JPH0244499Y2 - - Google Patents

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JPH0244499Y2
JPH0244499Y2 JP11069285U JP11069285U JPH0244499Y2 JP H0244499 Y2 JPH0244499 Y2 JP H0244499Y2 JP 11069285 U JP11069285 U JP 11069285U JP 11069285 U JP11069285 U JP 11069285U JP H0244499 Y2 JPH0244499 Y2 JP H0244499Y2
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JP
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pin terminal
protrusion
wire
coil
flange
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JP11069285U
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JPS6219721U (ja
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は民生用の電気機器に用いられるトラン
スに関する。
(従来の技術) 小型のピン端子タイプのトランスにおいてはコ
ル素線として細線を使用しているため、その引出
線が断線しやすいという問題点があつた。
このため、実願昭52−156952号(実公昭60−
11622号)に示されるように、ピン端子の根元部
近傍に突部を形成し、この突部にコイルの引出線
を先ず引掛けてからピン端子の根元部と突部との
間に数回かけ回して引出線を絡げ付けるようにし
てその断線の防止を図つたものがある。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記先行例では、突部がピン端
子から若干離れており、その間に引出線をかけ回
すようになつているため、断線事故を完全に無く
すことはできなかつた。
また、上記構成に加え突部はピン端子植立面と
同一面に形成されておらず、しかも最初に突部に
引出線を引掛ける必要があるため、引出線のかけ
回しが煩雑で自動化に適さないという欠点があつ
た。
更に、ピン端子は単にフランジに植設されてい
るだけでピン端子の補強手段が講じられていない
ため、外力に対しピン端子が曲がつてしまうおそ
れがあり、この曲がりによる断線も低率であるが
発生していた。
(考案の目的) 本考案は上記の点に鑑み提案されたもので、そ
の目的とするところは、ピン端子に隣接して突部
を形成することにより、引出線の断線をより確実
に防止し得、かつ引出線の絡げ付作業が容易で自
動化に適すると共に、ピン端子の強度をも向上せ
しめたトランスを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 以下、図面に沿つて本考案を説明する。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示す
もので、図中1は合成樹脂製のコイルボビンで、
このコイルボビン1は、中空状の胴部2と、この
胴部2の両端部にそれぞれ形成されたフランジ
3,4とを備え、かつ一方のフランジ3の側部に
は肉厚部3aが形成されている。そして、この肉
厚部3aの上面には複数本のピン端子5が間隔を
おいて植設され、かつこのピン端子5の根元部に
隣接して突部3bが形成されている。すなわち、
突部3bはピン端子5が植設された同一のフラン
ジ面に形成され、その形状は例えば断面矩形状を
なしピン端子5の断面より若干大に形成され、か
つピン端子5に対し内側位置(胴部2寄り)に隣
接して形成されているが、その形状、位置はこの
実施例の態様にのみ限定されるものではない。
組立てにあたつては巻線機を介し胴部2にコイ
ル6を巻装し、このコイル6の引出線6aをフラ
ンジ端面におけるピン端子5の近傍に形成された
切込み3cを介し外部に引き出し、かつ図示の実
施例においては引出線6aを先ず突部3bに引掛
けてその外周を引き回してからピン端子5の根元
部に案内し、更にこの引出線6aをこのピン端子
5の根元部ないし突部3bの外周に数回絡げ付け
た後、半田浴槽に浸漬して半田付けすれば良い。
この場合、突部3bはピン端子5の根元部に隣
接しているので、ピン端子5に引出線6aを絡げ
付ける際に突部3bにも同時に絡げ付けてしまう
ことができ、しかも絡げ付ける動作は第3図に示
すように略円運動であるため、引出線6aの絡げ
付け作業がしやすく容易に自動化し得る。また、
突部3bはピン端子5から離れていないため、引
出線6aはピン端子5の根元部および突部3bの
外周上を数回にわたつてきつちりと絡げ付けるこ
とができるので、断線を確実に防止し得る。ま
た、ピン端子5が突部3bと一体的に引出線6a
を介し絡げ付けられており、しかも突部3bが支
えとなるため、少なくとも突部3bの方向に対す
る外力に対してピン端子5の強度が向上し容易に
曲がることはない。
なお、突部3bを外側に形成した場合には引出
線6aをかけ回す際に必ずしも突部3bに引掛け
てから絡げ付ける必要はない。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、フランジの側部
に肉厚部を形成し、該肉厚部にピン端子を植立し
たコイルボビンを備えるトランスにおいて、前記
ピン端子に隣接して突部を形成すると共に、コイ
ルからの引出線を前記突部とピン端子の根元にか
け回して絡げて構成したから、 (イ) 引出線の断線を確実に防止し得る。
(ロ) 引出線の絡げ付け作業が容易であり自動化に
適する。
(ハ) ピン端子の強度が向上する。
等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかるトランスの
正面図、第2図は同上の平面図、第3図は第2図
中A−A′断面図、第4図は第3図中B−B′線断
面図である。 1……コイルボビン、3,4……フランジ、3
a……肉厚部、3b……突部、3c……切込み、
5……ピン端子、6a……引出線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フランジの側部に肉厚部を形成し、該肉厚部に
    ピン端子を植立したコイルボビンを備えるトラン
    スにおいて、前記ピン端子に隣接して突部を形成
    すると共に、コイルからの引出線を前記突部とピ
    ン端子の根元にかけ回して絡げたことを特徴とす
    るトランス。
JP11069285U 1985-07-18 1985-07-18 Expired JPH0244499Y2 (ja)

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JP11069285U JPH0244499Y2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18

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JP11069285U JPH0244499Y2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18

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JPS6219721U JPS6219721U (ja) 1987-02-05
JPH0244499Y2 true JPH0244499Y2 (ja) 1990-11-27

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0338812Y2 (ja) * 1985-09-13 1991-08-15
JP4737621B2 (ja) * 2006-01-30 2011-08-03 Fdk株式会社 巻線部品

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Publication number Publication date
JPS6219721U (ja) 1987-02-05

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