JP2001027064A - 車両のドアロック装置 - Google Patents
車両のドアロック装置Info
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- JP2001027064A JP2001027064A JP20125499A JP20125499A JP2001027064A JP 2001027064 A JP2001027064 A JP 2001027064A JP 20125499 A JP20125499 A JP 20125499A JP 20125499 A JP20125499 A JP 20125499A JP 2001027064 A JP2001027064 A JP 2001027064A
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- Japan
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- lock
- door
- lock lever
- lever
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両の側面衝突時、ドアロック装置のロック
レバーを強制的にアンロック状態とし、乗員の脱出及び
外部からの救助を迅速に行い得るようにした。 【解決手段】 一方向への回動操作にてロック状態とな
り他方向への回動操作にてアンロック状態となるロック
レバー5を備えたドアロック装置において、ロックレバ
ー5に、ロックレバー5のロック状態にて先端部がドア
アウタパネル11の内側に近接対向するロック解除アー
ム部51を一体に延長構成し、ロックレバー5の回動中
心とロック解除アーム部51の先端部とを結ぶ直線X−
Xが、ロックレバー5のロック解除方向に、ドアアウタ
パネルと鈍角に交わるよう構成し、これによって側面衝
突にてドアアウタパネル11が内側へ変形したとき、変
形してきたドアアウタパネル11がロック解除アーム部
51の先端部を押圧してロックレバー5を強制的にロッ
ク解除方向に回動させるよう構成した。
レバーを強制的にアンロック状態とし、乗員の脱出及び
外部からの救助を迅速に行い得るようにした。 【解決手段】 一方向への回動操作にてロック状態とな
り他方向への回動操作にてアンロック状態となるロック
レバー5を備えたドアロック装置において、ロックレバ
ー5に、ロックレバー5のロック状態にて先端部がドア
アウタパネル11の内側に近接対向するロック解除アー
ム部51を一体に延長構成し、ロックレバー5の回動中
心とロック解除アーム部51の先端部とを結ぶ直線X−
Xが、ロックレバー5のロック解除方向に、ドアアウタ
パネルと鈍角に交わるよう構成し、これによって側面衝
突にてドアアウタパネル11が内側へ変形したとき、変
形してきたドアアウタパネル11がロック解除アーム部
51の先端部を押圧してロックレバー5を強制的にロッ
ク解除方向に回動させるよう構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドアロック
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のドアの後端面部に取付けられるド
アロック装置は、ドアを閉めたとき車体側に固設したド
アストライカに係合するラッチプレートと、該ラッチプ
レートの爪部と係合してラッチプレートのドアストライ
カ係合状態(ラッチ状態)を保持するディテントレバー
と、オペレーティングレバーと、ロックレバーとからな
り、これらがベースプレートに組付けられてドアの後端
面内側に取付けられ、ロックレバーがアンロック位置
(解錠位置)にあるときは、ドアのアウタハンドル又は
インナハンドルの操作によってオペレーティングレバー
が回動して上記ディテントレバーを回動させてラッチプ
レートの爪部との係合を解除させ、これによってラッチ
プレートとドアストライカとの係合が解除されてアンラ
ッチ状態とすることができるが、上記ロックレバーをロ
ック位置(施錠位置)とすると、オペレーティングレバ
ーとディテントレバーとの連繋が絶たれ、その状態では
ドアのアウタハンドル又はインナハンドルを操作してオ
ペレーティングレバーを回動させてもディテントレバー
を回動させることができず、所謂空振りロックの状態と
なるようになっており、このような構成のドアロック装
置は例えば実公昭58−23885号公報等にて公開さ
れ、従来より広く用いられているものである。
アロック装置は、ドアを閉めたとき車体側に固設したド
アストライカに係合するラッチプレートと、該ラッチプ
レートの爪部と係合してラッチプレートのドアストライ
カ係合状態(ラッチ状態)を保持するディテントレバー
と、オペレーティングレバーと、ロックレバーとからな
り、これらがベースプレートに組付けられてドアの後端
面内側に取付けられ、ロックレバーがアンロック位置
(解錠位置)にあるときは、ドアのアウタハンドル又は
インナハンドルの操作によってオペレーティングレバー
が回動して上記ディテントレバーを回動させてラッチプ
レートの爪部との係合を解除させ、これによってラッチ
プレートとドアストライカとの係合が解除されてアンラ
ッチ状態とすることができるが、上記ロックレバーをロ
ック位置(施錠位置)とすると、オペレーティングレバ
ーとディテントレバーとの連繋が絶たれ、その状態では
ドアのアウタハンドル又はインナハンドルを操作してオ
ペレーティングレバーを回動させてもディテントレバー
を回動させることができず、所謂空振りロックの状態と
なるようになっており、このような構成のドアロック装
置は例えば実公昭58−23885号公報等にて公開さ
れ、従来より広く用いられているものである。
【0003】上記ロックレバーは、ドア内部のインサイ
ドロックレバー及びドア外部からのキー操作にて回動す
るキーレバーと連繋され、車室内からインサイドロック
レバーを操作することにより、或は車外からキーをキー
シリンダに挿込み回動させてキーレバーを回動させるこ
とにより、ロックレバーをロック,アンロック操作する
ことができるようになっている。
ドロックレバー及びドア外部からのキー操作にて回動す
るキーレバーと連繋され、車室内からインサイドロック
レバーを操作することにより、或は車外からキーをキー
シリンダに挿込み回動させてキーレバーを回動させるこ
とにより、ロックレバーをロック,アンロック操作する
ことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなドアロッ
ク装置において、ロックレバーをロック状態とした状態
で衝突事故が発生し乗員がインナロックレバーをアンロ
ック操作できない状態となった場合、救援者が外部から
ドアアウタハンドルを操作してもドアを開くことができ
ず、衝突事故等の緊急時における乗員の救出に時間がか
かる、という課題を有している。
ク装置において、ロックレバーをロック状態とした状態
で衝突事故が発生し乗員がインナロックレバーをアンロ
ック操作できない状態となった場合、救援者が外部から
ドアアウタハンドルを操作してもドアを開くことができ
ず、衝突事故等の緊急時における乗員の救出に時間がか
かる、という課題を有している。
【0005】特に、側面衝突の場合は、ドアのアウタパ
ネルが押圧されて内側へ入り込んでロックレバーに当
り、ロックレバーがアンロック位置に回動できなくなっ
たり、場合によってはアンロック状態のロックレバーが
ドアアウタパネルの内側への変形で押されて回動し、ロ
ック状態となってしまうこともある、といった課題を有
している。
ネルが押圧されて内側へ入り込んでロックレバーに当
り、ロックレバーがアンロック位置に回動できなくなっ
たり、場合によってはアンロック状態のロックレバーが
ドアアウタパネルの内側への変形で押されて回動し、ロ
ック状態となってしまうこともある、といった課題を有
している。
【0006】衝突事故時の乗員救出を容易とするため
に、衝突時の慣性を用いてロックを自動的に解除するよ
うにしたドアロック装置が開発され、実開平5−248
42号公報にて公開されているが、このように慣性を用
いる方法は、衝突速度や衝突方向によって効果が左右さ
れ易く、特に側面衝突時の対策としては適用しにくい、
という課題を有している。
に、衝突時の慣性を用いてロックを自動的に解除するよ
うにしたドアロック装置が開発され、実開平5−248
42号公報にて公開されているが、このように慣性を用
いる方法は、衝突速度や衝突方向によって効果が左右さ
れ易く、特に側面衝突時の対策としては適用しにくい、
という課題を有している。
【0007】本発明は上記のような従来の課題を解決す
ることを目的とするものであり。
ることを目的とするものであり。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方向への回
動操作にてロック状態となり他方向への回動操作にてア
ンロック状態となるロックレバーを備えた車両のドアロ
ック装置において、該ロックレバーに、ロックレバーの
ロック状態にて先端部がドアアウタパネルの内側に近接
対向するロック解除アーム部を一体に延長構成し、該ロ
ックレバーの回動中心とロック解除アーム部の先端部と
を結ぶ直線の延長が、ロックレバーのロック解除方向
に、ドアアウタパネルと鈍角に交わるよう構成したこと
によって、側面衝突等にてドアアウタパネルが内側へ変
形したとき、変形してきたドアアウタパネルが上記ロッ
ク解除アーム部の先端部に当って押圧することにより、
ロックレバーを強制的にロック解除方向に回動させアン
ロック状態とするよう構成したものである。
動操作にてロック状態となり他方向への回動操作にてア
ンロック状態となるロックレバーを備えた車両のドアロ
ック装置において、該ロックレバーに、ロックレバーの
ロック状態にて先端部がドアアウタパネルの内側に近接
対向するロック解除アーム部を一体に延長構成し、該ロ
ックレバーの回動中心とロック解除アーム部の先端部と
を結ぶ直線の延長が、ロックレバーのロック解除方向
に、ドアアウタパネルと鈍角に交わるよう構成したこと
によって、側面衝突等にてドアアウタパネルが内側へ変
形したとき、変形してきたドアアウタパネルが上記ロッ
ク解除アーム部の先端部に当って押圧することにより、
ロックレバーを強制的にロック解除方向に回動させアン
ロック状態とするよう構成したものである。
【0009】このように構成したことによって、側面衝
突等の事故時、車内からでも外部からでも容易にドアを
開くことができ、迅速な脱出が可能となり、また迅速な
救出活動を行うことができるものである。
突等の事故時、車内からでも外部からでも容易にドアを
開くことができ、迅速な脱出が可能となり、また迅速な
救出活動を行うことができるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に付
き、図面を参照して説明する。
き、図面を参照して説明する。
【0011】図1において、1は車両のサイドドアの後
端面部に取付けられるドアロック装置であり、ドアを閉
めたとき車体側に固設したドアストライカ7が嵌入係合
する係合溝2aを有するラッチプレート2と、該ラッチ
プレート2の爪部2bに係合してラッチプレート2のド
アストライカ係合状態(ラッチ状態)を保持するディテ
ントレバー3と、オペレーティングレバー4と、ロック
レバー5とからなり、これらがベースプレート6に回動
可能に組付けられた状態でドア10の後端面部に取付け
られ、ロックレバー5が図1鎖線示のアンロック位置
(解錠位置)にあるときは、ドアのアウタハンドル又は
インナハンドル(何れも図示省略)の操作によってオペ
レーティングレバー4を回動させることにより図示しな
いセルフアンロックレバーが回動して上記ディテントレ
バー3を回動させラッチプレート2の爪部2bとの係合
を解除させ、これによってラッチプレート2とドアスト
ライカ7との係合が解除されてアンラッチ状態とするこ
とができるが、上記ロックレバー5を図1実線示のロッ
ク位置(施錠位置)とすると、オペレーティングレバー
4を回動させセルフアンロックレバーが回動しても、そ
の回動軌跡がディテントレバー3と干渉しない位置とな
ってディテントレバー3を回動させることができず、所
謂空振りロックの状態となるようになっている。
端面部に取付けられるドアロック装置であり、ドアを閉
めたとき車体側に固設したドアストライカ7が嵌入係合
する係合溝2aを有するラッチプレート2と、該ラッチ
プレート2の爪部2bに係合してラッチプレート2のド
アストライカ係合状態(ラッチ状態)を保持するディテ
ントレバー3と、オペレーティングレバー4と、ロック
レバー5とからなり、これらがベースプレート6に回動
可能に組付けられた状態でドア10の後端面部に取付け
られ、ロックレバー5が図1鎖線示のアンロック位置
(解錠位置)にあるときは、ドアのアウタハンドル又は
インナハンドル(何れも図示省略)の操作によってオペ
レーティングレバー4を回動させることにより図示しな
いセルフアンロックレバーが回動して上記ディテントレ
バー3を回動させラッチプレート2の爪部2bとの係合
を解除させ、これによってラッチプレート2とドアスト
ライカ7との係合が解除されてアンラッチ状態とするこ
とができるが、上記ロックレバー5を図1実線示のロッ
ク位置(施錠位置)とすると、オペレーティングレバー
4を回動させセルフアンロックレバーが回動しても、そ
の回動軌跡がディテントレバー3と干渉しない位置とな
ってディテントレバー3を回動させることができず、所
謂空振りロックの状態となるようになっている。
【0012】ロックレバー5は、金属または合成樹脂材
にて構成され、ドアの内側に設けたインサイドロックレ
バー及びドア外側からのキー操作にて回動するキーレバ
ーにそれぞれロッド等の連繋部材5a及び5bにて連係
されており、車内からインサイドロックレバーを操作す
るか或は車外からのキー操作でキーレバーを回動させる
ことにより、ロックレバー5のロック,アンロックの切
換えを行うことができるようになっており、更にロック
レバー5をロック位置及びアンロック位置にそれぞれ付
勢する反転スプリングが設けられている。その他、ラッ
チプレート2,ディテントレバー3,オペレーティング
レバー4等の各部品にはそれぞれリターンスプリングが
設けられているが、これら各部品をベースプレート6に
組付けて構成された上記ドアロック装置1の基本的な構
造及び基本的な作動は、従来より一般に広く用いられ公
知となっているものと同じであるから、上記以上の詳細
な図示及び説明は省略する。
にて構成され、ドアの内側に設けたインサイドロックレ
バー及びドア外側からのキー操作にて回動するキーレバ
ーにそれぞれロッド等の連繋部材5a及び5bにて連係
されており、車内からインサイドロックレバーを操作す
るか或は車外からのキー操作でキーレバーを回動させる
ことにより、ロックレバー5のロック,アンロックの切
換えを行うことができるようになっており、更にロック
レバー5をロック位置及びアンロック位置にそれぞれ付
勢する反転スプリングが設けられている。その他、ラッ
チプレート2,ディテントレバー3,オペレーティング
レバー4等の各部品にはそれぞれリターンスプリングが
設けられているが、これら各部品をベースプレート6に
組付けて構成された上記ドアロック装置1の基本的な構
造及び基本的な作動は、従来より一般に広く用いられ公
知となっているものと同じであるから、上記以上の詳細
な図示及び説明は省略する。
【0013】本発明においては、ロックレバー5に、ド
ア(サイドドア)10のアウタパネル11方向へ突出す
るロック解除アーム部51を一体に延長構成し、車両の
側面衝突時、ドアアウタパネル11が内側へ変形したと
き、先ずロック解除アーム部51に当ってこれを押圧す
ることにより、ロックレバー5を強制的にロック解除方
向に回動させアンロック状態とするようにしたものであ
る。
ア(サイドドア)10のアウタパネル11方向へ突出す
るロック解除アーム部51を一体に延長構成し、車両の
側面衝突時、ドアアウタパネル11が内側へ変形したと
き、先ずロック解除アーム部51に当ってこれを押圧す
ることにより、ロックレバー5を強制的にロック解除方
向に回動させアンロック状態とするようにしたものであ
る。
【0014】即ち、ロックレバー5に一体に延長構成し
たロック解除アーム部51は、ロックレバー5のロック
状態において、先端部が最も外側、つまりドアアウタパ
ネル11に最も近い位置にあると共に、ロックレバー5
の回動中心とロック解除アーム部51の先端部とを結ぶ
直線X−Xの延長がドアアウタパネル11と交わる角度
のうち、ロックレバー5のロック解除方向の角度θが9
0°より大きい鈍角をなすよう構成される。
たロック解除アーム部51は、ロックレバー5のロック
状態において、先端部が最も外側、つまりドアアウタパ
ネル11に最も近い位置にあると共に、ロックレバー5
の回動中心とロック解除アーム部51の先端部とを結ぶ
直線X−Xの延長がドアアウタパネル11と交わる角度
のうち、ロックレバー5のロック解除方向の角度θが9
0°より大きい鈍角をなすよう構成される。
【0015】このように、ロック解除アーム51の先端
部がドアアウタパネル11の内側に近接対向し、且つ直
線X−Xがドアアウタパネル11に対しロックレバー5
のロック解除方向に鈍角をなすよう構成したことによ
り、側面衝突によりドアアウタパネル11が図1の実線
示から鎖線示のように内側へ変形変位すると、その変形
変位によって先ずロック解除アーム部51の先端部に当
って内側へ押圧し、その押圧力はロックレバー5を強制
的にロック解除方向に回動させるよう働いて、ロックレ
バー5をアンロック位置とし、これにより車内からでも
外部からでも容易にドアを開くことができ、迅速な脱出
が可能となり、また迅速な救出活動を行うことができる
ものである。
部がドアアウタパネル11の内側に近接対向し、且つ直
線X−Xがドアアウタパネル11に対しロックレバー5
のロック解除方向に鈍角をなすよう構成したことによ
り、側面衝突によりドアアウタパネル11が図1の実線
示から鎖線示のように内側へ変形変位すると、その変形
変位によって先ずロック解除アーム部51の先端部に当
って内側へ押圧し、その押圧力はロックレバー5を強制
的にロック解除方向に回動させるよう働いて、ロックレ
バー5をアンロック位置とし、これにより車内からでも
外部からでも容易にドアを開くことができ、迅速な脱出
が可能となり、また迅速な救出活動を行うことができる
ものである。
【0016】更に、図2の実線にて示すように、ドアア
ウタパネル11の内側への変形変位に押圧されてロック
レバー5がアンロック位置となった状態においても、ロ
ック解除アーム部51の先端部がロックレバー5のうち
の最も外側に位置し、ロックレバー5のロック解除アー
ム部51先端部以外の最も外側の部位とドアアウタパネ
ル11との間には所定の間隙δが形成されるよう設定さ
れている。
ウタパネル11の内側への変形変位に押圧されてロック
レバー5がアンロック位置となった状態においても、ロ
ック解除アーム部51の先端部がロックレバー5のうち
の最も外側に位置し、ロックレバー5のロック解除アー
ム部51先端部以外の最も外側の部位とドアアウタパネ
ル11との間には所定の間隙δが形成されるよう設定さ
れている。
【0017】このように構成したことにより、ロック解
除アーム部51の先端部がドアアウタパネル11に押圧
されてロックレバー5がロック解除方向に回動する場
合、そのロックレバー5のロック解除方向回動途中で、
ドアアウタパネル11がロックレバー5のロック解除ア
ーム部51以外の部位に干渉してロック解除が不完全に
なる虞れがなくなり、アンロック位置への回動が確実に
行われる。
除アーム部51の先端部がドアアウタパネル11に押圧
されてロックレバー5がロック解除方向に回動する場
合、そのロックレバー5のロック解除方向回動途中で、
ドアアウタパネル11がロックレバー5のロック解除ア
ーム部51以外の部位に干渉してロック解除が不完全に
なる虞れがなくなり、アンロック位置への回動が確実に
行われる。
【0018】ロックレバー5が図2の実線示のようなア
ンロック位置にある状態で側面衝突事故が発生した場合
でも、内側へ変位してきたドアアウタパネル11が一番
先にロック解除アーム部51の先端部に当ってロックレ
バー5をアンロック位置に保持する方向に押圧し、その
他の部位には干渉しないので、アンロック位置にあるロ
ックレバー5が内側へ変形してきたドアアウタパネル1
1にてロック方向に回動されるような虞れは全くない。
ンロック位置にある状態で側面衝突事故が発生した場合
でも、内側へ変位してきたドアアウタパネル11が一番
先にロック解除アーム部51の先端部に当ってロックレ
バー5をアンロック位置に保持する方向に押圧し、その
他の部位には干渉しないので、アンロック位置にあるロ
ックレバー5が内側へ変形してきたドアアウタパネル1
1にてロック方向に回動されるような虞れは全くない。
【0019】尚、本発明は、図示実施例に限らず、一方
向の回動操作でロック状態(施錠状態)となり他方向の
回動操作にてアンロック状態(解錠状態)となるロック
レバーを備えた任意構成のドアロック装置に適用可能で
ある。
向の回動操作でロック状態(施錠状態)となり他方向の
回動操作にてアンロック状態(解錠状態)となるロック
レバーを備えた任意構成のドアロック装置に適用可能で
ある。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ドアロッ
ク装置のロックレバーにロック解除アーム部を一体に延
長構成するだけの極めて簡単な構成によって、側面衝突
等の事故時のドアアウタパネルの内側への変形変位にて
ロック位置にあるロックレバーが強制的にロック解除方
向に回動させられ、確実にアンロック状態に切り換わる
もので、これにより車内側からでも車外からでも容易に
ドアを開くことができ、側面衝突等の事故発生時におけ
る乗員の脱出が迅速に行われ得ると共に、外部からの乗
員救助作業も迅速に行うことができ、構造簡単でコスト
低廉なることと相まって、実用上多大の効果をもたらし
得るものである。
ク装置のロックレバーにロック解除アーム部を一体に延
長構成するだけの極めて簡単な構成によって、側面衝突
等の事故時のドアアウタパネルの内側への変形変位にて
ロック位置にあるロックレバーが強制的にロック解除方
向に回動させられ、確実にアンロック状態に切り換わる
もので、これにより車内側からでも車外からでも容易に
ドアを開くことができ、側面衝突等の事故発生時におけ
る乗員の脱出が迅速に行われ得ると共に、外部からの乗
員救助作業も迅速に行うことができ、構造簡単でコスト
低廉なることと相まって、実用上多大の効果をもたらし
得るものである。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すドアロック装
置の要部正面図であり、ドアロック状態を実線にて示し
ている。
置の要部正面図であり、ドアロック状態を実線にて示し
ている。
【図2】図1に示すドアロック装置の要部正面図であっ
て、ドアアウタパネルの内側への変形変位によりドアア
ンロック状態となったところを実線にて示している。
て、ドアアウタパネルの内側への変形変位によりドアア
ンロック状態となったところを実線にて示している。
1 ドアロック装置 2 ラッチプレート 2a 係合溝 2b 爪部 3 ディテントレバー 4 オペレーティングレバー 5 ロックレバー 6 ベースプレート 7 ドアストライカ 10 ドア 11 ドアアウタパネル 51 ロック解除アーム部
Claims (3)
- 【請求項1】 一方向への回動操作にてロック状態とな
り他方向への回動操作にてアンロック状態となるロック
レバーを備えた車両のドアロック装置において、該ロッ
クレバーに、ロックレバーのロック状態にて先端部がド
アアウタパネルの内側に近接対向するロック解除アーム
部を一体に延長構成し、側面衝突等にてドアアウタパネ
ルが内側へ変形したとき、上記ロック解除アーム部の先
端部に当ってこれを押圧することにより、ロックレバー
を強制的にロック解除方向に回動させアンロック状態と
するよう構成したことを特徴とする車両のドアロック装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車両のドアロック装置
において、ロックレバーの回動中心とロック解除アーム
部の先端部とを結ぶ直線の延長が、ロックレバーのロッ
ク解除方向に、ドアアウタパネルと鈍角に交わるよう構
成したことを特徴とする車両のドアロック装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の車両のドアロッ
ク装置において、ロック解除アーム部の先端部は、ロッ
クレバーのロック状態においてもアンロック状態におい
ても、ロックレバーのロック解除アーム部以外の部位よ
りドアアウタパネルに近い最外側に位置するよう構成さ
れていることを特徴とする車両のドアロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20125499A JP2001027064A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 車両のドアロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20125499A JP2001027064A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 車両のドアロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001027064A true JP2001027064A (ja) | 2001-01-30 |
Family
ID=16437905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20125499A Pending JP2001027064A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 車両のドアロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001027064A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006151038A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両用ドア |
WO2007132706A1 (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | ドアロック装置 |
US7657661B2 (en) | 2004-02-27 | 2010-02-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Data output apparatus and control method therefor |
KR100957102B1 (ko) * | 2008-06-25 | 2010-05-13 | 현대자동차주식회사 | 차량용 도어래치기구 |
-
1999
- 1999-07-15 JP JP20125499A patent/JP2001027064A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7657661B2 (en) | 2004-02-27 | 2010-02-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Data output apparatus and control method therefor |
JP2006151038A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両用ドア |
JP4526359B2 (ja) * | 2004-11-25 | 2010-08-18 | ダイハツ工業株式会社 | 車両用ドア |
WO2007132706A1 (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | ドアロック装置 |
KR100957102B1 (ko) * | 2008-06-25 | 2010-05-13 | 현대자동차주식회사 | 차량용 도어래치기구 |
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