JPH0553920A - 構造化アドレス生成装置 - Google Patents

構造化アドレス生成装置

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JPH0553920A
JPH0553920A JP3213676A JP21367691A JPH0553920A JP H0553920 A JPH0553920 A JP H0553920A JP 3213676 A JP3213676 A JP 3213676A JP 21367691 A JP21367691 A JP 21367691A JP H0553920 A JPH0553920 A JP H0553920A
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bits
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bus
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JP3213676A
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Koichi Tanaka
幸一 田中
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Toshiba Corp
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    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/0223User address space allocation, e.g. contiguous or non contiguous base addressing
    • G06F12/0292User address space allocation, e.g. contiguous or non contiguous base addressing using tables or multilevel address translation means

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はデータ処理装置のアドレス生成に係
り、特に同一のデータ構造を持つデータのアドレス計算
を簡便に行ない得る構造化アドレス生成装置に関し、プ
ロセッサ内部でのアドレス計算を不要にすると共に、実
質的にアドレス加算による時間遅延を無くし、また不正
アドレスへのアクセスを無くし、更にデータ構造の大き
さに柔軟に対応できる構造化アドレス生成装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】記憶装置を幾つかの領域に分割したときの先頭
アドレスを保持するページアドレス保持手段PARと、
第1のアドレスデータADR1とページアドレス保持手
段PARの内容から第1の構造化アドレスAPを生成す
る第1構造化アドレス生成手段ADDERと、第2のア
ドレスデータADR2と第1構造化アドレス生成手段A
DDERの出力とを切り替えて第2の構造化アドレスA
OUTとして出力する第2構造化アドレス生成手段AS
ELとを有して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ処理装置において
記憶装置をアクセスする際のアドレス生成に関し、特に
通信回線の制御データ等のように同一のデータ構造を持
つ複数個のデータが記憶装置に記憶されており、これら
のデータを同一のプログラムにより処理を行なう場合の
アドレス計算を簡便に行ない得る構造化アドレス生成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の通信回線を制御する通信装置にお
いては、個々の通信回線の状態を管理するデータが独立
して存在するが、それらの形式はプログラミングを容易
にするため、同一のデータ構造がとられることが多い。
【0003】図3にそのようなデータ構造の一例を示
す。同図のデータ構造において、通信回線は、相手局
(リモート局)の物理アドレス及び論理ポート番号、並
びに自局(ローカル局)の論理ポート番号の3つのデー
タの組み合わせで、一意に定めることが出来る。この通
信回線を用いてデータを送受信する場合、データの重
複、欠落等を検出するため、送信/受信データそれぞれ
にシーケンス番号を付与して管理する。また、これらの
データ、回線毎に固有な値を持つが、データ構造は同一
であるという特徴を持っている。
【0004】このデータ構造を用いたプログラミングで
は、管理データのベースアドレスとオフセットにより目
的とするデータを一意に定めることが出来る。
【0005】この様な目的のため、Intel社のi8
086プロセッサ等では、ベースアドレスを示すレジス
タと、オフセットを示す直値ないしはレジスタ値とを加
算して、記憶装置をアクセスする時にハードウェア的に
計算するものがある。
【0006】この様な従来の汎用プロセッサでは、アド
レス空間の拡大のためにこのアドレッシングモードを用
いており、全アドレス範囲をカバーする多ビットの演算
器が使用され、このため演算に最低1クロックの時間を
要し、結果としてデータアクセスが遅くなるという問題
がある。
【0007】また、周辺機器を実現する回路と専用プロ
セッサとを同一半導体基板の上に実現するASIC手法
においては、ハードウェア量を最小にするため上述のよ
うなアドレス計算専用の演算器を備えることはできず、
データ演算器を併用することとなる。この場合、プログ
ラムで演算することになるが、データをアクセスする毎
にベースアドレスとオフセットを加算しなければなら
ず、ステップ数の増加、並びに実行時間の増加を伴い、
その削減が望まれている。また、マイクロコードを用い
るプロセッサにおいても、ユーザの各プログラムではス
テップ数は減少するが、マイクロコードにおいてアドレ
ス計算を実行するため、実行時間に関しては減少するこ
とができない。
【0008】更に、不適切なプログラムにより不正なオ
フセットでアクセスされた場合、異なったデータ構造を
アクセスし破壊することがプログラム開発の過程ではよ
くあるが、予期せぬアドレスのデータを破壊することは
デバッグ作業を困難なものにしているので、アクセスの
アドレス範囲を限定する処理が望まれている。しかし、
従来のアドレッシングでは、ベースアドレスを基準にオ
フセットアドレスで示される全アドレス範囲が有効であ
ったため、物理アドレスの範囲が広く、ハードウェア的
に不正アドレスの限定が困難であった。従って、このよ
うな特定のデータ構造をアクセスするためにはプログラ
ムによるアドレス加算と範囲チェックが必要であり、従
来のプロセッサでは処理時間の増大を招いている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来、
全アドレス範囲をカバーする多ビットの演算器が使用さ
れ、演算に最低1クロックの時間を要し、結果としてデ
ータアクセスが遅くなるという問題や、データ演算器を
併用する場合にも、プログラムで演算することになり、
ステップ数の増加、並びに実行時間の増加を伴い、ま
た、マイクロコードを用いるプロセッサにおいても、ユ
ーザの各プログラムではステップ数は減少するが、マイ
クロコードにおいてアドレス計算を実行するため、実行
時間に関しては減少することができないという問題、更
に、ハードウェア的に不正アドレスの限定が困難で、特
定のデータ構造をアクセスするためにはプログラムによ
るアドレス加算と範囲チェックが必要であり、処理時間
の増大を招くという問題があった。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するもので、
その目的は、同一のデータ構造を持った複数のデータを
処理する際に、プロセッサが生成するアドレスに対して
ベースアドレスを加算して記憶装置に与えるアドレスを
生成することにより、プロセッサ内部でのアドレス計算
を不要にすると共に、プロセッサから記憶装置にアドレ
スが伝搬する過程で加算することにより、実質的にアド
レス加算による時間遅延を無くし、また、アドレス加算
の範囲を限定することにより不正アドレスへのアクセス
を無くし、更に、データ構造の大きさに柔軟に対応でき
る構造化アドレス生成装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴は、図1に示す如く、記憶装置
を幾つかの領域(ページ)に分割したときの先頭アドレ
スを保持するページアドレス保持手段PARと、第1の
アドレスデータADR1と前記ページアドレス保持手段
PARの内容から第1の構造化アドレスAPを生成する
第1構造化アドレス生成手段ADDERと、第2のアド
レスデータADR2と前記第1構造化アドレス生成手段
ADDERの出力とを切り替えて第2の構造化アドレス
AOUTとして出力する第2構造化アドレス生成手段A
SELとを具備し、前記第2構造化アドレス生成手段A
SELは、前記第1のアドレスデータADR1によるア
クセスでは前記第1構造化アドレス生成手段ADDER
の出力を選択し、前記第2のアドレスデータADR2に
よるアクセスでは前記第2のアドレスデータADR2を
選択することである。
【0012】本発明の第2の特徴は、請求項1に記載の
構造化アドレス生成装置において、前記ページアドレス
保持手段PARはm(任意の正整数)ビット(上位m−
kビット、下位k(任意の正整数)ビット)で、前記第
1のアドレスデータADR1はi(任意の正整数)ビッ
ト(上位kビット、下位i−kビット)で、前記第1の
構造化アドレスAPはn(任意の正整数)ビット(上位
m−kビット、中位kビット、下位i−kビット)でそ
れぞれ構成され、前記第1構造化アドレス生成手段AD
DERは、前記ページアドレス保持手段PARの上位m
−kビットを上位m−kビットとして、前記ページアド
レス保持手段PARの下位kビットと前記第1のアドレ
スデータADR1の下位kビットの加算結果を中位kビ
ットとして、前記第1のアドレスデータADR1の下位
i−kビットを下位i−kビットとして生成することで
ある。
【0013】本発明の第3の特徴は、請求項1または2
に記載の構造化アドレス生成装置において、前記構造化
アドレス生成装置の各構成要素及び前記記憶装置は、デ
ータ処理装置の他の構成要素と共に同一半導体基板上に
構成されることである。
【0014】
【作用】本発明の構造化アドレス生成装置では、第1構
造化アドレス生成手段ADDERは、ページアドレス保
持手段PARの上位m−kビットを上位m−kビットと
して、ページアドレス保持手段PARの下位kビットと
第1のアドレスデータADR1の下位kビットの加算結
果を中位kビットとして、第1のアドレスデータADR
1の下位i−kビットを下位i−kビットとして生成
し、第2構造化アドレス生成手段ASELは、第1のア
ドレスデータADR1によるアクセスでは第1構造化ア
ドレス生成手段ADDERの出力を選択し、第2のアド
レスデータADR2によるアクセスでは第2のアドレス
データADR2を選択する。
【0015】従って、同一のデータ構造を持った複数の
データを処理する際に、プロセッサが生成するアドレス
に対してベースアドレスを加算して記憶装置に与えるア
ドレスを生成することにより、プロセッサ内部でのアド
レス計算を不要にすることができ、プロセッサから記憶
装置にアドレスが伝搬する過程で加算できるので、実質
的にアドレス加算による時間遅延を無くすことができ、
また、アドレス加算の範囲を第1の構造化アドレスAP
の中位kビットに限定することにより不正アドレスへの
アクセスを無くすことができ、更に、データ構造の大き
さに柔軟に対応できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。
【0017】図1は本発明の実施例に係る構造化アドレ
ス生成装置の構成図を示したものである。
【0018】同図において、本実施例の構成は、記憶装
置のページアドレスを保持するページアドレスレジスタ
PARと、第1のアドレスデータADR1とページアド
レスレジスタPARの内容から第1の構造化アドレスA
Pを生成する加算器ADDERと、第2のアドレスデー
タADR2と加算器ADDERの出力とを切り替えて第
2の構造化アドレスAOUTとして出力するアドレスセ
レクタASELとから成る構成で、アドレスセレクタA
SELは、第1のアドレスデータADR1によるアクセ
スでは加算器ADDERの出力を選択し、第2のアドレ
スデータADR2によるアクセスでは第2のアドレスデ
ータADR2を選択する。
【0019】尚、第1のアドレスデータADR1はiビ
ットであり、アドレス値を示すと共に第1アドレスが有
効であるか否かを示す制御信号を有する。この入力デー
タは、上位kビット幅のADP1バスと下位i−kビッ
ト幅のADP2バスに分割される。また、第2のアドレ
スデータADR2は、nビット幅のアドレス値を示すと
共に第2アドレスが有効であるか否かを示す制御信号を
有する。
【0020】また、ページアドレスレジスタPARは、
図示しない手段によって予めmビットのアドレス値が設
定され、保持するレジスタである。このレジスタPAR
の出力は、上位m−kビット幅のPA1バスと下位kビ
ット幅のPA2バスに分割される。加算器ADDERの
第1及び第2の入力に、ページアドレスレジスタPAR
の下位PA2及び第1のアドレスデータADR1の上位
ADP1が接続され、kビットの加算出力はARバスと
なる。尚、加算の結果生じるキャリーは破棄される。
【0021】更に、第1の構造化アドレスAPはnビッ
ト幅を有し、上位m−kビットはページアドレスレジス
タPARの上位PA1に、中位kビットはページアドレ
スレジスタPARの下位PA2と第1のアドレスデータ
ADR1の下位ADP1の加算結果ARに、下位i−k
ビットは第1のアドレスデータADR1の下位ADP2
にそれぞれ接続されている。アドレスセレクタASEL
は、第1及び第2のnビット幅の入力を持ち、それぞれ
第1の構造化アドレスAP及び第2のアドレスデータA
DR2が接続されている。第2のアドレスデータADR
2が有効であるときにはセレクタASEL出力にADR
2バスの内容を出力し、そうでなければAPバスの内容
を出力する。この出力はnビット幅のAOUTバスとな
る。
【0022】以上の構成において、以下に示す関係が成
立する。
【0023】 m>k i>k n=(m−k)+k+(i−k)=m+i−k ここでは、説明を容易にするため、次の数値をそれぞれ
のバス幅に割り当てる。
【0024】m=12ビット、i=8ビット、k=4ビ
ット、n=16ビット次に、以上の様な構成を備える本
実施例の動作を説明する。
【0025】図2はAOUTバスによりアクセスされる
記憶装置のメモリ空間を示す。図中、1点鎖線で区切ら
れた左半分はADR1バスでアクセスされるときのアド
レス空間の見え方を示し、右半分はADR2バスでアク
セスされるときの見え方を示す。AOUTバスが持つ全
アドレス範囲は、0000h〜FFFFhの65536
番地になる。尚、添え字hは16進数を示す。この番地
でアクセスされるデータの単位をワードと呼ぶ。従っ
て、AOUTバスがアクセスするデータは65536ワ
ード(64Kワード)になる。
【0026】第2のアドレスデータADR2が有効であ
る時、アドレスセレクタASELはADR2バスの内容
をAOUTバスに出力する。また、第1のアドレスデー
タADR1が有効である時、アドレスセレクタASEL
はAPバスの内容をAOUTバスに出力する。この時、
AOUTバスの上位(m−k)=8ビットはPA1バス
に等しく、ページアドレスレジスタPARが出力する固
定値になる。従って、64Kワードを256等分した内
の1つの領域(この領域をブロックと呼ぶ)を示すこと
になる。また、AOUTバスの中位k=4ビットはAR
バスに等しく、ブロック内を16等分した16ワード分
の大きさを1つの領域(この領域をページと呼ぶ)を示
すことになる。更にAOUTバスの下位(i−k)=4
ビットはADP2バスに等しく、ページ内の1ワードを
示すことになる。
【0027】次に、図3或いは図4に示すようなデータ
構造を持つ通信回線を制御するデータをアクセスする例
によって、より具体的な動作を説明する。
【0028】通信回線は、相手(リモート)局の物理ア
ドレス及び論理ポート番号、並びに自(ローカル)局の
論理ポート番号の3つのデータの組み合わせで一意に定
めることができる。この通信回線を用いてデータを送受
信する場合、データの重複、欠陥等を検出するため、送
信/受信データそれぞれにシーケンス番号を付与し管理
する。この他、回線状態を識別するための情報等が必要
とされる。これらのデータは、回線毎に固有な値を持つ
が、データ構造は同一であるという特徴を持っている。
【0029】制御データ構造の大きさを図3に示すよう
に16ワードとする時、64Kワードの領域には最大4
096個のデータまでが、0000h、0010h、0
020h、…等のアドレスに配置される。従って、1つ
の制御データを特定するためには、12ビットの情報が
必要であり、そのアドレスデータが12ビットのページ
アドレスレジスタPARに設定される。また、そこに含
まれるデータは4ビットのアドレスにより特定でき、A
DR1バスに出力されるアドレスデータは00h〜0F
hとなる。
【0030】ここで、124h個目の通信回線の受信シ
ーケンス番号をアクセスする場合を例にとると、このデ
ータの先頭アドレスは1230h番地であり、受信シー
ケンス番号は+5のオフセットを持つので、123hを
ページアドレスレジスタPARに設定し、第1のアドレ
スデータADR1を05hとする。この時、それぞれの
バスは、PA1バス=12h、PA2バス=3h、AD
P1バス=0h、ADP2バス=5h、ARバス=PA
2バス+ADP1バス=3hであり、よって、APバス
=1235hとなり、アドレスセレクタASELの出力
AOUT=1235hにより、該番地のデータがアクセ
スされる。同様にABC個目のページの6番目のデータ
は、AOUT=ABC6hとして、該番地のデータがア
クセスされる。
【0031】次に、図3の制御データに、更に利用者の
名前を与え、制御データ構造の大きさを64ワードに増
加した場合のアクセス動作を図4を用いて説明する。こ
こで、利用者氏名は+12のアドレスから格納されてお
り、この新しい制御データは64Kワードの中に最大1
024個まで配置可能である。このデータが0040
h、0080h等のアドレスに配置された場合、ページ
アドレスレジスタPARには004h、008h等の値
が設定され、一方第1のアドレスデータには00h〜3
Fhの範囲のアドレスデータが設定される。
【0032】ここで、24h個目の制御データ(データ
の先頭アドレスは08C0h番地とする)の利用者氏名
をアクセスする場合には、08Chをページアドレスレ
ジスタPARに設定し、ADR1バスに12hを設定す
る。この時、それぞれのバスは、PA1バス=08h、
PA2バス=Ch、ADP1バス=1h、ADP2バス
=2h、ARバス=PA2バス+ADP1バス=Dhで
あり、よって、APバス=08D2hとなり、アドレス
セレクタASELの出力AOUT=08D2hにより、
該番地の利用者氏名のデータがアクセスされる。
【0033】次に、複数の多様な大きさのデータ構造を
持つ制御データが配置された場合について説明する。図
5は、16ワード及び32ワードの大きさの制御データ
構造がそれぞれ2個ずつ、0100h番地から順に配置
された場合を示す。これらのデータの先頭アドレスはそ
れぞれ0100h、0110h、0120h、0140
hになる。それぞれの制御データの5ワード目をアクセ
スする場合には、ページアドレスレジスタPARに01
0h、011h、012h、014hを設定し、第1の
アドレスデータADR1に05hを設定すればよい。即
ち、加算器ADDERを用いてAOUTバスの中位4ビ
ットを計算するようにしているので、異なった大きさの
制御データが配置される場合でも、ハードウェアの変更
を必要とせず、一元的に管理することができる。
【0034】つまり、データをアクセスする場合、その
データが属する制御データのページアドレスを求めてペ
ージアドレスレジスタPARに設定し、その後制御デー
タ内での順番を示すアドレスを第1のアドレスデータD
AR1に設定するだけで、目的とする物理的なアドレス
を得ることができる。
【0035】また、加算器ADDERで演算されるアド
レスが中位4ビットに限定されていること、及びキャリ
ーが破棄されることから、不適切なプログラムにより不
正なアドレスが第1のアドレスデータADR1に設定さ
れた場合には、そのアクセス時のアドレス上位m−kビ
ットはページアドレスレジスタPARにより固定されて
いるので、アクセスする可能性のある範囲は特定の1つ
のブロックに限定される。従って、他のブロック内のデ
ータを破壊することが無いので、プログラムのデバッグ
が容易になる。
【0036】一方、このような制御データ全体を一括し
て他の記憶装置に転送するような場合や、プログラムの
デバッグ等の目的では、構造化されたアドレスではな
く、それぞれのデータをワード単位で直接指定できるこ
とが望まれる。そのような場合には、第1のアドレスデ
ータADR1にアドレスデータを設定するのではなく、
第2のアドレスデータADR2にアドレス16ビットを
設定すれば、AOUTバスに16ビットのアドレスを出
力することができる。
【0037】図6は、本実施例の構造化アドレス生成装
置と、プロセッサPU及び記憶装置との関係を示すデー
タ処理装置の構成図である。
【0038】同図において、プロセッサPUは20ビッ
ト幅のアドレス出力するアドレスバスADRSと、16
ビット幅のデータバスDATと、書き込みや動作タイミ
ングを指示する制御バスCNTLを接続している。ここ
で、各バスの幅とビット位置は、<n:m>の記法で示
し、第nビットから第mビットまであることを示す。ま
た1本の信号のビット位置は<n>の記法で示す。
【0039】アドレスレジスタADREGの入力には、
構造化アドレスAOUTが接続され、データの入出力と
してデータバスDATが接続され、更に制御バスCNT
Lが接続されている。
【0040】また、第1のアドレスデータADR1には
アドレスバスADRSの下位8ビット<7:0>が接続
され、第2のアドレスデータにはアドレスバスADRS
の下位16ビット<15:0>が接続される。第1のア
ドレスデータADR1が有効であることをADRS<1
9>=”0”で示し、第2のアドレスデータADR2が
有効であることをADRS<19>=1”で示すものと
する。即ち、アドレスセレクタASELのセレクト制御
端子SにはADRS<19>が接続される。
【0041】デコーダDECは、アドレスバスADRS
に特定のアドレスが出力され、且つ書き込みを示す制御
信号WRが有効であることを判断して、データバスDA
T<11:0>に出力されているデータをページアドレ
スレジスタPARに設定するよう指示する。
【0042】以上のように構成されているので、プロセ
ッサPUがページアドレスレジスタPARに適切な値を
設定し、アドレス00000h〜000FFhの256
ワードをアクセスする時には、ADRS<19>=”
0”であり、アドレスセレクタASELは構造化アドレ
スAPを選択してAOUTバスに出力する。即ち、プロ
セッサPUは構造化されたアドレスで記憶装置をアクセ
スすることになる。
【0043】一方、アドレス80000h〜8FFFF
hの64Kワードをアクセスする時には、ADRS<1
9>=”1”であり、アドレスセレクタASELは第2
のアドレスデータADR2を選択してAOUTバスに出
力する。即ち、プロセッサPUは非構造化されたアドレ
スで記憶装置をアクセスすることになる。
【0044】図5の例では、構造化アドレス生成装置の
アドレス入力の有効/無効を示すために、プロセッサP
Uが出力したアドレスデータADRSの一部を用いてい
るが、これに限られるものではなく、記憶装置へのアク
セスとI/O装置へのアクセスを区別することの可能な
データ処理装置においては、この区別をする制御信号を
使用することができる。例えば、記憶装置へのアクセス
がある時に第2のアドレスデータADR2を有効とし、
I/O装置へのアクセスがある時に第1のアドレスデー
タADR1を有効とするよう制御することも可能であ
る。
【0045】また、本実施例の第1構造化アドレス生成
手段として使用されている加算器ADDERは、プロセ
ッサPUが出力するアドレスバスADRSの幅に対し
て、狭いビット幅(ADRSバスの一部)を入力とする
ため、極めて高速な加算器を使用することができる。即
ち、アドレスバスADRSにアドレスデータが出力され
た直後にアドレス計算を終了することも可能であるの
で、バスサイクルを延長することなくアクセスでき、よ
って処理の高速化が図れる。
【0046】更に、本実施例では、通信回線の制御デー
タに関する例を示したが、これに限定されることなく、
リアルタイム処理におけるタスク等のように、データ構
造が画一的であるアプリケーションに対して、本発明は
その効力を発揮する。更に、特に、ASICのような特
殊用途向けに構成されるデータ処理装置に、本発明を適
用すれば、その効果は大きい。
【0047】
【発明の効果】データ構造を扱う時に、プロセッサ側の
プログラムによりアドレス計算をする手間が省けるた
め、プログラムを容易に作成することができるばかりで
なく、実行時間の短縮が可能である。
【0048】プロセッサのハードウェアでアドレス計算
を行なう場合、通常アドレスの全ビットに対する演算を
行なうため、高速な加算器を用いても最低1クロックは
演算時間を必要とするが、本発明によれば、ビット幅の
狭い加算器を用いるため、1クロック未満で演算するこ
とができる。このため、プロセッサから記憶装置に出力
されるアドレスに対して演算することが可能となり、ア
ドレス計算のための余分なクロックサイクルが不要とな
る。即ち、従来方式に比べ、データのアクセス1回当た
り少なくとも1クロックサイクルの短縮が可能である。
特に通信制御プログラム等のように、制御データをテー
ブルとして保持し、一連の処理が特定のテーブル中の要
素を頻繁にアクセスする場合には、テーブルを指定する
ページアドレスを1回設定すればよく、後はオフセット
値をアドレスバスに出力するだけでよいので、結果とし
てデータアクセスの処理速度を向上させることができ
る。
【0049】アドレス加算を行なうビット位置を第1の
構造化アドレスの中位kビットに限定しているため、上
位ビットで特定されるアドレス範囲外をアクセスするこ
とがない。
【0050】また、第1構造化アドレス生成手段として
加算器を用いることにより、多様な大きさのデータ構造
に対してもハードウェアを修正することなく対応でき
る。
【0051】更に、第2の構造化アドレス、即ち非構造
化したアドレスにより記憶装置をアクセスするようにも
構成されているので、データ構造に無関係にアクセスし
たい場合、例えば連続した領域のデータ転送等や、プロ
グラムのデバック時等、直接記憶装置の内容を読み書き
したい場合にも有効である。
【0052】以上のように本発明によれば、同一のデー
タ構造を持った複数のデータを処理する際に、プロセッ
サが生成するアドレスに対してベースアドレスを加算し
て記憶装置に与えるアドレスを生成することにより、プ
ロセッサ内部でのアドレス計算を不要にし、プロセッサ
から記憶装置にアドレスが伝搬する過程で加算できるの
で、実質的にアドレス加算による時間遅延の無い、ま
た、アドレス加算の範囲を限定することにより不正アド
レスへのアクセスの無い、更に、データ構造の大きさに
柔軟に対応し得る構造化アドレス生成装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発明原理図であり、また本発明の実施
例に係る構造化アドレス生成装置の構成図である。
【図2】本発明の実施例に係る構造化アドレス装置でア
クセスされる記憶装置のアドレス空間を説明する図であ
る。
【図3】本発明の実施例の制御データ構造の第1の例を
説明する図である。
【図4】本発明の実施例の制御データ構造の第2の例を
説明する図である。
【図5】本発明の実施例の制御データ構造の第3の例を
説明する図である。
【図6】本発明の実施例に係るデータ処理装置の構成図
である。
【符号の説明】
PAR ページアドレス保持手段(ページアドレスレジ
スタ) ADDER 第1構造化アドレス生成手段(加算器) ASEL 第2構造化アドレス生成手段(アドレスセレ
クタ) ADR1 第1のアドレスデータ ADR2 第2のアドレスデータ PA1 ページアドレス保持手段PAR出力の上位m−
kビット PA2 ページアドレス保持手段PAR出力の下位kビ
ット ADP1 アドレスデータADR1の上位kビット ADP2 アドレスデータADR1の下位i−kビット AR 第1構造化アドレス生成手段ADDERの出力
(構造化アドレスAPの中位kビット) AP 第1の構造化アドレス AOUT 第2の構造化アドレス PU プロセッサ DEC デコーダ ADREG アドレスレジスタ ADRS アドレスバス DAT データバス CNTL 制御バス WR 書き込み制御信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶装置を幾つかの領域(ページ)に分
    割したときの先頭アドレスを保持するページアドレス保
    持手段と、第1のアドレスデータと前記ページアドレス
    保持手段の内容から第1の構造化アドレスを生成する第
    1構造化アドレス生成手段と、第2のアドレスデータと
    前記第1構造化アドレス生成手段の出力とを切り替えて
    第2の構造化アドレスとして出力する第2構造化アドレ
    ス生成手段とを有し、前記第2構造化アドレス生成手段
    は、前記第1のアドレスデータによるアクセスでは前記
    第1構造化アドレス生成手段の出力を選択し、前記第2
    のアドレスデータによるアクセスでは前記第2のアドレ
    スデータを選択することを特徴とする構造化アドレス生
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記ページアドレス保持手段はm(任意
    の正整数)ビット(上位m−kビット、下位k(任意の
    正整数)ビット)で、前記第1のアドレスデータはi
    (任意の正整数)ビット(上位kビット、下位i−kビ
    ット)で、前記第1の構造化アドレスはn(任意の正整
    数)ビット(上位m−kビット、中位kビット、下位i
    −kビット)でそれぞれ構成され、前記第1構造化アド
    レス生成手段は、前記ページアドレス保持手段の上位m
    −kビットを上位m−kビットとして、前記ページアド
    レス保持手段の下位kビットと前記第1のアドレスデー
    タの下位kビットの加算結果を中位kビットとして、前
    記第1のアドレスデータの下位i−kビットを下位i−
    kビットとして生成することを特徴とする請求項1に記
    載の構造化アドレス生成装置。
  3. 【請求項3】 前記構造化アドレス生成装置の各構成要
    素及び前記記憶装置は、データ処理装置の他の構成要素
    と共に同一半導体基板上に構成されることを特徴とする
    請求項1または2に記載の構造化アドレス生成装置。
JP3213676A 1991-08-26 1991-08-26 構造化アドレス生成装置 Pending JPH0553920A (ja)

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