JP2556796Y2 - 固定子におけるリード線の端末構造 - Google Patents

固定子におけるリード線の端末構造

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JP2556796Y2
JP2556796Y2 JP1990046026U JP4602690U JP2556796Y2 JP 2556796 Y2 JP2556796 Y2 JP 2556796Y2 JP 1990046026 U JP1990046026 U JP 1990046026U JP 4602690 U JP4602690 U JP 4602690U JP 2556796 Y2 JP2556796 Y2 JP 2556796Y2
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JP
Japan
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terminal
lead wire
wire
stator
plug
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JP1990046026U
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JPH046251U (ja
Inventor
河合  誠
弘毅 兵藤
Original Assignee
株式会社 マキタ
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Publication date
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、固定子のターミナルプレートに形成された
プラグ部に接続されるリード線の端末構造に関するもの
である。
(従来の技術) 一般に、この種の固定子のターミナルプレートに形成
されたプラグ部に対するリード線の接続にあって、リー
ド線の芯線が単線の場合にはそのままプラグ部に挿入し
て接続されるものであるが、この場合は該リード線自体
が曲げ難く、そのひきまわしがしずらくなり、組立性並
びに作業性の悪化を招来するために、近時、撚り線を芯
線としたリード線が主に採用されている。そして、この
撚り線を芯線としたリード線の場合には芯線をそのまま
プラグ部に挿入することができず、該芯線端末部に別の
端子をかしめ等の手段により固着し、この端子を前記プ
ラグ部端子に挿入することによって接続する構成であっ
た。(例えば、特開昭63-87148号公報参照) (考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した構成のものにあっては、芯線
端末部に別構成の端子を固着するものであるから、端子
それ自体が高価であるばかりか、プラグ部への接続にあ
って芯線端末部の端子の金属(導電体)部分がプラグ部
から露出するため、その組付け状態においてハウジング
との絶縁距離が確保できない場合が生じ、安全規格にそ
ぐわないことや、この絶縁距離を確保するために設計上
の自由度が制約を受ける等の諸問題点を惹起していた。
そこで、本考案は、上記した従来の問題点を解消し
て、安価に製作でき、しかも固定子のプラグ部に対する
撚り線を芯線としたリード線の接続をきわめて良好にな
し得るリード線の端末構造を提供することを目的とした
ものである。
(課題を解決するための手段) 上記した目的を達成するために、本考案は固定子のタ
ーミナルプレートに形成されたプラグ部の接続用端子に
挿入して接続されるリード線において、該リード線の撚
り線端末部をはんだ溶着するとともに、この溶着部を所
定の厚さの偏平状に圧延加工して一本の芯線とし、この
圧延部を該リード線の端子部となして前記プラグ部に挿
入定置したことを要旨とするものである。
(作用) 本考案によれば、リード線の撚り線端末部をはんだ溶
着して、この撚り線を一本の芯線となし、この溶着部を
所定厚さの偏平状に圧延して該リード線の端子部を形成
したことにより、該端子部をそのまま固定子のターミナ
ルプレートに形成されたプラグ部に挿設することができ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面にしたがって詳述す
る。図において、1は固定子の全体を示し、第1図に示
すように、ステータコア2と、このステータコア2の両
端面に定置された基体部を有する合成樹脂製の絶縁材料
からなるターミナルプレート3と、該ステータコア2内
に巻回されたコイル4,4とから構成されている。
このターミナルプレート3の基体部上面にはそれぞれ
4個の筒状のプラグ部5〜5が一体的に突出形成されて
おり、第2図に示すように、V字状の係止溝6内に前記
巻回されたコイル4の端部4aが挿入されるとともに係止
され、かつ内部にはリード線7(後述する)の端子部を
挿入して係止するための接続用端子8が形成されてい
る。
しかして、第2図に示すように、前記プラグ部5の接
続用端子8に接続されるリード線7はその芯線を撚り線
7aとなし、その被覆材7bを切除して所定の長さ露出した
撚り線7aの端子部9は、「はんだ」溶着(本例において
は撚り線7aの端末部にフラックスを若干染込ませて溶融
した「はんだ」の槽内に数秒間つける)したのち、所望
の厚さに偏平状に圧延して形成されており、この偏平状
に圧延部位、すなわち端子部9を前記接続用端子8に挿
入して係止することにより、該接続用端子8に接続され
るものである。
また、前記ステータコア2の対向する側面にはクラン
プ部材10が装設されており、このクランプ部材10は合成
樹脂製の絶縁材料からなり、第1図に示すように、その
端部には前記リード線7の挾圧用の係止部11が曲折形成
され、そのほぼ中央部には該リード線7を一時的に保持
する舌状の保持片12が切り欠き形出されている。
さて、本実施例は上述のように構成されたものであ
り、リード線7の芯線となした撚り線7aの端末部をはん
だ溶着して、この撚り線7aを一本の芯線となし、この溶
着部を所定厚さの偏平状に圧延して該リード線7の端子
部9を形成したことにより、ターミナルプレート3にお
けるプラグ部5〜5の接続用端子8に対する接続に際し
ては、上述のリード線7の端子部9をそのまま該接続用
端子8側に挿入係止して、両者の接続が簡易に行い得る
ものである。
本実施例にあっては、ステータコア2の対向する側面
に装設されたクランプ部材10に舌状の保持片12を形出し
たことにより、例えば、保守点検等に際してリード線7
を外した場合、第1図に示すように外したリード線7の
一部をその結線方向を指向した状態で保持することがで
きるので、該リード線7の結線方向の間違いを未然に防
止することができる。
(考案の効果) 以上のように、本考案は固定子のターミナルプレート
に形成されたプラグ部の接続用端子に挿入して接続され
るリード線において、該リード線の撚り線端末部をはん
だ溶着するとともに、この溶着部を所定の厚さの偏平状
に圧延加工して一本の芯線とし、この圧延部を該リード
線の端子部となして前記プラグ部に挿入定置したもので
あるから、該リード線の偏平状に圧延加工した部位を端
子部としてプラグ部にそのまま挿入定置するのみでよ
く、端子から芯線が外れたり、その接続部分がプラグ部
から露出したりすることなく、きわめて良好に接続する
ことができる。
このことは、別構成の端子を使用したものに比して安
価に製作でき、その組付け作業の簡易化を図るととも
に、端子部の形成における設計上の自由度を確保するこ
とができ、安全規格の確保を図ることができる。
とくに、端子部が偏平状であるため、プラグ部側の接
続用端子との接触面を増大して導通状態の安定化をな
し、該プラグ部側の接続用端子から抜脱して再度の利用
(使用)が可能である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は固定子の全体を
示す斜視図、第2図は要部を示す一部破断の斜視図であ
る。 1……固定子 2……ステータコア 3……ターミナルプレート 4……コイル 5……プラグ部 7……リード線 9……端子部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−87148(JP,A) 実開 昭59−126567(JP,U) 実開 昭63−182666(JP,U) 実開 昭57−178381(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子のターミナルプレートに形成された
    プラグ部の接続用端子に挿入して接続されるリード線に
    おいて、該リード線の撚り線端末部をはんだ溶着すると
    ともに、この溶着部を所定の厚さの偏平状に圧延加工し
    て一本の芯線とし、この圧延部を該リード線の端子部と
    なして前記プラグ部に挿入定置したことを特徴とする固
    定子におけるリード線の端末構造。
JP1990046026U 1990-04-27 1990-04-27 固定子におけるリード線の端末構造 Expired - Lifetime JP2556796Y2 (ja)

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JPH046251U JPH046251U (ja) 1992-01-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59126567U (ja) * 1983-02-09 1984-08-25 松下電器産業株式会社 電動機巻線の接続端子
JPS6387148A (ja) * 1986-09-27 1988-04-18 Hitachi Koki Co Ltd 電動機固定子
DE8803944U1 (ja) * 1987-03-23 1988-10-13 Johnson Electric Industrial Mfg. Ltd., Hong Kong, Hk

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