JPH05504425A - 写真材料用アゾアニリンマスキングカプラー類 - Google Patents

写真材料用アゾアニリンマスキングカプラー類

Info

Publication number
JPH05504425A
JPH05504425A JP4503396A JP50339691A JPH05504425A JP H05504425 A JPH05504425 A JP H05504425A JP 4503396 A JP4503396 A JP 4503396A JP 50339691 A JP50339691 A JP 50339691A JP H05504425 A JPH05504425 A JP H05504425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
coupler
dye
masking
tables
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4503396A
Other languages
English (en)
Inventor
ムーベリー,ジャレッド ベン
シンガー,スティーブン ピー.
セイファート,ジェイムス ジョセフ
ロス,ロバート ジェイ.
カップ,ダニエル エル.
Original Assignee
イーストマン コダック カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イーストマン コダック カンパニー filed Critical イーストマン コダック カンパニー
Publication of JPH05504425A publication Critical patent/JPH05504425A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/32Colour coupling substances
    • G03C7/333Coloured coupling substances, e.g. for the correction of the coloured image
    • G03C7/3335Coloured coupling substances, e.g. for the correction of the coloured image containing an azo chromophore
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/305Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers
    • G03C7/30541Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers characterised by the released group
    • G03C7/30547Dyes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/156Precursor compound
    • Y10S430/159Development dye releaser, DDR

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 写真材料用アゾアニリンマスキングカプラー類主所生i員 本発明は、カラー写真材料用の通常の画像形成性カプラ一部分から生成されるマ スキングカプラー類に関する。より具体的には、本発明はマスキングカプラーに 色を供給する目的でアゾ色素類を使用するマスキングカプラーに関する。これら のマスキングカプラーはブロックされていてもブロックされていなくてもよい。
カラー写真系において、減色法系による色再現法はシアン、マゼンタおよびイエ ローネガ色素画像を一般に使用する。これらの色素画像は、第一級芳香族アミン のような発色現像主薬の酸化生成物と発色カプラー類がカプリング反応するとき 形成される。
しかしながら、このような系で使用される色素類は、理論的な考察から予期され る電磁線のすべてに対して有効でないことが知られている。すなわち、目的とす るスペクトル領域で輻射線を吸収しうる色素は、理想的には、スペクトルの他の すべての領域で輻射線を透過しなければならないが、実際的にはこのような期待 は実現されないことが判明している0例えば、シアン色素は可視スペクトルのレ ッド領域の輻射線を吸収し、グリーンおよびブルー領域の輻射線を透過すること が期待されている。現実には、シアン色素類は、電磁スペクトルのグリーン領域 およびブルー領域のどちらの輻射線も若干吸収する。マゼンタ色素は単にグリー ン光だけを吸収することがめられるが、現実には、ある程度のブルー光と若干の レッド光をも吸収する。イエロー色素は理論に近似していて、不要なグリーン光 およびレッド光の吸収はほんのわずかである。この結果、不要な副吸収はカラー 写真材料の色再生で歪をもたらす。
この副吸収の問題を解決するために、マスキング技法が使用され、こうして不要 な副吸収の作用が除去されている1例えば、米国特許第2,428.054号明 細書や”The Theory of thePhotographic Pr ocess”、第4版、T、 H。
James、(Macmillan Publishing Co、。
Inc、、New York(1977))571〜574頁に記載されるよう に、シアン色素に使用する伝統的なマスキング技法は、カラードシアン色素生成 性カプラー(すなわち、マスキングカプラー)を使用することにあり、このカプ ラーはそれがブルー領域および/またはグリーン領域で吸収を示すような写真要 素(イエローおよび/またはマゼンタ)中に塗布される場合に着色されている。
露光された領域のマスキングカプラーと酸化された発色現像主薬との反応によっ て、シアン色素が生成するにつれてマスキングカプラーにもともと存在するイエ ローおよび/またはマゼンタは除去される。
シアンマスキングカプラーとシアン画像カプラーの組み合わせの最終結果は、露 光領域と未露光領域の双方でブルーおよび/またはグリーン濃度の等価な量を入 手すること、すなわち、シアン色素類の不要な吸収効果をマスクするかまたは有 効に除去することにある。
カラードマスキングカプラーは、狭い帯域幅と高い減光レベルのような望ましい 色相特性を示さねばならない、その上、マスキングカプラーは酸化された発色現 像主薬に対して良好な反応性ならびに可溶化性および界面活性を有する必要があ る。
フィルムに塗布された場合に発色するマスキングカプラー類の使用から生しる問 題は、ハロゲン化銀により吸収されるはずの光のいくらかが吸収されることにあ る。米国特許第2,860,974号明細書は、光発色性の非画像形成性カラー ドカプラーであって、その後その色がマスキングに望ましい性質に処理を通して 移動(シフト)することにより、露光中の光の濾過効果を避けるカラードカプラ ーを利用する前記問題点の軽減方法を記載する。カラーシフト化または色相シフ ト化法の使用は、処理後にフィルムの未露光またはDmtajl域だけで発色す る無発色または低発色材料が発色することを可能にする。色シフト化は、例えば 米国特許第4 、690 、885号、同4.358,525号、および4,5 54,243号明細書ならびに英国特許出願筒2,105,482号明細書に記 載されるような色素の発色団または助色団をブロック化しそして脱ブロツク化す る各種既知の方法を使用して行うことができる。
以下のカラードアゾ色素構造が従来のマスキングカプラー類の典型である。
従来化合物A 従来化合物B 従来化合物に れらのマスキングカプラー類は、相対的に低い減光レベル、広い帯域幅および限 定された色相シフト化能を示す0例えば、従来化合物Aばアセトン中で31.0 00の低い減光とその強酸可溶化に由来する望ましくない界面活性を示す。さら に、従来化合物Aは容易に再現できる現実的な方法でシフト化させることが非常 に困難である。
米国特許第4.840.884号明細書は、式L−NR’ −DYE C式中、 Lは特定の種類の連結基であり、NR’ は置換された窒素原子であり、そして DYEはアブ色素でありうる)で示されるカプリング離脱基を有するカプラーを 記載する。しかしながら、これらのカプラー類はそのカルボニル連結基の窒素原 子への直接結合によりアジアは塗布された場合にあまり発色しないで、残存カプ ラー類が処理後でもほとんど未発色のまま残り、所望の色補正はほとんど提供し ない。
ΣjF[ 従って、本発明の目的は、高い減光レベルでより狭い帯域幅と改善された可溶化 特性を示すカラードマスキングカプラーを提供することである。
本発明のもう一つの目的は、処理中の色素の助色団の脱ブロツク化によって大き な色相シフトを示すブロックされたマスキングカプラーを提供することにある。
また、本発明の目的は、上記改善されたマスキングカプラーを含む写真カラー材 料およびこのマスキングカプラーを利用する写真画像の形成方法を提供すること にある。
本発明によれば、前記目的を達成するのに、支持体とそれに担持されるハロゲン 化銀写真乳剤、少なくとも1種の発色カプラーおよび下記式Aで示されるマスキ ングカプラーを含む写真要素を提供する。
C0UP−L INK−DYE (A)上式中、coupはカプラ一部分であり 、LINKは写真処理中に酸化された現像主薬とのカプリングによりGOUPか ら放出または開裂されうる基であり、そしてDYEはアゾアニリン色素である。
好ましくは、このマスキングカプラーは、ブロックされている窒素を含み、そし て脱ブロツク化によってシフト化されなくなる助色団部位を有する。より好まし くは、この部位はカプリング部位を実質的に不活化することなくブロックされ° ζいる。
より好ましくは、式Aのマスキングカプラーは弐Bで示されうる一般的な化学構 造を有するや GOUP N、、 上式中、aは、bとCが0のとき1であるか、bは、aとCが0のとき1である か、またはCはaとbが0のとき1であり、d、e、f、g、h、i、jは0ま たは1であってもよく、AおよびBは同一または異なる、芳香族基または複素環 式基であり、 Rは水素原子、分枝もしくは非分岐の、飽和もしくは不飽和炭化水素基、複素環 式基または芳香族基であり、Xはアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル カルボキシル、アミド、スルホナミド、芳香族もしくは複素環式基またはハロゲ ン原子であり、 5OLAは第一可溶化基であり、 5OLBは第二可溶化基であり、そしてYおよびZは同一または異なり、ハロゲ ン原子、アルキル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基、シアノ基 、アミド基、スルホナミド基、スルファモイル基、スルホニル基、ニトロ基、カ ルボアルコキシ基、カルバモイル基およびアシル基からなる群より選ばれる。
また、本発明によれば、前記で特定されるマスキングカプラーが赤感性写真ハロ ゲン化銀乳剤層でシアン画像色素生成性カプラーと共に塗布される写真要素が提 供される0本発明の他の態様では、マスキングカプラーが緑感性写真ハロゲン化 銀乳剤層でマゼンタ画像色素生成性カプラーと共に塗布される。
さらに、本発明によれば、露光されたハロゲン化銀乳剤層を前記マスキングカプ ラーの存在する発色現像主薬で現像する工程を含んでなる写真画像の形成方法が 提供される。
本発明のさらなる目的、特徴および利点は下記の好ましい態様の詳細な記載から 明らかになるであろう。
皿皿皇呈車星脱里 図1は本発明に従うマゼンタカラードマスキングカプラーの脱ブロツク化によっ てシフトする色相を示すグラフである。
図2は本発明に従うイエローカラードマスキングカプラーの脱ブロツク化によっ てシフトする色相を示すグラフである。
図3は本発明に従うブロック化されたマスキングカプラーの現像中に増大するブ ルー濃度を示すグラフである。
好W1口i免敬肌 本発明によれば、アゾアニリン色素を最初の時点で使用しマスキングカプラーに 色を提供する。特に、放出性連結基を介するシアン、マゼンタ、イエローまたは 「ユニバーサル」色素生成性カプラーへのブロックされていないかまたはシフト 化されていないアゾアニリン色素の結合がマゼンタ、イエローまたはシアンカラ ードマスキングカプラーをもたらす。
シフト化されていないカラードマスキングカプラーは、アゾアニリン発色団にお ける窒素含有助色団の一部により改善された色相特性を示す。本明細書で使用す る発色団の語は、Carl RoN。
11erのChemistr of Or anic Comound (W、 B、5anders and Co、、発行)618〜619頁(1952)お よびT、H,James編、TheTheor of the Photo r a hic Pr。
c e s s、第4版(Macmillan Publishing発行)1 94〜199頁(1977)に記載されるように色素または写真技術分野で使用 されている分子の発色部分を意味する。助色団は、A、GordonおよびR, FordのThe Chemis上’s一旦q±on(John Wiley  & 5onS、発行)211〜218頁(1972)に記載されるような色素の 発色を強める基である。
本マスキングカプラーに伴う他の利点は、窒素含有助色団を電子中心を有する基 、例えばカルボニル基によってブロックでき、次いで現像中に脱ブロツク化でき ることにある。すなわち、アブアニリン色素は、ブロック化基を結合した場合、 色相がシフトして実質的に無色となり、次いでブロック化基を除去することによ りシフト化されないで所望の色相を提供する。英国特許出願第2.105.48 2号明細書に記載されるもののような従来のブロック化およびシフト化機構は、 本発明のマスキングカプラーでも使用できるが、本発明のマスキングカプラーで 使用するのに特に有効な一例は、米国特許第5.019,492号明細書に詳細 に記載されており、この文献は引用することにより本明細書の内容となる。
米国特許第5,019,492号明細書に記載されるブロック化およびシフト化 機構は、本発明のマスキングカプラーを含む写真要素の処理により当該マスキン グカプラーのような写真的に有用な基を放出できる新規なブロック化基を利用す る。このブロック化基は、2つの電子性基を含み、この少なくとも1つはPLJ Gに直接またはタイミング基を介して結合しそして二求核性試薬と反応でき、さ らに2つの電子性基は、二求核性試薬の存在下で写真要素を処理することにより PUGの放出を生じる核置換反応を可能にする結合または未置換もしくは置換原 子によって相互に分離されている1本発明に関して特に有用なブロック化基は次 のものを含む。
前記アゾアニリン色素は、アゾ官能基に対してオルソまたはバラ位にある助色団 の窒素を含む、窒素含有助色団は色素が有用な色相を示すためには全体さして電 子供与性であらねばならない、好ましくは、助色団の窒素上のZ換iRはアルキ ル基または水素原子である。この文脈上、−C的にアルキル基は電子供与性であ り、水素原子は中性である。助色団の窒素に結合した置WA基や連結基は、カル ボニル基またはスルホニル基のような電子吸引性基であってはならない。
弐BのΔおよびBで表わされる基は、フェニル基およびナフチル基のような芳香 族基または、例えば、チェニル基、フリル基、ピロリル基、ピリジル基、ベンゾ チェニル基、インドリル基、チアゾリル基、ベンゾチアゾリル基およびオキサシ リル基のような複素環式酸化された現像主薬がカラードマスキングカプラーと反 応した場合、アゾアニリン色素が放出され、処理中にフィルムから洗い出される 。実際上、現像剤の同じバッチが膨大なフィルムロールを処理するのに使用され るので、洗い出されたアゾアニリン色素の濃度が徐々に高まる。現像剤中での高 濃度のアゾアニリン色素は、現像を通してフィルム中へのその色素の再取り込み を起こす可能性がある。
これを防ぎそして洗い出されたアゾアニリン色素が現像液中に残存することを保 証するには、可溶化基5OLAおよび5OLBを色素部分へ結合すればよい。換 言すれば、可溶化基5OLAと5QLBは洗い出されたアゾアニリン色素の水中 への可溶化を制御するように作用する。この可溶化基は、約pH10(すなわち 、pKa≦9)で実質的にイオン化されるように十分な酸性であらねばならない 。
好ましくは、カルボキシル基、スルホン酸基または低pKaスルホナミド蟇が可 溶化基として使用される。
式B中Xで表わされる基は、典型的には電子供与性基であって、例えば、アルキ ル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキルカルボキシル基、アミド基、スル ホナミド基、芳香族基、複素環式基およびハロゲン原子が挙げられる。
弐B中YおよびZで表わされる基は、典型的には、例えば、アルキル基、ヒドロ キシ基、アルコキシ基、カルボキシル基、シアノ基、アミド基、スルホナミド基 、スルファモイル基、スルホニル基、ニトロ基、カルボアルコキシ基、カルバモ イル基、アシル基またはハロゲン原子のような電子吸引性基である。
一般的に、アゾアニリン色素の色相および消衰係数レベルは、水素をアゾ官能基 に結合できるアゾ官能基に隣接する置換基の付加によって改善される。水素結合 性置換基のようなカルボキシル基、アミド基またはスルホナミド基がもっとも好 ましい。
本発明のマゼンタカラードマスキングカプラーでは、アゾアニリン色素は4−ニ トロフェニルアゾアニリンが好ましい、4−ニトロ基はマゼンタに着色した(す なわち、λ、1.がほぼ550nmに等しい)シフト化されていないアゾアニリ ン色素を生成する部分として応答できる強い電子吸引性基として作用する。4− 二トロ基が存在しない場合には、色素の色はイエロー領域(すなわち、λ1oが ほぼ450nsに等しい)ヘシフトする。
一般的に、低い色相とカプリング活性をもたらすのでアブアニリン色素は、助色 団の窒素を介してカプラ一部分のカプリング部位に直接結合できない、写真技術 分野でタイミング基としても知られている連結基は、マスキングカプラーと酸化 された発色現像主薬との反応が連結基とアゾアニリン色素が開裂するかまたはカ プラ一部分から放出されるようにアゾアニリン色素とカプラ一部分を連結するの に使用される。好ましくは、連結基はカプラ一部分に結合する酸素のようなヘテ ロ原子を含む。
酸化された現像主薬との反応によって、連結基は安定化されるかまたは酸化され た現像主薬との反応後事安定になる可能性がある。
また、連結基は色素核の一部を形成できる。換言すれば、完全な連結基またはそ の一部分は色素から開裂されても開裂されなくてもよい。
写真技術分野で既知のどのようなタイミング基もカプラ一部分とアゾアニリン色 素との間の連結基として使用できる。有用なタイミング基の具体例は、米国特許 第4.248,962号および同4,409.323号明細書、ならびにヨーロ ッパ特許出願第255,085号明細書に記載されている。
アブアニリン色素とカプラ一部分に結合する連結基を含む、使用される特定のタ イミング基およびそのタイミング基上の置換基の性質は、カプラ一部分の結合開 裂速度および時間ならびにアゾアニリン色素の拡散性のようなパラメータの制御 に役立つように変更することができる。
行の”Farbkuppler−ein Litcraturijbカプラ一部 分coupは、酸化された発色現像主薬との反応によって連結基とカプラ一部分 との間の結合を開裂するいずれかの部分であることができる。それらとしては、 酸化された発色現像主薬との反応により無色の生成物を提供する従来のカラー生 成性カプラー類、ならびに酸化された発色現像主薬との反応によって着色した生 成物を提供する従来のカプラ一部分で使用されているカプラ一部分が挙げられる 。いずれのタイプのカプラ一部分も当業者に周知である。
カプラ一部分は、油溶性基またはファツト・テール(fat−tail)基でバ ラスト化されていなくても、またはバラスト化されていてもよい、この部分は単 量体性であるか、あるいは二量体性、オリゴマー性またはポリマー性カプラーの 一部を形成することもできる。
特定のカプラ一部分、特定の発色現像主薬および処理の形式に応じて、カプラ一 部分と酸化された発色現像主薬の反応生成物は、(1)着色した非拡散性(この 場合には、それが生成した場所に残存する)、(2)着色した拡散性(この場合 には、それが生成した場所から処理中に除去できるかまたは別の場所に移動可能 である)、または(3)無色であることができる。
好ましくは、マゼンタカラードマスキングカプラー類中のカプラ一部分C0UP は、酸化された現像主薬との反応によってシアン色素画像を形成するカプラーで ある。好ましいシアン色素生成性カプラー類は、フェノール類およびナフトール 類である0代表的なカプラー類は下記の特許明細書および刊行物に記載されてい る。米国特許第2,367.531号、同2,423,730号、同2,474 ,293号、同2,772.162号、同2,895,826号、同3,002 ,836号、同3,034,892号、同3,041,236号、同4,333 .999号およびAgfa Mitteilungen発OH0 −類が乳剤層中ハロゲン化銀を現像した酸化された発色現像主薬と組み合わさっ て反応性になる隣接層のような少なくとも1つの他の層に組み入れることができ る。ハロゲン化銀乳剤層は、競争カプラー類のような他の写真カプラー化合物を 含むか、または組み合わせることができる。これらの他の写真カプラー類は、本 発明のカプラーと同一もしくは相違する色および色相の色素を形成することがで きる。さらに、写真要素のハロゲン化銀乳剤層と他の層は、他の通常の添加剤を 含むことができる。
典型的な多層、多色写真要素は、支持体とその上に担持される、シアン色素画像 形成性材料と組み合わさった赤感性ハロゲン化銀乳剤単位、マゼンタ色素画像形 成性材料と組み合わさった緑感性ハロゲン化銀乳剤単位およびイエロー色素画像 形成性材料と組み合わさった青感性ハロゲン化銀乳剤単位とを含んでなる。各ハ ロゲン化銀乳剤層は1以上の層を含むことができる。さらに、各種の単位および 層は他のものとの関係で別別の場所に配置できる。
写真要素は単色要素または多色要素であることができる。多色要素は3原色のス ペクトル領域の各々に感受性の色素画像形成性単位を含む。各単位は、提供され たスペクトル領域に感受性の単一乳剤層または多孔剤層を含むことができる。こ れらの画像形成単位の層を始めとする要素の層は、当業者に既知の各種順序で配 置できる。
変形のフォーマットでは、3原色の各スペクトル9I域に感受性の乳剤が、例え ばWhitmoreの1980年9月8日付で出願された米国特許出願第184 ,714号であって、米国特許第4,362,806号として発行した明細書に 記載されるようなマイクロベンセルを使用することによる単一セグメント層とし て堆積できる。
また、典型的な多色写真要素は、フィルター層、中間層、および下引き層などの 追加の層を含むことができる。
感光性ハロゲン化銀乳剤は、粗、均一または微細ハロゲン化銀結晶粒子またはそ れらの混合物を含むことができる。一般的に、本発明で使用されるハロゲン化銀 は、例えば、塩化銀、臭化銀、臭ヨウ化銀、塩臭ヨウ化銀およびそれらの混合物 のような写真技術分野で既知の感光性ハロゲン化銀のいずれかを含むことができ る。これらの乳剤はネガ型または直接ポジ型であることができる。それらは、ハ ロゲン化銀粒子の表面で優先的に潜像を形成するか、または粒子の内部で優先的 に潜像を形成することができる。それらは化学増悪および分光増感できる。典型 的には、これらの乳剤はゼラチン乳剤であるが、他の親水性コロイドも使用でき る。
平板状ハロゲン化銀粒子乳剤もまた、本発明の写真要素で利用できる。一般的に 、平板状粒子乳剤は、総粒子投影面積の50%を越えるものが、直径を厚さの数 学的な平方の値で割り夏したとき25(ここで、直径と厚さはともにミクロンで 測定されている)を越えるように選ばれた粒子径と厚さを有する平板状ハロゲン 化銀結晶粒子で占められている。平板状粒子乳剤の具体例は、米国特許第4.4 39,520号明細書に記載されている。
好ましくは、本発明のマスキングカプラー類は、ハロゲン化銀乳剤に組み入れら れ、次いでこの乳剤が支持体上に塗布されて写真要素が作製される。また、本発 明のマスキングカプラー類は、現像中にそのマスキングカプラーが酸化された発 色現像主薬のような現像生成物と組み合わさって反応性になるような、前記ハロ ゲン化銀乳剤に隣接する写真要素に組み入れることもできる。従って、本明細書 で使用する「組み合わさって」の語は、マスキングカプラーがハロゲン化銀乳剤 層中に存在するか、または処理中にそれがハロゲン化銀の現像生成物と反応性に なりうる隣接した場所に存在することを意味する。
支持体は、写真要素で使用するどのような支持体であってもよい。
典型的な支持体としては、硝酸セルロースフィルム、酢酸セルロースフィルム、 ポリビニルアセタールフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリカ ーボネートフィルムおよび関連のフィルJ、または樹脂材料、ならびにガラス、 紙および金属などが挙げられる。典型的には、ポリマーフィルムまたは紙支持体 のような柔軟性支持体が使用される。紙支持体は、アセチル化されるか、または バリダおよび/もしくはα−オレフィンポリマー(特に、ポリエチレン、ポリプ ロピレンおよびエチレン−ブタンコポリマーなどの炭素原子2〜10個を含むα −オレフィンのポリマー)で被覆されていてもよい。
本発明の乳剤および要素で使用するのに適する材料の以下の説明では、Re5e arch Disclosure、1989年12月、Item 308119 (Kenneth Mason Publications Ltd、発行、E lmsworth、Hampshire POIO7DQ、英国)を引用するが 、それらの記載事項は引用することにより本明細書の内容となる。この刊行物は 、以下rResearch Disclosure」と称するであろう。
本発明の要素で使用されるハロゲン化銀乳剤は、ネガ型またはポジ型のいずれか であることができる。適当な乳剤およびそれらの調製は、Re5earch D isclosure、第■および■節およびそこで引用されている刊行物に記載 されている0本発明の要素の乳剤層または他の層に適するベヒクルは、Re5e archDisclosure、第■節およびそこで引用されている刊行物に記 載されている。
本発明のマスキングカプラー類に加え、本発明の要素は、Re5earch D isclosure、第4節、パラグラフD。
E、FおよびGならびにそこで引用されている刊行物に記載されるような追加の カプラー類を含みうる。これらのカプラー類は、Re5earch Discl osure、第4節、パラグラフCならびにそこで引用されている刊行物に記載 されるような要素および乳剤に組み入れることができる。
本発明の写真要素またはそれらの個々の層は、蛍光増白剤(Research  Disclosure、第V節参照)、カプリ防止剤および安定化剤(Rese arch Disclosure、第■節参照)、汚染防止剤および画像色素安 定化剤(Research Disclosure、第4節、パラグラフIおよ びJ参照)、光吸収剤および散乱剤(Research Disclosure 。
第4節参照)、硬化側(Research Disclosure、第X節参照 )、可塑側および滑剤(Research Disclo s u r e、第 X■節参照)、帯電防止剤(Research Disclosure、第xm 節参照)、マット剤(Research Disclosure、第xvr節参 照)および現像改質剤(Research Dtsclosure、第XXI節 参照)を含むことができる。
本発明の写真要素は、Re5earch DisclosureS第X■節およ びそこで引用されている刊行物に記載されるような各種支持体上に塗布すること ができる。
写真要素は、典型的には可視スペクトル領域の化学線に露光してRe5earc h Disclosure、第X■節に記載されるように潜像を形成し、次いで Re5earch Disclosure、第XIX節に記載されるように可視 色素画像を形成することができる。可視色素画像を形成するための処理としては 、要素を発色現像主薬と接触させて、現像可能なハロゲン化銀を還元し、そして 発色現像主薬を酸化する工程を含む。酸化された発色現像主薬はカプラーと次々 に反応して色素を提供する。
好ましい発色現像主薬は、p−フェニレンジアミン類である。特に好ましいもの としては、4−アミノ−N、N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−アミノ−3−メ チル−N、N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−アミノ−3−メチル−N−エチル −N−β−(メタンスルホナミド)エチルアニリン硫酸塩水和物、4−アミノ− 3−β−(メタンスルホナミド)エチル−N、N−ジエチルアニリン塩酸塩およ び4−アミノ−N−エチル−N−(2−メトキシエチル) −m−トルイジンジ −p−)ルエンスルホン酸が挙げられる。
ネガ型ハロゲン化銀によれば、この処理工程はネガ画像をもたらす、ポジ(また は反転)画像を得るには、この工程は無発色性の現生成しない)し、次いで要素 を均一にカブらせて未露光ハロゲン化銀を現像可能にし、引き続き発色性現像剤 で現像できる。また、直接ポジ型乳荊を用いてポジ画像を得ることもできる。
現像後、漂白、定着、または漂白定着の常法を行い、銀およびハロゲン化銀を除 去し、洗浄し、次いで乾燥する。
本発明のマスキングカプラー類は、有機合成技術分野で既知の方法によって製造 することができる。典型的には、本発明のマスキングカプラー類は、次の例示的 なスキームに従って製造できる。
化合物1 0H7 ゜中−””’ 、、、=> 支 ↓ A/CO+Me l l HrsO1↓」本明細書で、DMF、THF、EtO AcおよびHOAcは、それぞれジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、 酢酸エチルおよび酢酸である。本明細書で、EtはCzHs−を意味する。本明 細書で、MeはCH3−を意味する。本明細書で温度は、特にことアゾアニリン マスキングカプラーの合成(例1)は、Na OH(50%水fay&、、65  g、 0. 8−fニル) ヲ含ムDMF 400raLオよびメチルトルエ ンスルホフート(Ko d a k、 MWI 86.140s+L)中、2− ニトロ−4−メチルフェノール(A)(Aldrich、MW153.100  g、 0. 6 St−ル)をアルキル化することによって進められる。この混 合物をRTで2日間撹拌し、次いでS○、で乾燥し、次いで濃縮して(B)の1 01g(93%〕を得た。
31および2N HCI 3滴)、触媒を濾去し、濾液をEt。
○:ヘプタン(1/ 1 ) (500mL)で希釈した。この混合物をアンモ ニア水で洗浄し、乾燥し、次いで固体(C)まで濃縮した(38.1g、98% )。
カプラー(D)は、次のスキームに従って製造できる。
カプラー(H)は、有機合成技術分野で既知の方法によって製造できる。メタノ ール150mL中、4−クロロ−3−二トロベンズアルデヒド(11,1g、6 0ミリモル)およびイソプロピルアミン(5,3g、90ミリモル)の溶液を3 0分間還流した。溶媒を留去し、粗シッフ塩基を18時間減圧下で乾燥して固形 化した。それヲDMF 150sLニt8NL、5°rDMF 150mL中へ 1−サ7洗浄50%水素化ナトリウム(4,8g、100ミリモル)の懸濁液へ DMF 70■L中(H)(24,5g、50ミリモル)の溶液を添加して調製 した(H)のジアニオン溶液に約5°で30分間かけて滴下した。反応混合物を RTで3時間撹拌し、酢酸エチル400糺で希釈し、希塩酸で2度洗浄した。水 洗液を酢酸エチルで再抽出した0合わせた酢酸エチル溶液を飽和塩化ナトリウム 溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、固体まで蒸発した。粗生成物をイ ソプロパツール/ヘプタン(1: 3)200■L中でスラリー化し、濾取した 生成物を上記で、次いでヘプタンで洗浄し、減圧下で18時間乾燥した。カプラ ー(D)の収量は23.7g (74%)であった。
カプラー(D)(MW640.68g、0.106モル)をトルエン10(1+ L中でアニンジン(C)(MW137.28.7g、0.21モル)と混合し、 約15分間温浴中で50゛にて加熱し、次いでRTに冷却し、そしてHOAc  150++Lで希釈した。1−ブチルアミノポラ7 (Ea s tman、M W87.11.4g。
0.131モル)を5分間かけて徐々に添加し、次いでRTで30分間混合物を 撹拌した。メタノール(70(1+L)と水(25■L)を添加し、混合物に結 晶種を入れ、そして生成物をRTで約15分間かけて結晶化した。カプラー(E )を濾取し、次いで乾燥して76g(94%)を得た。
ジアゾニウム成分(F)(5−ニトロイサト酸無水物)は、高価であるが市販さ れている。ea械的撹拌機を備え、水浴で10〜15″に保持した5Lフラスコ で、4H,So、 IL中にイサト酸集水物(MW163.163g、1.0モ ル)を注!深く(15分)溶解することによりそれは容易に調製される。温度を 25°以下に制御しそして激しく撹拌しながら硝酸カリウム(MWI O1,1 01g、1.0モル)を20分間かけて徐々に添加した。KNO,の添加が終了 した後、数分でニトロ化が完了した(EtOAc/ヘプタン(1/1)を使用す るTLCは、わずかに移動する無蛍光物質への転化を示した)。水?8液をOo に保持するために追加の氷を適当に添加しながら、3ガロンのステンレス鋼ハヶ ント中の氷4L上に前記反応混合物を慎重に注いだ、沈殿したニトロイサト酸無 水物を濾取L(6Lの焼結ガラス漏斗)、水洗し、CHsCN 500tでスラ リー化し、濾過し、Et、OILで洗浄し、次いで通気乾燥して淡黄色固体(F )の174g(84%)を得た。
機械的撹拌機を備えた5L広ロフラスコ中で、無水物(F) (MW20日、1 04 g、 0. 5モル)をTHF (200a+L) 、MeOH(600 mL)およびトリエチルアミン(25■L)と混合物した。
この混合物を、CO□の激しい発生が始まりそして静まるまで蒸気浴でゆっくり 温めた。混合物を加熱して5分間還流した後、RTに冷却し2時間撹拌した。水 500mLで希釈して生成物を沈殿させ、1時間撹拌した。濾過後、水洗し、通 気乾燥してエステル(G)90.6g (92%)を得た。
ニドoxxチル(C;)(MWl 96.6.5g、0.033モル)を、 T HF (65■L) 、 HOAc (15■L) 、 Hz O(1(1+L ) およびMeSOsH(15■L)の混合物で溶解し、0°まで冷却した。
N a N Ox (MW 69.2.3g、0.033モル)を添加した後、 冷ジアゾニウム溶液を1時間O°で撹拌した。ジアゾニウム溶液を、THF 7 5■LとHOAc 25++L中カプラー(E)(MW762.25.1g、0 .033モル)の冷溶液に激しい撹拌下で数分がけて添加した。酢酸ナトリウム (MW84.7g、0.033モル)た、 ynケーキを約200mLのT I I F/ 100mlのHOA cに再?8解し、10分間40〜50°に加温 してトリアゼンの再配列を終了し、水約30011、で希釈し、再び濾過した。
生成物をメタノールでスラリー化し、濾過し、次いで通気乾燥して中間体エステ ル生成物306g(95%)を得た。
中間体エステル生成物の1部(MW967.5g、0.052モル)を、THF  30■L、MeOH25■LおよびIN Na01126#Lと混合し、TL C(C1,CI□/ヘプタン/EtOΔC(5/4/1 ))が移Vルない生成 物まで加水分解されてしまったことを示すまで、約35分間RTで撹拌した。こ の混合物をINMCIで酸性にし、10分間撹1’J L、次いでlI!過して 粗生成物を集めた。精製マスキングカプラー例1(2,4g、50%)は、温C H,CNでt■生成物をスラリー化し、冷却し、濾過し、次いで乾燥以下の例も 、記載した合成方法を用いて製造できる。
前述した例19のような本発明のブロック化されていないイエローカラードマス キングカプラー類は、写真乳剤に組み入れた場合に、無色画像カプラー類に関連 するブルー光の吸収に起因して固有のブルースピードの低下が生しることが判明 した。この問題を解決するのに、ブロック化されていないカプラー類に対する約 440n+wからブロック化された場合の1]340nmまでカプラー類の色相 をシフトするマスキングカプラーを含有する前記イエローアゾアニリン色素でブ ロック化基が利用できることを見い出した。この色相のシフトは、カプラーのブ ルー光吸収の低減をもたらすので、シフト化されていないカプラーに対して増大 したブルースピードが生しる。C41処理またはいずれかのヒドロキシルアミン 含有処理のような標準処理によって、ブロック化基が除去され、色相は440n −まで逆にソフトして積算(インテグラル)カラーマスクを生じる。
従って、本発明の特に好ましい態様では、色素の助色団の窒素がブロック化基に よりアシル化されており、そしてこのブロック化基は現像液中のヒドロキシルア ミンの存在下で不安性になる。これらのブロックトマスキングカプラー類は露光 中は低いブルー濃度を示し、そして処理後、マスキングに必要な高いブルー濃度 を示し、シフト化されていないマスキングカプラー類に関して得られる最終的な ブルースピードをもたらす、こうして得られたカプラーは式(B)(ここで、R 基の1つは助色団の窒素にカルボニル結合を介して結合したブロック化基である )の同じ包括的な構造を有する。
本発明のマスキングカプラーと組み合わせて使用できるブロック化基の具体例は 、英国特許出願第2,105,482号明細書にみられるが、本発明のマスキン グカプラーと共に使用するのに特に有効なブロック化基は、米国特許第5,01 9,492号明細書に記載されている。
特に好ましいブロック化基としては次のものが挙げられる。
前記CoUP部分のすべてがブロックトマスキングカプラーのC0UPとして使 用できる。このC0UPはマゼンタカプラー以外であり、特に式 (上式中、RはCH,またはL−ブチルであり、そしてR2はバラスト基である )で示されるピラゾールトリアゾールマゼンタカプラー以外であることが好まし い。
ユニバーサルカプラーまたはナフトールカプラーを使用することが特に好ましい 、これらのカプラーはネガティブな濃度に寄与しない(すなわち、画像色素を生 じない)ので、マスキングが望まれるいずれの層にでも使用可能である利点を有 する。「ユニバーサル」カプラーは、酸化された発色現像主薬と反応して無色の 生成物を生しる物質であるか、または酸化された発色現像主薬と反応して、現像 溶液に溶解しそして写真処理中にフィルムから洗い出される着色化合物を生しる 物質である。「ユニバーサル」カプラーは、また、酸化された発色現像主薬との 反応により写真的に有用な基を放出することもできる。
好ましいユニバーサルカプラ一部分は、次の一般構造(上式中、R3は水素原子 、あるいはアルキルもしくはアリール基または複素環式基を表わす)で示される 。
好ましいR,基としては、H,CR3、CHz CHz COx 旧−CH,C H,−Co、CIIz C11x 、−CL−Co、H,−cHt Cot C Ht CHs 、 CHt Cot CHs 、 CHz CH2−CO工CH y 、 CHz CI(よ−OCH,が挙げられる。
好ましいカプラ一部分の具体例は、米国特許第4,482,629号明細書に記 載されている。
前記連結基のどれでもこのブロックトマスキングカプラー類と共に使用できるが 、連結基はバラスト化キノンメチドタイミング基が好ましい、この好ましいブロ ック化基は、前述の米国特許第5,019,492号明細書に記載されている。
これらのブロック化されたユニバーサルカプラー類の具体列としては次のものが 挙げられる。
HO (2日) (4o) カプラー24〜30が特に好ましい。
カプラー27の合成を、下記反応スキームを引用しながらここに記載するであろ う。
ホウ水素化ナトリウム(1,23g、33ミリモル)を、THF75−し、メタ ノール25mLおよび水12mLの混合液中化合物(a)(11,9g、33ミ リモル)の撹拌溶液に、周囲温度で30分間かけて添加した。次に、この溶液を 濾過しそして減圧下で4縮した。
残渣を酢酸エチルに熔解し、2N HCIで洗浄し、次いで乾燥した。溶媒を留 去すると褐色固体状の化合物(b)が10.64g(収率89%)得られた。
化合物(b)(9,55g、26ミリモル)を1.5時間水素添加した(40p si Hz/Pd/C、メタノール190mL)、溶液を濾過して触媒を除去し 、溶媒の容量を100aLに低減し、次いで激しく撹拌しながらその溶液を水( 400aL)に添加した。得られた褐色沈殿を集め、乾燥して、褐色固体として 化合物(c)6.95g(収率80%)を得た。
周囲温度でピリジン(140+L)中止合物(c)(15,5g、46ミリモル )の溶液に1−クロロスルホニルヘキサデカン(16゜4g、50ミリモル)を 添加した。35分後注圧下で溶媒量を約25mLまで低減し、次いで残渣を酢酸 エチルに溶解し、2N HClで洗浄し、そして乾燥した。溶媒除去およびクロ マトグラフ精製は、不十分ながら白色固体として化合物(d)20.94g ( 収$73%)を与えた。
化合物(d)(6,25g、10ミリモル)を氷酢酸(60sL)に溶解して7 0゛Cで加熱した。この溶液に酢酸(8,4■L)中31% HBrを加えた。
10分後注殿が生した。溶液を室温まで冷却し、撹拌しながら水(600aL) に注いだ。得られた白色固体を集め、乾燥して化合物(e)6.6g (収率9 6%)を得た。
周囲温度で1.3−ジメチル−3,4,5,6−チトラヒドロー2−(IH)− ピリミジノン(DMPU)(8d)中シフト化色素(o)((o)の製造用スキ ーム2参照)(1,3g、2ミリモル)および炭酸セシウム(0,325g、1 ミリモル)の溶液に化合物(e)(1,4g、2ミリモル)を加えた。3.5時 間後酢酸エチルで前記溶液を希釈し、水洗し、次いで乾燥した。溶媒を除去し、 残渣をクロマトグラフ的に精製してオレンジ固体のカプラー27(LI V、、 、340nm)を1.3g(収率52%)得た。
化合物(o)は次の順序で合成した。
イソプロピルアルコール(IL)中0−アニシジン(f)(370g、3モル) および臭化エチル(500g、4.59モル)の溶液を、16時間還流下で加熱 した9次に、氷で溶液を冷却し、得られた化合物(g)の白色沈殿を集め、乾燥 して、白色結晶の(g)を422g (収率90%)得た。
メチル−p−アミノヘンシェード(h)(1,5,1g、100ミリモル)を、 0°Cで10% HC1*溶液中にて亜硝酸ナトリウム(6,90g、100ミ リモル)で処理してジアゾ化した。得られたジアゾニウム溶液を、水(100a L)中止合物(g)(23,2g、100ミリモル)の溶液に0°Cで30分間 かけて滴下した。1時間後得られた赤色溶液を酢酸ナトリウム(10g)で処理 し、生じたオレンジ色の沈殿を集め、乾燥して、オレンジ色の固体の化合物(i )を30g(収率97%)得た。
アゾ色票(i)(50g、160ミリモル)をメタノールおよびTHF (各2 00sL)に溶解し、45°Cで20分間2N NaOH溶液(250g+L) で処理した0次に、この溶液を0°Cに冷却し、2N HCI 250++Lを 滴下した。得られたオレンジ色沈殿を集め、乾燥して化合物(j)を42.9g (収率90%)得た。
化合物N)(29,9g、100ミリモル)を、ジクロロメタン(25(1+L )中ジイソプロピルエチルアミン(18,9■L、110ミリモル)の溶液に添 加し、−20°Cまで冷却した0次に、ジクロロメタン(50閤L)中クロロメ チルエチルエーテル(9、6111゜102ミリモル)の溶液を、20分間かけ て滴下した後、溶液を室温にもどした。この溶液を冷2% HCl水で洗浄し、 次いで飽和NaC1溶液で洗浄し、そして乾燥した。減圧下で溶媒を留去してオ レンジ色固体の化合物(k)を32.5g(収率98%)得た。
化合物(k)(21,4g、60ミリモル)と2.6−ルチジン(9,27閤L 、80ミリモル)の溶液を、周囲温度でトルエン(33+iL、80ミリモル) 中の2.4Mホスゲン溶液で処理した。1時間後、溶液を水冷2% HCl水で 洗浄し、乾燥溶媒を留去してオレンジ色固体のカルバモイルクロライド(1)を 25g(収率99%)得た。
カルバモイルクロライド(1)(25g、60ミリモル)とベンジリンクアルコ ール(m)(19,7g、60ミリモル)をジクロロメタン(50+iL)に溶 解し、次いで4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(11,5g、94ミリ モル)を加え、さらに1.8=ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデカ−7−エ ン(DBU)(19麟り、126ミリモル)を加えた。得られた溶液を室温で3 5分間撹拌し、次いでジクロロメタンで希釈し、冷2% HCl水で洗浄し、そ して乾燥した。溶媒除去およびクロマトグラフ精製でオレンジ色固体の化合物( n)を21.36g(収率50%)得た。
化合物(n)(21,36g、30ミリモル)をメタノール(180+L)とT HF(20閤L)に溶解し、次いで50℃で3時間トリフルオロ酢酸(60閤L )で処理した。次に、この溶液を水(600lIし)に注ぎ、化合物(o)(1 0,3g、収率93%)のオレンジ色沈殿を集めて乾燥した。
反応スキーム (al (b) (d) スキーム2:化合物(0)の製造 (f) (g) (h) (i) (j ) (k> (1) (m) 化合物(a)は第23ページのルートに類似のルートに準じて製造される。
先のブロックされたマスキングカプラーとブロックされていないマスキングカプ ラーとのどちらも、1.08g/m”の臭ヨウ化銀乳剤、3.42g/m”のゼ ラチン、下記に示す量の半分量のジブチルツクレートに分散された画像カプラー および/または下記に示す量と同量のジエチルラウラミドに分散されたマスキン グカプラーを含有する感光性層を酢酸酸セルロースフィルム支持体に塗布するこ とにより単一ハロゲン化銀写真要素に組み入れることができる。
この感光性層は、5.40g/m”のゼラチンと総ゲル当り1. 75重1%の ビス−ビニルスルホニルメチルエーテル硬膜剤を含有する層でオーバーコートし た。
例13の構造を有するマスキングカプラーを、段階濃度試験片を介して像様露光 し、次いで下記発色現像液を用い37.8°Cにて処理した後、低ρ1(浴で停 止し、漂白し、洗浄し、そして乾燥して段階的発色画像を得た。
発色現像液 水 800.(1+L 炭酸カリウム・無水物 34.30g 炭酸水素カリウム 2.32g 亜硫酸ナトリウム・無水物 0.38gメタ亜硫酸水素ナトリウム 2.78g ヨウ化カリウム 1.20mg 臭化ナトリウム 1.31g ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム塩 8.43g(40%ン容液) 硫酸ヒドロキシルアミン(HAS) 2.41 gKODAKカラー現像剤CD −44,52g水でIL4.[整(pH10,0) 比較の目的で第3ページに記載した従来のマゼンタカラード′シアンマスキング カプラー化合物Aを担持する写真要素を上記と同様に像様露光しそして処理した 。
五−土 単独塗布されたマゼンタカラードマスキングカプラー類表−」− シアンWJ像カプラー頬と共に塗布されたマゼンク力う−ドマスキングカプラー 類 これらの例で使用された化合物XおよびYは下記に示す。
化合物X これらの画像の該当するカラー91域のデンシトメトリーは、表1および2に示 すような最小n光および最大露光における濃度の測定値を示した。
表1のデータは、例13はマゼンタカラードシアンマスキングカプラーとして作 用することを示す0例えば、レッド濃度の構成はシアン源が酸化された現像主薬 とカプリングすることを示す、グリーン濃度は最小露光において高い(すなわち 、カプリングは住していないのでマスキング色素がフィルム中に残存している) 、そして最大露光において低い(すなわち、カプリングが生じているのでマゼン タ色素が放出されており、フィルムから洗い出されるかまたは除去されている) 。
表2のデータは、例I3は従来のマスキングカプラー類に比べ優れたマスキング 効果をもたらすことを示す0例えば、最小露光および最大露光におけるグリーン 濃度値は従来化合物に対するよりも例13について有意に接近している。従って 、従来化合物Aに対するよりも例13に対して総体的なグリーンスケールが小さ い(すなゎち、E sia = Eaax ) *図1は、ブロックされたマゼ ンタカラードカプラーの電子スペクトル(実線)とブロック化基をもたない同一 カプラーの電子スペクトル(破線)を示し、そしてこの図はブロックされること によるマゼンタアゾアニリン色素の極大吸収における予想外に大きなシフトを示 す。
図2は、例27(ブロックされた色素)と例19(ブロックされていない色素) の電子スペクトルを示し、そしてこの図はブロックされることによるイエローカ ラードアゾアニリン色素のシフトを示す。
どちらのマスキングカプラーも米国特許第5,019,492号明細書に記載の 基でブロックされた。対照的に、実用的に容易に再現できる方法では従来化合物 Aをシフトさせることは困難である。
表3は、シフト化されたマスキングカプラーを含有する塗布物の白色光露光に関 するデータを示す、この表は、ブロックされていない例19に関して改善された スピードを示す、すなわち、本発明のカプラーのブロック化は写真要素のブルー スピードにおけるさらなる改善をもたらすことが判明した。
表−」− 図3は、カラー写真現像剤にさらした例25の電子スペクトルを示す。1−0と 印したスペクトルは、カラー現像剤にさらす前の例28の電子スペクトルを示す 、それぞれ、15秒、30秒、60秒、120秒および240秒におけるスペク トルは、実質的に無色であったブロックされた色素をカラー現像剤にさらすこと によって、カラーネガフィルムの商業的な現像に通常必要とされるタイムフレー ム中に発色(イエロー:450nmにその主要吸収を示す)してくることを示す 。
本発明を、それらの一定の好ましい態様について具体的に引用しながら詳細に説 明してきたが、それらは本発明の精神および範囲内で変更および改良が行いうる ことが理解されるであろう。
継 ^ で計 要約書 少なくとも1種の発色カプラーとマスキングカプラーを含むハロゲン化銀写真乳 剤を担持する支持体を含み、前記マスキングカプラーが、次式Aで示される写真 要素。
C0UP−L INK−DYE (A)上式中、C0UPはカプラ一部分であり 、LINKは写真処理中に酸化された現像主薬とのカプリングによりC0UPか ら放出可能かまたは開裂可能ないずれかの基であり、そして DYEはアゾアニリン色素、好ましくは窒素含有助色団部位でブロックされたア ゾアニリン色素である。
国際調査報失

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも1種の発色カプラーおよびマスキングカプラーを含むハロゲン化 銀写真乳剤を担持する支持体からなり、前記マスキングカプラーが、次式A COUP−LINK−DYE(A) (上式中、COUPはカプラー部分であり、LINKは写真処理中に酸化された 現像主薬とのカプリングによりCOUPから放出されうるかまたは開裂されうる いずれかの基であり、そして DYEはアゾアニリン色素である)で示される写真要素。 2.前記色素がブロックされた窒素含有助色団部位を有するシフト化されたアゾ アニリン色素であり、かつ脱ブロック化によりシフト化されなくなりうる請求の 範囲第1項に記載の写真要素。 3.前記マスキングカプラーの総括的な化学構造が、次式B(B)▲数式、化学 式、表等があります▼(上式中、aは、bおよびcが0のとき1であるか、bは 、aおよびcが0のとき1であるか、またはcは、aおよびbが0のとき1であ り、 d,e,f,g,h,i,jは0または1であってもよく、AおよびBは同一ま たは異なる、芳香族基または複素環式基であり、 Rは水素原子、分枝もしくは非分技の、飽和もしくは不飽和炭化水素基、複素環 式基または芳香族基であり、Xはアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル カルボキシル、アミド、スルホナミド、芳香族もしくは複素環式基またはハロゲ ン原子であり、 SOLAは第一可溶化基であり、 SOLBは第二可溶化基であり、そしてYおよびZは同一または異なり、ハロゲ ン原子、アルキル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基、シアノ基 、アミド基、スルホナミド基、スルファモイル基、スルホニル基、ニトロ基、カ ルボアルコキシ基、カルバモイル基およびアシル基からなる群より選ばれる) で示される請求の範囲第2項に記載の写真要素。 4.前記COUPがシアン色素生成性カプラー部分である請求の範囲第1項に記 載の写真要素。 5.AおよびBが、フェニル基、ナフチル基、チエニル基、フリル基、ピロリル 基、ピリジル基、ベンゾチエニル基、インドリル基、チアゾリル基、ベンゾチア ゾリル基およびオキサゾリル基からなる群より選ばれる請求の範囲第1項に記載 の写真要素。 6.AおよびBがフェニル基からなる請求の範囲第5項に記載の写真要素。 7.aおよびbが0で、そしてcが1であり、COUPが次式C(C)▲数式、 化学式、表等があります▼(上式中、R5は水素原子、アルキル基、アリール基 または複素環式基を表わす)で示されるカプラー部分を含んでなる請求の範囲第 3項に記載の写真要素。 8.前記DYEが4−ニトロフェニルアゾアニリンを含んでなる請求の範囲第2 項に記載の写真要素。 9.SOLAおよびSOLBがカルボキシル基を含んでなる請求の範囲第3項に 記載の写真要素。 10.前記DYEの助色団部位がヒドロキシルアミン含有の現像液の存在下で不 安定になる基でブロックされている請求の範囲第2項に記載の写真要素。 11.前記ブロック化基が、 (a)2つの求電子性基を含み、その少なくとも1つがDYEに直接結合されて いるか、または放出可能なタイミング基を介して結合されており、 (b)二求核性試薬と反応でき、そして(c)前記2つの求電子性基が、二求核 性試薬の存在下での写真要素の処理によりDYEの放出を生じるような求核置換 反応を可能にする置換された原子によって相互に分離されている、請求の範囲第 10項に記載の写真要素。 12.前記COUP部分がピラゾールトリアゾールマゼンタカプラー以外である 請求の範囲第11項に記載の写真要素。 13.前記COUP部分がユニバーサルカプラーである請求の範囲第12項に記 載の写真要素。 14.前記COUP部分が、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上式中、Lは前記LINKであり、そしてR5は水素原子、アルキル基、アリ ール基または複素環式基からなる群より選ばれる)で示される請求の範囲第13 項に記載の写真要素。 15.前記マスキングカプラーが下記式で示されるカプラー群より選ばれる請求 の範囲第14項に記載の写真要素:▲数式、化学式、表等があります▼(24) ▲数式、化学式、表等があります▼(25)▲数式、化学式、表等があります▼ (26)▲数式、化学式、表等があります▼(27)▲数式、化学式、表等があ ります▼(28)▲数式、化学式、表等があります▼(29)および ▲数式、化学式、表等があります▼(30)16.請求の範囲第1項のマスキン グカプラー、ならびに少なくとも1種のイエロー画像色素生成性カプラーを含有 する少なくとも1つの青感性ハロゲン化銀乳剤層、少なくとも1種のマゼンタ画 像色素生成性カプラーを含有する少なくとも1つの緑感性ハロゲン化銀乳剤層お よび少なくとも1種のシアン画像色素生成性カプラーを含有する少なくとも1つ の赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含んでなる写真要素。 17.前記マスキングカプラーが、前記赤感性ハロゲン化銀乳剤層に前記シアン 画像色素生成性カプラーと共に塗布される請求の範囲第16項に記載の写真要素 。 18.前記マスキングカプラーが前記緑感性写真ハロゲン化銀乳剤層に前記マゼ ンタ画像色素生成性カプラーと共に塗布される請求の範囲第16項に記載の写真 要素。 19.前記マスキングカプラーがブロックされている請求の範囲第16項に記載 の写真要素。 20.前記少なくとも1つの緑感性層が、前記少なくとも1つの赤感性層と少な くとも1つの青感性層との間にあり、そして前記赤感性層が前記緑感性層と青感 性層より支持体のより近くに存在する請求の範囲第19項に記載の写真要素。 21.請求の範囲第3項の式Bで示される化合物からなるマスキングカプラー。 22.前記COUPがシアン色素生成性カプラー部分を含んでなる請求の範囲第 21項に記載のマスキングカプラー。 23.前記LINKが酸素ヘテロ原子(−O−)を含み、そしてそれに対して前 記COUPが結合している請求の範囲第21項に記載のマスキングカプラー。 24.AおよびBが、フェニル基、ナフチル基、チエニル基、フリル基、ピロリ ル基、ピリジル基、ベンゾチエニル基、インドリル基、チアゾリル基、ベンゾチ アゾリル基およびオキサゾリル基からなる群より選ばれる請求の範囲第21項に 記載のマスキングカプラー。 25.AおよびBがフェニル基よりなる請求の範囲第24項に記載のマスキング カプラー。 26.SOLAおよびSOLBがカルボキシル基からなる請求の範囲第21項に 記載のマスキングカプラー。 27.請求の範囲第10項の化合物からなるブロックされたマスキングカプラー 。 28.下記式で示されるカプラー群より選ばれるブロックされたマスキングカプ ラー: ▲数式、化学式、表等があります▼(24)▲数式、化学式、表等があります▼ (25)▲数式、化学式、表等があります▼(26)▲数式、化学式、表等があ ります▼(27)▲数式、化学式、表等があります▼(28)▲数式、化学式、 表等があります▼(29)および ▲数式、化学式、表等があります▼(30)29.請求の範囲第1項で特定され るマスキングカプラーの存在するカラー現像剤により、露光された写真ハロゲン 化銀乳剤を現像する工程を含んでなる写真画像形成方法。 30.前記マスキングカプラーが請求の範囲第2項に記載されるようにブロック されている請求の範囲第29項に記載の方法。 31.前記マスキングカプラーが請求の範囲第2項の式Bで示される請求の範囲 第29項に記載の方法。 32.前記LINKが酸素ヘテロ原子(−O−)を含み、かつそれに対して前記 COUPが結合している請求の範囲第29項に記載の方法。 33.AおよびBがフェニル基、ナフチル基、チエニル基、フリル基、ピロリル 基、ピリジル基、ベンゾチエニル基、インドリル基、チアゾリル基、ベンゾチア ゾリル基およびオキサゾリル基からなる群より選ばれる請求の範囲第30項に記 載の方法。 34.AおよびBがフェニル基よりなる請求の範囲第33項に記載の方法。 35.SOLAおよびSOLBがカルボキシル基よりなる請求の範囲第30項に 記載の方法。 36.前記マスキングカプラーがブロックされており、そして前記COUP部分 がユニバーサルカプラーである請求の範囲第29項に記載の方法。
JP4503396A 1990-12-19 1991-12-19 写真材料用アゾアニリンマスキングカプラー類 Pending JPH05504425A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US62987090A 1990-12-19 1990-12-19
US629,870 1990-12-19

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05504425A true JPH05504425A (ja) 1993-07-08

Family

ID=24524840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4503396A Pending JPH05504425A (ja) 1990-12-19 1991-12-19 写真材料用アゾアニリンマスキングカプラー類

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5364745A (ja)
EP (1) EP0516830B1 (ja)
JP (1) JPH05504425A (ja)
DE (1) DE69129105T2 (ja)
WO (1) WO1992011575A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5399465A (en) * 1993-01-15 1995-03-21 Eastman Kodak Company Method of processing reversal elements comprising selected development inhibitors and absorber dyes
DE4343823A1 (de) * 1993-12-22 1995-06-29 Basf Ag Verwendung von Azofarbstoffen zum Markieren von Kohlenwasserstoffen sowie neue Azofarbstoffe
JPH08202001A (ja) 1995-01-30 1996-08-09 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラー写真感光材料
DE19616497C2 (de) * 1996-04-25 2001-11-08 Agfa Gevaert Ag Farbfotografisches Silberhalogenidmaterial
JP2010256908A (ja) 2010-05-07 2010-11-11 Fujifilm Corp 映画用ハロゲン化銀写真感光材料

Family Cites Families (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2367531A (en) * 1942-06-12 1945-01-16 Eastman Kodak Co Acylaminophenol photographic couplers
US2428054A (en) * 1945-08-30 1947-09-30 Eastman Kodak Co Photographic color correction using colored couplers
US2474293A (en) * 1947-09-10 1949-06-28 Eastman Kodak Co 1-naphthol-2-carboxylic acid amide couplers for color photography
US2772162A (en) * 1954-11-03 1956-11-27 Eastman Kodak Co Diacylaminophenol couplers
NL113830C (ja) * 1954-11-22
US2895826A (en) * 1956-10-08 1959-07-21 Eastman Kodak Co Photographic color couplers containing fluoroalkylcarbonamido groups
US2852370A (en) * 1957-07-08 1958-09-16 Eastman Kodak Co Photographic color reproduction process using colored couplers
US3034892A (en) * 1958-10-27 1962-05-15 Eastman Kodak Co Magenta-colored cyan-forming couplers
US3002836A (en) * 1959-04-09 1961-10-03 Eastman Kodak Co Cyan color former for color photography
US3041236A (en) * 1959-09-18 1962-06-26 Herbert C Stecker Germicides containing trifluoromethyl halogenated salicylanilides
US3227550A (en) * 1962-09-07 1966-01-04 Eastman Kodak Co Photographic color reproduction process and element
JP2909551B2 (ja) * 1989-12-06 1999-06-23 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀カラー写真感光材料
US4029503A (en) * 1973-03-28 1977-06-14 Konishiroku Photo Industry Co., Ltd. Diffusible-dye releasing type dyes which couple to form colorless products
US4141730A (en) * 1975-04-08 1979-02-27 Fuji Photo Film Co., Ltd. Multilayer color photographic materials
US4248962A (en) * 1977-12-23 1981-02-03 Eastman Kodak Company Photographic emulsions, elements and processes utilizing release compounds
JPS54130024A (en) * 1978-03-30 1979-10-09 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Silver halide color photographic material
US4358525A (en) * 1978-10-10 1982-11-09 Eastman Kodak Company Blocked photographically useful compounds and photographic compositions, elements and processes employing them
US4310612A (en) * 1978-10-10 1982-01-12 Eastman Kodak Company Blocked photographically useful compounds in photographic compositions, elements and processes employing them
CA1160880A (en) * 1979-02-02 1984-01-24 Keith E. Whitmore Imaging with nonplanar support elements
US4333999A (en) * 1979-10-15 1982-06-08 Eastman Kodak Company Cyan dye-forming couplers
JPS56114946A (en) * 1980-02-15 1981-09-09 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Silver halide photographic sensitive material
US4420556A (en) * 1980-09-11 1983-12-13 Eastman Kodak Company Photographic silver halide materials
DE3136293A1 (de) * 1981-09-12 1983-03-24 Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen Fotografisches aufzeichnungsmaterial mit einer vorlaeuferverbindung fuer eine gelbmaske
JPS5879247A (ja) * 1981-11-05 1983-05-13 Fuji Photo Film Co Ltd 熱現像カラ−感光材料およびそれを用いた画像形成方法
US4439520A (en) * 1981-11-12 1984-03-27 Eastman Kodak Company Sensitized high aspect ratio silver halide emulsions and photographic elements
JPS58116537A (ja) * 1981-12-29 1983-07-11 Fuji Photo Film Co Ltd カラ−写真感光材料
JPS58147743A (ja) * 1982-02-25 1983-09-02 Konishiroku Photo Ind Co Ltd ハロゲン化銀カラ−写真感光材料
JPS58162949A (ja) * 1982-03-20 1983-09-27 Konishiroku Photo Ind Co Ltd ハロゲン化銀カラ−写真感光材料
JPS59214853A (ja) * 1983-05-23 1984-12-04 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラ−感光材料
JPS59218439A (ja) * 1983-05-25 1984-12-08 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
JPS6172242A (ja) * 1984-09-14 1986-04-14 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 感光性ハロゲン化銀カラ−写真材料
JPS6195346A (ja) * 1984-10-16 1986-05-14 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
DE3621764A1 (de) * 1986-06-28 1988-01-07 Agfa Gevaert Ag Farbfotografisches aufzeichnungsmaterial
CA1324609C (en) * 1986-07-30 1993-11-23 Eastman Kodak Company Photographic element and process
US4749641A (en) * 1986-09-15 1988-06-07 Eastman Kodak Company Imaging element containing dye masking coupler
JPS63202745A (ja) * 1987-02-19 1988-08-22 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラ−写真感光材料
US4840884A (en) * 1987-10-19 1989-06-20 Eastman Kodak Company Photographic element and process comprising a dye releasing group
US5019492A (en) * 1989-04-26 1991-05-28 Eastman Kodak Company Photographic element and process comprising a blocked photographically useful compound
EP0435334B1 (en) * 1989-12-29 1997-11-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide color photographic material containing yellow colored cyan coupler
US5151343A (en) * 1990-02-22 1992-09-29 Eastman Kodak Company Photographic material and process comprising wash-out naphtholic coupler

Also Published As

Publication number Publication date
WO1992011575A1 (en) 1992-07-09
EP0516830A1 (en) 1992-12-09
DE69129105D1 (en) 1998-04-23
EP0516830B1 (en) 1998-03-18
DE69129105T2 (de) 1998-10-15
US5364745A (en) 1994-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4404274A (en) Photographic light sensitive element containing yellow color coupler and method for forming yellow photographic images
JPH02296240A (ja) 写真ハロゲン化銀組成物
EP0313308A2 (en) Photographic element and process comprising a dye releasing group
JPS6375747A (ja) 像形成要素
JPH01254956A (ja) シアン色素生成カプラーを含有する写真材料
JPS5952421B2 (ja) 色素画像褪色防止剤を含有するカラ−写真材料
JPH021842A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光性材料
JPS59192246A (ja) カラ−写真感光材料
US4246333A (en) Development inhibitor precursor and a photographic element containing the same
JPH0342450B2 (ja)
JPH05504425A (ja) 写真材料用アゾアニリンマスキングカプラー類
JPS6113748B2 (ja)
JPS5820425B2 (ja) 写真用カプラ−
JP3247492B2 (ja) 写真要素に有用な色素、及び写真要素
JP3369680B2 (ja) 写真要素
JPS60252340A (ja) 画像形成方法
JPH0627606A (ja) ハロゲン化銀カラー写真材料
JPS6337350A (ja) ハロゲン化銀カラ−写真感光材料
US5262284A (en) Arylidene pyrazolone coupler
JPH05249603A (ja) 過酸化物含有処理液で使用するためのブロックされた写真的に有用な化合物類を含んでなる写真要素
JPH0342451B2 (ja)
EP0250723B1 (en) Silver halide color photographic materials
US4138264A (en) Silver halide emulsion containing two equivalent type coupler for use in photography
JPS62163051A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPS5946378B2 (ja) 色素画像の形成方法