JPH0560192B2 - - Google Patents
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- JPH0560192B2 JPH0560192B2 JP3892486A JP3892486A JPH0560192B2 JP H0560192 B2 JPH0560192 B2 JP H0560192B2 JP 3892486 A JP3892486 A JP 3892486A JP 3892486 A JP3892486 A JP 3892486A JP H0560192 B2 JPH0560192 B2 JP H0560192B2
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- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000035897 transcription Effects 0.000 description 4
- 238000013518 transcription Methods 0.000 description 4
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
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- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
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- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は口述録音再生機に係り、特に全ての録
音メツセージ(レター)を優先順に漏れなく再生
する口述録音再生機に関する。
音メツセージ(レター)を優先順に漏れなく再生
する口述録音再生機に関する。
従来の技術
従来より、特に欧米においては口述録音された
磁気テープをタイピスト(秘書)が再生し、か
つ、その再生内容をタイプ化して文書を完成させ
るといつた口述録音再生システムが知られてい
る。かかる口述録音再生システムにおいては、デ
スクトツプモデルの口述録音機(デイクテーテイ
ングマシン)を口述録音者(ボス)が操作して、
文書化したいメツセージ(レター)を磁気テープ
に口述録音し、しかる後にタイピスト(秘書)に
その磁気テープを渡し、それをタイピスト(秘
書)が再生機(トランスクライブマシン)を操作
して再生する。
磁気テープをタイピスト(秘書)が再生し、か
つ、その再生内容をタイプ化して文書を完成させ
るといつた口述録音再生システムが知られてい
る。かかる口述録音再生システムにおいては、デ
スクトツプモデルの口述録音機(デイクテーテイ
ングマシン)を口述録音者(ボス)が操作して、
文書化したいメツセージ(レター)を磁気テープ
に口述録音し、しかる後にタイピスト(秘書)に
その磁気テープを渡し、それをタイピスト(秘
書)が再生機(トランスクライブマシン)を操作
して再生する。
上記の磁気テープには互いに独立した内容の複
数のメツセージが順次時分割的に録音されるか
ら、メツセージの終了時点をタイピストに知らせ
るために第1のキユー信号(以下Eマークともい
う)が録音されている。また各メツセージの直前
には、メツセージとは別の内容のコメント(これ
をインストラクシヨンという)が録音されてお
り、その各インストラクシヨンの先頭位置に第2
のキユー信号が録音されている。また、上記のイ
ンストラクシヨンは、例えばタイピストへの注意
事項、あるいは優先的に再生してもらいたいメツ
セージであることなどを知らせるため、メツセー
ジ内にも録音されることがあり、それに伴つて上
記第2のキユー信号もメツセージ内に録音される
ことがあつた。
数のメツセージが順次時分割的に録音されるか
ら、メツセージの終了時点をタイピストに知らせ
るために第1のキユー信号(以下Eマークともい
う)が録音されている。また各メツセージの直前
には、メツセージとは別の内容のコメント(これ
をインストラクシヨンという)が録音されてお
り、その各インストラクシヨンの先頭位置に第2
のキユー信号が録音されている。また、上記のイ
ンストラクシヨンは、例えばタイピストへの注意
事項、あるいは優先的に再生してもらいたいメツ
セージであることなどを知らせるため、メツセー
ジ内にも録音されることがあり、それに伴つて上
記第2のキユー信号もメツセージ内に録音される
ことがあつた。
タイピストはタイプ化に先立ち、まず上記の録
音済磁気テープを高速巻戻し再生してその第1の
キユー信号の録音位置に基づくメツセージの区切
り点を再生機内のメモリに記憶させた後、高速早
送り操作(サーチ)を行なう。再生機はこれによ
り上記第2のキユー信号を検出し、第2のキユー
信号を検出すると自動的に再生モードになつて上
記インストラクシヨンを再生し、その再生が終る
とタイピストが再びサーチ操作を行なう、という
ことを繰り返されてすべてのインストラクシヨン
を再生する。このインストラクシヨンの再生が完
了してから、タイピストが手動で録音済磁気テー
プを通常再生操作しながらタイピストによるタイ
プ化が開始される。従つて、複数の録音メツセー
ジ中、優先的に再生(又はタイプ化)したいメツ
セージは、上記のインストラクシヨンの再生に基
づいてタイピストが優先的に手動で再生操作する
ことによつてタイプ化していた。
音済磁気テープを高速巻戻し再生してその第1の
キユー信号の録音位置に基づくメツセージの区切
り点を再生機内のメモリに記憶させた後、高速早
送り操作(サーチ)を行なう。再生機はこれによ
り上記第2のキユー信号を検出し、第2のキユー
信号を検出すると自動的に再生モードになつて上
記インストラクシヨンを再生し、その再生が終る
とタイピストが再びサーチ操作を行なう、という
ことを繰り返されてすべてのインストラクシヨン
を再生する。このインストラクシヨンの再生が完
了してから、タイピストが手動で録音済磁気テー
プを通常再生操作しながらタイピストによるタイ
プ化が開始される。従つて、複数の録音メツセー
ジ中、優先的に再生(又はタイプ化)したいメツ
セージは、上記のインストラクシヨンの再生に基
づいてタイピストが優先的に手動で再生操作する
ことによつてタイプ化していた。
発明が解決しようとする問題点
このため、優先的に再生されるべきメツセージ
は上記のインストラクシヨンの再生内容をタイピ
ストが聞き、それを記憶して優先的に再生すべく
手動で操作しなければならず、タイピストの負担
が大であつた。特に優先的に再生すべきメツセー
ジが複数あり、それがメツセージの録音順序とは
異なる順序で録音されている場合は、全てのメツ
セージを優先順に漏れなく再生できないおそれが
あつた。
は上記のインストラクシヨンの再生内容をタイピ
ストが聞き、それを記憶して優先的に再生すべく
手動で操作しなければならず、タイピストの負担
が大であつた。特に優先的に再生すべきメツセー
ジが複数あり、それがメツセージの録音順序とは
異なる順序で録音されている場合は、全てのメツ
セージを優先順に漏れなく再生できないおそれが
あつた。
そこで、本発明は上記の問題点を解決した口述
録音再生機を提供することを目的とする。
録音再生機を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段
本発明になる口述録音再生機は、回転検出パル
スを発生する手段と、回転検出パルスの計数及び
記憶手段と、優先信号を録音する手段と、優先性
のあるメツセージを記憶する第1の記憶手段と、
メツセージの再生終了データを記憶する第2の記
憶手段と、再生手段とよりなる。
スを発生する手段と、回転検出パルスの計数及び
記憶手段と、優先信号を録音する手段と、優先性
のあるメツセージを記憶する第1の記憶手段と、
メツセージの再生終了データを記憶する第2の記
憶手段と、再生手段とよりなる。
作 用
記録媒体の走行に関連して回転する回転体の回
転検出パルスが上記発生手段により発生されて上
記の計数及び記憶手段に供給されここで計数さ
れ、その計数値のうち各メツセージ間の区切り時
点での計数値が位置データとして順次に記憶され
る。また、記録媒体の録音メツセージのうち優先
性のあるメツセージ中には上記優先信号録音手段
により優先信号が録音されており、その優先信号
の再生に基づいて優先性のあるメツセージが上記
第1の記憶手段により記憶される。
転検出パルスが上記発生手段により発生されて上
記の計数及び記憶手段に供給されここで計数さ
れ、その計数値のうち各メツセージ間の区切り時
点での計数値が位置データとして順次に記憶され
る。また、記録媒体の録音メツセージのうち優先
性のあるメツセージ中には上記優先信号録音手段
により優先信号が録音されており、その優先信号
の再生に基づいて優先性のあるメツセージが上記
第1の記憶手段により記憶される。
また、再生時に各メツセージの再生毎にそのメ
ツセージの再生終了データが上記第2の記憶手段
により記憶される。上記の第1及び第2の記憶手
段の出力に基づき上記再生手段により、優先信号
が録音されたメツセージが優先して再生され、か
つ、再生終了データの記憶されていないメツセー
ジが順次再生される。
ツセージの再生終了データが上記第2の記憶手段
により記憶される。上記の第1及び第2の記憶手
段の出力に基づき上記再生手段により、優先信号
が録音されたメツセージが優先して再生され、か
つ、再生終了データの記憶されていないメツセー
ジが順次再生される。
実施例
以下、本発明の実施例について説明するに、第
1図は本発明の一実施例のブロツク系統図を示
す。同図中、口述録音再生機はマイクロコンピユ
ータ(以下、マイコンと略す)1を内蔵してお
り、一の端末機(図示せず)より入力端子2を介
してモード制御信号が入来し、また同じ端末機よ
り入力端子3を介して前記キユー信号録音指示信
号が入来する。このキユー信号はEマークと優先
性のあるメツセージ内に録音される優先信号(以
下、これをPマークともいう)の2種類あり、こ
れらの両方が入力端子3に任意のタイミングで順
次入来する。更に、入力端子4は前記端末機にお
いて口述録音者が口述することにより得られた音
声信号が入来する。
1図は本発明の一実施例のブロツク系統図を示
す。同図中、口述録音再生機はマイクロコンピユ
ータ(以下、マイコンと略す)1を内蔵してお
り、一の端末機(図示せず)より入力端子2を介
してモード制御信号が入来し、また同じ端末機よ
り入力端子3を介して前記キユー信号録音指示信
号が入来する。このキユー信号はEマークと優先
性のあるメツセージ内に録音される優先信号(以
下、これをPマークともいう)の2種類あり、こ
れらの両方が入力端子3に任意のタイミングで順
次入来する。更に、入力端子4は前記端末機にお
いて口述録音者が口述することにより得られた音
声信号が入来する。
なお、セントラル・デイクテーシヨン・システ
ムにおいては端末機は複数台あるが、そのうちの
一台がこの口述録音再生機を使用している時は、
他のすべての端末機の所定の表示部が点灯し、使
用中であることを知らせるように構成されてお
り、この口述録音再生機は同時刻には一台の端末
機でのみしかリモートコントロール操作できない
ようにされている。
ムにおいては端末機は複数台あるが、そのうちの
一台がこの口述録音再生機を使用している時は、
他のすべての端末機の所定の表示部が点灯し、使
用中であることを知らせるように構成されてお
り、この口述録音再生機は同時刻には一台の端末
機でのみしかリモートコントロール操作できない
ようにされている。
まず、録音時の動作につき説明するに、マイコ
ン1は入力端子2よりのモード制御信号に基づ
き、記録増器幅5、バイアス信号発生回路6及び
発振器7の出力信号がヘツドスイツチ回路8を通
して磁気ヘツド9へ供給されるようヘツドスイツ
チ回路8を切換制御すると共に、バイアス信号発
生回路6を駆動してこれよりバイアス信号を発生
出力させ、さらにテープ走行機構10を駆動制御
してキヤプスタンを所定回転数で回転させ、か
つ、ピンチローラ(いずれも図示せず)を磁気テ
ープ11を介してキヤプスタンに圧着させて磁気
テープ11を走行させる。これにより、端末機の
ハンドセツトからの口述音声信号は入力端子4、
記録増幅器5を夫々通してバイアス信号発生回路
6よりの例えば32KHzのバイアス信号と共にヘツ
ドスイツチ回路8を通して磁気ヘツド9に供給さ
れ、これにより走行する磁気テープ11上にメツ
セージ(あるいはレター)として録音される。
ン1は入力端子2よりのモード制御信号に基づ
き、記録増器幅5、バイアス信号発生回路6及び
発振器7の出力信号がヘツドスイツチ回路8を通
して磁気ヘツド9へ供給されるようヘツドスイツ
チ回路8を切換制御すると共に、バイアス信号発
生回路6を駆動してこれよりバイアス信号を発生
出力させ、さらにテープ走行機構10を駆動制御
してキヤプスタンを所定回転数で回転させ、か
つ、ピンチローラ(いずれも図示せず)を磁気テ
ープ11を介してキヤプスタンに圧着させて磁気
テープ11を走行させる。これにより、端末機の
ハンドセツトからの口述音声信号は入力端子4、
記録増幅器5を夫々通してバイアス信号発生回路
6よりの例えば32KHzのバイアス信号と共にヘツ
ドスイツチ回路8を通して磁気ヘツド9に供給さ
れ、これにより走行する磁気テープ11上にメツ
セージ(あるいはレター)として録音される。
なお、磁気テープ11としては、例えば小型
で、かつ、長時間の録音、再生が可能なマイクロ
カセツト内に収納された磁気テープが使用され
る。磁気テープ11は供給リール12より繰り出
され所定のテープパスを経て巻取リール13によ
り巻取られる。巻取リール13の回転はリール回
転検出器14により検出され、これより巻取リー
ル13の回転数に応じた周期の回転検出パルスに
変換されてマイコン1に供給され、ここで計数さ
れる。
で、かつ、長時間の録音、再生が可能なマイクロ
カセツト内に収納された磁気テープが使用され
る。磁気テープ11は供給リール12より繰り出
され所定のテープパスを経て巻取リール13によ
り巻取られる。巻取リール13の回転はリール回
転検出器14により検出され、これより巻取リー
ル13の回転数に応じた周期の回転検出パルスに
変換されてマイコン1に供給され、ここで計数さ
れる。
一つの独立した内容のメツセージの口述録音が
終了すると、口述録音者は端末機本体に設けられ
たEマーク録音ボタンを押す。すると、Eマーク
録音指示信号が入力端子3を介してマイコン1に
供給される。これにより、マイコン1は発振器7
を約1秒間駆動してこれより15Hzの単一周波数信
号(パルス列)を16サイクル取り出す。この発振
器7よりの単一周波数信号はヘツドスイツチ回路
8を通して磁気ヘツド9に供給され、これにより
録音される。マイコン1は次に6秒タイマのカウ
ントを行ない、6秒経過するか否か判断し、6秒
経過した時点でメカをストツプモードとする。
終了すると、口述録音者は端末機本体に設けられ
たEマーク録音ボタンを押す。すると、Eマーク
録音指示信号が入力端子3を介してマイコン1に
供給される。これにより、マイコン1は発振器7
を約1秒間駆動してこれより15Hzの単一周波数信
号(パルス列)を16サイクル取り出す。この発振
器7よりの単一周波数信号はヘツドスイツチ回路
8を通して磁気ヘツド9に供給され、これにより
録音される。マイコン1は次に6秒タイマのカウ
ントを行ない、6秒経過するか否か判断し、6秒
経過した時点でメカをストツプモードとする。
この6秒間は入力端子4より音声信号が入来し
ておらず、またバイアス信号発生回路6が動作せ
しめられているので、磁気ヘツド9によりバイア
ス信号のみが録音される。すなわち、この6秒間
は無音が録音される(あるいは消去される)。
ておらず、またバイアス信号発生回路6が動作せ
しめられているので、磁気ヘツド9によりバイア
ス信号のみが録音される。すなわち、この6秒間
は無音が録音される(あるいは消去される)。
このメカのストツプモードは、マイコン1より
出力される制御信号により、テープ走行機構10
中のピンチローラがキヤプスタンより離間するよ
う移動することにより行なわれ、またバイアス信
号発生回路6の動作が停止せしめられ、音声信号
伝送系もミユーテイングせしめられる。これによ
り、磁気テープ11上には第3図に示す如く、メ
ツセージの終了時点(Eマーク録音ボタンが押さ
れた時点)より約1秒間15Hzの単一周波数信号の
16サイクル録音区間31が形成され、その直後に
6秒間の無録音区間(セクレシーギヤツプ)32
が形成される。上記の16サイクル(周期)の15Hz
単一周波数信号はEマーク(第1のキユー信号)
として録音される。なお、端末機のハンドセント
をフツクに置いた時(ハングアツプ時)にも、同
様にEマークが自動的に録音される。
出力される制御信号により、テープ走行機構10
中のピンチローラがキヤプスタンより離間するよ
う移動することにより行なわれ、またバイアス信
号発生回路6の動作が停止せしめられ、音声信号
伝送系もミユーテイングせしめられる。これによ
り、磁気テープ11上には第3図に示す如く、メ
ツセージの終了時点(Eマーク録音ボタンが押さ
れた時点)より約1秒間15Hzの単一周波数信号の
16サイクル録音区間31が形成され、その直後に
6秒間の無録音区間(セクレシーギヤツプ)32
が形成される。上記の16サイクル(周期)の15Hz
単一周波数信号はEマーク(第1のキユー信号)
として録音される。なお、端末機のハンドセント
をフツクに置いた時(ハングアツプ時)にも、同
様にEマークが自動的に録音される。
次にPマークの録音動作について説明するに、
口述録音中において、優先性のある重要なメツセ
ージの場合は、そのメツセージ録音途中において
口述録音者が端末機本体のホツトラインボタンを
押す。すると、Pマーク録音指示信号が入力端子
3を介してマイコン1に供給される。これによ
り、マイコン1は約1秒間15Hzの単一周波数信号
(パルス列)を16サイクル分録音させ、しかる後
に発振器7の発振動作を8/15秒間(すなわち15
Hzの8サイクル分)休止すると共に、引続き入力
端子4への音声信号の入来を阻止しており、これ
により8/15秒間の無録音区間を磁気テープ11
上に形成する。しかる後に、マイコン1は発振器
7を16/15秒間(すなわち15Hzの16サイクル分)
駆動して、これより15Hzの単一周波数信号を16サ
イクル分出力させてその録音を行なわせた後、6
秒間無音を録音させてから、口述録音再生機をス
トツプモードとする。
口述録音中において、優先性のある重要なメツセ
ージの場合は、そのメツセージ録音途中において
口述録音者が端末機本体のホツトラインボタンを
押す。すると、Pマーク録音指示信号が入力端子
3を介してマイコン1に供給される。これによ
り、マイコン1は約1秒間15Hzの単一周波数信号
(パルス列)を16サイクル分録音させ、しかる後
に発振器7の発振動作を8/15秒間(すなわち15
Hzの8サイクル分)休止すると共に、引続き入力
端子4への音声信号の入来を阻止しており、これ
により8/15秒間の無録音区間を磁気テープ11
上に形成する。しかる後に、マイコン1は発振器
7を16/15秒間(すなわち15Hzの16サイクル分)
駆動して、これより15Hzの単一周波数信号を16サ
イクル分出力させてその録音を行なわせた後、6
秒間無音を録音させてから、口述録音再生機をス
トツプモードとする。
これにより、磁気テープ11上には第4図に示
す如く、前記ホツトラインボタンが押された時点
より約1秒間の15Hzの単一周波数信号録音区間3
3と8/15秒間の無録音区間34と約1秒間の15
Hzの単一周波数信号録音区間35と6秒間の無録
音区間36とが順次に形成される。上記の間欠的
な単一周波数信号はPマーク(第2のキユー信
号)として録音される。なお、Pマークはメツセ
ージ内ならどの位置に録音しても良い。
す如く、前記ホツトラインボタンが押された時点
より約1秒間の15Hzの単一周波数信号録音区間3
3と8/15秒間の無録音区間34と約1秒間の15
Hzの単一周波数信号録音区間35と6秒間の無録
音区間36とが順次に形成される。上記の間欠的
な単一周波数信号はPマーク(第2のキユー信
号)として録音される。なお、Pマークはメツセ
ージ内ならどの位置に録音しても良い。
また、マイコン1はリール回転検出器14より
の回転検出パルスを、テープ始端(BOT)より
逐次計数しており、上記の無録音開始時点より3
秒経過した時点での、回転検出パルスの計数値
(カウンタ値)をメツセージの区切り点として記
憶する。これにより、Eマーク録音時には第3図
に示すEマーク直後の無録音区間32の丁度中央
のテープ位置MPを示す回転検出パルスのカウン
タ値がメモリポイント(すなわちメツセージの区
切り点)としてメモリに記憶されることになる。
の回転検出パルスを、テープ始端(BOT)より
逐次計数しており、上記の無録音開始時点より3
秒経過した時点での、回転検出パルスの計数値
(カウンタ値)をメツセージの区切り点として記
憶する。これにより、Eマーク録音時には第3図
に示すEマーク直後の無録音区間32の丁度中央
のテープ位置MPを示す回転検出パルスのカウン
タ値がメモリポイント(すなわちメツセージの区
切り点)としてメモリに記憶されることになる。
一方、Pマーク録音時点においてはメモリポイ
ントは記憶されないが、その後にPマークが録音
されたそのメツセージの終了時点(区切り点)を
示すEマークの録音後に、メモリポイントと共
に、Pマークの有る旨の1ビツトデータがメモリ
に記憶される。このように、Eマーク録音区間直
後の無録音区間の中央位置をメモリポイント(メ
ツセージの区切り点)としてメモリに記憶してお
き、高速早送り時又は高速巻戻し時に回転検出パ
ルスのカウンタ値がこのメモリポイントと一致し
たときストツプモードとすることにより、Eマー
ク直前のメツセージの外でテープを停止させるこ
とができる。
ントは記憶されないが、その後にPマークが録音
されたそのメツセージの終了時点(区切り点)を
示すEマークの録音後に、メモリポイントと共
に、Pマークの有る旨の1ビツトデータがメモリ
に記憶される。このように、Eマーク録音区間直
後の無録音区間の中央位置をメモリポイント(メ
ツセージの区切り点)としてメモリに記憶してお
き、高速早送り時又は高速巻戻し時に回転検出パ
ルスのカウンタ値がこのメモリポイントと一致し
たときストツプモードとすることにより、Eマー
ク直前のメツセージの外でテープを停止させるこ
とができる。
次に再生時の動作につき説明するに、マイコン
1内のメモリには録音済磁気テープ11の最初の
再生開始前のスキヤン時(ただし、録音後、口述
録音再生機から磁気テープを取り出すことなく再
生するときは、録音メツセージのすべてのメモリ
ポイント等はメモリに保持されているので、この
スキヤンは行なわれない。)に、Eマークの再生
毎にそれに対応したリールの回転検出パルスの計
数値が前記メモリポイントMPとして記憶されて
おり、またPマークのあるメツセージはそのメモ
リポイントと共にPマークがある旨のデータも記
憶されている。
1内のメモリには録音済磁気テープ11の最初の
再生開始前のスキヤン時(ただし、録音後、口述
録音再生機から磁気テープを取り出すことなく再
生するときは、録音メツセージのすべてのメモリ
ポイント等はメモリに保持されているので、この
スキヤンは行なわれない。)に、Eマークの再生
毎にそれに対応したリールの回転検出パルスの計
数値が前記メモリポイントMPとして記憶されて
おり、またPマークのあるメツセージはそのメモ
リポイントと共にPマークがある旨のデータも記
憶されている。
再生時には磁気テープ11の既録音信号は磁気
ヘツド9により再生され、マイコン1よりの制御
信号によつて切換えられているヘツドスイツチ回
路8を通して増幅器16に供給され、更にこれよ
りキユー信号検出回路17に供給される。キユー
信号検出回路17は再生信号中から再生キユー信
号を弁別分離し、これを検出して検出信号を出力
する。マイコン1はこの検出信号が供給され、そ
の立上りエツジの時間間隔から再生されたキユー
信号がEマークかPマークかを判別する。
ヘツド9により再生され、マイコン1よりの制御
信号によつて切換えられているヘツドスイツチ回
路8を通して増幅器16に供給され、更にこれよ
りキユー信号検出回路17に供給される。キユー
信号検出回路17は再生信号中から再生キユー信
号を弁別分離し、これを検出して検出信号を出力
する。マイコン1はこの検出信号が供給され、そ
の立上りエツジの時間間隔から再生されたキユー
信号がEマークかPマークかを判別する。
なお、再生音声信号は出力端子18へ出力され
る。また、マイコン1はリール回転検出器14よ
りの回転検出パルスを計数し、その計数値を内部
のリード・オンリ・メモリ(ROM)に予め記憶
してある計数値−時間変換テーブルを参照して時
間に変換し、その変換後の時間データを表示器
(図示せず)に供給する。これにより、表示器は、
例えばメツセージの残り時間表示等を行なう。
る。また、マイコン1はリール回転検出器14よ
りの回転検出パルスを計数し、その計数値を内部
のリード・オンリ・メモリ(ROM)に予め記憶
してある計数値−時間変換テーブルを参照して時
間に変換し、その変換後の時間データを表示器
(図示せず)に供給する。これにより、表示器は、
例えばメツセージの残り時間表示等を行なう。
さて、上記の再生が開始されると、口述録音再
生機の再生操作者(例えばタイピスト、秘書)
は、まずサーチボタンを押す。すると、サーチボ
タンより第1図の入力端子15を介してマイコン
1へサーチ検出信号が供給され、これによりマイ
コン1は第2図に示す本発明の一実施例の動作を
行なう。すなわち、第2図において、マイコン1
はそのサーチボタンの押された回数を判断し(ス
テツプS1)、ここでは再生開始直後の1回目であ
るので、ステツプS2,S3の処理は行なわずステツ
プS4へ移行してPマークが磁気テープ11上に録
音されているか否かをマイコン1内のメモリの記
憶データに基づいて判断する。
生機の再生操作者(例えばタイピスト、秘書)
は、まずサーチボタンを押す。すると、サーチボ
タンより第1図の入力端子15を介してマイコン
1へサーチ検出信号が供給され、これによりマイ
コン1は第2図に示す本発明の一実施例の動作を
行なう。すなわち、第2図において、マイコン1
はそのサーチボタンの押された回数を判断し(ス
テツプS1)、ここでは再生開始直後の1回目であ
るので、ステツプS2,S3の処理は行なわずステツ
プS4へ移行してPマークが磁気テープ11上に録
音されているか否かをマイコン1内のメモリの記
憶データに基づいて判断する。
Pマークが録音されていた場合は、Pマークの
あるメツセージ中、メモリポイントが最小の値の
メツセージ(すなわち、プライオリテイのある一
又は二以上のメツセージ中、最もBOT側に録音
されているメツセージ)の一つ前のメツセージの
メモリポイント値MPをサーチレジスタにロード
する(ステツプS5)。すなわち、ステツプS5にお
いてプライオリテイのある一又は二以上のメツセ
ージ中、最もBOT側に録音されているメツセー
ジ終了時点直後の位置を示すメモリポイントが記
憶されているメモリアドレスから「1」を減算
し、その減算結果のメモリアドレスに記憶されて
いるメモリポイント値MP(これは、上記最も
BOT側のプライオリテイのあるメツセージとそ
の1つ前のメツセージとの間の位置を示す)がサ
ーチレジスタにロードされることになる。
あるメツセージ中、メモリポイントが最小の値の
メツセージ(すなわち、プライオリテイのある一
又は二以上のメツセージ中、最もBOT側に録音
されているメツセージ)の一つ前のメツセージの
メモリポイント値MPをサーチレジスタにロード
する(ステツプS5)。すなわち、ステツプS5にお
いてプライオリテイのある一又は二以上のメツセ
ージ中、最もBOT側に録音されているメツセー
ジ終了時点直後の位置を示すメモリポイントが記
憶されているメモリアドレスから「1」を減算
し、その減算結果のメモリアドレスに記憶されて
いるメモリポイント値MP(これは、上記最も
BOT側のプライオリテイのあるメツセージとそ
の1つ前のメツセージとの間の位置を示す)がサ
ーチレジスタにロードされることになる。
一方、再生未終了の全メツセージがPマークの
録音されていないメツセージの場合は、それらの
うち最小の値のメモリポイントが記憶されている
メモリアドレスより1つ前のメモリアドレスに記
憶されているメモリポイント値MPがサーチレジ
スタにロードされる(ステツプS6)。なお、一番
最初に録音されているメツセージが次に再生され
るべきときには、上記のサーチレジスタにはオー
ル“0”の値がロードされる。
録音されていないメツセージの場合は、それらの
うち最小の値のメモリポイントが記憶されている
メモリアドレスより1つ前のメモリアドレスに記
憶されているメモリポイント値MPがサーチレジ
スタにロードされる(ステツプS6)。なお、一番
最初に録音されているメツセージが次に再生され
るべきときには、上記のサーチレジスタにはオー
ル“0”の値がロードされる。
上記のステツプS5又はS6の処理が終ると、マイ
コン1はそのサーチレジスタにロードしたメモリ
ポイントMPとその時点でのカウンタ値(前記回
転検出パルスのBOTからの計数値)とを比較し
(ステツプS7)、その結果、前者の方が後者より大
のときは、磁気テープ11を早送りさせ(ステッ
プS8)、小のときは巻戻しさせ(ステツプS9)、両
者が等しいときにはステツプS11の処理へ移行す
る。早送り又は巻戻し操作後、サーチレジスタの
値と上記カウンタ値とが一致するか否か判定し
(ステツプS10)、一致した場合はサーチにより再
生した文章(メツセージ)が何番目のものである
かメモリに記憶し(ステツプS11)、その後通常の
再生動作を自動的に開始する。このようにして、
再生未終了の全メツセージの中から、最もBOT
側に録音されているプライオリテイのある一のメ
ツセージ(すべてプライオリテイのないメツセー
ジのときは最もBOT側に録音されている一のメ
ツセージ)の先頭位置から自動的に通常再生が開
始される。
コン1はそのサーチレジスタにロードしたメモリ
ポイントMPとその時点でのカウンタ値(前記回
転検出パルスのBOTからの計数値)とを比較し
(ステツプS7)、その結果、前者の方が後者より大
のときは、磁気テープ11を早送りさせ(ステッ
プS8)、小のときは巻戻しさせ(ステツプS9)、両
者が等しいときにはステツプS11の処理へ移行す
る。早送り又は巻戻し操作後、サーチレジスタの
値と上記カウンタ値とが一致するか否か判定し
(ステツプS10)、一致した場合はサーチにより再
生した文章(メツセージ)が何番目のものである
かメモリに記憶し(ステツプS11)、その後通常の
再生動作を自動的に開始する。このようにして、
再生未終了の全メツセージの中から、最もBOT
側に録音されているプライオリテイのある一のメ
ツセージ(すべてプライオリテイのないメツセー
ジのときは最もBOT側に録音されている一のメ
ツセージ)の先頭位置から自動的に通常再生が開
始される。
これにより、口述録音再生機の再生操作者は録
音済磁気テープ11から最初に再生されるべきメ
ツセージの音声信号を再生しつつタイプ化を行な
い、そのタイプ中のメツセージの終了時点を前記
のEマークの再生音と、そのメツセージの残り時
間表示とをたよりに判断する。
音済磁気テープ11から最初に再生されるべきメ
ツセージの音声信号を再生しつつタイプ化を行な
い、そのタイプ中のメツセージの終了時点を前記
のEマークの再生音と、そのメツセージの残り時
間表示とをたよりに判断する。
再生操作者がそのメツセージの終了を判断した
場合は、口述録音再生機のサーチボタンを再び押
す。このサーチボタンは再生したメツセージの再
生終了の宣言と、次に再生されるべきメツセージ
を頭出し再生するために捜すという2つの機能が
ある。かかる2つの機能を有するサーチボタンを
押すことにより、口述録音再生機内のマイコン1
は第2図に示すステツプS1にてサーチボタンが2
回目に押されたものと判断して、ステツプS2へ移
行し、サーチボタンを押した時点の再生を終了し
たメツセージのメモリポイントMP(最小値)の
データを、再生終了を示すデータと共にマイコン
1のメモリアドレスに再度記憶する。
場合は、口述録音再生機のサーチボタンを再び押
す。このサーチボタンは再生したメツセージの再
生終了の宣言と、次に再生されるべきメツセージ
を頭出し再生するために捜すという2つの機能が
ある。かかる2つの機能を有するサーチボタンを
押すことにより、口述録音再生機内のマイコン1
は第2図に示すステツプS1にてサーチボタンが2
回目に押されたものと判断して、ステツプS2へ移
行し、サーチボタンを押した時点の再生を終了し
たメツセージのメモリポイントMP(最小値)の
データを、再生終了を示すデータと共にマイコン
1のメモリアドレスに再度記憶する。
ここで、メモリアドレスに記憶されているデー
タは例えば、16ビツトで、その下位14ビツトはメ
モリポイントのカウンタ値を示し、また第2ビツ
ト目がトランスクライブ(再生)終了か否かを示
している。この第2ビツト目は、口述録音再生機
の再生操作者が、サーチボタンを押して再生され
たときにトランスクライブ(再生)終了を示す値
(例えば「1」)となり、まだ一度も再生されてい
ないときはトランスクライブ未終了を示す値(例
えば「0」)となつている。すなわち、この第2
ビツト目はそのメツセージが再生終了したか否か
を示しており、その値が「1」のとき前記再生終
了を示すデータとなる。更に、上記の16ビツトの
データの最上位ビツトがPマークのあるメツセー
ジか否かを示している。
タは例えば、16ビツトで、その下位14ビツトはメ
モリポイントのカウンタ値を示し、また第2ビツ
ト目がトランスクライブ(再生)終了か否かを示
している。この第2ビツト目は、口述録音再生機
の再生操作者が、サーチボタンを押して再生され
たときにトランスクライブ(再生)終了を示す値
(例えば「1」)となり、まだ一度も再生されてい
ないときはトランスクライブ未終了を示す値(例
えば「0」)となつている。すなわち、この第2
ビツト目はそのメツセージが再生終了したか否か
を示しており、その値が「1」のとき前記再生終
了を示すデータとなる。更に、上記の16ビツトの
データの最上位ビツトがPマークのあるメツセー
ジか否かを示している。
マイコン1は次にそのメモリアドレスに記憶さ
れているすべてのメツセージの16ビツトデータ
(例えば全部で32個のメツセージデータがメモリ
に記憶できる)の第2ビツト目をみて、全メツセ
ージが再生終了したか否かを判断し、まだ再生が
終了していないメツセージがある場合は上記のメ
モリアドレスに記憶されているメツセージデータ
のうち再生未終了のメツセージデータの各第1ビ
ツト(最上位ビツト:MSB)の値から、Pマー
クの有無を判定し(ステツプS4)、しかる後にP
マークのある再生未終了メツセージがまだあると
きは前記したステツプS5の処理を行ない、Pマー
クのある再生未終了メツセージがもうないときに
は前記ステツプS6の処理を行なう。
れているすべてのメツセージの16ビツトデータ
(例えば全部で32個のメツセージデータがメモリ
に記憶できる)の第2ビツト目をみて、全メツセ
ージが再生終了したか否かを判断し、まだ再生が
終了していないメツセージがある場合は上記のメ
モリアドレスに記憶されているメツセージデータ
のうち再生未終了のメツセージデータの各第1ビ
ツト(最上位ビツト:MSB)の値から、Pマー
クの有無を判定し(ステツプS4)、しかる後にP
マークのある再生未終了メツセージがまだあると
きは前記したステツプS5の処理を行ない、Pマー
クのある再生未終了メツセージがもうないときに
は前記ステツプS6の処理を行なう。
以下、上記と同様にしてステツプS7〜S12の処
理が適宜行なわれた後、2番目のメツセージの再
生が終了すると、再生操作者が再びサーチボタン
を押す。以下上記のステツプS1〜S12の処理がサ
ーチボタンを押す毎に行なわれ、すべてのメツセ
ージの再生が終了すると、サーチ終了となる(ス
テツプS12)。このようにして、全ての録音メツセ
ージは所定の順序で漏れなく1回ずつ再生され
る。
理が適宜行なわれた後、2番目のメツセージの再
生が終了すると、再生操作者が再びサーチボタン
を押す。以下上記のステツプS1〜S12の処理がサ
ーチボタンを押す毎に行なわれ、すべてのメツセ
ージの再生が終了すると、サーチ終了となる(ス
テツプS12)。このようにして、全ての録音メツセ
ージは所定の順序で漏れなく1回ずつ再生され
る。
次に録音済メツセージの再生順序について更に
説明するに、第5図は口述録音された磁気テープ
上の録音情報パターンの一例を示す。同図に示す
ように、磁気テープの始端(BOT)からノーマ
ル文章N1のメツセージの口述録音が行なわれ、
そのメツセージの録音終了時点にEマークが録音
された後前記6秒間の無録音区間が形成されてあ
る。次の文章はプライオリテイのある(優先的に
再生されるべき)文章P1で、そのメツセージの
途中で前記した如くにしてPマークが録音された
後6秒間の無録音区間が形成され、その文章P1
の終了時点よりEマーク録音区間と無録音区間と
が順次に形成されてある。更に次の文章はノーマ
ル文章N2でN1と同様にして録音され、またその
次のプライオリテイのある文章P2はP1と同様に
して録音される。また、第5図中、MPは第3図
にMPで示したメモリポイントに相当する。この
ように、各メツセージの終了時点には必ずEマー
クが録音され、またプライオリテイのある文章の
メツセージ中にはPマークが録音される。
説明するに、第5図は口述録音された磁気テープ
上の録音情報パターンの一例を示す。同図に示す
ように、磁気テープの始端(BOT)からノーマ
ル文章N1のメツセージの口述録音が行なわれ、
そのメツセージの録音終了時点にEマークが録音
された後前記6秒間の無録音区間が形成されてあ
る。次の文章はプライオリテイのある(優先的に
再生されるべき)文章P1で、そのメツセージの
途中で前記した如くにしてPマークが録音された
後6秒間の無録音区間が形成され、その文章P1
の終了時点よりEマーク録音区間と無録音区間と
が順次に形成されてある。更に次の文章はノーマ
ル文章N2でN1と同様にして録音され、またその
次のプライオリテイのある文章P2はP1と同様に
して録音される。また、第5図中、MPは第3図
にMPで示したメモリポイントに相当する。この
ように、各メツセージの終了時点には必ずEマー
クが録音され、またプライオリテイのある文章の
メツセージ中にはPマークが録音される。
次に上記の録音パターンの磁気テープの録音文
章の再生動作について第6図と共に説明する。第
6図において、で示すテープ位置に再生ヘツド
が最初に位置していたものとすると、口述録音再
生機のサーチボタン(Sch)を押すと、テープは
巻戻され(図中のの状態)、優先順位の最も高
い文章(P1)の開始点(図中の)に達し、そ
れから自動的に再生状態になる。次にこの文章
P1内でサーチボタン(Sch)を押す(図中の)
と、文章P1の再生終了を示すデータをメモリに
記憶すると同時に、その次に優先順位の高い文章
P2の開始点まで早送りされ(図中のの状態)、
その開始点から自動的に再生状態になる。
章の再生動作について第6図と共に説明する。第
6図において、で示すテープ位置に再生ヘツド
が最初に位置していたものとすると、口述録音再
生機のサーチボタン(Sch)を押すと、テープは
巻戻され(図中のの状態)、優先順位の最も高
い文章(P1)の開始点(図中の)に達し、そ
れから自動的に再生状態になる。次にこの文章
P1内でサーチボタン(Sch)を押す(図中の)
と、文章P1の再生終了を示すデータをメモリに
記憶すると同時に、その次に優先順位の高い文章
P2の開始点まで早送りされ(図中のの状態)、
その開始点から自動的に再生状態になる。
更に次に、この文章P2内でサーチボタン
(Sch)を押すと、文章P2の再生終了を示すデー
タをメモリに記憶すると同時に、その次に優先順
位の高い文章N1の開始点まで巻戻され、そこか
ら再生状態になる。そして、最後に文章N2を再
生する。上記の,のサーチボタンを押すタイ
ミングは、文章P1及びP2のEマークの高調波の
再生音を再生者(この場合通常はタイピスト)が
聴いて行なわれる。すなわち、Eマークは前記し
た如く15Hzであり、15Hz自体は可聴音ではない
が、矩形波なので多くの高調波を含んでおり、そ
の高調波が聴える。同様に、文章N1の最後のE
マークの高調波の再生音を聴いてサーチボタンを
押すと、テープは文章P1とN2とのメツセージの
区切り点であるメモリポイントまで早送りされ、
そこから自動的に再生状態とされる。
(Sch)を押すと、文章P2の再生終了を示すデー
タをメモリに記憶すると同時に、その次に優先順
位の高い文章N1の開始点まで巻戻され、そこか
ら再生状態になる。そして、最後に文章N2を再
生する。上記の,のサーチボタンを押すタイ
ミングは、文章P1及びP2のEマークの高調波の
再生音を再生者(この場合通常はタイピスト)が
聴いて行なわれる。すなわち、Eマークは前記し
た如く15Hzであり、15Hz自体は可聴音ではない
が、矩形波なので多くの高調波を含んでおり、そ
の高調波が聴える。同様に、文章N1の最後のE
マークの高調波の再生音を聴いてサーチボタンを
押すと、テープは文章P1とN2とのメツセージの
区切り点であるメモリポイントまで早送りされ、
そこから自動的に再生状態とされる。
発明の効果
上述の如く、本発明によれば、優先性のあるメ
ツセージに優先信号を録音すると共に、再生時に
優先信号が録音されているか否かを示す記憶デー
タと再生が終了したときその旨を示す再生終了デ
ータとに基づいて、優先信号が録音されており、
かつ、録音未終了のメツセージを順次再生するよ
うにしたから、全ての録音メツセージを優先順位
に従つてもれなく再生することができ、しかもサ
ーチボタンを押す操作だけで自動的に次に再生さ
れるべきメツセージの頭出し再生ができ、操作が
極めて簡便である等の特長を有するものである。
ツセージに優先信号を録音すると共に、再生時に
優先信号が録音されているか否かを示す記憶デー
タと再生が終了したときその旨を示す再生終了デ
ータとに基づいて、優先信号が録音されており、
かつ、録音未終了のメツセージを順次再生するよ
うにしたから、全ての録音メツセージを優先順位
に従つてもれなく再生することができ、しかもサ
ーチボタンを押す操作だけで自動的に次に再生さ
れるべきメツセージの頭出し再生ができ、操作が
極めて簡便である等の特長を有するものである。
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク系統
図、第2図は本発明の要部の動作説明用フローチ
ヤート、第3図及び第4図は夫々2種類のキユー
信号の波形等を説明する図、第5図は録音パター
ンの一例を示す図、第6図は第5図図示録音パタ
ーンの本発明による再生動作を説明する図であ
る。 1……マイクロコンピユータ(マイコン)、4
……音声信号入力端子、7……発振器、11……
磁気テープ、14……リール回転検出器、15…
…サーチ検出信号入力端子。
図、第2図は本発明の要部の動作説明用フローチ
ヤート、第3図及び第4図は夫々2種類のキユー
信号の波形等を説明する図、第5図は録音パター
ンの一例を示す図、第6図は第5図図示録音パタ
ーンの本発明による再生動作を説明する図であ
る。 1……マイクロコンピユータ(マイコン)、4
……音声信号入力端子、7……発振器、11……
磁気テープ、14……リール回転検出器、15…
…サーチ検出信号入力端子。
Claims (1)
- 1 外部の一又は二以上の端末機によりリモート
コントロール操作されて該端末機よりの口述され
たメツセージを記録媒体に録音し、これを再生す
る口述録音再生機において、前記記録媒体の走行
に関連して回転する回転体の回転速度に応じた周
期の回転検出パルスを発生する手段と、該回転検
出パルスを計数し前記記録媒体に録音された各メ
ツセージ間の区切り時点での各計数値を位置デー
タとして順次に記憶する計数及び記憶手段と、各
メツセージのうち優先性のあるメツセージ中に優
先信号を録音する手段と、該優先性のあるメツセ
ージを記憶する第1の記憶手段と、該記録媒体に
口述録音された全メツセージの再生時に各メツセ
ージの再生毎に再生したメツセージの再生終了デ
ータを記憶する第2の記憶手段と、該再生時に該
第1及び第2の記憶手段の出力に基づき優先信号
が録音されたメツセージを優先して再生し、か
つ、該再生終了データの記憶されていないメツセ
ージを再生することにより、全てのメツセージを
優先順位に従つてもれなく再生する再生手段とよ
りなることを特徴とする口述録音再生機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3892486A JPS62197978A (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 | 口述録音再生機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3892486A JPS62197978A (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 | 口述録音再生機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62197978A JPS62197978A (ja) | 1987-09-01 |
JPH0560192B2 true JPH0560192B2 (ja) | 1993-09-01 |
Family
ID=12538771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3892486A Granted JPS62197978A (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 | 口述録音再生機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62197978A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07231308A (ja) * | 1994-02-18 | 1995-08-29 | Sony Corp | 放送システム、受信端末、および編集装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3425387B2 (ja) | 1999-03-29 | 2003-07-14 | 有限会社タカタデザインラボ | 物品の固定具 |
-
1986
- 1986-02-24 JP JP3892486A patent/JPS62197978A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07231308A (ja) * | 1994-02-18 | 1995-08-29 | Sony Corp | 放送システム、受信端末、および編集装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62197978A (ja) | 1987-09-01 |
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