JP2538716Y2 - 自動車のバッテリ収納構造 - Google Patents

自動車のバッテリ収納構造

Info

Publication number
JP2538716Y2
JP2538716Y2 JP2488691U JP2488691U JP2538716Y2 JP 2538716 Y2 JP2538716 Y2 JP 2538716Y2 JP 2488691 U JP2488691 U JP 2488691U JP 2488691 U JP2488691 U JP 2488691U JP 2538716 Y2 JP2538716 Y2 JP 2538716Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
box body
battery storage
panel
storage structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2488691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04113252U (ja
Inventor
年光 大平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP2488691U priority Critical patent/JP2538716Y2/ja
Publication of JPH04113252U publication Critical patent/JPH04113252U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2538716Y2 publication Critical patent/JP2538716Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02E60/12

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のバッテリ収納
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のバッテリは充電時にガ
スを発生するため、車室外に設置されている。例えば、
図5に示すようなバッテリ収納ボックス51は、アッパ
パネル52およびロアパネル53からなる車体フロア5
4の車室外側に形成した空間Sの中に配設されており、
このバッテリ収納ボックス51内にバッテリ55を設置
するように構成されている。なお、図において56をシ
ール部材である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のバッテリ収納構造にあっては、シール構造が採られ
ていないバッテリ収納ボックス51を設けたときに、車
室内R側の空間を確保することが難しくなるという欠点
があった。また、バッテリ収納ボックス51は、車体フ
ロア54に対して補強部材としての機能を十分果たして
おらず、効果的な補強となっていなかった。
【0004】本考案はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、車室内のスペースを広く使
え、車体フロアの剛性向上が可能な自動車のバッテリ収
納構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本考案においては、車体フロアを
構成するアッパパネルとロアパネルを上下に間隔を置い
て配設し、これらアッパパネルおよびロアパネルに取付
孔をそれぞれ設け、該取付孔の周縁に位置するアッパパ
ネルおよびロアパネルのフランジ部に筒状のボックス本
体を接合し、該ボックス本体に上部開口を閉塞するリッ
ドを密封状態で取付ける一方、前記ボックス本体の下部
にバッテリステーを架設することによってバッテリを保
持するバッテリ収納ボックスを形成している。
【0006】
【作 用】本考案に係る自動車のバッテリ収納構造で
は、アッパパネルとロアパネル間に全周を密封しうる筒
状のボックス本体を設け、このボックス本体の下部にバ
ッテリステーを架設することによりバッテリ収納ボック
スを形成しているため、バッテリを保持する収納ボック
スが簡単に得られる上、高い剛性を有する収納ボックス
の存在により車体フロアを補強することが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0008】図1〜図4は本考案に係る自動車のバッテ
リ収納構造の一実施例を示すものである。図において1
はバンタイプの自動車であり、この自動車1の車体後部
にはリヤフロア2が設けられている。リヤフロア2は、
上下に間隔を置いて配設されるアッパパネル3とロアパ
ネル4とによって構成される2重構造になっている。
【0009】上記アッパパネル3は、車体前後方向に沿
って配置される立上り部5および平面部6からなり、こ
れら立上り部5と平面部6とによって断面ほぼL字状に
形成されている。そして、アッパパネル3の平面部6に
は、後述するボックス本体の上部取付孔7が穿設されて
おり、この上部取付孔7の周縁に位置するアッパパネル
3には、断面略コ字状のフランジ部8が屈曲形成されて
いる。
【0010】また、上記ロアパネル4は、車体前後方向
に沿って配置される前面部9、後面部10およびこれら
両者の間に位置し車体後方に向かって上方へ緩やかに傾
斜する傾斜面部11からなり、前面部9には後述するボ
ックス本体の下部取付孔12が上部取付孔7に対応して
穿設されている。そして、この下部取付孔12の周縁に
位置するロアパネル4には、これを下方へほぼ直角に折
り曲げたフランジ部13が形成されている。
【0011】一方、上下取付孔7,12内には、上下が
開口した筒状のボックス本体14が挿入配置されてお
り、該ボックス本体14の外周部全周は、アッパパネル
3およびロアパネル4のフランジ部8,13の内周面に
スポット溶接などでそれぞれ接合されている。しかし
て、上下取付孔7,12付近のアッパパネル3およびロ
アパネル4は、ボックス本体14を介して連結されてい
る。
【0012】上記ボックス本体14の外周部上方には、
ボルト孔15を有する左右一対の固定ブラケット16が
取付けられており、これら固定ブラケット16の下面に
は溶接ナット17が固着されている。固定ブラケット1
6は、ボックス本体14をアッパパネル3およびロアパ
ネル4に接合した状態で、アッパパネル3のフランジ部
8の下面に当接するように配設されている。
【0013】ボックス本体14の上部開口14aは、バ
ッテリホールとなり、取外し可能なキャップ状のリッド
18によって通常閉塞され、後述するバッテリのメンテ
ナンスおよび交換時に当該リッド18を取り外して開放
するように構成されている。しかしてリッド18は、固
定ブラケット16の溶接ナット17と螺合する締付ボル
ト19にてボックス本体14に密封状態で取付けられて
いる。このため、アッパパネル3のフランジ部8には、
締付ボルト19を挿通する挿通孔20が穿設されている
と共に、ボックス本体14の外周部と対向してシールゴ
ム21が全周に設けられている。
【0014】また、ボックス本体14の下部開口14b
側には、ボックス本体14の前後長さよりも短く形成さ
れた巾狭のバッテリステー22が車巾方向に沿って架設
されている。このバッテリステー22は、バッテリ23
を載置する支持片部24と、この支持片部24の左右両
側をほぼ直角に折り曲げて形成した対向片部25とから
なり、これら対向片部25の上部をボックス本体14の
内周面に溶接などで接合することにより当該ボックス本
体14の下部からさらに下方へ突出すべく取付けられて
いる。しかして、ボックス本体14とバッテリステー2
2とによってバッテリ23を収納するバッテリ収納ボッ
クス26が形成されることになる(図2参照)。
【0015】バッテリステー22の支持片部24上に載
置されたバッテリ23は、上部から押えるバッテリホル
ダ27によって固定保持されるようになっている。バッ
テリホルダ27は、断面ほぼコ字状に形成されており、
左右両側部には下端をバッテリステー22に取付けたホ
ルダボルト28の上端がナット29によって締付け固定
されている。このため、バッテリステー22の対向片部
25には、フック状に屈曲させたホルダボルト28の下
端を係止する係止孔30が穿設されており、該係止孔3
0にホルダボルト28の下端を挿入するようになってい
る。なお、図3および図4においてRは車室内、Oは車
室外を示している。
【0016】本実施例のバッテリ収納構造においては、
リヤフロア2を構成するアッパパネル3とロアパネル4
との間にボックス本体14を上下取付孔7,12を介し
て設け、かつボックス本体14の上部開口14aをリッ
ド18およびシールゴム21によって密閉し、ボックス
本体14の下部開口14b側にバッテリステー22を架
設してバッテリ収納ボックス26を形成しているため、
2重構造となっているリヤフロア2のデッドスペースを
利用することにより車室内Rのスペースを最大限に広く
使えると共に、バッテリ23の収納とリヤフロア2の補
強を兼用することができる。そして、バッテリ収納ボッ
クス26は、ボックス形状となっていることから剛性が
高く、リヤフロア2の剛性を向上させるため、リヤフロ
ア2自体の振動および騒音の低減に有利に作用する。
【0017】以上、本考案の一実施例につき述べたが、
本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能
である。
【0018】例えば、既述の実施例においては、一枚の
バッテリステー22を車巾方向に沿って配設したが、収
納するバッテリ23の大きさなどに対応させて2枚のバ
ッテリステー22を十字形に配設してもよい。
【0019】
【考案の効果】上述の如く、本考案に係る自動車のバッ
テリ収納構造は、車体フロアを構成するアッパパネルと
ロアパネルを上下に間隔を置いて配設し、これら両パネ
ルに取付孔をそれぞれ設け、該取付孔の周縁に位置する
アッパパネルおよびロアパネルのフランジ部に筒状のボ
ックス本体を接合し、該ボックス本体に上部開口を閉塞
するリッドを密封状態で取付け、前記ボックス本体の下
部にバッテリステーを架設することによってバッテリを
保持するバッテリ収納ボックスを形成したので、2重構
造になっている車体フロアのデッドスペースをバッテリ
の設置スペースとして活用でき、車室内のスペースを広
く使えることにより車室内の居住性を高めることができ
る。
【0020】また、本考案のバッテリ収納構造では、ア
ッパパネルとロアパネルとの間に剛性の高いボックス形
状のボックス本体を配設しているため、車体フロアの剛
性向上が図れ、これにより自動車走行中に生ずる車体フ
ロアの振動および騒音を抑えることができる。しかも、
バッテリ収納ボックスは、ボックス本体にバッテリステ
ーを設けることにより簡単に得られるため、部品コスト
高を招くことなく、経済的にも有利である。さらに、本
考案のバッテリ収納構造では、リッドを取り外してボッ
クス本体の上部開口を開放することが可能なため、バッ
テリの交換および点検を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るバッテリ収納構造を適
用した自動車を示す斜視図である。
【図2】バッテリ収納ボックスを示す斜視図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】図1におけるB−B線断面図である。
【図5】従来のバッテリ収納構造を適用したバッテリ収
納ボックス付近を示す断面図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 リヤフロア 3 アッパパネル 4 ロアパネル 7 上部取付孔 8 フランジ部 12 下部取付孔 13 フランジ部 14 ボックス本体 15 ボルト孔 16 固定ブラケット 17 溶接ナット 18 リッド 19 締付ボルト 20 挿通孔 21 シールゴム 22 バッテリステー 23 バッテリ 24 支持片部 25 対向片部 26 バッテリ収納ボックス 27 バッテリホルダ 28 ホルダボルト 29 ナット 30 係止孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フロアを構成するアッパパネルとロ
    アパネルを上下に間隔を置いて配設し、これらアッパパ
    ネルおよびロアパネルに取付孔をそれぞれ設け、該取付
    孔の周縁に位置するアッパパネルおよびロアパネルのフ
    ランジ部に筒状のボックス本体を接合し、該ボックス本
    体に上部開口を閉塞するリッドを密封状態で取付ける一
    方、前記ボックス本体の下部にバッテリステーを架設す
    ることによってバッテリを保持するバッテリ収納ボック
    スを形成したことを特徴とする自動車のバッテリ収納構
    造。
JP2488691U 1991-03-20 1991-03-20 自動車のバッテリ収納構造 Expired - Lifetime JP2538716Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2488691U JP2538716Y2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 自動車のバッテリ収納構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2488691U JP2538716Y2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 自動車のバッテリ収納構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04113252U JPH04113252U (ja) 1992-10-02
JP2538716Y2 true JP2538716Y2 (ja) 1997-06-18

Family

ID=31909741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2488691U Expired - Lifetime JP2538716Y2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 自動車のバッテリ収納構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2538716Y2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011086771A1 (ja) * 2010-01-15 2011-07-21 三菱自動車工業株式会社 車両用バッテリケース
JP2011146288A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Mitsubishi Motors Corp 車両用バッテリケース
JP2011146289A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Mitsubishi Motors Corp 車両用バッテリケース
JP2014075348A (ja) * 2013-11-07 2014-04-24 Mitsubishi Motors Corp 車両用バッテリケース
KR20200137988A (ko) * 2019-05-29 2020-12-09 가부시키가이샤 니프코 전지 팩용 압력해방밸브

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3997561B2 (ja) * 1997-03-12 2007-10-24 トヨタ自動車株式会社 車両駆動等に用いられるバッテリの搭載装置
JP4506675B2 (ja) * 2006-01-04 2010-07-21 トヨタ自動車株式会社 バッテリの搭載装置
JP2012076860A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Shinmaywa Industries Ltd 電動塵芥収集車
JP6015190B2 (ja) * 2012-07-23 2016-10-26 三菱自動車工業株式会社 バッテリボックス
JP6201691B2 (ja) * 2013-11-28 2017-09-27 スズキ株式会社 フロアパネル用シール構造
JP5764690B2 (ja) * 2014-04-10 2015-08-19 本田技研工業株式会社 車体後部構造
JP6644981B2 (ja) * 2016-01-27 2020-02-12 本田技研工業株式会社 自動車のバッテリー取付構造

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011086771A1 (ja) * 2010-01-15 2011-07-21 三菱自動車工業株式会社 車両用バッテリケース
JP2011146288A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Mitsubishi Motors Corp 車両用バッテリケース
JP2011146289A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Mitsubishi Motors Corp 車両用バッテリケース
KR101312756B1 (ko) * 2010-01-15 2013-09-27 미쯔비시 지도샤 고교 가부시끼가이샤 차량용 배터리 케이스
US8900744B2 (en) 2010-01-15 2014-12-02 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Automotive battery case
JP2014075348A (ja) * 2013-11-07 2014-04-24 Mitsubishi Motors Corp 車両用バッテリケース
KR20200137988A (ko) * 2019-05-29 2020-12-09 가부시키가이샤 니프코 전지 팩용 압력해방밸브
KR102383358B1 (ko) 2019-05-29 2022-04-05 가부시키가이샤 니프코 전지 팩용 압력해방밸브

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04113252U (ja) 1992-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100306840B1 (ko) 자동차의상부차체구조
US4408794A (en) Support column for automobile wheel suspension assembly
JP2538716Y2 (ja) 自動車のバッテリ収納構造
JPS5824288B2 (ja) スライデイングル−フ装着車の車体ル−フ構造およびその組付方法
JPS60980Y2 (ja) サツシユ付ドア構造
US4440438A (en) Rear vehicle body structure of an automotive vehicle
JP2532511Y2 (ja) 自動車のエアクリーナ収納構造
JP2542531Y2 (ja) 自動車のサスペンションタワー部構造
JPH02293276A (ja) 自動車の前部車体構造
JPH06312670A (ja) 自動車のフロントフードストライカの取付構造
JPH10119814A (ja) 電気自動車のバッテリトレイ取付部補強構造
JP2587006Y2 (ja) 車両フロントピラーの補強構造
JP2001012308A (ja) 燃料ボンベ付自動車の燃料ボンベ搭載構造
JPS624039Y2 (ja)
JPH0380671B2 (ja)
JPH0730465Y2 (ja) 自動車の後部車体構造
JPS6344301Y2 (ja)
JPH0748445Y2 (ja) リヤバンパ仮保持部の構造
JPS6340369Y2 (ja)
JP3587690B2 (ja) ドアミラーの取付構造
JPH0542955Y2 (ja)
JPH0214499Y2 (ja)
JPH051496Y2 (ja)
JPH01186481A (ja) 自動車の車体構造
JPH09104228A (ja) 車両用ドア