JPH01500561A - 細菌抗原、抗体、ワクチン及びその製造方法 - Google Patents
細菌抗原、抗体、ワクチン及びその製造方法Info
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- JPH01500561A JPH01500561A JP62502728A JP50272887A JPH01500561A JP H01500561 A JPH01500561 A JP H01500561A JP 62502728 A JP62502728 A JP 62502728A JP 50272887 A JP50272887 A JP 50272887A JP H01500561 A JPH01500561 A JP H01500561A
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- G01N33/56911—Bacteria
- G01N33/56944—Streptococcus
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
細菌抗原、抗体、ワクチン及びその製造方法発明の背景
本発明は、BgYのストレプトコッカス細菌の免疫決定子を有する抗原、これら
細菌に対し保護するワクチン、この種のワクチンの製造方法、並びに細菌多糖類
からのオリゴ糖の製造方法に関するものでおる。本明細書に使用するB群のスト
レプトコッカス(すなわちGBS)細菌という用語は、特にランスフィールド、
ジャーナル・エキスペリメンタル・メジメン、第108巻、第329〜341頁
(1938) 、並びにB群の血清型を特性化するその後の研究、たとえばラッ
セルージョンズ、ジャーナル・エキスペリメンタル・メジメン、第160巻、第
1476頁(1984)を参照して当業者により理解されているように用いられ
る。特にこの用語は、分類学的にストレプトコッカス・アガラクチ7 (Str
eptococcus agalactiae)と命名された細菌を包含する。
GBSは、幼児における菌血症及び(又は)脳膜炎、並びに成人における感染症
に対する認められた病因学的薬剤である[ベーカー、「B群のストレプトコッカ
ス感染」、アトパンシス・イン・インターナル・メジメン、第25巻、第475
〜500頁(1980) ]。したがって、GBS感染を診断するための迅速か
つ明確な分析法並びに特に幼児及び汚染された個人におけるGBSに対する保護
の発生方法を開発することが重要で必る。
CBSカプセル状多糖類は、GBS毒性及び免疫に対し重要であることが知られ
ている[ベーカー、上記]。ざらに、認められたGBS型及び亜型は化学的に相
関するが抗原的にトトース、グルコース、N−アセチルグルコサミン及びN−ア
セチル−ノイラミン(シアリン)酸で構成された反復構造を有する[ベーカー、
上記]6■型GBSカプセル状多糖類は、第1図に示したような分枝した五糖類
の反復単位で構成された骨格を有する[ジェニングス等、キャナディアン・ジャ
ーナル・バイオケミストリー、第58巻、第112〜120頁(1980) ]
。
■型GBS多糖類に関する1つの研究は、天然の免疫決定子部位が側鎖−骨格の
接合部に位置することを示唆している[ジエニングス等、バイオケミストリー、
第20巻、第4511〜4518頁(1981) ]。側鎖の末端N−アセチル
−ノイラミン酸残塁の存在は、免疫決定子の発坦に対し臨界的であると報告され
ている。
さらに、GBS蛋白免疫性の研究も報告されている。ランスフィールド等[ジャ
ーナル・エキスペリメンタル・メジメン、第142巻、第165〜179頁(1
975) ]は、GBSのいわゆるC蛋白は免疫原として存在すれば全生物に対
し保護抗体を誘発することができると報告している。「C蛋白」という命名は、
ヘンリツクセン等によりインターナショナル・ジャーナル・オブ・システマティ
ック・バクテリオロジー、第34巻、第500頁(1984)に定義されている
ように用いられ、この用語は従来Ibc蛋白と命名された蛋白を包含する。
C蛋白の分子に対する研究が示すところでは、これらの物質は種々の分子量を有
する蛋白の複雑な群を構成する[ウィルキンソン等、インフエクション・イミュ
ノロジー、第4巻、第596〜604頁(1971) :ベバンガー等、アクタ
・バンロンカル・マイクロバイオロジー・スカンジナビャ、セクションB1第8
7巻、第51〜54頁(1979) :ラッセルージョーンズ等、ジャーナル・
エキスペリメンタル・メジメン、第160巻、第1476〜1484頁(198
4) :ベバンガー等、アクタ・バンロンカル・マイクロバイオロジー・スカン
ジナビャ・セクションB、第89巻、第205〜209頁(1981)コ。
ウィルキンソン等は、全IC型GBSの熱酸抽出物が種々異なる分子寸法(ポリ
アクリルアミドゲル電気泳動により測定)を有しかつIc型抗血清に対し寒天ゲ
ルにおいて血清学的反応性を有する13種の蛋白を与えることを開示している。
ベバンガー等(1979)は、9種のトリプシン感受性蛋白と5種のトリプシン
耐性であるがペプチン感受性の蛋白とを含有するGBS酸抽酸物出物示している
。ベバンガー等(1981)は、部分精製された酸抽出蛋白の免疫性を開示して
いる。ラッセル−ジョーンズ等は、20.000〜130.000の範囲で分子
量が変化する30種までの蛋白を含有する抽出物を開示しており、130kdの
蛋白が主体である。ざらにラッセル−ジョーンズ等は、多数の蛋白が単一のモノ
クローナル抗体に対し免疫(ウェスタン)プロットにより反応したと報告してお
り、このことは成る種の蛋白が他の蛋白の分解生成物であったことを示唆してい
る。他のモノクローナル抗体を用いて、130.000 MWの蛋白及び10.
000〜120,000 MWの範囲の12種の他の蛋白は共通のエピトープを
有すると思われる。
インセル及びアンプルセン、ジャーナル・エキスペリメンタル・メジメン、第1
63巻、第262頁(1986)は、ヘモフィルス・インフレンザ(1−1ae
mop1−1ae 1nfluenzae )カプセル状多糖類を蛋白キャリヤ
に結合させて、このカプセルをより胸腺依存性の免疫原に変換する試みを開示し
ている。
発明の要点
今回、m型8群のストレプトコッカス(III−GBS)多糖類カプセルの反復
五糖類単位(及び単一の単位だけでも)のオリゴマーが抗原性を示すことを突き
止めた。この単位を含む抗原、特に反復単位を石層る抗原は、III−GBSワ
クチンの成分として使用することができる。したがって、本発明の一面は、m型
8群のストレプトコッカス(I[IGBS)細菌に対し選択的免疫反応性である
抗体を生成することができがっ[式中、n=1〜50であり、GICNACpは
N−アセチ−アセチル−ノイラミン(シアリン)酸を示す]を有する精製オリゴ
糖からなる抗1京を特徴とする。
「精製」という用語は、オリゴ糖と共に天然に存在する種・々の蛋白、脂質及び
炭水化物成分から実質的に分離されることを意味する。特に、精製オリゴ糖は完
全IIIGBS多糖類カプセル又は100.000以上の分子量を有するその断
片を実質的に含まない。微量の外来成分が精製オリゴ糖に存在したとしても、こ
の精製物質をワクチンに使用したり或いは抗原として使用することを妨げない。
「精製」という用語は、人工的な合成を伴なう合成オリゴ糖調製物を排除するこ
とを意図せず、またこの用語は調製物が再現性のあるオリゴ糖特性データ、たと
えば分子量、糖残部含有量、糖結合、クロマトグラフ反応及び免疫学的挙動を示
す限り若干の不純物を含むような調製物を排除することを意味するものでもない
。
第二面において本発明は、IGBSに対し保護を示すことができかつ医薬上許容
しうるベヒクルと必要に応じキャリヤに結合された上記抗原とからなるワクチン
を特徴とする。
本発明の第三の面は上記抗原の製造方法を特徴とし、この方法は: (1)[[
−GBSI[8菌を適当な培地で培養し:(2)培地又は細菌細胞から多糖類を
回収し:(3)この多糖類を結合S1 (1−3)−β−ga! (1−4>3
2 [式中、Sl及びS2は独立してグルコニス、グルコサミン又はN−アセチ
ル−グルコサミンから選択される]の開裂につき特異性でおるエンド−β−ガラ
クトシダーゼによって切断し:かつ(5)培地又は細菌からオリゴ糖抗原を回収
することがらなっている。必要に応じ、オリゴ糖は下記するようにキャリヤに結
合される。
前記3種の局面の好適具体例において、オリゴ糖抗原は、上記結合に対し特異性
のエンド−β−ガラクトシダーゼを用いてI[IGBSカプセル状多糖煩多糖類
加水分解して生成される。この種の1種のエンド−β−ガラクトシダーゼはフラ
ボバクテリウム・ケラトリチフス(F’lavobacterium kera
tol −yticus>に見出される。さらに好ましくは、オリゴ糖は細菌免
疫決定子部位を有するたとえば蛋白、特に細菌トキソイド又は細菌表面蛋白のよ
うなキャリヤに共有結合される(たとえば第2アミン結合を介する)。
第四の而において、一般に本発明はざらに上記結合を有する細菌多糖類の酵素開
裂を特徴とし、すなわち精製オリゴ糖の製造方法に関し、この方法は特に表面多
糖類(たとえば多糖類カプセル若しくは膜)を有する細菌を培養しかっこの多糖
類を抽出し、次いでこれを上記酵素で切断し、ざらにオリゴ糖を回収する。好ま
しくは、細菌はダラム陽性菌、たとえばIII型GBSである。或いは、この細
菌はたとえば14型ストレプトコツカス・ニューモニア(Streptococ
cus pneumo −niae) (たとえばATCCNα6314)のよ
うな表面カプセル状多糖類を有する菌種とすることができる。
第五の面において、本発明はI a/c型B群のストレプトコッカスの実質的に
精製されたトリプシン耐性のC表面蛋白を特徴とし、この蛋白は約14.000
の分子量を有しかつ8群のストレプトコッカス細菌多糖類に対し非交差免疫反応
性であるが、I a/C型GBSに対し交差免疫性を有する。他の局面において
、上記蛋白はI a/c型(及びI b/c型)GBSに対し保護を示ずワクチ
ンに使用され、このワクチンは蛋白(必要に応じ、たとえば上記した■型GBS
オリゴ糖のようなオリゴ糖に結合される)と医薬上許容しつるキャリヤとからな
っている。得られる結合体はGBSに対し広範な保護を与え、IIIGBS及び
C蛋白を有するGBSに対し保護を示す。
ざらに他の局面において、本発明はGBSに対し受働保護を与えうるγグロブリ
ンフラクションを特徴とし、このフラクションは哺乳動物を上記ワクチンの1種
で免疫化することにより生成される。次いで、このフラクションを個人に投与し
て、GBS感染に対し保護を与えるか又は進行中の感染を処置する。
最後に、本発明は抗GBS抗体に関する試料の分析方法を特徴とし、この方法は
試料へ上記オリゴ糖又は蛋白抗原を添加し、次いで免疫複合体の生成を検出する
ことからなっている。或いは、試料をGBS免疫決定子の存在につき分析し、そ
の際オリゴ糖若しくは蛋白抗原に対する抗体を生成させ、この抗体を試料に添h
aし、かつ免疫複合体の生成を検出する。
骨格グリコシド結合の酵素選択/J口氷水分解、単純/よ酸加水分解よりも優れ
ている。何故なら、後者の技術は側鎖シアリン酸残塁の損失を伴い、かつ結合を
非選択的に切断して免疫性の減少した不均質混合物を生成するからである。これ
に対し、酵素切断法はシアリン酸残基を保持し、かつ前略反復単位につき一旦生
ずるとgal−β1−4−qI c結合においてのみ骨格の切断をもたらす。
本発明の他の特徴及び利点は、好適具体例に関する以下の説明から明らかとなる
であろう。
好適具体例の説明
以下、本発明の好適具体例につき説明し、先ず最初に図面につき簡単に説明する
。
■、鳳厘
第1図はI[IGBSカプセル状多糖煩多糖類五糖類の図面で上記特定の五糖類
は、■型GBSを培養しかつ多糖類カプセルを上澄ブロスから又は細菌細胞から
ジェニングス等の一般的方法[キャナディアン・ジャーヤル・バイオケミストリ
ー、第58巻、第112〜120頁(i980) ]により抽出してjqられる
。多糖類抽出物を、構造:
Sl (1→3)βgal (1→4)βS2[ここで81及びS2は独立して
グルコース、グルコサミン又はN−アセチル−グルコサミンから選択される]を
特異的に切断するエンド−β−ガラクトシダーゼによって切断する。
上記構造は■型GBS多糖類カプセルの反復単位1個につき一回発生し、かつ得
られた切断生成物は1個若しくはそれ以上の上記五糖類反復単位を有するオリゴ
糖である。
酵素は、必須の特異的切断を触媒する酵素を産生することが知られた細菌から得
られる。この種の好適な1種の細菌はフラボバクテリウム・ケラトリチフスであ
る。必須の特異的活性を有する酵素を産生すると思われる他の細菌は、バクブロ
イデス・フラギリス(BaCterOideS fragilis)である。キ
タミカデス等[下記]は、エツシエルキャ・フロインディ([:5CheriC
h!a freundii) 、シュードモナス−sp、(ps −eudom
onas sp、 )及び11バチルス−sp、(Cocobacilluss
p、)にも硫酸グラタン上で誘発させれば必須のエンド−β−ガラクトシダーゼ
活性が存在することを報告している[ナカガワ等、ジャーナル・バイオロジカル
・ケミストリー、第250巻、第912〜917頁:及びヒラメ等、コネクテイ
ブ・ティシュ−・リザーチ、第2巻、第1〜10頁]。適するF。
ケラトリチフスは日本国、大阪在、&’lI?研究所(I FO)からI FO
No、 14087として得ることができる。エンド−β−ガラクトシダーゼを
作成するための適する一般的方法は、キタミカド等によりジャーナル・バイオロ
ジカル・ケミストリー、第2巻、第3906〜3909頁(1981)に示され
ている。
上記のように作成した抽出■型GBS多糖類カプセルを緩衝酵素調製物に添り口
しかつ培養する(たとえば、37℃、48時間)。切断後、オリゴ糖をゲル濾過
クロマトグラフィー、たとえばセファデックスG75(ファルマシア社)により
分子量で分離し、かつ陰イオン交換クロマ−トゲラフイー、たとえば陰イオン交
換高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)、モノQ(ファルマシア社)又は
QAEセファデックス(ファルマシア社)によって精製する。
約1〜50個(特に好ましくは約2〜30個)の五糖類単位からなる精製された
オリゴ糖をクロマトグラフ群から選択し、次いでこれをワクチンに使用するため
の蛋白に結合させる。
この蛋白は不活性キャリヤとすることができ、或いはそれ自身にて保護を与える
よう、特に他の種類のGBS又は他の細菌に対し保護を誘発することによりオリ
ゴ糖で誘発される保護を補完して保護を与えるよう選択することができる。非毒
性のジフテリャ毒素同族体(CRM 197)を、インセル等(1986)によ
りジャーナル・エキスペリメンタル・メジメン、第163巻、第262頁及びア
ンプルセン等、ジャーナル・クリニカル・インベスチグーション、第76巻、第
52頁(1985)に記載されたように使用することもできる。使用しうる他の
トキソイドは、79ヂユーセツツ州、ジャマイカ・プレイン、サウスストリート
在、マサチューセッツ州立ラボラトリ−から入手しうる破傷風毒素又は標準的ジ
フテリア毒素を包含する。
蛋白−オリゴ糖結合体は、たとえばシュワルツ及びグレーの一般的方法[アーキ
テクチャ−・バイオケミカル・バイオフィジオロジ−(1977) 、第181
巻、第542頁]のようなカップリング反応によって得られ、この方法は還元糖
を蛋白へ直接に結合させる。脱アミン化によって生成されたオリゴ糖断片を、シ
アノ硼水素化物を介してキャリヤ蛋白へ直接に結合させることができる。IGB
Sの場合、蛋白における窒素とオリゴ糖の脱アミン化により生成された2、5−
アンヒドロマンノースにおけるアルデヒド基との間の結合によって第2アミンが
生成される。このアルデヒドは、シアン硼水素化物を用いる直接的カップリング
によって得られる。
得られたオリゴ糖−蛋白結合体を、発熱物質を含有しない塩水又は他の任意の生
理学上許容しうる無毒性ベヒクル若しくは媒体に懸濁させ、これらの媒体は任意
慣用の安定化剤又は他の添加剤を所望に応じて含有することができる。抗原の濃
度は臨界的でなく広範囲に変化しうるが、多くの目的には10〜1ooou9/
sの範囲が便利かつ好適である。この形態において、4℃にて長期間貯蔵する際
に安定となり、ざらにフッド・アンド・ドラッグ・アトミニストレージョン・レ
ジスレージョン(第21節、第610.11〜610.13項)に記載サレタよ
うな動物試験にかけた際無菌、無毒かつ非発熱性である。
上記塩水懸濁物の適する容量(たとえば約0.5m1)を投与して(たとえば皮
下注射により) 、I[IGBS保護を誘発させる。
さらに、本発明は特に幼児又は汚染した成人に使用される受働免疫法を特徴とし
、この方法はAリボ糖−蛋白結合体のワクチンをヒトに注射して高タイターで抗
体を発生せしめ、抗血清をヒトの血液から分離し、かつ抗血清を分画して受働免
疫に使用しうる抗体を含んだγグロブリンフラクションを生成させる。受働免疫
のための供与体を作成するこの方法は、免疫化されていないヒト成人がイ重めで
高レベルのタイプ特異性G B S抗体をその血清中に有するが、充分高いタイ
ターのグロブリンフラクションを受働免疫に使用すべく白票を貯蔵しうる個体を
選択するには極めて多数の試料をスクリーニングする必要があるので有用である
。免疫化されてない成人からの幾種かの貯蔵とトTグロブリンのロットを抗−I
a及びIC型、抗−■型及び抗−■型子糖類抗体につき分析して、僅か5〜20
tts/d!の血清を含有することが判明した。このような低タイターのグロブ
リンの静脈内注射による免疫化は、恐らく逆反応の危険性を伴う多量の投与量を
必要とする。
受働免疫化には、上記結合多糖類ワクチンでワクチン接種した選択個人からのヒ
ト血清保存物を濃縮しかつ常法により分画して、タイプ特異性抗体の大部分及び
充分高い活性を有するグロブリンフラクションを与えることができ・、この高灸
疫グロブリンはたとえば規定濃度の塩水のような適当な生理学上許容しうるキャ
リヤにて静脈内又は筋肉内投与する際0.3〜1d、好ましくは約0.5rnl
という少投与量にて有効である。キャリヤ中のグロブリンの濃度は5〜20重量
%とすることができる。この高免疫グロブリンは、出産前の妊娠した婦人、新生
児又は免疫学的に汚染した個人に投与して受働免疫又は治療を与えることができ
る。
■、オリゴ糖抗体
一般に、オリゴ糖は細菌多糖類のエンド−β−ガラクトシダーゼ切断によって回
収することができる。上記説明はlG35オリゴ糖並びにワクチンにおけるその
使用に関するものであるが、ざらにオリゴ糖はたとえば哺乳動物にオリゴ糖−蛋
白結合体を注射しかつ得られた抗体を回収することにより哺乳動物を処理して、
実験哺乳動物中に抗体を発生させるべく使用することもできる。ざらに、標準技
術によってモノクローナル抗体を発生させることもできる。得られる抗体は、た
とえばGBS或いは特にIIIGBSに対する免疫分析に有用である。たとえば
、オリゴ糖に対する抗体を、当業界で知られた競合若しくはサンドインチ免疫分
析のような免疫分析に使用することもできる。
以下の実施例によりオリゴ糖抗原、オリゴ糖の分離方法、ワクチン及び受働免疫
化法につき説明する。
例 1:エンドルβ−ガラクトシダーゼの作成F、ケラトリチクスを1晩培養し
、かつこれを使用して改変トリブチカーゼペプトンブロス(8B1マイクロバイ
オロジー・システムス社、ミズーリー州、コツヶ、イスビル在からの3%のトリ
ブチカーゼペプトン) : 0.1%酵母抽出物(ジフコ・ラボラドリース社、
ミシガン州、デトロイト在)二0.2%NaCl、 p)−f 7.0に接種し
た。このブロスを18時間培養しくフランス国、ラフイツト在、ビオラツイツチ
・フッメンタ)、その間通気(15f /min、 ) 、撹拌(150rpa
I> 、’g度(25℃)及びpH(7,0>を調節した。遠心分離によって細
菌を除去し、そして上澄液を濃縮した(マサチューセッツ州、ベッドフォード在
、ベリコン・カセット・システム、ミリポア・コーポレーション社)。固体の(
NH4)2 SO4を75%飽和まで添加しかつ溶液を4℃にて1晩静置した。
沈澱物を遠心分離によって除去しがっ10dの酢酸ナトリウム(0,2M Na
cz、pH6,0)Q溶解させた。この溶液を5x90cmのセファデックスG
100カラムにュージャジー州、ビス力タウエイ在、ファルマシア・ファイン
・ケミ力)レス社)に充填し、かつ同じ緩衝液を用い4℃で40I111/ h
r、の速度にて溶出させた。活性フラクションをエンド−β−ガラクトシダーゼ
活性につき分析して同定し、次いで貯蔵した。
特に、これらフラクションを牛角膜の硫酸グラタン(ミズーリ州、セントルイス
在、シグマ・ケミカル・カンパニー社)と共に37℃にて1晩培養した。還元糖
の生成を、パーク及びジョンソン、ジャーナル・バイオロジカル・ケミストリー
、第181巻、第149〜151頁(1949)の一般的方法により測定した。
貯蔵した活性フラクションを透析し、凍結乾燥し、かつ緩iM(50mM酢酸ナ
トリウム、2m)l CaC22、pHs、o> に溶解させた。この緩衝した
酵素調製物を、上半分にDEAEセフ7セル(ファルマシア社)を含有しかつ下
半分にどオレックス70にューヨーク州、ロックビル・センター在、ビオラド・
ラボラドリース社)を含有する2、5x 14cmのカラムに充填した。この酵
素を上記緩衝液250dで溶出させた。残留した結合蛋白を1.OM NaCf
f1で溶出させ、がっ活性貯蔵1う’yジョンを10mHmmtトリウム、2m
M cact2 (pH7、O)で透析しかつ凍結乾燥した。
例2:W」
■型GBS多糖類を上記ジエニングスの一般的技術(1980)によって抽出し
た。DEAEセフ7セル/ビオレックス70カラムの試験から得られた凍結乾燥
したエンド−β−ガラクトシダーゼ調製物を10rIilの10mM酢酸ナトリ
ウム、2m)!塩化化層ルシウムDH7,0>に溶解させ、かつ2乏の同じ緩衝
液に対し4℃にて浴を1回交換して1晩透析した。20mgの精製された■型G
BSカプセル多糖類を酵素調製物に添加した。この混合物を濾過滅菌し、かつ撹
拌しながら37℃で48時間培養した。
例 3:オリゴ糖の精製及び特性化
切断後、オリゴ糖を12,000〜14,000ダルトンの孔径の膜(カリホル
ニア州、ロスアンゼルス在、スペクトラム・メジカル・インダストリーズ社)を
介しての水に対する透析により大分子量と小分子量との貯蔵物に分離した。1個
(五糖類)及び2個(十糖類)の反復単位に対応するオリゴ糖を陰イオン交換ク
ロマトグラフィーによって精製した。少量のオリゴ糖(1m(l若しくはそれ以
下)は、陰イオン交換高性能液体クロマトグラフィー(1−tPLc)により精
製することができる。
500u9の切断混合物(小分子量貯蔵物)を5x50mmのモノQカラム(フ
ァルマシア社)に充填し、かつ1個及び2個の反復単位のオリゴ糖を20mHト
リスHC4緩衝液(pH7,2)によって平等に溶出させた。より大きいオリゴ
糖は、より高い塩濃度で溶出させることができる。多量のオリゴ糖を精製するた
め、QAEセファデックスA30(ファルマシア社)を充填した1、2x 10
cmのカラムを用いた。2〜8II1gの試料を、20m)lN−メチルジェタ
ノールアミンアセテート(pH9,6)の出発緩衝液にてこのカラムに充填した
。カラムを30IIIiの出発緩衝液で1ml/min、の速度にて洗浄し、次
いで単一反復単位のオリゴ糖を5(7の15m)l酢酸ナトリウムを含有する出
発緩衝液で溶出させた。2dのフラクションを集め、1M酢酸で中和しかつ薄層
クロマトグラフィー(TLG>によって分析した。単一反復単位のオリゴ糖を含
有するフラクションを集め、凍結乾燥し、2Idの水に溶解させ、かつセフ1デ
ツクスG15(ファルマシア社)を含有する1、6x 25cmのカラムで脱塩
した。
主たる切断生成物は四糖類と十糖類との標準間で移動するバンドに対応し、第1
図の五糖類単位につき予測される物質に適合した分子寸法を有する。このバンド
のジフェニルアミン及びレゾルシノール染色はシアリル化された糖類に一致した
。メチル化分析は、この構造が完全に五類反復単位であることを確認した。
1個及び2個の反復単位オリゴ糖を陰イオン交換クロマトグラフィーにより分析
した。陰イオン交換HPLCは、少量のオリゴ糖(1〜211Ig若しくはそれ
以下)を精製するための迅速かつ便利な方法である。単一反復単位のオリゴ糖は
ボイド空間に溶出し、2個反復単位のオリゴ糖は平等相中にその後に溶出する。
より大きいオリゴ糖又は天然多糖類は平等相に保持されるが、0.5M塩化ナト
リウムによりこのカラムから容易に溶出される。この方法を用いて、放射性抗体
結合分析(RABA>研究に使用するためのトリチウム化された1個及び2個の
反復単位のオリゴ糖を精製することができる[シフェルレ(1985) 、ジャ
ーナル・イミュノロジー、第135巻、第4164頁参照]。多量の単一反復単
位のオリゴ糖を精製するため、開放陰イオン交換カラムを用いて、より大きい結
合容量を与えることができる。このQAEセファデックスA50カラムを用いて
、単−反復単位並びにそれより大きいiリボ糖を出発緩衝液に保持した。より大
きいオリゴ糖を含まない単一反復単位を、15m)l酢酸ナトリウムを含有する
出発緩衝液で溶出させた。より大きいオリゴ糖は結合状態に維持され、かつ塩濃
度を増加させて溶出することができる。20mgの■型天然多糖類の切断物から
、6I+1gの精製された単一反復単位のオリゴ糖が得られた。TLC上にて単
一反復単位から離間移動する少量バンドに対応するオリゴ糖も、陰イオン交換カ
ラムにより若干多量に維持された。調製試験では完全分離が達成されないが、こ
のように精製した単一反復単位のオリゴ糖はTLC及びメチル化分析により純度
95%であると推定される。ざらに、より大きいオリゴ糖をクロマトグラフィー
、たとえばセファデックス(375カラムによって分画した。
例 4:オリゴ糖に対する結合分析
クロマトグラム結合分析を用いて、天然多糖類に指向した抗体を結合するTLC
により可使化されるオリゴ糖バンドの能力を直接に検査した。単一反復単位のバ
ンドに結合する抗体が明らかに証明された。この分析は定量的でないが、放射能
写真におけるバンドの相対強度から天然多糖類はより効率的に抗体を結合するこ
とが明らかである。この分析は天然■型子糖類につき極めて特異性であり、交差
反応は脱シアリル化されたコア多糖類、B群多糖類或いは他のGBS血清型から
のカプセル多糖類については見られない。
上記オリゴ糖抗原を次いで上記のように蛋白に結合させ、かつ発熱物質を含まな
い塩水溶液に上記と同様に懸濁させてワクチンを作成した。
単一反復単位の五糖類(第1図)は放剣性抗体結合分析、阻止TLC結合分析及
び直接的放射性抗体結合分析を用いて弱い抗原性であった。オリゴ糖寸法を2反
復単位まで増大すると、抗原結合において8倍の増加を示した。特に好ましくは
、免疫原は2〜50単位を有する。
IV、GBS蛋白抗原
抗原性GBS C蛋白をIC型GBSの培養上澄液から次の例に示すように分離
した。この蛋白はP10GBS蛋白フラクション、すなわちio、ooo〜30
.000のMWの蛋白を含むフラクションに対する抗血清(たとえばネズミ抗血
清)に対し免疫学的に反応性である。精製された蛋白は、ib型GBSでの処理
に対しネズミを保護するウサギ抗血清を発生する。
この保護能力は、GBS多糖類と共に培養しても影響されない。
例 5:蛋白抗原の産生及び精製
I a/c型GBS (たとえばニューヨーク州、チャニング・ラボラトリ−・
ストレインA909、ロックフェラー大学、ニューヨーク、ATCC27591
)を、トッド・へベット・プロス(ミラガン類、デトロイト在、ジフコ・ラボラ
ドリース゛社、T HB )の透析物にa−3ける後期対数増殖期まで培養し、
次いでレビー等、J、Infect−Dis、第149巻、第851〜868頁
(1984)の一般的方法により0.15M燐酸ナトリウム緩衝液(pH7,4
>における0、3%ホルマリンに再懸濁させた。
Ic型の対数増殖期の培養物12を1簀のTl−18の透析物(10,OOOM
Wの排析膜で透析)に添加し、10%グルコースを補添し、かつ滴定により中性
pHを維持しながら醗酵装置にュージャジー州、プリンストン在、LSLビオラ
フィッテ・インコーポレーション社、ビオラフィッテBL20.2型)で後期対
数増殖期まで増殖させた。10. ooogにてベレット化させることにより細
菌を除去した後、上澄液を10.000M Wの排析膜を備えたベリコン装置(
マサチューセッツ州、ベッドフォード在、ミリポア・コーポレーション社)にて
100dまで濃縮し、徹底的に820で透析しかつ一20’Cにて凍結させた。
培養上澄液を、限外濾過により大凡の分子寸法によって分離した。2種のフラク
ションが得られ、一方のフラクションはPM30膜(P 30 : 30.00
0M Wより大)によって保持されかつ他方のフラクションはPMIO膜により
保持されるがPM30では保持されない(P 10 : 10.000M Wよ
り大かつ30.000M Wより小)、PIOを0015M N a Cgを含
む0.05 M燐酸すトリウム緩衝液(pH7,4)にて透析し、かつセファデ
ックスG−75カラム(1,6x82cm> (ファルマシア社)で分画した。
これらフラクションの蛋白含有量をラウリー分析[ジャーナル・バイオロジカル
・ケミストリー、第193巻、第265〜275頁(1951) ]にて750
nmにおける吸収により監視した。
例 6 :5DS−PAGE及びウェスタンプロット試料をレムリの方法(ネイ
チャー、第227巻、第680〜684頁(1970) ]にしたがって5DS
−PAGEにより分析した。蛋白の分子量に応じて、5〜15%又は10〜20
%のいずれかの濃度勾配のゲルを用いた。電気泳動用の試料を、0.1Mトリス
(pH8)と1%SDSと4M尿素と60mM *−ドアセタミドとを最終濃度
として含有する緩衝液にて希釈した。
これら試料の還元を必要とする場合は、50mNジチオスレイトールを緩衝液に
含ませた。100Kjの蛋白を含有する1ooi!lの試料を各穴部に入れた。
電気泳動の後、これら蛋白をクーマシー・ブリリアント青染色によって可視化さ
せた。
免疫反応性抗原を同定するため、ウェスタンプロットを用いた。蛋白を先ず最初
に電気泳動にかけ、5DS−PAGEゲルを0.02Mトリス緩酎緩衝液H8,
5>と0.15Mグリシン及び20%メタノールとで構成された緩衝液Aで洗浄
した。
これら蛋白をニトロセルロースシートにューハンプシャー州、キーン在、シュラ
イヒャ・アンド・シュニル社)に移して緩衝液Aで電気泳動しく150mA 、
20h > 、かつ0.01 Mトリスt−jJi液(pH7,4)と0.5M
NaCl!及び0.1%ブリッグ58(緩衝液B)で洗浄した。次いで、この
シートを抗血清と共に22℃にて2Pj!1間培養し、かつ緩衝液Bで洗浄した
。
1125蛋白Aと共に22℃にて30分間培養した後、このシートを緩衝液Bで
洗浄し、乾燥プロットし、かつコダックXAR5番フィルムに露出した。
例 7:ネズミ保護試験
体重22〜24fJの異系交配された雄CD−1ネズミを、チャールス・リバー
・ブリージング・ラボラドリース(マサチューセッツ州、ウイルミントン在)か
ら入手した。このネズミから得られた血清は、RABAにより試験してIa/c
型GBS多糖類抗原に対する検出可能な抗体を含有しなかった。
各実験群は5〜10匹の動物を含んだ。ネズミ保護試験のため、これらネズミに
1mlのネズミ若しくはウサギ抗血清を腹腔内注躬し、か924時間後にI b
/c型G B Sの1x106CFUを腹腔内接種した。比較として、予備免疫
ウサギ若しくはネズミ血清を用いた。これらのネズミを24時間毎に検査し、生
存するネズミの個数を細菌接種してから48時間後に計締した。
抗血清からの保護抗体を吸収するため、M当り1mqの濃度にてGBS多糖類又
は蛋白フラクションを用いた。1mlの抗血清及び1dの多糖類若しくは蛋白を
37℃にて2時間培養し、次いで4℃にて1晩培養した。次いで、この混合物を
13.000gにて3分間ペレット化させ、かつ上澄液を保護研究用として0.
t5M NaCeで希釈した。
カラムクロマトグラフィーによって部分精製した後、14、000M Wの蛋白
を調製用5DS−PAGEゲルから再分離し、かつこれを用いウサギ中に抗血清
を発生させた。ネズミ保護試験において、このウサギ抗血清はI a、”c型G
BS接種に対しネズミを89%保護した。
P10フラクションが異質GBS株に対しネズミ保護抗体を発生しうるかどうか
を検討するため、ネズミをIa/c型P10フラクシヨンで免疫化した。次いで
、免疫後の抗血清を集後にI b/c型株を接種した。血清の保護能ツノは、1
:80の白酒希釈率にて消失し始めた。したがって、これらの実験には1:40
の最適希釈率にて血清を使用した。ネズミ保護試験型GBSでの接種に対しネズ
ミを受働保護した。
国際調査報告
l+瞳+nal暉sl^6叶v1喝”””PCT/L]SB?100845At
taC?1rnent セOForm PCT/工SA/210; Par”
”JI。
2. Claims 20−22. a bacterial protein
antigen andmethod of use; C1ass 424
,5ubclass 92゜3+ Claim 23.a baaセerial
ly 1nduced antibody:C1ass 424,5ubcla
ss 87゜
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.III型B群のストレプトコツカス(IIIGBS)細菌に対し選択免疫反 応性である抗体を生ぜしめる抗原にむいて、▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、n=1〜50であり、GlcNACPはN−アセチルグルコサミン(ビ ラノース型)を示し、GalPはガラクトート、(ビラノース型)を示し、Gl cpはグルコース(ビラノース型)を示しかつα−D−NeUNACはN−アセ チルノイラミン(シアリン)酸を示す]を有する精製オリゴ糖からなることを特 徴とする抗原。 2.オリゴ糖が、結合: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔ここでS1及びS2は独立してグルコース、グルコサミン又はN−アセチルグ ルコサミンから選択される]の開裂につき特異性であるエンド−β−ガラクトシ ダーゼを用いるIIIGBS多糖類カプセルの酵素加水分解によって得られる請 求の範囲第1項記載の抗原。 3.エント−β−ガラクトシダーゼがフラボバクテリウム・ケラトリテクスから 得られる請求の範囲第2項記載の抗原。 4.オリゴ糖が蛋白に共有結合している請求の範囲第1項記載の抗原。 5.蛋白がオリゴ糖に対し第2アミン機能によって結合されている請求の範囲第 4項記載の抗原。 6.蛋白が細菌表面蛋白からなる請求の範囲第4項記載の抗原。 7.蛋白が細菌トキゾイトからなる請求の範囲第4項記載の抗原。 8.100,000より大きい分子量を有する完全IIIGBS多糖類カプセル 又はその断片を実質的に含まない請求の範囲第1項記載の抗原。 9.(a)III型B群のストレプトコッカス細菌を培養し、(b)培地又は細 菌細胞中における多糖類を回収し、(c)前記多糖類を結合: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、S1及びS2は独立してグルコース、グルコサミン及びN−アセチルグ ルコサミンから選択される]の開裂に対し特異性であるエンド−β−ガラクトシ ダーゼによって切断し、 (d)オリゴ糖を回収し、かつ必要に応じ(e)前記オリゴ糖をキャリヤに結合 させることを特徴とする請求の範囲第1項記載の抗原の作成方法。 10.エンド−β−ガラクトシダーゼがフラボバクテリウム・ケラトリテクスか ら得られる請求の範囲第9項記載の方法。 11.オリゴ糖を蛋白に共有結合させる請求の範囲第9項記載の方法。 12.蛋白を第2アミン機能によってオリゴ糖に結合させる請求の範囲第11項 記載の方法。 13.蛋白が細菌表面蛋白からなる請求の範囲第11項記載の方法。 14.蛋白が細菌トキソイドからなる請求の範囲第11項記載の方法。 15.III型B群のストレプトコッカス細菌に対し保護を与えるワクチンにお いて、医薬上許容しうるベヒクルと請求の範囲第1項記載の抗原とからなるワク チン。 16.少なくとも1個の結合: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、S1及びS2は独立してグルコース、グルコサミン及びN−アセチルグ ルコサミンから選択される]を有する表面多糖類を含む細菌を培養し、前記表面 多糖類を抽出し、 この多糖類を前記結合に対し特異性であるエンド−β−ガラクトシダーゼによっ て切断し、かつ 精製オリゴ糖を回収する ことを特徴とする精製オリゴ糖の製造方法。 17.細菌がグラム陽性細菌であり、かつ表面多糖類がカプセル状多糖類である 請求の範囲第16項記載の方法。 17.細菌がIII型B群のストレプトコッカス細菌である請求の範囲第17項 記載の方法。 19.細菌が14型ストレプトコッカス・ニューモニアである請求の範囲第16 項記載の方法。 20.Ic型B群のストレプトコッカス細菌における実質的に精製されたトリプ シン耐性のC表面蛋白において、Ib/c型B群及びIa/c型B群のストレプ トコッカス細菌に対し保護を与え、約14,000の分子量を有し、B群のスト レプトコツカス細菌多糖類に対し非交差免疫反応性であり、Ib/c型B群のス トレプトコッカス細菌に対し交差免疫反応性であることを特徴とする蛋白。 21.Ia/c型B群のストレプトコッカス細菌に対し保護を与えるワクチンに おいて、医薬上許容しうるベヒクルと請求の範囲第20項記載の蛋白又はその免 疫決定子を含む断片からなる免疫原とを含み、前記蛋白若しくは断片が必要に応 じキャリヤに結合されてなるワクチン。 22.哺乳動物を請求の範囲第15項又は第21項記載のワクチンで免疫化し、 この免疫化した哺乳動物から血清のγグロブリンフラクションを回収し、かつこ のγグロブリンフラクションを個体に投与することを特徴とするGBS感染に対 する個体の保護方法。 23.哺乳動物を請求の範囲第15項又は第21項記載のワクチンで免疫化しか つ個体からγグロブリンを回収することにより生成されてなる、GBSに対し受 働保護を与えうるγグロブリンフラクション。
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