JPH07231308A - 放送システム、受信端末、および編集装置 - Google Patents

放送システム、受信端末、および編集装置

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JPH07231308A
JPH07231308A JP6020792A JP2079294A JPH07231308A JP H07231308 A JPH07231308 A JP H07231308A JP 6020792 A JP6020792 A JP 6020792A JP 2079294 A JP2079294 A JP 2079294A JP H07231308 A JPH07231308 A JP H07231308A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より変化に富んだ番組を提供することができ
るようにする。 【構成】 各番組のデータを各番組毎に番組オブジェク
トとしてまとめる。各番組オブジェクトは、ヘッダ部、
クラス定義部およびオブジェクトデータ部により構成す
る。クラス定義部には、メソッド(プログラム)を規定
し、オブジェクトデータ部には、番組内容データと制御
データとを記録する。1日分の複数の番組オブジェクト
を、1つのパッケージオブジェクトとしてまとめ、放送
センタから通信衛星/放送衛星を介して、各家庭の受信
端末に伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、動画像データ
を、衛星を介して、各家庭に配置された受信端末に放送
し、受信端末において一旦これを記録し、記録した画像
データを任意のタイミングにおいて視聴することができ
るようにする場合に用いて好適な放送システム、受信端
末、および編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、例えば特願平5−1164
80号として、番組情報を衛星を介して各家庭に配信す
ることを先に提案した。この提案によれば、番組情報が
符号化され、通信衛星あるいは放送衛星を介して各家庭
の受信端末に放送される。各家庭の受信端末において
は、受信した番組情報を記録媒体に一旦記録する。この
番組情報は圧縮されているため、実時間で再生すると、
例えば1日の放送分のデータが、比較的短い時間の間に
受信される。
【0003】そして、各家庭の視聴者は、任意のタイミ
ングにおいて、記録媒体から任意の番組を選択、再生
し、視聴することができる。
【0004】この場合、各受信端末には、所定のプログ
ラムを予め用意しておき、受信した番組情報を、そのプ
ログラムに従って処理することにより、使用者の好みに
応じた、変化に富んだ番組を視聴することが可能にな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法においては、図30に示すように、予め受信端
末側に用意されているプログラムが必要とする変数を、
放送センタ側から受信端末側に放送することで、番組の
表示内容を変更することが可能であるが、そのバリエー
ションは極めて限られたものとなる。即ち、表示内容を
変化させることが可能であるが、バリエーションは予め
受信端末側に用意されているプログラムに規定されてい
る範囲に限定される。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、より変化に富んだ番組を提供することがで
きるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の放送システム
は、視聴者が視聴する番組の内容データと、番組を制御
する制御データの少なくとも一方を含む番組データをセ
ンタから放送し、放送された番組データを視聴者が受信
端末で受信し、所定の記録媒体に記録し、記録媒体に記
録した番組データを任意のタイミングで読み出し、番組
を視聴する放送システムにおいて、番組データを処理す
るプログラムを配信することを特徴とする。
【0008】この番組データとプログラムを、1つ以上
のオブジェクトで構成するようにすることができる。こ
の場合、番組データとプログラムを、複数のオブジェク
トで構成される番組オブジェクトを単位として配信する
ようにすることができる。
【0009】また、受信端末には、プログラムのうち、
基本的なプログラムを、基本的プログラムオブジェクト
として予め配信しておき、番組オブジェクトのプログラ
ムは、その番組データに特有のプログラムであって、基
本的プログラムオブジェクトを利用するプログラムオブ
ジェクトとすることができる。
【0010】この番組オブジェクトには、他の番組オブ
ジェクトとの間の再生の順位を表すプライオリティデー
タを含ませるようにすることができる。この場合、再生
の順位が低い番組データの表示のための処理の割当時間
を、再生の順位が高い番組データの表示のための処理の
割当時間に較べ、少なくするようにすることができる。
【0011】さらに、番組オブジェクトを、ヘッダ部、
クラス定義部、およびオブジェクトデータ部により構成
し、ヘッダ部には、番組ID、番組名、バージョン、オ
ブジェクト辞書の少なくともいずれか1つを配し、クラ
ス定義部には、クラスID、クラス名、スーパクラスI
D、変数定義、メソッド辞書、メソッドの少なくともい
ずれか1つを配し、オブジェクトデータ部には、オブジ
ェクトID、オブジェクト名、クラスID、プライオリ
ティ、容量および変数値の少なくともいずれか1つを配
することができる。
【0012】また、複数の番組オブジェクトを1つにま
とめて、パッケージオブジェクトとして配信するように
することができる。このパッケージオブジェクトは、パ
ッケージオブジェクトヘッダ部、パッケージオブジェク
トクラス定義部、および番組オブジェクトデータ部によ
り構成し、パッケージオブジェクトヘッダ部には、パッ
ケージID、パッケージ名、日付、バージョン、番組イ
ンデックスの少なくともいずれか1つを配し、パッケー
ジオブジェクトクラス定義部には、番組オブジェクトの
クラス定義部のデータを配し、番組オブジェクトデータ
部には、番組オブジェクトのオブジェクトデータ部のデ
ータを配するようにすることができる。
【0013】また、プログラムは、ハードウェアに依存
しない中間コードとして配信するようにすることができ
る。さらに、番組データは、動画像データ、静止画像デ
ータ、音声データ、または文字データの少なくとも1つ
を含むようにすることができる。
【0014】本発明の受信端末は、視聴者が視聴する番
組の内容データと、番組を制御する制御データの少なく
とも一方を含む番組データと、番組データを処理するプ
ログラムをセンタから放送し、放送された番組データと
プログラムを視聴者が受信端末で受信し、所定の記録媒
体に記録し、記録媒体に記録した番組データを任意のタ
イミングで読み出し、番組を視聴する放送システムに用
いる受信端末であって、番組データとプログラムを記録
媒体に記録する記録手段(例えば図9のデータ蓄積管理
部101)を備えることを特徴とする。
【0015】放送システムが、受信端末に、プログラム
のうち、基本的なプログラムを基本的プログラムオブジ
ェクトとして予め配信しておき、番組オブジェクトのプ
ログラムを、その番組データに特有のプログラムであっ
て、基本的プログラムオブジェクトを利用するプログラ
ムオブジェクトとする放送システムとする場合、基本的
プログラムオブジェクトを記憶する記憶手段(例えば図
9の基本クラスライブラリ121)と、番組データに特
有のプログラムオブジェクトを、記憶手段に記憶されて
いる基本的プログラムオブジェクトを参照して実行する
実行手段(例えば図9の中間コードインタープリタ12
5)とをさらに設けるようにすることができる。
【0016】また、放送システムが、番組データとプロ
グラムを、複数のオブジェクトで構成される番組オブジ
ェクトを単位として配信するとともに、番組オブジェク
トは、他の番組オブジェクトとの間の再生の順位を表す
プライオリティデータを配信する放送システムである場
合、プライオリティデータを検出する検出手段(例えば
図11のプログラム上のステップS24)と、検出手段
の検出結果に対応して、再生の順位が低い番組データの
表示のための処理の割当時間を、再生の順位が高い番組
データの表示のための処理の割当時間に較べ、少なくす
る表示制御手段(例えば図17のプログラム上のステッ
プS133乃至S135)とをさらに設けるようにする
ことができる。
【0017】放送システムが、プログラムを、ハードウ
ェアに依存しない中間コードとして配信する放送システ
ムである場合、中間コードを解釈し、実行する解釈手段
(例えば図9の中間コードインタプリタ125)をさら
に設けるようにすることができる。
【0018】また、所定の伝送路を介して情報を授受す
る通信手段(例えば図9の通信サブシステム105)を
さらに設けるようにすることができる。
【0019】また、本発明の編集装置は、番組データと
プログラムを、複数のオブジェクトで構成する番組オブ
ジェクトを単位として配信する放送システムに用いる編
集装置であって、番組データを所定のフォーマットのデ
ータに変換する第1の変換手段(例えば図5のデータ変
換部32)と、プログラムを中間コードに変換する第2
の変換手段(例えば図5の中間コードコンパイラ36)
と、第1の変換手段により変換されたデータと、第2の
変換手段により変換された中間コードを、番組オブジェ
クトに編集する編集手段(例えば図5の編集処理部3
5)とを備えることを特徴とする。
【0020】また、本発明の他の編集装置は、複数の番
組オブジェクトを1つにまとめて、パッケージオブジェ
クトとして配信する放送システムに用いる編集装置であ
って、番組データを所定のフォーマットのデータに変換
する第1の変換手段(例えば図7のデータ変換部62)
と、プログラムを中間コードに変換する第2の変換手段
(例えば図7の中間コードコンパイラ66)と、第1の
変換手段により変換されたデータと、第2の変換手段に
より変換された中間コードを、番組オブジェクトに編集
するとともに、複数の番組オブジェクトをパッケージオ
ブジェクトに編集する編集手段(例えば図7の番組編成
処理部81)とを備えることを特徴とする。
【0021】
【作用】上記構成の放送システムにおいては、番組デー
タを処理するプログラムが、番組データの他に配信され
る。従って、変化に富んだ番組を提供することが可能と
なる。
【0022】また、本発明の受信端末においては、番組
データとプログラムが記録媒体に記録される。従って、
任意のタイミングにおいて、変化に富んだ番組を楽しむ
ことが可能となる。
【0023】さらに、本発明の編集装置においては、番
組データとプログラムが番組オブジェクトとして編集さ
れる。あるいはまた、さらに複数の番組オブジェクトか
らパッケージオブジェクトが編集される。従って、変化
に富んだ番組を、確実にかつ迅速に配信でき、また、受
信端末で再生処理がし易いように編集することが可能と
なる。
【0024】
【実施例】図1は、本発明の放送システムの基本的構成
を表している。オーサリングシステム11乃至1Nは、例
えば、1つ1つが所定の番組製作者により所持されてい
る。そして、各オーサリングシステム1iは、テキスト
データ、イメージデータ、音声データ、動画像データ等
の各種の素材データから任意のものを選択、合成し、必
要に応じて所定のデータを付加して番組データを生成
し、さらに、必要に応じて、所定のプログラムととも
に、1つ、あるいは、それ以上の番組を、番組オブジェ
クトとしてまとめる。そして、このように生成された番
組オブジェクトが放送センタ5に提供される。
【0025】放送センタ5は、オーサリングシステム1
i(各番組提供者)から提供された番組オブジェクト
を、番組編成システム2において、1つのパッケージオ
ブジェクトとしてまとめる。このパッケージオブジェク
トは、視聴者が視聴する1日分の番組を含むものであ
る。そして、このパッケージオブジェクトが、課金情報
の付与、データスクランブル、変調等の送出処理が施さ
れた後、放送送信装置3を介して、送信アンテナ4から
電波で、通信/放送衛星6に伝送される。
【0026】尚、放送センタ5において、番組編成シス
テム2を用いて、自ら番組オブジェクトを製作し、その
番組オブジェクトをパッケージオブジェクトにまとめて
放送するようにすることも可能である。
【0027】通信/放送衛星6は、放送センタ5の送信
アンテナ4から伝送されてきた電波を受信すると、これ
を増幅し、所定の周波数の信号に変換し、各家庭に配置
されている受信アンテナ11に向けて送信する。
【0028】受信アンテナ11で受信された信号は、各
家庭に配置されている受信端末10の受信装置12にお
いて受信され、復調される。そして、復調された信号
(パッケージオブジェクト)は、光磁気ディスク、磁気
ディスク等の記録媒体14に一旦記録される。
【0029】そして、使用者は、必要に応じて、キーボ
ード、マウス、ペン、タブレット等により構成される入
力デバイス15から所定の指令を入力し、記録媒体14
に記録された所定の番組を読み出させ、表示装置13に
表示させる。
【0030】パッケージオブジェクトは、視聴者が実時
間で視聴すると、1日分のデータを含んでいるが、圧縮
されて伝送されるため、伝送に必要な時間は、例えば1
0数分等、極めて短い時間となる。
【0031】この実施例においては、番組データおよび
プログラムはオブジェクト化され、任意の数のオブジェ
クトにより構成される。
【0032】図2は、番組オブジェクトの構成を概念的
に表している。即ち、いま、例えば番組オブジェクトP
がインタラクティブドラマの番組であるとすると、この
番組オブジェクトPは、ストーリオブジェクトSと、C
Mオブジェクトxとにより構成されている。
【0033】このストーリオブジェクトSは、シーンオ
ブジェクトA乃至EおよびCMオブジェクトyにより構
成されている。
【0034】そして、例えばシーンオブジェクトAは、
ビデオオブジェクトAとメッセージオブジェクトAから
構成されており、メッセージオブジェクトAは、ナレー
ションオブジェクトAとテキストオブジェクトAにより
構成されている。
【0035】また、CMオブジェクトxは、ビデオオブ
ジェクトxと商品選択オブジェクトにより構成されてお
り、商品選択オブジェクトは、関係番組検索オブジェク
トl,m,nを有している。
【0036】図3は、このような番組オブジェクトを再
生するプログラムオブジェクトの概念図を表している。
同図に示すように、基本的プログラムオブジェクトとし
て、プレーヤオブジェクトが受信端末10側に予め用意
されている(正確には、後述するように、必要に応じて
生成される)。このプレーヤオブジェクトは、各種の番
組オブジェクトのうち、例えば、番組オブジェクト1あ
るいは番組オブジェクト2の再生が指令されると、記憶
管理部21、プロセス管理部22、データ蓄積管理部2
3、通信サブシステム24などのうち、必要な部分を制
御し、再生処理を実行する。その詳細については、図1
1のフローチャートを参照して後述する。
【0037】図4は、このようにして再生される番組オ
ブジェクトのフォーマットを表している。同図に示すよ
うに、番組オブジェクトは、ヘッダ部、クラス定義部、
およびオブジェクトデータ部により構成される。
【0038】ヘッダ部は、オブジェクトヘッダ、番組I
D、番組名、バージョン、オブジェクト辞書により構成
される。
【0039】オブジェクトヘッダは、番組オブジェクト
のオブジェクトID、オブジェクト名、クラスID、プ
ライオリティ、容量により構成される。
【0040】番組IDは、この番組オブジェクトを特定
するIDであり、番組名は、その名称である。バージョ
ンは、この番組オブジェクトを変更したような場合、い
つの時点のものであるのかを表す。また、オブジェクト
辞書は、オブジェクトデータ部に配置されている所定の
オブジェクトにアクセスするためのデータが配されてい
る。
【0041】各オブジェクトは、1つのクラスに属し、
クラス定義は、オブジェクトの枠組を与えている。具体
的には、そのクラスに属する全てのオブジェクトが共通
に有する変数とメソッド(プログラム)がクラス定義部
に配される。即ち、クラス定義部は、任意の数のクラス
定義から構成される。クラス定義は、クラスID、クラ
ス名、スーパクラスID、変数定義、メソッド辞書、お
よびメソッドより構成される。
【0042】クラスIDとクラス名は、そのクラスを特
定するIDと名称を表している。また、スーパクラスI
Dは、このクラスの上位のクラスを表している。スーパ
クラス(上位のクラス)から見た下のクラスは、サブク
ラスと称される。
【0043】変数定義は、このクラス定義中のメソッド
(プログラム)において用いられる変数を定義するもの
である。
【0044】また、メソッドには、プログラムが中間コ
ード(文字列データからなるソースプログラムから生成
した中間コード)として記録されている。このように、
中間コードにすることで、実行時の処理効率の向上と、
データ量の圧縮が可能となる。メソッド辞書は、メソッ
ドに配置されている各メソッド(プログラム)にアクセ
スするためのデータが配置される。
【0045】このクラス定義部には、その番組オブジェ
クトに含まれる拡張されたクラスの定義がまとめて記述
される。後述する基本クラスライブラリ121に存在す
るクラス定義は、ここに記述する必要がない。従って、
その番組オブジェクトに含まれるオブジェクトが、全て
基本クラスのインスタンスであれば、クラス定義部は不
要となる。
【0046】オブジェクトデータ部は、任意の数のオブ
ジェクトにより構成される。各オブジェクトは、オブジ
ェクトヘッダと変数値とにより構成される。オブジェク
トヘッダは、オブジェクトID、オブジェクト名、クラ
スID、プライオリティ、容量により構成される。オブ
ジェクトIDとオブジェクト名は、このオブジェクトを
特定するIDと名称を表す。クラスIDは、このオブジ
ェクトが属するクラスを表している。また、プライオリ
ティは、再生の順位を表しており、この実施例の場合、
0乃至3のいずれかの数値が与えられる。数値が大きい
ほど、優先度が高いことを表している。
【0047】また、容量は、そのオブジェクトが有する
データの容量を表している。
【0048】変数値は、素材データ自体である。また、
この変数値には、制御データも含まれる。
【0049】さらに、任意の数の番組オブジェクトによ
りパッケージオブジェクトが構成される。図4の実施例
の場合、3つの番組オブジェクトにより、1つのパッケ
ージオブジェクトが構成されている。
【0050】パッケージオブジェクトは、ヘッダ部、ク
ラス定義部、および番組オブジェクトデータ部により構
成される。
【0051】ヘッダ部の先頭には、オブジェクトヘッダ
が配置される。このオブジェクトヘッダにも、オブジェ
クトID、オブジェクト名、クラスID、プライオリテ
ィ、容量がそれぞれ配置される。
【0052】また、オブジェクトヘッダの次には、パッ
ケージIDとパッケージ名が配置される。これらは、こ
のパッケージオブジェクトのIDと名称を表すものであ
る。
【0053】また、その次には、このパッケージオブジ
ェクトが生成された日付とバージョンが配置される。さ
らにその次には、番組インデックスが配置される。この
番組インデックスは、番組オブジェクトデータ部に配置
されている(この実施例の場合、3つの)番組オブジェ
クトのオブジェクトデータ部にアクセスするためのデー
タが配置されている。
【0054】クラス定義部には、このパッケージオブジ
ェクトにまとめられた3つの番組オブジェクトのクラス
定義部に記述されているクラス定義が記録される。各番
組オブジェクトのクラス定義部において、重複する部分
は適宜省略される。そして、このクラス定義部は、上述
したように、中間コードで記述される。
【0055】さらに、番組オブジェクトデータ部は、こ
のパッケージオブジェクトにまとめられる番組オブジェ
クトのヘッダ部とオブジェクトデータ部が配置される
(即ち、クラス定義部以外の部分が配置される)。
【0056】図5は、図1におけるオーサリングシステ
ム1iの構成例を示している。テキストデータ、イメー
ジデータ、音声データ、動画像データ等により構成され
る素材データは、外部入出力管理部31を介して、デー
タ変換部32に入力される。データ変換部32は、入力
された素材データを、各メディア毎に、システムの内部
処理用のデータフォーマットに変換する。例えばイメー
ジデータの場合、GIF、TIFF、XWD等のフォー
マットに変換される。また、動画像データの場合、例え
ば、MPEGフォーマット等に変換される。変換された
データは、データ蓄積管理部33を介して、磁気ディス
ク(HD)、光磁気ディスクなどよりなる二次記憶装置
34に記憶される。
【0057】編集処理部35は、このように二次記憶装
置34に記憶されたデータを適宜読み出し、上述した番
組オブジェクトを編集する(オーサリング処理を行
う)。
【0058】主なオーサリング過程としては、画面構成
のデザイン、レイアウト、時間経過やユーザの操作に従
った表示や音声の変化の定義(同期設定)、これらに伴
う処理プログラムのプログラミング(アクション定義)
等がある。これらの過程は、素材データを編集処理部3
5から表示/再生管理部42に供給し、画像データは表
示装置43に出力、表示させ、音声データはスピーカ4
4に出力して、適宜モニタして行われる。上述したよう
に、番組オブジェクトは、基本的に番組データとプログ
ラムとから構成される。プログラムや一部の素材データ
などは、入力デバイス38を操作して入力される。この
プログラムは、操作管理部37より編集処理部35に入
力される。編集処理部35でプログラムされた文字列か
らなるソースプログラムは、中間コードコンパイラ36
により中間コードに変換される。
【0059】編集処理部35は、素材データから生成し
た番組データとプログラムとを番組オブジェクトとして
まとめる処理を行う。そして、製作途中段階の番組オブ
ジェクトは、表示装置43とスピーカ44より適宜出力
される。即ち、編集処理部35は、操作管理部37を介
して、再生サブシステム39に、製作途中段階の番組オ
ブジェクトの番組データを供給する。また、プログラム
は、中間コードコンパイラ36により中間コードに変換
されて、再生サブシステム39に供給される。
【0060】再生サブシステム39は、供給された番組
データとプログラムを、記憶管理部40を介して主記憶
41に適宜記憶させる。そして、記憶されたプログラム
に従って番組データを処理し、表示/再生管理部42
に、表示/再生コマンドとともに番組データを出力し、
画像を表示装置43に、音声をスピーカ44に出力させ
る。このようにして、製作途中段階の番組オブジェクト
を適宜モニタすることができる。
【0061】尚、動画像データとそれに対応する音声デ
ータのように、時間軸を持ち、同期をとって連続的に出
力されるべきデータは、受信端末10上での記録媒体か
らの読み出しが同期処理に遅れることのないように、イ
ンタリーブ処理される。
【0062】以上のようにして作成された番組オブジェ
クトは、データ蓄積管理部33を介して二次記憶装置3
4に記憶される。
【0063】以上のオーサリング処理をフローチャート
にまとめると、図6に示すようになる。即ち、最初にス
テップS1において、外部入出力管理部31によりデー
タの取り込み処理が行われる。そして次にステップS2
に進み、データ変換部32においてフォーマット変換が
行われ、データ蓄積管理部33を介して二次記憶装置3
4に記憶される。
【0064】次にステップS3に進み、二次記憶装置3
4に記憶したデータの読み出しが行われる。さらにステ
ップS4に進み、編集処理部35においてオーサリング
処理が実行される。そして、オーサリング処理が完了し
たとき、ステップS5に進み、作成した番組オブジェク
トが二次記憶装置34に記憶される。
【0065】尚、再生サブシステム39の処理は、基本
的に受信端末10において行われる処理であるため、そ
の詳細は、図9の再生サブシステム104の動作に関連
して、後に詳述する。
【0066】このように、編集処理は、製作者からの指
示を入力デバイス38から操作管理部37を介して入力
し、この指示に従って各種のオブジェクト(番組オブジ
ェクトやこれを構成するメディアデータ、プログラム
等)を生成、改編する処理である。
【0067】図7は、図1の番組編成システム2の構成
例を示している。この番組編成システム2は、図5に示
したオーサリングシステム1iと基本的に同様の構成と
されている。即ち、オーサリングシステム1iの外部入
出力管理部31乃至スピーカ44に対応して、外部入出
力管理部61乃至スピーカ74を有している。そして、
この他に、番組編成システム2は、番組編成処理部81
を有している。
【0068】即ち、この番組編成システム2は、図5に
示したオーサリングシステム1iと全く同様にオーサリ
ング処理を実行する他、任意の数の番組オブジェクト
を、1つのパッケージオブジェクトにまとめる編集処理
を実行することができるようになされている。この処理
が、番組編成処理部81において、例えば図8のフロー
チャートに示すように行われる。
【0069】最初にステップS11において、任意の数
の番組オブジェクトの取り込み、記憶処理が行われる。
即ち、番組編成処理部81は、1つのパッケージオブジ
ェクトにまとめるべき番組オブジェクトを、外部入出力
管理部61から取り込み、二次記憶装置64に記憶させ
る。次にステップS12に進み、パッケージオブジェク
トのヘッダ生成処理を実行する(図4)。
【0070】さらにステップS13に進み、1つのパッ
ケージオブジェクトとして生成するとき、そのパッケー
ジオブジェクトを構成する各番組オブジェクトが矛盾し
たり、無駄が発生しないように、整合処理を実行する。
例えば、複数の番組オブジェクトに共通するクラス定義
が存在するような場合においては、重複するクラス定義
を削除する。また、オブジェクトID、クラスID、名
称等の重複を回避する処理を行う。そしてステップS1
4に進み、完成したパッケージオブジェクトを二次記憶
装置64に記憶させる。
【0071】図9は、図1の受信端末10の構成例を表
している。受信アンテナ11で受信した信号(パッケー
ジオブジェクト)が放送受信サブシステム100に入力
され、復調された後、データ蓄積管理部101を介し
て、磁気ディスク(ハードディスク)14A、光磁気デ
ィスク14Bなどよりなる記録媒体14を有する二次記
憶装置102に記憶される。また、この二次記憶装置1
02には、外部入出力管理部103を介して、適宜デー
タやプログラムが記憶され、また、読み出されるように
なされている。
【0072】再生サブシステム104は、仮想機械と称
される共通化可能な処理系であり、通常ソフトウエアに
より構成される部分であり、便宜上、ローダ122、基
本クラスライブラリ121、資源・安全性管理部12
3、プロセス(スレッド)管理部124、中間コードイ
ンタープリタ125、および同期管理部126の機能ブ
ロックにより表されている。
【0073】基本クラスライブラリ121には、当該再
生サブシステム104の基本機能、様々な番組オブジェ
クトやその他のオブジェクトに共通に利用されるクラス
が集められ、中間コードで記述されている。この基本ク
ラスライブラリ121に記述されているクラスに属する
オブジェクトを使う場合、そのクラス定義を送信する必
要はなく、そのクラスIDを指定するだけでよい。番組
オブジェクトやパッケージオブジェクト自体のクラス定
義も、ここに記述されている。
【0074】即ち、この基本クラスライブラリ121
は、プログラムのうち、基本的プログラムオブジェクト
が予め記憶されている部分である。この基本的プログラ
ムオブジェクトは、例えばフロッピィディスク等の記録
媒体に記録し、各家庭に予め配送し、記憶させたり、あ
るいは、放送センタとの契約が成立した直後において、
放送センタから受信端末10に対して配信しておくよう
にすることが可能である。
【0075】ローダ122は、二次記憶装置102に記
憶されたパッケージオブジェクトのプログラム(中間コ
ード)を、資源・安全性管理部123と記憶管理部10
6を介して主記憶107にロードするためのものであ
り、このとき、主記憶107に、既にローディングされ
ているコード(例えば、基本クラスライブラリ121に
記憶されている基本クラスのコードや、ユーザが作成し
たユーザオブジェクトのコード)が存在する場合、その
コードと中間コードとの間の対応関係を表すテーブルを
作成する。
【0076】資源・安全性管理部123は、二次記憶装
置102に記憶されているデータが破壊されたり、ある
いは、許可を得ていない者が二次記憶装置102、主記
憶107などに記憶されているデータにアクセスするこ
とや、プロセス管理部124にリクエストを出すことを
禁止する処理などを実行する部分である。また、所定の
オブジェクトによるデータ破壊、改変、CPUタイマの
占有を防ぐ。
【0077】また、プロセス管理部124は、主記憶1
07に記憶されたプログラムに従って、メインプロセ
ス、タイマプロセス、再生プロセス等の各種のプロセス
を実行、管理せしめる部分である。中間コードインター
プリタ125は、基本クラスライブラリ121に記憶さ
れているプログラム、あるいはローダ122よりロード
されたプログラムの中間コードを、逐次的に、解釈、実
行する部分である。また、同期管理部126は、音声デ
ータと動画像データなどのように、時間的に同期して出
力することが必要なデータを管理する部分であり、中間
コードインタープリタ125からの要求に応じて、時間
経過に従った複数メディアオブジェクトの同期スケジュ
ーリングを事前に行い、システムクロックを基に、各メ
ディアオブジェクトへ再生開始、停止、スロー、倍速な
どのメッセージを送り、同期制御を行う。
【0078】尚、図中ハッチングを施して示した資源・
安全性管理部123、プロセス管理部124、および同
期管理部126が、ハードウエア毎に異なる構成となる
部分であり、ハッチングを施していない基本クラスライ
ブラリ121、ローダ122、および中間コードインタ
ープリタ125は、ハードウエアの種類にかかわりな
く、共通に構成することができる部分である。
【0079】即ち、ハッチングを施した各部と、中間コ
ードインタープリタ125の下位の部分が、ハードウエ
アやOSに依存する部分なので、この部分を適当なもの
に選択すれば、プログラムは中間コードで記述されるた
め、各種の端末装置上にソフトウエアによって、図9に
示す再生サブシステム104を実現することができる。
【0080】通信サブシステム105は、資源・安全性
管理部123の管理下にあり、所定の伝送路を介して、
他の受信端末あるいは放送センタと各種のデータを授受
するとき用いられる。システムクロック発生回路109
は、システムクロックを発生し、プロセス管理部124
と同期管理部126に供給している。
【0081】また、表示/再生管理部110は、同期管
理部126あるいは中間コードインタープリタ125よ
り供給されるデータのうち、画像データを表示装置13
に出力し、音声データをスピーカ111に出力するよう
になされている。
【0082】このように、データとプログラムのフォー
マット化(図4)を行うとともに、プログラムを中間コ
ードとして、その処理系を仮想機械とすることで、専用
の受信装置に限らず、パソコン、その他の情報端末を、
本実施例における受信端末10として用いることが可能
となる。
【0083】次に、その動作について説明するが、その
前に、図10を参照して、この受信端末10が実行する
3つのプロセスの関係について説明する。受信端末10
は、メインプロセス(図11および図12)の処理と、
タイマプロセス(図21)の処理を、例えば電源をオン
したとき、常に実行するようになされている。このメイ
ンプロセスには、再生すべきオブジェクトを管理するた
めのデータを記録する再生キューが内蔵されている。
【0084】そして、再生プロセスは、メインプロセス
により必要に応じて生成され、所定のタイミングで、起
動、中断、停止、終了の処理が指令される。また、再生
プロセスは、処理を終了したとき、その終了メッセージ
をメインプロセスに出力するようになされている。この
再生プロセスは、再生プロセス1、再生プロセス2、あ
るいは優先再生プロセス1など、適宜所定のものが、必
要に応じて生成されるようになされている。
【0085】次に、図11および図12を参照して、メ
インプロセスの処理について説明する。最初にステップ
S21において、中間コードインタープリタ125は、
ローダ122を制御し、受信アンテナ11で受信し、二
次記憶装置102に記憶したパッケージオブジェクトの
ヘッダ部とクラス定義部(図4)をローダ122により
読み出させ、資源・安全性管理部123、記憶管理部1
06を介して主記憶107にロードさせる。
【0086】次にステップS22に進み、パッケージオ
ブジェクトの番組オブジェクトデータ部内の1つの番組
オブジェクトのヘッダ部(図4)を読み込む。パッケー
ジオブジェクトには、プライオリティの値が大きい順に
番組オブジェクトが格納されており、各番組オブジェク
トのヘッダ部は、格納順に読み出される。そしてステッ
プS23に進み、ステップS22において読み込んだヘ
ッダ部から、プライオリティを読み込む。上述したよう
に、このプライオリティには、0,1,2または3のい
ずれかの値が配されている。プライオリティが3のデー
タは、緊急時における番組、あるいは放送センタが各視
聴者に対して確実に視聴してもらいたい番組に対して付
与されているものである。
【0087】ステップS24において、ステップS23
で読み込んだプライオリティが3であるか否かが判定さ
れ、3ではないと判定されたとき、ステップS25に進
み、そのパッケージオブジェクトを構成する他の番組オ
ブジェクトのヘッダ部の読み込みが終了したか否かが判
定され、まだ読み込んでいない番組オブジェクトが存在
する場合は、ステップS22に戻り、それ以降の処理が
同様に繰り返される。
【0088】ステップS24において、読み込んだプラ
イオリティが3であると判定された場合、ステップS2
6に進み、優先プレーヤオブジェクトを生成する。即
ち、これにより、図10に示すように、メインプロセス
から優先再生プロセスの基礎となる優先プレーヤオブジ
ェクト(そのクラスは、基本クラスライブラリ121に
含まれている)が生成される。
【0089】即ち、優先プレーヤオブジェクトのクラス
定義に従って、主記憶107上の必要な領域が確保さ
れ、その中に、各変数領域を配置し、それぞれの変数値
に当たる実データを二次記憶装置102より読み出し、
主記憶107にロードして、インスタンシェートを行
う。また、同時に、初期化メソッドなど、必要な処理が
行われる。尚、大量で、表示/再生時においてのみ必要
な各メディアの内容データは、インスタンシェート時で
はなく、その後の表示/再生メソッドの起動時に、二次
記憶装置102から読み出される。
【0090】次にステップS27に進み、タイマプロセ
スにセットメッセージを出力する。プライオリティ3の
番組は、後述するように、所定時間毎に自動的に表示さ
せるようにする。タイマプロセスの詳細な処理は、図2
1を参照して後述するが、タイマプロセスは、メインプ
ロセスからこのセットメッセージを受信したとき、プラ
イオリティ3の番組を自動的に表示する時間間隔の設定
処理を、そのステップS183で行うことになる。
【0091】次にステップS28に進み、再生プロセス
生成処理を実行する。この再生プロセス生成処理の詳細
は、図13に示されている。
【0092】即ち、最初にステップS61において、当
該プレーヤオブジェクト(いまの場合、優先プレーヤオ
ブジェクト)を基に、新規の再生プロセスを、READ
Y状態で生成する。即ち、いまの場合、優先プレーヤオ
ブジェクトからREADY状態の優先再生プロセスを生
成する。これにより、図10に示すように、メインプロ
セスからの生成指令に対応して、優先再生プロセスが生
成されたことになる。
【0093】また、このとき、時間割当を管理するカウ
ンタWC(図17のステップS134乃至S136で用
いられる)と、経過時間を管理するカウンタCC(図1
9のステップS164,S165,S167,S168
において用いられる)が、0に初期設定される。
【0094】次にステップS62に進み、再生キューセ
ット処理を実行する。この再生キューセット処理の詳細
は、図14に示されている。
【0095】即ち、ステップS81において、当該番組
オブジェクトのプライオリティを評価する。いまの場
合、プライオリティは3であり、最も優先度が高い値と
なっている。
【0096】次にステップS82に進み、再生プロセス
のIDを適切なキュー位置にセットする。
【0097】即ち、メインプロセスは、図15に示すよ
うな再生キューを生成、保持しており、プライオリティ
が高い順に、いま生成されている再生プロセスのリスト
を生成する。いまの場合、プライオリティ3の優先再生
プロセスが生成されたので、最も読み出し順位が早い位
置に、この優先再生プロセスのID(08247)がセ
ットされる。
【0098】このような再生キューセット処理が終了し
た後、図11のステップS28に戻り、ステップS28
からステップS25に進む。
【0099】そしてステップS25において、パッケー
ジオブジェクトの番組オブジェクトデータ部に、まだヘ
ッダ部を読み取っていない番組オブジェクトがあるか否
かを判定し、読み取っていない番組オブジェクトがまだ
存在する場合においては、ステップS22に戻り、同様
の処理を実行して、その番組オブジェクトのヘッダ部を
読み込む。
【0100】以上のようにして、パッケージオブジェク
トに含まれる全ての番組オブジェクトのヘッダ部の読み
込みが完了したとステップS25において判定された場
合、ステップS29に進み、番組選択メニュー表示処理
を実行する。即ち、中間コードインタープリタ125
は、表示/再生管理部110を制御し、表示装置13に
番組選択メニューを表示させる。
【0101】この番組選択メニューは、デフォルトのプ
ログラムに従って番組を選択するか、あるいは、ユーザ
が定義した番組選択方法(ユーザオブジェクト)に従っ
て番組を選択するかの選択のための表示である。使用者
は、インタラクティブ機能を果たす入力デバイス15を
操作して、そのいずれかを選択して、デフォルトまたは
ユーザ定義のいずれか一方の番組選択方法に応じて、番
組を選択することができるようになされている。
【0102】デフォルトを選択すると、後述するよう
に、プライオリティに従って各番組オブジェクトが順次
再生されることになる。これに対して、ユーザ定義を選
択すると、そのユーザが、例えばドラマを指定していれ
ば、受信した番組オブジェクトのうち、ドラマの番組だ
けが選択され、表示されることになる。
【0103】次にステップS30に進み、再生キューが
空であるか否かが判定される。再生キューが空でない場
合、例えば、上述したように、プライオリティ3の番組
オブジェクトが存在する場合、ステップS28の再生プ
ロセス生成処理において実行したステップS62の再生
キューセット処理により、再生キューに所定の再生プロ
セスIDがセットされているため、再生キューは空では
ないことになる。このような場合、ステップS37にお
いて、再生キュー評価処理が実行されることになる。こ
の再生キュー評価処理の詳細は、図16に示されてい
る。
【0104】即ち、最初にステップS101において、
再生中の再生プロセスが存在するか否かが判定される。
現在再生中の再生プロセスが存在する場合においては、
ステップS102に進み、再生キューの先頭の再生プロ
セス(次に再生予定の再生プロセス)のプライオリティ
が、いま再生中の再生プロセスのプライオリティより高
いか否かが判定される。
【0105】上述したように、プライオリティ3の番組
が存在する場合においては、再生キューの先頭にはプラ
イオリティ3の再生プロセスのIDがセットされてい
る。従って、現在再生中の再生プロセスが、2以下のプ
ライオリティを有するものである場合、ステップS10
3に進み、再生中の再生プロセスに中断メッセージが出
力される。即ち、図10に示すように、メインプロセス
から再生プロセスに、中断のメッセージが出力される。
図17を参照して後述するように、再生プロセスは、メ
インプロセスからこの中断メッセージを受信したとき、
ステップS125において、状態変数をRUNからWA
ITに変更する。即ち、表示のための処理時間の割当
を、ここでは1/20にすることになる。
【0106】次にステップS103からステップS10
4に進み、再生キューセット処理を実行する。上述した
ように、この再生キューセット処理は、図14に示され
ている。
【0107】即ち、ステップS81において、当該番組
オブジェクト、即ち、現在再生中の再生プロセスのプラ
イオリティを評価し、ステップS82において、その評
価に対応する適切なキューに、現在再生中の再生プロセ
スのIDをセットする。
【0108】後述するように、再生プロセスの処理を実
行(再生)するには、この再生キューに、再生プロセス
のIDをセットする必要があるのであるが、再生処理が
開始されると、その再生プロセスのIDは、再生キュー
から除去される(ステップS106)。このため、中断
した(表示処理時間の割当を減少させた)再生プロセス
を再度実行できるようにする(通常の表示処理時間の割
当に戻す)ために、現在再生中(遅い表示速度で表示
中)の再生プロセスのIDを、再び再生キューにセット
するようにするのである。
【0109】このように、再生キューセット処理が終了
した後、あるいはまた、ステップS101において、現
在再生中の再生プロセスが存在しないと判定された場
合、次にステップS105に進み、再生キューの先頭の
再生プロセスに起動メッセーシを出力する。即ち、図1
0に示すように、メインプロセスから再生プロセスに起
動メッセージが出力される。図17を参照して後述する
ように、再生プロセスは、この起動メッセージを受信し
たとき、ステップS122において、変数READYま
たはWAITをRUNに変更する。即ち、未表示(RE
ADY)または遅い速度で表示中(WAIT)の再生プ
ロセスを、通常の速度(RUN)の表示にする。
【0110】ステップS105の次に、ステップS10
6に進み、ステップS105で起動メッセージを出力し
た再生プロセスのIDを、再生キューから除去する。
【0111】ステップS102において、再生キューの
先頭の再生プロセスのプライオリティが、再生中の再生
プロセスのプライオリティと等しいか、それより小さい
と判定された場合においては、ステップS103乃至S
106の処理は、スキップされる。即ち、再生中の再生
プロセスが存在し、そのプライオリティの方が、再生キ
ューの先頭の再生プロセスのプライオリティと等しい
か、それより高い場合においては、再生中の再生プロセ
スを優先すべきであるので、特別の処理を実行しないの
である。
【0112】図12のステップS30において、再生キ
ューが空であると判定された場合、あるいはまた、ステ
ップS37において、再生キュー評価処理が完了した
後、ステップS31に進み、タイマからアラームが発生
されたか否かが判定される。即ち、上述したように、ス
テップS27において、メインプロセスからタイマプロ
セスにセットメッセージを出力すると、タイマプロセス
は、図21のステップS185において、所定の時間を
計時したとき、メインプロセスへアラームメッセージを
出力する。これにより、図10に示すように、タイマプ
ロセスからメインプロセスへアラームメッセージが出力
される。
【0113】このことは、プライオリティ3の番組を、
周期的(定期的)に表示すべき時間になったことを表し
ている。従って、この場合においては、ステップS31
からステップS38に進み、アラームのあった再生プロ
セスIDについて、再生キューセット処理が行われる。
【0114】即ち、図14のステップS81において、
アラームのあった再生プロセスID(プライオリティが
3の再生プロセスID)を評価し、ステップS82にお
いて、適切なキュー位置に、その再生プロセスのIDを
セットする。プライオリティが3なので、通常、より順
位の早い位置にセットされる。
【0115】ステップS31において、タイマからのア
ラームが受信していないと判定された場合、あるいは、
ステップS38における再生キューセット処理が終了し
た後、ステップS32に進み、ステップS29において
表示した番組選択メニューから、ユーザが番組の選択を
したか否かが判定される。
【0116】ユーザが再生を行いたい番組を選択したと
判定された場合、ステップS39に進み、プレーヤオブ
ジェクトが生成される。そして、ステップS40に進
み、図13に示す再生プロセス生成処理が実行される。
即ち、ステップS39で生成したプレーヤオブジェクト
を基に、ステップS61で新規の再生プロセスをREA
DY状態で生成し、ステップS62において、図14に
示した再生キューセット処理を実行する。
【0117】図14のステップS81で、いま生成した
再生プロセスのプライオリティを評価し、ステップS8
2において、そのプライオリティに対応するキュー位置
に、その再生プロセスのIDをセットする。これによ
り、ユーザが選択したプレーヤオブジェクトに対応する
再生プロセスのIDが、再生キューにセットされたこと
になる。
【0118】図12のステップS32において、ユーザ
の番組選択指定がなされていないと判定された場合、あ
るいは、ステップS40の再生プロセス生成処理が終了
したとき、次にステップS33に進み、ユーザが停止指
令を発生したか否かが判定される。ユーザが停止指令を
発生したとき、ステップS41に進み、該当する再生プ
ロセスに停止メッセージを出力する。即ち、図10にお
いて、メインプロセスから再生プロセスに停止メッセー
ジが出力されることになる。
【0119】再生プロセスにおいては、図17に示すよ
うに、この停止メッセージを受信したとき、ステップS
128において、変数RUNをREADYに変更する。
即ち、通常速度で表示している再生処理を停止させる。
番組が終了する以前に、ユーザが途中で番組を停止した
場合であるから、後で再びこの番組を途中から再生する
ことができるようにするため、次にステップS42に進
み、図14に示す再生キューセット処理を実行する。即
ち、いま、再生中の再生プロセスを再び再生できるよう
に、再生キューにセットするのである。
【0120】ステップS33において、ユーザが停止指
令を発生していないと判定されたとき、または、ステッ
プS42において、再生キューセット処理が完了したと
き、次にステップS34に進み、ユーザが番組終了指令
を発生したか否かが判定される。ユーザが番組終了指令
を発生したとき、ステップS43に進み、該当する再生
プロセスに終了メッセージを出力する。即ち、図10に
おいて、メインプロセスから再生プロセスに終了メッセ
ージが出力されたことになる。再生プロセスは、図17
に示すように、この終了メッセージを受信したとき、プ
ライオリティが3であれば、ステップS131におい
て、変数RUNをREADYに変更し、再生処理を終了
させる。
【0121】ステップS43の次にステップS44に進
み、再生プロセスを起動したメモリを開放するなどの必
要な後処理Aを行った後(例えば、再生プロセスがプラ
イオリティ3の場合、メモリ開放はまだ行わない)、ス
テップS36に進む。
【0122】尚、ユーザが番組終了を指令した場合、番
組を途中で停止するのではなく、再生処理そのものを終
了させるのであるから、この場合においては、現在再生
中の再生プロセスを再生キューに再度セットする処理は
実行されないことになる。
【0123】ステップS34において、ユーザが番組終
了指令を発生していないと判定された場合、ステップS
35に進み、再生プロセスから終了メッセージが受信さ
れたか否かが判定される。後述するように、プライオリ
ティ3の再生プロセスは、番組再生が終了したとき、図
18のステップS140において、終了メッセージを出
力する。即ち、図10において、再生プロセスからメイ
ンプロセスに終了メッセージが出力されたことになる。
メインプロセスは、ステップS35において、この終了
メッセージを受信したとき、ステップS45に進み、必
要な後処理Bを行った後(ここでは、プライオリティ3
の再生プロセスのメモリも開放される)、ステップS3
6に進む。
【0124】ステップS35において、再生プロセスか
ら終了メッセージが受信されていないと判定された場
合、あるいは、ステップS44の後処理A、ステップS
45の後処理Bが終了したとき、ステップS36に進
み、視聴の終了が指令されているか否かが判定され、終
了されていなければ、ステップS30に戻り、それ以降
の処理を繰り返し実行する。そして、視聴の終了が指令
されたと判定された場合、ステップS46に進み、終了
処理を実行して、処理を終了する。
【0125】次に、図17と図18を参照して、再生プ
ロセスの処理について説明する。最初にステップS12
1において、メインプロセスから起動メッセージを受信
したか否かが判定される。上述したように、この起動メ
ッセージは、図12のステップS37の再生キュー評価
処理(図16のステップS105)において発生され
る。起動メッセージが受信されていると判定された場
合、ステップS122に進み、変数がREADYであれ
ば、これをRUNに、あるいはWAITであれば、これ
をRUNに、それぞれ変更する。READYは、再生が
されていない状態を表し、WAITは、時間割当が少な
い状態で再生処理が行われている状態であることを表し
ている。再生プロセスは、変数をRUNに変更すると、
通常の速度での再生処理が開始されることになる。
【0126】即ち、変数がRUNになると、ステップS
133とステップS137の状態判定において、NOと
判定され、ステップS138の再生処理が行われ(その
詳細は、図19を参照して後述する)、ステップS13
9からステップS121に戻り、以下同様の処理が繰り
返されて、通常の速度の表示が行われる。
【0127】ステップS121において、起動メッセー
ジを受信していないと判定された場合、またはステップ
S122の変数変更処理が実行されたとき、次にステッ
プS123に進み、中断メッセージが受信されているか
否かを判定する。上述したように、この中断メッセージ
は、図12のステップS37(図16のステップS10
3)において発生される。
【0128】中断メッセージが受信されたと判定された
場合、ステップS124に進み、現在の再生位置を保持
し、さらにステップS125に進み、変数RUNをWA
ITに変更するとともに、カウンタWCを0にリセット
する。即ち、現在の再生位置より、通常の再生速度(時
間割当が1)である再生状態から、時間割当が1/20
である再生状態に変更される。そして、時間割当を1/
20に設定するためのカウンタWCが0に初期設定され
る。
【0129】ステップS123において、中断メッセー
ジが受信されていないと判定された場合、およびステッ
プS125における変数変更処理が実行された後、次に
ステップS126に進み、停止メッセージが受信されて
いるか否かが判定される。この停止メッセージは、図1
2のメインプロセスのステップS41において発生され
る。停止メッセージが受信されたと判定された場合、ス
テップS127に進み、現在の再生位置が保持される。
これにより、以後、所定のタイミングにおいて、再生を
一旦停止した位置から、再度再生が可能なようになされ
る。そして、ステップS128に進み、変数RUNをR
EADYに変更する。即ち、通常の速度の再生動作が停
止される。
【0130】ステップS126において、停止メッセー
ジが受信されていないと判定された場合、あるいはステ
ップS128において、変数の変更が完了したとき、ス
テップS129に進み、終了メッセージが受信されてい
るか否かが判定される。この終了メッセージは、図12
のメインプロセスのステップS43において発生され
る。
【0131】終了メッセージが受信されたと判定された
場合、ステップS130に進み、自分(再生プロセス)
は、優先再生プロセスであるか否かが判定される。即
ち、プライオリティが3の再生プロセスであるか否かが
判定される。
【0132】ステップS130において、自分は、優先
再生プロセスではないと判定されたとき、ステップS1
41に進み、自分の再生プロセスの終結処理を行って、
メモリを開放する処理を実行する。そして、再生プロセ
ス処理を終了させる。
【0133】プライオリティが3の再生プロセスである
場合においては、ステップS130からステップS13
1に進み、変数RUNをREADYに変更し、再生動作
を停止する。そしてステップS132に進み、画面表示
を消去し、ステップS133に進む。即ち、ユーザが終
了を指令したので、優先再生プロセスであったとして
も、再生を終了させるのである。
【0134】しかしながら、自分が優先再生プロセスで
あるので、終了メッセージを受信したとしても、再生は
終了させるが、処理は終了させずに、ステップS133
以降の処理を実行することになる。
【0135】ステップS129において、終了メッセー
ジを受信していないと判定されたとき、あるいはステッ
プS132において、画面表示消去指令を実行した後、
次にステップS133に進み、現在の再生モードがWA
ITであるか否かが判定される。即ち、1/20の時間
割当の表示状態であるか否かが判定される。
【0136】ステップS130において、自分が優先再
生プロセスであると判定された場合、ステップS131
に進み、モードがRUNからREADYに変更されてい
る。この場合においては、ステップS133において、
NOと判定され、ステップS137に進み、ステップS
137において、YESと判定され、ステップS121
に戻る。そして、それ以降の処理が繰り返し実行され
る。
【0137】そして、上述したように、タイマプロセス
が所定の時間を計時したとき、アラームメッセージをメ
インプロセスに出力する(図21のステップS18
5)。メインプロセスは、このアラームメッセージを受
信したとき、図12のステップS38において、そのア
ラームのあった再生プロセスのIDを再生キューにセッ
トする。これにより、ステップS30において、再生キ
ューが空でないと判定されるため、ステップS37に進
み、再生キュー評価処理が実行され、図16のステップ
S105において、その再生キューの先頭の再生プロセ
スに起動メッセージが出力される。
【0138】この起動メッセージが、図17の再生プロ
セス(画面は消去しているが、処理は終了していない)
のステップS121において受信され、ステップS12
2において、READYがRUNに変更される。即ち、
終了メッセージを受信し、再生が終了された優先再生プ
ロセスが、一定時間経過後、再生すべき時間に達したと
き、再び再生されることになる。
【0139】一方、ステップS125において、変数が
WAITに変更され、通常の表示時間割当の1/20の
状態で表示が行われている場合においては、ステップS
133からステップS134に進み、ステップS12
5、または図13のステップS61において、0に初期
設定したカウンタWCが20以上であるか否かを判定す
る。
【0140】カウンタWCが20未満であると判定され
た場合においては、ステップS135に進み、カウンタ
WCを1だけインクリメントし、ステップS121に戻
る。そして、ステップS121,S123,S126,
S129を介して、再びステップS133に進み、再生
モードがWAITであるか否かが判定される。そして再
生モードがWAITであれば、ステップS134に進
み、カウンタWCが20未満であれば、ステップS13
5に進み、カウンタWCが1だけインクリメントされ
る。
【0141】以上のような処理が繰り返され、ステップ
S134において、カウンタWCが20以上に達したと
判定されたとき(通常の表示速度の20倍の時間が経過
したとき)、ステップS136に進み、カウンタWCが
再び0に初期設定される。
【0142】次にステップS137に進み、モードがR
EADY(非再生状態)であるか否かが判定され、RE
ADYでなければ(WAIT(1/20の速度の表示状
態)であれば)、ステップS138に進み、再生処理が
実行される。この再生処理の詳細は、図19に示されて
いる。尚、この図19の処理は、上述したように、ステ
ップS133,S137でNOと判定されるため、変数
がRUNの場合においても実行される。
【0143】最初にステップS161において、ユーザ
から何らかの入力がなされたか否かが判定され、入力が
なされている場合においては、ステップS162に進
み、その入力に対応する処理が実行される。処理内容
は、番組オブジェクト毎に記述されている。
【0144】ステップS161において、ユーザから特
に入力がなされていないと判定された場合、またはステ
ップS162の処理が完了したとき、ステップS163
に進み、いま再生している番組が連続メディアであるか
否かが判定される。即ち、動画像データや音声データな
ど、時系列をなすデータであるか否かが判定される。連
続メディアであると判定された場合、ステップS164
に進み、カウンタCCが0であるか否かが判定される。
カウンタCCは、図13に示す再生プロセス生成処理の
ステップS61において、0に初期設定されている。こ
の場合、ステップS164からステップS166に進
み、システムクロック発生回路109が出力するシステ
ムクロック値を読み込み、カウンタICにセットする。
【0145】次にステップS167に進み、カウンタC
Cを1にセットする。そしてステップS168に進み、
カウンタCC(いまの場合、CC=1)に最も近いタイ
ムスタンプを有するメディアオブジェクトの1単位を読
み出して処理する。即ち、表示/再生する。例えば、動
画像データであれば、1フレーム分のデータを表示装置
13に表示する。
【0146】一方、ステップS164において、カウン
タCCが0ではないと判定された場合、即ち、ステップ
S167において、カウンタCCが1に初期設定された
後、再度この処理が行われる場合においては、ステップ
S164からステップS165に進み、現在のシステム
クロック値から、ステップS166でカウンタICに設
定したシステムクロック値を減算し、その値をカウンタ
CCにセットする。即ち、再生処理をスタートしたとき
からのシステムクロックの値が、カウンタCCにセット
されることになる。
【0147】そして、ステップS168に進み、ステッ
プS165でカウンタCCにセットした値に最も近いタ
イムスタンプを有するメディアオブジェクトの1単位
(例えば、動画像データの場合、1フレーム分)を読み
出して表示する処理を行う。即ち、動画像データや音声
データなどが表示/再生されることになる。
【0148】一方、ステップS163において、現在再
生している番組のデータが、連続メディアのデータでは
ない、即ち、時系列を有するデータではないと判定され
た場合、ステップS169に進み、カウンタCCが0か
否かが判定される。カウンタCCが0のとき、即ち、ス
テップS61にて生成された直後のときには、当該メデ
ィアオブジェクトの読み出し/表示を、ステップS17
0にて行う。この場合、連続メディアではないので、表
示処理はこの1度だけでよい。続いてステップS171
に進み、カウンタCCを1にセットして、再生処理を終
える。ステップS169において、カウンタCCが0で
ないと判定された場合、ステップS170,171の処
理はスキップされる。
【0149】以上のように、図18のステップS138
において、1単位(例えば1フレーム分)の再生処理が
完了した後、ステップS139に進み、ステップS13
8において当該メディアオブジェクトの全データの再生
が終了したか否かが判定される。再生処理すべきデータ
が残っていれば、ステップS121に戻り、それ以降の
処理を繰り返し実行する。
【0150】即ち、再生モードがWAITである場合に
おいては、ステップS134,S135,S121,S
123,S126,S129,S133の処理が、カウ
ンタWCが20に達するまで繰り返される。そして、カ
ウンタWCが20に達したとき、ステップS136にお
いて、カウンタWCが0にリセットされた後、ステップ
S138において、動画像データの場合、1フレーム分
の画像が表示される。
【0151】そして、再びカウンタWCのインクリメン
トが行われ、カウンタWCが20に達するまで待機し、
カウンタWCが20に達したとき、次の1フレーム分の
画像が表示される。このようにして、WAITモードに
おいては、通常の1/20の時間しか表示のための処理
時間が割り当てられないことになる。換言すれば、動画
像データが通常の1/20の割当でコマ落し再生される
ことになる。
【0152】このようにして、例えば図20に示すよう
に、表示装置13において、画像Aが通常通り秒30コ
マのリアルタイム再生がなされるとともに、画像Bは秒
1.5コマにコマ落しされて、それぞれ異なるウインド
ウで表示される。
【0153】また、より優先順位の高い再生プロセスの
再生が終了したときは、そのとき再生キューの先頭に配
置されている再生プロセスに、起動メッセージが出力さ
れるため、ステップS122において、モードがWAI
TからRUNに変更され、通常の実時間での表示状態に
変更されることになる。
【0154】このようにして、災害時の緊急情報や、放
送システムの運用に関する情報のプライオリティを高く
設定しておくことで、これらの情報を、確実に、各ユー
ザに視聴させることができる。しかもこの情報は、二次
記憶装置102に記憶されるので、1回だけ放送すれば
よいことになる。
【0155】次に図21を参照して、タイマプロセスの
処理について説明する。最初にステップS181におい
て、計時動作を行い、次にステップS182に進み、図
11のメインプロセスのステップS27において発生さ
れたセットメッセージを受信したか否かを判定する。ス
テップS182において、セットメッセージを受信した
と判定した場合、ステップS183に進み、所定のイン
ターバルの時間(プライオリティが3の番組を周期的に
表示する場合の周期)をセットする。
【0156】ステップS182において、セットメッセ
ージを受信していないと判定した場合、またはステップ
S183における時間セットの処理が完了したとき、次
にステップS184に進み、ステップS183でセット
した所定の時間を計時したか否かを判定する。所定の時
間が計時していないと判定した場合、ステップS181
に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0157】ステップS184において、所定の時間を
計時したと判定した場合、ステップS185に進み、メ
インプロセスに対して、アラームメッセージを出力す
る。このアラームメッセージは、図12のメインプロセ
スのステップS31において受信される。
【0158】尚、セットメッセージ、アラームメッセー
ジとも再生プロセスIDを伴っている。従って、タイマ
プロセス側のステップS184の計時判定も、再生プロ
セスID毎に行われる。アラームメッセージを受けたメ
インプロセスは、その再生プロセスIDを元に、ステッ
プS38の再生キューセット処理を行うことになる。
【0159】以上の実施例においては、プライオリティ
が3の番組を周期的に繰り返し再生するようにしたが、
後述するように、視聴履歴を管理し、一度見た場合は、
そのプライオリティを2以下に、自動的あるいはユーザ
の意図により手動的に変更するようにしてもよい。プラ
イオリティを2以下に下げれば、繰り返し再生されるこ
とがなくなる。
【0160】また、優先順位の高い番組を表示すると
き、既に再生中の優先順位の低い番組を、コマ落しなど
で表示させるようにしたが、表示を中止させるようにす
ることもできる。
【0161】次に、番組データに加え、プログラムも送
信する場合の具体的実施例について説明する。いま、例
えば図22に破線で囲んで示すように、基本クラスライ
ブラリ121には、種々の基本的なクラスが予め記憶さ
れている。この実施例の場合、IDが000010のオ
ブジェクトというクラスを中心として、視聴履歴、プレ
ーヤ、パッケージオブジェクト、番組オブジェクト、メ
ディア、ストーリ等のサブクラスが予め用意されてい
る。メディアクラスにはさらに、テキスト、イメージ、
連続メディア等のサブクラスが用意され、連続メディア
のクラスには、さらに音声、動画等のサブクラスが用意
されている。また、番組オブジェクトには、CMのサブ
クラスが用意されている。
【0162】いま、番組オブジェクトというクラスのイ
ンスタンスとして、図2に示すように、番組オブジェク
トPが存在するものとする。そして、この番組オブジェ
クトPには、IDが003796であるストーリクラス
のインスタンスとしてのストーリオブジェクトSが含ま
れている。このストーリオブジェクトSは、シーンA乃
至シーンEを有している。
【0163】基本クラスライブラリ121に予め用意さ
れているストーリクラスは、これらのシーンA乃至シー
ンEの複数の再生順を登録することができる機能(スト
ーリ選択機能)を有している。これにより、例えば、図
23に示すように、任意のシーンを任意の順番で出力
し、表示することができるようになされている。例えば
ストーリ1においては、A,B,C,D,Eの順で各シ
ーンが表示され、ストーリ2においては、A,C,B,
E,Dの順で各シーンが表示され、ストーリ3において
は、A,C,D,Eの順で各シーンが表示される。
【0164】このうちのシーンAは、例えば、前回まで
の粗筋を表すシーンであるとする。ユーザは、このよう
なストーリ1乃至ストーリ3のうち、任意のものを選択
することができるようになされている。
【0165】基本クラスライブラリ121に含まれるス
トーリクラスは、例えば図24に示すように規定されて
いる。即ち、クラスIDは003796とされ、クラス
名はストーリとされている。そして、メッドに規定され
ているクラスを表す変数定義は、順序付シーン集合(そ
のタイプは、順序付集合オブジェクト)の集合(そのタ
イプは、集合オブジェクト)とされる。
【0166】また、この変数定義で表されるメソッド
(プログラム)としては、初期設定、再生開始、ストー
リ選択等が規定されている。詳細は省略するが、このう
ちのストーリ選択のメソッドにより、図23に示したス
トーリ1乃至ストーリ3のいずれかのストーリを選択す
ることができるようになされている。
【0167】ここで、例えば、この標準のストーリクラ
スの有するストーリ選択機能に、視聴者の視聴履歴に対
応して、シーンA(前回までの粗筋)の再生の適否を自
動的に選択する機能(粗筋シーン選択機能)を追加する
場合においては、基本クラスライブラリには、この粗筋
シーン選択機能は含まれていないため、この粗筋シーン
選択機能を有するプログラムが、番組オブジェクトPの
番組データとともに、クラス定義として伝送されること
になる。この番組が、連続もののインタラクティブドラ
マである場合、前の回の番組オブジェクトO、次の回の
番組オブジェクトQなどにおいても同様となる。
【0168】この粗筋選択付ストーリのクラス定義は、
例えば図25に示すように規定される。即ち、クラスI
Dが325931として規定され、クラス名が粗筋選択
付ストーリとして規定される。そして、そのスーパクラ
スID(上位のクラスのID)は003796、即ち、
図22において点線内に示す基本クラスライブラリの中
のストーリクラスとされる。
【0169】変数定義は、視聴履歴〈視聴履歴オブジェ
クト〉とされる。即ち、以下に規定するメソッドで使用
される変数の名称は、視聴履歴であり、そのタイプは、
視聴履歴オブジェクトである(視聴履歴クラスのインス
タンスである)とされる。そして、この粗筋選択付スト
ーリのメソッド(プログラム)としては、初期設定およ
び粗筋選択の2つのメソッドが規定されている。
【0170】粗筋選択付ストーリクラスのメッドの初期
設定は、例えば図26に示すような処理として規定され
ている。
【0171】即ち、最初にステップS201において、
粗筋選択メッドを読み出し、次にステップS202にお
いて、スーパクラス(IDが003796のストーリク
ラス)の初期設定メソッド(図24)を呼び出す処理が
行われる。
【0172】即ち、この粗筋選択付ストーリクラスは、
基本クラスライブラリ121内のストーリクラスのサブ
クラスであるため、図27に示す粗筋選択メッドを読み
出した後、図24に示すストーリクラスの処理を行うよ
うになされている。
【0173】一方、図27に示す粗筋選択処理において
は、最初にステップS211において、視聴履歴オブジ
ェクト(その詳細は、図29を参照して後述する)に、
前回の番組オブジェクトOが含まれるか否か判定され
る。即ち、各受信端末10の基本クラスライブラリ12
1には、視聴履歴クラスが含まれており、この視聴履歴
クラスに対応するインスタンスとしての視聴履歴オブジ
ェクトは、ユーザが見た番組オブジェクトをその都度登
録するようになされている。このステップS211にお
いては、その登録リスト中に、この連続ドラマの前回の
放送分が登録されているか否かが判定されるのである。
即ち、このユーザが前回の番組を見ているか否かを判定
するのである。
【0174】そして、ユーザが前回の番組を見ていると
判定された場合(視聴履歴オブジェクト中のリストに前
回の番組オブジェクトOが含まれていると判定された場
合)、ステップS212に進み、順序付シーン集合オブ
ジェクトから、シーンAを取り除く処理が実行される。
これに対して、ステップS211において、ユーザが前
回の番組を見ていないと判定された場合、このステップ
S212の処理はスキップされる。
【0175】粗筋選択付ストーリクラスの処理により、
このように、前回までの粗筋を表すシーンAが視聴履歴
に対応して取り除かれたり、あるいは、取り除かれない
ようになされるため、粗筋選択付ストーリクラスのスー
パクラスであるストーリの選択処理は、最終的に図28
に示すようになる。
【0176】即ち、ユーザが前回の番組を見ていない場
合においては、図23に示した場合と同様に、ストーリ
1、ストーリ2またはストーリ3のいずれかの表示が行
われるのであるが、ユーザが前回の番組を見ている場合
においては、シーンA(前回までの粗筋)は表示されな
いようになされる。例えば、ユーザがストーリ1を選択
した場合においては、B,C,D,Eの順に各シーンが
表示され(ストーリ1’)、ストーリ2を選択した場合
においては、C,B,E,Dの順に各シーンが表示され
(ストーリ2’)、ストーリ3を選択した場合において
は、C,D,Eの順に各シーンが表示される(ストーリ
3’)。
【0177】一方、各ユーザの視聴履歴を記憶する視聴
履歴クラスは、例えば図29に示すように規定されてい
る。即ち、クラスIDとしては、例えば40521が、
クラス名としては視聴履歴が、それぞれ規定されてい
る。また、そのスーパクラスIDとしては、00001
0(即ち、オブジェクトクラス)が規定されている。
【0178】そして、その変数定義としては、視聴者
名、見た番組オブジェクトの集合、番組オブジェクトを
見た日付等が規定され、メソッドとして、これらの変数
定義に対応して、視聴者名登録及び読出し、見た番組オ
ブジェクトの登録及び読出し、番組オブジェクトを見た
日付登録及び読出し等のメソッド(プログラム)が規定
されている。
【0179】その詳細な処理は省略するが、このメソッ
ドのうちの見た番組オブジェクトの登録の処理により、
ユーザが視聴した番組のIDが全て登録されるようにな
されている。例えばユーザが連続ドラマを毎回見ていれ
ば、番組オブジェクトO,P,Q・・・のIDが順次登
録されることになる。図27のステップS211におい
ては、番組オブジェクトPを再生するに当たって、この
登録リスト中に前回の番組オブジェクトOのIDが含ま
れているか否かを判定するのである。
【0180】以上のようにして、図23に示すようなス
トーリ選択機能を有する標準のストーリクラスのサブク
ラスとして(標準のストーリクラスとの差分として)、
粗筋選択付ストーリクラスを伝送することで、図28に
示すようなシーン展開のバリエーションが可能となる。
【0181】勿論、差分ではなく、新しいプログラムを
全て伝送することも可能であるが、そのようにすると、
伝送量が多くなり、伝送効率が低下するだけでなく、プ
ログラムの設計に時間がかかり、コスト高となる。そこ
で、このように、基本的なクラスを予め受信端末10側
に配信しておき、その差分のみを必要に応じて随時配信
するようにすることが好ましい。
【0182】以上のように、番組をオブジェクトとして
扱うことにより、番組データと、それを処理するプログ
ラムを1組のものとして管理することが可能となり、番
組を再生するに当たり、データと対応するプログラムを
探す必要がなくなり、迅速な再生が可能となる。また、
番組の独立性を保持することができると同時に、他の番
組で使ったデータとプログラムを若干変更することで、
それを利用するといったプログラムの再利用性も確保す
ることができる。
【0183】また、番組オブジェクトなど、外部より受
信したオブジェクトやプログラムが利用できる資源(メ
モリやCPUタイム)を制限する機能を付加すること
で、故意に、あるいは偶発的に、ユーザの資源やデータ
が破壊されたり、その利用が妨害されることが抑制され
る。
【0184】さらに、この発明は、例えば次のような応
用が可能である。
【0185】(1)視聴者属性(年齢、性別・・・)、
視聴時刻、地域など多様なファクターによって、番組内
容や呈示形態を変化させることができる。例えば、1つ
の番組データも、高齢者には大きな字で、女性にはカラ
フルに、夜は静かに、それぞれ変化させて、表示、再生
させることができる。
【0186】(2)視聴者との対話によって、表示や再
生の制御を行うことができる(インタラクティブな番組
再生)。対話形式についても、従来のデータ放送方式で
は制定されたものの中から選択するだけであったが、本
発明によると、番組毎に新しい対話形式を自由に設計、
実現することができる。
【0187】(3)プログラムコード化によるデータの
圧縮ができる。グラフィクスやアニメーションなどの表
示、再生をプログラムで記述することにより、高効率の
データ圧縮が可能になる。従来のデータ放送方式による
と、このようなアニメーションなども再生した後の動画
データとして送信する必要があったため、プログラムの
送信に比べ、大量なデータを送らなくてはならなかった
が、本発明によれば、例えば、数秒で送信できるデータ
量からなるアニメーションを、1日かけて再生すること
もできる。
【0188】(4)ゲームやアプリケーションソフトな
ど、受信端末で実行できるソフトウエアを配信すること
ができる。従って、現在ゲームやコンピュータソフト、
出版物などとして別々にカテゴライズされている様々な
ものの内容を合わせ持った新しいタイプの番組を創出し
得る。例えば、不動産広告の中にローン設計ソフトを組
み込むこともできる。
【0189】(5)受信端末10が公衆網や無線などを
使った通信機能を有することにより、番組単位の課金情
報をセンタへ通知したり、番組で広告された商品のオン
ライン発注、クイズ番組等のオンライン応募など、放送
と通信の相乗効果のあるサービスが提供できる。また、
場合によっては、自動的に視聴率調査などもできる。こ
れら受信端末の通信機能の利用方法に関しても、番組オ
ブジェクト内にプログラミングして放送することができ
るため、番組製作者側として様々な使い方が提案、提供
できる。勿論、受信端末側で、受信したプログラムによ
る通信機能の利用を制限、棄却することができる(前記
資源・安全性管理機能による)。
【0190】
【発明の効果】以上の如く本発明の放送システムによれ
ば、番組の内容データと、この番組を制御する制御デー
タを含む番組データだけでなく、これを処理するプログ
ラムを配信するようにしたので、より変化に富んだ番組
を楽しむことが可能となる。
【0191】また、本発明の受信端末によれば、番組デ
ータとプログラムを記録媒体に記録するようにしたの
で、必要に応じて、任意のタイミングにおいて、変化に
富んだ番組を楽しむことが可能となる。
【0192】さらに、本発明の編集装置によれば、プロ
グラムをマシンコードではなく、仮想機械が解釈、実行
する中間コードに変換するようにしたので、ハードウエ
アに対する依存性が軽減され、また、ソースコードのま
ま記録する場合に比べ、仮想機械上における実行速度を
速くし、また、送信データ量を軽減することが可能とな
る。
【0193】さらに、本発明の他の編集装置によれば、
番組オブジェクトをパッケージオブジェクトにまとめて
編集するようにしたので、番組データとプログラムを、
より効率的に矛盾無く、配信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放送システムの基本的構成を示すブロ
ック図である。
【図2】番組オブジェクトの概念を示す図である。
【図3】プログラムオブジェクトの概念を示す図であ
る。
【図4】本発明のデータフォーマットを示す図である。
【図5】図1のオーサリングシステム1iの構成例を示
すブロック図である。
【図6】図5の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図7】図1の番組編成システム2の構成例を示すブロ
ック図である。
【図8】図7の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図9】図1の受信端末10の構成例を示すブロック図
である。
【図10】図9の実施例の再生サブシステム104が行
う3つのプロセスの関係を説明する図である。
【図11】図10のメインプロセスの処理を説明するフ
ローチャートである。
【図12】図11に続くフローチャートである。
【図13】図11のステップS28の再生プロセス生成
の詳細な処理を説明するフローチャートである。
【図14】図13のステップS62の再生キューセット
の詳細な処理を説明するフローチャートである。
【図15】図14の再生キューセット処理によりセット
される再生キューを説明する図である。
【図16】図12のステップS37の再生キュー評価処
理のより詳細な処理を説明するフローチャートである。
【図17】図10の再生プロセスのより詳細な処理を説
明するフローチャートである。
【図18】図17に続くフローチャートである。
【図19】図18のステップS138の再生処理のより
詳細な処理を説明するフローチャートである。
【図20】表示処理の時間割当を説明する図である。
【図21】図10のタイマプロセスの処理を説明するフ
ローチャートである。
【図22】図9の基本クラスライブラリ121を説明す
る概念図である。
【図23】標準ストーリクラスによるバリエーションを
説明する図である。
【図24】ストーリクラスのクラス定義を説明する図で
ある。
【図25】粗筋選択付ストーリクラスのクラス定義を説
明する図である。
【図26】図25の粗筋選択付ストーリクラスのメソッ
ドとしての初期設定処理を説明するフローチャートであ
る。
【図27】図25の粗筋選択付ストーリクラスのメソッ
ドとしての粗筋選択処理を説明するフローチャートであ
る。
【図28】粗筋選択付ストーリクラスによるバリエーシ
ョンを説明する図である。
【図29】視聴履歴のクラス定義を説明する図である。
【図30】従来の放送システムを説明する図である。
【符号の説明】
i オーサリングシステム 2 番組編成システム 3 放送送信装置 4 送信アンテナ 5 放送センタ 6 通信/放送衛星 10 受信端末 11 受信アンテナ 12 受信装置 13 表示装置 14 記録媒体 15 入力デバイス 31 外部入出力管理部 32 データ変換部 33 データ蓄積管理部 34 二次記憶装置 35 編集処理部 36 中間コードコンパイラ 37 操作管理部 38 入力デバイス 39 再生サブシステム 40 記憶管理部 41 主記憶 42 表示/再生管理部 43 表示装置 44 スピーカ 61 外部入出力管理部 62 データ変換部 63 データ蓄積管理部 64 二次記憶装置 65 編集処理部 66 中間コードコンパイラ 67 操作管理部 68 入力デバイス 69 再生サブシステム 70 記憶管理部 71 主記憶 72 表示/再生管理部 73 表示装置 74 スピーカ 81 番組編成処理部 100 放送受信サブシステム 101 データ蓄積管理部 102 二次記憶装置 103 外部入出力管理部 104 再生サブシステム 105 通信サブシステム 106 記憶管理部 107 主記憶 108 操作管理部 109 システムクロック発生回路 110 表示/再生管理部 111 スピーカ 121 基本クラスライブラリ 122 ローダ 123 資源・安全性管理部 124 プロセス管理部 125 中間コードインタープリタ 126 同期管理部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視聴者が視聴する番組の内容データと、
    前記番組を制御する制御データの少なくとも一方を含む
    番組データをセンタから放送し、放送された前記番組デ
    ータを視聴者が受信端末で受信し、所定の記録媒体に記
    録し、前記記録媒体に記録した前記番組データを任意の
    タイミングで読み出し、前記番組を視聴する放送システ
    ムにおいて、 前記番組データを処理するプログラムを配信することを
    特徴とする放送システム。
  2. 【請求項2】 前記番組データとプログラムを、1つ以
    上のオブジェクトで構成することを特徴とする請求項1
    に記載の放送システム。
  3. 【請求項3】 前記番組データとプログラムを、複数の
    オブジェクトで構成される番組オブジェクトを単位とし
    て配信することを特徴とする請求項2に記載の放送シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記受信端末には、前記プログラムのう
    ち、基本的なプログラムを、基本的プログラムオブジェ
    クトとして予め配信しておき、前記番組オブジェクトの
    プログラムは、その番組データに特有のプログラムであ
    って、前記基本的プログラムオブジェクトを利用するプ
    ログラムオブジェクトとすることを特徴とする請求項3
    に記載の放送システム。
  5. 【請求項5】 前記番組オブジェクトは、他の前記番組
    オブジェクトとの間の再生の順位を表すプライオリティ
    データを含むことを特徴とする請求項3または4に記載
    の放送システム。
  6. 【請求項6】 前記再生の順位が低い前記番組データの
    表示のための処理の割当時間を、前記再生の順位が高い
    前記番組データの表示のための処理の割当時間に較べ、
    少なくすることを特徴とする請求項5に記載の放送シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記番組オブジェクトを、ヘッダ部、ク
    ラス定義部、およびオブジェクトデータ部により構成
    し、 前記ヘッダ部には、番組ID、番組名、バージョン、オ
    ブジェクト辞書の少なくともいずれか1つを配し、 前記クラス定義部には、クラスID、クラス名、スーパ
    クラスID、変数定義、メソッド辞書、メソッドの少な
    くともいずれか1つを配し、 前記オブジェクトデータ部には、オブジェクトID、オ
    ブジェクト名、クラスID、プライオリティ、容量およ
    び変数値の少なくともいずれか1つを配することを特徴
    とする請求項3乃至6のいずれかに記載の放送システ
    ム。
  8. 【請求項8】 複数の前記番組オブジェクトを1つにま
    とめて、パッケージオブジェクトとして配信することを
    特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載の放送シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記パッケージオブジェクトを、パッケ
    ージオブジェクトヘッダ部、パッケージオブジェクトク
    ラス定義部、および番組オブジェクトデータ部により構
    成し、 前記パッケージオブジェクトヘッダ部には、パッケージ
    ID、パッケージ名、日付、バージョン、番組インデッ
    クスの少なくともいずれか1つを配し、 前記パッケージオブジェクトクラス定義部には、前記番
    組オブジェクトのクラス定義部のデータを配し、 前記番組オブジェクトデータ部には、前記番組オブジェ
    クトのオブジェクトデータ部のデータを配することを特
    徴とする請求項8に記載の放送システム。
  10. 【請求項10】 前記プログラムを、ハードウェアに依
    存しない中間コードとして配信することを特徴とする請
    求項1乃至9のいずれかに記載の放送システム。
  11. 【請求項11】 前記番組データは、動画像データ、静
    止画像データ、音声データ、または文字データの少なく
    とも1つを含むことを特徴とする請求項1乃至10のい
    ずれかに記載の放送システム。
  12. 【請求項12】 視聴者が視聴する番組の内容データ
    と、前記番組を制御する制御データの少なくとも一方を
    含む番組データと、前記番組データを処理するプログラ
    ムをセンタから放送し、放送された前記番組データと前
    記プログラムを視聴者が受信端末で受信し、所定の記録
    媒体に記録し、前記記録媒体に記録した前記番組データ
    を任意のタイミングで読み出し、前記番組を視聴する放
    送システムに用いる前記受信端末であって、 前記番組データとプログラムを前記記録媒体に記録する
    記録手段を備えることを特徴とする受信端末。
  13. 【請求項13】 前記放送システムは、前記受信端末
    に、前記プログラムのうち、基本的なプログラムを基本
    的プログラムオブジェクトとして予め配信しておき、前
    記番組オブジェクトのプログラムは、その番組データに
    特有のプログラムであって、前記基本的プログラムオブ
    ジェクトを利用するプログラムオブジェクトとする放送
    システムであり、 前記基本的プログラムオブジェクトを記憶する記憶手段
    と、 前記番組データに特有の前記プログラムオブジェクト
    を、前記記憶手段に記憶されている前記基本的プログラ
    ムオブジェクトを参照して実行する実行手段とをさらに
    備えることを特徴とする請求項12に記載の受信端末。
  14. 【請求項14】 前記放送システムは、前記番組データ
    とプログラムを、複数のオブジェクトで構成される番組
    オブジェクトを単位として配信するとともに、 前記番組オブジェクトは、他の前記番組オブジェクトと
    の間の再生の順位を表すプライオリティデータを配信す
    る放送システムであり、 前記プライオリティデータを検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に対応して、前記再生の順位が
    低い前記番組データの表示のための処理の割当時間を、
    前記再生の順位が高い前記番組データの表示のための処
    理の割当時間に較べ、少なくする表示制御手段とをさら
    に備えることを特徴とする請求項12または13に記載
    の受信端末。
  15. 【請求項15】 前記放送システムは、前記プログラム
    を、ハードウェアに依存しない中間コードとして配信す
    る放送システムであり、 前記中間コードを解釈し、実行する解釈手段をさらに備
    えることを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに
    記載の受信端末。
  16. 【請求項16】 所定の伝送路を介して情報を授受する
    通信手段をさらに備えることを特徴とする請求項12乃
    至15のいずれかに記載の受信端末。
  17. 【請求項17】 請求項3に記載の前記放送システムに
    用いる編集装置であって、 前記番組データを所定のフォーマットのデータに変換す
    る第1の変換手段と、 前記プログラムを中間コードに変換する第2の変換手段
    と、 前記第1の変換手段により変換されたデータと、前記第
    2の変換手段により変換された中間コードを、前記番組
    オブジェクトに編集する編集手段とを備えることを特徴
    とする編集装置。
  18. 【請求項18】 請求項8に記載の前記放送システムに
    用いる編集装置であって、 前記番組データを所定のフォーマットのデータに変換す
    る第1の変換手段と、 前記プログラムを中間コードに変換する第2の変換手段
    と、 前記第1の変換手段により変換されたデータと、前記第
    2の変換手段により変換された中間コードを、前記番組
    オブジェクトに編集するとともに、複数の前記番組オブ
    ジェクトを前記パッケージオブジェクトに編集する編集
    手段とを備えることを特徴とする編集装置。
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