JP2523357Y2 - 小型コイル - Google Patents

小型コイル

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JP2523357Y2
JP2523357Y2 JP1988171351U JP17135188U JP2523357Y2 JP 2523357 Y2 JP2523357 Y2 JP 2523357Y2 JP 1988171351 U JP1988171351 U JP 1988171351U JP 17135188 U JP17135188 U JP 17135188U JP 2523357 Y2 JP2523357 Y2 JP 2523357Y2
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JP
Japan
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coil
lead wire
small
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bobbin
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JP1988171351U
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JPH0291313U (ja
Inventor
清 宮島
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株式会社 白金製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カメラの絞り、シャッター等の駆動用、あ
るいは、ストロボ電圧昇圧用、その他の用途等に用いら
れる小型コイルに関する。
〔従来の技術〕
従来、大型のコイルであれば、コイルの中に絶縁板を
入れ、その絶縁板にハトメ等の端子を加締め、この端子
にコイル端末を半田付けするとともに、そこからリード
線を引き出す方法がある。しかし、小型、例えば直径20
mmあるいは20mm角で、長さが30mm程度以下のコイルにあ
っては、絶縁板の取付けスペースがないことから、リー
ド線の取付けにあたっては各種の工夫がなされている。
すなわち、第7図(A)〜(D)には従来のコイルの
一例が示されている。第7図において、(A)に示され
るコイルボビン31にはコイル巻線32が巻回され、このコ
イル巻線32の外周には、(B)に示されるように、コイ
ル端末33を押さえるための端末押えテープ34が巻回され
る。この端末押えテープ34の外側には両端にむき代部35
Aを形成された被覆電線からなるリード線35が配置さ
れ、リード線押えテープ36によりコイルボビン31側に取
付けられる。このリード線35の一方のむき代部35Aに
は、(C)に示されるようにコイル端末33がそれぞれか
らげられた後、半田付け処理がなされ、更に、リード線
押えテープ36側に折り返される。この後、(D)に示さ
れるように仕上げ用の被覆テープ37がリード線押えテー
プ36の更に外側に巻回され、小型コイルが仕上げられ
る。
また、従来の他の例としては、第8図(A),(B)
に示されるように、コイルボビン41に予め端子ピン42を
その軸方向あるいは鎖線で示されるように軸直交方向に
植えつけておき、これらの端子ピン42にコイルボビン41
に巻回されたコイル巻線43のコイル端末44をからげてお
く。この後、(B)に示されるように、被覆電線からな
るリード線45のむき代部45Aを半田46で接続し、かつ、
コイル巻線43の外周に被覆テープ47を巻回して仕上げて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、第7図に示される従来例では、リード線35が
切れたり、折れたりしない利点がある反面、工数が多く
必要で、作業もやり難いという問題点がある。また、コ
イル端末33あるいはむき代部35Aが交叉してショートす
る可能性があり、かつ、テープを何回も巻回するため、
外形が太くなるという欠点もある。更に、最近のローコ
スト化の要求により製造の自動化をしようとしても、コ
イル端末33、リード線35をテープ34,36で巻き込む作業
の自動化が難しいという欠点もある。
一方、第8図に示される従来例では、自動化が可能で
作業性が良い反面、第9図に示されるように、半田付け
後のリード線45を作業中に上下等に動かすと、むき代部
45Aの根元45Bで折れ易いという欠点がある。また、コイ
ル端末44を取付けるための端子ピン42が必要であり、部
品点数が増加するという欠点もある。
本考案の目的は、端子ピン等の部品が不要となるばか
りでなく、リード線の折れもなく、かつ、リード線の取
付けの作業性も良い小型コイルを提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、コイルボビンの一部を貫通する段付き穴を
コイルボビンの軸直交方向に形成され、この段付き穴の
大径部および小径部に、それぞれコイルボビンの外周表
面よりも内側に窪むように形成されかつ前記外周表面に
沿って同一端面まで延びる第一凹状部および第二凹状部
を連通し、この第一凹状部から前記大径部に渡って被覆
電線からなるリード線の被覆部が挿入するとともに、前
記小径部から第二凹状部に渡ってリード線のむき代部を
挿入し、前記小径部を貫通して第二凹状部側に露出され
たリード線のむき代部にコイル端末を接続した小型コイ
ルである。
〔作用〕
このように構成された小型コイルにおいては、段付き
の貫通孔の形成により端子ピン等の部品が必要なく、リ
ード線の取付け作業も段付き穴への挿入とリード線のむ
き代部へのコイル端末の接続ですみ、簡易な作業で行え
る。
また、第一凹状部および第二凹状部はコイルボビンの
外周表面よりも内側に窪むように形成されかつ外周表面
に沿って同一端面まで延びているので、コイルの外形寸
法が小さくなり、コイルの小型化が図られるとともに、
取付けられたリード線はコイルボビンの外周表面および
その延長面の内側に収まるようになる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図には本実施例の全体構造が示され、
第3図〜第6図には本実施例に用いられるコイルボビン
の詳細構造が示されている。
第1,2図において、コイルボビン10の外周にはコイル
巻線21が巻回され、このコイル巻線21の外周にはコイル
端末22が露出するように被覆テープ23が巻き付けられて
いる。
コイルボビン10は、第3図〜第6図に示されるよう
に、軸方向中心に磁心挿入孔11を有するとともに、この
挿入孔11の両側下部の肉厚つば部において、2個の段付
き穴12を有している。この段付き穴12は、大径部12Aと
小径部12Bとを有し、小径部12Bの外側にはコイル端末22
を案内するための第二凹状部である溝13が形成されてい
る。また、大径部12Aの外側下部には小幅部14Aを有する
第一凹状部であるリード線ガイド溝14が形成されてい
る。
このように形成されたコイルボビン10の段付き穴12内
には、両端にむき代部25Aを有する被覆電線からなるリ
ード線25の一端側が挿入される。すなわち、リード線25
の被覆部25Bが段付き穴12の大径部12A内に挿入されると
ともに、小径部12Bを貫通して一方のむき代部25Aが挿入
突出され、このむき代部25Aの突出部にはコイル端末22
が巻き付けられ、かつ、この巻き付け部に半田処理がな
されて半田付け部26が形成されている。また、むき代部
25Aは溝13に沿って折り曲げられ、周囲の部材との干渉
が防止されている。段付き穴12の大径部12A内に挿入さ
れた被覆部25Bは、接着材27によりコイルボビン10に固
定され、更に、リード線ガイド溝14に沿って折り曲げら
れて小幅部14Aにより挟持されている。
前記コイル10の磁心挿入孔11内には、第6図に示され
るようにU字形の磁心28が挿入可能にされ、コイル巻線
21による磁力を強化できるようになっている。
このような本実施例によれば、端子ピン等の部品を必
要とすることなく、コイル端末22にリード線25を接続で
きるという効果がある。また、コイルボビン10へは段付
き穴12を形成すれば足りるから、ボビン製作時に金型等
により同時に成形することができ、安価に製作できる。
更に、コイル端末22とリード線25との接続は、段付き穴
12へのリード線25の挿入と、コイル端末22の巻き付け及
び半田付けだけで良いから、接続作業も簡易であり、自
動化も可能である。また、溝13及びリード線ガイド溝14
により、コイルボビン10の外周から突出する部分がない
から、外形寸法を小さくできる。しかも、リード線ガイ
ド溝14には小幅部14Aが形成されているから、リード線2
5の固定を小幅部14Aへの挿入だけで行うことができる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではな
く、本考案の目的を達成できる範囲の変形は本考案に含
まれるものである。
例えば、コイル端末22とリード線25のむき代部25Aと
の接続は、半田付けに限らず、スポット溶接、蝋付け等
でも良い。更に、溝13、リード線ガイド溝14は設けなく
てもよいが、設ければコイル外周からの突出部がなくな
り、コイル外形寸法が小さくなるという利点がある。ま
た、コイルボビン10の形状は前記実施例の形状に限らず
他の形状であってもよい。更に、コイルボビン10へのコ
イル巻線21の装着は、ボビン10へ直接巻回するものに限
らず、つばなしのボビン等にあっては、予め巻回したコ
イル巻線をボビンに嵌合するものでもよい。また、本考
案において小型コイルとは、直径20mmもしくは20mm角で
長さが30mm程度以下のものをいうが必ずしもこれに限定
されるものではなく、これより多少大きいものも含むも
のである。
〔考案の効果〕
前述のように本実施例によれば、端子ピン等の部品を
必要とすることなく、簡単にリード線の接続をでき、か
つ、外形寸法も小さくて自動化も可能な小型コイルを提
供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は一部を切り欠いた全体構造の正面図、第2図は同
じく全体構造の側面図、第3図は本考案に用いられるコ
イルボビンの一部を切り欠いた正面図、第4図はその側
面図、第5図は第3図のV−V線矢視図、第6図は縦断
面図、第7図(A)〜(D)は従来技術の一例における
リード線接続手順を示す説明図、第8図(A),(B)
は従来技術の他の例におけるリード線接続手順を示す説
明図、第9図は第8図の従来例における要部の拡大図で
ある。 10……コイルボビン、12……段付き穴、12A……大径
部、12B……小径部、13……第二凹状部である溝、14…
…第一凹状部であるリード線ガイド溝、21……コイル巻
線、22……コイル端末、25……リード線、25A……むき
代部、25B……被覆部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルボビンにコイルが装着されて構成さ
    れる小型コイルにおいて、コイルボビンの一部を貫通す
    る段付き穴がコイルボビンの軸直交方向に形成され、こ
    の段付き穴の大径部および小径部には、それぞれコイル
    ボビンの外周表面よりも内側に窪むように形成されかつ
    前記外周表面に沿って同一端面まで延びる第一凹状部お
    よび第二凹状部が連通され、この第一凹状部から前記大
    径部に渡って被覆電線からなるリード線の被覆部が挿入
    されるとともに、前記小径部から第二凹状部に渡ってリ
    ード線のむき代部が挿入され、前記小径部を貫通して第
    二凹状部側に露出されたリード線のむき代部にコイル端
    末が接続されたことを特徴とする小型コイル。
JP1988171351U 1988-12-29 1988-12-29 小型コイル Expired - Lifetime JP2523357Y2 (ja)

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JPH0291313U JPH0291313U (ja) 1990-07-19
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