JP2000125501A - 回転電機の端子接続装置およびこれを用いた回転電機 - Google Patents

回転電機の端子接続装置およびこれを用いた回転電機

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JP2000125501A
JP2000125501A JP10295766A JP29576698A JP2000125501A JP 2000125501 A JP2000125501 A JP 2000125501A JP 10295766 A JP10295766 A JP 10295766A JP 29576698 A JP29576698 A JP 29576698A JP 2000125501 A JP2000125501 A JP 2000125501A
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electric machine
rotating electric
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cabinet
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JP10295766A
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Takashi Masuda
隆 増田
Toru Sawara
亨 佐原
Takashi Kobayashi
小林  隆
Tokuo Hayashi
徳雄 林
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結線変更しやすく接続作業が容易になるこ
と。 【解決手段】 マグネットワイヤ101をキャビネット
4上に位置させ、マグネットワイヤ101上からU字型
プレス加工端子6をキャビネット内42に押し込むと、
マグネットワイヤ101がY字溝41に拘束されるか
ら、当該マグネットワイヤ101の絶縁層はU字型プレ
ス加工端子6のY字溝63により除去される。これよ
り、U字型プレス加工端子6とマグネットワイヤ101
とが導通する。後は、ファストン端子7をU字型プレス
加工端子6に差し込めば、リード線102とマグネット
ワイヤ101とが接続状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、結線を変更しや
すく接続作業が容易であり、且つ、回転電機のサイズを
小さくできる回転電機の端子接続装置およびこれを用い
た回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の回転電機の端子接続方
式の一例を示す断面図であって、(a)は軸方向断面
図、(b)は径方向断面図を示す。電源に接続するリー
ド線102とマグネットワイヤ101とは、ロウ付けに
よって接続され、その接続箇所301は、保護チューブ
302により絶縁保護されている。マグネットワイヤ1
01およびリード線102は、回転電機350内で緩ま
ないように、複数箇所においてコイルエンド351に糸
縛りされている。
【0003】コイルエンド351は固定子鉄心352か
ら突出している。リード線102は、フレーム353の
リード出口穴354に取り付けた保護ブッシュ355を
通り、回転電機350の外部に引き出されている。ま
た、コイルとコイルとの間を結ぶ渡り線接続において
も、上記同様、それぞれのマグネットワイヤ101どう
しをロウ付けし、保護チューブ302により絶縁するよ
うにしている。
【0004】また、回転電機350のフレーム外側に
は、外部電源と接続するための端子箱360が設けられ
ている。図11は、端子箱および回転電機の軸方向断面
図である。図12の(a)は、端子箱の一部破断上面
図、(b)は、端子箱の断面図である。端子箱360
は、取付座361を介してフレーム353に固定されて
いる。
【0005】リード線102は、フレーム353内から
取付座361内を通過して端子箱360内に至る。リー
ド線102の先端には、丸圧着端子362が取り付けて
あり、ナベネジ363によって端子板364の一端に接
続固定してある。端子板364の他端に設けたナベネジ
365には、外部電源(図示省略)からの結線がなされ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の回転電機の
端子接続方式では、マグネットワイヤ101とリード線
102とをロウ付けするので、保護チューブ302を被
せて接続箇所301を保護するようにしている。 しか
しながら、マグネット ワイヤ101とリード線102
とをロウ付けにより接続するため、結線を変更しにくい
という問題点があった。また、ロウ付けした後に保護チ
ューブを被せるため、接続作業が面倒になるという問題
点があった。
【0007】また、上記従来の回転電機の端子接続方式
では、端子板364を介してマグネットワイヤ101と
外部電源とを接続するため、フレーム353の外側に端
子板364を保護する端子箱360を設置している。し
かしながら、フレーム外側に端子箱360を設けると、
回転電機350のサイズが大きくなるという問題点があ
った。
【0008】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、結線を変更しやすく接続作業が容易であり、且
つ、回転電機のサイズを小さくできる回転電機の端子接
続装置およびこれを用いた回転電機を得ることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明による回転電機の端子接続装置は、回転
電機のマグネットワイヤ径よりも小さい幅の導通用溝を
一端に有する端子と、この端子を挿入する挿入部、およ
び当該挿入部に形成されマグネットワイヤを拘束する拘
束用溝を有する板部材からなる端子接続装置を、回転電
機のコイルエンドに装着したものである。
【0010】板部材の挿入部上にマグネットワイヤを位
置させ、その上から端子を挿入部に挿入する。マグネッ
トワイヤは拘束用溝で拘束状態になり、且つ、導通用溝
の幅がマグネットワイヤの径より小さいことから、挿入
過程で導通用溝によりマグネットワイヤの絶縁層が除去
される。これにより、端子とマグネットワイヤとが導通
されることになる。また、板部材をコイルエンドに装着
するようにしたので、回転電機のスペースを有効利用で
きる。
【0011】つぎの発明による回転電機の端子接続装置
は、回転電機のマグネットワイヤ径よりも小さい幅の導
通用溝を一端に有する端子と、端子を挿入する挿入部、
および当該挿入部に形成されマグネットワイヤを拘束す
る拘束用溝を有するキャビネットと、キャビネットを保
持する保持部を連設する端子板からなる端子接続装置
を、回転電機のコイルエンドに装着したものである。
【0012】キャビネット上にマグネットワイヤを位置
させ、このマグネットワイヤ上から端子を挿入部に挿入
する。マグネットワイヤは、キャビネットの拘束用溝に
より拘束される。一方、端子の導通用溝の幅はマグネッ
トワイヤ径よりも小さいため、端子の挿入に伴い、導通
用溝がマグネットワイヤの絶縁層を除去する。これによ
りマグネットワイヤと端子とが導通状態になる。
【0013】つぎの発明による回転電機の端子接続装置
は、回転電機のマグネットワイヤ径よりも小さい幅の導
通用溝を一端に有し、他端に接続部を有する端子と、接
続部に挿入接続し電源に繋がるリード線に接合したファ
ストン端子と、端子を挿入する挿入部、および当該挿入
部に形成されマグネットワイヤを拘束する拘束用溝を有
するキャビネットと、キャビネットを保持する保持部を
連設する端子板からなる端子接続装置を、回転電機のコ
イルエンドに装着したものである。
【0014】キャビネット上にマグネットワイヤを位置
させ、このマグネットワイヤ上から端子を挿入部に挿入
する。マグネットワイヤは、キャビネットの拘束用溝に
より拘束される。一方、端子の導通用溝の幅はマグネッ
トワイヤ径よりも小さいため、端子の挿入に伴い、導通
用溝がマグネットワイヤの絶縁層を除去する。これによ
りマグネットワイヤと端子とが導通状態になる。
【0015】また、端子の接続部にはファストン端子が
接続でき、このファストン端子はリード線と接合してい
るから、結局、マグネットワイヤとリード線とが導通す
ることになる。端子板には、このようなキャビネットが
連設されているから、回転電機の各相について配線を行
うことができる。端子板は、回転電機の外部ではなく、
内部のコイルエンドに装着されるから、回転電機をコン
パクトにできる。
【0016】つぎの発明による回転電機の端子接続装置
は、上記回転電機の端子接続装置において、前記キャビ
ネットを複数一体化し、このキャビネットの数に合わせ
て前記端子を複数一体化したものである。
【0017】導通作用は上記同様であるが、2つのマグ
ネットワイヤをキャビネット上に位置させて端子を挿入
部に挿入すれば、両マグネットワイヤを容易に短絡させ
ることができる。
【0018】つぎの発明による回転電機の端子接続装置
は、上記回転電機の端子接続装置において、前記端子板
に、リード線の縛りつけに利用する糸縛用鉤手を設けた
ものである。
【0019】リード線は外部の電源と繋がっているか
ら、外力が加わることがある。また、リード線が回転電
機内で緩むことがある。一方、コイルエンドに直接縛り
つけるのは手間がかかる。そこで、端子板に糸縛用鉤手
を設けることによりリード線を固定するようにした。こ
のようにすれば、糸縛りしやすいため、容易にリード線
を固定できる。
【0020】つぎの発明による回転電機の端子接続装置
は、上記回転電機の端子接続装置において、固定子の各
コイルの渡り線どうしを、同一のキャビネットおよび端
子により接続するようにしたものである。
【0021】従来は、固定子間の渡り線もロウ付け工程
により接続していたが、このように、キャビネットと端
子により接続するようにすれば、各相のコイル間をロウ
付けなしで接続できる。
【0022】つぎの発明による回転電機の端子接続装置
は、上記回転電機の端子接続装置において、さらに、前
記端子板のキャビネット近傍にリブを設けたものであ
る。
【0023】リブを設けることにより、コイルエンドと
の間隔を確保することができる。このため、マグネット
ワイヤに無理な曲げがかからない。
【0024】つぎの発明による回転電機は、上記回転電
機の端子接続装置を、コイルエンドと共に樹脂モールド
成形したものである。
【0025】端子接続装置は、フレームとコイルエンド
とのわずかな隙間に配置するため、固定しにくい。そこ
で、端子接続装置をコイルエンドと共に樹脂モールド成
形すれば、端子接続装置を簡単に配置でき、且つ所定位
置に位置決めすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる回転電機
の端子接続装置およびこれを用いた回転電機につき図面
を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態に
よりこの発明が限定されるものではない。
【0027】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1にかかる端子接続装置の樹脂製端子板を示す説明
図である。同図(a)は、樹脂製端子板の上面図であ
り、(b)はその側面図、(c)は下面図である。この
樹脂製端子板1は、半径Rの曲率で湾曲しており、主構
成部材となる円弧部材2の両側には糸縛用鉤手3が設け
られている。糸縛用鉤手3は、リード線の固定に用い
る。
【0028】また、円弧部材2には、複数のキャビネッ
ト4が固定されている。図2の(a)に、このキャビネ
ット固定部分の拡大図を示す。このキャビネット4に
は、マグネットワイヤを案内するY字溝41が設けてあ
る。また、このキャビネット4により、マグネットワイ
ヤの接続箇所を絶縁保護する。
【0029】円弧部材2には、糸縛りに用いる糸の位置
決めをする凹部5が設けてある。さらに、図2の(b)
に示すように、円弧部材2に、リブ21を設けてもよ
い。リブ21を設けることで、コイルエンドと樹脂製端
子板1との間に空間距離を保つことができるから、マグ
ネットワイヤが直角に折り曲がるのを防止できる。この
ため、マグネットワイヤに無理な力がかからない。
【0030】図3は、マグネットワイヤとリード線との
接続形態を示す説明図であり、(a)は側面図、(b)
は正面図を示す。マグネットワイヤ101とリード線1
02との接続には、U字型プレス加工端子6およびファ
ストン端子7を用いる。U字型プレス加工端子6は、曲
げ加工により略U字形状に成型されており、キャビネッ
ト内42に挿入した際に固定機能を奏する爪部61と、
ファストン端子7に接続した際の止め部62とが打ち抜
き時に形成してある。
【0031】また、U字型プレス加工端子6の下端に
は、Y字溝63が形成されている。このY字溝63は、
コンパウンドダイスを用いて打ち抜き時に予め形成して
おき、曲げ加工によって完成させる。Y字溝63の幅
は、マグネットワイヤ101の直径よりも小さく設定す
る(導体芯より多少小さくする)。ファストン端子7に
は、リード線102が接続されている。ファストン端子
7は、U字型プレス加工端子6を差し込むため、扁平筒
形状をしている。
【0032】図4は、2連のキャビネットおよびU字型
プレス加工端子を示す説明図である。このようにキャビ
ネット8とU字型プレス加工端子9を2連にすれば、例
えばマグネットワイヤ101をU字型プレス加工端子9
によってキャビネット8内に押し込むことで、後述する
中性点Y、ZおよびXを容易に短絡させることができ
る。また、U字型プレス加工端子9にファストン端子7
を差し込むことも可能である。図1の(b)に示すよう
に、この回転電機の端子接続装置では、シングルのキャ
ビネット4とダブルのキャビネット8とを併用してい
る。なお、キャビネットを3連以上にしてもかまわな
い。
【0033】つぎに、この端子接続装置の作用を説明す
る。図3に示すように、マグネットワイヤ101をキャ
ビネット4上に位置させ、マグネットワイヤ101上か
らU字型プレス加工端子6をキャビネット内42に押し
込む。マグネットワイヤ101はキャビネット4のY字
溝41に拘束されるから、当該マグネットワイヤ101
の絶縁層は、U字型プレス加工端子6のY字溝63によ
って除去される。これにより、U字型プレス加工端子6
とマグネットワイヤ101とが導通する。後は、ファス
トン端子7をU字型プレス加工端子6に差し込めば、リ
ード線102とマグネットワイヤ101とが接続状態に
なる。
【0034】図5〜図7は、端子接続装置を回転電機に
取り付けた状態を示す説明図である。図5は、フレーム
内部の上面図、図6はその正面図、図7は側面図であ
る。端子接続装置100は、回転電機150のフレーム
151とコイルエンド152との隙間に沿って配置す
る。マグネットワイヤ101は、予めU字型プレス加工
端子6と接続しておく(接続方法は上記の通り)。
【0035】つぎに、樹脂製端子板1の凹部5を通して
糸153を巻き付け、当該樹脂製端子板1をコイルエン
ド152に縛り付ける。これにより樹脂性端子板1が固
定され、外部振動などによる脱落が防止される。また、
樹脂製端子板1をコイルエンド152と共に樹脂モール
ド成形するようにしてもよい。具体的には、一端を封止
した固定子鉄心の内側に溶融状態の合成樹脂を入れ、開
放側から中芯を固定子鉄心の内側に挿入する。これによ
り、巻回しているコイルに樹脂が含浸し、樹脂製端子板
1と共に固化する。当該モールド法の詳細は、本願出願
人による特開平5−56611号公報に開示されてい
る。
【0036】続いて、U字型プレス加工端子6にファス
トン端子7を接続する。ファストン端子7にはリード線
102が圧着されており、また、U字型プレス加工端子
5とマグネットワイヤ101とが接続状態にあるから、
当該マグネットワイヤ101とリード線102とが導通
する。接続したリード線102はリード出口穴154か
ら外に導出することになるが、このリード線102が回
転電機150内で緩まないように、また、外力によりフ
ァストン端子7が抜けないように、リード線102を糸
縛用鉤手3を利用し、糸155にて固定する(図中固定
部分A)。
【0037】以上、この回転電機の端子接続装置100
によれば、キャビネット4およびU字型プレス加工端子
6によりマグネットワイヤ101を直接かしめることで
リード線102とマグネットワイヤ101とを接続する
ので、ロウ付け作業が不要になる。このため、接続作業
が容易になる。また、ファストン端子7の抜き差しによ
りリード線102を接続切断できるので、結線を変更し
やすい。さらに、樹脂性端子板1をコイルエンド152
に装着するようにしたので、従来のような端子箱が不要
になる。このため、回転電機150のサイズを小さくで
きる。
【0038】実施の形態2.図8は、この発明の実施の
形態2にかかる端子接続装置を示す説明図であって、同
図(a)は樹脂製端子板の上面図であり、(b)はその
側面図を示す。この実施の形態2にかかる端子接続装置
200は、シングルのキャビネット4を6個、ダブルの
キャビネット8を1個備えた構成である。その他の構成
および回転電機への配置は、実施の形態1と略同様であ
るから説明を省略する。樹脂性端子板201には、それ
ぞれ端子記号202が付与してある。
【0039】また、シングルのキャビネット4のうち3
個(キャビネット4a〜4c)は、各相の渡り線の接続
用となる。例えば図9のような配線を行う場合、各キャ
ビネット4部分には、「X1、W2」、「Z1、V
2」、「Y1、U2」の端子記号202が付与される。
【0040】渡り線(図9のa〜c)は、渡り線用のキ
ャビネット4とU字型プレス加工端子6とによりかしめ
られ、接続される。このようにすれば、各相のコイル間
をロウ付けなしで接続できるから、接続作業が容易にな
る。また、結線を変更しやすい。
【0041】上記実施の形態1および2において、キャ
ビネット4の溝はY字に限らず、単なる直線状の溝でも
よい。また、キャビネット4と樹脂製端子板1を別体と
せず、一体成形するようにしてもよい。さらに、糸縛用
鉤手3は、一つであってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の回転電
機の端子接続装置によれば、マグネットワイヤを拘束用
溝で拘束し、その絶縁層を挿入過程で導通用溝により除
去し、端子とマグネットワイヤとを導通するようにし
た。このため、ロウ付け作業が不要になるから、接続作
業が容易になる。また、板部材をコイルエンドに装着す
るようにしたので、回転電機のスペースを有効利用で
き、その結果、回転電機を小型化できる。
【0043】つぎの発明による回転電機の端子接続装置
によれば、マグネットワイヤを、キャビネットの拘束用
溝により拘束しておき、端子挿入時に導通用溝によって
マグネットワイヤの絶縁層を除去し、マグネットワイヤ
と端子とを導通させるようにした。このため、ロウ付け
作業が不要になるから、接続作業が容易になる。また、
端子板をコイルエンドに装着するようにしたので、回転
電機のスペースを有効利用でき、その結果、回転電機を
小型化できる。
【0044】つぎの発明による回転電機の端子接続装置
によれば、マグネットワイヤをキャビネットの拘束用溝
により拘束しておき、端子の挿入に伴ってマグネットワ
イヤの絶縁層を導通用溝により除去し、マグネットワイ
ヤと端子とを導通させるようにした。そして、端子に接
続するファストン端子はリード線と接合しているから、
マグネットワイヤとリード線とが導通する。このため、
ロウ付け作業が不要になるから、接続作業が容易にな
る。また、端子板をコイルエンドに装着するようにした
ので、回転電機を小型化できる。
【0045】つぎの発明による回転電機の端子接続装置
によれば、キャビネットを複数一体化し、このキャビネ
ットの数に合わせて前記端子を複数一体化したので、2
つのマグネットワイヤを容易に短絡させることができ
る。
【0046】つぎの発明による回転電機の端子接続装置
によれば、端子板に、リード線の縛りつけに利用する糸
縛用鉤手を設けたので、糸縛りしやすく、リード線を容
易に固定できるようになる。
【0047】つぎの発明による回転電機の端子接続装置
によれば、固定子の各コイルの渡り線どうしを同一のキ
ャビネットおよび端子により接続するようにしたので、
各相のコイル間をロウ付けなしで接続できる。
【0048】つぎの発明による回転電機の端子接続装置
によれば、端子板のキャビネット近傍にリブを設けたの
で、マグネットワイヤに無理な曲げがかからない。
【0049】つぎの発明による回転電機によれば、上記
回転電機の端子接続装置を、コイルエンドと共に樹脂モ
ールド成形したので、端子接続装置を簡単かつ正確に配
置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1にかかる端子接続装
置の樹脂製端子板を示す説明図である。
【図2】 実施の形態1にかかるキャビネット固定部分
およびリブの拡大図を示す説明図である。
【図3】 マグネットワイヤとリード線との接続形態を
示す説明図である。
【図4】 2連のキャビネットおよびU字型プレス加工
端子を示す説明図である。
【図5】 端子接続装置を回転電機に取り付けた状態を
示す、フレーム内部の上面図である。
【図6】 端子接続装置を回転電機に取り付けた状態を
示す、フレーム内部の正面図である。
【図7】 端子接続装置を回転電機に取り付けた状態を
示す、フレーム内部の側面図である。
【図8】 この発明の実施の形態2にかかる端子接続装
置を示す説明図である。
【図9】 回転電機の配線例を示す説明図である。
【図10】 従来における回転電機の端子接続方式の一
例を示す断面図である。
【図11】 端子箱および回転電機の軸方向断面図であ
る。
【図12】 (a)が端子箱の一部破断上面図、(b)
が端子箱の断面図である。
【符号の説明】 100 端子接続装置、150 回転電機、1 樹脂製
端子板、2 円弧部材、3 糸縛用鉤手、4 キャビネ
ット、41 Y字溝、5 凹部、6 U字型プレス加工
端子、63 Y字溝、7 ファストン端子、101 マ
グネットワイヤ、102 リード線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐原 亨 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 小林 隆 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 林 徳雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5H603 AA09 BB12 CA01 CA05 CB04 CB12 CB17 CC11 CC17 CD21 CE01 EE03 EE10 5H604 AA05 BB14 CC01 CC05 CC16 PC03 QB03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転電機のマグネットワイヤ径よりも小
    さい幅の導通用溝を一端に有する端子と、この端子を挿
    入する挿入部、および当該挿入部に形成されマグネット
    ワイヤを拘束する拘束用溝を有する板部材からなる端子
    接続装置を、回転電機のコイルエンドに装着したことを
    特徴とする回転電機の端子接続装置。
  2. 【請求項2】 回転電機のマグネットワイヤ径よりも小
    さい幅の導通用溝を一端に有する端子と、 端子を挿入する挿入部、および当該挿入部に形成されマ
    グネットワイヤを拘束する拘束用溝を有するキャビネッ
    トと、 キャビネットを保持する保持部を連設する端子板からな
    る端子接続装置を、回転電機のコイルエンドに装着した
    ことを特徴とする回転電機の端子接続装置。
  3. 【請求項3】 回転電機のマグネットワイヤ径よりも小
    さい幅の導通用溝を一端に有し、他端に接続部を有する
    端子と、 接続部に挿入接続し電源に繋がるリード線に接合したフ
    ァストン端子と、 端子を挿入する挿入部、および当該挿入部に形成されマ
    グネットワイヤを拘束する拘束用溝を有するキャビネッ
    トと、 キャビネットを保持する保持部を連設する端子板からな
    る端子接続装置を、回転電機のコイルエンドに装着した
    ことを特徴とする回転電機の端子接続装置。
  4. 【請求項4】 前記キャビネットを複数一体化し、この
    キャビネットの数に合わせて前記端子を複数一体化した
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機の端子接続
    装置。
  5. 【請求項5】 前記端子板に、リード線の縛りつけに利
    用する糸縛用鉤手を設けたことを特徴とする請求項2〜
    4のいずれか一つに記載の回転電機の端子接続装置。
  6. 【請求項6】 固定子の各コイルの渡り線どうしを、同
    一のキャビネットおよび端子により接続するようにした
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の
    回転電機の端子接続装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記端子板のキャビネット近傍
    にリブを設けたことを特徴とする請求項2〜6のいずれ
    か一つに記載の回転電機の端子接続装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1〜7のいずれか一つに記載
    した回転電機の端子接続装置を、コイルエンドと共に樹
    脂モールド成形したことを特徴とする回転電機。
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JP2003111362A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Mitsubishi Electric Corp 電動機の製造方法、電動機
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