JPH0737293Y2 - トランスボビンの連結構造 - Google Patents

トランスボビンの連結構造

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JPH0737293Y2
JPH0737293Y2 JP10512089U JP10512089U JPH0737293Y2 JP H0737293 Y2 JPH0737293 Y2 JP H0737293Y2 JP 10512089 U JP10512089 U JP 10512089U JP 10512089 U JP10512089 U JP 10512089U JP H0737293 Y2 JPH0737293 Y2 JP H0737293Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
trans
hook
bobbins
trans bobbin
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Application number
JP10512089U
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JPH0343718U (ja
Inventor
登喜夫 飯島
雅則 浅川
Original Assignee
東洋通信機株式会社
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Publication date
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばトランスボビンの連結構造に関し、よ
り詳細には、通信機等に使用する高耐圧用トランスボビ
ンを連結した際に隣接するボビンのコイル間における絶
縁性を高めた連結構造に関する。
(従来の技術) 従来のトランスボビンとしては、例えば第4図(a)及
び第4図(b)に示すように、コア101の長辺を挿通し
た長手方向へ伸びる挿通孔102と、コア101回りに1次コ
イル103及び2次コイル104を巻き回すための凹部105
と、凹部105の軸方向両端部に設けられ1次コイル103及
び2次コイル104の両縁部を覆う鍔部106とを備えるもの
があった。
ところで、このようなトランスボビンを連結する際に
は、高湿度の雰囲気や不慮の侵水により隣接するトラン
スボビン間に水分が侵入してショートすることを防止す
るため、トランスボビン間の距離をある程度長く設定し
たり、ボビン連結部に特殊な絶縁処理を行なうことによ
りトランスボビン間の絶縁耐圧を向上する必要があっ
た。また、トランスボビンの連結はボビン本体から突出
するコア101の端部をコ字状ばね107等により挟んで固定
していた。
しかしながら、このような従来のトランスボビンの連結
構造にあっては、ボビン間の離間を長くすると装置の小
型化の要請に反し、またボビン連結部に絶縁処理を行な
うことは作業が煩雑で且つ高価になるという欠陥もあっ
た。また、ばね107等による連結は、専用の連結装置が
必要であって煩雑且つ高価であるばかりか、保守点検時
の取り外しが困難である。
(考案の目的) 本考案は、上述した如き欠陥に着目してなされたもので
あって、簡単な構成でありながら容易に連結でき、隣接
するトランスボビン間の沿面距離を長く確保することが
でき、しかも装置全体の小型化を図ることができるトラ
ンスボビンの連結構造の提供を目的とする。
(考案の概要) 上記目的を達成するため、本考案においては以下の如き
構成をとる。
即ち、鍔部の外側に長手方向のフランジを形成し、この
フランジ外方に他のトランスボビンを連結するためのホ
ックを設けるとともに、このホックの内側にフィン部を
立設することにより連結したトランスボビンのコイル間
の沿面距離を長くするよう構成した。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図(a),(b)及び第2図は本考案に係るトラン
スボビンの一実施例を示す図であって、トランスボビン
1は、コア2を挿通する軸方向方向(第1図及び第2図
中で左右方向)へ貫通した挿通孔3と、1次コイル4及
び2次コイル5を両者間にマイラーシート等の絶縁シー
ト6を介してコア2回りに巻き回すための凹部7と、長
手方向両端部に設けられ1次コイル4及び2次コイル5
の両縁部を覆う矩型の鍔部8と、この鍔部8から下方に
立設した端子9とを備え、プリント基板10上に取り付け
ること従来と同様である。
さらに、鍔部8の下部(第2図中で下方)外方の一側
(第1図中で上側)にホックインナ12を設け、他側(同
図中で下側)にホックアウタ13を設けることにより他の
トランスボビン1を連結するためのホックを構成すると
ともに、このホックインナ12及びホックアウタ13の内側
にフィン部14,15をそれぞれ立設する。
この際、例えばホックインナ側のフィン部14の位置をホ
ックアウタ13側のフィン部15の位置より内側に設定する
ことによりフィン部14,15を交互に配設して隣接するト
ランスボビン1のコイル4,5間の沿面距離をさらに長く
する。
また、各鍔部8の各内側面には1次コイル4の巻き厚さ
と同様の高さを有する段部16を形成すると共に、この段
部16との間で絶縁シート6の端部を挟み込む第3図に示
すような分割したモールド樹脂等よりなる一対のコの字
状リング17を設け、このリング17にはリング17同士を嵌
着する係止段部18,18を相互に形成する。
今、ボビン凹部7に1次コイル4を巻き回してその上に
絶縁シート6を巻いた後、リング17を段部16に対し外側
から絶縁シートを挟み込みつつ段部18,18を嵌着した
後、ホックアウタ13を他のトランスボビン1のホックイ
ンナ12に嵌着する。
この結果、トランスボビン1と他のトランスボビン1と
の間における沿面距離が交互に配設したフィン部14及び
これと対向する他のトランスボビンのフィン部15により
長くなるため、ボビン間に水分が侵入することを抑える
ことができトランスボビン1間の絶縁耐圧を大きくする
ことができる。また、トランスボビン1の連結が人手に
よりホックインナ12及びホックアウタ13を嵌着するだけ
で行なうことができ、従来のように専用の装置を用いる
ことがなく、また保守点検時等においてトランスボビン
1の取り外しも容易である。
従って、この実施例によれば、従来のようにボビン1,1
間の距離を長くするものではなくこの長さはホック12,1
3の高さと一致するため装置の小型化が図れ、またボビ
ン1,1連結部に特殊な絶縁処理を行なうものではないた
めコストダウンを図ることもできる。
さらに、この実施例では段部16の高さを1次コイル4の
巻き厚さと同様な高さとしたため、1次コイル4と2次
コイル5との間の絶縁品質を一定に保持することができ
ばら付きが生じることはない。
なお、この考案は、上記実施例のものに限定されず、例
えばフィン部14,15はホック12.13の外側に設けてもよい
し、内側及び外側の両方に設けてもよい。また、トラン
スボビン1の形状は円筒状であっても同様な効果を得る
ことができる。
また、フィン部14,15は1つのトランスボビン1に対し
て複数であってもよく、この場合隣接するトランスボビ
ン1,1間に交互に配設することは勿論であり、さらに沿
面距離を長くすることができる上で著しい効果がある。
さらに、段部16とリング17の嵌着面との一方に全周の凹
部を形成し、他方にこの凹部と嵌着可能な凸部を形成
し、この凹部及び凸部間に絶縁シートを介在すれば1つ
のトランスボビン1における1次コイルと2次コイルと
の間の沿面距離が長くなるためその絶縁耐圧を大きくす
ることができる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、ホックを設け
ただけの簡単な構成によりトランスボビンを連結できる
ため人手により容易に行なうことができ、フィン部によ
り隣接するトランスボビン間の沿面距離を長く確保する
ことができるため、装置全体の小型化及びコストダウン
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図(a)はこの考案に係るトランスボビンの連結構
造の一実施例の平面図、第1図(b)は第1図(a)の
連結部の拡大説明図、第1図(c)は端面図、第2図は
第1図の正面図、第3図は第1図のリングの斜視図、第
4図(a)は従来の平面図、第4図(b)は第4図
(a)の側面図である。 1……トランスボビン、2……コア、3……挿通孔、4
……1次コイル、5……2次コイル、7……凹部、8…
…鍔部、12……ホックインナ(ホック)、13……ホック
アウタ(ホック)、14……フィン部、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアを挿通する軸方向へ伸びる挿通孔と、
    前記コア回りにコイルを巻き回すための凹部と、該凹部
    の軸方向両端部に設けられ前記コイルの両縁部を覆う鍔
    部とを備えたトランスボビンの連結構造であって、前記
    鍔部の外周面に他のトランスボビンを連結するためのホ
    ックを設けるとともに、フィン部を立設して隣接するト
    ランスボビンのコイル間の沿面距離を長くしたことを特
    徴とするトランスボビンの連結構造。
JP10512089U 1989-09-06 1989-09-06 トランスボビンの連結構造 Expired - Lifetime JPH0737293Y2 (ja)

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JPH0343718U JPH0343718U (ja) 1991-04-24
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JP4292272B2 (ja) * 2003-07-24 2009-07-08 新世代株式会社 マットスイッチ及び情報処理システム

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