JPH0355374A - 車両の閉鎖部材用鎖錠装置 - Google Patents

車両の閉鎖部材用鎖錠装置

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JPH0355374A
JPH0355374A JP2166947A JP16694790A JPH0355374A JP H0355374 A JPH0355374 A JP H0355374A JP 2166947 A JP2166947 A JP 2166947A JP 16694790 A JP16694790 A JP 16694790A JP H0355374 A JPH0355374 A JP H0355374A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、互いに間隔をおいて設けられる2つの回転鎖
錠片が、機械的伝達素子により結合されて同期回転する
鎖錠単位を形成し、閉鎖部材の開放の際釈放位置に保持
され、両方の回転鎖錠片とそれぞれ相互作用する2つの
錠ピンが相手部材に設けられ、閉鎖部材の閉鎖運動中錠
ピンと回転鎖錠片との相互作用により鎖綻単位が回転制
御される、車両の閉鎖部材用鎖錠装置に関する。
〔従来の技術〕
このような鎖錠装置はドイツ連邦共和国特許出願公開第
3642242号明細書から既に公知で、集中操作が可
能な場合鎖錠装置により、車両の11 閉鎖される扉、機関覆い又は揺動蓋の2点鎖錠が可能で
ある。
同期回転する鎖錠単位となるように結合される回転鎖錠
片では、車両において普通の二又構造の回転かんぬき鎖
錠片が用いられ、閉鎖部材の開放の際はね荷重を受けて
釈放位置に保持され、閉#1部材の閉鎖の際その二又端
部が相手部材の錠ピンに当たって、鎖錠位置へ回される
鎖錠位置でこれらの鎖錠片は自動拘束機構により揺動を
阻止されるので、その間に二又回転かんぬき片により覆
われる錠ピンが閉鎖位置に保持される。
しかし閉鎖部材の閉鎖の際、所望の2点鎖錠は、錠ピン
がほぼ同時に二又回転かんぬき片に当たる時にのみ、行
なわれる。
一方の錠ピンが他方の錠ピンに対して大きく進んでいる
と、進んでいる方の錠ピンが当たることにより、鎖錠単
位が鎖錠位置へ回され、他方の錠ピンは二又回転かんぬ
き片により覆われることがない。
従って両方の二又回転かんぬき片が鎖錠位置にあっても
、閉鎖部材の1点鎖錠しか行なわれない。1点で鎖錠さ
れる閉鎖部材の閉鎖の確実性は、中央に設けられる1つ
の鎖錠点のみを持つ普通のM鎖部材におけるより少ない
従って公知の鎖錠装置は、ねじり剛性のある相手部材と
共同作用する極めてねじり剛性の高い閉鎖部材にしか適
していない。
更に市販のスキー支持体から個別回転鎖錠片が公知であ
り、揺動可能に取付けられるスキー支持体の閉鎖湾曲片
が閉鎖位置に達した時にのみ、回転鎖錠片により閉鎖湾
曲片が鎖錠される。
この場合制御部材として阻止レバーが設けられ、@錠か
ぎとして構成される回転鎖錠片が阻止レバーにより釈放
位置で揺動を阻止されている。
鎖錠ケースに枢着される阻止レバーは、この阻止レバー
を鎖錠かぎに結合する引張りばねにより阻止位置に保持
されている。同時に阻止レバーの縦部分が鎖錠ケースの
かんぬき開口の端部範囲へ入り込むので、錠ピンがかん
ぬき開口へ没入する間に、当たる錠ピンにより阻止レバ
ーが揺動される。錠ピンがかんぬき開口の終端位置へ達
することにより、阻止レバーが揺動されて、回転鎖錠片
の鎖錠運動が完全に自由になる。
予荷重のかかつている引張りばねは、この瞬間に動作素
子として作用して、回転鎖錠片を自動的に鎖錠位置へ引
張る。゛スナップ動作する回転鎖錠片により一緒に回さ
れる錠シリンダのシリンダ心は、その際鍵引抜き位置へ
移行し、単なる鍵引抜きにより閉鎖湾曲片の1点鎖錠が
確実に行なわれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の基礎になっている課題は、最初にあげた種類の
鎖錠装置を発展させて、錠ピンによる鎖綻単位の鎖錠過
程において、閉鎖部材又は相手部材のねじり剛性に関係
なく、閉鎖部材の2点鎖錠を保証することである。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決するため本発明によれば、釈放位置にあ
る鎖錠単位の両方の回転鎖錠片が、それぞれ制御部材と
しての阻止レバーにより、錠ピンに係合する鎖錠運動を
阻止され、錠ピンが阻止レバーへ当たることにより、こ
れらの阻止レバーが阻止解除位置へ運動5J能であり、
回転鎖錠片の回転運動を介して鎖錠可能な終端位置に錠
ピンがある時に初めて、回転鎖錠片の鎖錠運動が完全に
自由になる。
〔発明の効果〕
VU鎖部材の閉鎖連動の際両方の錠ピンの1つが鎖錠可
能な終端位置に達しないと、対応する回転鎖錠片の釈放
位置における阻止が維持される。他方の回転鎖錠片がそ
の阻止レバーから釈放されていても、まだ阻止されてい
る回転鎖錠片との回転伝達結合のため、他方の回転鎖錠
片の回転阻止も維持される。従って鎖錠装置の1点鎖錠
が完全に防止され条社る。
〔実施態様〕
本発明の有利な構成が従属請求項に示されている。
制御部材がそれぞれ鎖錠ケースに揺動可能に支持される
阻止レバーから成り、この阻止レバーが公知のように鎖
錠かぎとして構成される回転鎖錠片と1!接相互作用す
ると、回転鎖錠片の特に簡単な構造が可能となる。
しかしこのようなスナップ動作鎖錠片は、鎖錠方向にお
けるはね荷重のため、屯なる釈放によっては解錠されず
、このために特別な回転駆動を必要とする。
特に簡単な回転駆動は錠シリンダの鍵操作を介して行な
うことができ、錠シリンダのシリンダ心は鎖錠単位に回
転結合されている。更に適当な鍵引抜き位置が存在する
と、鎖錠単位の鎖錠位置が付加的に錠シリンダを介して
保証される。
鎖錠単位の鎖錠位置にあるただ1つの鍵引抜き位置に限
定すると、鍵の引抜きの際常に閉鎖部材の鎖錠が保証さ
れているので、鎖錠装置の操作が簡単になる。
回転鎖錠片の端面が閉鎖部材の接近可能な壁面にあまり
大きく離れることなく対向していると、錠シリンダを壁
面へ埋込み、回転鎖錠片の回転軸線に対して同軸的に設
けてこれに!接結合することができる。
回転鎖錠片が壁面の近くにあっても、錠シリンダの完全
に引込んだ取付け位置を可能にするため、鍵差込み開口
を持つ頭部でシリンダ心回転鎖錠片に結合でき、回転結
合のため場所を節約するあらゆる種類の係合結合部が考
えられる。
この構造は、両方の回転鎖錠片の間にある伝達素子の必
要な長さをシリンダケースの全長だけ減少できるという
利点も持っている。
伝達素子がねじり剛性のある中空軸等から成っていると
、伝達素子の長さの減少により重量をかなり軽減するこ
とができる。
閉鎖部材としての柾い管枠と共に鎖錠装置を使用すると
、特に有利である。
この鎖錠装置は荷物支持体の揺動枠用の鎖錠装置として
特に適している。このような揺動枠は、例えば自動車の
荷物室蓋上に取付け可能な荷物支持体において必要であ
る。このような揺動枠は、揺動枠を上方へ揺動して荷物
室蓋を開くのを可能にし、荷物室蓋を閉鎖する際、荷物
支持体の基礎粋により揺動枠を閉鎖位置に確実に鎖錠せ
ねばならない。
例えばドイツ連邦共和国実用新案第8616177.6
号から公知の揺動枠の両方の個別鎖錠片を本発明の鎖錠
装置に代えると、揺動枠は車両の片側から操作される。
荷積みは車の流れている所で行なわねばならないことが
多いので、鎖錠装置により得られる安全性の利点は大き
い。
〔実施例〕
第1図に一部切断して示す荷物支持体lは、キャブリオ
レの図示しない荷物室蓋上に取付けられて、特にスキー
等の運搬に適している。
スキー又は他の前方へ効く突出する荷物を荷物支持体1
に載せて運搬する時にも、荷物室へ容易に接近できるよ
うに、荷物支持体1の下部基礎枠2のみが荷物室蓋に固
定的に結合され、運搬物品は基礎枠2の上にある揺動枠
3上に取付け可能である。
基礎枠2及び揺動枠3は、それぞれアルミニウム管から
成る方形の軽量枠である。破線で示す薗立柱上にある基
礎枠2の幅は荷物室蓋の幅にほぼ等しく、揺動枠3の幅
はキャブリオレの後部幅に合わされている。
基礎枠2の後隅範囲で、揺動枠3は両側でピン継手4を
介して基礎枠2に枢着されている。
両方のピン継手4 により規定される揺動軸線は車両の
幅方向へほぼ水平に延び、それにより揺動枠3は、その
図示した休止位置から、前方で車体に取付けられる荷物
室蓋に対して逆向きに後方へ上方揺動可能である。
揺動枠3をその休止位置で確実に基礎枠2に固定できる
ようにするため、これらN′m枠3と基礎枠2との間に
鎖錠装置が設けられて、2つの回転鎖錠片5及びこれら
の回転鎖錠片と相互作用する錠ピン6ピを持っている。
回転鎖錠片5は基礎枠2の前の隅範囲に設けられ、錠ピ
ン6は揺動枠3に設けられている。回転鎖錠片5を揺動
枠3に設け、錠ピン6を基礎枠2に設けることも可能で
ある。
面対称な回転鎖錠片5は、回転鑞錠片5の回転軸線に対
して直角な面で分割されか′っ互いに結合されている2
つのケース部分から成る鎖錠ケース7及び8内にそれぞ
れ支持されている。
基礎枠2の両方の縦管2aの外面に、外側寸法の同じ鎖
錠ケース7及び8が互いに対向してねじ止めされている
。鎖錠ケース7及び8の上方へ向くかんぬき開口9は縦
管2aより上にあり、それにより揺動枠3の縦管3aか
ら荷物支持体1の中央の方へ突出する錠ピン6が、揺動
枠3の鎖錠運動中にかんぬき開口9へ入り込む。更に鎖
錠ケース7及び8は縦管2aより下方へ突出して(第3
図)、両方の鎖錠ケース7及び8を互いに結合する横管
2bの端面開口を覆っている。横管2bは基礎枠2に属
し、両方の縦管2aに溶接されている(第1図) 横管2b内に通されるねじり剛性のある中空軸10によ
って、両方の鎖錠ケース7及び8内にある回転鎖錠片5
が回転を伝達するように互いに結合されている。中空軸
lOの左端(第1図)は、錠シリンダ12のシリンダ心
11を介して対応する回転鎖錠片5に結合され、シリン
ダ心l1は通常のようにシリンダケース13内に回転可
能に支持されている。錠シリンダ12は鎖錠ケース7の
操作開口14内へ引込んで、シリンダ心11により貫通
される回転鎖錠片5がシリンダケース13の操作側端面
とシリンダ心l1の太くされた頭部との間で軸線方向に
固定されるようにしている。シリンダ心l1と回転鎖錠
片5との回転結合は係合結合部15を介して行なわれる
。シリンダケース13は横管2bの端部範囲へぴったり
はまるように挿入され、回転鎖錠片は錠シリンダ12の
シリンダ心11を介して一緒に支持されているので、横
管2bの中心軸線に対する回転鎖錠片5の同軸支持が必
然的に行なわれる。シリンダケース13に対してシリン
ダ心11を軸線方向に固定するため、中空軸10の側で
シリンダケース13から突出する四角端部l6が、止め
輪17によりシリンダケース13の端面に対して支持さ
れている。シリンダケース13自体の軸線方向引出しを
防止するため、頭なしねじ18が設けられて、横管2b
にある下側穴を貫通してシリンダケース13の阻止穴へ
ねじ込まれている。
四角端部16上へ端部範囲をはめられる中空軸10は、
その全長にわたって四角断面を持つことができる。しか
しその代わりに丸い中空軸10を使用し、その端部のみ
を四角形にすることも考えられる。
右側の回転鎖錠片5の回転支持も同様な考えに基いてお
り、従って左側の回転鎖錠片5に対する同軸的支持が保
証される。このため鎖錠ケース8は、これに固定的に結
合されて横管2bの右端へはまるように差込み可能な支
持スリーブ19を持っている。支持スリーブ19内に軸
端20が支持され、その鎖錠ケース8内にある端面に回
転鎖錠片5が当たるように取付けられてl/1る。
支持スリーブl9内における軸端20の軸線方向固定の
ため、軸@20は環状突起21を持ち、この環状突起2
1が支持スリーブl9の中空軸側端面に支持されている
。軸端20は環状突起2lに続いて四角端部16を持ち
、この四角端部により中空軸10との差込み結合が行な
われる。
錠シリンダ12の鍵操作用操作開口l4の汚れを防止す
るため、操作開口14は密閉キャップ22により覆われ
ている。可撓性プラスチックから成るこの密封キャップ
22は、操作開口14より上で鎖錠ケース7の外殻にあ
る穴に枢着されて、操作開口l4側の面から突出する短
い環状軸により、栓のように操作開口l4の穴へはまっ
ている。錠シリンダ12を操作するため、密閉キャップ
22の下方へ突出する舌片を引張ることにより、この密
閉キャップが上方へ曲げられて、環状軸と操作開口l4
とのはまり合いを解除し、続いてその覆い面内で揺動さ
れることにより、操作開口l4が露出される。
鎖錠された状態で錠ピン6ががたつきなしに固定されて
いるようにするため、両方の鎖錠ケース7及び8のかん
ぬき開口9が下端範囲にエラストマ緩衝片23を持ち、
この緩衝片は回転鎖錠片5の回転面の近くに設けられて
いる。この緩衝片23は、揺動枠3の鎖錠運動中に錠ピ
ン6が当たる際、少し収縮し、それにより遊びのない鎖
錠を保証する。
第2図に関連してわかるように、回転鎖錠片5は鎖錠か
ぎから成り、鑞錠状態でかんぬき開口9内で下の終端位
置にある錠ピン6を押下げ、このため回転鎖錠片5のか
ぎ端部がかんぬき開口9を覆っている。このため回転鎖
錠片5のかぎ端部は、その回転軸線に関してほぼ接線方
向に湾曲している。
回転鎖錠片5の鎖綻運動を鍵の回転を介して生ずる必要
のないようにするため、回転鎖錠片5は自動スナップ鎖
錠片として構成されている。
このため両方の回転鎖錠片5の揺動面内で鎖錠ケース7
及び8に阻止レバー24が枢着され、この阻止レバー2
4により回転鎖錠片5が第3図に示す釈放位置に拘束さ
れる。阻止レバー24は、回転鎖錠片5から遠い方の側
にある端部をめ12.め去聞門qの酬方で枢着され、制
御突起として構成されるその他方の端部は、阻止レバー
24の予荷重を受けて、阻止レバー24に近い方にある
回転鎖錠片5の側縁に当たっている。回転鎖錠片5のこ
の側縁は制御軌道を形成し、阻止レバー24の制御突起
がこの制御軌道に接触する。このため制御軌道は、かぎ
端部の下側縁から始まってまず鈍角をなして斜め下方へ
回転鎖錠片5の半揺動長の所まで延び、それから制御突
起の係合輪郭に合わせたほぼ直角の弧をなして、かぎ端
部に対向する長さ範囲へ移行している。阻止レバー24
は、その長さのほほ中間で、かんぬき開口9から遠い方
の側縁に突起をもち、この突起に引張りはね25が掛け
られている。
上述した枢着状態のため、伸ばされる引張りはね25の
予荷重を介して、阻止レバー24により回転鎖錠片5の
2つの安定な終端位置が規定され、一方の終端位置は回
転鎖錠片5の鎖錠状態に対応し、他方の終端位置は解錠
状態に対応している。第2図による鑓錠状態で阻止レバ
ー24は斜め下方を向いて、その制御突起が、その輪郭
に合わされた回転鎖錠片5の側縁の弧にはまっている。
このはまり合いの解除は引張りはね25の一層の伸びに
必然的に関連しているので、はまり合いは引張りはね2
5の引張りにより維持される。
第3図による解錠状態では、阻止レバー24がほぼ水平
な位置へ上方揺動されて、かんぬき開口9のほぼ半分の
高さに達している。阻止レバー24のこの位置を可能に
するため、回転鎖錠片5をまず約20°の角だけ反時訂
方向に揺動させねばならない。それからほぼ水平に延び
る引張りはね25が阻止レバー24へ右回りモーメント
を及ばすので、阻止レバー24は回転鎖錠片5のかぎ端
部の下縁に当たった状態に保たれる。回転鎖錠片5のか
ぎ端部がかんぬき開口9へ入り込む前に、回転鎖錠片5
が制御突起の端部へ当たるので、この位置にある阻止レ
バー24はかんぬき開口9の方向への回転鎖錠片5の回
転操作をもはや許さない。
これに対し、揺動枠3がその下方へその閉鎖位置へ揺動
されると、両方の回転鎖錠片5の鎖錠運動が強制的に行
なわれる。その際鎖錠ケース7及び8のかんぬき開口9
へ没入する錠ピン6は、かんぬき開口9を貫通する阻止
レバー24へ当たって、引続く没入の際阻止レバー24
をかんぬき開口の中へ連行する。両方の錠ピン6がかん
ぬき開口、9内の終端位置へ達すると、両方の回転鎖錠
片5の阻止レバー24も同時にその下の終端位置へ揺動
される。この場合引張りはね25の阻止レバー側枢着点
も一緒に揺動されるので、回転鎖錠片5は引張りはね2
5の引張り力により自動的にその鎖錠位置へスナップ動
作する。
これに反し揺動枠3の下方揺動の際、両方の錠ピン6の
1つしかかんぬき開口9内のlIx端位置へ達しないと
、両方の阻止レバー24が回転鎖錠片5の回転阻止をも
はや行なわない所までこれらの阻止レパー24は揺動す
ることができる。しかしこの場合、一方の回転鎖錠片5
のかぎ@部の端縁が、まだ完全には没入しない錠ピン6
に当たるので、回転鎖錠片5は鎖錠位置へ揺動されない
。両方の回転鎖錠片5が同期回転する鎖錠単位となるよ
うに結合されているので、両方の回転鎖錠片5の鎖錠運
動が阻止される。
この場合、第2の錠ピン6も終端位置に達し、それから
両方の回転鎖錠片5が一緒にスナップ動作するように、
揺動枠3を押下げねばならない。
キャブリオレの同乗者側に設けられるただ1つの錠シリ
ンダ12のva操作を介して、回転鎖錠片5の解錠が可
能で、シリンダ心l1は鎖錠単位に結合されている。こ
の錠シリンダ12は、鎖錠単位が鎖錠される場合シリン
ダケース13に対するシリンダ心l1の回転位置に設け
られているただ1つの鍵引抜き位置しか持たず、この位
置で鍵を引抜くと、拘束部を介してシリンダケース13
によるシリンダ心11の機械的鎖錠が行なわれる。従っ
て鍵を引抜くと、両方の回転鎖錠片5の鎖錠も保証され
る。
鎖錠単位の解錠のため鍵がシリンダ心l1へ押込まれ、
それからシリンダケース13により機械的鎖錠が解除さ
れる。今や鍵を反時針方向へ約20°回転することによ
り、鎖錠単位を解錠することができる。シリンダ心11
の回転位置は回転鎖錠片5の阻止される釈放位置により
維持されているので、鍵を引抜くことはできない。
続いて行なわれる回転鎖錠片5の鎖錠運動の際、シリン
ダ心11は再び引抜き位置へ一緒に回されるので、鍵の
回転を行なう必要なしに、鍵を引抜くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は鎖錠装置を備えた荷物支持体の正面図、第2図
は鎖錠状態における鎖錠装置の回転鎖錠片の側面図、第
3図は解錠状態における回転鎖錠片の側面図である。 5・・・回転鎖錠片、6・・・錠ピン、24・・・阻止
レバー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いに間隔をおいて設けられる2つの回転鎖錠片が
    、機械的伝達素子により結合されて同期回転する鎖錠単
    位を形成し、閉鎖部材の開放の際釈放位置に保持され、
    両方の回転鎖錠片とそれぞれ相互作用する2つの錠ピン
    が相手部材に設けられ、閉鎖部材の閉鎖運動中錠ピンと
    回転鎖錠片との相互作用により鎖錠単位が回転制御され
    るものにおいて、釈放位置にある鎖錠単位の両方の回転
    鎖錠片(5、5)が、それぞれ制御部材としての阻止レ
    バー (24)により、錠ピン(6、6)に係合する鎖錠運動
    を阻止され、錠ピン(6、6)が阻止レバー(24、2
    4)へ当たることにより、これらの阻止レバー(24、
    24)が阻止解除位置へ運動可能であり、回転鎖錠片(
    5、5)の回転運動を介して鎖錠可能な終端位置に 錠ピン(6、6)がある時に初めて、回転鎖錠片(5、
    5)の鎖錠運動が完全に自由になることを特徴とする、
    車両の閉鎖部材用鎖錠装置。 2 回転鎖錠片(5、5)が鎖錠ケース(7、8)に揺
    動可能に支持される鎖錠かぎから成り、鎖錠ケース(7
    、8)が対応する錠ピン(6、6)の没入用かんぬき開
    口(9、9)をそれぞれ持ち、回転鎖錠片(5、5)の
    揺動面内において阻止レバー(24、24)がそれぞれ
    鎖錠ケース(7、8)に枢着され、阻止レバー(24、
    24)の端部により支持されて回転鎖錠片(5、5)が
    釈放位置に保持され、阻止レバー(24、24)がかん
    ぬき開口(9、9)の端部範囲を貫通し、錠ピン(6、
    6)がかんぬき開口(9、9)へ入り込む間に、阻止レ
    バー(24、24)がばね荷重に抗して揺動され、錠ピ
    ン(6、6)が終端位置へ達した後、回転鎖錠片(5、
    5)への阻止レバー(24、24)の支持点がずれて、
    回転鎖錠片(5、5)がかんぬき開口(9、9)を覆う
    鎖錠位置へ揺動可能であることを特徴とする、請求項1
    に記載の鎖錠装置。 3 鎖錠単位が錠シリンダ(12)のシリンダ心(11
    )に回転するように結合されていることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の鎖錠装置。 4 錠シリンダ(12)が、鎖錠単位の鎖錠の際シリン
    ダ心(11)の回転位置に応じて設けられる1つの鍵引
    抜き位置のみを持つていることを特徴とする、請求項3
    に記載の鎖錠装置。 5 鎖錠単位の一方の回転鎖錠片が閉鎖部材の接近可能
    な壁面に設けられ、錠シリンダ(12)が壁に近い方の
    回転鎖錠片(5)の回転軸線に対して軸線を平行にして
    壁面に設けられ、シリンダ心(11)が回転鎖錠片(5
    )自体に結合されていることを特徴とする、請求項3に
    記載の鎖錠装置。 6 錠シリンダ(12)がそれに結合される回転鎖錠片
    (5)の回転軸線に対して同軸的に設けられ、錠シリン
    ダ(12)のシリンダ心(11)が係合結合部(15)
    を介して回転鎖錠片(5)に結合されていることを特徴
    とする、請求項5に記載の鎖錠装置。 7 錠シリンダ(12)が閉鎖部材の壁面に引込んで設
    けられ、シリンダ心(11)と回転鎖錠片(5)との間
    の係合結合部(15)が、シリンダケース(13)から
    突出するシリンダ心の操作端部に設けられ、シリンダ心
    (11)の反対側端部が伝達素子に結合されていること
    を特徴とする、請求項6に記載の鎖錠装置。 8 両方の回転鎖錠片(5、5)の回転軸線が同軸的に
    延び、伝達素子が剛性中空軸(10)から成ることを特
    徴とする、請求項1に記載の鎖錠装置。 9 閉鎖部材として揺動可能に取付けられる管枠が設け
    られていることを特徴とする、請求項1に記載の鎖錠装
    置。 10 管枠が基礎枠(2)に枢着される揺動枠(3)で
    あり、基礎枠が荷物支持体(1)の基部として車両の車
    体に取付け可能であることを特徴とする、請求項9に記
    載の鎖錠装置。 11 荷物支持体(1)の基礎枠(2)が自動車の荷物
    室蓋上に取付け可能であることを特徴とする、請求項1
    0に記載の鎖錠装置。
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