JPH0351937Y2 - - Google Patents

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JPH0351937Y2
JPH0351937Y2 JP221288U JP221288U JPH0351937Y2 JP H0351937 Y2 JPH0351937 Y2 JP H0351937Y2 JP 221288 U JP221288 U JP 221288U JP 221288 U JP221288 U JP 221288U JP H0351937 Y2 JPH0351937 Y2 JP H0351937Y2
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JP
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winding
insulator
coil bobbin
winding core
insulating tape
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  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔分野の概要〕 本考案は、コイルボビンの筒状巻芯と鍔の接合
部とを取り巻くように装着でき、一体成形された
絶縁物に外方に張り出した突出部を設け、コイル
ボビンの巻芯に、巻線の引き出し線の固定を可能
とした絶縁物に関するものであり、電気安全規格
対応の電源トランスに使用するものである。
〔従来技術の内容と問題点〕
従来電気安全規格対応の電源トランスにおいて
は、電気絶縁特性を確保するため、1次巻線と2
次巻線との間で、いわゆる沿面距離を必要とする
場合、第3図に示すように、巻芯31と上鍔3
2,34、及び下鍔33の接合部に所定幅の寸法
Aの絶縁テープ、または一体成形された絶縁物3
4を装着し、1次巻線1を巻回した後、巻枠と同
じ幅寸法の絶縁テープ35を巻付け、後2次巻線
2を巻回していた。この様な場合、沿面距離は絶
縁物34の幅Aと、絶縁テープ35の厚みBを加
えた距離により確保される。
従来構造によるコイルボビンでは、巻芯の両端
に絶縁物を設け、その間に巻線を巻回している
が、この巻線が奇数の層数で巻回される場合(例
えば1層の場合)、巻始めの鍔と反対側の鍔で巻
線が完了し、巻始め鍔に巻線を戻す必要がある。
この場合、巻線を一担絶縁テープにより固定し、
巻始め鍔に引き戻されるため作業が複雑であり、
工程の自動化が難しく、自動化装置は複雑な構造
となり、単位加工時間が長いので、製造原価が高
くなると云う問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、巻芯の両端に設けられた絶縁物の外
側に、外方向に向けて突出部を設け、奇数の層数
からなる巻線の巻終わり引き出し線を、前記突出
部にからげ回して、巻線を巻始め方向へ引き出す
ことを特徴とする、突出部を設けた絶縁物によ
り、絶縁テープによる巻線の固定を行うことな
く、巻線の引き出しができ、絶縁距離が確保で
き、巻線し易いコイルボビンを提供することを目
的とする。
〔考案の構成〕
本考案は、絶縁物からなる筒状の巻芯の上下両
端部に、外方に張り出した鍔を設けたコイルボビ
ンにおいて、前記鍔の接合部に接し、巻芯を取り
巻くように装着できる一体成形された絶縁物を取
り付け、かつ、絶縁物の外周に、外方に張り出し
た複数個の突出部を設け、突出部により巻芯に巻
回される巻線の引き出し線を、固定できるように
構成したコイルボビンである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案のコイルボビンの構造を示し、
絶縁物の外観図、及びコイルボビンに装着した斜
視図である。第2図は、巻線の引き出し状態を示
した正面図である。
第1図において、巻芯11と上鍔12の接合部
の外周を取り巻くように、絶縁物14が装着され
ている。絶縁物は、軟質の電気絶縁特性を持つ樹
脂により作られており、容易に巻芯に取り付けら
れ、絶縁物の外側には、外方に向けて等間隔に複
数の突出部15が形成されており、第2図に示さ
れるように、コイルボビンの下鍔23の引き出し
溝26を通して巻始められた巻線は、上鍔22側
で規定の巻数を完了し、突出部25を回して下鍔
23の引き出し溝26を通し引き出される。
このようなコイルボビンの構造とすることによ
り、自動化による巻線から端子処理までの一連の
工程が容易に行なえる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように本考案によれば、絶縁物
の外側に外方に向けて形成された突出部により、
絶縁テープを使用した巻線の固定を削除でき、単
純な自動化設備により、短時間での加工が可能と
なり、製造原価を下げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示すコイルボビン
の外観斜視図。第2図は、巻線の引き出し状態を
示す正面図。第3図は、電源トランスの正面断面
図である。 1……1次巻線、2……2次巻線、11,2
1,31……巻芯、12,22,32……上鍔、
13,23,33……下鍔、14,24,34…
…絶縁物、15,25……突出部、16,26…
…引き出し溝、35……絶縁テープ、37……鉄
心、A……絶縁物の幅、B……絶縁テープの厚
さ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁物からなる筒状の巻芯の上下両端部に、外
    方に張り出した鍔を設けたコイルボビンにおい
    て、前記鍔の接合部に接し、巻芯を取り巻くよう
    に装着できる一体成形された絶縁物を取り付け、
    かつ、絶縁物の外周に、外方に張り出した複数個
    の突出部を設けた構造としたことを特徴とするコ
    イルボビン。
JP221288U 1988-01-11 1988-01-11 Expired JPH0351937Y2 (ja)

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JP221288U JPH0351937Y2 (ja) 1988-01-11 1988-01-11

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JP221288U JPH0351937Y2 (ja) 1988-01-11 1988-01-11

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JPH01107116U JPH01107116U (ja) 1989-07-19
JPH0351937Y2 true JPH0351937Y2 (ja) 1991-11-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0810170Y2 (ja) * 1991-03-12 1996-03-27 スタンレー電気株式会社 コイルボビン
JP2540675Y2 (ja) * 1992-12-16 1997-07-09 株式会社 タムラ製作所 コイルボビン
JP5100420B2 (ja) * 2008-01-30 2012-12-19 株式会社キジマ 小型巻線部品
JP6795757B2 (ja) * 2016-08-10 2020-12-02 レシップホールディングス株式会社 コイルボビンおよびそれを備えたトランス

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JPH01107116U (ja) 1989-07-19

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