JPH0343701Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0343701Y2 JPH0343701Y2 JP6423086U JP6423086U JPH0343701Y2 JP H0343701 Y2 JPH0343701 Y2 JP H0343701Y2 JP 6423086 U JP6423086 U JP 6423086U JP 6423086 U JP6423086 U JP 6423086U JP H0343701 Y2 JPH0343701 Y2 JP H0343701Y2
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- JP
- Japan
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- winding
- pin
- protrusion
- flange
- wire
- Prior art date
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- Expired
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 64
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 16
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 10
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、小型変圧器において、巻線を巻回す
るための巻線ボビンに関するものである。
るための巻線ボビンに関するものである。
従来から小型変圧器用巻線ボビンに導電性のピ
ンを立設し、このボビンに巻回した巻線の引出線
を巻回した後、ハンダ付けするようにして、この
ピンをプリント基板の孔に挿入し、ピンとプリン
ト基板をハンダ付けするようにしたものがある。
ンを立設し、このボビンに巻回した巻線の引出線
を巻回した後、ハンダ付けするようにして、この
ピンをプリント基板の孔に挿入し、ピンとプリン
ト基板をハンダ付けするようにしたものがある。
このような小型変圧器において使用される巻線
の直径は非常に細いのが一般であり、この巻線を
ピンに巻き付ける前に適度の余裕を持たせておか
ないと、ピンが曲つたり、或いはボビンに外力が
加わつたりしてピンに歪が加わつたような場合
に、巻線が引張られて断線故障を生ずる危険性が
あつた。
の直径は非常に細いのが一般であり、この巻線を
ピンに巻き付ける前に適度の余裕を持たせておか
ないと、ピンが曲つたり、或いはボビンに外力が
加わつたりしてピンに歪が加わつたような場合
に、巻線が引張られて断線故障を生ずる危険性が
あつた。
この引出線の断線故障は、ピンの根本で発生す
るのが殆んどで、これを防止するための手段とし
てピンの根本を接着剤で固める、巻線に別の線を
添えてハンダ付する。或いは巻線を数回折返して
撚り合せる等の対策がとられて来た。
るのが殆んどで、これを防止するための手段とし
てピンの根本を接着剤で固める、巻線に別の線を
添えてハンダ付する。或いは巻線を数回折返して
撚り合せる等の対策がとられて来た。
しかし、これ等の対策は、工程が増えたり、特
殊な機械設備を必要とする等の欠点がある。
殊な機械設備を必要とする等の欠点がある。
これを解決すべく、実公昭60−11622号公報に
おいて、ボビンの鍔部に、ピン端子を植立した突
部を形成し、ピン端子と突部とにかけて数回巻線
を巻回した後、巻線とピン端子をハンダ付した小
型変圧器が提案されている。
おいて、ボビンの鍔部に、ピン端子を植立した突
部を形成し、ピン端子と突部とにかけて数回巻線
を巻回した後、巻線とピン端子をハンダ付した小
型変圧器が提案されている。
この小型変圧器においては、ピン端子と突部に
巻かれた巻回数をnとした時、巻線の引出線に加
わる力Fを1/2nに減少させて、断線事故を防止
せんとするものである。
巻かれた巻回数をnとした時、巻線の引出線に加
わる力Fを1/2nに減少させて、断線事故を防止
せんとするものである。
しかしながら、ハンダ付けする以前において、
ピン端子が根本から曲げられると、それに伴つて
巻線部とピン端子との間の巻線はその長さが引き
伸ばされ、1/2nとなることはない。
ピン端子が根本から曲げられると、それに伴つて
巻線部とピン端子との間の巻線はその長さが引き
伸ばされ、1/2nとなることはない。
従つて、作業中にピン端子に外力が加わらない
ように注意しなければならなかつた。
ように注意しなければならなかつた。
又、1/2nに減少できるとは言え、ピン端子の
曲げによる外力の影響を零とすることはできなか
つた。
曲げによる外力の影響を零とすることはできなか
つた。
本考案は、従来の小型変圧器の前述の問題点を
解決し、ハンダ付け以前に外力がピン端子に加わ
つた時でも断線のおそれがなく、且つ外力の影響
を零とし、工程の増加や、特殊な機器を必要とし
ない小型変圧器用巻線ボビンを提供するもので、
その手段は、巻線を巻回する巻線部と、該巻線部
の少なくとも一側に設けられた複数の突鍔と、該
突鍔に立設された導電性のピンと、前記突鍔にお
いて前記ピンの両側に突設された突部とを備えた
巻線ボビンにして、前記巻線部に巻かれた巻線の
引出線を突鍔に導出して前記突部間に複数回巻回
し、この突部に巻回された巻線とピンとをハンダ
付けした小型変圧器用巻線ボビンによつてなされ
る。
解決し、ハンダ付け以前に外力がピン端子に加わ
つた時でも断線のおそれがなく、且つ外力の影響
を零とし、工程の増加や、特殊な機器を必要とし
ない小型変圧器用巻線ボビンを提供するもので、
その手段は、巻線を巻回する巻線部と、該巻線部
の少なくとも一側に設けられた複数の突鍔と、該
突鍔に立設された導電性のピンと、前記突鍔にお
いて前記ピンの両側に突設された突部とを備えた
巻線ボビンにして、前記巻線部に巻かれた巻線の
引出線を突鍔に導出して前記突部間に複数回巻回
し、この突部に巻回された巻線とピンとをハンダ
付けした小型変圧器用巻線ボビンによつてなされ
る。
本考案の変圧器用巻線ボビンは、巻線の引出線
はピンの両側の突部間に巻かれるので、ハンダ付
け以前にピンに外力が加わつても巻線には無関係
であり、巻線の断線が防止される。
はピンの両側の突部間に巻かれるので、ハンダ付
け以前にピンに外力が加わつても巻線には無関係
であり、巻線の断線が防止される。
そして、ハンダ付け後にピンの外力が加わり、
ピンが曲つても、突部が曲らない限り、巻線はピ
ンの曲りとは無関係に保たれ、張力が加わること
はないものである。
ピンが曲つても、突部が曲らない限り、巻線はピ
ンの曲りとは無関係に保たれ、張力が加わること
はないものである。
本考案の一実施例を、第1図〜第3図について
以下に説明する。
以下に説明する。
1は巻線ボビンで、2はその巻線部に巻かれた
巻線、3はこの巻線部の一側に壁状に突出してい
る複数の突鍔で、この突鍔3間には巻線2の引出
線である引出線5を導出する溝4が設けられてい
る。
巻線、3はこの巻線部の一側に壁状に突出してい
る複数の突鍔で、この突鍔3間には巻線2の引出
線である引出線5を導出する溝4が設けられてい
る。
尚、突鍔3は、巻線ボビン1の巻線部の一側に
限らず、両側等の複数側に設けてもよい。
限らず、両側等の複数側に設けてもよい。
この突鍔3の上面には突部7,8が、側面には
突部6が突設されると共に、突部7,8間には導
電性のピン9が植立されている。
突部6が突設されると共に、突部7,8間には導
電性のピン9が植立されている。
前記引出線5は溝4から導出されて突部6に至
り、突部6で90度折曲された後突部8と突部7間
に数回巻き付けられた後ピン9に巻き付けられ
る。
り、突部6で90度折曲された後突部8と突部7間
に数回巻き付けられた後ピン9に巻き付けられ
る。
このように、引出線5がピン9に巻き付けられ
るのは、ハンダ付けが行われる前に、突部7,8
から引出線5が解けるのを防止するためで、突部
6,7,8の何れかに巻き付けて、その解けるの
を防止してもよい。
るのは、ハンダ付けが行われる前に、突部7,8
から引出線5が解けるのを防止するためで、突部
6,7,8の何れかに巻き付けて、その解けるの
を防止してもよい。
そして、ピン9の部分で引出線5をハンダ付け
10することで、ピン9と引出線5の電気的な接
続が行われる。
10することで、ピン9と引出線5の電気的な接
続が行われる。
第4図は本考案の他の実施例を示すもので、こ
の実施例においては、前実施例の突部7が除かれ
て上面の突部8と側面の突部6が残されている。
の実施例においては、前実施例の突部7が除かれ
て上面の突部8と側面の突部6が残されている。
そして、引出線5は突部6,8間に90度曲げら
れるように巻き付けられているものである。
れるように巻き付けられているものである。
同様にして、側面の突部6が除かれ、引出線5
は突部7又は突部8に溝4から導かれた後、突部
7,8間に巻き付けてもよい。
は突部7又は突部8に溝4から導かれた後、突部
7,8間に巻き付けてもよい。
本考案は叙上のように、巻線部に巻かれた巻線
の引出線は、巻線部の一側に設けられた鍔部に導
かれて、鍔部に突設された突部に巻き付けられる
ものである。
の引出線は、巻線部の一側に設けられた鍔部に導
かれて、鍔部に突設された突部に巻き付けられる
ものである。
従つて、鍔部に立設されているピンに外力等が
加わつてピンが曲つても、巻線部から引出された
巻線の引出線は、ピンの曲りによつて引伸ばされ
ることがないから、ハンダ付け以前でも断線する
おそれはない。
加わつてピンが曲つても、巻線部から引出された
巻線の引出線は、ピンの曲りによつて引伸ばされ
ることがないから、ハンダ付け以前でも断線する
おそれはない。
そして、突部に巻かれた巻線は、ピン9の部分
でハンダ付けされることによつて、ピンと巻線と
は電気的に接続される。
でハンダ付けされることによつて、ピンと巻線と
は電気的に接続される。
このハンダ付け後も、ピンに外力が加わつてピ
ンが曲つた際、突部が曲らない限り巻線の引出端
部に引張り力が加わることがないので、断線故障
を生ずることがないものである。
ンが曲つた際、突部が曲らない限り巻線の引出端
部に引張り力が加わることがないので、断線故障
を生ずることがないものである。
そのため、巻線作業終了からハンダ付けまで、
及びハンダ付けが完了してプリント基板にピンを
挿入、ハンダ付けをする際の何れにおいても、ピ
ンの曲りによる断線故障は未然に防止でき、作業
中の注意を必要としなくなる。
及びハンダ付けが完了してプリント基板にピンを
挿入、ハンダ付けをする際の何れにおいても、ピ
ンの曲りによる断線故障は未然に防止でき、作業
中の注意を必要としなくなる。
更に、突部への巻線の引出線の巻き付けは、特
殊の巻線機を必要とせず、且つ巻線機の制御がし
易く、作業時間を短縮できる。
殊の巻線機を必要とせず、且つ巻線機の制御がし
易く、作業時間を短縮できる。
又、突部に巻いた巻線の引出線のハンダ付けは
通常のハンダ槽が使用できる等の効果を有するも
のである。
通常のハンダ槽が使用できる等の効果を有するも
のである。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は要部の斜面図、第2図と第3図は突
部に対する巻線の引出線の巻き付け状況を示す側
面図と断面図、第4図は他の実施例の要部の斜面
図である。 1……巻線ボビン、2……巻線、3……鍔部、
4……溝、5……引出線、6,7,8……突部、
9……ピン、10……ハンダ付。
で、第1図は要部の斜面図、第2図と第3図は突
部に対する巻線の引出線の巻き付け状況を示す側
面図と断面図、第4図は他の実施例の要部の斜面
図である。 1……巻線ボビン、2……巻線、3……鍔部、
4……溝、5……引出線、6,7,8……突部、
9……ピン、10……ハンダ付。
Claims (1)
- 巻線を巻回する巻線部と、該巻線部の少くとも
一側に設けられた複数の突鍔と、該突鍔に立設さ
れた導電性のピンと、前記突鍔において前記ピン
の両側に突設された突部とを備えた巻線ボビンに
して、前記巻線部に巻かれた巻線の引出線を突鍔
に導出して前記突部間に複数回巻回し、この突部
に巻回された巻線の引出線とピンとをハンダ付け
したことを特徴とする小型変圧器用巻線ボビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6423086U JPH0343701Y2 (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6423086U JPH0343701Y2 (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62177017U JPS62177017U (ja) | 1987-11-10 |
JPH0343701Y2 true JPH0343701Y2 (ja) | 1991-09-12 |
Family
ID=30900197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6423086U Expired JPH0343701Y2 (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0343701Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0680619B2 (ja) * | 1988-04-20 | 1994-10-12 | 彌平 宮澤 | コイル製造方法 |
JP4807793B2 (ja) * | 2006-12-26 | 2011-11-02 | Fdk株式会社 | 薄型トランス |
JP5273593B2 (ja) * | 2010-04-02 | 2013-08-28 | Tdk株式会社 | コイル部品 |
JP5273594B2 (ja) * | 2010-04-07 | 2013-08-28 | Tdk株式会社 | コイル部品 |
-
1986
- 1986-04-30 JP JP6423086U patent/JPH0343701Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62177017U (ja) | 1987-11-10 |
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