JP2001197699A - 電動機 - Google Patents

電動機

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JP2001197699A JP2000006279A JP2000006279A JP2001197699A JP 2001197699 A JP2001197699 A JP 2001197699A JP 2000006279 A JP2000006279 A JP 2000006279A JP 2000006279 A JP2000006279 A JP 2000006279A JP 2001197699 A JP2001197699 A JP 2001197699A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、口出線部を装着するにあたって、作
業工数を低減し作業性を向上させるとともに、信頼性の
高い圧縮機電動機の口出線取付け構造を提供する。 【解決手段】 固定子４に巻装される複数の巻線７ａ〜
７ｆと、前記複数の巻線７ａ〜７ｆの端末部９ａ〜９ｆ
を前記固定子４の周方向に間隔を有して収容する複数の
巻線端末受け部８ａ〜８ｆと、前記複数の巻線７ａ〜７
ｆに電源を供給するための複数の口出線２３を前記固定
子４の周方向に収容する端子板２１と、前記複数の巻線
端末９ａ〜９ｆと前記複数の口出線を電気的に接続する
複数の接続部材とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和装置に搭載
される圧縮機等に組み込まれる電動機に関し、特に電動
機の固定子に接続される口出線の取り付け構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図１１に示すように、空気調和装置に搭
載される圧縮機１等に組み込まれる電動機１ａは、回転
軸２に一体に取付けられる回転子３と、この回転子３の
外周面と狭小の間隙を在して配置される固定子４とから
構成される。固定子４の上面図を図１２に示す。この固
定子４は、内周部に沿って複数の磁極歯（図示しない）
が所定の間隔を有して放射状に一体形成される円環状の
固定子鉄心５とこの固定子鉄心５の各磁極歯に絶縁部材
６を介して直接巻装される巻線７ａ〜７ｆとから構成さ
れる。
【０００３】固定子鉄心５の上面に、絶縁部材６と一体
形成により複数の巻線端末受け部８ａ〜８ｆが設けられ
る。これら巻線端末受け部８ａ〜８ｆは所定の間隔を有
して固定子鉄心５の上面の略外周に沿って設けられ、そ
れぞれの位置は巻線７ａ〜７ｆに対応している。
【０００４】また、固定子４は口出線部１１を装着され
ており、この口出線部１１は口出線側接続部材１２（図
１３）と、口出線１３ａ〜１３ｆと、電源コネクタ１４
とを順次接続して構成したものである。この口出線側接
続部材１２を巻線端末受け部８ａ〜８ｆに設けられた固
定子側接続部材に挿入することによって、口出線を形成
する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】一般に巻線端末受け部
８ａ〜８ｆへの各巻線の端末部分の装着および固定子側
接続部材の挿入固定までは自動化が可能であるが、上記
の口出線部１１を取付ける場合においては、例えば、３
相では巻線端末９ａ〜９ｆと６本となり、それに必要な
固定子側接続部材が６個、口出線１３ａ〜１３ｆが６本
となるため、口出線部１１の取付けに多数の工程を要し
コスト高となっていた。また口出線部１１の製作コスト
もかかっていた。また、従来の口出線側接続部材１２で
は、口出線１３ａ〜１３ｆが固定子４の法線方向に引き
回されるため、コネクタ１４から引き出された口出線１
３ａ〜１３ｆには、コネクタ１４において配線の屈曲や
外周側への引っ張りが生じる。そのため、口出線１３ａ
〜１３ｆや口出線側接続部材１２に何らかの外力が加わ
ると、断線、接触不良等を起しやすかった。
【０００６】また、図１４に示すように巻線端末受け部
１６を１ヶ所にまとめて設け、この巻線端末受け部１６
に設けられた固定子側接続端子１０に巻線を取付ける場
合には、巻線端末受け部１６まで、絶縁部材６の外周に
沿って巻線を引きまわす必要があり、巻線機の機構が複
雑になる。さらに、端子板１７と端子１８とを樹脂モー
ルド１９により一体化する必要があり高価となってい
た。
【０００７】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、口出線部を装着するにあたって、作業工数を低減
し作業性を向上させるとともに、信頼性の高い電動機を
提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項１の発明は、固定子に巻装される複数の巻線
と、複数の巻線の端末部を固定子の周方向に間隔を有し
て収容する複数の巻線端末収容部と、複数の巻線に電源
を供給するための複数の口出線を固定子の周方向に収容
する端子板と、複数の巻線端末と複数の口出線を電気的
に接続する複数の接続部材とから構成される。請求項２
の発明は、請求項１の発明において、端子板は巻線端末
受け部に対向する位置に接続部材を収容する口出線受け
部を複数有している。請求項３の発明は、請求項１およ
び請求項２の発明において、接続部材は、巻線端末収容
部に装着される固定子側接続部材と、前記口出線受け部
に装着される端子板側接続部材とから構成される。請求
項４の発明は、請求項１および請求項２発明において、
接続部材は、巻線の端末部と口出線の両方を係合し、か
つ接続するように２つの係合部を有し、巻線端末収容部
或いは前記端子板のいずれか一方に装着される。請求項
５の発明は、請求項１〜４の発明において、巻線端末部
は固定子の径方向に引出して接続部材に係合させた構成
としている。請求項６の発明は、請求項１〜５のいずれ
かの発明において口出線を固定子の周方向に引き回して
接続部材に係合させている。請求項７の発明は、請求項
１〜６のいずれかの発明において、口出線を複数の接続
部材の少なくとも２つに渡って引き回す構成としてい
る。請求項８の発明は、請求項１〜７のいずれかの発明
において、接続部材の係合部は、係合時に巻線或いは口
出線の絶縁皮膜を一部削って接続する圧接形端子として
いる。請求項９の発明は、請求項１〜８のいずれかの発
明において、端子板は、口出線側配線を装着するための
溝を設ている。請求項１０の発明は、請求項９の発明に
おいて、溝は、その幅を口出線の径と同等以下としてい
る。請求項１１の発明は、請求項９または請求項１０の
発明において、溝に口出線を複数本重ねて収納する構成
としている。
【０００９】上述した構成により、請求項１〜３の発明
によれば、固定子に端子板を配置するだけで巻線端末と
口出線配線の接続が完了し、取付け工程が簡略化され
る。請求項４および請求項７の発明によれば請求項１〜
３の発明に加えて、材料数や部品数を減らすことができ
るので、工程数ならびにコストを低減できる。請求項５
および請求項６の発明によれば請求項１〜４の発明に加
えて、口出線配線側の引き回し方向を固定子の周方向に
することにより、接続部において口出線配線の屈曲がな
く、外周側に引っ張りのない配線引き回しができる。請
求項８の発明によれば請求項１〜７の発明に加えて、圧
接形端子を挿入するだけで電気的接続が完了するので組
立作業が容易となる。請求項９の発明によれば請求項１
〜８の発明に加えて、配線の位置が定まりやすくなり、
確実で容易な引き回し作業が可能になる。請求項１０お
よび請求項１１の発明によれば請求項１〜９の発明に加
えて、配線の飛び出しや交差を防止することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明に係
る電動機の第１の実施の形態について説明する。尚、本
実施の形態は空気調和機等に用いられる圧縮機の固定子
に適用したもので、図１１に示すように、空気調和装置
に搭載される圧縮機１に組み込まれる圧縮機用電動機１
ａは、回転軸２に一体に取付けられる回転子３と、この
回転子３の外周面と狭小の間隙を在して配置される固定
子４とから構成される。図１に示すように、この固定子
４は、内周部に沿って複数の磁極歯（図示しない）が所
定の間隔を有して放射状に一体形成される円環状の固定
子鉄心５とこの固定子鉄心５の各磁極歯に絶縁部材６を
介して直接巻装される巻線７ａ〜７ｆとから構成され
る。固定子鉄心５の上面に、絶縁部材６と一体形成によ
り複数の巻線端末受け部８ａ〜８ｆが設けられる。これ
ら巻線端末受け部８ａ〜８ｆは所定の間隔を有して固定
子鉄心５の上面の略外周に沿って設けられ、それぞれの
位置は巻線７ａ〜７ｆに対応している。巻線７ａから引
き出される一方の巻線端末９ａが巻き始め端末として巻
線端末受け部８ａに装着され、巻線７ａと対向する位置
にある巻線７ｄから引き出される一方の巻線端末９ｄが
巻き終わり端末として巻線端末受け部８ｄに装着され
る。また、巻線７ｃから引き出される一方の巻線端末９
ｃが巻き始め端末として巻線端末受け部８ｃに装着さ
れ、巻線７ｃと対向する位置にある巻線７ｆから引き出
される一方の巻線端末９ｆが巻き終わり端末として巻線
端末受け部８ｆに装着される。さらに、巻線７ｅから引
き出される一方の巻線端末９ｅが巻き始め端末として巻
線端末受け部８ｅに装着され、巻線７ｅと対向する位置
にある巻線７ｂから引き出される一方の巻線端末９ｂが
巻き終わり端末として巻線端末受け部８ｂに装着され
る。なお、各巻線７ａおよび７ｄ、７ｂおよび７ｅ、７
ｃおよび７ｆはそれぞれ連続して巻回されており、中性
点に相当する部分が結合され並列接続される。そして、
巻線端末９ａ〜９ｆはそれぞれ巻線端末受け部８ａ〜８
ｆに装着された後、固定のために固定子側接続部材１０
が挿入される。
【００１１】図２に示すように、固定子側接続部材１０
は、金属板を略Ｕ字状に折り曲げて巻線端末受け部８ａ
〜８ｆに挿入可能な大きさに加工されると共にＵ字状の
金属板を底部から途中まで半分に切断するように巻線７
ａ〜７ｆの径よりも幅の小さい凹状の溝部２０が設けら
れ、Ｕ字状の金属板の先端が折り返されて後述する口出
線側接続部材の接続端子を係合するための係合片１０ａ
が設けられ、また、巻線端末受け部８ａ〜８ｆ内壁に係
合する係合片１０ｂが外面に複数設けられている。図３
に示すように、巻線端末受け部８ａ〜８ｆに巻線端末９
ａ〜９ｆを径方向に挿入しておき、接続部材１０を巻線
端末受け部８ａ〜８ｆに溝部２０が巻線端末を挟み込む
ように挿入することでこの溝部２０が巻線の絶縁被服を
削り、固定子側接続部材１０と巻線端末９ａ〜９ｆは電
気的接続をなす。
【００１２】次に固定子鉄心５の上面に配置される端子
板２１について説明する。端子板２１は図４に示すよう
に、固定子鉄心５の上面に収まるように円環状に形成さ
れており、口出線を固定子４の周方向に引き回すように
案内する案内溝２２が設けられる。案内溝２２の幅は口
出線配線の径と略同等とする。
【００１３】また、図５に示すように案内溝２２の深さ
は、口出線配線２３が２本以上重ねて収まるように配線
の径の２倍以上とし、口出線配線２３を案内溝２２に押
し込みながら引回す。これにより、口出線配線２３の位
置が定まり、引回し作業が容易になる。また、端子板２
１には案内溝２２に沿って口出線側接続部材２４（図７
参照）を収容するための口出線受け部２５ａ〜２５ｆが
端子板２１の外周側に設けらている。この口出線受け部
２５ａ〜２５ｆは、端子板２１を固定子鉄心５の上面に
設置する際、前記固定子鉄心の上面に、絶縁部材６と一
体形成により設けられた巻線端末受け部８ａ〜８ｆに対
向する位置に設けられている。そして、図６に示すよう
に端子板２１に装着される口出線配線２３ｕは、一方の
端末部が、口出線受け部２５ａに周方向に挿入して配置
された後、図７に示す口出線側接続部材２４の端子板側
嵌合部２４ａが挿入されて固定される。そして、口出線
２３ｕを口出線受け部２５ａから案内溝２２に沿って略
半周引回した後、口出線受け部２５ａと対向する位置に
ある口出線受け部２５ｄに口出線２３ｕの中途部を配置
し、口出線受け部２５ｄに口出線側接続部材２４の端子
板側嵌合部２４ａを挿入する。そして口出線２３ｕを口
出線出口２６から引出した後、もう一方の口出線端末部
が電源接続コネクタ２７に接続される。同様に、口出線
２３ｖは、一方の端末部を口出線受け部２５ｂに配置
し、口出線側接続部材２４の端子板側嵌合部２４ａを口
出線受け部２５ｂに挿入して口出線２３ｖの端末部と係
合させながら固定する。そして、口出線２３ｖを口出線
受け部２５ｂから案内溝２２に沿って略半周引回した
後、口出線受け部２５ｂに対向する位置にある口出線受
け部２５ｅに口出線２３ｖの中途部を配置し、口出線受
け部２５ｅおいて口出線側接続部材２４の端子板側嵌合
部２４ａを挿入する。そして口出線２３ｖを口出線出口
２６から引出した後、もう一方の口出線の端末部が電源
接続用コネクタ２７に接続される。口出線２３ｗもま
た、一方の端末部を口出線受け部２５ｆに配置し、口出
線側接続部材２４の端子板側嵌合部２４ａを口出線受け
部２５ｆに挿入して口出線２３ｗの端末部と係合させな
がら固定する。そして、口出線２３ｗを口出線受け部２
５ｆから案内溝２２に沿って略半周引回した後、口出線
受け部２５ｆに対向する位置にある口出線受け部２５ｃ
に口出線２３ｗの中途部を配置し、口出線受け部２５ｃ
において口出線側接続部材２４の端子板側嵌合部２４ａ
を挿入する。そして口出線出口２６から引出した後、口
出線２３ｗのもう一方の端末部が電源接続用コネクタ２
７に接続される。そして口出線出口２６から引出された
口出線２３ｕ、２３ｖ、２３ｗは、一つに撚られて電源
接続用コネクタ２７に接続される。
【００１４】尚、図７に示す口出線側接続部材２４は、
金属板の一端を長方体に折り返して口出線受け部２５ａ
に挿入できる大きさに形成される端子板側嵌合部２４ａ
を備え、この端子板側嵌合部２４ａには口出線２３ｕ、
２３ｖ、２３ｗと接続するためのテーパ状の溝部２８
と、溝部２８の入口付近に口出線の抜け防止用の突出部
２８ａが一対に設けられている。また、口出線側接続部
材２４は、金属板の他端を用いて巻線端末受け部８ａ〜
８ｆに挿入された固定子側接続部材１０に挿入し接続を
なすための凸部２９を備えている。この凸部２９には、
固定子側接続部材１０に挿入する時に巻線端末９ａ〜９
ｆを跨ぐための溝部３０が設けられている。また、口出
線２３と接続するための接続部２８と溝部３０とは互い
に直交するように設けられている。
【００１５】前述した構成により組み立てられた端子板
２１を図８に示すように固定子鉄心５の上面に、口出線
側接続部材２４と固定子側接続部材１０の位置を合わせ
て配置し、端子板２１に装着された口出線側接続部材２
４の６つの凸部２９を固定子側接続部材１０の係合片１
０ａに同時に挿入することにより、巻線端末９ａ〜９ｆ
と電源接続線２３ｕ、２３ｖ、２３ｗは接続をなす。こ
れにより口出線受け部２５ａに挿入した口出線側接続部
材２４は巻線端末受け部８ａに挿入した固定子側接続部
材１０と接続され、口出線受け部２５ｄに挿入した口出
線接続部材２４は巻線端末受け部８ｄに挿入された固定
子側接続部材端子１０と接続され、口出線受け部２５ｂ
に挿入した口出線側接続部材２４は巻線端末受け部８ｂ
に挿入した固定子側接続部材１０と接続され、口出線受
け部２５ｅに挿入した口出線接続部材２４は巻線端末受
け部８ｅに挿入された固定子側接続部材１０と接続さ
れ、口出線受け部２５ｆに挿入した口出線側接続部材２
４は巻線端末受け部８ｆに挿入した固定子側接続部材１
０と接続され、口出線受け部２５ｃに挿入した口出線接
続部材２４は巻線端末受け部８ｃに挿入された固定子側
接続部材１０と接続される。つまり、電源接続線２３ｕ
は巻線７ａと７ｄの一端から引き出された巻線末端９ａ
と９ｄに接続され、電源接続線２３ｖは巻線７ｂと７ｅ
の一端から引き出された巻線末端９ｂと９ｅに接続さ
れ、電源接続線２３ｗは巻線７ｃと７ｆの一端から引き
出された巻線末端９ｃと９ｆに接続される。尚、図８に
おいて、口出線部３１は電源接続用コネクタ２７、口出
線配線２３ｕ、２３ｖ、２３ｗからなる口出線２３、端
子板２１、口出線側接続部材２４を順次接続して構成さ
れている。上述した第１の実施の形態によれば、固定子
に端子板２１を配置するだけで巻線端末と口出線配線の
接続が完了するので取付け工程を簡略化できる。また、
口出線配線側の引き回し方向を固定子の周方向にするの
で接続部において口出線配線の屈曲がなくなり、外周側
に引っ張りのない配線引き回しができる。また、端子板
に溝を設けることにより配線の位置が定まりやすくな
り、確実で容易な引き回し作業ができ、配線の飛び出し
や交差を防止することができる。
【００１６】次に、本発明に係る電動機の第２の実施の
形態について説明する。図９に示すように、本実施の形
態では、巻線端末と接続するための接続部１０１と口出
線配線と接続するための接続部１０２とを一体成形した
接続部材１００を用いる。まず、接続部材１００を、図
１０に示すように巻線端末受け部８に挿入・装着する。
これにより巻線端末９は巻線端末受け部８に固定され、
同時に接続部材１０２と巻線端末９との電気的接続もな
される。そして、口出線２３を案内溝２２に沿って引回
した状態の端子板２１を、接続部材１００を装着した固
定子４上に配置し、端子板２１の口出線受け部に接続部
材１００を複数同時に挿入されるよう装着する。これに
より口出線２３と接続部材１００との電気的接続がなさ
れる。よって巻線７ａ〜７ｆと口出線２３との電気的接
続が完了する。これにより第１の実施の形態よりも口出
線側接続部材を端子板に挿入する作業（６工程）が不要
となり工程数が減るので、作業がより簡単になる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
口出線配線と口出線側接続部材とを装着した端子板を固
定子上に装着して固定子側接続部材と口出線側接続部材
を一度に同時挿入することにより口出線と巻線の接続が
なされるので、口出線の組立が容易に製作できる。ま
た、口出線配線側の引き回し方向を固定子の周方向にす
ることにより、口出線と接続部材との係合部において配
線の屈曲がなく、外周側に引っ張りのない配線引き回し
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る固定子の上面
図。
【図２】本発明の第１の実施の形態に係る固定子側接続
部材を示す図。
【図３】本発明の第１の実施の形態に係る巻線端末受け
部の拡大図。
【図４】本発明の第１の実施の形態に係る端子板を示す
図。
【図５】本発明の第１の実施の形態に係る端子板の断面
図。
【図６】本発明の第１の実施の形態に係る端子板に口出
線を装着した図。
【図７】本発明の第１の実施の形態に係る口出線側接続
部材を示す図。
【図８】本発明の第１の実施の形態に係る端子板を固定
子に装着したところを示す図。
【図９】本発明の第２の実施の形態に係る接続部材を示
す図。
【図１０】本発明の第２の実施の形態に係る接続部材を
巻線端末受け部に挿入したところを示す図。
【図１１】本発明に係る圧縮機の断面図。
【図１２】従来の固定子の上面図。
【図１３】従来の口出線側接続部材を示す図。
【図１４】巻線端末受け部を一ヵ所にまとめた従来の口
出線取り付け構造を示す図。
【符号の説明】
４…固定子 ５…固定子鉄心 ６…絶縁部材 ７ａ〜７ｆ…巻線 ８ａ〜８ｆ…巻線端末受け部 ９ａ〜９ｆ…巻線端末 １０…固定子側接続部材 ２１…端子板 ２２…案内溝 ２３…口出線 ２４…口出線側接続部材 ２５ａ〜２５ｆ…口出線受け部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5H603 AA09 BB01 BB12 CA01 CB03 CB04 CB12 CB18 CB26 CC07 CC17 CD21 CE01 EE02 FA01 5H604 AA08 BB01 BB14 CC01 CC05 CC13 CC16 PB03 QA06 QA08 QB03 QB14

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】固定子に巻装される複数の巻線と、前記複
    数の巻線の端末部を前記固定子の周方向に間隔を有して
    収容する複数の巻線端末収容部と、前記複数の巻線に電
    源を供給するための複数の口出線を前記固定子の周方向
    に収容する端子板と、前記複数の巻線端末と前記複数の
    口出線を電気的に接続する複数の接続部材とから構成さ
    れることを特徴とする電動機。
  2. 【請求項２】前記端子板は、前記巻線端末受け部に対向
    する位置に前記接続部材を収容する口出線受け部を複数
    有することを特徴とする請求項１に記載の電動機。
  3. 【請求項３】前記接続部材は、前記巻線端末収容部に装
    着される固定子側接続部材と、前記口出線受け部に装着
    される端子板側接続部材とから構成されることを特徴と
    する請求項１または請求項２に記載の電動機。
  4. 【請求項４】前記接続部材は、前記巻線の端末部と前記
    口出線の両方を係合し、かつ接続するように２つの係合
    部を有し、前記巻線端末収容部或いは前記端子板のいず
    れか一方に装着されることを特徴とする請求項１または
    請求項２に記載の電動機。
  5. 【請求項５】前記巻線端末部は固定子の径方向に引出し
    て前記接続部材に係合させることを特徴とする請求項１
    〜４のいずれかに記載の電動機。
  6. 【請求項６】前記口出線は、前記固定子の周方向に引き
    回して前記接続部材に係合させることを特徴とする請求
    項１〜５のいずれかに記載の電動機。
  7. 【請求項７】前記口出線は、前記接続部材の少なくとも
    ２つに渡って引き回されることを特徴とする請求項１〜
    ６のいずれかに記載の電動機。
  8. 【請求項８】前記接続部材の係合部は、係合時に前記巻
    線或いは口出線の絶縁皮膜を一部削って接続する圧接形
    端子であることを特徴とする請求項１〜７のいずれかに
    記載の電動機。
  9. 【請求項９】前記端子板は、前記口出線の配線を装着す
    るための溝を設けたことを特徴とする請求項１〜８のい
    ずれかに記載の電動機。
  10. 【請求項１０】前記溝は、その幅を前記口出線の径と略
    同等としたことを特徴とする請求項９に記載の電動機。
  11. 【請求項１１】前記溝に、前記口出線を複数本重ねて収
    納することを特徴とする請求項９または請求項１０に記
    載の電動機。
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