JPH056644Y2 - - Google Patents

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JPH056644Y2
JPH056644Y2 JP1986117610U JP11761086U JPH056644Y2 JP H056644 Y2 JPH056644 Y2 JP H056644Y2 JP 1986117610 U JP1986117610 U JP 1986117610U JP 11761086 U JP11761086 U JP 11761086U JP H056644 Y2 JPH056644 Y2 JP H056644Y2
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はコイルにおけるボビンと接続端子の
取付構造に関する。
[従来の技術] このような構造の一例を第3図に示す。この従
来例のコイル1は巻き線が巻回されたボビン2を
備え、このボビン2の縁部に設けられた端末引き
出し溝3から巻き線端末4が引き出されている。
ボビン2の縁部中央側には外線結線部用凹部5
が設けられ、その底部は突出する補強部5cにな
つている。これらの凹部を囲む縁部の肉厚内にス
リツト溝3a,5a,5bが形成されている。
一方、接続端子はブリツジ部6と左右の外線結
線部7及び端末結線部8が一体に形成され、スリ
ツト溝3aに端末結線部8が、同5aにブリツジ
部6、同5bに突部7aがそれぞれ嵌合される。
また、端末結線部8に形成された切り起し部9
はその後折り曲げられて巻き線端末4がからげら
れるようになつている。
なお、特開昭56−94712号公報には、端末結線
部と外線結線部をそれぞれ逆向きに折り曲げ、端
末結線部を絶縁板の上から貫通穴へ挿入するとと
もに、これに別の穴を通つて挿入方向と平行に引
き出された巻き線端末を結線するものが示されて
いる。
[考案が解決しようとする問題点] ところで上記従来例の場合、巻き線端末4を端
末引き出し溝3から接続端子の嵌合方向と交差す
る方向へ引き出してあるため、金属部材である接
続端子をスリツト3a等へ嵌合するとき、端末引
き出し溝3内へ入つた端末結線部8が端末引き出
し溝3を塞ぎ、同時に巻き線端末4に接触してこ
れを切断するおそれがあつた。
また接続端子の嵌合後に切り起し部9を折り曲
げて起こさせなければならなかつたので、工程数
が多くなり作業効率を上げにくかつた。
さらに、前期公開公報記載のもののように、端
末結線部の折り曲げ方向と外線結線部のそれとを
反対向きにすると、巻き線端末の結線時及び外線
の結線時にその都度ボビンを反転しなければなら
ず、工程数が多くかつ作業が煩雑になり、やはり
作業効率を上げにくかつた。
そこで本考案は金属部材である接続端子の取付
時に巻き線端末を切断することなく製品の歩留り
を向上でき、かつ作業効率を向上できるコイルの
提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案のコイルは上記課題を解決するための次
のように構成した。なお、使用した符号は添付図
面の符号を例示的に引用したものであり、また、
本願で幅方向とは、接続端子の嵌合方向と直交し
かつ長尺部分に沿う方向をいうものとする。
すなわち本考案のコイルは、巻き線が巻回され
たボビン16と、このボビン16の縁部に設けら
れた挟持部20と、この挟持部20の肉厚部に形
成されたスリツト溝23と、このスリツト溝23
へ嵌合して取付けられる接続端子10とを備え、
接続端子10にはスリツト溝23に嵌合し、かつ
挟持部20のスリツト溝23を挟む上下に形成さ
れた上部20aと下部20bの間に挟持されるブ
リツジ部11と、このブリツジ部11を挟む幅方
向一方側に形成されて巻き線端末18が結線され
る端末結線部12と、他方側に形成されて外線が
結線される外線結線部13とを備え、かつボビン
16には挟持部20の幅方向一方側に端末結線部
12を収容する端末用凹部17を、他方側に外線
結線部13を収容する外線結線部用凹部21を設
け、下部20bと連続する端末用凹部17の底部
には巻き線端末18を接続端子10の嵌合方向と
交差する方向へ引き出すための端末引き出し溝1
9を設けたコイルにおいて、端末結線部12を予
め外線結線部13と同一方向へ折り曲げて起立さ
せ、接続端子10を取付けたとき、挟持部20の
上部20aを端末結線部12及び外線結線部13
の間に嵌合するとともに、端末引き出し溝19を
端末用凹部17内の端末結線部12及び端末用凹
部17に臨むブリツジ部11の縁部とそれぞれ重
ならない位置に設けたことを特徴とする。
[考案の作用] 接続端子10のブリツジ部11を挟持部20の
スリツト溝23へ嵌合すると、予め同一方向へ折
り曲げられて起立している端末結線部12及び外
線結線部13の間に、挟持部20の上部20aが
嵌合し、かつブリツジ部11の縁部及び端末結線
部12が端末引き出し溝19の上にこれを塞ぐよ
うに重なることがない。ゆえに、巻き線端末18
が金属部材である接続端子10の嵌合方向と交差
する方向へ引き出されているにもかかわらず、接
続端子10の取付によつて切断されるおそれがな
い。
そのうえ、端末結線部12を接続端子10の嵌
合取付け後に曲げる必要がない。しかも端末結線
部12に対する巻き線端末18の結線作業と外線
結線部13に対する外線の取付作業を同一方向で
行うことが可能になる。
[実施例] 第1図乃至第2図に本考案に係る一実施例を示
す。
第1図は接続端子10の外観を示す。接続端子
10は平板状の金属導体板から成形され、平坦な
ブリツジ部11の一端(図の左側)には端末結線
部12が、他側には外線結線部13及び14が、
それぞれブリツジ部11を挟んで設けられ、かつ
それぞれが同一方向である図の上方へ折り曲げら
れて起立している。
外線結線部13はリード線などからなる外線の
うち、心線を直接カシメ等によつて結線する部分
であり、外線結線部14は外線の被覆上からカシ
メ等によつて結線する部分である。
また外線結線部13と14の中間には、ブリツ
ジ部11と連続する平面で、かつその反対側外方
へ突出する突部15が設けられる。
第2図は接続端子10の取付状態を示す。すな
わち、前記第3図の従来例と同様に構成されたコ
イルのボビン16には、その縁部の一コーナー部
近傍に、端末用凹部17が形成され、コイルの巻
き線端末18が端末用凹部17の底部に形成され
た端末引き出し溝19の端部から上方、すなわち
接続端子10の嵌合方向(第2図A矢示方向)と
交差する方向へ引き出されている。
またボビン16の縁部には端末用凹部17に隣
接して挟持部20が形成されている。この挟持部
20の幅方向で端末用凹部17と反対側部分には
挟持部20に隣接して外線結線部用凹部21が形
成されている。さらにこの外線結線部用凹部21
に隣接して挟持部20の反対側に突部15を挟持
可能な支持部22が設けられる。
挟持部20は肉厚内にスリツト溝23が形成さ
れ、このスリツト溝23は接続端子10のブリツ
ジ部11の板厚より僅かに少ない程度の間隔をな
している。
挟持部20のうち、スリツト溝23を挟む上部
20aと下部20bは下部20b側が若干幅広で
あり、上部20aの幅は端末結線部12及び外線
結線部13の間隔並びにブリツジ部11の幅と略
同じである。
上部20aの端末用凹部17に臨む縁部20c
は、端末引き出し溝19と平行している。端末引
き出し溝19は下部20bと連続する端末用凹部
17の底部部分に、上部20aの縁部20c並び
に接続端子10の嵌合方向に沿つて長く形成され
ている。
一方、端末引き出し溝19によつて端末用凹部
17の底部から区画形成されている下部20bの
端末引き出し溝19に臨む縁部20dは、上部2
0aの縁部20cと平行であり、かつ接続端子1
0をボビン16へ取付けたとき、端末用凹部17
へ臨むブリツジ部11の縁部及び端末用凹部17
内の端末結線部12よりも、端末用凹部17の挟
持部20と反対側の縁部17aへ近くになる位置
に設けられている。したがつて、端末引き出し溝
19は、端末用凹部17へ臨むブリツジ部11の
縁部及び端末用凹部17内の端末結線部12のい
ずれもから離れて、端末用凹部17の挟持部20
と反対側の縁部17aへより近い位置へ設けられ
ている。
また、接続端子10をボビン16へ取付けたと
き上部20aの縁部20cを越えて端末用凹部1
7内へ張り出す端末結線部12が下部20b上に
重なるとともに、端末結線部12が縁部20cに
沿つて上方へ起立しているため、ブリツジ部11
の縁部及び端末結線部12は端末引き出し溝19
上に重ならず、端末引き出し溝19は接続端子1
0に塞がれることなく上方が解放されている。
支持部22にもスリツト溝23と同程度の間隔
をなすスリツト溝22aが形成され、また外線結
線部用凹部21の底部からは前方(図の右方向)
へ延出して、外線結線部14の下方を支持する補
強部24が一体が突出形成されている。
なおコイル構造のうち、これまで述べたボビン
16の構造を除き他の部分は、前記第1図の従来
例とほぼ同様になつているので、図示による詳細
説明を省略する。
次に、ボビン16へ接続端子10を取付ける方
法を説明する。まず、挟持部20のスリツト溝2
3並びに支持部22のスリツト溝22aに、接続
端子10のブリツジ部11及び突部15をそれぞ
れ合せ、接続端子10を矢示A方向へ押し込む。
すると、ブリツジ部11及び突部15が挟持部
20並びに支持部22によつて挟持固定され、同
時に端末結線部12が端末用凹部17内へ、また
外線結線部13が外線結線部用凹部21内へそれ
ぞれ入り、さらに突部15も支持部22のスリツ
ト溝22aに入る。
このとき、下部20bの縁部20dが上部20
aの縁部20c並びに端末結線部12並びにブリ
ツジ部11の端末用凹部17へ臨む部分よりも端
末用凹部17の挟持部20と反対側の縁部17a
方向へ張り出しているため、この張り出した部分
上に、端末結線部12及びこれが形成されている
側のブリツジ部11の縁部が位置し、かつ端末結
線部12が上方へ折り曲げられているから、端末
引き出し溝19は、金属部分である端末用凹部1
7へ臨むブリツジ部11の縁部及び端末用凹部1
7内の端末結線部12のいずれもから離れて位置
している。ゆえにこれらの金属部分が端末引き出
し溝19上へこれを塞ぐように入り込んで重なら
ないので、巻き線端末18は接続端子10の嵌合
方向と交差する方向へ引き出されているにもかか
わらず、接続端子10によつて切断されるおそれ
がない。
しかも、端末結線部12は予め外線結線部13
及び14と同様に成形時に折り曲げられているの
で、接続端子10の嵌合取付け後に曲げる必要が
なく、作業効率がよい。
そこで、巻き線端末18を端末結線部12へか
らげれば、巻き線端末18の結線が完了し、その
後、外線結線部13及び14へ外線を固着すれば
配線が完了する。
このとき端末結線部12は外線結線部13及び
14と同一方向である図の上方へ起立しているの
で、端末結線部12に対する巻き線端末18の結
線作業と外線結線部13及び14に対する外線の
取付作業を同一方向で行うことができ、各作業工
程毎にボビン16を反転させないで済むため作業
効率を向上させることができる。
[考案の効果] 本考案に係る接続端子は、端末結線部が予め外
線結線部と同一方向へ折り曲げられて起立してお
り、接続端子をボビンへ取付けたとき、端末結線
部及び外線結線部の間に挟持部の上部が嵌合する
とともに、端末引き出し溝を、端末用凹部内の端
末結線部及び端末用凹部へ臨むブリツジ部の縁部
とそれぞれ重ならない位置に設けた。
このため巻き線端末が金属部材である接続端子
の嵌合方向と交差する方向へ引き出されているに
もかかわらず、接続端子によつて切断されるおそ
れがなくなるので、製品の歩留りを向上させるこ
とができる。
そのうえ、端末結線部を接続端子の嵌合取付け
後に曲げる必要がなく、しかも端末結線部に対す
る巻き線端末の結線作業と外線結線部に対する外
線の取付作業を同一方向で行うことができ、各作
業工程毎にボビンを反転させないで済むため作業
効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の実施例であり、第
1図及び第2図はそれぞれ要部の斜視図であり、
第3図は従来例の組立図である。 符号の説明、10……接続端子、11……ブリ
ツジ部、12……端末結線部、13,14……外
線結線部、16……ボビン、18……巻き線端
末、20……挟持部、22a,23……スリツト
溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 巻き線が巻回されたボビン16と、このボビン
    16の縁部に設けられた挟持部20と、この挟持
    部20の肉厚部に形成されたスリツト溝23と、
    このスリツト溝23へ嵌合して取付けられる接続
    端子10とを備え、接続端子10にはスリツト溝
    23に嵌合し、かつ挟持部20のスリツト溝23
    を挟む上下に形成された上部20aと下部20b
    の間に挟持されるブリツジ部11と、このブリツ
    ジ部11を挟む幅方向一方側に形成されて巻き線
    端末18が結線される端末結線部12と、他方側
    に形成されて外線が結線される外線結線部13と
    を備え、かつボビン16には挟持部20の幅方向
    一方側に端末結線部12を収容する端末用凹部1
    7を、他方側に外線結線部13を収容する外線結
    線部用凹部21を設け、下部20bと連続する端
    末用凹部17の底部には巻き線端末18を接続端
    子10の嵌合方向と交差する方向へ引き出すため
    の端末引き出し溝19を設けたコイルにおいて、 端末結線部12を予め外線結線部13と同一方
    向へ折り曲げて起立させ、 接続端子10を取付けたとき、挟持部20の上
    部20aを端末結線部12及び外線結線部13の
    間に嵌合するとともに、 端末引き出し溝19を、端末用凹部17内の端
    末結線部12及び端末用凹部17に臨むブリツジ
    部11の縁部とそれぞれ重ならない位置に設けた
    ことを特徴とするコイル。
JP1986117610U 1986-07-31 1986-07-31 Expired - Lifetime JPH056644Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986117610U JPH056644Y2 (ja) 1986-07-31 1986-07-31

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986117610U JPH056644Y2 (ja) 1986-07-31 1986-07-31

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Publication Number Publication Date
JPS6324812U JPS6324812U (ja) 1988-02-18
JPH056644Y2 true JPH056644Y2 (ja) 1993-02-19

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ID=31003290

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986117610U Expired - Lifetime JPH056644Y2 (ja) 1986-07-31 1986-07-31

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5694712A (en) * 1979-12-28 1981-07-31 Sakae Denshi Kogyo Kk Method to connect winding outgoing end part of coil apparatus to external lead wire

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5694712A (en) * 1979-12-28 1981-07-31 Sakae Denshi Kogyo Kk Method to connect winding outgoing end part of coil apparatus to external lead wire

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JPS6324812U (ja) 1988-02-18

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