JPH0648810Y2 - コイル用ボビン - Google Patents

コイル用ボビン

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JPH0648810Y2
JPH0648810Y2 JP1987191805U JP19180587U JPH0648810Y2 JP H0648810 Y2 JPH0648810 Y2 JP H0648810Y2 JP 1987191805 U JP1987191805 U JP 1987191805U JP 19180587 U JP19180587 U JP 19180587U JP H0648810 Y2 JPH0648810 Y2 JP H0648810Y2
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JP
Japan
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winding
core
lead
coil
bobbin
Prior art date
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Application number
JP1987191805U
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JPH0197520U (ja
Inventor
田中  誠
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔分野の概略〕 本考案は、ポット型コアを使用し巻線してトランスを構
成する時に使用するコイル用ボビンに関するものであ
る。
〔従来技術の内容と問題点〕
従来ポット型コア用のコイル用ボビンに於ては、巻線の
リード線引き出し部に於て、ポット型コア(以下コアと
称す)挿入時にコアの線出し溝と巻線との接触によりリ
ード線表面の絶縁被膜に傷を生じさせ、コアと巻線との
間で時として電気絶縁耐圧の不良が発生していた。この
為従来は巻線後リード線引き出し部を、コアの線出し溝
に接触しない形状に成形するか、巻線のリード線引き出
し部を絶縁チューブに挿入して、巻線のリード線引き出
し部とポット型コアの線出し溝の部分が接触しないよう
にし絶縁を確保するような構成としていたが、加工費や
資材費がかさむ等という問題があった。
〔考案の目的〕
本考案は、これらの欠点を除去するため、コイル用ボビ
ンの鍔の間に巻回した巻線のリード線引き出し部をコア
の線出し溝から引き出すのに、巻線のリード線引き出し
部がコアに接触しないように巻線のリード線引き出し部
を保護するために、鍔面に平行な方向にひろがる可撓性
のある板状突起をピン端子を植設してある端子台とボビ
ンの鍔との間の接続部分に取りつけ、ポット型コアに巻
線を施したコイル用ボビンを組込んで巻線のリード線引
き出し部をコアの線出し溝から引き出す際に、前記可撓
性のある板状突起をコアの線出し溝内で変形して断面U
字形の樋状に形成し、コイル用ボビンの巻枠に巻回され
た巻線の、巻線のリード線引き出し部がコアの線出し溝
からピン端子へ引き出される時、巻線のリード線引き出
し部はコアの線出し溝の部分で樋状に形成された前記板
状突起内を通して引き出されるので、巻線のリード線引
き出し部と線出し溝の部分で生じていたコアとの接触を
確実に防止し、巻線のリード線引き出し部とコアとの間
の絶縁耐圧不良のない、かつ巻線を施したコイル用ボビ
ンとコアとの組立ても容易に行えるコイル用ボビンを提
供することを目的とする。
〔考案の構成〕
本考案は、内部にポット型コアの中央磁脚を組み込み、
外周に巻線を巻回する巻枠に取りつけた両端の鍔の一方
の鍔の外周に、鍔と一体にピン端子を植設した端子台を
有するコイル用ボビンにおいて、鍔と端子台との間の接
続部分に鍔面に平行方向にのびる薄厚で可撓性を有し、
コアの線出し溝内で断面U字形に樋状となる板状突起を
コイル用ボビン成型時に一体成型により設けるよう構成
したもので、本考案によるコイル用ボビンに巻線を施し
ポット型コアを組み込んで、巻線のリード線引き出し部
をコアの線出し溝から引き出す時に、コアの線出し溝内
を通る巻線のリード線引き出し部とコアとの間に板状突
起により樋状に隔離板にして、樋状に形成された板状突
起の間を通すことにより、リード線の引き出し部はコア
に接触することなく容易にピン端子に接続出来、絶縁耐
圧不良の発生を確実に防止出来るポット型コアに用いる
コイル用ボビンを構成する。
〔実施例による説明〕
本考案の実施例を図面に用い説明する。
図−1は、本考案によるコイル用ボビンが樹脂成型時に
一体成形により作られた形状を示す斜視図であり、図−
2は、図−1の側面図を示す。
従来構造のコイル用ボビンの形状を示す図−6に対し本
考案のコイル用ボビンは、ポット型コアの中央磁脚を組
込み外周に巻線を巻回する巻枠1の取り付けてある巻枠
両端の鍔の一方の鍔7の外周に、鍔と一体にピン端子3
を植設した端子台2が設けてあるとともに、鍔7と端子
台2との間の接続部分の両側に、鍔面に平行方向にのび
る薄厚の可撓性を有し、巻枠1に巻線を施す時は鍔7の
面に平行であるので巻線を施すのに支障を生ずることな
く容易で、かつコアに組合せたときコアの線出し溝内で
断面U字形で樋状となる板状突起4を設けた構造として
あり、図1ないし図4に示すように、板状突起4は薄厚
の形状で、コアに組込まれない時は鍔7と端子台2との
間の接続部分の両側方向に鍔7と平行な同一面に開いた
形状となっている。
図−3は本考案によるコイル用ボビンの中心線の一方の
平面図を示すが、板状突起4と鍔7と端子台2との間の
接続部分との境界の破線で示す部分からコイル用ボビン
をコアに組み込む時にコアの線出し溝内で、図−4の側
面図に示すように薄厚で可撓性を有する板状突起は巻枠
1の方向に両側より対向して鍔面にほぼ直角に折れ曲が
り、本願考案のコイル用ボビンの巻枠に巻線を施してコ
アに組込んだ時板状突起4は鍔7と端子台2の接続部分
のコアの線出し溝に当接する部分に樋状の溝を形成す
る。
図−5は本考案のコイル用ボビンの巻枠に巻線を巻回し
ポット型コアに組み込んだ斜視図を示すが、コアをコイ
ル用ボビンのピン端子側から組込むことにより板状突起
4はポット型コア5の線出し溝8内で鍔7と端子台2の
間に樋状の溝を形成するので、コイル用ボビンの巻枠に
巻回された巻線のリード線引き出し部6を樋状になった
板状突起4の間を通し端子台2のピン端子3へ引き出し
接続出来る。
従って、ポット型コア5の線出し溝8の部分で巻線のリ
ード線引き出し部6はコアと接触することがないので、
巻線のリード線引き出し部の電気絶縁皮膜にコアとの接
触による損傷を生ずるおそれが全くなく、本考案のコイ
ル用ボビンを用いることにより、ポット型コアとコイル
用ボビンに巻回された巻線のリード線引き出し部との間
の電気絶縁特性が完全に確保出来るようになった。
なお本考案のコイル用ボビンの樹脂成型材には通常用い
られている例えばナイロン等を用いればよい。
〔考案の効果〕
以上述べた様に、本考案による鍔と端子台との接続部分
の両側に、鍔面に平行な同一面で薄厚の可撓性を有する
板状突起を有するコイル用ボビンとすることにより、巻
線を巻回したコイル用ボビンをポット型コアに組込んだ
時、コイル用ボビンの板状突起はコアの線出し溝部分で
巻線のリード線引き出し部を包み隔離板となる樋状に形
成されるので、コアと巻線のリード線引き出し部との間
の接触を完全に防止し、コアと巻線のリード線引き出し
部と、コアを介しての巻線のリード線引き出し部の間を
確実に電気絶縁出来るポット型コアのコイル用ボビンの
提供が可能となった。
なお本願考案のコイル用ボヒンは、ポット型コアと組合
せる時は板状突起はコアの線出し溝の部分に樋状に形状
を変え、巻線のリード線引き出し部を通す際の電気絶縁
を確実にする隔離板を形成して巻線のリード線引き出し
部を包むような形状となり、一方巻枠に巻線を巻回する
時は板状突起は鍔面方向に平行に伸びた形状になってい
るので巻線作業に支障を生ずることがないと云う効果も
有ります。
【図面の簡単な説明】 図−1.本考案によるコイル用ボビンの外観斜視図。 図−2.本考案によるコイル用ボビンの側面図。 図−3.本考案のコイル用ボビンの平面図。 (1/2を示す) 図−4.本考案のコイル用ボビンに於ける板状突起を樋状
に立上げた時の側面図。 (1/2を示す) 図−5.本考案によるコイル用ボビンをコアに組込んだ外
観斜視図。 図−6.従来のポット型コアの、コイル用ボビンを示す斜
視図。 図−7.従来のポット型コアの、コイル用ボビンの側面
図。 1……巻枠。 2……端子台。 3……ピン端子。 4……板状突起。 5……ポット型コア。 6……巻線のリード線引き出し部。 7……鍔。 8……線出し溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポット型コアと組合せ使用する外周に巻線
    を巻回する巻枠に取りつけた両端の鍔の一方の鍔の外周
    に鍔と一体にピン端子を植設した端子台を有するコイル
    用ボビンにおいて、鍔と端子台との間の接続部分の両側
    に鍔面に平行な面方向にのびる薄厚で可撓性を有しポッ
    ト型コアの線出し溝内で樋状となる板状突起を設けてな
    ることを特徴とするコイル用ボビン。
JP1987191805U 1987-12-17 1987-12-17 コイル用ボビン Expired - Lifetime JPH0648810Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987191805U JPH0648810Y2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17 コイル用ボビン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987191805U JPH0648810Y2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17 コイル用ボビン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0197520U JPH0197520U (ja) 1989-06-29
JPH0648810Y2 true JPH0648810Y2 (ja) 1994-12-12

Family

ID=31482697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987191805U Expired - Lifetime JPH0648810Y2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17 コイル用ボビン

Country Status (1)

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JP (1) JPH0648810Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59132603U (ja) * 1983-02-25 1984-09-05 東京軽電機株式会社 トランスボビン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0197520U (ja) 1989-06-29

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