JPS5940740Y2 - トランス - Google Patents
トランスInfo
- Publication number
- JPS5940740Y2 JPS5940740Y2 JP2634279U JP2634279U JPS5940740Y2 JP S5940740 Y2 JPS5940740 Y2 JP S5940740Y2 JP 2634279 U JP2634279 U JP 2634279U JP 2634279 U JP2634279 U JP 2634279U JP S5940740 Y2 JPS5940740 Y2 JP S5940740Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil bobbin
- coil
- terminal base
- iron core
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は円筒状コイルボビンを使用したトランスに係り
、特にコイルボビンの固定構造に関する。
、特にコイルボビンの固定構造に関する。
トランスにおいて、鉄心を分割してコイルを巻回し、そ
の後鉄心を接合する所謂カットレスコア方式のものがあ
るが、このものはカット面で磁気特性の劣化があり、し
かも製造価格が高いなどの欠点を有している。
の後鉄心を接合する所謂カットレスコア方式のものがあ
るが、このものはカット面で磁気特性の劣化があり、し
かも製造価格が高いなどの欠点を有している。
そのため、トロイダルコアなどのように、鉄心を分割し
ないで、鉄心の外周にコイルを巻装する所謂カットレス
コア方式のものがある。
ないで、鉄心の外周にコイルを巻装する所謂カットレス
コア方式のものがある。
第1図は、従来提案されたカットレスコア方式のトラン
スの要部断面図である。
スの要部断面図である。
ケイ素鋼板を多数積層したものからなる鉄心1の中央部
には、合成樹脂製のコイルボビン2が外嵌されている。
には、合成樹脂製のコイルボビン2が外嵌されている。
コイルボビン2は、2個め断面半円弧状のボビンユニッ
ト3Aと3Bを組合わせたものからなる。
ト3Aと3Bを組合わせたものからなる。
コイルボビン2を装着したのち、コイルAの始端をコイ
ルボビン2に固着し、鉄心1を中心にしてコイルボビン
2を回転させることによって、前記コイル4をコイルボ
ビン2に巻取っていた。
ルボビン2に固着し、鉄心1を中心にしてコイルボビン
2を回転させることによって、前記コイル4をコイルボ
ビン2に巻取っていた。
コイル4の端部は、端子基体に固着された端子(ともに
図示せず)に接続されてトランスが組立てられる。
図示せず)に接続されてトランスが組立てられる。
5は合成樹脂や金属などからなる楔で、鉄心1とコイル
ボビン2との隙間に打込まれ、コイルボビン2のがたつ
きや回動が防止される。
ボビン2との隙間に打込まれ、コイルボビン2のがたつ
きや回動が防止される。
カットレスコア方式の場合は前述のように鉄心を分割し
ないから、鉄心の外周で複数のボビンユニットを組立わ
せて円筒状のコイルボビンを作り、そのコイルボビンを
回転することによってコイルをコイルボビンに巻取って
いる。
ないから、鉄心の外周で複数のボビンユニットを組立わ
せて円筒状のコイルボビンを作り、そのコイルボビンを
回転することによってコイルをコイルボビンに巻取って
いる。
このようにコイルボビンは円筒状をしており、しかも鉄
心に対して回転自在に遊嵌されている。
心に対して回転自在に遊嵌されている。
そのためトランスを組立てた後においてもコイルボビン
ががたついたり回転したりして、コイルと端子の接続不
良。
ががたついたり回転したりして、コイルと端子の接続不
良。
断線、騒音などを生じる。
これらの欠点を解消するため、前述のように鉄心1とコ
イルボビン2の隙間に楔5を打込むことが提案された。
イルボビン2の隙間に楔5を打込むことが提案された。
ところがこの方法では、楔5の打込み作業が煩雑で、し
かも鉄心1やコイルボビン2に損傷を与える懸念がある
。
かも鉄心1やコイルボビン2に損傷を与える懸念がある
。
特にリーケージフラックスを減少させるため、鉄心1を
コイルボビン2に合わせるように断面形状が円形に近い
状態になるように設計すれば、鉄心1とコイルボビン2
の隙間が小さくなり、そのため薄手の楔5を使用する必
要があり打込みがさらに難しくなる。
コイルボビン2に合わせるように断面形状が円形に近い
状態になるように設計すれば、鉄心1とコイルボビン2
の隙間が小さくなり、そのため薄手の楔5を使用する必
要があり打込みがさらに難しくなる。
本考案の目的は、前記した従来技術の欠点を除去し、組
立時の作業性が良く、しかも鉄心やコイルボビンなどを
損傷しないトランスを提供するにある。
立時の作業性が良く、しかも鉄心やコイルボビンなどを
損傷しないトランスを提供するにある。
この目的を達成するため、本考案は、鉄心と、該鉄心の
外周に装着された円筒状コイルボビンと、該コイルボビ
ンに巻回されたコイルと、該コイルが接続される端子を
固着した電気絶縁材からなる端子基体とを備え、該端子
基体の上に前記鉄心。
外周に装着された円筒状コイルボビンと、該コイルボビ
ンに巻回されたコイルと、該コイルが接続される端子を
固着した電気絶縁材からなる端子基体とを備え、該端子
基体の上に前記鉄心。
コイルボビン、コイルを配置したトランスにおいて、前
記端子基体から上方へ突出させた突出部を前記コイルボ
ビンに係合させたことを特徴とする。
記端子基体から上方へ突出させた突出部を前記コイルボ
ビンに係合させたことを特徴とする。
以下、本考案の実施例を図面とともに説明する。
第2図ないし第6図は、本考案の第1実施例を示すもの
である。
である。
11はフェライトからなるカットレス形の鉄心で、断面
円形に成形された中央部には合成樹脂製の円筒状コイル
ボビン12が外嵌されている。
円形に成形された中央部には合成樹脂製の円筒状コイル
ボビン12が外嵌されている。
コイルボビン12は、2個の断面半円弧状のボビンユニ
ツ) 13Aと13Bとを組合わせたものからなり、上
下両端につば部14を有する。
ツ) 13Aと13Bとを組合わせたものからなり、上
下両端につば部14を有する。
鉄心11の外周でコイルボビン12を組合わせ、ボビン
ユニツ)13A、13Bの接合部を粘着テープ(図示せ
ず)で連結したのち、コイル15の始端をコイルボビン
12に固定する。
ユニツ)13A、13Bの接合部を粘着テープ(図示せ
ず)で連結したのち、コイル15の始端をコイルボビン
12に固定する。
そして鉄心11を中心にしてコイルボビン12を回転さ
せることにより、コイル15を順次コイルボビン12に
巻取る。
せることにより、コイル15を順次コイルボビン12に
巻取る。
この鉄心11とコイルボビン12とコイル15との組合
体は、合成樹脂などの電気絶縁材で作られた端子基体1
6の上に配置される。
体は、合成樹脂などの電気絶縁材で作られた端子基体1
6の上に配置される。
端子基体16には所定数の端子17が間隔をおいてイン
サートモールドにより固着され、端子17の下部は端子
基体16から下方へ突出している。
サートモールドにより固着され、端子17の下部は端子
基体16から下方へ突出している。
端子基体16の上面には、鉄心11の幅より若干狭い間
隔をもって挟持部18.18が対向して設けられている
。
隔をもって挟持部18.18が対向して設けられている
。
また挟持部18の外側には複数本のピン状突出部19が
上方に向けて設けられ、端子基体16と挾持部18と突
出部19は一体に成形されている。
上方に向けて設けられ、端子基体16と挾持部18と突
出部19は一体に成形されている。
第4図に示すように、コイルボビン12における下側つ
ば部14の下面には、前記突出部19と対応する位置に
それぞれ四部20が予め形成されている。
ば部14の下面には、前記突出部19と対応する位置に
それぞれ四部20が予め形成されている。
前記鉄心11とコイルボビン12とコイル15との組合
体を端子基体16の−Lに載置することにより、鉄心1
1の下端は挾持部18,18間に圧入されて弾性的に挟
着され、また突出部19の上部先端はコイルボビン12
の凹部20に嵌り込んでコイルボビン12を支持する。
体を端子基体16の−Lに載置することにより、鉄心1
1の下端は挾持部18,18間に圧入されて弾性的に挟
着され、また突出部19の上部先端はコイルボビン12
の凹部20に嵌り込んでコイルボビン12を支持する。
そしてコイル15の端部は、それぞれ所定の端子17に
接続固定される。
接続固定される。
第7図は、本考案の第2実施例を示す。
この実施例では、端子基体16に突出部19を一体成形
する代りに若干長い端子17を用い、端子17を端子基
体16に固着する際その上部21を端子基体16から上
方へ突出させる。
する代りに若干長い端子17を用い、端子17を端子基
体16に固着する際その上部21を端子基体16から上
方へ突出させる。
そしてこの上部21をコイルボビン12の凹部20に嵌
入して、コイルボビン12を支持する。
入して、コイルボビン12を支持する。
本考案は前述のような構成になっており、端子基体に設
けられた突出部とコイルボビンとの保合によって、コイ
ルボビンのがたつきや回動が防止される。
けられた突出部とコイルボビンとの保合によって、コイ
ルボビンのがたつきや回動が防止される。
またこれらの防止手段は、端子基体の上にコイルボビン
などの組合体を単に載置するだけで達成されるから、作
業が極めて簡便である。
などの組合体を単に載置するだけで達成されるから、作
業が極めて簡便である。
前記実施例ではカットレスコア方式の場合について説明
したが、本考案はカットレスコア方式にも適用できる。
したが、本考案はカットレスコア方式にも適用できる。
第1図は従来提案されたトランスの要部断面図、第2図
ないし第7図は本考案に係るトランスを示すもので、第
2図は鉄心とコイルボビンとコイルとの組合体の正面図
、第3図は第2図X−X線−ヒの断面図、第4図はコイ
ルボビンの下面図、第5図及び第6図はトランスの要部
を断面にした正面図及び側面図、第7図は他の実施例に
係るトランスの要部断面図である。 11・・・・・・鉄心、12・・・・・・コイルボビン
、14・・・・・・つば部、15・・・・・・コイル、
16・・・・・・端子基体、17・・・・・・端子、1
9・・・・・・突出部、20・・・・・・凹部、21・
・・・・・上部。
ないし第7図は本考案に係るトランスを示すもので、第
2図は鉄心とコイルボビンとコイルとの組合体の正面図
、第3図は第2図X−X線−ヒの断面図、第4図はコイ
ルボビンの下面図、第5図及び第6図はトランスの要部
を断面にした正面図及び側面図、第7図は他の実施例に
係るトランスの要部断面図である。 11・・・・・・鉄心、12・・・・・・コイルボビン
、14・・・・・・つば部、15・・・・・・コイル、
16・・・・・・端子基体、17・・・・・・端子、1
9・・・・・・突出部、20・・・・・・凹部、21・
・・・・・上部。
Claims (1)
- 1.鉄心と、該鉄心の外周に装着された円筒状コイルボ
ビンと、該コイルボビンに巻回されたコイルと、該コイ
ルが接続される端子を固着した電気絶縁材からなる端子
基体とを備え、該端子基体の上に前記鉄心、コイルボビ
ン、コイルを配置したトランスにおいて、前記端子基体
から上方へ突出させた突出部を前記コイルボビンに係合
させたことを特徴とするトランス。 2、実用新案登録請求の範囲第1項において、前記端子
基体から突出させた突出部先端が、前記コイルボビンの
つば部下面に設けた凹部に嵌入されていることる特徴と
するトランス。 3、実用新案登録請求の範囲第1項において、前記端子
基体に固着させる前記端子の上部を端子基体から上方へ
突出させて、該端子の突出部を前記コイルボビンに係合
させたことを特徴とするトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2634279U JPS5940740Y2 (ja) | 1979-03-03 | 1979-03-03 | トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2634279U JPS5940740Y2 (ja) | 1979-03-03 | 1979-03-03 | トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55126608U JPS55126608U (ja) | 1980-09-08 |
JPS5940740Y2 true JPS5940740Y2 (ja) | 1984-11-20 |
Family
ID=28868411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2634279U Expired JPS5940740Y2 (ja) | 1979-03-03 | 1979-03-03 | トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5940740Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-03-03 JP JP2634279U patent/JPS5940740Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55126608U (ja) | 1980-09-08 |
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