JPH05502551A - プリント回路上へのコイル組立て方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 プリント回路上へのコイル組立て方法 電子回路の小型化は、特に、付加的に単数又は複数の離散的コンポーネントなら びに単数又は複数の集積回路を含むプリント回路に巻き線の末端ワイヤを接続す ることが必要である場合に、小型化されたコンポーネントの組立て及び接続のだ との新規かつ独創的な解決法を見い出す必要性をもたらす。

コイルを含むこのような回路は、特に高周波電磁信号の発信及び／又は受信があ る数多くの応用分野において存在する；これらの応用分野としては、「インテリ ジェント」クレジットカードと呼ばれるものならびに無線追跡又は検出装置など を挙げることができる。

このような回路の製作に関連する問題点の１つは、コイルのために用いられるワ イヤの直径が非常に小さいことから来るものであり、このためプリント回路の相 応するトラック上に導き溶接しなくてはならない巻き線の末端ワイヤをつかむの が非常に困難なものとなっている。その上、生産コストを削減することを目的と するこれらの回路の自動式で高速の大量生産は、プリント回路上へのコイルの組 立てのだ袷に新しい手段を設置することを必要とする。

このため、「フライヤ」を含む巻き線機上に直接、単一の作業でプリント回路上 にコイルを組立てることを可能にし、しかもコア無しのコイルの場合にはクレー ム１又コア付きコイルの場合にはクレーム２の特徴づけ部分に記されている段階 を含むような１つの方法が開発された。

本発明に従った組立て方法の原理及び詳細は、以下の図を含む添付図面を基にし て説明される；すなわち、ここで 図１は、プリント回路との組立て中のコア無しコイルの平面図を表わす。

図２は、プリント回路との組立て中のコアを含むコイルの平面図を表わす。

図１には、まず第１に、特に金属メッキされた２つのトラック１１及び１２を有 する薄い（約１０分の１　ｍｍ）の絶縁性支持体１０から成るプリント回路１が ある。全てこの図では要素１３で象徴されている小型化された単数又は複数の離 散的コンポーネントならびに単数又は複数の集積回路は、２つの導電性トラック １１及び１２に接続されている。このプリント回路１はまず第１に、巻き線機（ 図示せず）の上に設置される。非常に直径の小さい（１００分の数ミリメートル ）のワイヤ２０から成る巻き４！２を構成するためには、巻き線ヘッドすなわち 「フライヤ」が、つねに前に巻き線されたコイル（図示せず）に連結されている 巻き線ワイヤ端！２１を巻きｉ！２巻き取り位置に連れてくる。このため、ワイ ヤ端部２１は緊張された状態にとどまり、金属メッキされたトラック１１の上を 直接通過し、巻き線はコイル２に必要とされる形状を与えるべくゲージ板（図示 せず）上で行なわれる。「フライヤ」は、コイル上に必要な巻き数に一致する回 数だけ回転を行なった後、巻き線ワイヤ端部２２を駆動しながら巻き線位置を退 き、この端部を直接金属メツキトラック１２の上から通し、ワイヤ端部２２をつ ねに緊張状態に保ちながら巻き線すべき次のコイル（図示せず）の方へとこれを 導く。

かくして、機械の上に維持された１つのアセンブリが得られ、今やプリント回路 １の絶縁性部分１４上に接合用手段を置き、溶接点２３で導電性トラック１１上 に巻き線ワイヤ端部２１を又溶接点２４で導電性トラック１２上に巻き線ワイヤ 端部２２を自動的に溶接することによって合わせて保持するだけでよい。このと き、プリント回路上に固定的に組立てられたコア無しのコイル２を得るため、次 に続く巻き線が終了した後で、溶接点２３の前で巻き線ワイヤ端部２１を又次に 巻き線ワイヤ端部２２を切断又は剥ぎとりすることが可能である。ここで、例え ば「インテリジェント」クレジットカードと呼ばれるもの３を構成するために残 るは、場合によって存在する補足的なコンポーネントの取りつけを完成させるこ とと２つのプラスチック層の間に巻き線と回路を密封することである。

位相上の理由又はその他のあらゆる理由で巻き線ワイヤ端！２１が先行する巻き 線から直線状で到着しないことが不利である場合、溶接点２３ａが実現されるこ とになる金属メッキされたトラック１１のもう１つの場所を選択するべくプリン ト回路上への巻き線ワイヤ端ｆＢ２１ａの到着角度を変更することも充分可能で ある。このたとに、プリント回路を保持する支持体は、固定した誘導用の歯２５ を有し、この歯の上を巻き線末端ワイヤ２１ａを適切に誘導すべく「フライヤ」 が通過する。この状況は図に一点鎖線で表わされている：巻き線末端ワイヤ２２ の点２４の溶接のためのもう１つの場所の選択のためにもこの状況を応用できる ことは明白である。

図２には前述の要素のいくつか、すなわち薄い絶縁性支持体１ｏで構成され２つ の導電性トラック１１及び１２を含むプリント回路１が再度見られる。合成材料 でできたコイルのコア４は、破＠（ｔｒａｉｔｉ１１＋！　４０）で表わされた 円筒形の柱身４０、この柱身４０に対し同心の前方つば４１、及び柱身４０及び 前方つば４１との関係において偏心した後方つば４２で構成されている。細いワ イヤ２０のコイル２は柱身４０と前方つば４１及び後方つば４２の２つの内部面 との間にある空間の中に巻き上げられることになる。２つの要素を合わせて維持 するべくプリント回路１の支持体１０の中にあけられた２つの穴１５と運動する 、コア４の２つの突出部４４により維持されたプリント回路１を上に支えること になる支え面４３を提示するよう、この後方つば４２は偏心となっている。後方 つば４２はさらに、プリント回路１の２つの導電性トラック１１及び１２の正面 にくる２つの溝穴４５及び４６も有している。か（してプリント回路１が巻き線 機上に設置され、その上にコア４が重ね合わされ突出部４４と穴１５を介して固 定された時点で、「フライヤ」　（図示せず）は前述のものと同じ要領でワイヤ 端部２１を導き導電性トラック１１のすぐ上にワイヤ２１を通過させた後柱身４ ０の上から巻き線を開始することができる。必要な巻き数が巻き上げられると、 「フライヤ」は、導電性トラック１２のすぐ上を通過しながら、巻き上げるべき 次のコイルの方へ向かって末端ワイヤ２２を駆動することになる：前述のものと 同様、溶接点２３及び２４はそれぞれの導電性トラック２１及び２２上に末端ワ イヤ１１及び１２を固定する。溶接点３２及び２４の前後のワイヤの自由端部の 切断又は剥ぎ取り及びプリント回路１と組立てられたコア４上のコイルから成る 全体の撤去の後、電子回路内に内臓できる固定アセンブリが得られる。前述のも のと同様に、その他のコンポーネント又は集積回路（図示せず）がコイルとの組 立て前のプリント回路にすでに固定されている可能性もある。同様に、１つ又は ２つの誘導用歯を配置して溶接が行なわれることになる場所を適切に選べるよう にすることによってワイヤ２１及び２２の到着又は出発角度を変更することも可 能である。

上述の方法におけるさまざまな変形態様に言及することが可能であり、これらは 全て、本特許により提供される保護の枠内に入るものである；特にプリント回路 上への離散的コンポーネント及び／又は単数又は複数の集積回路の固定は、コイ ルにプリント回路が組立てられる前か、或いは又この作業の後に行なうことがで きる；同様に、プリント回路上のコアの固定は、これを巻き線機上に設置する前 又は設置した後に行なうことができる。導電性トラック上への巻き線ワイヤ端部 の溶接作業のためには、これらのワイヤ端部が溶接を行なう前に何らかの方法で 維持され緊張されていることが重要である。このとき、危険が伴いかつ困難で時 間のかかる、従って費用のかかる作業である極めて細い巻き線用ワイヤの１つ又 は２つの端部を探す必要がないことから、これは、このような回路の生産を真に 合理化することのできる唯一の方法である。

かくして、巻き線機の中に何らかの方法でなおも維持されている一方でプリント 回路の相応する金属メッキされたトラックの上に巻き線の末端ワイヤの溶接を行 なうことによって、この方法により、巻き線を含む小型化された電子回路の製造 の生産性の向上を得ることが可能である；その上、上述の方法によると、回路の 全体的厚みはそれ自体非常に薄いシートから成るプリント回路の厚みが積み重ね られるコイルの厚みのみで構成されていることから、極袷で薄い回路を作ること が可能である。これらの利点は、巻き線の末端ワイヤが巻き線の外部に配置され たトラック上に溶接されている一方、電子回路又は集積回路のその他の要素はコ イルの中心にある空間の中に収納されており、この空間はこれらその他の回路要 素を受け入れるのに充分なサイズ又は厚みを有するものであるという事実によっ て得られる。

ＦＩＧ、　１ ＦＩＧ、　２ 要　約 プリント回路（１）上へのコア（４）付き又はコア無しのコイル（２）の組立て 方法は、巻き線を始める前に巻き線機の上にプリント回路を設置することから成 る。

「フライヤ」は、巻き線のためワイヤ（２１）を導くと、このワイヤを緊張状態 に保ちながらプリント回路の金属メッキされたトラック（１１）の上からこのワ イヤを通す。「フライヤ」は、巻き線に必要なだけの数の回転を行なった後、ワ イヤをつねに緊張状態に保ったまま第２の金属メッキされたトラック（１２）上 を通ってワイヤ（２２）を駆動する。相応する金属メツキトラック上での巻き線 の末端ワイヤ２本の溶接は、これらのワイヤの各々が溶接を行なうべき場所で緊 張状態に維持されていることから、非常に容易に行なわれることになる。

この方法により、巻き線を含む小型化された電子回路の生産を自動化することが 可能になる。　（図１） 補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）　−平成４年１０月１６日

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．巻き線（２０）の末端ワイヤ（２１、２２）を収容するための２つの金属メ ッキされたトラック（１１、１２）を特に含むプリント回路（１）上にコア無し のコイル（２）を組立てる方法において、金属メッキされたトラックが溶接のた めにアクセス可能である状態で、巻き線機の上にプリント回路を設置する段階； 巻き線の末端ワイヤは緊張状態に保たれ各々自らに対応する金属メッキトラック 上を通過している状態で、前段階で設置されたプリント回路の正面で「フライヤ 」により巻き線を行なう段階、 前記末端ワイヤの各々を相応する金属メッキトラック上に溶接する、巻き線のプ リント回路への接合段階、及び 巻き線の末端ワイヤの自由端の切断又は剥ぎ取り段階、を含むことを特徴とする 方法。
2. ２．巻き線の末端ワイヤを収容するための２つの金属メッキされたトラックを特 に含むプリント回路上にコア（４）の備わったコイルを組立てる方法において、 金属メッキされたトラックが固定手段を介してプリント回路上にコイルのコアを 固定すべく溶接するためにアクセス可能な状態で、巻き線機の上にプリント回路 を設置する段階、 巻き線の末端ワイヤが緊張状態に保たれ各々自らに対応する金属メッキトラック 上を通っている状態で、コイルのコア上に「フライヤ」により巻き線を行なう段 階、 前記末端ワイヤの各々を相応する金属メッキトラック上に溶接する段階、及び巻 き線の末端ワイヤの自由端の切断又は剥ぎ取り段階を含むことを特徴とする方法 。
3. ３．プリント回路は、巻き線機の上に設置される前に、コイルを除いてその構成 要素（１３）の全て又は一部をすでに含んでいることを特徴とする、請求の範囲 第１項又は第２項のいずれか１項に記載の方法。
4. ４．溶接を目的として巻き線の末端ワイヤを収容するための金属メッキされた２ つのトラックを特に含み、さらに接合ゾーン（１４）をも含むことを特徴とする 、請求の範囲第１項に記載の方法を応用するためのプリント回路。
5. ５．溶接を目的として巻き線の末端ワイヤを収容するための金属メッキされた２ つのトラックを特に含み、さらにコイルのコアヘの固定用手段（１５）をも含む ことを特徴とする、請求の範囲第２項に記載の方法を応用するためのプリント回 路。