JPS598328Y2 - ポツト型トランス - Google Patents
ポツト型トランスInfo
- Publication number
- JPS598328Y2 JPS598328Y2 JP12927278U JP12927278U JPS598328Y2 JP S598328 Y2 JPS598328 Y2 JP S598328Y2 JP 12927278 U JP12927278 U JP 12927278U JP 12927278 U JP12927278 U JP 12927278U JP S598328 Y2 JPS598328 Y2 JP S598328Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- core
- bobbin
- pot
- type transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ポット型トランスに関し、特にそのコアと巻
線との絶縁特性を容易に確保せんとするものである。
線との絶縁特性を容易に確保せんとするものである。
ポット型トランスは、例えば第1図及び第2図に示す如
く、複数の端子ピン1を植立した絶縁基台2上に、上コ
ア3A及び下コア3Bからなるフエライト製のポット型
コア3が配され、このポット型コア3内に巻線4を施し
たボビン5が挿入配置される。
く、複数の端子ピン1を植立した絶縁基台2上に、上コ
ア3A及び下コア3Bからなるフエライト製のポット型
コア3が配され、このポット型コア3内に巻線4を施し
たボビン5が挿入配置される。
この場合、巻線4がフエライトのコア3と接触して巻線
4の絶縁被覆が剥れ巻線4及びコア3間の絶縁不良が生
じるを回避するために、ボビン5の上下に夫々フランジ
部5a,5bが設けられ、又巻線4の外周に絶縁テープ
6が巻付けられる。
4の絶縁被覆が剥れ巻線4及びコア3間の絶縁不良が生
じるを回避するために、ボビン5の上下に夫々フランジ
部5a,5bが設けられ、又巻線4の外周に絶縁テープ
6が巻付けられる。
然るに、このようなポット型トランスでは特に巻線4の
引出し部7における絶縁特性が問題である。
引出し部7における絶縁特性が問題である。
即ち、巻線4の端末を引き出して端子ピン1に接続する
ために、例えば図示するようにボビン5の上フランジ部
5aに切欠8を設けると共に上下両コア3A,3Bに夫
々切欠部9 a ,9 bを設け、又端子台2にも切欠
10を設け、この切欠8,9 a ,9b及び10を通
じて夫々の巻線4の端末を引出しているが、このとき、
上フランジ部5aの切欠8において巻線4が浮き上る等
してコア3と接触する危険が生ずる。
ために、例えば図示するようにボビン5の上フランジ部
5aに切欠8を設けると共に上下両コア3A,3Bに夫
々切欠部9 a ,9 bを設け、又端子台2にも切欠
10を設け、この切欠8,9 a ,9b及び10を通
じて夫々の巻線4の端末を引出しているが、このとき、
上フランジ部5aの切欠8において巻線4が浮き上る等
してコア3と接触する危険が生ずる。
この接触を防ぐために例えばコア3Aの切欠9aを深く
することも考えられるが、切欠9aを深くするとコア3
Aの機械的強度が弱くなり好ましくない。
することも考えられるが、切欠9aを深くするとコア3
Aの機械的強度が弱くなり好ましくない。
尚巻線端末のコア切欠9bに沿う部分は絶縁チューブ1
1が被覆されるのでここでの接触は問題ない。
1が被覆されるのでここでの接触は問題ない。
従って、従来では第1図に示す如く粘着剤の付いたポリ
エステルフイルム片12をボビン5の巻線引出し部7に
合せて切断し、之をその巻線引出し部7(本例では4ケ
所)に貼り付けて巻線4とコア3Aとの接触防止を行っ
ていた。
エステルフイルム片12をボビン5の巻線引出し部7に
合せて切断し、之をその巻線引出し部7(本例では4ケ
所)に貼り付けて巻線4とコア3Aとの接触防止を行っ
ていた。
しかし乍ら、このようにポリエステルフイルム片12を
接着する方法は、工数が非常にかかり過ぎること、接着
した位置がずれ絶縁不良になる情れがあること、上コア
3Aと下コア3Bの接合面にポリエステルフイルム片1
2が噛んで特性が取りない場合があること、等の欠点が
あった。
接着する方法は、工数が非常にかかり過ぎること、接着
した位置がずれ絶縁不良になる情れがあること、上コア
3Aと下コア3Bの接合面にポリエステルフイルム片1
2が噛んで特性が取りない場合があること、等の欠点が
あった。
本考案は、上述の点に鑑み、構或簡単にしてコアと巻線
との絶縁を確実ならしめたポット型トランスを提供する
ものである。
との絶縁を確実ならしめたポット型トランスを提供する
ものである。
以下、第3図及び第4図を用いて本考案の一例を説明す
るに第1図及び第2図と対応する部分には同一符号を付
す。
るに第1図及び第2図と対応する部分には同一符号を付
す。
即ち、同図において、2は複数の端子ピン1を植立した
絶縁端子台、3は端子台2上に配された上コア3A及び
下コア3Bからなるポット型コアで例えばフエライト材
から形威される。
絶縁端子台、3は端子台2上に配された上コア3A及び
下コア3Bからなるポット型コアで例えばフエライト材
から形威される。
上下両コア3A及び3Bには夫々所要個所、本例では4
ケ所に巻線4の引出しに供する切欠部9a及び9bが設
けられる。
ケ所に巻線4の引出しに供する切欠部9a及び9bが設
けられる。
5は巻線4(本例では8組の巻線)が施されたボビンで
上下端にフランジ部5a及び5bが一体に設けられる。
上下端にフランジ部5a及び5bが一体に設けられる。
6は絶縁テープである。ボビン5の例えば上フランジ部
5aにはコア3Aの各切欠部9aに対応する位置に夫々
巻線引出用の切欠8が設けられ、之等切欠8を通して巻
線4の端末が引出され夫々対応する端子ピン1に接続さ
れる。
5aにはコア3Aの各切欠部9aに対応する位置に夫々
巻線引出用の切欠8が設けられ、之等切欠8を通して巻
線4の端末が引出され夫々対応する端子ピン1に接続さ
れる。
巻線端末のコア切欠部に沿う部分は絶縁チューブ11が
被覆される。
被覆される。
本考案においては、特にコア3の巻線引出し用の各切欠
部例えば上コア3Aの切欠部9aに対応した位置に夫々
舌片13を有した一体或形の絶縁体14を設け、この絶
縁体14をその各舌片13が夫々のコアの切欠部9aに
対応するように上コア3Aとボビン5の巻線引出部即ち
上フランジ部5a間に介在せしめる。
部例えば上コア3Aの切欠部9aに対応した位置に夫々
舌片13を有した一体或形の絶縁体14を設け、この絶
縁体14をその各舌片13が夫々のコアの切欠部9aに
対応するように上コア3Aとボビン5の巻線引出部即ち
上フランジ部5a間に介在せしめる。
図示の例では絶縁体14はボビン5の上フランジ部5a
の平面形状に略合致した環状部15の外周に舌片13を
一体に延長形威して構或するもので、例えばプラスチッ
クス或型あるいは絶縁シートの打抜加工等により形威し
得る。
の平面形状に略合致した環状部15の外周に舌片13を
一体に延長形威して構或するもので、例えばプラスチッ
クス或型あるいは絶縁シートの打抜加工等により形威し
得る。
そして、組立に際しては下コア3B内に巻線4を施した
ボビン5を挿入して後、そのボビン5の上フランジ部5
a上に絶縁体14を配し、その状態で上コア3Aを被覆
するようになす。
ボビン5を挿入して後、そのボビン5の上フランジ部5
a上に絶縁体14を配し、その状態で上コア3Aを被覆
するようになす。
上述せる構戒によれば、コアの切欠部9aに対応する舌
片13を有する絶縁体14を巻線引出し側のボビンの上
フランジ部5aと上コア3A間に介在させることにより
、その舌片13がコアの切欠部9aに対応する巻線引出
部7上を覆い、之によつて巻線引出部における巻線4と
コア3A間の接触が確実に阻止される。
片13を有する絶縁体14を巻線引出し側のボビンの上
フランジ部5aと上コア3A間に介在させることにより
、その舌片13がコアの切欠部9aに対応する巻線引出
部7上を覆い、之によつて巻線引出部における巻線4と
コア3A間の接触が確実に阻止される。
そして、この場合組立時に1枚の絶縁体14を配するの
みで各切欠部9aでの絶縁が同時になされ、絶縁のため
の工数が著しく短縮される。
みで各切欠部9aでの絶縁が同時になされ、絶縁のため
の工数が著しく短縮される。
因みに第1図の如きポリエステルフイルム片12を貼着
する場合に比し、手数が+に短縮され組立作業性が向上
する。
する場合に比し、手数が+に短縮され組立作業性が向上
する。
さらに、舌片13が対応する切欠部9aに位置するので
、絶縁体の位置すれかなく安定し、従って、二次不良が
少なくなる。
、絶縁体の位置すれかなく安定し、従って、二次不良が
少なくなる。
さらに上下両コア3A及び3Bの接合面間に絶縁体14
が入り込むことがなく、両コア3A及び3Bは確実に対
接する。
が入り込むことがなく、両コア3A及び3Bは確実に対
接する。
尚、絶縁体14としては、第3図の形状の他、第5図に
示すように舌片13のみをカップ状に形或するようにし
てもよい。
示すように舌片13のみをカップ状に形或するようにし
てもよい。
この場合にはコア3Aに対し上方のみならず側方での接
触をも確実に阻止できる。
触をも確実に阻止できる。
又上例においては、ボビン5の上方から巻線4の引出し
を行うべく上フランジ部5a上面に絶縁体14を配した
が、その他、ボビン5の下から巻線引出しを行う場合に
は下フランジ部5b下に絶縁体14を配するようになし
、或はボビン5の上下両方から巻線引出しを行う場合に
は上下に夫々絶縁体14を入れるようにしてもよい。
を行うべく上フランジ部5a上面に絶縁体14を配した
が、その他、ボビン5の下から巻線引出しを行う場合に
は下フランジ部5b下に絶縁体14を配するようになし
、或はボビン5の上下両方から巻線引出しを行う場合に
は上下に夫々絶縁体14を入れるようにしてもよい。
第1図は従来のポット型トランスの分解斜視図、第2図
はそのA−A線上の断面図、第3図は本考案のポット型
トランスの分解斜視図、第4図はそのB−B線上の断面
図、第5図は本考案に適用される絶縁体の他の例を示す
斜視図である。 3はポット型コア、4は巻線、5はボビン、9 a ,
9bは切欠部、14は舌片13を有した絶縁体である。
はそのA−A線上の断面図、第3図は本考案のポット型
トランスの分解斜視図、第4図はそのB−B線上の断面
図、第5図は本考案に適用される絶縁体の他の例を示す
斜視図である。 3はポット型コア、4は巻線、5はボビン、9 a ,
9bは切欠部、14は舌片13を有した絶縁体である。
Claims (1)
- 巻線引出用の切矢部を設けたポットコア内に巻線を施し
たボビンが挿入され、上記切矢部に対応した位置に舌片
を有する一体或形された絶縁体が上記ポットコアと上記
ボビンの巻線引出部間に介在されて或るポット型トラン
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12927278U JPS598328Y2 (ja) | 1978-09-20 | 1978-09-20 | ポツト型トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12927278U JPS598328Y2 (ja) | 1978-09-20 | 1978-09-20 | ポツト型トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5545291U JPS5545291U (ja) | 1980-03-25 |
JPS598328Y2 true JPS598328Y2 (ja) | 1984-03-15 |
Family
ID=29093764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12927278U Expired JPS598328Y2 (ja) | 1978-09-20 | 1978-09-20 | ポツト型トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS598328Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-09-20 JP JP12927278U patent/JPS598328Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5545291U (ja) | 1980-03-25 |
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