JPH0558779U - 車両のドアヒンジ組付構造 - Google Patents

車両のドアヒンジ組付構造

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JPH0558779U
JPH0558779U JP001656U JP165692U JPH0558779U JP H0558779 U JPH0558779 U JP H0558779U JP 001656 U JP001656 U JP 001656U JP 165692 U JP165692 U JP 165692U JP H0558779 U JPH0558779 U JP H0558779U
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JP
Japan
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door
hinge
side hinge
vehicle body
locking piece
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Pending
Application number
JP001656U
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English (en)
Inventor
訓昭 高原
茂生 岡水
康成 辛島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易かつ確実にドアヒンジの組付けを行うこ
とができる組付構造を提供する。 【構成】 車体1とドア2とは軸周りに回動可能に軸支
された車体側ヒンジ31とドア側ヒンジ32とからなる
ヒンジ3によって互いに結合されてなる車両とドアとの
組付構造において、上記ドア側ヒンジ32にはドア2に
向かって突出した突出ピン32cが設けられ、この突出
ピン32cの先端にはその胴部の直径よりも大径の戻り
止め部が形成された係止片32dが設けられ、ドア2の
係止片32dに対応する部分には上下方向に長孔24が
設けられ、この長孔24の下端部には上記突出ピン32
cの係止片32dが嵌挿される大きさの嵌挿孔32dが
形成され、この嵌挿孔32dの上部の長孔24は上記突
出ピン32cの胴部32e直径よりも大きく、かつ、上
記突出ピン32cの係止片32dの最大直径よりも小さ
い幅に設定されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のドアの開閉支持手段であるヒンジの組付構造に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
自動車などの車両のドアは、通常図4に示されるように、車体1とドア2とが ヒンジ3によって互いに結合されている。ヒンジ3は車体側ヒンジ31とドア側 ヒンジ32とから構成され、それらが垂直軸33周りに互いに回動自在に軸支さ れている。すなわち、このようなヒンジ3を介してドア2は車体1に対して垂直 軸33周りに回動自在に結合されており、重いドア2を回動中心の垂直軸33一 点により支持していることになる。
【0003】 このことは、ドア2の重量が垂直軸33にかかることを意味しており、そのた め製造工程におけるこの部分の組付け作業は、正確な位置決めを実現させつつ行 わねばならず、かなり困難を伴うものとされてきた。
【0004】 そのようなことから、従来より車両用ドアのヒンジの組付けについては、種々 の改善策が提案されている。例えば実公昭60−36688号公報によって開示 されているものは、位置決め用のボルトと固定用のボルトの二種類のボルトを利 用するものであり、組付け終了後は位置決め用のボルトは取り去られる。
【0005】 また、実開平2−98178号公報によって開示されているものは、締結用の ボルトを外側の位置決め用と内側の装着用との二重構造とし、一方車体側には長 孔を設けて、上記外側のボルトを長孔内で移動させて位置決めし、その後装着用 のボルトを締め付けて部品を車体に組付けるというものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、上記実公昭60−36688号公報によって開示された組付け構造 においては、位置決め用および固定用の二種類のボルトを必要とし、ヒンジおよ び車体の双方に二種類の孔を穿孔しなければならないなど作業性が悪くなるとい う問題点を有している。
【0007】 また、実開平2−98178号公報によって開示された組付け構造においては 、使用される部材は内ネジと外ネジとが設けられた位置決め用のボルトとこのボ ルトに螺装される装着用のボルトとの二重構造のものであるため、位置決め用の ボルトは複雑な形状を呈しその加工は困難であり、購入するにしても高価である 。
【0008】 加えて、上記両者共通のものとして、重いドアを保持しつつヒンジの取り付け 作業を行わなければならず、煩雑であり多くの作業人員が要求されるという欠点 を有している。
【0009】 本考案は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、比較的 簡単な構成でありながら容易かつ確実にヒンジの組付けを行うことができる組付 構造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1に係る車両のドアヒンジ組付構造は、車体とドアとを軸周り に回動可能に軸支された車体側ヒンジとドア側ヒンジとからなるヒンジによって 互いに結合する車両のドアヒンジ組付構造において、上記ドア側ヒンジにはドア に向かって突出した突出ピンが設けられ、この突出ピンの先端にはその胴部の直 径よりも大径の戻り止め部が形成された係止片が設けられ、ドアの上記係止片に 対応する部分には係合孔が設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】
上記請求項1記載の車両のドアヒンジ組付構造によれば、ドア側ヒンジに設け られた突出ピンの先端の係止片を、ドアに穿孔された係合孔から嵌め込んでドア を垂下させると、突出ピンの係止片の戻り止め部が係合孔の上縁部に係止された 状態になるため、この状態でヒンジにドアは仮止めされる。
【0012】 従って、上記車体側ヒンジを予め車体に結合させておけば、上記仮止めによっ て車体とドアとはヒンジを介して仮に結合された状態になり、この仮結合の状態 を経由して容易に車体とドアとの本結合を行うことができる。
【0013】
【実施例】
図1は、本考案に係る車両のドアヒンジ組付構造を示す斜視図である。この図 に示すように、車体1とドア2とはヒンジ3によって結合されている。そしてヒ ンジ3は、凹形状を形成している車体側ヒンジ31と、凸形状を形成しているド ア側ヒンジ32とから構成され、それらは互いに凹凸が嵌め合わされた状態で垂 直軸33周りに互いに回動自在に結合されている。
【0014】 図2の(イ)はドア側ヒンジがドアにボルト止めする前の状態を示す図1のA −A線断面図であり、同図の(ロ)はドア側ヒンジに対応するドアの正面図であ る。また、図3はドア側ヒンジがドアにボルト止めされた状態での図1のA−A 線断面図である。これらの図および図1に示すように、車体側ヒンジ31の基端 部はボルト11およびナット12によって締結された状態で車体1に取り付けら れており、ドア側ヒンジ32は上下のフランジ部32aに穿孔された貫通孔32 bおよびドア2に穿孔された貫通孔23にボルト21が差し通され、その先端は ドア2の鋼板の裏面に溶接されたナット22に螺合した状態でドア2に取り付け られるように構成されている。
【0015】 このようなドア側ヒンジ32のフランジ部32a裏面には、貫通孔32bの下 部に、ドア2方向に突出した突出ピン32cが設けられている。この突出ピン3 2cの先端には、胴部の直径よりも大きな直径の戻り止め部を構成する矢じりの ような係止片32dが設けられている。
【0016】 そして、上記突出ピン32cが対応するドア2のドア側ヒンジ32の取り付け 面には、上下方向に延びた係合孔としての長孔24が設けられている。この長孔 24の最下端には、上記突出ピン32cの係止片32dが嵌挿される大きさの嵌 挿孔24aが形成され、この嵌挿孔24aから上方に続く上部長孔24bは上記 突出ピン32cの胴部32eの直径よりも若干広い幅であって、かつ係止片32 dの最大直径よりも狭い幅に設定されている。
【0017】 本考案の車両のドアヒンジ組付構造は以上のように構成されているので、車体 1にドア2を組付けるに際しては、図2の(イ)に示すように、まず車体側ヒン ジ31をボルト11およびナット12を介し車体1にて取り付け、ドア側ヒンジ 32の係止片32dを同図の(ロ)の一点鎖線で示すようにドア2の長孔24の 嵌挿孔24aに嵌め込む。そして、ドア2を垂下させると、突出ピン32cの胴 部32eは上部長孔24bに嵌まり込み(同図の(ロ)の点線で示す状態)、同 図の(イ)に示すように、ドア2は係止片32dによってドア側ヒンジ32に係 止された、いわゆる仮止めの状態になる。
【0018】 この状態では、本止めのためのボルト21の先端部は、ドア2の鋼板の裏側に 溶接されたナット22に貫通孔23を介して対向しているため、ドア側ヒンジ3 2をドア2に向かって押圧しながらボルト21を締め付けると、ボルト21はド ア2のナット22に螺合して、図3に示すように、ドア側ヒンジ32のフランジ 部32aはドア2の表面に密着してドア側ヒンジ32とドア2とは本格的に結合 される。
【0019】 なお、上記の実施例では、ドア側ヒンジ32を市販品のボルト21によってド ア2に本止めした例について説明したが、上記市販品のボルト21に代えて、図 5に示すように、抜け止め板Bを挿通させたネジ素材Cの軸部を図外の転造ロー ルに押し付けるなどして、図6に示すように、ネジ部Eを形成してなる転造ボル トを使用してもよい。
【0020】 この転造ボルトを使用した場合には、上記ネジ部Eを転造する際に、その外径 が増大することにより、上記抜け止め板Bの係止孔Fよりも大径の抜け止め部が 形成されるため、このボルトを保持することなく、上記ヒンジ3の仮止め作業と うを行うことができるという利点がある。
【0021】 以上説明したように本考案の車両のドアヒンジ組付構造は、ドア側ヒンジ32 にドア2に向かって突出して設けられた突出ピン32cの先端に、その胴部32 eの直径よりも大径の戻り止め部が形成された係止片32dが設けられ、ドア2 の上記係止片32dに対応する部分に上下方向に長孔24が設けられ、この長孔 24の下端部に上記突出ピン32cの係止片32dが嵌挿される大きさの嵌挿孔 24aが形成され、この嵌挿孔24aに続く上部長孔24bは上記突出ピン32 cの胴部直径よりも大きく、かつ、上記突出ピン32cの係止片32dの最大直 径よりも小さい幅に設定されているため、ドア側ヒンジ32に設けられた突出ピ ン32cの先端の係止片32dを、ドア2に穿孔された長孔24の嵌挿孔24a から嵌め込んでドア2を垂下させることによって、突出ピン32cの係止片32 dの戻り止め部が長孔24bの両縁部に係止された状態になり、この状態でヒン ジ3にドア2は仮止めされた状態とすることができる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の車両のドアヒンジ組付構造においては、ドア側ヒ ンジに設けられた突出ピンの先端の係止片を、ドアに穿孔された係合孔から嵌め 込んでドアを垂下させることにより、突出ピンの係止片の戻り止め部が係合孔の 上縁部に係止された状態になり、この状態でヒンジにドアは仮止めされる。
【0023】 従って、ドアを車体に組付けるに際し、上記仮止めによって車体とドアとはヒ ンジを介して仮に結合された状態になるため、ドアを容易に車体に支持すること ができ、種々の組付け作業を能率的に行うことができる。
【0024】 また、この仮結合の状態においては、係合孔に係合した突出ピンがガイドの役 目を果たすため、ヒンジとドアとを結合して組付ける組付け性を向上させること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るヒンジの斜視図である。
【図2】(イ)はドアがヒンジに仮止めされた状態にお
ける図1のA−A線断面図であり、(ロ)はドア側ヒン
ジに対応したドアの側面図である。
【図3】ドアにヒンジが本止めされた状態における図1
のA−A線断面図である。
【図4】ヒンジの設置状態を示す車両の一部切欠き斜視
図である。
【図5】転造ボルトを使用する場合のネジ素材を装着し
たドア側ヒンジの部分断面図である。
【図6】図5のネジ素材にネジ部が形成した状態を示す
ドア側ヒンジの部分断面図である。
【符号の説明】
1 車体 11、21 ボルト 12 ナット 2 ドア 22 ナット 23 貫通孔 24 長孔 24a 嵌挿孔 24b 上部長孔、 3 ヒンジ 31 車体側ヒンジ 32 ドア側ヒンジ 32a フランジ部 32b 貫通孔 32c 突出ピン 32d 係止片 33 垂直軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体とドアとを軸周りに回動可能に軸支
    された車体側ヒンジとドア側ヒンジとからなるヒンジに
    よって互いに結合する車両のドアヒンジ組付構造におい
    て、上記ドア側ヒンジにはドアに向かって突出した突出
    ピンが設けられ、この突出ピンの先端にはその胴部の直
    径よりも大径の戻り止め部が形成された係止片が設けら
    れ、ドアの上記係止片に対応する部分には係合孔が設け
    られていることを特徴とする車両のドアヒンジ組付構
    造。
JP001656U 1992-01-21 1992-01-21 車両のドアヒンジ組付構造 Pending JPH0558779U (ja)

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JP001656U JPH0558779U (ja) 1992-01-21 1992-01-21 車両のドアヒンジ組付構造

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JPH0558779U true JPH0558779U (ja) 1993-08-03

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040015517A (ko) * 2002-08-13 2004-02-19 현대자동차주식회사 자동차용 도어힌지장치
KR100507005B1 (ko) * 2002-12-03 2005-08-08 기아자동차주식회사 차량의 도어 조립구조

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6058767B2 (ja) * 1980-09-17 1985-12-21 住友金属工業株式会社 複式焼鈍炉の加熱制御方法

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