JPH0683425U - 車両のスライドドア - Google Patents

車両のスライドドア

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JPH0683425U
JPH0683425U JP2630993U JP2630993U JPH0683425U JP H0683425 U JPH0683425 U JP H0683425U JP 2630993 U JP2630993 U JP 2630993U JP 2630993 U JP2630993 U JP 2630993U JP H0683425 U JPH0683425 U JP H0683425U
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JP
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door
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vehicle
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sliding door
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修幸 岡田
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数の低減や加工及び組み付け工数の低
減によりコストの低減を図ると共に、側面衝突時におい
てもロック装置の解除を行い得る車両のスライドドアを
提供する。 【構成】 スライドドア21の保持力強化機構を、車体
20の支柱10にストライカ1を装着するとともに、ラ
ッチ4をその取付け板6をドアロック装置の回転リンク
28の回転軸40と同軸にして、ドア21の前部側面の
内側に装着して構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用スライドドアにおける、ドアの車体へのロック装置と、ドア に側面衝突などの荷重が作用した際ドアの変形を防止するための保持力強化機構 との構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来車体側面に沿って摺動するスライドドアを備えた車両にあっては、図3に 示すように、スライドドア21に配設したセンタローラ(図示せず)を車体20 の外板に配設したスライドレール23上に摺動自在に装着することにより、スラ イドドア21を車体側面に沿って摺動可能に支持している。上記車両用スライド ドアにおいては、車室内外から自由にドア21を車体20へロックしあるいはロ ックを解除するためのロック装置をドア21に内蔵するとともに、側面衝突の際 ドア21が衝突の衝撃力により車室内へ食込むのを防止するため、保持力強化機 構を備えていることが多い。
【0003】 従来のスライドドア21においては、ロック装置に関して種々工夫が凝らされ ており、図4は例えば特公平4−7431号公報に開示されたロック装置を示す 断面図である。図において、インナハンドル31はリンク33を介してロック手 段34に接続され、インナハンドル31のハンドル本体32を回動することによ り、ロック手段34を車体20に固着されたストライカ35に対しロック状態と し、またはその解除を行なうとともに、アウタハンドル36はアウタリンク37 と、回転リンク38と、インナリンク39とを介してインナハンドル31内でリ ンク33に係合し、アウタハンドル36を操作することによりロック手段34を ストライカ35にロックし、またはロックを解除するように構成されている。な お回転リンク38は回転軸40を介してブラケット41により取付けられ、ブラ ケット41はスライドドア21の内側に固着されていて、回転リンク38は回転 軸40を中心に回転自在である。スライドドア21のロック装置は上記のように 構成されている。この結果スライドドア21は、インナハンドル31またはアウ タハンドル36を操作することにより、車室内外からドア21を車体20にロッ クしまたは解除することができるのである。
【0004】 また図5は特公平2−8831号公報に開示された非常用ロック装置(本考案 の保持力強化機構に相当する)のストライカとラッチの斜視図、図6はストライ カとラッチの係合状態を示す断面図である。図5において、ストライカ51は基 部52と基部52に突設されコの字状に形成された軸部53とよりなり、ラッチ 54は板体55に開口部56を穿設してなるものである。なお開口部56は中央 部に対向して形成された係合部57a、57bを備えH状に穿設されている。ド ア21を閉じたとき、ストライカ51は、矢印Aのように、ラッチ54の開口部 56内に挿入される。
【0005】 上記ストライカ51とラッチ54の車両への取付けに当たっては、スライドド ア21の前部側面21aにストライカ51をボルト58により装着するとともに 、車体20のスライドドア21の前部が当接する前部側面20aに、図5にみる ように、裏面にレインフォース59を溶着した凹部60を形成し、凹部60の開 口部に、上記ラッチ54をボルト(図示せず)で装着する。なおラッチ54の車 体前部側面20aへの装着位置は、ドア21を矢印B方向に移動させて閉じたと き、ドア21に装着されたストライカ51の軸部53が、ラッチ54の開口部5 6内に挿入できる位置でなければならない。
【0006】 ストライカ51とラッチ54は上記のように構成されているので、例えば車両 がスライドドア21を閉じて走行中、側面衝突を受けてドア21に矢印C方向の 衝撃力が作用しても、ストライカ51の軸部53がラッチ54の係合部57bに 係合し、図5(b)にみるように、ドア21は車室内に食込むことはない。した がって車室内の乗員がドア21に押圧されることなどが防止できるのである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 ところで上記第1のスライドドアにおいては、ロック装置のリンク装置がドア 本体内の空間を横切ることがなく、ドア本体内のドアウインドガラスの収納空間 を大きくすることが可能となり、したがってドアウインドガラスを大きく形成す ることができて、ドアウインドガラスの視界を拡大するという利点がある。しか し側面衝突に対する対策がなく、側面衝突の際ドアが車室内に大きく食込むのを 防止することはできない。 また第2のスライドドアにおいては、ドアの保持力強化機構が配置されている 点は第1のスライドドアよりも進んでいるが、保持力強化機構はドアのロック装 置とは別に配置されているため、保持力強化機構の加工組み立てにおいて材料と 工数が増加し、コストの点で問題がある。 さらに、上記第1,第2のスライドドアともに、側面衝突時にはアウタハンド ルによるロック装置の解除操作が行いにくくなるという問題がある。
【0008】 本考案は、従来装置の上記問題点を解消するためになされたもので、ロック装 置とともに保持力強化機構を備えたスライドドアにおいて、コストの低減と作業 工数の低減とを可能とすると共に、側面衝突時においてもロック装置の解除を行 い得るようにしたスライドドアを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するため、スライトドアを車体にロックし、かつロックを解除 するためのロック装置を備えるとともに、車両の側面衝突時衝撃力によりスライ ドドアが車室内に食込むのを防止するための保持力強化機構を備えた車両のスラ イドドアにおいて、上記スライドドアのロック装置のリンク機構の回転軸を保持 力強化機構のドアへの取付け部材で回転可能に支持した。すなわち車体の支柱に ストライカを装着するとともに、ラッチの取付け板をドアロック装置の回転リン クの回転軸と同軸にして、ラッチの基板をスライドドアの上記ストライカに対向 する位置に装着した。
【0010】
【作用】 その結果本考案に係るスライドドアにおいては、ラッチを回転リンクの回転軸 と同軸にしてドアに装着したので、従来のロック装置における回転リンクをドア に装着するためのブラケットが不要となり、その分部品点数が少なくてすみ、加 工や組み付けの工数が低減する。 さらに、側面衝突時においても、アウタハンドルによるロック装置の解除操作 が行いにくくなることを防止する。
【0011】
【実施例】
図1はロック装置とともに、本考案に係る保持力強化機構を備えたスライドド アを示す平面断面図、図2はストライカとラッチの斜視図である。まずスライド ドアのロック装置は、図1において、インナハンドル31をリンク33を介して ロック手段34に接続し、インナハンドル31のハンドル本体32を回動するこ とにより、ロック手段34を車体20に固着されたストライカ35に対しロック 状態とし、またはその解除を行ない、スライドドア21を車体20にロックし、 または解除するとともに、アウタハンドル36を、アウタリンク37と、回転軸 40を中心に回転する回転リンク38と、インナリンク39とを介してインナハ ンドル31内でリンク33に係合し、アウタハンドル36を操作してロック手段 34をストライカ35にロックし、またはロックを解除することにより、スライ ドドア21を車体20にロックし、または解除するように構成されている。
【0012】 次に保持力強化機構はストライカとラッチとから構成されており、図2にみる ように、ストライカ1は、基部2と基部2の中央部にに固着されたコの字状に形 成された軸部3とよりなり、ラッチ4は、基板5の中央部に取付け板6を立設し 、基板5と取付け板6との接合部に、ストライカ1の軸部3と係合するための係 合部7a、7bを形成した開口部8を穿設して形成されている。なお9はボルト 孔である。保持力強化機構を構成するには、ストライカ1を車体の支柱10にボ ルト孔9を介してボルト(図示せず)で固着するとともに、ラッチ4の取付け板 6を上記ロック装置の回転リンク38の回転軸40と同軸にして、基板5をスラ イドドア21の内側にボルトにより装着する。なおストライカ1はラッチ5に対 向して配置され、その位置は、スライドドア21を閉じたとき、ストライカ1の 軸部3がラッチ4の開口部8内に挿入できる位置でなければならない。
【0013】 本考案に係るスライドドアは、上記のように構成されている。したがってスラ イドドア21を閉じると、支柱4に装着された保持力強化機構のストライカ1は 、その軸部3をスライドドア21の内側に装着されたラッチ4の開口部8内に挿 入した状態となる。この状態において、側面衝突などでスライドドア21に衝撃 力が矢印C方向に作用した場合、ストライカ1はラッチ4の開口部8内において 、係合部7bに係合するため、スライドドア21は車室内に食込むことはなく、 したがってスライドドアに押圧されて乗員が負傷するなどの事故は発生しない。 また車内に収納された荷物などが崩れてスライドドア21を車室内から押圧して も、ストライカ1の軸部3がラッチ4の係合部7aに係合して、ドア21が外側 へ外れることはない。
【0014】 本考案においては、保持力強化機構のラッチ4を、その取付け板6をロック装 置の回転リンク38と同軸にしてスライドドア21の内側に装着したので、従来 のスライドドアのようにロック装置と保持力強化機構とを別個に装着した場合に 比較して、回転リンク取り付け用のブラケット41が不要となり、部品点数の低 減、加工及び組み付け工数の低減が可能となった。 また、ラッチ4の取付け板6に回転リンク38の回転軸40を回転可能に支持 しているので、側面衝突時であってもアウタハンドル36によりロツク装置34 の解除操作が行いにくくなることがない。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、ロック装置とともに保持力強化機構を備えた車両のスライドドアに おいて、上記ドアのロック装置のリンク機構の回転軸を保持力強化機構の部品の ドアへの取付け部材で回転可能に支持し、ロック装置のリンク機構のドアへの取 付け用ブラケットを不要としたので、部品点数が減少するとともに部品の加工及 び組付け工数が低減し、スライドドアのコスト低減に大きく寄与することとなっ た。 また、保持力強化機構にロツク装置のリンク機構を取付けているので、側面衝 突時であってもアウタハンドルによるロツク装置の解除操作が行いにくくなるこ とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すスライドドアの平面断
面図である。
【図2】本考案の一実施例を示すストライカとラッチの
斜視図である。
【図3】スライドドアを備えた自動車の側面図である。
【図4】従来のスライドドアの平面断面図である。
【図5】従来のストライカとラッチの斜視図である。
【図6】(a)は正常時のストライカとラッチとの取合
いを示す断面図,(b)は側面衝突時のストライカとラ
ッチとの取合いを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ストライカ 2 基部 3 軸部 4 ラッチ 5 基板 6 取付け板 7a 係合部 7b 係合部 8 開口部 9 ボルト孔 10 支柱 20 車体 21 スライドドア

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドドアを車体にロックし、かつロ
    ックを解除するためのロック装置を備えるとともに、車
    両の側面衝突時衝撃力によりスライドドアが車室内に食
    込むのを防止するための保持力強化機構を備えた車両に
    おいて、 上記ドアのロック装置のリンク機構の回転軸を保持力強
    化機構のドアへの取付け部材で回転可能に支持したこと
    を特徴とする車両のスライドドア。
  2. 【請求項2】 上記保持力強化機構は、車体の支柱に装
    着されたストライカと、これに対向してスライドドアに
    装着されたラッチとから成り、ラッチの一端をドアロッ
    ク装置の回転リンクの回転軸と同軸に接続し、ラッチの
    他端をスライドドアに装着して構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の車両のスライドドア。
JP1993026309U 1993-05-20 1993-05-20 車両のスライドドア Expired - Fee Related JP2604038Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010215087A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Daihatsu Motor Co Ltd スライドドア構造
JP2012136164A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Daihatsu Motor Co Ltd 車両のサイドドア装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010215087A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Daihatsu Motor Co Ltd スライドドア構造
JP2012136164A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Daihatsu Motor Co Ltd 車両のサイドドア装置

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