JPH0528738Y2 - - Google Patents

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JPH0528738Y2
JPH0528738Y2 JP1988093580U JP9358088U JPH0528738Y2 JP H0528738 Y2 JPH0528738 Y2 JP H0528738Y2 JP 1988093580 U JP1988093580 U JP 1988093580U JP 9358088 U JP9358088 U JP 9358088U JP H0528738 Y2 JPH0528738 Y2 JP H0528738Y2
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winding
lead wire
pin
terminal
lead
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、巻線処理をスムーズにできるインダ
クタンス素子用ピン端子付巻枠の構造に関する。
〔従来の技術〕
第3図及び第4図は従来のピン端子付巻枠を示
す。電気絶縁材よりなる筒状巻芯1の左右両端部
に、巻線7位置決め段差部9,10と外方に張り
出した鍔2,2′とを設けている。さらに鍔2,
2′には、下方に対向辺に沿つて、複数個のピン
端子6を植設すると共に、これらピン端子6の内
側にピン端子6にリード線を引き出すリード線引
き出しみぞ5を設けている。
この巻枠に巻線7を施し、そのリード線71を
リード線引き出しみぞ5にリードがけ凸部11で
引かけて通し、植設されたピン端子6にカラゲ
る。カラゲ部分を記号8で示した。巻線部は、鍔
2,2′の内側いつぱいに絶縁テープで絶縁処理
し、その後リード線カラゲ部を半田付する。次に
左右からI,EまたはU字状コアを巻芯1の中心
孔4に通し、テープホルダーまたは接着剤によつ
て固定する。こうしてインダクタンス素子が組立
られる。
〔考案が解決しようとする課題〕
この構造の巻枠の場合、リード線71をリード
線引き出しみぞ5にリードがけ凸部11で引かけ
て通すため、その後の絶縁テープでの絶縁処理で
テープ面が凸部11ででこぼこになり、テープず
れ及び鍔2,2′とのすきまができ安全規格での
沿面距離に問題がでてくる欠点があつた。
それ故に本考案の課題は、テープずれ及び沿面
距離の問題をなくしたピン端子付巻枠を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、絶縁材料よりなる筒状巻芯の
左右両端部に外方に張り出した鍔と該鍔よりも内
側に置かれる巻線位置決め段差部とを設け、該両
方の鍔には、下方に対向辺に沿つて複数個のピン
端子を植設すると共に、これらピン端子の内側に
該ピン端子に対してリード線を引き出すリード線
引き出し溝を設けてなり、且つ巻線位置決め段差
部は、リード線をリード線引き出し溝に対して案
内できるように、鍔の延在方向に対して垂直に延
在するように筒状巻芯の一面にて該鍔に一体的に
設けられてなる端子側部分と、該端子側部分とは
別個に筒状巻芯の側面にて該鍔に一体的に設けら
れてなる側面側部分とに分けられるピン端子付巻
枠において、位置決め段差部のピン端子側部分の
高さは、巻線終りのリード線を引つ掛けられるよ
うに、リード線引き出し溝の高さよりも突出され
ているピン端子付巻枠が得られる。
[実施例] 以下に実施例を挙げ、本考案のピン端子付巻枠
について、図面を参照して詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例によるピン端子付
巻枠の下方向からみた斜視図、第2図は同じく断
面図を示す。
このピン端子付巻枠は、絶縁材料よりなる筒状
巻芯1の左右両端部に対し、外方に張り出した鍔
2,2′と、これらの鍔2,2′よりも内側に置か
れる巻線位置決め段差部9,10′とを設けてい
る。又、両方の鍔2,2′には、下方に対向辺に
沿つて複数個のピン端子6を植設すると共に、こ
れらピン端子6の相互内側間には、ピン端子6自
体に対してリード線71′を引き出すためのリー
ド線引き出し溝5が設けられている。
巻線位置決め段差部9,10′は、リード線7
1′をリード線引き出し溝5に対して案内できる
ように、鍔2,2′の延在方向に対して垂直に延
在するように、筒状巻芯1の一面にて鍔2,2′
にそれぞれ一体的に設けられた端子側部分のもの
10′と、この端子側部分のもの10′とは別個に
筒状巻芯1の側面にて鍔2,2′にそれぞれ一体
的に設けられてなる側面側部分のもの9とに分け
られる。
これら位置決め段差部9,10′のうちのピン
端子側部分10′の高さは、巻線終りのリード線
71′を引つ掛けられるように、リード線引き出
し溝5の高さよりも突出されている。
即ち、ここでは第3図で説明した位置決め段差
部10に凸部11を設ける代わり、位置決め段差
部10′の高さをこの凸部11の高さと同等(B
=B′)にしている。
この巻枠に巻線7′を施しそのリード線71′を
リード線引き出し溝5に通し、植設されたピン端
子6にカラゲる。カラゲ部分を記号8′で示す。
巻線部は鍔2,2′の内側いつぱいに絶縁テープ
で絶縁処理し、その後、リード線カラゲ部8′を
半田付する。次に左右からI,EまたはU字状コ
アを巻芯1の中心孔4に通しテープ・ホルダーま
たは接着剤によつて固定する。こうしてインダク
タンス素子が組立られる。
このピン端子付巻枠によると、巻線位置決め段
差部のうちの筒状巻芯の一面にて鍔に一体的に設
けられた端子側部分のものの高さが巻線終りのリ
ード線を引つ掛けられるように、リード線引き出
し溝の高さよりも突出されているので、巻線処理
を安全に実行できかつスムーズに組立られるた
め、インダクタンス素子の提供に関して有利であ
る。
〔考案の効果〕
以上実施例を用いて説明したように、本考案に
よれば、テープずれ及び沿面距離の問題をなくし
たピン端子付巻枠を提供することができる。即
ち、このピン端子付巻枠を用いれば巻線処理にお
ける巻き上がりが整然とするため、その後の巻線
部に対する絶縁テープを用いての絶縁処理を凹凸
なく規格通りに行い得る。結果として、このピン
端子付巻枠を使用したインダクタンス素子は、絶
縁テープのずれ防止や鍔部間の沿面距離における
隙間防止が図られ、正確且つ一様に規格基準を満
たす優れた製品を量産できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるピン端子付巻
枠の下方向からみた斜視図、第2図は第1図のピ
ン端子付巻枠の断面図、第3図は、従来のピン端
子付巻枠の一例の下方向からみた斜視図、第4図
は第3図のピン端子付巻枠の断面図である。 1……筒状巻芯、2,2′……鍔、3……コア
ガイドみぞ、4……中心孔、5……リード線引き
出しみぞ、6……ピン端子、7,7′……巻線、
8,8′……リードカラゲ部、9……位置決め段
差部、10,10′……端子側位置決め段差部、
11……リードがけ凸部、A……段差部厚さ、
B,B′……リードがけ凸部高さ、71,71′…
…リード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁材料よりなる筒状巻芯の左右両端部に外方
    に張り出した鍔と該鍔よりも内側に置かれる巻線
    位置決め段差部とを設け、該両方の鍔には、下方
    に対向辺に沿つて複数個のピン端子を植設すると
    共に、これらピン端子の内側に該ピン端子に対し
    てリード線を引き出すリード線引き出し溝を設け
    てなり、且つ前記巻線位置決め段差部は、前記リ
    ード線をリード線引き出し溝に対して案内できる
    ように、前記鍔の延在方向に対して垂直に延在す
    るように前記筒状巻芯の一面にて該鍔に一体的に
    設けられてなる端子側部分と、該端子側部分とは
    別個に該筒状巻芯の側面にて該鍔に一体的に設け
    られてなる側面側部分とに分けられるピン端子付
    巻枠において、前記位置決め段差部のピン端子側
    部分の高さは、巻線終りのリード線を引つ掛けら
    れるように、前記リード線引き出し溝の高さより
    も突出されていることを特徴とするピン端子付巻
    枠。
JP1988093580U 1988-07-16 1988-07-16 Expired - Lifetime JPH0528738Y2 (ja)

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JPH0224520U JPH0224520U (ja) 1990-02-19
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