JPH046170Y2 - - Google Patents

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JPH046170Y2
JPH046170Y2 JP12073586U JP12073586U JPH046170Y2 JP H046170 Y2 JPH046170 Y2 JP H046170Y2 JP 12073586 U JP12073586 U JP 12073586U JP 12073586 U JP12073586 U JP 12073586U JP H046170 Y2 JPH046170 Y2 JP H046170Y2
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metal piece
core
lead wire
coil
electrode
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、複数のコイルを共通に巻回すること
のできるコアからなり、遅延線やフイルタのよう
に多数のコイルを他の回路素子と組合わせて回路
を構成する場合に好適な面付形多連インダクタに
関する。
〔従来技術とその問題点〕
遅延線やフイルタのように多数のコイルを用い
て回路を構成する場合、通常コイルを共通のコア
に巻回して、夫々のコイルのリード線を引き出し
て他の回路素子との接続を行う。
リード線はコアの鍔に印刷焼付や、板状の金属
片を固着して形成してある電極に接続し、コンデ
ンサ等の他の回路素子を配置してある基板上の導
体パターンにコアの電極を直接面接続することに
より、他の回路素子との接続が行われる。
しかしこのようなコアの電極は、鍔の側面に密
着しているのでリード線をからげることができな
い。従つて、リード線の接続の信頼性が低く、多
数のリード線と電極の接続部分を有するこの種の
インダクタでは、接続部分での断線事故が多い。
特に、リード線の接続部分が電極の面接続される
部分にある場合には、このような断線事故が頻発
する。からげる部分がないことは、タツプを引き
出す時にリード線をからげることにより仮止めし
てから、コイルを連続して巻回することのできな
い不便さもあり、電極を利用できずに直接導体パ
ターンに接続する場合もある。さらに、厚みが1
mm程度まで薄くなつている鍔に印刷焼付や板状の
金属片により電極を形成することも難しく、電極
自身が剥がれ易い欠点もある。これらの断線事故
や種々の欠点の解決は、コアの形状が小さくなる
につれていつそう困難になる。
〔目的〕
本考案の目的は、コアの鍔にリード線をからげ
ることにより接続可能な電極を形成すると共に、
その電極を容易に形成することのできる面付形多
連インダクタを提供することにある。
〔問題点を解決するための技術手段〕
本考案の面付形多連インダクタは、平行に並ぶ
3個以上の鍔によつて区切られた巻溝のあるコア
の該巻溝にコイルを巻回してなり、所望の鍔には
その側面の延在する方向に沿つてほぼ直角に曲が
る少なくとも2辺を有する金属片を、コイルのリ
ード線の接続されるその端部を除いて該側面に固
着することにより電極を形成してあることを特徴
とする。
〔実施例〕
以下本考案の面付形多連インダクタの実施例を
示す第1図、第2図を参照しながら説明する。第
1図は側面図、第2図は正面図である。
第1図と第2図において、1はフエライトから
なるコア、2は鍔、4と5は鍔の厚みを突き抜け
て設けてある溝である。鍔2間の巻溝6にはコイ
ルを巻回してあるが、図示を省略してある。
コア1は平行に並ぶ5個の円形の鍔2を設けて
あるが、夫々の鍔2には金属片7を固着させて電
極を形成してある。金属片7は正面から見た場
合、U形に成形してあり、鍔2の側面10の延在
する方向に沿つて直角に曲がる3辺を有し、この
3辺が鍔2を挟んだ状態で接着剤9で鍔2の側面
10に固着されている。
溝4は金属片7の突起11と嵌合し、金属片7
の製造時の位置決めを容易にすると共に、接着剤
9の硬化するまでの金属片7を仮止めする役割を
する。上側の溝5は、巻溝6間の別のコイルを接
続するリード線を通す役割をする。
金属片7の両方の端部13は、第2図のように
リード線12をからげて接続するために側面10
から離れる方向に直角に屈曲させてある。
このように構成された多連インダクタが基板に
配置されて、その導体パターンに接続される時
は、金属片7の下側の辺8が直接面接続される。
端部13は側面10の上側とほぼ同じ高さにある
ので、端部13による接続も可能であるが、接続
される面にリード線12があるので断線を確実に
回避するためと、導体パターンと接触する面積を
広くするために前記の接続が望ましい。
第3図は本考案の面付形多連インダクタの他の
実施例を示す正面図であり、第4図は鍔の部分を
示す部分側面図である。なお第1図、第2図と同
一部分は、同じ符号を付与してある。
第3図と第4図では、金属片20が一個の鍔2
1で分割してあり、2個の電極を形成している。
金属片20は夫々L形に成形してあり、側面25
の延在する方向に沿つて直角に曲がる2辺を有し
ており、側面25の横側と下側に接着剤9で夫々
の辺を固着してある。円形の鍔21の側面25の
下側は、金属片20との接触面積を広げるために
平坦にしてある。
金属片20の上側の端部22は、金属片7のよ
うに屈曲させてないが、リード線がからげられる
ように鍔21から離れている。先端には、溝23
を設けてあり、リード線24を第4図のように溝
23を一度通すことにより、引つ掛けて仮止めす
ることができるので、タツプを引き出す場合に便
利である。溝4、溝5の役割は、最初の実施例と
同じである。
第5図は、本考案の面付形多連インダクタのさ
らに別の実施例を示す部分斜視図である。
夫々の鍔30には、L形で上側の端部31を屈
曲させた金属片32を固着してある。金属片32
は鍔30の側面33の延在する方向に沿つて直角
に曲がる2辺を有しており、この2辺を固着して
あるが、金属片32は隣接する鍔30では側面3
3の右横側、左横側というように交互に反対側か
ら固着される。リード線は端部31に接続する。
面接続する基板の導体パターンの位置や形状、
さらにリード線との関係により、金属片32の固
着する位置はこのように変化できる。無論、隣接
する鍔30で同じ側から固着する場合もある。
第6図、第7図、第8図は、コアの鍔の形状の
変形例を示す側面図である。
第6図は、鍔40の側面41に沿つて溝42を
設けてあり、また第7図では鍔50の側面51に
凹部52を設けてある。この溝42や凹部52
は、金属片が鍔に接触する位置で接着剤を逃が
し、側面から接着剤があふれることを防ぐ役割を
する。従つて、接着剤の量とも関係するが、金属
片の接触しない部分での溝42や凹部52の存在
はあまり価値がない。
第8図は、鍔60の金属片との接触部分に金属
膜61を印刷焼付により設けてあり、この金属膜
61に金属片をスポツト溶接するものである。な
お、金属片の接触部分は円形の鍔の場合、例えば
第2図で示すように側面10の横側の溝4のある
部分、下側の辺8と接触する部分であるが、鍔が
角形の場合、鍔の側面の3辺がほぼ全部接触する
ので第6図や第7図の側面の形状が効果を発揮す
る。
第9図、第10図は、本考案の面付形多連イン
ダクタの製造方法の一例を説明するための斜視図
である。
平らなリードフレーム72をリードフレーム7
2′のように成形し、その中央の凹み74にコア
71を嵌め込む。コア71の両端の鍔75と、中
間の3個の鍔70には接着剤を塗付しておく。
リードフレーム72とリードフレーム72′の
平行部73は、後に電極を形成する金属片となる
が、その間隔は隣接する鍔の間隔と同じにしてあ
り、凹み74に嵌まり込んだ鍔70、鍔75と平
行部73の位置は一致する。そして接着剤が硬化
した後に、点線の位置でリードフレーム72′を
切断することにより、第10図に示すような鍔に
電極を形成したコア71を得る。なお、コア71
の両端の鍔75は、巻線機のチヤツク部に固定し
てコイルを巻回できるように中間の鍔70よりも
厚みを厚くしてある。76は、リード線を通す溝
である。
次に第10図のコア71に第11図の結線図に
示すようなコイルを巻回する場合を説明する。
第11図は、4個のコイルを直列接続してあ
り、夫々のコイルはタツプを引き出してある。
まず、最も端のリード線90を電極である金属
片80にからげ、コイル100を巻溝77Aに巻
回する。コイル100のタツプのリード線91を
金属片81にからげて再び巻溝77Aにコイル1
00の残りを巻回する。コイル100とコイル1
01を接続するリード線92を溝76を通し、隣
接する巻溝77Bにコイル101を巻回する。
同じようにして、コイル102、コイル103
を夫々巻溝77C、巻溝77Dに順次巻回する。
そして終端のリード線93を金属片82にからげ
る。最後に、リード線をからげた部分を半田デイ
ツプすることにより、第1図、第2図に示すよう
な面付形多連インダクタを得ることができる。
なお第3図、第4図のような電極を形成する面
付形多連インダクタは、平行部73の中央近傍を
切断しておけばよい。ただし、平行部73は鍔の
数より多くし、最端部の平行部73を切断しない
ようにして、凹み74にコア71を嵌め込む前に
リードフレーム72′が分離しないようにする。
第5図のインダクタも、凹みにコアを保持した状
態で金属片を鍔に固着して電極を形成することが
できる。
電極を形成するための金属片の形状、鍔への固
着方法は、このように種々変化できる。不必要な
鍔には、電極を形成しなくてもよい。鍔や巻溝の
横断面は、円形でも角形でもよい。巻溝の軸は一
直線にしないで、ずらす場合もある。
〔効果〕
以上述べたように、本考案の面付形多連インダ
クタは、鍔に金属片を固着して電極を形成してあ
り、しかも金属片はコアの側面の延在する方向に
沿つてほぼ直角に曲がる少なくとも2辺からな
り、端部はコイルのリード線をからげて接続でき
るようにコアから離間させてある。
からげることにより、リード線と電極の接続の
信頼性が向上する。さらに、タツプの引き出しを
電極に接続して行うことも容易であり、多数のタ
ツプがある場合には便利である。そして少なくと
も2辺を鍔に接触させて固着するので電極が鍔か
ら剥がれることもほとんどなくなる。また、第9
図を参照しながら説明したように、リードフレー
ムで鍔の部分を保持した状態でその部分の金属を
電極として一度に固着できる。従つて、鍔ごとに
別々に電極を形成する必要がないので製造も容易
になる。これは、鍔が多数ある場合に特に大きな
利点である。
このようにして、多数のコイルを用いた遅延線
やLCフイルタを構成する場合に好適な面付形多
連インダクタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の面付形多連インダクタの実施
例を示す側面図、第2図は正面図、第3図は他の
実施例を示す正面図、第4図は第3図の部分側面
図、第5図はさらに別の実施例を示す部分斜視
図、第6図、第7図、第8図は鍔の変形例を示す
側面図、第9図と第10図は本考案の面付形多連
インダクタの製造方法の一例を示す斜視図、第1
1図はコイルの結線図である。 1……コア、2……鍔、4,5……溝、6……
巻溝、7……金属片、8……辺、9……接着剤、
10……側面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平行に並ぶ3個以上の鍔によつて区切られた巻
    溝のあるコアの該巻溝にコイルを巻回してなり、
    所望の鍔にはその側面の延在する方向に沿つてほ
    ぼ直角に曲がる少なくとも2辺を有する金属片
    を、コイルのリード線の接続されるその端部を除
    いて該側面に固着することにより電極を形成して
    あることを特徴とする面付形多連インダクタ。
JP12073586U 1986-08-06 1986-08-06 Expired JPH046170Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12073586U JPH046170Y2 (ja) 1986-08-06 1986-08-06
KR2019870013108U KR900008256Y1 (ko) 1986-08-06 1987-08-05 평면 부착형 다연결 인덕터

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12073586U JPH046170Y2 (ja) 1986-08-06 1986-08-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6327012U JPS6327012U (ja) 1988-02-22
JPH046170Y2 true JPH046170Y2 (ja) 1992-02-20

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ID=31009332

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JP12073586U Expired JPH046170Y2 (ja) 1986-08-06 1986-08-06

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JPS6327012U (ja) 1988-02-22

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