JPH05507307A - ジスアゾ化合物及び染料としての該化合物の用途 - Google Patents

ジスアゾ化合物及び染料としての該化合物の用途

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ジスアゾ化合物、その製法及び染料としての該化合物の用途本発明は繊維反応性 染料の工業的分野にある。
それぞれアミノ基を介してトリアジン残基により互いに結合しているアゾ発色団 の2個の残基を含有する繊維反応性アゾ染料は、例えば米国特許第448504 1号及び第4806127号明細書から、英国特許第2007698号明細書か ら、ドイツ特許出願公開第3320972号明細書から及び特公昭62−132 968号公報から公知である。しかし染色の品質及び染色法の経済性の増大した 要求が改善された染料を開発することを必要としていた。なぜならば、まさにコ ールドパッド−バッチ法によりセルロース繊維材料、例えば木綿を染色するため に、良好に溶解しそして低い染色−及び固着温度において高い反応性を存する染 料が必要となるからである。これら染料は、経済的に並びに生態学的に著しい長 所を以て染色法に使用させ得るために、高い固着度を存すべきである。さらに、 得られた染色を、例えば抜染の際の下地染色として使用させ得るために、できる だけ抜染可能であるへきである。
本発明によりこの課題が、非常に良好な繊維段2性な染色性を存する、以下で記 載及び定義した一般式(1)の水溶性ジスアゾ染料の発見により解決された。
一般式(1)に於いて各記号は次の意味を有するMeは水素又はアルカリ金属、 例えばナトリウム、カリウム又はリチウムであり、K1は一般式(2a) 〔式中 Meは上記の意味の一つを育しそして nは零又はlの数を意味する(そのt$nが零と等しい場合には、この基は水素 を意味する)〕 で示される残基であり、 K1は一般式(2b) (式中Me及びnは上記の意味の一つを存する)で示される残基であり、 DI及びDlは、互いに関係なく、それぞれ一般式(3a)、(3b)又(よ( 3C)(式中 Meは上記の意味の一つを符し、 R1は水素、■乃至4個のC−原子を育するアルキル、例えばエチル及び、特に メチル−これはスルホ、カルボキシ又はスルファトC二よ装置1外されている二 とができるー、l乃至4個のC−原子を有するアルコキノ、f%1えばエトキシ 及び、特にメトキシ−これはスルホ、カルボキシ又はスフレフアトにより置換さ れていることができるー、塩素、臭素、ヒドロキソ、シアノ、カルボキン又はス ルホであり、好ましくは水素、メチル、メトキシ又はエトキンであり、 計は水素、1乃至4個のC−原子を有するアルキル、例えばエチル及び、特にメ チル又はl乃至4個のC−原子を有するアルコキシ、例えばエトキシ及び、特に メトキシであり、殊に水素又はメトキシであり、Yはビニル又は、β−位におい てアルカリによりビニル基の形成下に脱離可能な置換基を含有するエチルであり そしてmは零、1又は2の数である(その際mが零と等しい場合には、この基は 水素を意味する) で示される基である。
一般式(3a)において基y−so、−は、アゾ基と結合した遊離結合に対し、 殊にメタ−又はバラ−位にありそして一般式(3C)においてこの基は、アミノ カルボニル基に対し、殊にメタ−又はパラ−位においてベンセン環に結合してい る。一般式(3b)においてアゾ基に導く、遊離結合は、殊にナフタリン残基の 2−位にある。
個々の式メンバーは、その意味の範囲において互いに同一の又は互いに異なる意 味を育することができる。
式メンバーYのエチル基のβ−位にありそしてアルカリ性条件下脱離することが できる置換基は、例えば2乃至5個のC−原子を有するアルカノイルオキシ基、 例えばアロイルオキシ基、アロイルオキシ基、例えばベンゾイルオキシ−、スル ホベンゾイルオキシー又はカルボキシベンゾイルオキソ−基、l乃至4個のC− 原子を育するアルキル残基を有するアルキル−及びジアルキルアミノ基、例えば 特にジメチルアミノ−及びジエチルアミノ基、!乃至4個のC−原子を有するア ルキル残基を育するトリアルキルアンモニウム基、例えばトリメチルアンモニウ ム基−一その際その陰イオンは通常な無色の陰イオン、例えば塩化物−1硫酸水 素塩〜又は硫酸塩陰イオンである−11乃至4個のC−原子を育するアルキルス ルホニルオキシ基、例えばメチルスルホニルオキシ基、フッ素−又は臭素原子及 び、特にホスファト、チオスルファト−及びスルファト基である。殊に基Y−8 O1−はビニルスルホニル基又はβ−クロルエチルスルホニル−1β−チオスル ファトエチルスルホニル又はβ−スルファトエチルスルホニル−基、殊にβ−ス ルファトエチルスルホニル−基である。
スルホ−、カルボキシ−、スルファト−、チオスルファト−及びホスファト基は 、一般式−3(L Me、−COOMe、−0SOs Me、−3−SO3Me 又は−OPOiMezで示される基であり、式中Meは上記の意味の一つを有す る。
残基D+及びD2は、例えば次の通りである:2−(β−スルファトエチルスル ホニル)−フェニル、3−(β−スルファトエチルスルホニル)−フェニル、4 −(β−スルファトエチルスルホニル)−フェニル、2−カルボキン−5−(β −スルファトエチルスルホニル)−フェニル、2−クロル−3=(β−スルファ トエチルスルホニル)−フェニル、2−クロル−4−(β−スルファトエチルス ルホニル)−フェニル、2−エトキシ−4−(β−スルファトエチルスルホニル )−フェニル、2−エトキシ−5−(β−スルファトエチルスルホニル)−フェ ニル、2−エチル−4−(β−スルファトエチルスルホニル)−フェニル、2− メトキソ−5−(β−スルファトエチルスルホニル)−フェニル、2.4−シェ ドキン−5−(β−スルファトエチルスルホニル)−フェニル、2.4−ジメト キシ−5−(β−スルファトエチルスルホニル)−フェニル、2.5−ジメトキ シ−4−(β−スルファトエチルスルホニル)−フェニル、2−メトキシ−5− メチル−4−(β−スルファトエチルスルホニル)−フェニル、2−(β−チオ スルファトエチルスルホニル)−フェニル、3−(β−チオスルファトエチルス ルホニル)−フェニル、4−(β−チオスルファトエチルスルホニル)−フェニ ル、2−メトキシ−5−(β−チオスルファトエチルスルホニル)−フェニル、 2−スルホ−4−(β−ホスファトエチルスルホニル)−フェニル、2−スルホ −4−(ビニルスルホニル)−フェニル、2−クロル−4−(β−クロルエチル スルホニル)−フェニル、2−クロル−5−(β−クロルエチルスルホニル)− フェニル、3−(β−アセチルオキシ−エチルスルホニル)−フェニル、4−( β−アセチルオキシ−エチルスルホニル)−フェニル、2−ヒドロキソ−5−( β−スルファトエチルスルホニル)−フェニル、2−メトキシ−5−[β−(N −メチルータウリル)−エチルスルホニルコーフェニル、5−(β−スルフ7ト エチルスルホニル)−ナフト−2−イル、6−(β−スルファトエチルスルホニ ル)−ナフト−2−イル、7−(β−スルファトエチルスルホニル)−ナフト− 2−イル、8−(β−スルファトエチルスルホニル)−ナフト−2−イル、6− (β−スルファトエチルスルホニル)−1−スルホ−ナフト−2−イル、5−( β−スルファトエチルスルホニル)−1−スルホ−ナフト−2−イル、8−(β −スルファトエチルスルホニル)−6−スルホ−ナフト−2−イル、2−ブロム −3−(β−スルファトエチルスルホニル フェニル。
殊に残基D’及びD2は同一構造の基である。
殊に残基−に’−NH−は、一般式(4a)、(4b)又は(4C)(式中Me は上記の意味を有する) で示される残基でありそして殊に一NH− K”−は一般式(5a)、(5b) 又(ま(5C) (式中Meは上記の意味を有し、その際一般式(4a)及び(5a)l二お(・ て基−S O z M eはそれぞれアミノ基に対するメタ−又は)くラー位I こお(1てナフタリン残基に結合している) で示される残基である。特に残基−に’−NH−及び−NH− K”−は一般式 (4a)又は(5a)の残基であるのが好ましく、その際基−S○, Melよ 再ひ殊にアミノ基に対するメター位においてナフタリン残基に結合している。
さらに本発明は、一般式(1)のジスアゾ化合物を製造する方法において、一般 式(6) (式中に’ 、K’及びMeは上記の意味を有する)で示される化合物を一般弐 〇’−NH2及びD”−NHz(式中D1及びD2は上記の意味を有し、その際 DI及びD2は互いに同一の又は互いに異なる意味を存することができる)の芳 香族アミンのジアゾニウム化合物と、任意の順序で又は同時に、当量でカップリ ングさせることを特徴とする方法に関する。
本発明による方法において、Dl及びD2が同一である場合には、ジアゾ成分と しての芳香族アミンの2モル当量がカップリング反応に使用される。Dl及びD 2が互いに異なっている場合には、それらのジアゾニウム塩は、混合して同時に 一般式(6)の化合物とカップリングさせることができるか、又は一方のアミン のジアゾニウム塩をまず化合物(6)と反応させそして次に第二アミンのジアゾ ニウム塩をこの様に生成したモノアゾ化合物と反応させて一般式(1)のジスア ゾ化合物を得る。
アミンD’ − NH2及びD”−NHのジアゾ化は、常法で、例えば水性媒体 中で亜硝酸により(例えば水性−鉱酸、例えば塩−又は硫酸溶液中ての亜硝酸ナ トリウムにより)−5℃乃至+15°Cの温度及び2以下のpH−値において行 われる。
本発明によりカップリング反応は、水性媒体中で5乃至40°C、殊に10乃至 25℃の温度及び3.5乃至7.5、殊に4乃至6のpH−値において実施され る。
一般式(1)の本発明によるジスアゾ化合物は、本発明により、一般式(7)( 式中D’、D”、に’及びに2は上記の意味の一つを存しそして)[alはハロ ゲン、例えばフッ素又は、特に塩素を示す)で示される化合物をシアナミド又は シアナミドのアルカリ金属塩と反応させる様にして製造することもできる。この 反応は、殊に水性媒体中で8乃至2、殊に4乃至2のpH−値及び40乃至95 °C1殊に60乃至95℃の温度において行われる。
一般式(7)の出発化合物は、例えば最初に記載の米国特許第4485041号 明細書及び英国特許第2007698号明細書から公知である。
一般式(6)の出発化合物は、トリハロゲン−8−トリアジン、例えばフッ化ノ アヌル及び、特に塩化シアヌルをシアナミド又はシアナミドのアルカリ金属塩と 5乃至IO1殊に7乃至9のpH−値及び−10゛C乃至+20℃、殊に一5° C乃至+5°Cの温度において反応させて得られる。反応は、水性−存機媒体中 又は水性媒体中で行うことかできる。水性−有機媒体中で使用される育成溶剤は 、反応成分に対し化学的に不活性である全溶剤、例えばクロルベンゼン又はアセ トンである。次に、この探に得られるシアナミド−ジハロゲノ=S−トリアジン は、一般式H−K’−NH2及びH−K ” −N H2(式中に’及びに2は 上記の意味を育し、その際に1及びに2は互いに同一の又は互いに異なる意味を 有することかできる)で示される化合物と当量で反応させる。第一縮合反応は、 −5℃乃至+40℃、殊にO乃至20°Cの温度及び2乃至7、殊に3乃至5の pH−値において行われ、その際この反応ら上記種類の水性−有機媒体中で実施 することができるが、しかし殊に水性媒体中で行われる。第二縮合反応は、2乃 至7、殊に3乃至5のpH−値及び60乃至90°Cの温度において行われる。
同様に、一般式(6)の出発化合物は、同様に上記の米国特許第4485041 号明細書又は英国特許第20076’98号明細書から公知な、一般式(8)( 式中に’ 、K”及びHalは上記の意味を育する)に相当する出発化合物をシ アナミド又はシアナミドのアルカリ金属塩と、一般式(7)の化合物の製造に関 して上で記載した条件に類似して反応させることによって製造することができる 。
一般式(1)の本発明によるジスアゾ化合物は、その繊維反応性残基Y−SO2 に関して、公知の方法に類似して、その他は同一の構造を有するが、しかしYは 別の基を有する化合物に、例えばβ−スルファトエチルスルホニル−又はβ−ク ロルエチルスルホニル−基を有する化合物から出発させて、Yがビニル基を意味 する化合物にそしてβ−クロルエチルスルホニル−又はビニルスルホニル−基を 有する化合物から出発させて、Yがβ−チオスルファトエチルスルホニル−基を 意味する化合物に、変えることができる。例えばビニルスルホニル−化合物は、 それらの対応するβ−クロルエチルスルホニル−化合物又はYがエチル基−これ はβ−位において置換基としての有機又は無機酸のエステル基、例えばスルファ ト−又はアセチルオキシ基を含有する−である、それら化合物から、アルカリを 水性媒体中で10乃至12のpH−値及び20乃至50℃の温度において、温度 次第で、10分間乃至3時間これら化合物に作用させ、例えば50°Cの温度に おいて10乃至20分間又は25°Cの温度において2乃至3時間作用させる様 にして製造することができそしてβ−クロルエチルスルホニル−化合物又はビニ ルスルホニル−化合物から4乃至9のpH−値及び20乃至60℃の温度におい てチオ硫酸ナトリウムと反応させて対応するβ−チオスルファトエチルスルホニ ル−化合物を製造することができる。
一般式(1)の本発明により製造されたジスアゾ化合物の、合成溶液からの分離 及び単離は、一般的に公知な方法により、例えば電解質、例えば塩化ナトリウム 又は塩化カリウムによる反応媒体からの沈殿により、又は反応溶液の蒸発濃縮、 例えば噴霧乾燥により行うことができ、その際合成溶液に緩衝物質を添加するこ とかできる。
一般式(1)の本発明によるジスアゾ化合物−以下化合物(1)と称する−は、 繊維反応性及び非常に良好な染料特性を育する。それゆえ本化合物は、ヒドロキ シ基含有及び/又はカルボンアミド基含有材料を染色(捺染をも包含する)に使 用することができる。又、化合物(1)の合成の障碍られる溶液は、場合により 緩衝物質の添加後及び場合により又濃縮後直ちに液体配合物として染色的使用に 供給することができる。
それゆえ、本発明の対象は、又ヒドロキシ−及び/又はカルホンアミド基含有繊 維材料の染色(捺染をも包含する)に本発明による化合物(1)を使用すること 及びこれら基体上でのその使用法である。この場合公知方法と類似して実施する ことかできる。
ヒドロキシ基含有材料は、天然又は合成ヒドロキシ基含有材料、例えはセルロー ス繊維材料又はその再生生成物及びポリビニルアルコールである。セルロース繊 維材料は、好ましくは木綿であるが、しかし又別の植物繊維、例えばリンネル、 麻、ジュート及びラミー繊維であり、再生セルロース繊維は、例えばステーブル ファイバー及びビスコース人造絹糸である。
カルボンアミド基含有材料は、例えば合成及び天然ポリアミド及びポリウレタン 、特に繊維の形でのもの、例えば羊毛及び別の動物毛、絹、皮革、ポリアミド− 6,6、ポリアミド−6、ポリアミド−11及びポリアミド−4である。
化合物(1,)は、本発明による使用により、上記基体上に水溶性染料、特に繊 維反応性染料に関して公知な使用技術により、例えば化合物(1)を、溶解した 形で該基体上に適用するか又は該基体中に導入しそして該基体上又は該基体中で 場合により加熱作用及び/又はアルカリ作用性剤の作用により固着することによ り、適用しそして固着することができる。この様な染色−及び固着法は、専門文 献並びに特許文献、例えば欧州特許出願公開第0.181.585部号明細書中 に多数記載されている。本化合物は、その良好な水溶性のため、殊にコールドパ ッドーバ。
チ法にも適する。
化合物(1)により、カルボンアミド基含有材料上、例えば特に羊毛上並びにヒ ドロキシ基含有材料、例えば特にセルロース繊維材料上で良好な堅牢性、例えば 良好なひだつけ−、アイロンかけ−及び摩擦堅牢性及び、特に良好な日光堅牢性 及び良好な湿潤堅牢性−そのうち特に塩素浴水−及び汗堅牢性を強調することが できる−を有する黄色乃至帯青赤色染色及び捺染か得られる。さらに、化合物( 1)は下地染色に使用するために適する。何となれば化合物(1)により得られ る染色はアルカリにより及び/又は還元的に抜染することかできそしてそれゆえ 脱色することができる。同様に化合物(1)は、例えば建染染料の使用下での次 のアルカリ性着色抜染を伴う下地染色に使用するために適する。
以下の例は、本発明を説明するためのものである。特記しない限り、部は重量部 であり、百分率のデータは重量パーセントを示す。重量部対容量部はキログラム 対リットルと同じ関係を有する。
これらの例中て式により記載した化合物は、遊離酸の形で記載されており、一般 にこれらはそれらのナトリウム−又はカリウム塩の形で製造されそして単離され そしてそれらの塩の形で染色に使用される。同様に以下の例、特に表側中で遊離 酸の形で挙げた出発化合物及び成分は、そのまま又はそれらの塩、好ましくはア ルカリ金属塩、例えばナトリウム−又はカリウム塩の形で合成に使用することか できる。
可視範囲で記載した、吸収極大(λmax−値)は、アルカリ金属塩の水性溶液 から測定された。
例1 a)氷1000部及び水からなる混合物中で市販分散剤の存在下に塩化シアヌル 184部を懸濁させ、次にシアナミド42部を添加しそして反応をO乃至5°C の温度において7.5乃至8のpH−値の保持下に完結させる。次に1−アミノ −8−ナフトール−3,6−ジスルホン酸320部を添加し、これに引き続いて 行われる反応の際pH−値が低下し、そして次にこれを30℃への温度の徐々な 同時的上昇下に2.0で保つ。この反応の完結後さらに1−アミノ−8−ナフト ール−3,6−ジスルホン酸310部を添加しそして第三縮合反応を80°C及 び5.0乃至5.5のpH−値において完結させる。反応混合物を約50°Cに 冷却し、沈澱した化合物を濾過により単離し、濾過残留物を水で洗浄しそしてこ れを乾燥させる。
化合物(A) のアルカリ金属塩(ナトリウム塩)が電解質含有(塩化ナトリウム含:l¥)粉 末として得られる。本生成物は、KBr中で21.93 am−’におけるIR −帯を示す。
b)水200部中式(A)の化合物のナトリウム塩79.1部の懸濁液を、同様 にして製造した4−(β−スルファトエチルスルホニル)−アニリン56部の酸 性、水性ジアゾニウム塩P濁液に加えそしてカップリング反応を4.5のpH− 値及び15乃至20°Cの温度において実施する。合成溶液を引き続いて清澄化 しそして本発明によるジスアゾ化合物を塩化カリウムにより沈澱させそして単離 させる。
本発明による化合物が、アルカリ金属塩(主としてカリウム塩)として得られる 。本化合物は、遊離酸の形で、式 %式%) 本発明によるジスアゾ化合物は、非常に良好な繊維反応性染料特性を示しそして 本明細書中に記載の材料、特にセルロース繊維材料上で繊維反応性染料に関して 通常な適用−及び固着法により良好な堅牢性−そのうち特にアルカリ性汗日光堅 牢性及び塩素浴水堅牢性を強調することができるーを存する、輝かしい色の濃い 赤色染色を与える。
例2 常法で製造した、6−(β−スルファトエチルスルホニル)−2−アミノ−ナフ タリン−1−スルホン酸41.1部の酸性、水性ノアゾニウム塩溶液を水200 部中式(A)の化合物のナトリウム塩39.4部のP濁液に徐々に加えそしてカ ップリング反応を4.5のpH−値の保持下に15乃至20°Cの温度において 実施する。合成溶液をカップリング反応の完結後清澄化しそして本発明によるジ スアゾ化合物を塩化ナトリウムにより塩析しそして単離する。
式 て示されるジスアゾ化合物のアルカリ金属塩(ナトリウム塩)が、電解質含有( 塩化ナトリウム含f)粉末として得られる。本発明によるジスアゾ化合物は、非 常に良好な繊維反応性染料特性を育しそして技術的に公知な適用法により良好な 堅牢性−そのうち特に塩素堅牢性を強調することができる−を育する、色の濃い 堅牢な帯青染色及び捺染を与える。
例3 まず塩化シアヌル18.4部を例1a)の記載に類似してシアナミド4.2部と 反応させそしてその後水200部中1−アミノー8−ナフトール−4,6−ジス ルホン酸60部のリチウム塩の溶液を添加する。両縮合反応をまず20°Cにお いて、後で90°Cにおける温度の上昇下に実施しそして水性水酸化リチウム溶 液によりpH−値を7,0て保つ。反応(これは薄層クロマトグラフィーにより 制御可能である)の完結後、混合物に常法で製造した、4−(β−スルファトエ チルスルホニル)−アニリンの酸性ジアゾニウム塩懸濁液を加えそしてカップリ ング反応を45のpE(−値の保持下約20°Cにおいて実施する。引き続いて 合成溶液を清澄にしモして濾液を蒸発濃縮させる。
式 で示される本発明によるアルカリ金属塩(ナトリウム塩)が、電解質含有(主と して塩化ナトリウム含有)粉末の形で得られる。本発明によるジスアゾ化合物は 、非常に良好な繊維反応性を示しそして繊維反応性染料に関して技術的に通常な 適用法により良好な堅牢性を育する色の濃い、堅牢な輝かしい赤色染色及び捺染 を与える。
例4 本発明によるジスアゾ化合物を製造するために、例3の方法により実施するが、 ただし!−アミノー8−ナフトールー4,6−ジスルホン酸の代わりに出発化合 物として当量の2−アミノ−8−ナフトール−6−スルホン酸を使用する。
式 て示される化合物のアルカリ金属塩が得られ、本化合物は、本明細書中に記載の 材料、特にセルロースm准材料、例えば木綿を通常の適用法により色の濃い堅牢 な赤橙色色調で染色する。
例5 まず例1a)の記載により塩化シアヌル18.4部をシアナミド4.2部及び1 〜アミノ−8−ナフトール−3,6−ジスルホン酸30.0部と反応させる。
この二縮合生成物の製造後水200部中1−アミノ−8−ナフトール−4,6= ジスルホン酸31,0部の中性溶液を添加しそして第三縮合反応を6.0のpE (−値及び80°Cの温度において実施する。その後側1b)に類似してカンブ リング反応を、常法で製造した、4−(β−スルファトエチルスルホニル)−ア ニリン52.2部の水性、酸性ジアゾニウム懸濁液の添加後実施し、合成溶液を 清澄化しそして式 %式%) で示される本発明によるジスアゾ化合物をアルカリ金属塩の形で電解質含有粉末 として濾液の蒸発濃縮により単離する。
本化合物は、繊維反応性を育する染料として、特にセルロース繊維材料、例えば 木綿を良好な堅牢性を以て色の濃い赤色色調で染色する。
例 6乃至9 次の表例中で、一般式(B) により本発明による別のジスアゾ化合物を記載する。これら化合物は、本発明に よる方法で、式(B)と組み合わせてそれぞれの表例から明らかな出発成分から 、例えば上記の例1乃至5に類似して製造することができる。これら化合物は、 非常に良好な繊維反応性染料特性を有しそして本明細書中で挙げた材料、特にセ ルロース繊維材料を公知な適用−及び固着法によりそれぞれの表例に関して記載 の色の濃い堅牢な色調で染色する。
ジスアゾ化合物(B) 例 残 基 D” 色 調 63−(β−スルファトエチルスルホニル)−フェニル 赤 色72−カルボキ シ−5−(β−スルファトエチルスルホニル)−フエ 赤 色ニル 82−エト牛シー5−(β−スルファトエチルスルホニル)−フエニ 帯青赤色 ル 92−メトキシ−5−(β−スルファトエチルスルホニル)−フエニ 帯青赤色 10 4−ビニルスルホニル−フェニル 赤色11 2、 5−ジメトキンー4 −(β−スルファトエチルスルホニル)−帯青赤色フェニル 12 5−メチル−2−メトキシ−4−(β−スルファトエチルスルホ 帯赤呈 色ニル)−フェニル 13 2、 5−ジメチル−4−(β−スルファトエチルスルホニル)−フ 帯 赤呈色エニル 14 2−スルホ−4−(β−スルファトエチルスルホニル)−フェニル 赤  色15 4− [N−(3’−β−スルファトエチルスルホニル)−フェニル]  赤 色−アミドカルボニル−フェニル 16 2−スルホ−5−(β−スルファトエチルスルホニル)−フェニル 赤  色17 6−(β−スルファトエチルスルホニル)−ナフト−2−イル 菫 色 18 6−(β−スルファトエチルスルホニル)−6−スルホルナフト 帯青赤 色例 20乃至33 次の表例中で、一般式(C) を用いて本発明による別のジスアゾ化合物を記載する。これら化合物は、本発明 による方法で、式(C)と組み合わせてそれぞれの表例から明らかな出発成分か ら、例えば上記実施例の一つに類似して製造することができる。これら化合物は 、非常に良好な繊維反応性染料特性を有しそして本明細書中で挙げた材料、特に セルロース繊維材料を公知な適用−及び固着法によりそれぞれの表例に関して記 載の色の濃い堅牢な色調で染色する。
式 (C)のジスアゾ化合物 例 残 基 Dl 成分 H−K−NH,色 調20 4−ビニルスルホニル− フェニル l−アミノ−4,6−ジスルホ−赤 色8−ナフトール 21 3−(β−スルファトエチルスルホ 同 上 赤 色ニル)−フェニル 221−スルホ−6−(β−スルファトエ 同 上 帯赤呈色チルスルホニル) −ナフト−2−イル (528)232−メトキシ−5−(β−スルファトエ  同 上 帯青赤色チルスルホニル)−フェニル 242−スルホ−5−(β−スルファトエチ 同 上 赤 色ルスルホニル)− フェニル 25 3−(β−スルファトエチルスルホ 2−アミノ−6−スルホ−8−ナフ  橙 色ニル)−フェニル トール 262−メトキシ−5−(β−スルファトエ 同 上 帯赤褐色チルスルホニル )−フェニル 27ロースルホー8−(β−スルファトエチ 同 上 橙 色ルスルホニル)− ナフト−2−イル 281−スルホ−6−(β−スルフ7トエチ 同 上 橙 色ルスルホニル)− ナフト−2−イル (500)29 4−(β−チオスルファトエチルス 3− アミノ−6−スルホ−8−ナフ 橙 色ルホニル)−フェニル トール 30 4−(β−スルファトエチルスルホ 同 上 橙 色ニル)−フェニル 31 3−(β−スルファトエチルスルホ 同 上 橙 色ニル)−フェニル 326−スルホ−8−(β−スルファトエチ 同 上 橙 色ルスルホニル)− ナフト−2−イル 332−メトキシ−5−(β−スルファ)・二 同 上 帯赤橙色チルスルホニ ル)−フェニル 要 約 書 繊維反応性基を有しそして価値の高い染料特性を有しそしてヒドロキシ−及び/ 又はカルボンアミド基含有材料、特に繊維材料、例えばセルロース繊維及び天然 及び合成ポリアミド、例えば羊毛を色の濃い堅牢な色調で染色させることかでき るジスアゾ化合物。本化合物は、一般式(1)に相当し、一般式(1)において 各記号は次の意味を育するコMeは水素又はアルカリ金属であり、K1は一般式 (2a)の残基でありモしてに2は一般式(2b)の残基であり、これら式にお いてMeは上記の意味を育しそしてnは零又はlの数であり、その際nが零に等 しい場合には、この基は水素を意味し、Dl及びD2はそれぞれ一般式(3a) 、(3b)又は(3c)の基であり、これら式においてMeは上記の意味を育し 、R’は水素、■又は4個のC−原子を育するアルキル−これはスルホ、カルボ キシ又はスルファトにより置換されていることができるー、1乃至4個のC−原 子を育するアルコキシ−これはスルホ、カルボキン又はスルファトにより置換さ れていることができる一1塩素、臭素、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ又はス ルホであり、R2は水素、!乃至4個のC−原子を有するアルキル又はl乃至4 個のC−原子を育するアルコキシであり、Yはビニルであるか又は、β−位にお いてアルカリにより脱離可能な置換基を含有するエチルでありそしてmが零、l 又は2の数である(その際mが零である場合には、この基は水素を意味する)。
(1)請求の範囲を別紙の通り補正する。
手続補正書 平成5年3月22日

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.一般式(I) ▲数式、化学式、表等があります▼(I)〔式中 Meは水素又はアルカリ金属であり、 K1は一般式(2a) ▲数式、化学式、表等があります▼(2a)〔式中 Meは上記の意味の一つを有しそして nは零又は1の数を意味する(その際nが零と等しい場合には、この基は水素を 意味する)〕 で示される残基であり、 K2は一般式(2b) ▲数式、化学式、表等があります▼(2b)(式中Me及びnは上記の意味の一 つを有する)で示される残基であり、 D1及びD2は、互いに関係なく、それぞれ一般式(3a)、(3b)又は(3 c) ▲数式、化学式、表等があります▼(3a)▲数式、化学式、表等があります▼ (3b)▲数式、化学式、表等があります▼(3c)(式中 Meは上記の意味の一つを有し、 R1は水素、1乃至4個のC−原子を有するアルキル−これはスルホ、カルボキ シ又はスルファトにより置換されていることができる−、1乃至4個のC−原子 を有するアルコキシ−これはスルホ、カルボキシ又はスルファトにより置換され ていることができる−、塩素、臭素、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ又はスル ホであり、R2は水素、1乃至4個のC−原子を有するアルキル又は1乃至4個 のC−原子を有するアルコキシであり、 Yはビニル又は、β−位においてアルカリによりビニル基の形成下に脱離可能な 置換基を含有するエチルでありそしてmは零、1又は2の数である(その際mが 零と等しい場合には、この基は水素を意味する) で示される基である] に相当するジスアブ化合物。
  2. 2.K1及びK2が同一構造の基であることを特徴とする請求の範囲第1項記載 のジスアゾ化合物。
  3. 3.D1及びD2が同一構造の基であることを特徴とする請求の範囲第1項又は 第2項記載のジスアブ化合物。
  4. 4.一般式(2a)及び一般式(2b)においてnが1の数を示すことを特徴と する請求の範囲第1項乃至第3項の少なくとも1項に記載のジスアゾ化合物。
  5. 5.残基−K1−NH−が下記の一般式(4a)の残基でありそして残基−NH −K2−が下記の一般式(5a)の残基 ▲数式、化学式、表等があります▼(4a)▲数式、化学式、表等があります▼ (5a)(式中Meは請求の範囲第1項記載の意味を有する)であることを特徴 とする請求の範囲第4項記載のジスアゾ化合物。
  6. 6.D1又はD2又は両方が4−(β−スルファトエチルスルホニル)−フェニ ルであることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第5項の少なくとも1項に記載 のジスアゾ化合物。
  7. 7.D1又はD2又は両方が1−スルホ−6−(β−スルファトエチルスルホニ ル)−ナフト−2−イルであることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第5項の 少なくとも1項に記載のジスアゾ化合物。
  8. 8.Yがビニル、β−チオスルファトエチル、β−クロルエチルスルホニル又は 、殊にβ−スルファトエチルであることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第5 項の少なくとも1項に記載のジスアゾ化合物。
  9. 9.請求の範囲第1項記載の一般式(I)の化合物を製造する方法において、一 般式(6) ▲数式、化学式、表等があります▼(6)(式中K1、K2、及びMeは請求の 範囲第1項記載の意味を有する)で示される化合物を一般式D1−NH2及びD 2−NH2(式中D1及びD2は請求の範囲第1項記載の意味を有しそしてD1 及びD2が互いに同一の又は互いに異なる意味を有することができる)で示され る芳香族アミンのジアゾニウム塩と当量でカップリングさせるか、又は一般式( 7)▲数式、化学式、表等があります▼(7)(式中D1、D2、K1及びK2 は請求の範囲第1項記載の意味を有しそしてHalはハロゲンを示す) で示される化合物をシアナミド又はシアナミドのアルカリ金属塩と反応させるこ とを特徴とする方法。
  10. 10.請求の範囲第1項乃至8項の少なくとも1項に記載の染料を、ヒドロキシ −及び/又はカルボンアミド基含有材料、特に繊維材料を染色及び捺染するため に使用する方法。
  11. 11.染料を、ヒドロキシ−及び/又はカルボンアミド基含有材料、好ましくは 繊維材料上に適用するか又は該材料中に導入しそして染料を該材料上又は該材料 中で熱により又はアルカリ作用性剤を用いて又は熱により及びアルカリ性剤を用 いて固着して該材料を染色及び捺染する方法において、染料として請求の範囲第 1項乃至第8項の少なくとも1項に記載の染料を使用することを特徴とする方法 。
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