JPH06344774A - 車両用バックドアのドアヒンジ取付構造 - Google Patents

車両用バックドアのドアヒンジ取付構造

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JPH06344774A
JPH06344774A JP13762593A JP13762593A JPH06344774A JP H06344774 A JPH06344774 A JP H06344774A JP 13762593 A JP13762593 A JP 13762593A JP 13762593 A JP13762593 A JP 13762593A JP H06344774 A JPH06344774 A JP H06344774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
reinforcement
retainer
hinge
side reinforcement
Prior art date
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Pending
Application number
JP13762593A
Other languages
English (en)
Inventor
Harunobu Oda
晴信 小田
Yasuo Ugi
康夫 宇城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リインホースメントの板厚を増加することな
く高剛性を確保することが可能で、しかも軽量化及びコ
ストの低減が可能な車両用バックドアのドアヒンジ取付
構造を提供する。 【構成】 車体後部のリヤピラー6に固着されたインナ
側リインホースメント7とアウタ側リインホースメント
8との対向面間13に、略コ字形に曲設されて対向する
プレート間に2個のカラー9が並列に固定されたリテー
ナ10を介装して固定する。そして、インナ側リインホ
ースメント7の外面にボデー側ヒンジプレート2bを重
ねた状態で、取付ボルト12を該ヒンジプレート2bの
取付孔から前記リテーナ10のカラー9を通してアウタ
側リインホースメント外面のナット14に締着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用バックドアのド
アヒンジ取付構造に関し、詳しくは横開き式バックドア
用として好適なドアヒンジ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バン型自動車には、図3に示すよ
うに、バックドアとして横開き1枚ドア31を備えたも
のがある。このようなバックドア31は、図4に示すよ
うに、縦軸線を回転中心とするドアヒンジ32を介して
車体後部のリヤピラー33に取付けられる。具体的に
は、ドアヒンジ32のドア側ヒンジプレート32aは、
バックドア31に固定したウエルドナット34付きリイ
ンホースメント35に取付ボルト36により締着され、
またドアヒンジ32のボデー側ヒンジプレート32b
は、車体後部の開口部縦面においてリヤピラー33のイ
ンナパネル33aから延出されたウエルドナット37付
きインナ側リインホースメント38に取付ボルト39に
より締着される取付構造である。なお、インナ側リイン
ホースメント38はリヤピラー33のアウタパネル33
bから延出されたアウタ側リインホースメント40と接
合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のドアヒンジ取付構造では、ボデー側のヒンジ取付部
には、広い閉じ断面が得られず、高剛性が期待できな
い。従って、このような部位に重量物であるバックドア
を取付け、また高頻度の開閉に耐えるには、リインホー
スメントの板厚を増して強度アップを図る必要がある。
しかしながら、リインホースメントの板厚の増加は、直
接のヒンジ取付部のみのならず上部ヒンジと下部ヒンジ
のヒンジスパン間を含む全長に及ぶことから、リインホ
ースメントの板厚を増加するという対応策では、重量の
増大及びコストアップを招くという問題がある。
【0004】そこで本発明は、上述の問題に鑑み、リイ
ンホースメントの板厚を増加することなく高剛性を確保
することが可能で、しかも軽量化及びコストの低減が可
能な車両用バックドアのドアヒンジ取付構造を提供する
ことを、解決すべき技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、ボデーに横開き可能に取り付けられるバックドアの
ドアヒンジ取付構造であって、車体後部のリヤピラー部
に固着されたインナ側リインホースメントとアウタ側リ
インホースメントとの対向面間に、略コ字形に曲設され
て対向するプレート間にカラーが並列に固定されたリテ
ーナを介装して固定し、前記インナ側リインホースメン
ト外面にボデー側ヒンジプレートを重ねた状態で、該ヒ
ンジプレートの取付孔から前記リテーナのカラーを介し
前記アウタ側リインホースメント外面までの間にボルト
を挿通し、先端をナットにより締着したことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】上述のように構成された本発明に係るドアヒン
ジ取付構造においては、ボデー側のヒンジ取付部位に
は、コ字形リテーナにカラーを固定して箱形化すること
で広い閉じ断面が得られ、しかもインナ側及びアウタ側
のリインホースメントとの結合による補強が図られるた
め、重量物であるバックドア取付用としての所要の高剛
性を容易に確保することが可能となる。そして、カラー
付きリテーナの追加設定に伴う重量の増加或いは材料費
等は、あくまでもヒンジ取付部に関する局部的なもので
済むことになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。本実施例に係るバックドアのドアヒンジ
取付構造を平断面で示す図1において、車体後部の開口
部に配置される横開き式のバックドア1は、その一方の
側端縁が縦軸線を回転中心とするドアヒンジ2を介して
開口部縦面に取付けられる。ドアヒンジ2のドア側ヒン
ジプレート2aは、従来と同様にバックドア1のインナ
ドアパネル1aに固着されたウエルドナット3付きリイ
ンホースメント4に取付ボルト5により締着されるが、
ドアヒンジ2のボデー側ヒンジプレート2bは、車体後
部のリヤピラー6に固定されたインナ側とアウタ側のリ
インホースメント7,8にカラー9付きリテーナ10を
介して取付ボルト12により取付けられる構造となって
いる。
【0008】以下、このボデー側ヒンジプレート2bの
取付構造について詳述する。図2の斜視図に示すよう
に、前記リテーナ10は略コ字形に形成され、その対向
する各プレート10aにはボルト挿通用の透孔11が2
個ずつ貫設されている。また、両プレート10a間に
は、各透孔11毎に対応して2個のカラー9が同心的に
整合して並列に固着されており、このことでリテーナ1
0は箱形化された閉じ断面構造となっている。
【0009】しかして、リテーナ10はリヤピラー6の
インナパネル6aに固着されたインナ側リインホースメ
ント7と、リヤピラー6のアウタパネル6bに固着され
たアウタ側リインホースメント8との対向面間13に介
装されるとともに、アウタ側リインホースメント8の外
面に溶接されたウエルドナット14にカラー9の中心を
整合した状態で固定される。
【0010】すなわち、リテーナ10はアウタ側のリイ
ンホースメント8に対して予め固着されており、リヤピ
ラー6の組付け時にそれらリインホースメント7,8と
共にリヤピラー6に固定される。従って、ドアヒンジ2
のボデー側ヒンジプレート2bは、インナ側のリインホ
ースメント7の外面側に重ねた状態で、取付ボルト12
を該ボデー側ヒンジプレート2bの取付孔からリテーナ
10のカラー9内を通してウエルドナット14に締着す
ることにより、リヤピラー6のヒンジ取付部位に固定さ
れる。
【0011】なお、本実施例の場合は、図示のように、
ボデー側のヒンジ取付部位にリヤコンビネーションラン
プ15をレイアウトするタイプが示されており、従って
上述の如く取付けられるウェルドナット14は、リヤコ
ンビネーションランプ15により隠される。
【0012】上述のように構成された本実施例に係るド
アヒンジ取付構造においては、インナ側とアウタ側のリ
インホースメント7,8間にカラー9付きの箱形化され
たリテーナ10を介在し、このリテーナ10のカラー9
を通して挿通された取付ボルト12をアウタ側のリイン
ホースメント8のウエルドナット14にねじ込んでボデ
ー側ヒンジプレート2bを固着する構成としたものであ
るから、リテーナ10の箱形化による剛性アップが図ら
れ、かつインナ側とアウタ側のリインホースメント7,
8との結合による補強が達成される。
【0013】また、本実施例では、コンビネーションラ
ンプ15の取付け前又は取り外した状態では、アウタ側
リインホースメント8の外面が剥き出し状態となるた
め、ウエルドナット14以外の一般的なナットを使用し
て取付けることもできる。
【0014】なお、本実施例では、アウタ側リインホー
スメント8の外面にウェルドナット14を溶接したが、
アウタ側リインホースメント8の外面にスタッドボルト
を溶接、固定することもできる。この場合は、アウタ側
リインホースメント8よりインナ側リインホースメント
7に突出するスタッドボルト先端をリテーナ10、イン
ナ側リインホースメント7、ボデー側ヒンジプレート2
bの順に挿通し、他端にてナットで締着する。また、本
実施例では、略コ字型のリテーナ10の開放端が車両後
方を向いて配設されているが、このリテーナ10の向き
は特に限定されるものではなく、例えば開放端が下側を
向いていてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
重量物であるバックドアの取付部位を高剛性化してその
耐久性を高めることが可能となり、また上下のヒンジス
パンを含む長寸にわたってリインホースメントの板厚を
増加していた従来の補強構造に比べ、軽量化及びコスト
の低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアヒンジ取付構造を示す断面図
である。
【図2】リテーナを示す斜視図である。
【図3】バン型車両における横開き式のバックドアを示
す概略斜視図である。
【図4】従来のドアヒンジ取付構造を示す断面図であ
り、図3のA−A線に沿った断面を示す。
【符号の説明】
1…バックドア 2…ドアヒンジ 2a…ドア側ヒンジプレート 2b…ボデー側ヒンジプレート 6…リヤピラー 7…インナ側リインホースメント 8…アウタ側リインホースメント 9…カラー 10…リテーナ 12…取付ボルト 13…対向面間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデーに横開き可能に取り付けられるバ
    ックドアのドアヒンジ取付構造であって、 車体後部のリヤピラー部に固着されたインナ側リインホ
    ースメントとアウタ側リインホースメントとの対向面間
    に、略コ字形に曲設されて対向するプレート間にカラー
    が並列に固定されたリテーナを介装して固定し、前記イ
    ンナ側リインホースメント外面にボデー側ヒンジプレー
    トを重ねた状態で、該ヒンジプレートの取付孔から前記
    リテーナのカラーを介し前記アウタ側リインホースメン
    ト外面までの間にボルトを挿通し、先端をナットにより
    締着した車両用バックドアのドアヒンジ取付構造。
JP13762593A 1993-06-08 1993-06-08 車両用バックドアのドアヒンジ取付構造 Pending JPH06344774A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN104589973A (zh) * 2015-01-28 2015-05-06 长城汽车股份有限公司 用于后背门撑杆的支撑安装结构、后背门连接结构、车辆

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