JPH0624965Y2 - 端子取付構造 - Google Patents

端子取付構造

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JPH0624965Y2
JPH0624965Y2 JP1988113141U JP11314188U JPH0624965Y2 JP H0624965 Y2 JPH0624965 Y2 JP H0624965Y2 JP 1988113141 U JP1988113141 U JP 1988113141U JP 11314188 U JP11314188 U JP 11314188U JP H0624965 Y2 JPH0624965 Y2 JP H0624965Y2
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lead wire
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slack
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哲義 秋田
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電気コイル(ソレノイド)へ電流を供給する
為の端子の取付構造に関するものであり、特に端子に取
付けたリード線の断線を防止するための端子の取付構造
に関する。
〔従来の技術〕
例えば車載用電子制御装置等における入出力用のセン
サ、アクチェータの一部として、ソレノイドが良く利用
されている。
ソレノイドとは、略円筒形の巻枠(ボビン)にエナメル
線等の絶縁被覆された導線を複数回巻きつけたもので、
一般に外部との電気信号のやり取りは、ボビンに設けら
れた端子を介して行うものが知られている。この端子に
は、巻線を構成する導線の端部を取出したリード線が接
続されるが、機械によって端子にリード線を接続する場
合、第16図にみられるように、接続後、リード線は一
直線状に引張られた状態に保たれる。その為、この端子
に、リード線接続側とは反対の方向へ外力が加わる場合
や、熱的な応力等により、リード線に過大な張力が加わ
ると、リード線が断線してしまうという問題がある。
実開昭61−70901号公報には上記問題を解決する
技術として、リード線接続腕にリード線を接続した後、
該リード線接続腕を、リード線の接続された側へ曲折す
ることにより、リード線にたるみを持たせる技術が開示
されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、リード線のたるみは、少なすぎると充分に応力
が吸収することができず、またたるみが多すぎるとリー
ド線がからみついたり、何かにひっかかったりして、断
線する恐れがあるので該リード線には適切なたるみを持
たせる必要があるが、前記実開昭61−70901号公
報に開示された技術ではリード線取付腕の曲げ角度を管
理することは容易ではないので、リード線に所望のたる
みを持たせることが困難であり、リード線のたるみが適
切なソレノイドを得ることができなかった。
本考案は、リード線取出本体に端子を一時固定し、その
端子にリード線を接続してから、リード線取出部とリー
ド線接続部の間隔が所望量小さくなる位置で、端子を再
度固定することにより、リード線に確実に所望のたるみ
を持たせることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はリード線が接続されるリード線接続部を備えた
端子を、リード線取出部を備えたリード線取出本体の端
子取付部に取付ける端子取付構造において、前記端子取
付部に、前記端子と係合して、この端子を第1の固定位
置に位置決め固定する第1の固定手段と、前記リード線
取出部とリード線接続部との間隔が第1の固定位置の場
合よりも所定量小さくなる第2の固定位置で前記端子と
係合して位置決め固定する第2の固定手段とを備えてい
ることを特徴とする。
〔作用〕
上記構成により、端子を第1の固定位置の固定手段に係
合させて位置決めした状態で一時固定し、この状態で端
子のリード線接続部にリード線を接続する。次に、端子
を第2の固定位置の固定手段に係合させて位置決めし、
固定することによりリード線に所定のたるみを持たせる
ことができる。リード線のたるみ具合は第1の固定位置
と第2の固定位置における、リード線取出部とリード線
接続部の間隔に差によって決まるので該間隔の差が所定
値となるように、固定手段が設けられる第1の固定位
置、および第2の固定位置を設定することにより、リー
ド線に適切なたるみを持たせることができる。
〔実施例〕
本考案の端子取付構造に係る好適な実施例について、以
下に示す。
第1図は第1の実施例であるソレノイド10の全体図で
あり、第2図、第3図、第4図は、その要部拡大図であ
る。第5図は、端子2の、端子取付部11への係合部位
(爪)21を示す拡大図である。以下、第1の実施例に
ついて説明する。
リード線取出本体であるコイルボビン1には端子取付部
11があり、それぞれ、第1の固定位置、第2の固定位
置に対応する第1の係合部位(突起)111、第2の係
合部位(突起)112が設けられている。
端子2にも係合部位21が設けられているので、第3図
に示すように端子2を端子取付部11へ挿入し第1の固
定手段である端子2の係合部位21と端子取付部11の
第1の係合部位111とを係合させることにより、第1
の固定位置で端子2と端子取付部11を固定することが
できる。この状態でコイルボビン1から取出したリード
線31をたるみなく端子2へ接続する。この後、第4図
に示すようにさらに端子2を端子取付部11へ押し込
み、第2の固定手段である端子2の係合部位21と端子
取付部11の第2の係合部位112とを係合させること
により、第2の固定位置で端子2を端子取付部11に固
定することができる。これにより、リード線31には所
定のたるみを持たせることができる。リード線31のた
るみ具合は端子2と端子取付部11との固定位置であ
る、第1の固定位置と第2の固定位置との間隔によって
決まるのでそれぞれ第1の固定位置、第2の固定位置に
対応する、端子取付部11の第1係合部位111と第2
の係合部位112との間隔の設定によりリード線31に
所望のたるみを持たせることができ、また、該間隔は一
定であるので、リード線31に均一なたるみを持たせた
ソレノイド10を得ることができる。
上記第1の実施例では、端子2の係合部位21は第5図
に示すような爪状になっており、これに対応する形状で
ある突起111、112を端子取付部11に設けてい
た。しかし、本考案はこの実施例に限定されるものでは
なく、例えば第6図に示すように端子4に凸状の係合部
位41を設け、これに対応する凹状の係合部位を端子取
付部に設けることによっても実施可能である。これを第
2の実施例として、以下に示す。
第6図は前述の端子4の係合部位41を示す端子の要部
拡大図である。第7図、第8図、第9図は、端子4と端
子取付部12との係合、および端子4とリード線32と
の接続の様子を示す図である。
端子4は前に説明したように凸状の係合部位41を有
し、端子取付部12には、第7図に示すように穴状の第
1の係合部位121、第2の係合部位122が設けられ
ている。ここでは穴状の係合部位を示しているが、その
機能は凹状のものと同様である。本実施例の具体的な作
用は、第1の実施例と同様なので、ここでは説明を省略
するが、本実施例では、一度、端子4と端子取付部12
を固定しても、取り外すことが容易であるのでメンテナ
ンス性が向上するというメリットを有する。
第10図、第11図、第12図は第3の実施例を示す図
である。本実施例では前の2つの実施例とは異なり、端
子5に第1の係合部位51と第2の係合部位52を設
け、コイルボビン1の端子取付部13には唯一つの係合
部位131を設けた構成になっている。第1の係合部位
51と係合部位131によって本考案の第1の固定手段
が構成され、第2の係合部位52と、係合部位131に
よって本考案の第2の固定手段が構成されている。具体
的な作用は、第1の実施例と同様なので説明を省略する
が、本実施例ではリード線33のたるみ具合を決定する
第1の係合部位51と第2の係合部位52が端子5に設
けられている為、同一のコイルボビン1であっても、端
子5を取換えることによってリード線33のたるみ具合
を多様に選択することができるので、リード線33のた
るみ具合に合わせて、コイルボビン1を変える場合に比
べて、大幅なコスト低減ができるというメリットを有す
る。
第13図、第14図、第15図は第4の実施例を示す図
である。本実施例は前の3つの実施例と異なり、端子8
の第1の固定位置から第2の固定位置への移動に、端子
8を回転させる作業を取り入れたことを特徴とする。以
下に図面に従って詳細に説明する。
第13図に示すようにコイルボビン1の上面に、図には
示されていないが穴状の端子取付部14が設けられてお
り、これをとり囲む様に第1の係止部位141と、第2
の係止部位142と、カラー端部143がある。穴状の
端子取付部14へ端子8の棒状部位83を挿入すること
により、端子8は回動自在にコイルボビン1に取付けら
れるが、第14図に示すようにコイルボビン1の第1の
係止部位141と端子8の第1の係止部位81の係合に
よって、端子8は第1の固定位置に固定される。
カラー端部143の端子側の面は、端子の回動を規制し
ない様に凹曲面を形成しているが、これは、端子取付部
14と面一な構成であっても良い。
端子8を第1の固定位置へ固定した後、巻線機9によっ
て端子8へリード線34を取付ける。端子8にはリード
線34を巻きつける為の溝部71、72と、抵抗溶接、
あるいはハンダ付などによってリード線34と端子8を
電気的に接続する為の爪部84が、端子8が第1の固定
位置にあるときは、コイルボビン1の外周部15よりも
外側になる様に設けられており、巻線機9によって、リ
ード線取出部6から取出したリード線34を一直線状に
延ばし、リード線接続部7の溝部71へ巻きつけた後、
爪部84の表面を通し、前記の溝部71とは爪部84に
ついて反対側にある溝部72へ巻きつける。それから、
爪部84と、その表面にあるリード線34とを抵抗溶
接、あるいはハンダ付などによって電気的に接続し、爪
部84を邪魔にならない様に折曲げておく。
この後、第15図に示すように第2の固定位置で端子8
を固定する為に、端子8に回転力を与えると、端子8の
第1の係止部位81によって、コイルボビンの第1の係
止部位141に曲げ力が加えられ、第1図の係止部位1
41は弾性変形するか、あるいは折除される。これによ
って、端子8の第1の固定位置での固定が解かれ、端子
8は回転可能となる。端子8を、その棒状部位83を支
点にカラー端子143の側壁へ当接するまで回転させ、
さらに、端子取付部14との嵌合方向へ、前記棒状部位
83を押し込むことにより、カラー端部143と係合部
位142との間に係止部位82を嵌合させると、端子8
の係止部位82とコイルボビン1の第2の係止部位14
2との係合によって、端子8は第2の固定位置に位置決
め固定される。
以上によってリード線34には、リード線取出部6の位
置、リード線接続部7の位置、及び端子8の回転角度に
よって決まる所定のたるみが得られるので、熱による伸
縮応力や端子8に外力が加わることによるリード線34
の断線を防止できるが、本実施例ではさらに、端子8を
第1の固定位置に固定した時、リード線接続部7がコイ
ルボビン1の外周部15の外側にあり、端子8のまわり
に巻線機のノズル9が回転するスペースを確保できるの
で、リード線34を端子8へ接続する時の作業性が大幅
に向上するというメリットも有する。
以上4つの実施例を示したが本考案の実施態様はこれら
に限定されるものではなく、本考案の要旨に係るもので
あれば、多種多様のものが実施できる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案に係る端子取付構造であ
れば、リード線に所望する適切なたるみを持たせること
ができるので外力が熱的応力、からみやひっかかり等に
よるリード線の断線を防止することが可能であり、リー
ド線のたるみを常に一定とすることもできる。
また、端子等を曲折させることがないので端子の強度が
劣化することがないほか、特別な治具を必要としないの
で、余分なコストがかからないというメリットもある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の全体図。 第2図、第3図、第4図は第1実施例の要部拡大図。 第5図は第1実施例の端子の要部拡大図。 第6図は本考案の第2実施例の端子の要部拡大図。 第7図、第8図、第9図は第2実施例の要部拡大図。 第10図、第11図、第12図は本考案の第3実施例の
要部拡大図。 第13図、第14図、第15図は本考案の第4実施例を
示す図。 第16図は従来の端子取付構造を示す図。 1……コイルボビン(リード線取付本体) 11、12、13、14……端子取付部 15……コイルボビンの外周部 111、112、121、122、131……端子取付
部の係合部位 141、142……端子取付部の係止部位 143……カラー端部 2、4、5、8……端子 21、41、51、52……端子の係合部位 81、82……端子の係止部位 83……端子の棒状部位 84……爪部 3……コイル(巻線) 31、32、33、34……リード線 10……ソレノイド 6……リード線取出部 7……リード線接続部 71、72……溝部 9……巻線機ノズル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リード線が接続されるリード線接続部を備
    えた端子を、リード線取出部を備えたリード線取出本体
    の端子取付部に取付ける端子取付構造において、 前記端子取付部に、前記端子と係合して、この端子を第
    1の固定位置に位置決め固定する第1の固定手段と、前
    記リード線取出部とリード線接続部との間隔が第1の固
    定位置の場合よりも所定量小さくなる第2の固定位置で
    前記端子と係合して位置決め固定する第2の固定手段と
    を備えていることを特徴とする端子取付構造。
JP1988113141U 1988-08-29 1988-08-29 端子取付構造 Expired - Fee Related JPH0624965Y2 (ja)

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