JPH04107367U - ドアロツク装置の取付け構造 - Google Patents

ドアロツク装置の取付け構造

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JPH04107367U
JPH04107367U JP1991010122U JP1012291U JPH04107367U JP H04107367 U JPH04107367 U JP H04107367U JP 1991010122 U JP1991010122 U JP 1991010122U JP 1012291 U JP1012291 U JP 1012291U JP H04107367 U JPH04107367 U JP H04107367U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロック状態にあるドアを強制的に開こうとす
る力が加わったときに、その力を分散させて、ドアロッ
ク装置の取付け強度を高める。 【構成】 ドアロック装置10のケース11を構成する
カバー13に、インナーパネル3の凹部3cと嵌合する
凸部13cを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ドアロック装置の取付け構造、特に自動車のサイドドアやバックド ア等のドアに適用されるドアロック装置の取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用のドアロック装置は、ドアの外周部を構成するパネルの内面に取付け られ、そして、ドアロック装置のケースの内部に組込まれたラッチによって、そ のケースに設けられた案内溝に進入してくるストライカを係止することにより、 ドアを閉じた状態にロックできるようになっている。
【0003】 一般に、このようなドアロック装置の取付け構造には複数本のボルトなどが用 いられており、それらのボルトをドアの外周部を構成するパネルの外面側から内 面側に貫通させてから、それらのボルトの先端のねじ部をドアロック装置のケー スにねじ付けることによって、前記パネルの内面に、ドアロック装置をそのケー スの表面を密着させた状態で取付けるようになっている。
【0004】 従来、このようなドアロック装置の取付け構造では、前記パネルとケースとの 密着面が単なる平面となっており、それらの密着面における相対的なずれが前記 のボルトのみによって阻止されるようになっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述したような従来のドアロック装置の取付け構造では、閉じた状 態にロックされているドアに、それを強制的に開く方向の力が作用した場合、そ の力が前記のボルトに対する剪断荷重として集中してしまうため、ドアロック装 置の取付け強度の信頼性の向上を要望する提案がなされていた。
【0006】 本考案の目的は、ドアの開閉方向の力がドアロック装置に加わった場合に、そ の力を分散させることによって、取付け強度を高めることができるドアロック装 置の取付け構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のドアロック装置の取付け構造は、ドアの外周部の内面に、ドアロック 装置をそのケースの表面を密着させた状態で取付けるドアロック装置の取付け構 造において、前記ドアの外周部の内面と前記ケースの表面のそれぞれに、互いに 嵌合する凹凸部を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案のドアロック装置の取付け構造は、ドアロック装置のケースの表面とド アの外周部の内面のそれぞれに、互いに嵌合する凹凸部を設けたことにより、ロ ック状態にあるドアを強制的に開こうとする力が加わったときに、その力を前記 凹凸の嵌合部に分散させて、ボルト等のドアロック装置の取付具に対する剪断荷 重の集中を回避する。
【0009】 この結果、ドアロック装置の取付け強度を高めて、ドアロック装置の信頼性を 向上させることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1から図4は、本考案の第1の実施例を説明するための図である。
【0012】 図1において1は自動車のサイドドアであり、このドア1は、車外側のアウタ ーパネル2と車内側のインナーパネル3を有し、そのインナーパネル3は、ドア 1の外周部1aを形成するように折曲されている。その外周部1aを形成するイ ンナーパネル3の部分には、図3に示すような車体4側に取付けられたストライ カ5が入るための案内溝3aと、3つのボルト6のそれぞれを通すための3つの ボルト挿通孔3bと、2つの凹部3cが形成されている。本実施例の場合、凹部 3cは、インナーパネル3に貫通する孔によって形成されている。
【0013】 図1において、11はドアロック装置10のケースであり、このケース11は 、ボディ12とカバー13とによって構成されている。カバー13には、ストラ イカ5が入るための案内溝13aと、3つのボルト挿通孔13bと、前記インナ ーパネル3の2つの凹部3cのそれぞれに嵌合する2つの凸部13dが形成され ている。本実施例の場合、凸部13dは図4に示すように打ち出し成形されてい る。またボディ12には、前記3つのボルト6のそれぞれの雄ねじ部と3つのね じ合う雌ねじ部(図示せず)が形成されている。
【0014】 ところで、ケース11内には、図3に示すように、軸14を中心として回動自 在に支承されかつばね18によって反時計回り方向に付勢された二又状のラッチ 15と、軸16を中心として回動自在に支承されかつばね19によって時計回り 方向に付勢された係止爪17が組込まれている。図2におけるラッチ15は、そ の係止腕15aが係止爪17に係止されてストライカ5をロックしており、この ストライカ5のロックを解く場合には、係止爪17を反時計回り方向に回動させ て係止腕15aの係止を解き、ラッチ15をばね18のばね力によって反時計回 り方向に回動させる。一方、ストライカ5をロックする際には、図2の左方から 案内溝13aの内に入ってくるストライカ5によって、ラッチ15の駆動腕15 aを押して、そのラッチ15を時計回り方向に回動させる。そして、ラッチ15 の係止腕15bが係止爪17を乗り越えた時点で再び図2に示すようなロック状 態となる。
【0015】 このようなドアロック装置10のケース11をドア1に取付ける際には、イン ナーパネル3側のボルト挿通孔3b内からカバー13側のボルト挿通孔13b内 にボルト6を通して、そのボルトを図示しないボディ12の雌ねじ部にねじ付け ればよい。その際に、カバー13側の凸部13dがインナーパネル3側の凹部3 cと嵌合し、そしてカバー13の表面がインナーパネル3の内面に密着すること になる。
【0016】 いま、図2に示すようなロック状態において、ドア1に、それを強制的に開く 方向の力が作用した場合には、ケース11とインナーパネル3との間に、図3お よび図4の上下方向に沿うずれ力が生じることになる。このずれ力は、ボルト6 によって受けられると共に、ケース11側の凸部13cとインナーパネル3側の 凹部3cとの嵌合部分によっても受けられる。したがって、上記のずれ力が分散 されて、ボルト6に対する剪断荷重の集中が回避されることになる。
【0017】 図5は、本考案の第2の実施例を説明するための図である。
【0018】 本実施例は、シム部材20がスポット溶接されているインナーパネル3に、ケ ース11のカバー13を取付ける場合の適用例であり、シム部材20に凹部20 aを形成して、その凹部20aに、カバー13に形成した凸部13cを嵌合させ るようになっている。
【0019】 なお、ケース11側に凹部を設け、かつインナーパネル3側に凸部を設けて、 これらの凹部と凸部を嵌合させるようにしてもよく、要は、ケース11とインナ ーパネル3が互いに凹凸嵌合する構成であればよい。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本考案のドアロック装置の取付け構造は、ドアロック装 置のケースの表面とドアの外周部の内面のそれぞれに、互いに嵌合する凹凸部を 設けた構成であるから、ロック状態にあるドアを強制的に開こうとする力が加わ ったときに、その力を前記凹凸の嵌合部に分散させて、ボルト等のドアロック装 置の取付具に対する剪断荷重の集中を回避することができる。
【0021】 この結果、ドアロック装置の取付け強度を高めて、ドアロック装置の信頼性を 向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すケースの平面図である。
【図3】図1に示すケースの取付け状態を説明するため
の断面図である。
【図4】図3のIV円部の拡大断面図である。
【図5】本考案の第2の実施例を説明するための図4と
同様の拡大断面図である。 1 ドア 1a 外周面 2 アウターパネル 3 インナーパネル 3c 凹部 4 車体 5 ストライカ 6 ボルト 10 ドアロック装置 11 ケース 12 ベース 13 カバー 13c 凸部 14,16 軸 15 ラッチ 17 係止爪 18,19 ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの外周部の内面に、ドアロック装置
    をそのケースの表面を密着させた状態で取付けるドアロ
    ック装置の取付け構造において、前記ドアの外周部の内
    面と前記ケースの表面のそれぞれに、互いに嵌合する凹
    凸部を設けたことを特徴とするドアロック装置の取付け
    構造。
JP1012291U 1991-02-28 1991-02-28 ドアロック装置の取付け構造 Expired - Lifetime JP2500033Y2 (ja)

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JPH04107367U true JPH04107367U (ja) 1992-09-16
JP2500033Y2 JP2500033Y2 (ja) 1996-06-05

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ID=31900179

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011168080A (ja) * 2010-02-16 2011-09-01 Kanto Auto Works Ltd バックドアを有する自動車

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102109241B1 (ko) 2017-12-26 2020-05-11 주식회사 포스코 형상 품질이 우수한 무방향성 전기강판 및 그 제조방법
KR102164113B1 (ko) 2018-11-29 2020-10-13 주식회사 포스코 낮은 철손 및 우수한 표면품질을 갖는 무방향성 전기강판 및 그 제조방법
KR102218470B1 (ko) 2019-06-17 2021-02-19 주식회사 포스코 자기적 특성 및 외관형상이 우수한 무방향성 전기강판 및 이의 제조방법

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JPS57137281U (ja) * 1981-02-23 1982-08-27
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