てはまる。多価ワクチン
は各々一定のPn−Ps亜型で別々に調製された異種P
n−Ps−PRO結合体の混合物を包含するものであ
る。更に多価ワクチンは数種の異るPn−Ps亜型が全
て一定のPROに一度で又は連続して結合されるもので
ある。
的及び化学的特性は由来した肺炎球菌亜型及び本明細書
に開示される方法に従って行なう操作に依存する。一般
にPn−Ps中間体は粗製細菌培養物由来多糖と比較し
た場合分子サイズ及び多分散性が2〜10倍小さい。サ
イズが小さくなることにより、結合中及び結合後の遊離
Pn−Psの除去中の多糖の取扱い性が改善され、より
高いPn−Ps純度(均一性)、より低いPn−Ps分
子サイズ多分散性及び実質的に変化のない抗原性を与え
る。これらの新規なPn−Ps特性は高度に限定され、
高度に型特異的抗原Pn−Ps−PRO生成物を一貫し
て作成するのに著しく寄与する。
分子量MW を粘度、凍氷点降下又は沸点上昇により数平
均分子量MN を測定することによってPn−Ps調製物
の多分散性がMW /MN として得られる。この数が1に
近づくほど多糖調製物は均一になる。多数のPn−Ps
調製物の多分散性が本明細書に示され、この増大した均
一性を得る好ましい方法も開示される。
Ps調製物の分配係数 Kd=Ve−Vo/Vi−Vo Vo=カラム空隙容量 Vi=全浸透容量 Ve=試料の溶出容量 Kd=試料の分配係数 は多糖の1部についてのサイズ排除クロマトグラフィー
(SEC)又は高性能サイズ排除クロマトグラフィー
(HPSEC)により当業界で既知の方法に従って測定
される。こうして得たKdは多糖調製物の平均流体動容
量の尺度である。Pn−Psの分子サイズが開示された
方法に従って物理的剪断又は熱又は音波加水分解により
小さくなるにつれてPn−Psの溶出容量Veは増加
し、従ってKD も増加する。
SEPHAROSE CL2Bゲル(ファルマシアNo.
17−0120−01)である。カラム空隙容量(V
o)はブルーデキストラン2000(ファルマシアNo.
17−0360−01)により全浸透容量(Vi)は塩
化ナトリウム塩ピークから定量する。方法の1つによれ
ばPn−Ps試料を蒸留水に2.5mg/ml で調製し1ml
注入量を用いる。Vo/Vi比は0.32〜0.37に
すべきである。デキストランT500(ファーマシアN
o. 17−0320−01)のKdは0.37〜0.4
9にすべきである。好ましいHPSEC系は50℃に加
熱した7.5×600mm TSK G6000PWカラム
を含む。
ECを、溶出容量の関数として相対分析物濃度を監視す
る示差屈折計と、溶出容量の関数として分析物の比粘度
を監視する示差粘度計と組合せる。普遍的検定曲線[保
持容量に対するlog (固有粘度×分子量)]は一連の単
分散酸化ポリエチレン標準の分析から作成する。濃度と
比粘度を用いて試料の溶出容量に対する分子量を計算す
ることができ、またこれを用いてMn 及びMW 値を計算
しこれから多分散指数(MW /Mn )を計算する[ヤウ
(Yau) 、W.W.及びリメンター(Rementer)、 S.W.
J.Liq.Chromatog.第13巻627〜675頁(199
0年)、ナギー(Nagy)、J.Liq.Chrom.第13巻677
〜691頁(1990年)、ベノイト(Benoit)等J.C
h.Phys.Tome. 第63巻1507〜1514頁(196
6年)]。本発明に於て固有粘度は0.1Mリン酸ナト
リウム緩衝液pH7.2中で測定した。
れば繰り返し単位/分子の平均数は重合体分子量を繰り
返し単位の分子量で割ることによって容易に決定される
(表II参照)。
解を行った各粗Pn−Psに対して抗原性統一性が消散
し始める終末点を決定することは重要である。この終末
点は粘度を当業界で既知の多くの免疫試験のいずれかと
関係づけることによって決定するのが便利である。好ま
しい方法では多糖溶液の一部をオキタロニー二重免疫拡
散検定により肺炎球菌亜型特異抗体を用いて測定する。
拡散後隣接のウェルに入れた粗Pn−Psの試料の沈降
バンドと融合する寒天中白色沈降バンドの出現は反応物
の定性的一致であり多糖の抗原としての統一性がそのま
ま保たれているということである。より定量的免疫検定
は速度比濁分析又はRIAによって得られる。
に散乱する光強度の変化又は変化速度を測定する。反応
は光線が通過する反応セル中で行なわれる。本願では特
異抗体(Ab)が特異抗原(Ag)即ちPn−Psと反
応するとき溶液中で生じる免疫沈降反応によって複合体
が生成される。Ag−Ab複合体の生成は最適比率のA
g及びAb分子の存在に依存するために一定量のAbに
対する複合体生成の程度は最大レベルまでのAg量まで
増加しそれ以上多量のAgは複合体生成量が減少する結
果となる。従って一定レベルのAbを維持しAg濃度の
増加による光散乱を測定することにより標準曲線が生じ
る。試料をその特異Abと標準曲線を展開するために用
いた同様の条件下で反応させる場合Ps(又は誘導化P
s)調製物のAg濃度を計算することが可能である。
度と化学的又は物理的に得られる濃度(比色分析、屈折
率又は単糖類の全加水分析及び定量による--以下参照)
との比較はPs試料の抗原性指数を与える。多糖類の乾
燥重量分析は粉末調製物の揮発性含有量が既知の場合に
のみ適当である。多糖類は吸湿性であることが周知であ
り、揮発分を5〜30重量%で含有する可能性がある。
そのような場合その乾燥重量は特に信頼できない。かな
り正確に多糖濃度を定量するために用いられる1方法は
比色検定でありこの検定は問題の多糖標準液で検定す
る。例えばPn6B−Ps、Pn18C−Ps、Pn1
9F−Ps及びPn23F−Psは全てディシュ(Disch
e)及びシェトルス(Shettles)[J.Biol.Chem.第175
巻、595〜603頁(1948年)]のメチルペント
ース検定によって定量することができる。Pn4−P
s、Pn9V−Ps、Pn14−Ps及びPn19F−
Psはヘキソスアミン含有量によって定量しPn9Vも
ウロン酸含有量によって定量することができる。フェノ
ール−硫酸検定[ズーボイス(Dubois)等、Anal.Chem.第
28巻、350〜356頁(1956年)]は結合体調
製中の工程試験の一部としてこれらのPn−Ps調製物
の全てを定量するのに有用である。使用される他の方法
は分析物質量の尺度として屈折率シグナルを用いるもの
でありこれも問題の多糖標準液で校正する。比色検定は
誘導化及び結合工程中に試料の多糖含有量を監視するた
めに用いられるがこの方法はHPSEC−万能検定分析
による多糖調製物の物理的確認及び抗原性指数の計算に
用いられる。出発粗Pn−Psは抗原性指数値1.0で
ある。相対抗原性指数は実験用試料に対して計算され
0.4〜1.1値が十分であると思われる。多糖が加水
分解及び分画工程中に著しく精製される場合には抗原性
指数1.0以上を得ることが可能である。またサイズ縮
小だけで多糖分子のフレキシビリティを高めて抗原エピ
トープの立体障害を減少させることにより調製物の抗原
性指数を増加させることができることは理論上可能であ
る。これらの測定は加水分解、分画及び誘導化Ps試料
の工程チェックとして行なわれる。相対抗原性<0.4
を有する試料は除去する、即ち結合に用いない。肺炎球
菌多糖類を確認するのに有用である抗Pn−Ps抗体標
品は入手可能である。抗Pn−Ps抗体入手先としては
ヘルスリサーチ社アルバニーNY及びステーテンセルン
インスチチュートがある。また型特異抗Pn−Ps抗体
は免疫原として市販の粗Pn−Psを用いて当業界で既
知の方法に従ってこの目的に調製することができる[ベ
ーカー(Baker) 等、イムノロジー第20巻、469頁
(1971年)、ブルック(Brooke)、M.S.J.Immu
nol.第95巻、358頁(1966年)、カーニー(Kea
rney) 、R.及びハラデー(Halladay)、W.J.Aust.
J.Exp.Biol.Med.Sci.第48巻、227頁(1970
年)、シュニアソン(Schneerson)、R.等、Prog. アレ
ルギー第33巻、144頁(1983年)、ロビンス(R
obbins) 、J.B.Infect.Immun. 第26巻、1116
頁(1979年)]。
ることの指標はPn−Ps調製物の正しい化学組成が維
持されていることである。例えばPn6B−Psは繰り
返し単位[α−Gal(1−3)−α−Glu(1−
3)−α−L−Rhap(1−4)−D−リビトール−
5−PO4(2)]を有するので炭水化物成分リビトール:
ラムノース:ガラクトース:グルコースのモル比は約
1:1:1:1である。この割合は例えば多糖を36%
フッ化水素酸で45〜65℃に於て約2時間次いで2M
トリフルオロ酢酸で100℃に於て10〜20時間加水
分解し、パルス電流検出による高性能アニオン交換クロ
マトグラフィー処理することによって定量することがで
きる。従ってほぼ等モル量の炭水化物成分を示す4本の
ピークは全体性が維持されていることの指標である。実
質的に炭水化物成分の理論比は本発明の新規なPn−P
s化合物全てに約20%以内で維持される。理論値から
のずれは主として方法技術の限界によるものである。従
って全加水分解により
ース:ガラクトース:グルコース=約1:2:1:1比
を有し、Pn14−PsはN−アセチル−グルコサミ
ン:ガラクトース:グルコース=約1:2:1比を有
し、Pn19F−Psはラムノース:N−アセチル−マ
ンノサミン:グルコース=約1:1:1比を有し、Pn
18C−Psはグルコース:ガラクトース:ラムノー
ス:グリセロール:アセテート=約3:1:1:1:1
を有し、Pn9V−Psはグルコース:ガラクトース:
N−アセチル−マンノサミン:グルクロン酸:ガラクチ
ュロン酸:アセテート=約2:1:1:1:1:1.7
比を有し、Pn4−PsはN−アセチル−マンノサミ
ン:N−アセチル−フコサミン:ガラクトサミン:ガラ
クトース:ピルベート=約1:1:1:1:1比を有す
る。更にPn4−Psは最近Pn5−Psと同様に、H
PLC分析で同定して2−アミノニューモサミン(2−
アミノ−2,6−ジデオキシタロース)であると思われ
る成分を含有することが見い出されている[バーカー(B
arker)等、炭水化物研究(Carbohydrate Res.) 224〜
233頁(1966年)]。Pn19F−Psはもう1
つ別の成分恐らくヘキソサミンを有しこれは文献に報告
されておらず最終的同定はまだ未決定である。これらの
及び別の理論上の多糖繰り返し組成物は次の参考文献
J.E.G.バンダム(Van Dam) 等、Carbohyd.Res. 第
187巻、267頁(1988年)、H.J.ジェンニ
ングス(Jennings)、Adv.Carbohyd.Chem.第41巻、15
5頁(1983年)及びこの中の参考文献J.C.リチ
ャーズ(Richards)及びM.ペリー(Perry) 、Bio Chem.C
ell.Biol. 第66巻、758頁(1988年)に報告さ
れている。炭水化物成分のほかに問題のPn−Psのい
くつかにはホスフェート、アセテート及びピルベート側
鎖基があり、これらのあるものは免疫優性基である。こ
れらの成分それ自体をモニターすることもできる(実施
例30参照)。単糖類の定量はまた試料の多糖濃度を定
量するのにも有用な手段である。
は、多糖類において“構造的エピトープ”と呼ばれてい
るものを保持することである[例えばウェセルス(Wesse
ls) 、M.R.及びカスパー(Kasper)、D.L.J.Ex
p.Med.第169巻、2121〜2131頁(1989
年)参照]。このレベルの抗原性は多糖の高分子量形で
のみ発現されると思われここに記載される方法はこの多
糖免疫原性レベルの保存にも向けられる。
る。この数値は多糖調製物を全酸加水分解し、加水分解
物のクロマトグラフィーを行ってコリンを電導度で検出
することによって示すことができる[ハーマンス(Herma
ns) 等、Recl.Trav.Chim.Pays-Bas,第107巻、600
頁(1988年)]。また非加水分解多糖をNMRによ
ってコリンを分析することができる。NMR手法はC−
Ps含有量を計算するためにラムノースメチルシグナル
に対するコリンシグナル比(ラムノースを含有するPn
−Ps用、他のPn−Psでは異なったシグナル)を用
いる。クロマトグラフィー法では電導度検定によって定
量した多糖含有量又はPn−Ps成分の1種に対するコ
リンシグナル比を用いてC−Ps含有量を計算する。い
ずれの方法でも既知濃度のコリン標準品からC−Psの
理論上の繰り返し構造を用い、多糖標品に存在するコリ
ンレベルを直接計算することができる(ハーマン等[上
記参考文献])。Pn−Ps試料の多糖濃度は当業界で
既知の方法に従って測定される。例えば全多糖濃度は多
糖の全加水分解及び特異単糖濃度の測定によって求める
ことができる。C−Ps濃度を全多糖濃度と比較するこ
とによってC多糖混入度(w/w)が求められる。全多
糖の3%(w/w)以下のC多糖レベルならば容認でき
るが更に好ましいレベルは1%以下である。2ロットの
Pn6B−Ps及び2ロットのPn23F−Psの化学
的及び物理的性質を以下の表Iにまとめる。これらのデ
ータは本明細書に記載される新規な方法によって生じる
ロット間パラメーターの再現性を示す。
の対応する新規な加水分解して分画した(Hyd+frac)化
合物の化学的及び物理的パラメーターを示す。表わされ
る数字は実験誤差と調製される複合多糖化合物の検出限
界内の近似値である。
認 i.Pn−Psの同定及び定量分析 抗原性(完全)を確かめ、Pn−Ps/PRO比を計算
するために、最終結合体のPn−Psの量及び化学的完
全さを、独立した手法で証明することは非常に有用であ
る。1方法としては、2MTFAを用いて、100℃に
於て、各々のPn−Psに対する最適加水分解時間によ
る5〜16時間で全加水分解するものである。同量のP
n−Ps−PRO結合体及びPRO加水分解物(ローリ
ータンパク質に基づく)をパルス電流検出による高性能
アニオン交換クロマトグラフィーで分析して単糖類分を
得る。PRO分は、例えばOMPCに存在するリポ多糖
(LPS)からPROに係る単糖類を修正するために、
ネルソンプログラムのような適当なコンピューターソフ
トウェアを用いてPn−Ps−PRO結合体分から“差
し引かれる”。次いで結合体のPn−Ps量を既知量の
誘導化Pn−Ps加水分解物分と修正Pn−Ps−PR
O結合体分を比較することによって計算する。Pn−P
s/PRO比もまたこの方法で測定される。
ップ形成の分析 Pn−PsをPROに結合した後、結合体試料を6N
HClで加水分解し、アミノ酸分析にかける。この方法
はS−カルボキシメチル−ホモシステイン(S−CMH
C)及びS−カルボキシメチルシステアミン(S−CM
CA)のようなユニークなアミノ酸の存在と量を検出す
る。前者のアミノ酸は以下の方法の項で記載される誘導
化Pn−PsとPROの化学反応による化学結合の一部
として生成され誘導化Pn−PsのPROへの共有結合
の決定的証拠として用いられる。このような共有結合の
生成は結合体ワクチンのT細胞免疫原性に不可欠であ
る。結合反応の完了後直ちに未反応ブロモアセタミド部
分がN−アセチルシステアミンでキャップされる。この
結合の加水分解により遊離S−カルボキシメチルシステ
アミン(S−CMCA)を生じこれもアミノ酸分析で検
出される。このアミノ酸の検出により反応性ブロモアセ
トミド基の良好なキャップ形成を確認して望ましくない
化学反応に使用させない。共有原子価及びキャップ形成
の容認できるレベルはS−CMHC/Lysに対して約
1〜15%及びS−CMCA/Lysに対して約0〜5
%である。
析 好ましい実施態様ではPn−Ps−PRO結合体をワク
チンに対する免疫応答の増強が生じる水酸化アルミニウ
ム(アルミナ、Al(OH)3 ゲル(以下C項参照)に
吸着させる。他の可能なワクチン製剤としては生理的に
使用し得る希釈剤中の製剤及び他のアジュバント、イム
ノモジュレーター又は水酸化アルミニウムゲル以外の不
活性賦形剤の使用がある。このアルミナ吸着物質の分析
は次の通りである。アルミナ吸着Pn−Ps−PROは
結合体をミョウバンから脱着させた後組成及び安定性を
分析することができる。これはアルミナ吸着Pn−Ps
−PROを3%クエン酸ナトリウム溶液に室温で16時
間透析することによって得られる。得られた可溶性クエ
ン酸アルミニウム塩は、透析膜から移動しPn−Ps−
PROを通過する。この方法は、正確な量のPn−Ps
−PROがアルミナ吸着製剤中にあることを確認するた
めに重要である。しかしながらPn6B−Ps−OMP
C及びPn23F−Ps−OMPCのようないくつかの
製剤は以下の化学検出方法に良好な濃度10,5,2及
び1mcg Pn−Ps/ml(以下のC項参照)を含有す
る。従って炭水化物組成分析を行なうために、吸着Pn
−Ps−OMPCワクチンをまず沈降させて水性液除去
し、沈降物をクエン酸溶解の前にもとの容量の1/5に
浮遊させる。透析後可溶化Pn−Ps−OMPCは5
0,25,10及び5mcg Pn−Ps/mlで存在する。
次いでこれらの濃度はPn−Ps及びタンパク質両分析
を受けやすく投薬量レベルを確認する。クエン酸脱着試
料もまた可能な遊離Pn−Psの存在を分析し、この結
果は製造の免疫原性と粘稠度に重要である。この分析は
SEPHAROSE CL−2B又はSEPHACRY
L S1000SFサイズカラムによるクロマトグラフ
ィーで行ないPn−Ps−OMPCをPn−Psから分
離することができる。遊離Pn−Psの存在及び量は速
度比濁分析により抗原的に測定される。Pn−Ps−O
MPCの遊離Pn−Psによる混入レベルは存在する全
Pn−Psの15%以下である。
試験する。結合体生成物を本明細書で開示した方法に従
って製造し、発熱原性の使用し得るレベルを有すること
を見い出した。方法(I.V.) Pn−Ps結合体ワクチンを21 CFR、セクション
610、13(b)に記載される通り試験する。 1)方法(I.M.) 発熱原性の第2尺度はウサギIMテストである。このテ
ストは生成物の臨床に於ける使用をより密接に模擬し、
生成物の見掛けの内毒素力をより正確に反映すると思わ
れる。各ウサギにワクチン1.0mlを筋肉注射する。テ
ストは少なくとも3匹のウサギを用いて行なう。温度を
注射後5時間監視する。他のテスト方法は21 CFR
セクション610、13(b)に記載される通りであ
る。(テスト投与量は多糖濃度による)。
Pn−Ps−MIEP結合体は多糖とPRO、例えばO
MPC又はMIEPと加水分解的に不安定な共有結合を
形成するチオエーテル基と第一アミンを含有するビジェ
ネリックスペーサーを介して結合させることができる。
本発明による好ましい結合体は式Pn−Ps−A−E−
S−B−PRO又はPn−Ps−A’−S−E’−B’
−PROによって表わすことができるものである。A−
E−S−B及びA’−S−E’−B’は、加水分解的に
安定な共有結合チオエーテル結合を含有し、高分子PR
O及びPn−Psと共有結合(例えば加水分解的に不安
定なエステル又はアミド結合)を形成するビジェネリッ
クスペーサーを構成する。スペーサーA−E−S−Bに
於て、Sはイオウであり、Eはチオール基と反応させた
イオウ好性基の変換生成物であり、
され、Aは
3であり、YはCH2 ,O,S,NR’又はCHCO2
H(R’はH又はC1 −又はC2 −アルキルである)で
あり但しYがCH2 である場合には、mとnは共にOで
はなく、YがO又はSである場合にはmは1より大き
く、かつnは1より大きい}であり、Bは
R’、COOH又はH(R’及びpは上で定義した通り
である)であり、DはC(=O)、NR’、又はN(−
H)−C(=O)(CH2 )2 C(=O)である}であ
る。スペーサー、A’−S−E’−B’に於て、Sはイ
オウであり;A’は−C(−W)NH(CH2 )a R”
−(aは1〜4であり、R”はCH2 又はN(−H)C
(=O)C(−Y’)H(CH2 )p であり、Y’はN
H2 又はNHCOR’であり、またW、p及びR’は上
で定義した通りである)であり、E’はチオール基と反
応させたイオウ好性基の変換生成物であり、かつ−C
(−R)H−(Rは上で定義した通りである)で表わさ
れ;B’は−C(=O)−であるか、又はE’が
1〜3である)である。更にビジェネリックスペーサ
ー、A−E−S−B及びA’−S−E’−B’のE−S
−B及びA’−S−E’成分は決定及び定量でき、この
同定は共有結合変性多糖に由来するチオエーテルサルフ
ァ側を官能基化タンパク質に由来するスペーサー側と結
合する結合体結合の共有原子価を反映するものである。
−S−B−PROは、その成分として特に二酸化炭素、
1,4−ブタンジアミンとS−カルボキシメチル−N−
アセチルホモシステイン;二酸化炭素、1,5−ペンタ
ンジアミンとS−カルボキシメチル−N−アセチルホモ
システイン;二酸化炭素、3−オキサ−1,5−ペンタ
ンジアミンとS−カルボキシメチル−N−アセチルホモ
システイン;二酸化炭素、1,4−ブタン−ジアミンと
S−カルボキシメチル−N−アセチルシステイン;二酸
化炭素、1,3−プロパンジアミンとS−カルボキシメ
チル−N−ベンゾイルホモシステイン;二酸化炭素、3
−アザ−1,5−ペンタンジアミンとS−カルボキシメ
チル−N−アセチルシステイン;二酸化炭素、1,2−
エタンジアミン、グリシンとS−(スクシン−2−イ
ル)−N−アセチルホモシステインの誘導体を含むスペ
ーサーを含有することができる。本発明による結合体、
Pn−Ps−A’−S−E’−B’−PROは、その成
分として特に二酸化炭素とS−カルボキシメチルシステ
アミン;二酸化炭素とS−(α−カルボキシエチル)シ
ステアミン;二酸化炭素とS−カルボキシメチルホモシ
ステアミン;二酸化炭素、S−(スクシン−2−イル)
システアミンとグリシン;二酸化炭素とS−カルボキシ
メチルシステインの誘導体を含むスペーサーを含有する
ことができる。
s−PRO結合体の製造方法 この方法を開示するに際し、数段階が明白に記載され
る。 I.多糖の調製 a)粗肺炎球菌多糖Pn−Psを単離する b)粗Pn−Psを部分加水分解又は機械的に剪断する c)部分加水分解Pn−Psをサイズ及び純度に応じて
分画する II. 結合 a)分画Pn−Psを官能基化して親電子又は求核反応
基Pn−Ps*を形成し、好ましくは約21反応性ブロ
モアセチル基/100 Pn−Psオリゴ糖繰り返し単
位を示す b)免疫原性タンパク質(PRO)好ましくはナイセリ
アメニンギチジスBOMPC又はそのサブユニットを単
離する c)PROを官能基化して求核又は親電子反応基PRO
* 、好ましくはOMPC又はそのサブユニット例えばM
IEPを生成し、反応性スルフヒドリル部分を示す d)工程(a)の多糖(Pn−Ps* )を工程(c)の
タンパク質(PRO* )と結合する e)Pn−Ps−PRO結合体をキャップ形成して残留
官能基を除去する f)結合体生成物を単離する。
返し単位の組成及び結合により化学的に抗原的に異な
る。多糖類の単離は一定の多糖の物理的特徴に依存して
わずかに異なる系で進行させねばならない。しかしなが
ら一般に細菌を培養し、Pn−Psを既知の方法に従っ
て回収する[実施例3及びウィリアムス、C.A.及び
チェース、M.W.、メソッズインイムノロジーアンド
イムノケミストリー第I巻、アカデミックプレス(19
67年)(Williams.C.A.and Chase.M.W.,Methods in Im
munology and Immunochemistry, Vol.I.Academic Pres
s (1967)]が、病原菌自体はATCCから入手し
得る。簡単に言えば肺炎球菌の発育を支持する当業界で
既知の適当な栄養培地中細菌の大規模な培養後フェノー
ル又はトルエンのような殺菌剤を加えて細菌を不活化す
る(実施例3)。次いで多糖のアルコール分画は2段階
で行なわれる。第1段階では低アルコール濃度を用いて
細胞デブリと他の望ましくない不純物を沈降させるが粗
Pn−Psは溶液中に残る。次に水に混ざるアルコール
を所定の濃度まで加えると莢膜多糖類を沈降するが上清
に別の不純物が残る。水性媒質に再浮遊させ次いでヌク
レアーゼ又はタンパク質分解消化又は溶媒抽出のような
既知の方法によって混入タンパク質及び核酸を除去す
る。粗多糖をアルコール沈降及び乾燥によって回収して
粗Pn−Ps末を生成させる(実施例3)。
機械的剪断 実質的に上述の通り調製した粗多糖[以下の実施例3も
参照]は、成人及び2才以上の子供を使用目標とした肺
炎球菌ワクチンを処方するために非結合状態で用いられ
ている。次の処理工程は結合体ワクチンの製造に有用な
ユニークな定義の化学的及び物理的性質(表II参照)を
有する新規な部分加水分解された精製Pn−Ps生成物
を生成させる。粗Pn−Psのサイズ縮小は、高純度P
n−Ps生成物を得るための次の精製工程の成功に効果
がある。更に結合体を調製するために用いる場合、本発
明の新規なPn−Psを使用するときの結合は更に能率
がよい。これは粗多糖物質の水溶液が非常に粘性で可溶
性が不十分であり、その結合体が非常に不溶性でフィル
ターを通過することができないためである。結合方法は
これ自体実施が困難であり、低収率の結合体が生じる。
更に最終結合体からの非結合Pn−Psの除去は、前結
合Pn−Psがサイズの縮小、粘度の低下及び改良され
た溶解度を有する場合に容易である。これは結合体調製
物中の遊離Pn−Psの存在が、投与される結合体Pn
−Psの実際の投与量を推定することを困難にする点で
重要であり、著しいT細胞刺激作用を有する結合Pn−
Psであるほど、非結合Pn−Psの存在は免疫学的に
“適切”なPn−Psの減少を示す。
n14−Psとして実施例6に示される通り、部分加水
分解の前又は後に、例えばアニオン交換クロマトグラフ
ィー、又は他のクロマトグラフィー法で精製することが
できる。クロマトグラフィー吸着−脱着は、正あるいは
負として使用することができる。正の方法では、Pn−
Psを樹脂に吸着させて溶液中に不純物を残し、Pn−
Ps脱着前に洗い流す。負の方法では、不純物をPn−
Ps溶液から吸着させて捨て、精製された状態の溶液中
Pn−Psを残す。またPn−Psは、Pn6B−Ps
として実施例4に示される通り、部分的熱加水分解又は
Pn14−Psとして実施例6に示される通り音波加水
分解に直接かけることができる。他の加水分解手段、例
えば化学的、酵素的又は物理的(例えば高圧セル)手段
も既知である。部分加水分解は水性媒質中、好ましくは
5〜110℃で、約1〜48時間限定熱処理によって達
成される。5秒から5分の限定高エネルギー音波処理
は、所望粘度又はkd終末点に達するのに必要な回数だ
け、冷却時間をおいて繰り返す。音波加水分解法は、熱
加水分解より好ましく、多糖類は複合構造を有する(以
下参照)。多糖類の部分加水分解を行なう本技術分野で
既知の他の適当な手段も利用することができる。例えば
酸による限定化学的加水分解、細胞内崩壊酵素処理又は
ブレンダーミルに於ける物理的剪断もまた平均Pn−P
s鎖サイズを縮小するために使用することができる。好
ましい実施態様では、Pn−Psをホモジナイザーに所
定の温度約0〜30℃、圧力約2,000〜15,00
0PSI で通過させて物理的剪断にかけてサイズ、多分散
性及び抗原性の望ましい特徴を有するPn−Ps生成物
を得る(実施例10参照)。
ラフィーで都合よく測定される加水分解の標的終末点
は、多糖の抗原性が妨げられないようなパイロットスケ
ールで各々の多糖に対して予め決定される。上で述べた
ように抗肺炎球菌型特異抗体を結合する名目上の能力
は、同濃度の粗Pn−Ps出発物質に示される結合の7
0%以上であることが良好とみなされる。これは実質的
に低いMN 、MW 又は繰り返し単位数/分子(表II)を
有するPn−Psが、この方法で生成させることができ
ず速度比濁検定の場合、上で決めた70%以上のカット
オフを反応させることができないこのようなPn−Ps
が結合により動物の免疫原性であることができることを
言うのではない。これは型特異抗Pn−Ps抗体を結合
する著しい能力がないにもかかわらず、結合状態の低分
子量Pn−Psが哺乳類免疫系に認識され、良好な型特
異抗肺炎球菌応答を生じることができることを言うので
ある。この場合“抗原性”は一定のPn−Ps調製物の
受容又は排除の操作基準としての“免疫原性”に置き換
わるべきである。しかしながら実際には方法制御として
生体内免疫原性パラメーターより試験管内抗原性を使用
することが最も便利である。
の多糖類に応用することができる。しかしながらPn6
B−Psは、広範囲の熱的サイズ縮小で抗原性を保持す
るが、Pn23F−Psは構造上の統合性を失い(グリ
セロール−リン酸側鎖)、音波処理又は物理的剪断手段
によって達成し得る穏やかなサイズ縮小を必要とする。
例えば、ゴーリンホモジナイザーでの物理的剪断は、い
くつかの理由で好ましい方法である。まずこの方法は規
模を拡大することができる。第2に音波及び熱加水分解
は一般に多分散性1.0〜1.5を得るために加水分解
されたPn−Psの追加分画を必要とする。しかしなが
ら物理的剪断方法は、一般に更に分画せずにこの範囲に
入る多分散性を有するPn−Ps生成物を生じるが、必
要な場合には純度を更に高め、CPs混入の減少を得る
ために分画を使用してもよい。第3に物理的剪断方法
は、熱又は音波加水分解手段と比較した場合、一定のP
n−Psについて再現性が高いという長所がある。第4
に物理的剪断方法は、音波又は熱加水分解によって生成
した同一サイズのPn−Psより一定のサイズに対して
高い抗原性を保持するというPn−Ps生成物の生産に
於ける利点があると思われる。
監視するのに便利な工程中のパラメーターであり、サイ
ズ縮小の程度を限定及び制御するために加水分解中に容
易に続けられる。Pn6B−Ps及びPn23F−Ps
の化学的及び物理的に区別できるロットは多糖を一致し
た標的終末粘度(上記表I参照)までサイズを縮小する
ことによって簡単に調製されている。このような工程中
の粘度測定の使用は、広範囲の粗多糖類に応用すること
ができ、得られたPn−Ps抗原性の特徴を変化させず
に加水分解サイズを減少させる。上述した通り、抗原性
の保持は例えばウフタロニー二重拡散検定、速度比濁分
析又は当業界で既知の他の方法によって容易に確かめら
れる。0.9%塩化ナトリウム(食塩水)中数種のPn
−Ps調製物の1mg/ml溶液の標的終末粘度を以下の表
IIIに示す。これらの数値は他の肺炎球菌亜型由来Pn
−Psに同様に適用することができる。 表 III 粗及び加水分解Pn−Psの溶液粘度 Pn−Ps亜型 粗Pn−Psの 標的終末 粘度 粘度 (センチストークス) (センチストークス) Pn4−Ps 1.8 1.5−1.00 Pn6B−Ps 1.4 1.3−1.00 Pn9V−Ps 1.4 1.3−1.00 Pn14−Ps 1.2 1.1−0.95 Pn18C−Ps 2.0 1.5−1.00 Pn19F−Ps 1.4 1.3−1.00 Pn23F−Ps 1.6 1.5−1.00 ある肺炎球菌多糖類の場合には、部分加水分解の前又は
後にイオン交換工程のような別の精製工程を含むことが
有益である。Pn14−Psの場合には、この工程は音
波部分加水分解の前にアニオン不純物のWHATMAM
DE52による吸着によって達成される。わずかに酸性
pHの処理で中性である多糖を加水分解に備えて上清画分
として回収する。
ズ縮小及び分画前は約900キロダルトン(KD)、後は約
300KDである。Pn23F−Psの各数値は前が約1
000KD以上後が約400〜500KDである。従って約
500±約300キロダルトンまでのPn−Psサイズ
の縮小が各Pn−Ps亜型工程のこの相の適当な目標で
ある。部分加水分解された物質を、所定濃度のアルコー
ルで再沈降させると以下の(c)項で記載される部分加
水分解されたPn−Psを回収し更に精製することがで
きる。
解Pn−Psの分画 Pn−Ps調製物の多分散性は、亜型特異Pn−Ps鎖
長の分散を示すばかりでなく、群特異C多糖並びに他の
混入物がPn−Ps調製物に残存していることも示して
いる。上で述べた通り、残留C多糖の混入は有用ではな
く逆の免疫応答に関連することさえある。狭い範囲の多
糖平均分子サイズ(多分散性の低下)の選択は、サイズ
縮小後示差アルコール、例えばエタノール好ましくはイ
ソプロパノール(IPA)溶解によって達成するのが便
利である。この選択の根拠は、一定のPn−Ps調製物
に対してアルコール溶解度が鎖長に逆比例し、また分子
量に比例することである。従ってこの方法は、出発のサ
イズ縮小Pn−Psより著しく改良された均一性を有す
る一致した大きさの分子集団を量的に単離するのに良好
に適用されている。IPA分画の工程中制御は、Pn−
Psが沈降するIPAの範囲を予想するパイロット実験
を行なうことによるものである。抗体特定ネフェロース
検定は分画を監視するために使用して量的Pn−Ps回
収を確かめる。この改良により、多くの異種肺炎球菌単
離物に共通の、C多糖群特異多糖による混入は、粗Pn
−Ps調製物に見られるレベルより約3〜20倍減少す
る。更にPn−Ps調製物の分子サイズ多分散性は約
1.0〜1.4に付随して減少する。
る別の方法は、適当なサイズ排除樹脂、例えばCL−2
B樹脂又は200〜1000キロダルトン分子量範囲の
多糖を含み、分画することができる他の樹脂によるサイ
ズ縮小水性Pn−Psのクロマトグラフィーである。厳
密なサイズ排除マトリックスを用いるHPSECは、こ
の点で便利であり、分解能の遅れと増加を減少させる。
所定の粘度又は保持時間又はオンライン検出によるカラ
ムから溶離する画分の選択は、上で開示したサイズ、粘
度及び純度の望ましい特徴を有するPn−Ps分子集団
を得る。IPA又はクロマトグラフィー分画の別の工程
を用いたPn−Psの調製物は、化学結合工程中、更に
一致して行動して再現性のある特徴を有する結合体を生
成させる。Ps−Ps純度の付随した著しい増加も得ら
れ、特にCPsレベルは非常に低下する。上述の操作と
測定の結果としてPn−Ps中間体の好ましい特徴は上
記表IIに示した通りである。
* を形成し、好ましくは約10〜40反応性ブロモアセ
チル基/100Pn−Psモノマー単位を示す分画Pn
−Psの官能基化: 上記工程I(c)で得たPn−Psは十分均一であり結
合を受けやすいPn−Psにする溶解度の改良及び粘度
の低下のような特性を有する。多糖類と他の部分の結合
体を調製するために多くの異なった計画が当業者に利用
できる。本明細書で開示される方法は結合体を生成する
ために本発明の新規な部分加水分解及び分画Pn−Ps
中間体を使用する単に可能な1経路であり、Pn−Ps
中間体を使用する排他的な方法と理解されるべきではな
い。
5,624号;J.Am.Chem.Soc.第108巻、5282
頁(1986年)]によって開示されるビジェネリック
スペーサー方法は分画及びサイズ縮小したPn−Psを
免疫原性タンパク質に結合する好ましい方法である。P
n−Psを官能基化して親電子又は求核基を示す。次い
で得られたPn−Ps* は反対に官能基化したタンパク
質、PRO* と反応させることができる。本発明の方法
はまた活性化多糖と反応させてペンダント親電子部位又
はペンダントチオール基を有する共有結合的に変性した
多糖を生成させる求核又は二求核基の選択を包含し、こ
れによって共有結合的変性多糖を共有結合的変性タンパ
ク質と反応させる前に更に二求核変性多糖を官能基化す
る必要がない。またタンパク質をいずれかの部分形に官
能基化することはこれらの工程で反応物を選択すること
により1工程以上で達成することができる。
ズ縮小分画Pn−Psはまず官能基化方法を妨害しない
溶媒中で可溶化しなければならない。最も官能基化を受
けることができるのはPn−Psのヒドロキシル基であ
るように最初の官能基化を行なうためにPn−Psを水
から除去することは重要である。酸性Pn−Psの水素
をテトラ又はトリブチルアンモニウムのような疎水性の
カチオンで置き換えるとPn−Psが非水性溶媒例えば
DMSO又はDMFに可溶性になる。勿論中性であるP
n−Ps(例えばPn14−Ps又はPn7F−Ps)
ではこの置換を行なう必要はない。非水溶液中であれば
Pn−Psをカルボニルジイミダゾールのような二親電
子基と反応させてイミダゾイルジウレタンを生成させる
ことができる。官能基/100Pn−Psモノマー単位
の数はこの点で100Pn−Psモノマー単位のうち平
均約10〜40だけが誘導化されるようにモルを基準と
して全Pn−Psモノマーと比較した場合カルボニルジ
イミダゾールの約1/5の限定量を加えることによって
制御される。この化合物は、米国特許第4,695,6
24号及びマルブルグ等、J.Am.Chem.Soc.第108巻
5282頁(1986年)に開示されるi)求核Pn−
Ps* 誘導体を生成することができるシスタミン二塩酸
塩又はii)親電子Pn−Ps* 誘導体を生成することが
できる1,4−ブタンジアミンのような試薬による求核
置換を受けやすい。
1−Ps、Pn5−Ps及びナイセリアメニンギチジス
B又はC多糖類のような酸性肺炎球菌多糖類が遊離カル
ボン酸基並びに遊離ヒドロキシル基を示すことから、こ
れらの多糖類の結合化学が中性多糖類又はポリリボシル
リビトールホスフェートのようにホスホジエステル結合
の存在によってアニオンである多糖類と比較した場合わ
ずかに異なる方法で進行することが発見された。一般に
カルボン酸遊離多糖類の結合化学は遊離多糖ヒドロキシ
ルをウレタン結合に変換することによって即ちPn−P
s−OHから、Pn−Ps−O−C(=O)−NH−R
a (Ra はタンパク質に対する原子鎖結合多糖の残部を
表わす)へ進行する。しかしながらグルクロン酸基を含
有するPn−9V−Ps又はピルビン酸基を含有するP
n4−Psのようなカルボン酸含有多糖類の場合、化学
はPn−Ps−C(=O)−OHからPn−Ps−C
(=O)−NH−Ra (Ra はタンパク質に対する原子
鎖結合多糖の残部を表わす)へ進行する。従って見られ
るのはウレタンのエステル官能基がカルボン酸含有多糖
に生成されないか又は更に簡単なアミド結合がこれらの
部位に生成されることである。結合化学はカルボン酸官
能性の存在のために速い速度で進行する。
類の抗原性及び免疫原性に対する重要な寄与因子である
と考えられるため、結合化学はこれらの多糖類を注意し
て制御しなければならない。最終結合体に於けるタンパ
ク質に対する高多糖比の要求は抗原性を保持するための
要求とバランスをとらねばならない。この目的は開始カ
ルボニルジイミダゾール仲介活性化の量を限定すること
によって達成される。アミドが生成されればシスタミン
二塩酸塩又は1,4−ブタンジアミンを含む次の工程は
上述の通り更に以下で述べられる通り進行することがで
きる。また、カルボキシル基はトリメチルシリル又は後
に緩和なアルカリ性条件によって除去することができる
類似の保護基を用いて又は酸不安定である2,4−ジメ
トキシベンジルエステルを用いて可逆的に保護され次い
で脱保護される。この場合、結合化学は多糖ヒドロキシ
ル基により通常の方法で進行することができる。
分画Psは水性又は他の溶媒中で米国特許第4,69
5,624号に開示されるような試薬と反応させること
ができる。好ましい試薬はシスタミン二塩酸塩である。
次いで過剰のシスタミンを除去し、ジチオトレイトール
又はジチオエリトリトールで還元して求核スルフヒドリ
ル官能基化Pn−Psを得る。このPn−Ps* 誘導体
は例えばタンパク質がペンダントブロモアセチル基を示
すように変性されている場合に親電子PRO* と反応さ
せることができる。
画Pn−Psは水性又は他の溶媒中で第4,695,6
24号特許に開示される試薬好ましくは1,4−ブタン
ジアミン(BuA2 )と反応させることができる。次い
でPn−Ps−BuA2 をp−ニトロフェニルブロモア
セテート又は類似の試薬でアシル化して求核PRO* 例
えばスルフヒドリル変性タンパク質と反応させることが
できる親電子Pn−Ps−BuA2 −BrAc誘導体を
生成させる。誘導化の程度はこの点でNMR及び1,4
−ブタンジアミン数とラムノースのメチルのような便宜
上の単糖シグナルと比較して測定する。誘導化の程度は
10〜40%が好ましく、約20%が最も好ましい。
ましくはナイセリアメニンギチジスBOMPC又はその
サブユニットの単離 タンパク質部分は免疫エンハンサーとして行動すべきで
ある。タンパク質の選択に於て受容体免疫応答(反応原
性)の非特異活性化を生じるものを避けることが望まし
い。米国特許第4,695,624号ではマルブルグ等
はナイセリアメニンギチジス由来外膜タンパク質複合体
(OMPC)を用いて多糖タンパク質結合体を製造して
いる。OMPCは本発明に適当であることは明らかであ
るが破傷風又はジフテリアトキソイド又はパータッシノ
ーゲン(pertussinogen) のような他の免疫原タンパク質
を使用することができる。
法は考えられている[フラッシュ(Frasch)等、J.Exp.
Med.第140巻、87頁(1974年)、フラッシュ
等、J.Exp.Med.第147巻、629頁(1978
年)、ゾリンガー(Zollinger) 等、米国特許第4,70
7,543号(1987年)、ヘルチング(Helting)
等、Actapath.Microbiol.Scand. C部第89巻、69頁
(1981年)、ヘルチング等、米国特許第4,27
1,147号]。この中で用いられるOMPCは実施例
1に記載される通り製造された。更にOMPCの解離又
はOMPC成分タンパク質特に主要膜タンパク質をコー
ドする物質の組換体発現によって単離したタンパク質サ
ブユニット(マイトジェン誘発タンパク質、MIP又は
主要免疫エンハンシングタンパク質、MIEPとも呼ば
れる)もまた好ましい。サブユニットタンパク質を得る
一つの方法は実施例2、16〜23及び米国特許出願第
555,978号、同第555,329号、同第55
5,204号及び同第639,457号に開示される。
ましくはOMPC又はそのサブユニットを生成し反応性
スルフヒドリル部分を示すためのPROの官能基化 上記II(b)の通り単離したPROを次に官能基化する
と親電子又は求核基を示す。次いで得られたPRO* は
上記II(a)で製造した反対に官能基化したPn−Ps
* と反応させることができる。
CからのMIEPをPROのリシンのε−アミノ基と反
応させることができるN−(ブロモアセチル)−6−ア
ミノカプロン酸p−ニトロフェニルエステルのような試
薬と反応させることが好ましい。得られたブロモアセチ
ル化PRO* は上記II(a)1で製造したPn−Ps*
の求核誘導体と反応させることができる。
EPをN−アセチルホモシステインチオラクトンのよう
な試薬と反応させてタンパク質のスルフヒドリル誘導体
を生成させる。この求核誘導体は上記II(a)2で製造
した親電子Pn−Ps* と反応させることができる。こ
の工程相の典型的な結果としてはスルフヒドリル力価約
0.1〜0.3μモル/mgタンパク質を生じる。
*)と工程II(c)のタンパク質(PRO* )の結合 上記工程II(a)及びII(c)に従い反応性基Pn−P
s* 及びPRO* を生成させた際、反対に活性化した反
応パートナーを約1:1の質量比で互いに接触させる。
この反応混合物から空気を窒素によってパージし、密封
し、17〜40℃で約4日間室温で反応させる。このよ
うな反応の具体例としては
多糖をN−アセチルホモシステインチオラクトンと反応
させたタンパク質と反応させて結合体を生成させる)及
び
化マレイミド酸と反応させたアミノ誘導多糖をアミノチ
オールでアミノ化したカルボキシ活性タンパク質と反応
させて結合体を生成させる)を包含する。
結合的変性多糖類のいずれかをペンダント親電子中心を
有する細菌タンパク質OMPC又はMIEPと反応させ
て共有結合結合体を得ることができる。このような反応
の具体例は
ノハロアセチル誘導体と反応させたカルボキシ活性タン
パク質と反応させて結合体を生成させる)である。本発
明による非常に好ましい結合は多糖ヒドロキシルを介し
て結合する場合式PRO−NH−COCH(−NHCO
CH3 )CH2 CH2 SCH2 CONH(CH2 )4 N
HC(=O)−O−PnPs又はカルボン酸基を有する
多糖類の場合には式 PRO−NH−COCH(−NHCOCH3 )CH2 C
H2 SCH2 CONH(CH2 )4 NHC(=O)−P
nPsを有するスペーサーである。
する必要があるとしても結合体とN−アセチルシステア
ミンのような低分子量チオールとの反応によりこの目的
を達成する。この試薬N−アセチルシステアミンの使用
はまた、生成されるS−カルボキシメチルシステアミン
がスパックマン、ムーア及びスタイン法によってユニー
クに検出することができるため、使用されたハロアセチ
ル部分の確認をすることができる。
−Ps−PRO結合体のキャップ形成 PRO* 又はPn−Ps* の残留親電子基を反応の終わ
りに、残留遊離スルフヒドリルをキャップするために低
分子量求核基例えばN−エチルマレイミド(NEM)又
は残留ブロモアセチル部分をキャップするために親電子
基例えばN−アセチルシステアミンを結合体の残留反応
性基より約2〜10倍モル過剰量添加することによって
抑制する。
ルトレーションによって非結合PRO、Pn−Ps及び
他の反応物から分離する。結合体ペレットを、0.5%
デオキシコリンのような洗浄剤処理及び0.1Mトリス
pH7〜9及び約10mMEDTAのような塩を含んでもよ
い水性緩衝洗液に再懸濁させて残留発熱物質を除去し、
室温で1〜25時間放置する。結合体を再沈降させ、洗
浄剤を含まない水性緩衝液に再懸濁させた後定角ロータ
ーを用いて約100,000xgに於て約1〜20℃で約
2時間超遠心分離によって再ペレット化させるか又はP
s、PROを用いて非共有結合的結合多糖類及びタンパ
ク質を除去するダイアフィルトレーションゲル浸透、イ
オン交換クロマトグラフィー、勾配遠心分離又は他の示
差吸着クロマトグラフィー及び速度比濁分析検定並びに
所望の生物活性を伴う試験管内方法としてビジェネリッ
クスペーサーの共有原子価検定(以下参照)を含む種々
の精製方法にかける。
マトグラフィーで達成することができ、また非常に大き
な不溶性タンパク質の場合には分離は超遠心分離によっ
て達成することができる。結合体を滅菌水に再懸濁させ
4℃で約1日熟成して完全に可溶化させた後低速遠心分
離して不溶性粒子を除去する。上清は最終生成物を含有
し、これを滅菌濾過し、免疫学的に有効な投薬量レベル
でワクチン組成物に処方し、ビンに滅菌充填することが
できる。結合体の共有原子価従って安定性を確認するた
めの結合体の分析は結合体を加水分解(好ましくは6N
HClで110℃に於て20時間)し、次いでタンパク
質のチオエーテル結合及び構成アミノ酸を含有する加水
分解的に安定なスペーサーのユニークなアミノ酸を量的
に分析することによって達成される。タンパク質のアミ
ノ酸の寄与は必要があれば含まれるタンパク質の適当な
アミノ酸標準と比較して除く、このとき残りのアミノ酸
値が結合体の共有原子価を表わす、又はスペーサーのア
ミノ酸を分析に於てタンパク質のアミノ酸標準を除いて
現われるように配列することができる。共有原子価検定
はまた生物学的に活性な成分の濃度の増加をマークする
ために精製方法を監視するのに有用である。上記具体例
の場合Ps−A−E−S−B−PRO分子のペプチド結
合及び他の加水分解的に不安定な結合での切断によって
PsC(=O)NHCH2 CH2 CH2 CH2 NHC
(=O)CH2 SCH2 CH2 CH(−NHCOCH
3 )COPROの加水分解はS−カルボキシメチルホモ
システインHO2 CCH2 SCH2 CH2 CH(−NH
2 )CO2 Hの遊離を生じ、
2 C−)CHSCH2 CH2 NH2 の遊離を生じ、Ps
C(=O)NHCH2 CH2 SCH2 C(=O)NH
(CH2 )4 NHC(=O)CH2 CH2 C(=O)P
ROの加水分解はS−カルボキシメチルシステアミンH
2 NCH2 CH2 SCH2 CO2 Hの遊離を生じる。次
いでスパックマン、ムーア及びスタインのようなクロマ
トグラフィー法を適用するのが便利であり、アミノ酸成
分比が決定される。
異性を有するB及びTリンパ球の協調を必要とする。T
リンパ球は多糖類を認識することができないが多糖をT
細胞が認識することができるタンパク質に共有結合する
場合には抗多糖IgG抗体応答を助けることができる。
ムゲルに吸着させる。これは例えばPn−Ps20μg/
mlの濃度に等価な結合体原液の調製によって達成され
る。一部を滅菌水で1:1、1:5及び1:10に希釈
することができる。20μg/ml原液の一部を含むこれら
の試料の各部分をAl+30.85mg/ml、1.7%Na
Cl(w/v) 及びチメロソル(thimerosol)100μg/mlを
含有する水酸化アルミニウム希釈剤で1:1に希釈す
る。溶液のpHを1N NaOHで約7.5に調整してP
n−Ps濃度10、5、2及び1μg/mlを有する溶液と
なる。これらの製剤の各々の投与量約0.1〜0.75
mlが異なった年令及び体重の受容者に投与するのに適当
である。記載した通り処方したワクチンはPn6B−P
s−OMPC、Pn14−Ps−OMPC、Pn19F
−Ps−OMPC及びPn23F−Ps−OMPCに対
して2〜3ケ月の乳仔のサルに於て著しくサブタイプ特
異的抗肺炎球菌多糖免疫応答を高めることを見い出し
た。更にPn−Ps−OMPC結合体ワクチンが無胸腺
マウスに於てT細胞依存性であることを見い出した。
する他の多糖類及びそれらの特性を有するPsの製造方
法が部分加水分解分画肺炎球菌多糖類を包含しているも
の以外の結合体の製造に有用な応用を有することは明ら
かである。それからこれらの結合体は他の病原菌による
疾患を予防するために使用することができる。例えば群
B肺炎球菌、新生児髄膜炎の病原菌、ナイセリアメニン
ギチジスB又はC、乳児髄膜炎の病原菌又は大腸菌、尿
路感染及び他の日和見感染の重要な病原菌を多糖源とし
て使用することができる。これらの多糖類並びにPn−
Ps及びその共有結合体もまた混合ワクチン製剤の重要
な成分となることができる。このような混合剤は例えば
免疫学的に有効な量のアジュバント例えばフロインド、
リビ又は免疫調節化合物例えばインターロイキン、イン
ターフェロン(具体的にはマーケットレター1987年
11月30日、26〜27頁に列挙される化合物;ジェ
ネティクエンジニアリングニュース、1988年1月、
第8巻、23頁参照)又は別の免疫原を包含することが
できる。好ましい実施態様では、本発明の結合体の免疫
学的有効量を包含している組成物は肝炎B、肝炎A、非
A非B肝炎、エイズ、ジフテリア、百日咳、破傷風、麻
疹、おたふくかぜ、風疹、水痘、ポリオ又はヘモフィル
スインフルエンザbに対するワクチンの1種以上と共に
包含する。ここで述べたものから選択される好ましいワ
クチンはPevax HIB(商標)、RecombivaxHB(商
標)、M−M−R(商標)及び三価のDTPワクチンの
中から選択される。次の実施例は本発明を更に開示する
ものであり、本発明を限定するものとして解釈されるべ
きではない。
PCの調製 A.発酵 1.ナイセリア メニンジチディスグル−プB11 ナイセリア メニンジチディスの凍結乾燥培養物を含む
管(ドクタ− エムア−テンシュタイン(Dr. M. Arten
stein)、 ワルタ− リ−ド ア−ミ− インスティテュ
−ト オブ リサ−チ(Walter Reed Army Institute o
f Research (WRAIR)、ワシントンD.C.)を開封し、
ユ−ゴンブロス(Eugonbroth(BBL))を添加した。培養物
をミュエラ−ヒントン(MuellerHinton)寒天の斜面に画
線培養し、5%CO2 下37℃で36時間インキュベ−
トし、この時に、この増殖物を10%スキムミルク培地
(Difco)中へ採収し、一部分を−70℃で凍結した。こ
の微生物の同定はWRAIR により提供される特異的抗血清
との凝集及びDifco により提供される血清の型を検査す
ることにより確認した。第2通路からの培養物のビンを
解凍しコロンビア羊血寒天プレ−ト(CBAB-BBL)上に画線
培養した。このプレ−トを5%CO2 下37℃で18時
間インキュベ−トし、この後、この増殖物を10%スキ
ムミルク培地100ml中へ採収し、一部分を0.5ml量
採り−70℃で凍結した。この微生物は特異的抗血清と
の凝集、糖化発酵及びグラム染色によりプラスであると
同定した。この通路からの培養物のビンを解凍し、ミュ
エラ−ヒントンブロスで希釈し40ミュエラ−ヒントン
寒天プレ−ト上に画線培養した。このプレ−トを6%C
O2 下37℃で18時間インキュベ−トし、この後、こ
の増殖物を10%スキムミルク培地17ml中へ採収し、
一部分を0.3ml量採り−70℃で凍結した。この微生
物はグラム染色、特異的抗血清との凝集及びオキシダ−
ゼ試験によりプラスであると同定した。
スグル−プB、上記からのB−11(通路4)の一つの
凍結ビンから発育させた。10個のミュエラ−ヒントン
寒天斜面に接種し、約18時間後に6個を採集し、pH
6.35のゴットシュリッヒ酵母透析培地の3X250
mlフラスコに対する接種原として使用した。OD660 を
0.18に調整しOD660 が1〜1.8の間になるまで
インキュベ−トした。この培養物1mlを5X2リッタ
−、エルレンメイヤ−フラスコ(各々1リッタ−の培養
液を含む;下記参照)の接種に使用し振盪機中200rp
m 、37℃でインキュベ−トした。このO.D.を接種
後一時間毎にモニタ−した。4リッタ−のブロス培養物
は、OD660 が1.28であった。 70リッタ−種子発酵槽 約4リッタ−の種子培養物を約40リッタ−の完全産生
培地(下記参照)を含む滅菌70リッタ−発酵槽の接種
に使用した。70リッタ−発酵の条件は、37℃、毎分
10リッタ−での空気散布185rpm 、pH約7.0の
一定pH下、約2時間であった。このバッチに対する最
終OD660 は2時間後で0.732であった。 800リッタ−産生発酵槽 約40リッタ−の種子培養物を568.2リッタ−の完
全産生培地(下記参照)を含む滅菌800リッタ−発酵
槽の接種に使用した。このバッチを、37℃、毎分60
リッタ−での空気散布100rpm 、pH7.0の一定p
H下でインキュベ−トした。このバッチに対する最終O
Dは接種後13時間で5.58であった。
び800−リッタ−発酵槽に対する完全培地 ────────────────────── 画分A g/リッタ− ────────────────────── L−グルタミン酸 1.5 NaCl 6.0 Na2 HPO4 (無水) 2.5 NH4 Cl 1.25 KCl 0.09 L−システインHCl 0.02 ────────────────────── 画分B(ゴットシュリッヒ酵母透析物) 1280gのディフコ酵母エキスを6.4リッタ−の蒸
留水に溶解した。この溶液を3個のH10SMカ−トリ
ッジを有する2アミコンDC−30ホロ−ファイバ−透
析機で透析した。384gMgSO4 7H2 O及び32
00gデキストロ−スをこの透析物に溶解させ、全容量
を蒸留水で15リッタ−にした。このpHをNaOHで
7.4に調整し、0.22μフィルタ−に通過させて滅
菌し、画分Aを含む発酵槽に移した。エルレンメイヤ−
フラスコ:1リッタ−の画分A及び25mlの画分Bを
添加し、このpHをNaOHで7.0〜7.2に調整し
た。70リッタ−発酵槽:41.8リッタ−の画分A及
び900mlの画分Bを添加し、このpHをNaOHで
7.0〜7.2に調整した。800リッタ−発酵槽:5
53リッタ−の画分A及び15.0リッタ−の画分Bを
添加し、このpHをNaOHで7.1〜7.2に調整し
た。 b.採収及び不活性化 発酵終了後、フェノ−ルを別の容器に添加し、そこへ細
胞ブロスを移し、最終フェノ−ル濃度を約0.5%にし
た。培養物がもはや生育しなくなるまで(約24時間)
この物質を弱く撹拌しながら室温に保持した。 e.遠心分離 4℃で約24時間後、614.4リッタ−の不活性培養
液をシャ−プレス継続流動遠心機で遠心分離した。フェ
ノ−ル処理後の細胞ペ−ストの重量は3.875kgで
あった。更にフェノ−ルで中和した発酵ブロスは以下に
記載する透析濾過により採収した。
縮し0.2μmホロ−ファイバ−フィルタ−(ENK
A)を使用して滅菌蒸留水で透析濾過を行った。工程2. 抽出 等量の2X TED緩衝液(0.1M トリス、0.0
1M EDTA緩衝液、pH8.5、0.5%ナトリウ
ム デオキシコレ−ト)を濃縮した透析濾過細胞に添加
した。この懸濁物をOMPC抽出用の温度制御したタン
クに56℃で撹拌しながら30分にわたり移した。この
抽出物をシャ−プレス継続流動遠心機で流速約80ml/
分、約4℃、約18000rpm で遠心分離した。次い
で、粘性の上清液を集め4℃で保存した。この抽出した
細胞ペレットを前記したようにTED緩衝液で再抽出し
た。上清液を合わせ4℃で保存した。工程3. 限外濾
過による濃縮 合わせた抽出物をAG−Tech0.1μmポリスルホ
ンフィルタ−に取り付けた温度制御した容器に移した。
抽出物の温度は濃縮工程において容器中25℃に保っ
た。この試料を平均膜内外圧11〜24psi の間で10
倍濃縮した。工程4. OMPCの採集及び洗浄 工程3からの保有物を流速300〜500ml/分の間で
継続流動遠心機で約160000xg(35000rpm
)、約70℃で遠心分離し上清液を捨てた。このOM
PCペレットをTED緩衝液(190ml緩衝液;20ml
/gペレット)に懸濁させ、工程2及び工程4を2回繰
り返した(工程3省略)。工程5. OMPC産生物の回収 工程4からの洗浄したペレットを100ml蒸留水に懸濁
させガラス棒及びダウンスホモゲナイザ−(Dounce hom
ogenizer) で完全な懸濁物とした。次いでこの水性OM
PC浮遊物を0.22μmフィルタ−を通過させること
によりフィルタ−滅菌し、0.1μmホロ−ファイバ−
フィルタ−を使用して滅菌蒸留水にさらす透析濾過によ
ってTED緩衝液を水で置換した。
ビナント細胞からの精製MIEPの調製 アクリルアミド/BIS(37.5:1)ゲル、18x
14cm、3mm厚を使用した。スタッキングゲルは4%ポ
リアクリルアミドであり、分離ゲルは12%ポリアクリ
ルアミドであった。約5μgのOMPC蛋白あるいはリ
コンビナント宿主細胞蛋白をゲル当り使用した。1mlの
OMPCに試料緩衝液(4%グリセロ−ル、300mMD
TT、100mMトリス、0.001%ブロモフェノ−ル
ブル−、pH7.0)0.5mlを添加した。この混合物
を20分間105℃に加熱し、ゲルに載せる前に室温に
冷却した。ブロモフェノ−ルブル−がゲルの底部に到達
するまで、冷却しながら200〜400ミリアンプでゲ
ルを作動させた。ゲルの垂直片を切り出し(約1−2cm
幅)コマッシ−/酢酸銅(0.1%)で染色した。MI
EPバンド(約38KD)が見えるまでその切片から汚
れを取り除いた。次いでその切片を元のゲル位置に置き
MIEP領域をゲルの残部からメスで摘出した。 この
摘出領域を正方形に切り(約5mm)、0.01Mトリス
緩衝液、pH8.1で溶出させた。溶出の2サイクル
後、溶出物の純度をSDS−PAGEで評価した。この
溶出物を溶出物の共通プ−ルと合わせ48時間60mMア
ンモニア−蟻酸、pH10で透析した。別法として、溶
出した蛋白は水中の50%酢酸で透析することができ
る。透析後溶出した蛋白を蒸発乾固した。この物質をP
D10サイズカラム(ファルマシア、ピスキャタウエ
イ、ニュ−ジャ−シ−州)に通過させて更に精製し、室
温で保存した。
養及び粗製Pn−Psの単離 I.ニュ−モコッシの培養 ニュ−モコッシの培養方法は当業界で公知である(Chas
e,M.W.,Methods of Immunology and Immunochemistry
1, 52(1967)) 。ニュ−モコッカル サブタイプの単離
物はATCCから入手可能である。この微生物は被包
性、非運動性、グラム陽性、ランセット形の血液寒天上
でα溶血性である双球菌として同定されている。サブタ
イプは特異的抗血清を使用するクエリング(Quelling)
反応に基づき区別されている。主及び貯蔵種子培養物は
凍結されているかあるいは8℃以下にすることが好まし
い。好ましい培養方法においては、貯蔵培養物をハ−ト
インフユ−ジョン ブロス(Heart Infusion Broth)
でもとに戻し、10%脱フィブリン化したウサギ血液を
含む、ハ−ト インフユ−ジョン寒天上で培養し、37
±2℃で約18時間インキュベ−トする。このプレ−ト
上の増殖物をハ−ト インフユ−ジョン ブロスに再浮
遊させ、この再浮遊した増殖物の一部を10%脱フィブ
リン化したウサギ血液を含むハ−ト インフユ−ジョン
ブロス100mlに接種し、37±2℃で約18時間固
定培養としてインキュベ−トする。100mlの液化培養
物(処理種子(working seed))の純度をグラム染色した
点及びハ−ト インフユ−ジョン血液寒天プレ−ト上の
増殖に対する顕微鏡観察により調べる。この処理種子を
14日迄の間2−8℃で保存して、すぐに使用する。デ
キストロ−ス(25g/リッタ−)を含むニュ−モコッ
カス接種原培養基(YUF)を含む2リッタ−エルレン
メイヤ−フラスコあるいは適当な容器に処理種子を接種
し、37±2℃で約8〜24時間固定インキュベ−トさ
せる。インキュベ−ション時間は特に発育するストレプ
トコッカス ニュ−モニアエのタイプに依存して変わ
る。発酵のpHは光学密度1.5〜4.0に到達する迄
12%炭酸水素ナトリウム溶液の断続的な添加により目
標pH範囲6.0〜7.2を維持するように調整する。
光学密度は660nmでモニタ−する。増殖物の試料を顕
微鏡学的に観察し、血清学上の凝集反応を純度のチェッ
クのために行う。この段階の増殖物を蒸留水、ニュ−モ
コッカス種子培地に対する成分の乾燥充填物(YU
F)、酵母エキス限外濾過物、UCON、及びデキスト
ロ−ス(約25g/リッタ−)の成分からなる40リッ
タ−のニュ−モコッカス発酵培地を含む種子発酵槽に移
す。培養物を37±2℃で温和な撹拌下約2−12時間
インキュベ−トする。このpHを水酸化ナトリウム溶液
の断続的な添加により6.0〜7.2に制御する。蒸留
水、ニュ−モコッカス産生培地に対する成分の乾燥充填
物(YUF)、酵母エキス限外濾過物、UCON及びデ
キストロ−ス(約25g/リッタ−)の成分からなる5
25リッタ−のニュ−モコッカス発酵培地を含む発酵槽
を約50リッタ−の一つの2−12時間種子培養物で接
種する。培養物を37±2℃で温和な撹拌下6−30時
間(この時間は発育のタイプに依存する)インキュベ−
トさせる。このpHを水酸化ナトリウム溶液の断続的な
添加により6.0〜7.2に制御する。この発酵の光学
密度を決定し、デキストロ−スがもはやpHを変化させ
ないように完全に利用された時に発酵を終了させる。発
酵終了後病原性微生物をすぐに中和する。この中和は約
1%の濃縮物にフェノ−ルを添加させ、周囲温度で2−
12時間進行させることにより達成される。
ルを中和した培養物に添加し、遠心分離により取り除
く。次いで粗製ポリサッカライドを更なる変性エタノ−
ルの添加により上清液から浮遊させる。この固形物を遠
心分離により集め上清液を捨てる。核酸の混入はポリサ
ッカライドの中性水性溶液、例えば1−5%酢酸ナトリ
ウム、あるいは0.05Mリン酸緩衝液、への可溶化を
減少させるのでヌクレア−ゼ及び0.01M塩化マグネ
シウムを添加する。約36℃で約60−120分後、p
Hを約8.0に調整し、トリプシンのようなプロテア−
ゼを蛋白質混入物の消化のために添加する。変性アルコ
−ルあるいはイソプロパノ−ルを使用する酢酸ナトリウ
ム中のポリサッカライドの再浮遊、続く蒸留水での再可
溶化により更なる不純物を除去する。約8℃でのセトリ
モニウム臭化物の添加により不純物を浮遊させ遠心分離
により除去する。酢酸ナトリウム及び一部分の変性アル
コ−ルあるいはイソプロパノ−ルの添加は更なる不純物
を除去させる。ポリサッカライドは更なるアルコ−ルの
添加及び遠心分離により回収される。この浮遊物を白色
粉末が得られるまで無水エタノ−ルで洗浄する。このポ
リサッカライドを濾過によって集め、無水エタノ−ル及
びアセトン洗浄、真空下での乾燥により粗製Pn−Ps
を粉末として得る。
製 (1)熱加水分解:粗製Pn6N−Ps粉末の3.0g
部分を撹拌しながら室温で約4時間1200mlの生理食
塩水(0.9%NaCl)に溶解させ、4℃で一晩保存
した。次いでこの溶液をコ−ルドフィンガ−(cold-fin
ger)還流冷却器中100℃で24時間加水分解し、室温
まで冷却した。酢酸ナトリウム試薬(59.7g)を最
終濃度3%(w/v)になるように添加した。 (2)血清学的プロ−ブ:試料10ml部分につき、イソ
プロパノ−ル(IPA)分別予備研究及び抗体指示終点
ネフェロ−ゼ検定を行ったところ、Pn6B−Psは4
0−50%IPAで浮遊することを示した。 (3)第一IPA添加:加水分解した試料(容量121
0ml、上記工程1から)を932mlIPAの添加(室温
で撹拌しながらの滴下)により43.5%IPAにし
た。この試料を15−30分間撹拌させ、次いで110
00xgで30分間遠心分離(ベックマンJA−10ロ
−タ−;8000rpm ;20℃)した。この不毛のペレ
ットを250mlオムニミックスジャ−(Omnimix jar) 中
無水エタノ−ルで摩砕し、次いで60ml燒結ガラス漏斗
上で集めた。この浮遊物を直接漏斗上で無水エタノ−
ル、次いでアセトンで洗浄し、CaCl2 上室温で真空
乾燥して分析用試料を調製した。 (4)第二IPA添加及び産生物回収:43.5%IP
A上清液(容量2020ml、上記工程3から)を室温で
撹拌しながら93.5mlIPA滴下により46.0%I
PAにした。この試料を熟成し、上記工程3でのように
遠心分離した。このペレットを上記工程3でのように摩
砕、採集、洗浄、乾燥した。このPn6B−Psは16
50mgであり、Kdは0.62であり、3.3%のリン
を含んでいた。
−Ps−OMPC A.ダウエックス50X2テトラブチルアンンモニウム
樹脂(ダウエックス50(Bu4 N+ ))の調製 ダウエックス50X2(200−400メッシュ)H+
型(72g)を水にスラリ−させ、カラムに充填し、
水、6NHClの順で洗浄し、次いで流出液がpH紙で
中性になるまで水で洗浄した。水酸化テトラブチルアン
モニウムの10%水溶液を流出液が強アルカリになるま
でカラムに通した。最後に、流出液が再び中性になるま
で水をカラムに通過させた。
g)(物理特性に対する表IPn6B−Psロット1参
照)を滅菌蒸留水(60ml)に溶解し、この溶液を全て
の固体が溶液になるまで(1.5時間)電磁的に撹拌し
た。このポリサッカライド溶液を洗浄した樹脂に載せ重
力により通過させた(4.5時間)。このカラムを水
(10−12ml)洗浄し、合わせた流出液を凍結乾燥し
て640mgの乾燥Pn6B−Psテトラ−n−ブチルア
ンモニウム塩、Pn6B(n−Bu4N+ )を得た。
ルホキシド(DMSO)(24ml)に溶解し、電磁的に
30分間撹拌させて全ての固体が溶液になった。この混
合物に1,1’−カルボニルジイミダゾ−ル(44.2
mg)を添加し、反応物を室温で撹拌した(60分)。別
のフラスコにおいて、水(16ml)中のブタンジアミン
ニ塩酸塩(BuA2 2HCl,1.022g)の溶液を
10NNaOHの添加により塩基性にした(pH10.
2)。この溶液を0.2μm滅菌フィルタ−に通過さ
せ、氷浴中で冷却した。活性化ポリサッカライドを含む
熟成したDMSO混合物を冷却BuA2 2HCl溶液
に、ゆっくり一定の流れで加え、得られた溶液を0℃で
撹拌した(15分)。この反応混合物を室温まで暖め、
更に1時間撹拌し、その後透析管に移して以下の条件で
透析した(4℃):1)15リッタ−、0.1M、pH
7.0、りん酸ナトリウム緩衝液、6時間;2)15リ
ッタ−、0.01M、pH7.0、りん酸ナトリウム緩
衝液、12時間;3)15リッタ−、0.01M、pH
7.0、りん酸ナトリウム緩衝液、9時間;4)15リ
ッタ−、蒸留水、17.5時間;透析管の内容物を凍結
乾燥して222mgのPn6B−1,4−ブタンジアミン
(Pn6B−BuA2 )を得た。この物質約5mgのNM
R(300MHz ,D2 O)は、Pn6B−Psのブタン
ジアミンメチレン及びラムノ−スメチルプロトンの共鳴
の積分を比較することにより、100Pn6B−Ps繰
り返しモノマ−単位当り22ジアミン残基を載せている
ことを示した。
1Mコルトホッフホウ酸−りん酸緩衝液(21ml)に溶
解し、この混合物を溶液になるまで30分間電磁的に撹
拌した。この水溶液にアセトニトリル(2.6ml) 中の
p−ニトロフェニルブロモアセテ−ト(210mg)から
なる混合物を添加し、反応物を一晩撹拌した(20時
間、4℃)。この溶液を透析管に移して以下の条件で透
析した(4℃):1)15リッタ−、滅菌蒸留水、1
2.3時間;2)15リッタ−、滅菌蒸留水、8.25
時間;3)15リッタ−、滅菌蒸留水、5.5時間;こ
の内容物から1.7mlを検定(NMR及びHPSEC−
ユニバ−サル口径測定あるいは分子サイズ分析)のため
に取り出し、次いで乾燥したpH8のりん酸ナトリウム
緩衝塩(0.1M,pH8のりん酸ナトリウム溶液の凍
結乾燥により調製)0.449gを加えた。完全に溶解
した後(30分)、この溶液を0.2μm滅菌フィルタ
−に通過させてPn6B−BuA2 −BrAcのpH8
溶液を得た。
心管中での超遠心分離( 4℃,43Krpm ,2時間)に
より小球化させた。各々のペレットを3mlの滅菌フィル
タ−(0.22μm)したチオ−ル化混合物(pH1
1.09、Na2B4 O7 緩衝液(30ml)中のN−ア
セチルホモシステインチオラクトン塩酸塩(164m
g)、エチレンジアミンテトラ酢酸二ナトリウム塩(2
55mg)及びジチオトレイト−ル(53mg)からなる)
に再懸濁させた。この再懸濁ペレットをホモゲナイズし
(ダウンス)、合わせ、容器を脱気して窒素で被い、一
晩(19時間)室温で熟成させた。この溶液を3個の超
遠心管に分け、1MKH2 PO4を加え、蛋白質を小球
化した( 4℃,43Krpm ,2時間)。このペレットを
0.1Mりん酸ナトリウム、pH8緩衝液(30ml)に
再懸濁させ、ホモゲナイズし(ダウンス)、再小球化し
た( 4℃,43Krpm ,2時間)。この滅菌蛋白質ペレ
ットを濾過したPn6B−BuA2 −BrAc溶液中で
の再懸濁に使用した。エルマン(Ellman)試験をすぐに行
い、SH価は34μmol を示した。この反応混合物を脱
気して、窒素で被い、91時間室温で熟成させた。この
蛋白質をpH8.0、0.1Mりん酸ナトリウム緩衝液
5ml中のN−エチルマレイミド(75mg)からなる
(0.22μm滅菌フィルタ−)溶液1mlの添加により
キャップ化した。この混合物を室温で4時間熟成し、そ
の後、N−アセチルシステアミン(0.22μm滅菌フ
ィルタ−化)300μlを添加し、この溶液を更に1
9.5時間熟成した。この滅菌キャップ化接合体を4個
の遠心管に分け、0.1M、pH7りん酸ナトリウム緩
衝液を加え、超遠心分離( 4℃,43Krpm ,2時間)
により小球化した。次いで滅菌pH7、0.1M Na
PO4 緩衝液(42ml)中で再懸濁させ、ホモゲナイズ
(ダウンス)した。前記したような再遠心分離の後、こ
のペレットを滅菌蒸留水全量50ml中ダウンスホモゲナ
イザ−で再懸濁させた。4℃で17時間熟成後、接合調
製物をTJ−6遠心機TH4ロ−タ−で1000rpm 、
3.5分間遠心分離して、少量の沈降物を除去した。こ
の最終生成接合浮遊物を蛋白質(ロ−リ−)、Pn6B
−ポリサッカライド(フェノ−ル/硫酸)、非接合ポリ
サッカライド(サイズ排除クロマトグラフィ−−速度ネ
フェロメトリ−)及びアミノ酸(アミノ酸分析)に対し
て検定した。その結果は以下の様であった。 Pn6B−ポリサッカライド 0.33mg/ml 蛋白質 2.2mg/ml Pn6B−Ps/OMPC 0.15 フリ−Pn6B−Ps <5領域% S−カルボキシメチルホモシステイン/リジン 7.7% S−カルボキシメチルシステアミン/リジン 1.6%
製 (1)陰イオン交換樹脂での処理:Pn14−Ps粉末
の2.81g部分を撹拌しながら室温で約4時間112
4mlの蒸留水に可溶化させ、次いで4℃で一晩保存し
た。この溶液を蒸留水中約15時間予備膨張させたDE
52(ワットマン、ジエチルアミノ−エチルセルロ−
ス)pH約5−6、60gに加えた。このスラリ−をプ
ラットホ−ムシェイカ−上室温で約15時間優しく振動
させた。その後、ベックマンJA−10ロ−タ−で50
00rpm 、20℃、15分間遠心分離した。更にこの上
清を焼結ガラス漏斗(150ml、培地孔)に通して清涼
化し2リッタ−のサイドア−ムフラスコに集めた。 (2)超音波加水分解:DE52処理Pn14−Ps
(容量1100ml、上記工程1から)を氷浴上プラスチ
ックビ−カ−中ブランソン超音波機(1.5インチプロ
−ブ、8にセット)で2分間超音波をあてて分解させ
た。粘度を測定しながらこの試料を約15分間冷却し、
次いで更に1分間隔で超音波をあてて分解した。最終超
音波処理後には粘度の終点は1.096センチストロ−
クに達した。この加水分解した試料を室温にし酢酸ナト
リウム試薬(18.0g)を加えて最終濃度1%(w/
v)にした。 (3)血清学的プロ−ブ:試料10ml部分につき、イソ
プロパノ−ル(IPA)分別予備研究及び抗体指示終点
ネフェロ−ゼ検定を行ったところ、Pn14−Psは3
5−45%IPAの間で浮遊することを示した。 (4)第一IPA添加:加水分解した試料(容量109
0ml、上記工程2から)を706mlIPAの添加(室温
で撹拌しながらの滴下)により39.3%IPAにし
た。この試料を15−30分間撹拌させ、次いで110
00xgで30分間遠心分離(ベックマンJA−10ロ
−タ−;8000rpm ;20℃)し、上清を捨てた。こ
の不毛のペレットを250mlオムニミックスジャ−中無
水エタノ−ルで摩砕し、次いで60ml焼結ガラス漏斗上
で集めた。この浮遊物を直接漏斗上で無水エタノ−ル、
次いでアセトンで洗浄し、CaCl2 上室温で真空乾燥
し分析用試料を調製した。 (5)第二IPA添加及び産生物回収:39.3%IP
A上清液(容量1712ml、上記工程4から)を室温で
撹拌しながら73.5mlIPA滴下により41.8%I
PAにした。この試料を熟成し、上記工程4でのように
遠心分離した。このペレットを上記工程4でのように摩
砕、採集、洗浄、乾燥した。このPn14−Ps産生物
は1399mgであった。 (6)透析及び凍結乾燥:上記工程5からの試料の一部
分(1385.6mg)を554ml蒸留水中室温で2−3
時間可溶化させた。この溶液(2.5mg/ml )を透析管
(12000MW切断物;45mm)に移し、蒸留水を2
回変えながら蒸留水で27時間透析した。次いでこの透
析試料を凍結乾燥フラスコに移し、ドライアイス/メタ
ノ−ル浴で外側を凍結させ、乾燥するまで2−1/2日
間バ−チス(フリ−ズモ−ビル)凍結乾燥機で凍結乾燥
した。最終Pn14−Ps生成物の回収率は1326.
8mgであり、Kdは0.56であった。 この開示から、他の中性Pn−Psサブタイプ、例えば
Pn7F−Psはここで開示した方法によって調製する
ことができ、また中性ポリサッカライドでもあるPn1
4−Psに関して接合できることは当業者にとって明ら
かであろう。
(Pn14−BuA2)の製造:P2 O5 上で3時間真空
下においたPn14−Psの410mgをジメチルスルホ
キシド(DMSO)26mlで被い、0.75時間攪拌し
て溶解した。これにカルボニルジイミダゾール62mgを
加え、得られた溶液を室温にて80分間攪拌した。H2
O 38.5ml中に1,4−ブタンジアミンジヒドロク
ロリド(BuA2・2HCl)1.067gを含む溶液
を調製し、そのpHを2.5NのNaOHで10.20に
調節した。この溶液をMillex0.2μm GVフィ
ルターを通して濾過し、氷浴中で冷却した。上記熟成D
MSO溶液を上記冷却BuA2 溶液に加え、そのまま氷
浴中でさらに10分間攪拌した。次いで、室温にて50
分間静置し、その後に溶液を長さ12インチのSpectrap
or2透析チューブ2本に入れ、液面より1cm上をクリッ
プでとめて、1)pH7.0の0.1Mリン酸ナトリウム
緩衝液15リットルで16.5時間、2)pH7.0の
0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液15リットルで8時
間、3)pH7.0の0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液1
5リットルで8時間、4)H2 O 15リットルで1
7.5時間透析を行った。次いで、これを凍結乾燥し、
Pn14−Psの1,4−ブタンジアミン誘導体(Pn
14−BuA2 )210mgを得た。試料約5mgのNMR
スペクトルは、多糖100繰返し単位当り約31個のブ
タンジアミン残基が”負荷”されていることを示し、こ
れはブタンジアミンメチレンおよび(Pn14−Ps
の)N−アセチルメチルの共鳴の積分値の比較によって
特徴づけられた。 b.Pn14−Psのブロモアセチル化ブタンジアミン
誘導体(Pn14−BuA2 −BrAc)の製造:Pn
14−BuA2 (210mg)をpH9.0の0.1Mホウ
酸塩−リン酸塩緩衝液36ミリリットルで被い、2.5
時間攪拌して溶液を得た。次に、アセトニトリル4ミリ
リットル中p−ニトロフェニルブロモアセテート195
mgを加えた。得られた混合物を4℃で21時間攪拌し
た。次いで、これをSpectrapor2チューブ中で、1)蒸
留水15リットルで6時間、2)蒸留水15リットルで
14.5時間、3)蒸留水15リットルで6時間透析し
た。バッグの透析物から2.0ミリリットルを取って分
析用に供し、次いで乾燥したpH8.0リン酸塩緩衝塩4
92mg(pH8.0の0.1Mリン酸ナトリウムを凍結乾
燥して調製)を加えた。溶液を2つの0.2μm Cornin
g フィルターで濾過し、pH8.0のPn14−BuA2
−BrAc水溶液(43ミリリットル)を得た。 c.OMPCのPn14−BuA2 −BrAc−Psへ
の結合:OMPC(濃度3.2mg/ ミリリットル)15
ミリリットルを5本の10ミリリットル遠心チューブに
入れ、Beckman 80Tiローター中、43,000rpm
(43K)、4℃にて2時間遠心した。Na2 B4 O7
緩衝液(pH11.0)30ミリリットル中にEDTA
(エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩)350mgお
よびジチオトレイトール(DTT)64mgを溶解してチ
オール化混合物を得た。N−アセチルホモシステインチ
オラクトン346mgを加え、溶液を0.2μm Corning
フィルター(カップ型)で濾過した。上記遠心からの各
ペレットを濾過したチオール化混合物3ミリリットルで
それぞれ取り出し(全量15ミリリットル)、Dounceホ
モジナイザーに移して再び懸濁させた。チューブにはチ
オール化溶液をさらに5ミリリットル用いて順に移すこ
とにより洗浄した。この洗浄工程をさらに5ミリリット
ルのチオール化溶液をさらに5ミリリットル用いて順に
移すことにより洗浄した。この洗浄工程をさらに5ミリ
リットルのチオール化溶液を用いて繰り返した。合わせ
た洗浄液はDounceに入れてホモジナイズし、再懸濁物
(25ミリリットル)を全量100ミリリットル丸底フ
ラスコに移した。隔膜でシールし、Firestone バルブを
用いて空気をN2 で置換した後、反応混合物を21時間
静置した。次いで、反応混合物25ミリリットルを3本
の遠心チューブに分け、それぞれの上に1MのKH2 P
O4 (水溶液)を入れて43Krpm および4℃にて2時
間遠心した。上澄液を除去し、ペレットをpH8.0の
0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液に再懸濁した(再懸濁
液の最終体積は全量で30ミリリットル)。次に、第2
の超遠心(2時間、4℃、43Krpm )を行った。上澄
液を除去した後、ペレットを上記で調製した濾過された
Pn14−BuA2 −BrAc溶液中にDounce法により
再懸濁した。この時点でのEllman検定は全部で23マイ
クロモルのチオールを示した。Pn14−BuA2 −B
rAc溶液の濾過はチオール化蛋白質の再懸濁の直前に
行うことに注意する必要がある。生じた反応(すなわち
Pn14−BuA2 −BrAcとチオール化OMPCと
の反応)はN2 箱中で(脱気して)N2 下、室温にて1
14時間静置した。次いで反応を次のようにして封止(c
ap) した(すなわちPn14−PsおよびOMPCの反
応部位を不活性化した)。pH8.0の0.1Mリン酸ナ
トリウム緩衝液5ミリリットル中N−エチルマレイミド
(NEM)75mgを含む溶液を加え、混合物をさらに2
2.5時間静置した。封止した反応混合物(35ミリリ
ットル)を4本の遠心チューブに分けて遠心した(43
K、2時間、4℃)。ペレットを40ミリリットルTE
D緩衝液(0.1Mトリス、0.01M EDTA、
0.5%DOC、pH8.5)中に再懸濁させ、室温にて
19時間静置した。次いで、溶液を遠心した(43K、
2時間、4℃)。ペレットをpH8の0.1Mリン酸ナト
リウム緩衝液40ミリリットルに再懸濁し、その後再び
遠心した(43K、2時間、4℃)。これらのペレット
を蒸留水44ミリリットル中に再懸濁し、4℃にて17
時間静置した。低速遠心(1000rpm 、3.5分)で
小さなペレットが得られ、これを捨てた。上澄液を除去
するとバルクの結合体が43ミリリットル得られ、これ
は次のような分析特性を有していた。 試 験 結 果 ────────────────────────────────── a. Ps含量 387mcg/mL b. 蛋白質 1300mcg/mL Ps/蛋白質比(計算値) 0.30 c. 遊離Ps <5面積% d. アミノ酸分析 SCMHC/リシン 9.8% SCMC/リシン 3.5%
gを室温で約4時間攪拌して食塩水(0.9%NaC
l)1200mLに溶解した。次いで溶液を氷溶中のプラ
スチックビーカー内でBranson Sonifier(1.5インチ
プローブ、設定8)を用いて3分間隔で合計15分間超
音波処理した。各間隔ごとに粘度をチェックした。15
分間の後、さらに5分間超音波処理を行って最終粘度
1.206センチストークスを得た。加水分解した試料
を室温に戻し、酢酸ナトリウム試薬(58.4g)を最
終濃度3%(w/v) まで加えた。 (2)血清学的プローブ:イソプロパノール(IPA)
分別試験および抗体指示終点Nephelose 検定(antibody-
directed end-point Nephelose assay)を試料の10mL
について行い、Pn23F−Psは35〜45%IPA
で沈殿することが示された。 (3)第1のIPA添加:加水分解した試料[体積=1
165ml、上記工程(1)からのもの]にIPA810
mLを加えて(室温にて攪拌しながら滴下)41.0%I
PAとした。試料を15〜30分間攪拌し、次いで1
1,000xgで30分間遠心した(Beckman JA−10
ローター;8,000rpm ;20℃)。排出ペレットを
250mLのOmnimix ジャー中にて無水エタノールで摩砕
し、次いで60mL焼結ガラスファネル上に捕集した。こ
の沈殿を直接ファネル上にて無水エタノール、次いでア
セトンで洗浄し、室温にてCaCl2 上で減圧乾燥して
分析用に供した。 (4)第2のIPA添加および生成物の回収:上記の4
1.0%IPA上澄液[体積=1925mL、上記工程
(3)からのもの]に室温で攪拌しながらIPA85.
0mLを滴下して43.5%IPAとした。工程(3)と
同様にして試料を攪拌し遠心した。さらに工程(3)と
同様にしてペレットを摩砕し、捕集し、洗浄し、乾燥し
た。Pn23F−Ps生成物は1795mgであった。 (5)透析および凍結乾燥:上記工程(4)からのPn
−Ps試料の一部(1779mg)を室温にて3〜4時間
かけて蒸留水712mLに溶解した。溶液(2.5mg/mL
)を透析チューブ(分画分子量12,000;45m
m)に移し、4℃にて27時間蒸留水で透析した。この
間に蒸留水は2回交換した。次いで試料を凍結乾燥フラ
スコに移し、ドライアイス:メタノール浴中でシェル凍
結し、Virtis(Freezemobile)凍結乾燥器上で2〜3日凍
結乾燥した。最終Ps生成物の回収量は1703mgであ
った。最終生成物はKd =0.60を有していた。
ラブチルアンモニウム形樹脂[Dowex50(Bu4 N
+ )]の製造:H+ 形のDowex 50X2(200−40
0メッシュ)72gを水でスラリーとし(この過程で用
いた水はすべてパイロジェンフリーの無菌蒸留水であ
る)、カラムに充填し、順に1]H2 O 800mL、
2]6N HCl400mL、3]H2 O 300mL(流
出液がpH試験紙で中性になるまで)、4]10%水酸化
テトラブチルアンモニウム水溶液(流出液がpH試験紙で
強アルカリ性になるまで)、5]H2 O 750mLで洗
浄した。 b. Pn23F−Psテトラブチルアンモニウム形
[Pn23F(Bu4 N+ )]の製造:Dowex 50X2
(Bu4 N+ )の34mLカラムをH2 O 70mLで洗浄
した。サイズをそろえたPn23F−Psの450mgを
H2 O 50mLで被い、0.5時間攪拌した。この溶液
をカラムに加え、重力で通過させた(約2時間)。ここ
で真空をカラムの底にかけて、さらに1時間(真空下
で)流出を続けた。カラムをH2 O 25mLで洗浄し、
合わせた流出液を凍結乾燥して、Pn23F(Bu4 N
+ )塩0.5g を得た。これを真空デシケーター中P2
O5 上で約17時間保存した。 c. Pn23F−Psの1,4−ブタンジアミン誘導
体(Pn23F−BuA2 )の製造:上記工程bからの
Pn23F(Bu4 N+ )0.5gをジメチルスルホキ
シド(DMSO)25mLで被い、15分間攪拌して溶解
した。これにカルボニルジイミダゾール(CDI)22
mgを加え、得られた液を室温で0.5時間攪拌した。H
2 O 32mL中に1,4−ブタンジアミンジヒドロクロ
リド(BuA2 ・2HCl)507mgを含む溶液を調製
し、pHを2.5N NaOHで10.23に調節した。
この溶液をMillex0.2μm GVフィルターで濾
過し、氷浴中で冷却した。静置しておいた上記DMSO
溶液を冷BuA2 溶液に加え、さらに1時間氷浴中で攪
拌した。次いでこれを室温で1時間静置した後、溶液を
12インチのSpectrapor透析チューブ2本に入れ、液面
から上に1cmのところをクリップでとめて、1)pH7.
0の0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液15Lで16時
間、2)pH7.0の0.01Mリン酸ナトリウム緩衝液
15Lで10.5時間、3)pH7.0の0.01Mリン
酸ナトリウム緩衝液で12.5時間、4)H2 O 15
Lで10.5時間の順に透析を行った。次いでこれを凍
結乾燥してPn23F−Psの1,4−ブタンジアミン
誘導体(Pn23F−BuA2 )220mgを得た。約
6.9mgのNMRスペクトルは多糖100繰返し単位当
り約23.5個のブタンジアミン残基の”負荷”を示
し、これはブタンジアミンメチレンおよび(Pn23F
の)ラムノースメチルの共鳴の積分値の比較により特徴
づけられた。 d. Pn23F−Psのブロモアセチル化ブタンジア
ミン誘導体(Pn23F−BuA2 −BrAc)の製
造:Pn23F−BuA2 (214mg)をpH9.0の
0.1Mホウ酸塩−リン酸塩緩衝液23mLで被い、30
分間攪拌して溶液を得た。次に、アセトニトリル6mL
中のp−ニトロフェニルブロモアセテート230mgを
加えた。得られた混合物を4℃で23時間攪拌した。次
いで、Spectrapor2チューブ内で、1)H2 O 15L
で8時間、2)H2 O 15Lで12時間、3)H2 O
15Lで6時間透析した。透析後のバッグ内容物から
1.5mLを評価用にとっておき、pH8.0のリン酸塩緩
衝塩乾燥物(pH8.0の0.1Mリン酸ナトリウム溶液
を凍結乾燥して調製)490mgを加えた。溶解には約1
5分間を要し、その後0.2μm Corning フィルターで
濾過してpH8.0のPn23F−BuA2 −BrAc水
溶液を得た。 e. OMPCとPn23F−BuA2 −BrAc−P
sとの結合:OMPC(3.1mg/mL )60mLを10mL
遠心チューブ6本に入れ、Beckman80Tiローター中
にて43,000rpm(43K)、4℃で2時間遠心し
た。EDTA(エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム
塩)260mgおよびジチオトレイトール(DTT)52
mgをNa2 B4 O7 緩衝液30mLに溶解してチオール化
混合物を調製し、チオラクトンを加えた後に溶液を0.
2μm Corning フィルター(カップ型)で濾過した。 上記遠心からの各ペレットを濾過したチオール化混合物
3mLを用いてそれぞれ取り出し(全量20mL)、Dounce
ホモジナイザーに移して再懸濁した。各チューブにさら
に6mLのチオール化溶液を順に移動させてそれらを洗浄
した。この洗浄法をさらに4mLのチオール化溶液を用い
て繰り返した。合わせた洗浄物をDounceでホモジナイズ
し、再懸濁物の全量(28mL)を100mL丸底フラスコ
に移した。隔膜でシールし、Firestone バルブを用いて
空気をN2 で置換した後、反応混合物を19時間静置し
た。この反応混合物28mLを3本の遠心チューブに分
け、それぞれの上に1Mリン酸カリウム(水溶液)を加
えて、Beckman 80Tiローター中、43Krpm および
4℃で2時間遠心した。上澄液を除去し、ペレットをpH
8.0の0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液に再懸濁した
(最終再懸濁物の全量は30mL)。第2の超遠心(2時
間、4℃、43Krpm )を次に行った。上澄液を除去し
た後、Dounce法によりペレットを濾過したPn23F−
BuA2 −BrAc溶液(7.I.C.3d.で調整し
たもの)中に再懸濁した。この時点でのEllman検定は、
得られた溶液中に全部で約28マイクロモルのチオール
が存在することを示した。Pn23F−BuA2 −Br
Ac溶液の濾過はチオール化蛋白の再懸濁の直前に行っ
ている点に注意されたい。生ずる反応(すなわちPn2
3F−BuA2 −BrAcとチオール化OMPCとの反
応)はN2 ボックス内、N2 下(脱気)、室温にて11
7時間エージングした。次いで反応を以下のように封止
した(すなわちPn23F−PsおよびOMPC上の反
応部位を不活性化する)。pH8.0の0.1Mリン酸ナ
トリウム緩衝液5mL中にN−エチルマレイド(NEM)
75mgを含む溶液を0.22μm フィルターで濾過し、
反応物に加え、18時間エージングした。封止した結合
体混合物の全量は38.5mLであり、pH8.0の1Mリ
ン酸ナトリウム緩衝液1.5mLを加えて全量を40mLと
した。この溶液35mLを10mL遠心チューブ4本に均等
に入れ、それぞれの上にpH8の0.1Mリン酸ナトリウ
ム緩衝液を加えた。これらを43Krpm 、2時間、4℃
で遠心した。上澄液を除去し、各ペレットをTED緩衝
液(1Mトリス、pH8.5、0.01MEDTA、0.
5%Naデオキシコレート)8mLで取り出し、Dounceホ
モジナイザーに移した。遠心チューブをさらに8mLのT
ED緩衝液で順に洗浄し、ペレットを再懸濁させて(全
量40mL)、室温にて20時間静置した。静置したもの
を10mLチューブ4本に入れ、43K、2時間、4℃で
(上記と同様に)遠心した。上記と同様にして、各ペレ
ットをTED緩衝液8mLで取り出し、チューブをTED
緩衝液8mLで順に洗浄し、再懸濁し、遠心した。これら
のペレットをpH7の0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液全
量40mLに再懸濁し、上記のように遠心した。得られた
ペレットを水全量44mLに再懸濁し、4℃で17時間静
置した。少量の不溶物を低速遠心(1000rpm 、3.
5分)で除去して上澄液中に生成物を得た。得られた上
澄液が薬物のバルク結合体ワクチンである。この結合体
は次のような分析特性を有していた。 試 験 結 果 ────────────────────────────────── a. Ps含量 284mcg/mL b. 蛋白質 2025mcg/mL Ps/蛋白質比(計算値) 0.14 c. 遊離Ps <5面積% d. アミノ酸分析 SCMHC/リシン 6.7% SCMC/リシン 1.6%
粗ニューモコッカル粉末を水中1.5mg/mL 濃度で4℃
にて一晩混合することにより溶解した。より濃縮したP
n−Ps溶液も10mg/mL で調製した。50mMCaCl
2 の添加により、10mg/mL 溶液の粘度を1.5mg/mL
溶液の粘度まで有効に低下させることができた。次い
で、溶解したPn−Psを、4種類の圧力設定200
0、5000、10000あるいは15000PSIの
うちの1つに設定されたGaulinホモジナイザーに通し
た。剪断されたPn−Psを60%イソプロパノールの
添加により捕集し、CaCl2 (2Mストックからのも
の)中50mMとした。ペレットをオムニミキサー中10
0%エタノールで洗浄し、濾過して沈殿したPn−Ps
を回収した。Pn−Psはフィルター上にてアセトンで
洗浄し、CaSO4 (ドライヤライト)上で乾燥し、分
析するまで−70℃で保存した。剪断されたPn−Ps
を少量ずつ分取して約1mg/mL で再懸濁させ、分子サイ
ズおよび多分散度についてはHPSEC−ユニバーサル
キャリブレーション、抗原性指数についてはレート比濁
法(rate nephelometry) で分析した。 Pn−Ps 抗原性が低下 多分散度 サブタイプ し始めるMW ────────────────────────────────── 6B 500,000 1.19 14 300,000 1.15 19F 250,000 1.09 23F 250,000 1.15
チンのマウスにおけるT細胞依存性/免疫原性を確立す
るために行った。このモデルを採用したのは、2歳未満
の子供はT依存性抗原に通常よく応答するからである。
無胸腺マウスは異常な胸腺上皮を有し、それゆえT依存
性抗原に対するそれらの応答は、正常な同属同腹子より
も著しく低い。ワクチンを1回で希釈して多糖の投与量
0.5μg としたものを、アダルト無胸腺マウス群(n
n/nn)およびそれらの同属対照同腹子群(nn/
+)に対して、0日目、7日目、28日目に腹膜内注射
した。マウスは1週間後に採血し、それぞれの血清につ
いてラジオイムノアッセイ(RIA)で抗体応答を調べ
た。RIAにおいて、各マウス血清をC14で標識したP
n−Psと合わせた。次いで、生成した抗原抗体複合体
は飽和硫酸アンモニウムを添加して沈殿させた。処理し
た試料のそれぞれについてベータカウンターで1分間計
数した。本発明のPn6B−Ps−OMPC、Pn14
−Ps−OMPC、Pn19F−Ps−OMPC、Pn
23F−Ps−OMPC、Pn18C−Ps、およびP
n4−Ps結合体をこのようにして試験し、Nu/+マ
ウスにおいて良好なT細胞刺激を引きおこすことがわか
った。
この試験は、Pn−Ps−OMPCまたはPn−Ps−
MIEP結合体ワクチンのバルク結合体または容器充填
物の幼猿における免疫原性を確立するために行う。この
幼猿モデルはPedvaxHIB(商標)結合体ワクチンのた
めのすぐれた臨床予測資料であることが示されており
[Vella ら、Pediatrics(小児科学)、4月5日補、6
68−675頁(1990年)]、そのためPn−Ps
結合体ワクチンの評価のためのモデルとして選ばれたも
のである。投与量のワクチンを月令2箇月ないし3箇月
の幼猿に0日目および28日目に筋肉内注射する(0.
25mLずつ2箇所)。猿は0日目、28日目および42
日目に採血し、それぞれの血清についてラジオイムノア
ッセイ(RIA)で抗体応答を調べる。RIAにおい
て、それぞれの猿血清はC14で標識したPn−Psと合
わせる。生成した抗原抗体複合体は、次いで飽和硫酸ア
ンモニウムを加えて沈殿させる。それぞれ処理した試料
はベータカウンターで1分間計数する。ワクチンに対す
る免疫原性応答は、もし試験動物の少なくとも50%が
2回のワクチンの投与を受けた後に少なくとも1μg 抗
体応答を有すれば満足できるものである。Pn6B−P
s−OMPC、Pn23F−Ps−OMPC、Pn19
F−Ps−OMPC、Pn18C−Ps−OMPC、P
n4−Ps−OMPCおよびPn14−Ps−OMPC
は、強い抗型特異性抗体応答をひき起こすことがわかっ
た。加えて、Pn6B−Ps−OMPC、Pn23F−
Ps−OMPC、Pn19F−Ps−OMPCおよびP
n14−Ps−OMPCから成る4価組成物は、4種の
血清型すべてに対して良好な抗Pn−Ps抗体応答を示
した。
果: 各チンチラに対し、Al(OH)3 に吸着させた0
μg 、0.25μg 、1.0μg または4.0μg のP
n6B−Ps−OMPCを皮下もしくは筋肉内注射し
た。チンチラは0週目、2週目、4週目、6週目および
8週目に採血した。注射の8週間後にこれらの動物に対
してストレプトコッカス・ニューモニエ(Streptococcu
s pnenmomiae) 6Bを攻撃させ、検耳法(otoscopy) と
鼓室測定(tympanometry)で1〜3日ごとにモニターし
た。中耳浸出液を吸引して培養し、攻撃2週間後に動物
を殺した。殺した動物について中耳の組織病理分析を行
った。結合体を受けていない動物の致死率は60%であ
ったのに対し、最低投与量の場合でも致死率は0%であ
った。結合体を受けていない動物における化膿性中耳炎
に対しては保護はなかったのに対し、結合体を受けたも
のはすべての投与範囲にわたって60ないし100%の
水準で保護された。
した2〜5歳の子供について、RIAおよびELISA
により抗Pn6B−Ps抗体の産生を調べた。抗Pn6
B−Ps抗体の著しい上昇が観察された。
の多糖含量および抗原性指数を、レート比濁法を用いて
測定することである。レート比濁法の標準曲線の範囲
は、単位Pn−Ps質量当りの応答として種々のPn−
Psについて異なり、またPn−Ps抗原濃度プロフィ
ールに対する応答の直線部分はそれぞれのPnPsにつ
いて異なる。ここに例示する手法はPn6B結合体につ
いてのものであり、他のPn−Ps型結合体には必ずし
も適用できるわけではない。また、アルミに吸着した試
料およびそれらについての各標準物は、以下に示すよう
な0.9%NaClではなく3%クエン酸ナトリウムで
希釈される。水性の結合体および標準物(すなわちアル
ミ上のものでないもの)は0.9%NaClで希釈し、
さらに標準曲線の限界内にあると予想される所定濃度ま
で希釈される。 A)試薬 食塩水:0.9%NaCl水溶液 抗Pn−Ps血清:抗血清(Health Research,Inc., Al
bany,NY )を食塩水で30倍に希釈する。 標準物:1.0、1.5 、2.0、2.5、3.0お
よび4.0mcg/mLのPn−Ps結合体標準物を387μ
g/mLのストック溶液から調製する。ストック溶液の濃度
は多糖に対するフェノール硫酸検定で測定した。 試験用試料:クエン酸ナトリウムストック液においてク
エン酸ナトリウムの濃度が最終的に3%となるように調
製し、試験用試料の順に希釈して1.0、2.0および
3.0mcg/mLのPn−Ps理論濃度とする。 B)操作 すべての試料および標準物をBeckman ICSレート比濁
計を用いて重複測定により検定する。標準曲線から試料
中の濃度を定める。試料濃度に希釈率を乗じ、各試料に
ついて値を平均する。上記したように、この方法で抗原
性指数が70%より低いとわかったものは結合体形成か
ら除外し、用いられるPn−Psが所望の免疫学的特性
を有するようにする。
dis)細胞(実施例1参照)を約0.1g新しいチューブ
にとる。このフェノールで不活化した細胞をTE緩衝液
[10mMTRIS−HCl、1mMEDTA、pH8.0]
567μL に再懸濁する。この再懸濁した細胞群に10
%SDSを30μL 、および20mg/mLのプロティナー
ゼK(Sigma) を3μL 加えた。細胞群を混合し、37℃
で約1時間培養した後、5M Naclを100μL 加
えて十分に混合した。次いで0.7M NaCl中の1
%臭化セチルトリメチルアンモニウム(CTAB)を8
0μL 加えて十分に混合し、65℃で10分間培養し
た。等体積(約0.7〜0.8mL)のクロロホルム/イ
ソアミルアルコール(24:1)を加えて十分に混合
し、約10,000xgで約5分間遠心した。水性相(上
層)を新しいチューブに移し、有機相を廃棄した。等体
積のフェノール/クロロホルム/イソアミルアルコール
(25:24:1)を上記水性相に加えて十分に混合
し、10,000xgで約5分間遠心した。水性相(上
層)を新しいチューブに移し、0.6体積(約420μ
L )のイソプロピルアルコールを加えて十分に混合し、
沈殿したDNAを10,000xgで10分間遠心した。
上澄液を廃棄し、ペレットを70%エタノールで洗浄し
た。このDNAペレットを乾燥し、TE緩衝液100μ
L に再懸濁した。これはN.メニンギチジス(meningiti
dis)のゲノムDNAである。MIEP遺伝子の5’末端
およびMIEP遺伝子の3’未満に対応する2つのDN
Aオリゴヌクレオチドを合成した[Murakami,E.C. ら、
(1989)、Infectionand Immnnity(感染と免
疫)、57、2318−23頁]。MIEP遺伝子の
5’末端に特徴的なDNAオリゴヌクレオチドの配列は 5’−ACTAGTTGCAATGAAAAAATCCCTG−3’ であり、MIEP遺伝子の3’末端に特徴的な配列は 5’−GAATTCAGATTAGGAATTTGTT−3’ であった。これらのDNAオリゴヌクレオチドを、10
ナノグラムのN.メニンギチジス(meningitidis)のゲノ
ムDNAを用いるMIEP遺伝子のポリメラーゼ鎖伸長
反応(PCR)増幅のためのプライマーとして用いた。
PCR増幅工程はメーカー(Perkin Elmer)による操作手
順に従って行った。増幅したMIEP DNAを次に制
限酵素SpeIおよびEcoRIで消化した。MIEP
を完全にコードする領域を含む1.3キロベース(kb)
DNA断片を1.5%アガロースゲル上の電気泳動で単
離し、電気溶出(electroelution)でゲルから回収した
[Current Protocols in Molecular Biology(分子生物
学における最近の方法)、(1987)、Ausubel,R.
M.,Brent,R.,Kingston,R.E.,Moore,D.D.,Smith,J.A.,Se
idman,J.G.およびStruhl,K著、Greene Publishing Asso
c.]。プラスミドベクターpUC−19をSpeIおよ
びEcoRIで消化した。ゲル精製したSpeI−Ec
oRI MIEP DNAをSpeI−EcoRIpU
C−19ベクターに連結し、これを用いてE.コリ(col
i)DH5株の形質転換を行った。pUC−19ベクター
と1.3kbp MIEP DNAを含む形質転換体は制限
酵素地図により同定し、MIEP DNAの配列決定に
よりその同一性を保証した。
の構成 Gal 10プロモーターを、Sau3A及びHind III
での切断後に得られた0.5キロ塩素対(kbp) をゲル精
製することによってプラスミドYEp52[Broach等、
(1983)遺伝子発現の実験操作(Experimental Mani
pulation of Gene Expression,イノウエ(Inouye),M(Ed)
Academic Press 83〜117ページ]から分離した。
ADH1ターミネーターを、Hind III及びSpeIでの
切断によって得られた0.35kbp 断片をゲル精製する
ことによってベクターpGAP.tADH2[Kniskern
等、(1986)、遺伝子、第46巻、135〜141
ページ]から分離した。2つの断片を、親ベクターpG
al 10−tADH1を造るためにBamHI及びS
phIで切断されたゲル精製pVC18ΔHind IIIベク
ター(Hind IIIでpUC18を切断し、E.coli DN
AポリメラーゼIのクレノウ断片でブラントエンドにし
そしてT4DNAリガーゼで結合することによって、ヒ
ンドIII サイトを除去した)にT4DNAリガーゼで結
合した。これは、Gal 10p.ADH1t接合部に
唯一のHind IIIクローニングサイトを持っている。
Hind IIIクローニングサイトを、Hind IIIでpGal
10.tADH1を切断し、そのカットDNAをゲル精
製し、そしてT4DNAリガーゼを使用して次のHind I
II−BamHIリンカーに結合することによって唯一の
BamHIクローニングサイトに変えた。 5’−AGCTCGGATCCG−3’ 3’−GCCTAGGCTCGA−5’ 得られたプラスミドpGal 10(B)tADH1は
Hind IIIサイトが除去され、唯一のBamHIクローニ
ングサイトを生じた。
SmaI及びSphIでの切断によってpGal 10
(B)tADH1から分離し、T4DNAポリメラーゼ
でブラントエンドにし、そしてゲル精製した。酵母シャ
トルベクターpC1/1[Brake 等、(1984)、Pr
oc.Nat'1.Acad.Sci.USA,第81巻、4642〜4646
ページ]をSphIで切断し、T4DNAポリメラーゼ
でブラントエンドにし、そして精製した。この断片をT
4DNAリガーゼでベクターに結合した。次に、この結
合反応混合物を使用してE.coli HB101細胞をア
ンピシリン耐性に形質転換し、形質転換体を、32pでラ
ベルしたHind III−BamHIリンカーの一本鎖へのハ
イブリット形成によってスクリーニングした。この新し
いベクターの構成pC1/1、Gal 10p(B)A
DH1tはHind III及びBamHIでの切断によって確
認された。
現ベクターの構成 MIEPの完全なコード域を含むDNA断片を、Spe
I及びEcoRIでのpUC19.MIEP#7の切断
によって生成し、そのMIEP DNAをゲル精製し、
そしてT4DNAでブラントエンドにした。酵母内発現
ベクターpC1/1.Gal 10p(B)ADH1t
をBamHIで切断し、子ウシ腸アルカリホスファター
ゼで脱リン酸し、そしてT4DNAポリメラーゼでブラ
ントエンドにした。そのDNAを、末切断ベクターを除
去するためにゲル精製した。
をブラントエンドpC1/1.Gal 10p(B)A
DH1tベクターに結合し、その結合反応混合物を用い
てコンピテントなE.coli DH5細胞アンピシリン耐
性に形質転換した。形質転換体を32pでラベルしたDN
Aオリゴヌクレオチド(5’--- AAGCTCGGAT
CCTAGTTGCAATG--- 3’)へのハイブリッ
ド形成によってスクリーニングした。このオリゴヌクレ
オチドはMIEPベクター結合部に重なる配列と相同す
るようにデザインされている。DNAの調製物をハイブ
リッド形成が陽性の形質転換体から作り、KpnI及び
SalIで切断してMIEP断片がGal 10プロモ
ーターから、発現のための正しい配向にあることを確認
した。さらに、Gal 10プロモーターからMIEP
コード域へのジデオキシ配列決定によってDNA構成の
確証を得た。
タンブロットによって検出した。形質転換体において産
生された組換え型のMIEPは、ポリアクリルアミドゲ
ル上をOMPCベシクルから精製されたMIEPと共に
移動した、そしてMIEPに対して特異的な抗体と免疫
学的に反応性であった。
発現ベクターの構成 Hind IIIサイト、保存酵母5’非翻訳リーダー(NT
L)、メチオニンスタートコドン(ATG)、成熟MI
EPの最初の89個のコドン(位置+20でAspによ
って始まる)及びKpnIサイト(位置+89)を含む
DNAオリゴヌクレオチドをポリメラーゼチェインリア
クション(PCR)を利用して生成した。このPCRは
プラスミドpUC19MIEP42#7を鋳型としてか
つ次のオリゴマーをプライマーとして用いて、製造業者
(Perkin Elmer Cetus)によって説明されたように行なわ
れた。 5’CTAAGCTTAACAAAATGGACGTTACCTTGTACG GTACAATT3’、及び 5’ACGGTACCGAAGCCGCCTTTCAAG3’.
に、プラスミドpUC19MIEP42#7をKpnI
及びHind IIIで切断し、3.4kbp ベクター断片をアガ
ロースゲル精製した。280bpPCR断片をKpnI及
びHind IIIで切断し、アガロースゲル精製し、そして
3.4kbp ベクター断片と結合した。E.coli HB1
01(BRL)の形質転換体をDNAオリゴヌクレオチ
ドハイブリッド形成によってスクリーニングし、陽性の
形質転換体からのDNAを制限酵素切断によって分析し
た。変異がPCR工程の際に導入されていないことを確
かめるために、陽性形質転換体の280bpのPCRで生
成されたDNAを配列決定した。得られたプラスミド
は、酵母NTL、ATGコドン、及びAspコドン(ア
ミノ酸+20)で始まるMIEPの全オープンリーディ
ングフレーム(ORF)からなるHindIII−EcoRI
挿入断片を含む。
成された。pGAL10/pC1/1及びpGAP/p
C1/1ベクター[Vlasuk,G.P. 等、(1989)J.B.
C.,第264巻、12,106〜12,112頁]をB
amHIで切断し、DNAポリメラーゼIのクレノウ断
片でフラッシュエンドにし、そして子ウシ腸アルカリホ
スファターゼで脱リン酸した。これらの直鎖ベクター
を、処理したクレノウ及びゲル精製した上記Hind III−
EcoRI断片(pGal 10/pC1/1−MIE
P及びpGAP/pC1/1−MIEPを形成する酵母
NTL、ATG及びMIEPのORFを含む)と結合し
た。
yces cerevisiae)株U9(gal10pgal 4−)
をプラスミドpGal 10/pC1/1で形質転換し
た。組換え型クローンを分離し、MIEPの発現につい
て試験した。クローンを、37℃で約6.0のO.D.
660まで2%グルコース(w/v)を含む合成培地中で振
とうしながら成育した。次に、ガラクトースを2%(w/
v)に加えてGal10プロモーターからのMIEP発現
を誘発した。細胞を、約9.0のO.D.600までの
ガラクトース誘発に次いでさらに45時間成育した。そ
の後、細胞を遠心によって収集した。細胞ペレットを蒸
留水で洗浄し、凍結した。
エスタンブロット分析を行った。12パーセント、1m
m、10〜15ウェルNovex Laemmli ゲルを使用した。
酵母細胞を、水中でガラスビーズを用いて破砕した(ナ
トリウム、ドデシルサルフェート(SDS)を破砕工程
に2%で使用することができる)。細胞破片を、1分間
10,000xgで遠心することによって除去した。
ル精製について説明したように、サンプルランニングバ
ッファと混合した。サンプルを、35mAで、OMPCを
参照対照として使用して、ブロモフェノールブルーダイ
マーカーがゲルを流れ出るまで流した。タンパク質を、
NOVEX転写装置を使用して、0.45μポアサイズ
ニトロセルロース紙上に転写した。転写後、ニトロセル
ロース紙を、リン酸塩で緩衝した塩類液中5%ウシ血清
アルブミンで1時間ブロックし、その後、ラビット抗−
MIEP抗血清(標準手順を使用するゲル精製MIEP
での免疫化によって生成された)の1:1000希釈液
の15mlを加えた。室温で一晩中インキュベートした
後、アルカリホスファターゼ複合ヤギ抗ラビットIgG
の1:1000希釈液の15mlを加えた。2時間インキ
ュベートした後、FAST RED TRSALT(Sig
ma) 及びナフトール−AS−MXホスフェート(Sigma)
を用いてブロットを顕出させた。
ミドpUC19−MIEPを、制限エンドヌクレアーゼ
SpeI and EcoRIで切断した。当業界において
既知の標準的な方法を用いて1.1kbp 断片を分離し、
アガロースゲルにおいて精製した。プラスミドpTAC
SD(2つのシストロンTACプロモーター及び唯一の
EcoRIサイトを含んでいる)をEcoRIで切断し
た。製造業者の指示に従ってT4DNAポリメラーゼ(B
oehringer Mannheim) を使用して、1.3kbp MIEP
DNA及びpTACSDベクターの両方にブラントエ
ンドを形成した。ブラントエンドにした1.3kbp MI
EP DNAを、製造業者の指示に従ってT4DNAリ
ガーゼ(Boehringer Mannheim) を用いてブラントエンド
にしたベクターに結合した。結合されたDNAを使用し
て、製造業者の指示に従ってE.coli株DH5aIQM
AX(BRL)を形質転換した。形質転換細胞を、25
μg カナマイシン/ml及び50μg ペニシリン/mlを含
むアガー皿の上に塗布し、37℃で約15時間インキュ
ベートした。MIEPと相同する配列を有するDNAオ
リゴヌクレオチドを32pでラベルし、そして標準的なD
NAハイブリッド形成技術を用いて形質転換体の皿から
溶解した変性コロニーを含むニトロセルロースフィルタ
ーをスクリーニングするために使用した。ハイブリッド
形成によって陽性であったコロニーについて、制限エン
ドヌクレアーゼを用いて遺伝子地図上で位置を決めてM
IEP遺伝子の配向を決定した。
タンブロット分析によって検出された。形質転換体にお
いて産出された組換え型MIEPはポリアクリルアミド
ゲル上をOMPCベシクルから精製されたMIEPと共
に移動した、そしてMIEPに対して特異的な抗体と免
疫学的に反応性であった。
Psの結合 化学的結合が、米国特許第4,882,317に開示さ
れている方法に従って行なわれた。0.1Mホウ酸塩バ
ッファ(pH11.5)3ml中のMIEPの10mgをエチ
レンジアミン四酢酸二ナトリウム塩(EDTA,Sigma
Chemicals)の10mg及びジチオトレイトール(Sigma Che
micals) の4mgと混合する。タンパク質溶液をN2で十
分にフラッシュする。N−アセチルホモシステインチオ
ラクトン(Aldrich Chemicals) をMIEP溶液に加え、
混合物を室温で16時間インキュベートする。次に、そ
れを、窒素下で4mMEDTAを含む0.1Mホウ酸塩バ
ッファ(pH9.5)の2リットルに対して24時間室温
で2回透析する。次に、チオール化タンパク質をエルマ
ン(Ellman's)試薬(Sigma Chemicals) によってチオール
含量についてアッセイし、タンパク質濃度をブラドフォ
ード(Bradford)試薬(Pierce Chemicals)によって測定す
る。Pn−PsへのMIEPの結合のために、1.5倍
過剰(wt /wt) のブロモアセチル化Pn−PsをMIE
P溶液に加え、pHを1NNaOHで9〜9.5に調節す
る。反応時間の終りにN−アセチルシステアミン(Chemi
cal Dynamics) の25μl をその混合物に加え、窒素下
室温で18時間放置する。結合体溶液を1N HClで
pH3〜4の間まで酸性にし、10,000xgで10分間
遠心を行う。上清流体の1mlを、FPLCSuperose6B
(1.6×50cm、Pharmacia )のカラムに直接かけ
て、結合体をPBSで溶出する。ポリサッカライド−タ
ンパク質結合体(Pn−Ps−MIEP)を含む空隙率
ピークをプールする。次に、結合体溶液を滅菌のために
0.22μm フィルターを通して濾過する。
n,MA) を、前もって形成したミョウバン0.5ml中の
2.5μg Pn−Psを使用してMIEPへ共有結合さ
れたPn−Psで腹腔内(i.p.)に免疫する。対照
マウスを、Pn−Ps−CRM[Anderson, M.E.
等、(1985)、J.Pediatrics、第107巻、34
6〜351ページ](2.5μg Pn−Ps/6.25
μg CRM;ヒト用量の1/4)、Pn−Ps−DT
(2.5μg Pn−Ps/1.8μg DT;一定量のP
n−Psを複数回使用するようなヒト用量の1/1
0)、及びPn−Ps−OMPC(2.5μg Pn−P
s/35μg OMPC;ヒト用量の1/4)として与え
られた当量のPn−Psで免疫する。
を、ミョウバンに吸着されたPn−Ps−MIEP結合
体で免疫する。各々のサルは0.5mlの全用量について
0.25mlの結合体を二つの別の場所の注射で受ける。
サルを、0、28、及び30日に免疫して、血液サンプ
ルを2〜4週間毎に取る。抗体応答を、免疫グロブリン
応答のクラスとサブクラスを区別するELISAによっ
て測定する。総抗Pn−Ps抗体を定量するRIAも使
用してサル応答を評価する。
Pn−Ps抗体からなるマウスの免疫応答及び記憶応答
を発生させることができる。これは、測定可能な抗Pn
−Ps抗体を顕在化させないPn−Ps−CRM及びP
n−Ps−DTと対照的である。このように、MIEP
はPn−Psのための免疫学的キャリヤータンパク質と
して機能し、Pn−Ps抗原へ共有結合した場合、抗P
n−Ps抗体応答を発生させることができる。従って、
精製MIEPは微生物ポリサッカライド結合体ワクチン
の構成において異種OMPCを置換する効果的な免疫学
的キャリヤータンパク質である。
量測定 NMR、酵素又はクロマトグラフによる方法に基づいて
いくつかのシステムがC−ポリサッカライドの定量のた
めに開発されている。この場合においては、加水分解さ
れたPn−Psのサンプルからの塩素(C−Psの成
分)のクロマトグラフ分離を利用し、これらの他の方法
と比較した。塩素を下位伝導度検出(suppressed conduc
tivity detection) と組合せたカチオン交換カラムにお
いて分離した。Pn−Psのサンプルを、45〜65℃
で2時間36%フッ化水素酸で処理した後、100℃で
16時間2Mトリフルオロ酢酸で処理することによって
完全に加水分解する。加水分解に次いで、200〜30
0μg のサンプルをDionex BioLCクロマトグラフィー
システムに注入した。このシステムはOmnipac PCX−
500分析及びガードカラム、Ion Pac CTC
−1カチオントラップカラム、CMMS−2ミクロメン
ブランサプレッサー(50mMテトラブチルアンモニウム
ハイドロオキサイド(10ml/min )で再生された)、
及び1μジーメン(Siemen)の感度にセットされた伝導度
検出計を持っている。5%200mMHCl、5%20%
アセトニトリル、85%Milli Q water(逆浸透水)、
5%20mMジアミノプロピオン酸を平等に使用してサン
プルを溶出した。塩素は、約10分後にシャープなピー
クとして溶出した。
ら得られた)を、この方法を使用して塩素含有量につい
て分析し、5.4重量%塩素の値を得た。この値はC−
Psの塩素含有量の公表された報告と一致している。こ
のファクターを使用して、HPLCによって得られた塩
素のナノモル量を質量値に換えることによってPn−P
s調製物の種々なサンプル中のC−Ps濃度を計算し
た。重量で5.4%塩素の変換を利用して、C−Psの
質量を重量で計算した。3%を越えるC−Ps濃度を有
するサンプルは結合のために許容できないので排除し
た。次の表はNMR及び酵素による方法とこの方法の相
互関係を示し、そして純度が変化するPn−Ps調製物
の典型的なC−Ps汚染水準を示す。 サンプル NMR 酵素 HPLC Pn6B−Ps 20% N.D. 18.4% Pn6B−Ps 1.6% 0.3−1.0% 1.2% Pn23F−Ps N.D. 2.8% 3.7% Pn14−Ps 2.9% 2.4% 3.2% Pn19F−Ps 2.7% 2.6% 2.6%
分を、室温で約3〜4時攪拌しながら1200ml塩類液
(0.9%NaCl)中で可溶性にした後、カバーをし
て、一晩中4℃で保存した。次に、この溶液を、20分
(5分間バーストにおいて)の間隔で全部で40分まで
Branson Sonifier(1/2インチプローブ、設定8)を
用いて氷浴中のプラスチックビーカーの中で音波処理し
た。各間隔の後に、粘度を調べた。40分間後に、さら
に10分間の音波処理を行い、1.218センチストー
クスの粘度終点を得た。加水分解されたサンプル(体積
1188ml)を室温にし、酢酸ナトリウム試薬(59.
2g)を3%(w/v)の最終濃度まで加えた。
(IPA)分別プローブ及び抗体指示終点比濁(Nephelo
se) アッセイ(サンプルの10ml分について行った)
は、Pn18C−Psが40〜50%の間のIPAで沈
澱することを示した。
サンプル[体積=1200ml(上記工程1からのも
の)]を、894mlIPAの添加(室温で攪拌しながら
一滴づつ加えた)によって42.7%IPAにした。サ
ンプルを15〜30分間攪拌した後、30分間11,0
00xgで遠心した(Beckman JA−10ローター;8,
000rpm ;20℃)。廃物のペレットを250ml Omn
imixジャーの中で無水EtOHと磨砕し、次に60ml焼
結ガラスロウ斗に集めた。沈澱物を、ロウ斗上で直接無
水EtOH、次にアセトンで洗浄し、分析の用意に真
空、CaSO4 (Drierite)上、室温で乾燥した。
収:42.7%IPA上澄み流体[体積=2016ml
(上記工程3から)]を、室温で攪拌しながら92.0
mlIPAを一滴づつ加えることによって45.2%にし
た。サンプルを熟成し、上記工程3と同様な遠心を行っ
た。上記工程3と同様に磨砕し、集め、洗浄しそして乾
燥した。Pn18C−Ps中間体生成物の重量は1.6
09mgであった。
のサンプルの一部分(1612.5mg)を、室温で約2
時間645mlの蒸留水中で可溶性にした。この溶液
(2.5mg/ml)を、透析チューブ(12,000MW
カットオフ;45mm)に移し、蒸留水に対して4℃で3
0時間透析した、このとき蒸留水を2回別のものに取り
替えた。次に、サンプルを凍結乾燥フラスコへ移し、ド
ライアイス:メタノール浴中でシェル凍結し、そしてVi
rtis(Freezemobile)凍結乾燥機において2〜3日間凍結
乾燥した。最終Ps生成物の回収は1487mgであっ
た。
体、Pn18C−Ps−OMPC A.Dowex 50×2(200〜400メッシュ)テトラ
ブチルアンモニウム型樹脂[Dowex 50(Bu4 N
+ )]の調製:Dowex 50×2(200〜400メッシ
ュ)H+ 型(500g)をH2 O中でスラリーにし、カ
ラムに充填し、1)600mlの水;2)1000mlの6
N HCl;3)400mlのH2 O(流出液がpH紙に対
して中性になるまで);4)72gの10%水性テトラ
ブチルアンモニウムハイドロオキサイド溶液(流出液が
pH紙に対して強アルカリになるまで);5)1000ml
のH2 O(中性まで)の順序で洗浄した。
サッカライドテトラアンモニウム型[Pn18C(Bu
4 N+ )]の調製:Dowex 50×2(Bu4 N+ )の6
0mlカラムを250mlのH2 Oで洗浄した。Pn18C
−ポリサッカライド(還元m.w.(650mg))を6
5mlのH2Oでカバーし、1時間攪拌した(その時点で
すべてが溶液状であるように見えた)。この溶液をカラ
ムにかけて重力によって浸透させた(2時間、次に真空
下で1時間)。カラムを150mlのH2 Oで洗浄し、一
緒に合せた溶出液を凍結乾燥して655mgの18C(B
u4 N+ )塩を得た。25mgをNMR分析及び保留材料
用に取り出した。
体(18C−BuA2 )の調製:18C(Bu4 N+ )
(630mg)を143mlのDMSO(ジメチルスルフォ
キシド)でカバーし、3.25時間攪拌した。この時点
ですべての固形物が溶解された、そして1mlを水含有量
についてのカールフィッシャー滴定用に取り出した。H
2 O/mlの値は28.2マイクロモルであることが分っ
た(全部で4ミリモル)。この溶液に165.1mgのカ
ルボニルジイミダゾール(CDI)を加え、得られた溶
液を室温で2.0時間攪拌した。40mlのH2O中に
1.260gの1,4−ブタンジアミンジヒドロクロリ
ド(BuA2 ・2HCl)を含む溶液を調製し、そのpH
を2.5N NaOHで10.20に調節した。この溶
液を氷浴中で冷却した。熟成DMSO溶液を冷BuA2
溶液に徐々に加え、氷浴中でさらに10分間攪拌した。
次に、それを室温で50分間攪拌した後、その溶液をS
PECTRAPOR2透析チューブに充填し、液の上部
から1/2”を切り取り、そして次のように透析した:
1)13.0時間pH7.0 0.1M NaPO4 バッ
ファの15リットルに対して;2)11時間pH7.0
0.01M NaPO4 バッファの15リットルに対し
て;3)10.8時間pH7.0 0.01M NaPO
4 バッファの15リットルに対して;4)9.5時間H
2 Oの15リットルに対して。この時点で体積は190
mlであった。7.5mlアリコートを取り出し、NMRア
ッセイ用に別に凍結乾燥した。残りの182.5mlを、
18Cの1,4−ブタンジアミン誘導体(Pn18C−
BuA2 )の416mgに凍結乾燥した。約5mgのNMR
スペクトルは、ブタンジアミン内部メチレン及びラムノ
ースメチル(18Cの)共鳴の積分を比較することによ
って明確にされたポリサッカライドの100くり返し単
量体単位当り10ブタンジアミン残基の“負荷(loadin
g) ”を示した。
ミン誘導体(Pn18C−BuA2 −BrAc)の調
製:18C−BuA2 (416mg)を、0.1M pH
9.04バッファ(Kolthoffホウ酸塩−リン酸塩)の3
6mlでカバーし、攪拌して溶液を作った。次に、4.4
8mlのアセトニトリル中の256mgp−ニトロフェニル
ブロモアセテートを加えた。得られた混合物を4℃で2
0時間攪拌した。それをSPECTRAPOR2チュー
ブにおいて次のように透析した:1)6時間15リット
ルH2 Oに対して;2)6時間15リットルH2 Oに対
して;3)6時間15リットルH2 Oに対して。この時
点で60mlの体積があり、それから1.7mlをアッセイ
(NMR,Ouchterlony 及びViscotek) のために取り出
した後、2.42gの乾燥pH8リン酸塩バッファ塩
(0.1M pH8 NaPO4 溶液を凍結乾燥すること
によって調製した)を加えた。溶解した後、それを0.
2ミクロンCORNINGフィルターを通して濾過し
て、18C−BuA2 −BrAcの水性pH8溶液を得
た。濾過はゆっくりであり、4カップフィルターを必要
とした。
OMPC(N.メニンギチジス)の結合:外膜タンパク
質複合体(N.メニンギチジス、OMPC3.2mg/m
l、80ml)を4つの25ml遠心チューブに充填し、4
℃で2時間60Tiローターにおいて43,000rpm
(43K)で遠心した。チオール化混合物を、40mlの
pH11.09 Na2 B4 O7 バッファに680mgのE
DTA(エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩)及び
120mgのジチオトレイトール(DTT)を溶解するこ
とによって調製した。320mgのN−アセチルホモシス
テインチオラクトンを加え、次にこの溶液を0.2μコ
ーニングフィルター(カップタイプ)を通して濾過し
た。上記遠心からのペレットを濾過されたチオール化混
合物(全部で20ml)の5mlで取り出し、DOUNCE
ホモジナイザーへ移し、再懸濁させた。チューブを、チ
オール化溶液の別の2/10mlを連続的に移すことによ
ってすすいだ。一緒に合せた溶液をDOUNCE中でホ
モジナイズし、全再懸濁物質(40ml)を100ml丸底
フラスコへ移した。ガラス器具をチオール化溶液の別の
20mlですすぎ、反応フラスコに加えた。フラスコを隔
膜でシールしそしてFIRESTONEバルブを用いて
空気をN2 で置換した後、反応混合物を18.5時間熟
成した。次に、60mlを4つの遠心チューブに分け、そ
の各々に1M KH2PO4 (水性)をのせて、43
K、4℃で2時間遠心した。上清を除き、ペレットを
0.1M NaPO4pH8バッファ中に再懸濁した(全
量40mlが最終再懸濁液体積であった)。この溶液を2
つの25ml遠心チューブ(ポリカーボネート)へ等しく
移し、ガラス器具(DOUNCE等)を約10mlのpH8
リン酸塩バッファですすぎ、遠心チューブの仕上げをす
るために使用した。次に、2回目の超遠心(2時間、4
℃、43K)を行った。ペレットを30mlのpH8、0.
1MPO4 バッファ中に再懸濁した。Ellmanアッセイは
全部で24マイクロモルのSH又は約100ナノモル/
mgのOMPCを示した。チオール化タンパク質を100
ml丸底フラスコへ移し、それに濾過された18C−Bu
A2 −BrAc溶液を加えた。得られた反応物(すなわ
ち、チオール化OMPCを有する18C−BuA2 −B
rAc)を室温で89時間N2 ボックス中のN2 下で
(ガス抜きしながら)熟成した。
8、0.1MNaPO4 バッファ中に75mgN−エチル
マレイミド(NEM)を含む溶液を0.22ミクロンフ
ィルターを通して濾過し、上記反応混合物に2mlを加え
て4時間熟成した。2.5mlの0.1M pH8 PO4
バッファ中のN−アセチルシステアミンの0.5mlを
0.22ミクロンフィルターを通して濾過し、この溶液
の1.0mlを反応物に加えて22.5時間熟成した。
ーブに等しく充填し、全部で8mlのpH8 0.1M P
O4 バッファをのせて、43K、4℃で2時間遠心し
た。上清を除去した後、ペレットをDOUNCEホモジ
ナイザーにおいて全部で40mlのTEDバッファ中に再
懸濁し、ガラス器具をTEDバッファの別の10mlです
すぎ、その溶液を2つの25mlチューブに移した。これ
らのチューブを室温で15.25時間保存した後、43
K rpm、24℃で2時間遠心した。得られたペレットを
DOUNCEホモジナイザーにおいて全部で30mlのT
EDバッファ中に再懸濁し、2つの25ml遠心チューブ
に移し、ガラス器具をTEDバッファの別の20mlです
すぎ、そして43K、4℃で2時間再遠心した。ペレッ
トを50mlのpH7リン酸塩バッファ中に再懸濁し、3回
目の遠心に43K、4℃で2時間かけた。ペレットを8
2mlの水に再懸濁し、20.5ml部分において2つの5
0mlプラスチック無菌(FALCON)遠心チューブへ
移した。4℃で18時間熟成した後、結合体調製物をT
J−6遠心機のTHローターにおいて1000rpm で
3.5分間遠心した。最終生成物結合体懸濁液を、タン
パク質(Lowry)、18Cポリサッカライド(フェノール
/硫酸)、非結合ポリサッカライド(サイズ排除クロマ
トグラフィー−速度ネフェロメトリー(rate Nephelomet
ry) )及びアミノ酸(SPINCO)についてアッセイ
した。
/ml タンパク質=2.57mg/ml 遊離ポリサッカライド:<5%(実験誤差の限界) S−カルボキシメチルホモシステイン/リシン=0.0
25 S−カルボキシメチルシステアミン/リシン=0.00
5
(0.9%NaCl)に入れ、室温で約4時間攪拌して
溶解した。この溶液をプラスチックビーカー中氷浴上
で、ブランソン音波発生機(Branson Sonifier, 1.5
インチプローブ、セッティングB)を用いて10分間
隔、全部で20分間音波処理した。一区切りごとに粘度
をチェックした。20分後には粘度は1.267センチ
ストロークとなった。加水分解産物を室温に戻してか
ら、酢酸ナトリウム試薬(18.7g)を加えて終濃度
を3%(w/v)とした。 (2)血清学的プローブ サンプルの10mlを用いて、イソプロパノール(IP
A)分画の予備試験と抗体による終点比濁アッセイを行
なうと、Pn4−Psは45−55%IPAで沈殿する
ことが分かった。
(1)で得られたもの)に379mlのIPAを室温で
攪拌しながら滴下して加え、IPA濃度を49.7%と
した。サンプルは15−30分攪拌を続けた後、11,
000×gで30分間遠心した(ベックマンJA−10
ローター、8,000rpm,20℃)。ペレットは
純EtOHとともに250ml容のオムニミックスジャ
ー(OmnimixJar)中で摩砕し、60ml容焼結ガラスロ
ート上に集めた。析出物はロート上で直接純EtOH、
アセトンの順で洗浄し、真空下、室温、CaCl2 で乾
燥して分析用に供した。 (4)第二回目のIPA添加と生成物の回収 49.7%IPA上清液(液量727ml、上記工程
(3)から得られたもの)に38mlのIPAを室温で
攪拌しながら加えることにより、IPA濃度を52.2
%とした。サンプルは熟成後、工程(3)と同様に遠心
した。工程(3)と同様にペレットを摩砕し、回収し、
洗浄し、乾燥した。Pn4−Ps生成物の重量は516
mgであった。
00mg)を200mlの蒸留水に室温で2−3時間か
けて溶解した。この溶液(2.5mg/ ml)を透析チ
ューブ(分画分子量12,000、45mm)に移し、
蒸留水に対して、4℃、27時間透析した。途中で2回
蒸留水を交換した。ついでサンプルを凍結乾燥用の容器
に移し、ドライアイス:メタノール浴中で薄く凍らせ、
Virtis( Freezemobile) 凍結乾燥機で2−3日間凍結乾
燥した。回収されたPn4−Psの最終製品は491m
gで、Kd は0.69であった。この開示から、当業者
にとって他のカルボキシル基を含むPn−Psのサブタ
イプ、たとえばPn1−Ps、Pn5−Psもここに示
した方法により調製でき、おなじく酸性多糖であるPn
4−PsあるいはPn9V−Psと同様に結合体とする
ことができることは自明のことである。
Ps−OMPC A.ダウエックス50x2(200−400メッシュ)
のテトラブチルアンモニウム型樹脂の調製[ダウエック
ス 50(Bu4 N+ )] ダウエックス50x2(200−400メッシュ)のH
+ 型(500g)をH2 O中でスラリーとし(CM−6
6)、カラムに充填して順番に、1)H2 O600m
l、2)6N HCl 1000ml、3)H2 O 4
00ml(流出液がpH試験紙で中性になるまで)、
4)10%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド水溶
液72g(流出液がpH試験紙で強アルカリになるま
で)、5)H2 O 1000ml(中性になるまで)で
洗浄した。 B.Pneumoniae type 4 多糖のテトラブチルアンモニ
ウム型[Pn4(Bu4N+ )]の調製 ダウエックス50×2(Bu4 N+ )の65mlのカラ
ムを520mlのH2 Oで洗浄した。Pn4−多糖
(m.w.還元型400mg)を35mlのH2 Oで覆
い、全部が水面下にあるように気を付けながら20分間
攪拌した(攪拌は1晩継続した)。この溶液をカラムに
のせ、重力により浸透させ、カラムを150mlのH2
Oで洗浄した。溶出液を合し、凍結乾燥して504mg
のPn4(Bu4 N+ )塩を得た。
体(Pn4−BuA2 )の調製 Pn4(Bu4 N+ )(97mg)を16mgのDMS
O(ジメチルスルホキシド)で覆い、溶液となるまで5
2℃で15分かけて攪拌した。この時点で固体はすべて
溶解し、この溶液を室温まで冷却した。この溶液に、1
60μLのDMSOに溶解した2mgのカルボニルジイ
ミダゾール(CDI)を加え、できた溶液を室温で1.
0時間攪拌した。5mlのH2Oに0.500gの1,
4−ブタンジアミンジヒドロクロリド(BuA2 ・2H
C1)を溶解した液を調製し、pHを5.0N NaO
Hで10.20に調節した。この溶液を氷浴中で冷却
し、熟成させたDMSO溶液を冷BuA2 溶液に徐々に
加え氷浴中でさらに5分間攪拌した。ついでこれを室温
で1時間攪拌し、その後溶液をスペクトロポア−2の透
析チューブに入れ、液の上面から2分の1インチのとこ
ろをクリップでとめ、以下のように透析した。1)pH
7.0の0.1M NaPO4 緩衝液4リットル、1
5.0時間、2)pH7.0の0.01M NaPO4
緩衝液4リットル、9時間、3)H7.0の0.01M
NaPO4 緩衝液4リットル、21時間、4)H2 O
4リットル、20時間。ついで溶液を凍結乾燥して、7
0mgのPn4の1,4−ブタンジアミン誘導体(Pn
4−BuA2 )を得た。約5mgのサンプルについての
NMRスペクトルから、100個の多糖繰り返し単位あ
たり、22個のブタンジアミン残基が付加されたこと
が、ブタンジアミン内部のメチレンと(Pn4の)N−
アセチルメチル基との共鳴の積分を比較することにより
求められた。
ミン誘導体(Pn4−BuA2 −BrAc)の調製 Pn4−BuA2 (54mg)を、5.5mlの0.1
MpH9.04緩衝液(コルトフのホウ酸−リン酸)で
覆い、溶液となるまで攪拌した。1.0mlのアセトニ
トリル中の55mgのp−ニトロフェニルブロモアセテ
ートをこれに加え、生じた混液を17時間4℃で攪拌し
た。これをスペクトロポア−2の透析チューブ中で以下
の様に透析した。1)16リットルの水に対して24時
間、2)16リットルの水に対して8時間、3)16リ
ットルの水にたいして23時間。この時点で容積は1
2.5mlであり、これから1.0mlをとって分析に
供し(NMR、オキタクロニー、ビスコテック)、残り
に275mgの乾燥pH7リン酸緩衝塩(0.1Mのp
H8NaPO4 溶液を凍結乾燥して調製)を加えた。溶
解させた後、0.2ミクロンのコーニングフィルターで
濾過すると、Pn4−BuA2 −BrAcのpH8溶液
が得られた。
−BuA2-BrAcへの結合 外膜蛋白複合体(N. meningitidis, OMPC、 4.
34mg/ ml)(5ml)を80Tiローター中4
3,000rpm(43K)で4℃、2時間遠心した。
チオール化用混合液は85mgのEDTA(エチレンジ
アミン四酢酸二ナトリウム塩)と15mgのジチオスレ
イトール(DTT)を10mlのpH11.09Na2
B4 O7緩衝液に溶解して調製した。50mgのN−ア
セチルホモシステインチオラクトンを加え、溶液を0.
2ミクロンフィルターで濾過した。上述した遠心のペレ
ットを5mlの濾過したチオール化用混液ではがし、ド
ーンスホモジナイザーに移して再懸濁させた。再懸濁液
を遠心管に移し、蓋をしてファイアストンバルブを用い
て空気を窒素に置換した。反応混液を19時間熟成さ
せ、遠心管に移し、1MKH2 PO4 水溶液を上層して
2時間4℃43Kで遠心した。上清を除き、ペレットを
10mlの0.1MNaPO4 pH8緩衝液に再懸濁し
た。この液を遠心管に移し、2回目の超遠心を行なった
(2時間、4℃、43K)。ペレットをセクションDで
調製した11.5mlのPn4−BuA2 −BrAcに
再懸濁した。エルマン検定から合計3.44マイクロモ
ルのSHすなわち約158ナノモルのSH/ mgのOM
PCであった。得られた反応物(チオール化OMPCと
Pn4−BuA2 −BrAc)は窒素下で(脱気して)
N2 ボックス中室温で66時間熟成させた。
mgのN−エチルマレイミド(NEM)を1mlのpH
8、0.1MNaPO4 緩衝液に溶解したものを0.2
2ミクロンのフィルターで濾過し、上記の反応混液に加
え、混液を5時間熟成させた。ついで0.1mlのN−
アセチルシステアミンを0.4mlの0.1MpH8リ
ン酸緩衝液に加えたものを0.22ミクロンのフィルタ
ーで濾過し、この液を反応混液に加えて14.5時間熟
成させた。反応混液を43K、4℃、2時間遠心し、ペ
レットを8mlの1×TED緩衝液に再懸濁した。この
液を室温で一晩熟成させ、ついで43K、4℃、2時間
遠心した。ペレットを8mlのTED緩衝液に再懸濁
し、直ちに43K、4℃、2時間の再遠心を行なった。
ペレットを10mlのpH7.0、0.1Mのリン酸緩
衝液に再懸濁し、43K、4℃、2時間の再遠心を行な
った。最終ペレットは7.5mlの水に懸濁した。4℃
で一晩熟成させたのち、懸濁液を1000rpmで3分
遠心し上清を最終結合体として回収した。 分析:ローリー法による蛋白質:0.920mg/ ml フェノール−硫酸法:0.212mg/ ml Ps/Pro=0.23 SCMHC/lys=0.031 SCMC/lys=0.022 この結合体をマウスあるいはアフリカミドリザルに投与
すると、高力価の抗Pn4−Ps抗体が誘導された(P
n4−Ps特異的ELIZA検定で測定)。
(0.9%NaCl)に入れ、室温で約4時間攪拌して
溶解した。この溶液をプラスチックビーカー中氷浴上
で、ブランソン音波発生機(Branson Sonifier, 1.5
インチプローブ、セッティングB)を用いて3分間音波
処理した。このあと粘度をチェックした。13分後、も
う一分音波処理すると粘度は1.117センチストロー
クとなった。加水分解産物を室温に戻してから、酢酸ナ
トリウム試薬(19.5g)を加えて終濃度を3%(w
/v)とした。 (2)血清学的プローブ サンプルの10mlを用いて、イソプロパノール(IP
A)分画の予備試験と抗体による終点比濁アッセイを行
なうと、Pn9V−Psは40−45%IPAで沈殿す
ることが分かった。 (3)第一回IPA添加 加水分解したサンプル(液量 391ml、上記工程
(1)で得られたもの)に281mlのIPAを室温で
攪拌しながら滴下して加え、IPA濃度を41.8%と
した。サンプルは15−30分攪拌を続けた後、11,
000×gで30分間遠心した(ベックマンJA−10
ローター、8,000rpm,20℃)。ペレットは
純EtOHとともに250ml容のオムニミックスジャ
ー(OmnimixJar)中で摩砕し、60ml容焼結ガラスロ
ート上に集めた。析出物はロート上で直接純EtOH、
アセトンの順で洗浄し、真空下、室温、CaCl2 で乾
燥して分析用に供した。 (4)第二回目のIPA添加と生成物の回収 41.8%IPA上清液(液量637ml、上記工程
(3)から得られたもの)に28.6mlのIPAを室
温で攪拌しながら加えることにより、IPA濃度を4
4.3%とした。サンプルは熟成後、工程(3)と同様
に遠心した。工程(3)と同様にペレットを摩砕し、回
収し、洗浄し、乾燥した。Pn9V−Ps標品の重量は
342.2mgであった。 (5)透析と凍結乾燥 工程(4)で得られたPn9V−Psサンプルの一部
(347mg)を139mlの蒸留水に室温で4−5時
間かけて溶解した。この溶液(2.5mg/ ml)を透
析チューブ(分画分子量12,000、45mm)に移
し、蒸留水に対して、4℃、25時間透析した。途中で
2回蒸留水を交換した。ついでサンプルを凍結乾燥用の
容器に移し、ドライアイス:メタノール浴中で薄く凍ら
せ、Virtis(Freezemobile) 凍結乾燥機で2−3日間凍
結乾燥した。回収されたPn9V−Psの最終製品は3
03.5mg、Kd =0.60であった。 (6)第三回目のIPA添加と生成物の回収 44.3%IPA上清液(液量655ml、上記工程
(4)から得られたもの)に30.8mlのIPAを室
温で攪拌しながら加えることにより、IPA濃度を4
6.8%とした。サンプルは熟成後、工程(3)と同様
に遠心した。工程(3)と同様にペレットを摩砕し、回
収し、洗浄し、乾燥した。Pn9V−Ps生成物の重量
は410.8mgであった。 (7)透析と凍結乾燥 工程(6)で得られたPn9V−Psサンプルの一部
(420.4mg)を168mlの蒸留水に室温で4−
5時間かけて溶解した。この溶液(2.5mg/ml)
を透析チューブ(分画分子量12,000、45mm)
に移し、蒸留水に対して、4℃、25時間透析した。途
中で2回蒸留水を交換した。ついでサンプルを凍結乾燥
用の容器に移し、ドライアイス:メタノール浴中で薄く
凍らせ、Virtis( Freezemobile) 凍結乾燥機で2−3日
間凍結乾燥した。回収されたPn9V−Psの最終製品
は342.5mg,Kd =0.65であった。 (8)当業者にとって工程(4)および(6)の標品が
各サブフラクションの加重平均特性的分析特性を有する
単一標品として、より多量のIPAを加えて一緒に回収
し、ついで透析、凍結乾燥を行なえるものであることは
あきらかである。また当業者にとってPn1−Ps、P
n5−PsもPn4−PsあるいはPn9V−Psと同
様に調製できることは自明のことである。
めしたPn4−Psと同様の方法で結合体とした。
の量的決定 肺炎双球菌(Pn)のカプセル状ポリサッカライド(Ps)の製
造の間にPn4-Ps中のO−ピルベート並びにPn9V-Ps 及び
Pn18C-Ps中のO−アセテート基の残留量の量を測るため
一つの方法が開発された。O−アセチル若しくはO−ピ
ルベート基は加水分解により最初に放出され、それか
ら、抑制された伝導性で連結された高効率陰イオン交換
クロマトグラフィを利用して、PnPs水解物中のアセテー
トとピルベートは同定され計量された。
18C のサンプルはこの方法で分析された。予備的な結果
は、未処置の及びサイズ化されたPn4 に対して各Ps繰り
返し単位に対するピルベートが約1:1及び0.8:1
のモル比を示した。Pn18C-Psにおける各Ps繰り返し単位
に対するアセテートのモル比は、未処置のそしてサイズ
化されたサンプルに対して各々1:1及び0.8:1、
そして未処置のそしてサイズ化されたPn9Vに対して各々
1.7:1及び1.5:1であることが発見された。Pn
18C-Ps-OMPC 結合水性バルクのサンプルは又各Ps繰り返
し単位に対するO−アセテートのモル比について分析さ
れ、約0.5:1であることが見いだされた。
カライドにおける有力な免疫検出物であり、その除去は
免疫学的特性において特徴づけられた変化を生じさせる
いうことが報告されている[Heidelberger, M., Dudman,
W.F., 及びNimmich, W., 'Immunochemical relations
hips of certain capsular polysaccharides of Klebsi
ella, pneumococci,及びRhizobia' J. Immunol., 104:1
321-1328, (1970); Higginbotham, J.D., Heidelberge
r, M., 及びGotschlich, E., 'Degradation ofa pneUmo
coccal type-specific polysaccharide with exposure
of group-spicificity.' Proc. Natl. Acad. Sci. USA,
67:138-142, (1970)]。同様に、型Pn18C-Psポリサッカ
ライドにおけるO−アセテート基の除去はその免疫学的
特性を破棄する[Estrada-Parra, S., 及びHeidelberg
er,M., 'The specific polysaccharide of type XVIII
pneumococcus' Biochemistry, 2:1288-1294 (1963)]。
従って、Pn18C-Ps及びPn4 におけるアセテートとピルベ
ートの決定のための量的な方法を開発することが必須で
あった。デ−O−アセチレート化されたPn9Vは比濁計測
定によって決定されるような抗原反応性を有しなかった
ことから、Pn9VにおけるO−アセチル基はまたPn9Vの免
疫学的構造における重要な役割をも演ずることができ
る。
H11)下4℃においてPn9V及びPn18C-Psから容易に放出さ
れること及びO−ピルベートは65℃で加熱の上でPn4
から容易に放出されることを発見した。我々はアセテー
トとピルベートは0.98mM NaOH の1ml/minの流量及び移
動相として2% MeOH でOmniPac PAX500カラムを用いて加
水分解されたPnPs試料から分離できることを発見した。
検出は再生試薬として10ml/minの流量で25mM H2SO4を用
いる被抑制伝導性検出(suppressed conductivity detec
tion) によって成された。各々Pn18C-Ps、9V 及びPn4 か
らのO−アセテート及びO−ピルベートの量的HPLC
分析のための最も望ましい加水分解条件は、この例中に
開示される。
ム(4.6x250mm) とともに用意された。被抑制伝導性検出
は再生試薬として25mN硫酸を用いて成された。流量はDi
onexオートレジェンユニットで10ml/minに設定された。
加水分解されたPnPsの試料からアセテートとピルベート
を分離するための移動相及び勾配プログラムは以下の表
に示される: 緩衝液1 − 1mM水酸化ナトリウム 緩衝液2 − 100% メタノール 緩衝液3 − 200mM 水酸化ナトリウム 緩衝液4 − 水 時間 緩衝液1/% 緩衝液2/% 緩衝液3/% 緩衝液4/% 流量/(ml/min) 0 98 2 0 0 1 12.5 98 2 0 0 1 12.6 58 2 0 40 1.5 20.0 58 2 0 40 1.5 20.1 98 2 0 0 1.5 30.0 98 2 0 0 1.5 30.1 98 2 0 0 1 50.0 98 2 0 0 1 これらの条件と3μジーメンスの感度の検出器を用い
て、およそ5.2 及び9.5分の保持時間で溶出するアセテ
ート及びピルベートの各々4nmolが、それぞれ容易に検
出された。 試料調製 メルク社製造部門からの精製されたPnPs試料を、Aquast
ar V3000容積測定式水分滴定計を用いることによってカ
ール・フィッシャー滴定に付し、残余量のH2Oを含むと
決定された。それからmlあたり1.0mg 乾量の濃度でMill
i-Q H2O 中に溶解させた。試料(100 μg/ml )が室温
で16時間2mM NaOH中にて処理され、Pn9V-Ps 及びPn18C-
Ps試料からO−アセテートが分離された。Pn4-Ps試料は
Pb4 からのO−ピルベートの分離のため65℃で16時間1
mM HCl中で加水分解された。サイズ化されたPn9V及びPn
18C-Ps及びPn18C-Ps-OMPC 結合水性バルクの試料もまた
高pH陰イオン交換クロマトグラフィーによってモノサッ
カライド構成分析及びパルス電流滴定検出に付された。
モノサッカライド構成分析は、サイズ化され水性結合大
の試料中のPnPsの正確な濃度を得るために行われた。ア
セテート、ピルベート及びN−アセチルマンノスアミン
標準物はMilli-Q H2O 中に200nmol/mlの濃度で溶解され
た。
濃度(1,2,5,及び50mM) 、種々の温度(4,25,45,及び65
℃) 及び種々の時間(3,5,及び16時間)でPn18C-Psを処
理することで検討された。アセテート、ピルベート及び
N−アセチルマンノスアミンの標準溶液も、デ−O−ア
セチレーションのために必要な条件はまたアセテート/
ピルベートの減成に若しくはN−アセチル基の損失に帰
着するかどうかを決定する研究中に含まれた。種々の濃
度(1,10,100mM) 、時間(3,5, 及び16時間)、そして温
度(65, 85,及び100 ℃) における水酸化ナトリウム(50
mM/100℃/16h) 若しくは塩酸での処理を続けてPn4から
のピルベートの分離が研究された。
ション前後のPn9V-Ps、Pn18C-Ps、及びPn4-Psの比濁分
析的活性が測定された。試料は1, 1.5, 5, 及び2.5 μ
g/mlに希釈された。
PSEC) デ−O−アセチレーションまたはデ−O−ピルビレーシ
ョン前後のPn9V-Ps 、Pn18C-Ps及びPn4 のHPSECが
測定された。流量制限器を装備した7.5x600mmTSKG6000P
Wカラムが50℃、800-1000psi で加熱され0.2M酢酸ナト
リウム0.3ml/min で平衡にさせた。試料60μg ( 1mg/m
l)をカラムに注入し、移動速度0.3ml/min で溶出した。
カラム溶離剤は0.5ml/min の流速で0.5M NaOH の後カラ
ム追加物と混合し、Dionexパルス電流滴定検出器でモニ
ターして、Kdを測定した。
トの両方に対して3μジーメンスで決定された。ピルベ
ート及びアセテートは低い方の限界として0.125 nmolま
で検出可能であった。双方の成分の検出器応答はピルベ
ート及びアセテートにつき各々0.9999及び0.9992の相関
係数で2nmolを通じて線型である。
オムティミゼーション 時間進行加水分解P18C-Ps の予備的研究は、低温でのア
ルカリ加水分解に対するO−アセチル基の不安定性を明
らかにした。2mM 水酸化ナトリウムは16時間の培養で P
n18C-Ps を完全にデ−O−アセチレートへ十分であっ
た。より高い温度(>25℃) 処理がPn9V O−アセテート
の測定を妨げるN−アセチルマンノスアミンからのN−
アセテートを放出することが見いだされた。PnPsからの
O−アセテートの除去のための最も望ましい加水分解条
件は4℃で16時間であることが見いだされた。1%以下
のアセテートが室温で16時間2mM NaOHで処理されたN
−アセチルマンノスアミンの標準から分離されることが
見いだされた。
ィミゼーション Pn4 の加水分解研究は当初水酸化ナトリウム加水分解を
用いることによって請け負われた。水酸化ナトリウムが
用いられたときピルベートは殆ど回収されなかったとい
うことが速やかに発見された。初期の制御研究で、ピル
ベートは100 ℃でH2O 中のPn4 から分裂されたというこ
とを明らかにされた。この情報で、上昇温度でのHCl 加
水分解を用いてPn4 からのO−ピルベート放出のオプテ
ィミゼーション研究を行うことが決定された。ピルベー
トの幾らかの減成がより高い温度で見られた。これはPn
4 同様の条件の下で加水分解されたピルベート標準の例
で明示できる。65℃で16時間1mM HCl 中で加水分解が
行われたときピルベートの最大の回収が生じた。
ベートの分析 出発PnPs、サイズ化されたPnPsそして一つのPn18C-Ps-O
MPC 結合物を代表する種々の試料が、Pn9V-Ps/18C 中の
O−アセテートを放出するため室温下2mM NaOH 中での
若しくはPn4-Ps中のO−ピルベートを放出するため65℃
下1mMHCl中での加水分解の後上述されたHPLC法に
よってO−アセテート/ピルベートに関して分析され
た。この研究の結果を以下に示す: 試料 各Ps繰り返し単位に対するピルベート/アセテートの比 Pn4 、試料1 1.0 Pn4 、試料2 0.8 Pn9V、試料1 1.7 Pn9v、試料2 1.5 Pn18C-Ps、試料1 1.0 Pn18C-Ps、試料2 0.8 Pn18C-Ps-OMPC 水性大 0.5
保持はPn9V-Ps に関しておよそ90%、そしてPn4
及び18C に関して80% であった。Pn18C-Ps-OMPC 接合水
性大におけるO−アセテートの保持はおよそ50% であっ
た。Pn18C-PsとPn4 の理論的な値はPs繰り返し単位1mo
l 当たりアセテート若しくはピルベート1mol でありPn
9Vに対してその比が2:1 である。[ Jansson, P-E., Lin
dberg, B.,及びLindquist, U. 'Structural studies of
the capsular polysaccharides from Streptococcuspn
eumoniae Type 4.' Carbohyd. Pes., 95:73-80, (1981)
。Lugrowski, C. 及びJennings, H. J. 'Structural d
etermination of thecapsular polysaccharide of Stre
ptococcus pneumoniae Type 18C.' Carbohyd.Pes. 131:
119-129, (1984)。Perry, M. B., Daoust, V., 及びCar
los, D. J. 'The specific capsularpolysaccharide of
Streptococcus pneumoniae Type 9V.' Can. J. Bioche
m. 59:524-533, (1981)]。Pn18C-Ps-OMPC 接合物におい
て見出されるO−アセテートのより低い保持は、低温で
のアルカリ条件に対してのO−アセチル基加水分解の感
受性から予想される。
−ピルビレート化された若しくはデ−O−アセチレート
化された試料の比濁計的活性が測定された。結果は、た
とえ未処理試料のKdでも比濁活性はこれらの側鎖基の
除去の後には完全に失われた、ということを示した。K
dのは上述したHPSEC法によって得られた。しかし
ながら、穏やかな酸加水分解によるデ−O−ピルビレー
ション後のPn4 のKdは0.60から0.68に上昇し、その出
現はその塩の体積に近い。Pn4 及びPn18C-Psのための抗
原性日数は、肺炎双球菌ポリサッカライド免疫学的反応
性におけるこれらの側鎖基の重要性に関して他の調査者
の仕事を支持する。Pn9Vに関する結果はグルクロン酸に
加えて、この分子のO−アセチル基が同様に重要な免疫
学的決定因であることを示唆している。
のO−ピルビルケタール並びにPn9V及びPn18C-Ps中のO
−アセテートの量的分析のための、迅速で敏感な手段が
開発された。この手段はPn4 、Pn9V、及びPn18C-Psとい
うポリサッカライドの抗原的構造を残すためにそれらの
サイズ化と結合のための正しい過程を定義することにお
いて有意義である。
析された試料を表わす)が使用されるまで3−8℃で保
存された。 2. 0.2MOPS pH7.2 緩衝剤が該試料に加えられ、約7
mMという最終濃度が得られた。固体GuHCl が該試料に加
えられ、4.2Mという最終の濃度が達成された(註:GuHC
l1.42g/ 試料mlが、固体のGuHCl の添加のために体積の
増加を補償するために加えられなければならない。同様
に、体積増加を勘案するために緩衝剤添加が調整されな
ければならない。その結果試料組成がカラム溶出液組成
により接近する。あるいは、試料はクロマトグラフィに
付す前にカラム溶出液に対し透析されることができよ
う)。 3. 試料の2.8ml (ローリープロテインアッセイ(low
ry protein assay) に基づいたプロテイン約1mgを含有
する)を、0.6ml/min の流速で6mGuHCl 10mM MOPS pH
7.2において平衡に達したセパクリル(sephacryl)S−1
000の12.6x96 cmカラムに注入した。カラム溶出液が280
nM で連続的にモニター(perkin Elmer LC235 ダイオー
ドアレイ検出器)され、3ml のフラクションが収集され
た。 4. プロテイン分配はA280に基づいており(スペクト
ルと同じく)そしてPn6B-Ps 分配はPn6B-Ps 特定のRIA
アッセイに基づいている。Pn6B-Ps-BrAc単独の溶出部分
に基づいて、そして不活性化されたMIEPとの物理的な混
合物において、PSとプロテインの両方を含む断片溜を作
成し、該Pn6B-Ps-BrAcについて観察される位置から明確
に溶出したものがPn6B-Ps-MIEP結合物として推定に基づ
いて明示された。 5. 溜はYM-30 膜を用いての限外ろ過によって濃縮さ
れ、Milli-Q H2O を用いてろ過された。プロテインとPn
6B-Ps内容量は量的組成研究から見積もられた。SCMHC
はアミノ酸分析によって検出された。
イ このアッセイは肺炎双球菌ポリサッカライド型18C の計
量のために用いられる。それは多層サンドイッチRIA
アッセイである。ラビット(Rabbit)anti-Pn18C-Ps がポ
リスチレンビーズにヒートされる。ビーズはPn18C-Psを
含有する試料溶液中にて培養される。培養後、ビーズは
洗浄され、Pn18C-OMPCに対するマウス抗体を含有する第
二溶液中で再培養される。この培養後、ビーズは洗浄さ
れ125I−ヤギ抗マウスIgG を含有する溶液中で3回培養
する。プレートは再度洗浄され、その後ビーズは計量の
ためプラスチックチューブに移される。P18C-Ps の未知
の試料は計量のため標準曲線に比較される。
ログNo.6171-10 2. クイックウォッシュシステム、Abbot Labs、診断
法部門 3. 可調整ピペット及び使い捨てピベットチップ(エ
ッペンドルフデジタルを参照)。 4. ガンマカウンター(Abbott Autologic参照) 5. 鏡面仕上げの1/4"ポリスチレンビーズ、Precisio
n Plastic Ball Co., 3000 N, Cicero Ave., Chicago,
Illinois 60641。
ロットR18-44若しくはその等価物。 2. マウスanti-Pn18C-Ps OMPCアンチセラ (pool 11
260-235 若しくはその等価物)。 3. ゴート、アンチ−マウスIgG 125I- ラベルされた
アンチセラ:MA02118 、ボストン、アルバニーストリー
ト549 、ニューイングランドヌクレアー、NEX159 4. インキュベーション緩衝剤:次のものを含有する
RCM8 1.0% BSA Sigma A2153 0.1% アジド Sigma S2002 5. 希釈液 胎児牛血清 8部 Sigma F3885 ヤギ血清 1部 Sigma G6767 ウサギ血清 1部 Sigma R4505 TWEEN 20 0.05% Sigma P1379 アジド 0.1% Sigma S2002
1個を試料若しくは標準物を含むプレートの各ウェルに
加え、全てのビーズが完全に緩衝物で覆われることを請
け合うために穏やかに浸透する。 4. プレートをRIAキットで供給された粘着性の裏
張で覆い、6時間室温にてプレートを培養する。 5. プレートをクイックウォッシュ(Qwik Wash )装
置と脱イオン水を用いて洗浄する。 6. マウスanti-18C抗体を希釈液中1:1000に希釈す
る。 7. この溶液200 μl をビーズ一個を含む各ウェルに
加える。 8. プレートを覆い、室温で一晩培養する。 9. プレートをクイックウォッシュ装置と脱イオン水
を用いて洗浄する。 10. 125I- ラベルされたヤギ、アンチ−マウス抗体
を希釈液に15000cpm/10μl まで希釈( 〜1:160 希釈)
する。 11. この溶液20μlをビーズ一個を含む各ウェルに
加える。 12. プレートを覆い、37℃で2時間培養する。 13. プレートをクイックウォッシュ装置と脱イオン
水を用いて洗浄する。 14. RIAキットで供給されるプラスチックチュー
ブにビーズを移し、好適なガンマカウンターでカウント
する。
それぞれについて平均を得るために複数の測定を共に合
わせる。全ての標準及び試料から培養緩衝コントロール
を基礎とする。 2. 統計的な計算のために用意された計算機を使用し
て、標準線のためのデータを入力する。そして相関係数
と線の勾配を計算する。 3. 好適な標準線を使用して(自由部分は自由部分
に、結合部分は結合部分に)、試料の応答を計算し、希
釈のために調製する。
によって他のPn-Ps 種のいかなるものに対しても適用可
能である。
Claims (10)
- 【請求項1】 ストレプトコッカス ニューモニエの1
種以上の亜型由来の多糖に共有結合的に結合した免疫原
性タンパク質を包含している結合体であって、該多糖は
平均して1分子当り約1200未満の繰り返し単位を有
し、分子量約1×105 〜1×106 、多分散性1.0
〜1.4及び肺炎連鎖球菌群特異的C多糖の混入レベル
が型特異的多糖の3.0%以下である。 - 【請求項2】 該多糖が抗原性指数0.7〜1.1及び
固有粘度0.6〜3.0dL/gを有する請求項1記載の結
合体。 - 【請求項3】 該多糖が1,2,3,4,5,6B,7
F,8,9N,9V,10A,11A,12F,14,
15B,17F,18C,19F,19A,20,22
F,23F及び33Fから選択されるストレプトコッカ
ス ニューモニエ亜型のいずれかに由来する請求項2記
載の結合体。 - 【請求項4】 該多糖がサイズ多分散性1.0〜1.
4、型特異的多糖と比較した場合のC多糖混入レベル3
%未満であって、以下の1)〜7)の多糖、1)ストレ
プトコッカス ニューモニエ6B:該多糖は (a)MN 約3×105 〜6×105 (b)Kd(ピーク)約0.60±0.05 (c)MW 約3×105 〜7×105 (d)0.1Mリン酸ナトリウムpH7.2中の固有粘度
1.0〜2.0及び (e)平均して1分子当り約1000未満の繰り返し単位
を有する 2)ストレプトコッカス ニューモニエ14:該多糖は (a)MN 約3×105 〜8×105 (b)Kd(ピーク)約0.60±0.05 (c)MW 約4×105 〜1×106 (d)0.1Mリン酸ナトリウムpH7.2中の固有粘度
0.6〜1.6及び (e)平均して1分子当り約1200未満の繰り返し単位
を有する 3)ストレプトコッカス ニューモニエ19F:該多糖
は (a)MN 約2×105 〜6×105 (b)Kd(ピーク)約0.65±0.05 (c)MW 約2×105 〜6×105 (d)0.1Mリン酸ナトリウムpH7.2中の固有粘度
1.0〜2.0及び (e)平均して1分子当り約1000未満のモノマー繰り
返し単位を有する 4)ストレプトコッカス ニューモニエ23F:該多糖
は (a)MN 約2×105 〜6×105 (b)Kd (ピーク)約0.54±0.05 (c)MW 約4×105 〜8×105 (d)0.1Mリン酸ナトリウムpH7.2中の固有粘度
1.5〜3.0及び (e)平均して1分子当り約1000未満のモノマー繰り
返し単位を有する 5)ストレプトコッカス ニューモニエ4:該多糖は (a)MN 約2×105 〜4×105 (b)Kd (ピーク)約0.65±0.05 (c)MW 約2×105 〜5×105 (d)0.1Mリン酸ナトリウムpH7.2中の固有粘度
1.0〜3.0及び (e)平均して1分子当り約600未満のモノマー繰り返
し単位を有する 6)ストレプトコッカス ニューモニエ9V:該多糖は (a)MN 約3×105 〜6×105 (b)Kd (ピーク)約0.65±0.05 (c)MW 約3×105 〜7×105 (d)0.1Mリン酸ナトリウムpH7.2中の固有粘度
1.0〜2.0及び (e)平均して1分子当り約800未満のモノマー繰り返
し単位を有する 7)ストレプトコッカス ニューモニエ18C:該多糖
は (a)MN 約2×105 〜6×105 (b)Kd (ピーク)約0.65±0.05 (c)Mw 約2×105 〜6×105 (d)0.1Mリン酸ナトリウムpH7.2中の固有粘度
1.5〜3.0及び (e)平均して1分子当り約700未満の繰り返し単位を
有する 又はこれらの多糖類の混合物に由来し、該多糖がナイセ
リアメニンギチジスbの外膜タンパク質複合体(OMP
C)又はそのMIEPサブユニットに結合される請求項
3記載の結合体。 - 【請求項5】 OMPC又はMIEPとPn−Psが多
糖ヒドロキシルで結合する場合には式 【化1】 で、カルボン酸基を有する多糖類の場合には 【化2】 であらわされるようにスペーサーを介して結合され(式
中PROはOMPC又はMIEPを表わしPn−Psは
肺炎連鎖球菌多糖を表わす)、結合体がPn−Ps:O
MPC又はPn−Ps:MIEP質量比約0.05〜
0.5を有し、加水分解及びアミノ酸分析によるSCM
HC/Lys比が0.01〜0.15である請求項4記
載の共有結合的結合体。 - 【請求項6】 (a)肺炎連鎖球菌を培養して粗製肺炎
連鎖球菌多糖を単離するか又は肺炎連鎖球菌多糖末を可
溶化する。 (b)工程(a)の多糖を所定の点まで精製及び部分加
水分解して工程(a)の粗製多糖と比較した場合、多糖
の型特異抗原性が30%以上は低下していない、結合を
受けやすい多糖を生成させる。 (c)工程(b)の生成物を免疫原性タンパク質と結合
させるが、但し工程(a)で培養した肺炎連鎖球菌は亜
型4,6B,9V,14,18C,19F及び23Fの
1種以上から選択され、Pn−Psは抗−Pn−Ps型
特異抗体を用いるオキタロニー二重免疫拡散又は速度比
濁検定により測定した場合その抗原性を保持し、結合前
の該Pn−Psは次の通り各々列挙したPn−Ps亜型
に対する0.9M塩化ナトリウム中1mg/ml 溶液の粘度
又はKd(ピーク)終点まで約2000〜15000P
SI圧力下ゴーリンプレスで剪断するか又は100℃で
24時間加熱又は音波処理によって加水分解されたもの
であり、 Pn−Ps亜型 標的終末 標的終末 粘度 Kd(ピ−ク) (センチストークス) Pn4−Ps 1.5−1.00 0.65±0.05 Pn6B−Ps 1.3−1.00 0.60±0.05 Pn9v−Ps 1.3−1.00 0.65±0.05 Pn14−Ps 1.1−0.95 0.60±0.05 Pn18C−Ps 1.5−1.00 0.65±0.05 Pn19F−Ps 1.3−1.00 0.65±0.05 Pn23F−Ps 1.5−1.00 0.54±0.05 次いで場合によってはクロマトグラフィー処理又はアル
コール分画して多分散性1.4以下を有する物質を選択
したものである:方法によって製造される肺炎球菌多糖
−免疫原タンパク質結合体。 - 【請求項7】 a)粗製肺炎連鎖球菌多糖Pn−Psを
単離する: b)i−任意により不純物をイオン交換吸着することに
よって粗Pn−Psを精製する ii−粗Pn−Psを部分加水分解又は機械的に剪断す
る: c)任意によりサイズ及び純度に応じて部分加水分解P
n−Psを分画する: d)工程(a)〜(c)により分画した1種以上の肺炎
連鎖球菌亜型に由来するPn−Psを誘導化してペンダ
ント求核又は親電子部分を示させる: e)ナイセリアメニンギチジスb OMPC又はそのサ
ブユニットを単離する: f)OMPC又はそのサブユニットを官能基化して反応
性親電子又は求核部分を示させる: g)工程(d)の多糖を工程(f)のタンパク質と結合
させる: h)結合体をキャップ形成して残留官能基を除去する: i)結合体生成物を単離する: ことを特徴とするPn−Ps−PRO結合体の製造方
法。 - 【請求項8】 請求項7における工程(b)及び(c)
が(b)1−場合により溶液pH約5においてアニオン不
純物をワットマンDE52に吸着させる 2−溶液としたPn−Psを 1. 50〜150℃で1〜48時間加熱する又は 2. 音波処理プロープの粉末条件により5秒〜5分間音
波処理し、次いで冷却し、更に音波処理する又は 3. 約2000〜15000PSI圧力下ゴーリンプレ
スで剪断することによって、所定の粘度まで部分加水分
解して、抗肺炎連鎖球菌型特異的抗体に対する結合を粗
Pn−Psと比較した場合30%以上は減少させない: (c)加水分解Pn−Psを分画し分子量1×105 〜
1×106 を有する画分を i−所定濃度のイソプロパノールを用いて分別アルコー
ル沈澱して所望のPn−Psサイズを沈降させる又は ii−5×104 〜1×106 サイズの多糖類を取りこみ
かつ分画することができる分子ふるい液体クロマトグラ
フィーカラムによる分画によって選択することを特徴と
し、表に挙げた多糖それぞれの加水分解又は剪断の終末
点は、その亜型Pn−Psの終末点に従い0.1%リン
酸ナトリウム1mg/ml 溶液pH7.2の粘度又はクロマト
グラフィーによって定量される: Pn−Ps亜型 標的終末 標的終末 粘度 Kd(ピ−ク) (センチストークス) Pn4−Ps 1.5−1.00 0.65±0.05 Pn6B−Ps 1.3−1.00 0.60±0.05 Pn9v−Ps 1.3−1.00 0.65±0.05 Pn14−Ps 1.1−0.95 0.60±0.05 Pn18C−Ps 1.5−1.00 0.65±0.05 Pn19F−Ps 1.3−1.00 0.65±0.05 Pn23F−Ps 1.5−1.00 0.54±0.05 ことを包含している請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 該結合体の免疫学的有効量を哺乳類に投
与することを特徴とする請求項1記載の結合体の使用方
法。 - 【請求項10】 請求項1の結合体と不活性担体を包含
し、任意にアジュバント又は免疫調節化合物又は別の免
疫原の免疫学的有効量を包含し、該不活性担体が水酸化
アルミニウム、リン酸アルミニウム、ミョウバンであ
り、該別の免疫原が肝炎B、肝炎A、非A−非B肝炎、
エイズ、ジフテリア−百日咳−破傷風、麻疹、おたふく
かぜ、風疹、水痘、ポリオ及びヘモフィルスインフルエ
ンザbに対するワクチンの1種以上の中から選択され、
結合体がPn4−Ps−OMPC、Pn6B−Ps−O
MPC、Pn9V−Ps−OMPC、Pn14−Ps−
OMPC、Pn18C−Ps−OMPC、Pn19F−
Ps−OMPC、Pn23F−Ps−OMPC、Pn1
−Ps−OMPC、Pn5−Ps−OMPC及びPn7
F−Ps−OMPCから選択される結合体の1種以上を
包含しているワクチン組成物。
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