JP2001103698A - 電動機の固定子 - Google Patents

電動機の固定子

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JP2001103698A
JP2001103698A JP27976899A JP27976899A JP2001103698A JP 2001103698 A JP2001103698 A JP 2001103698A JP 27976899 A JP27976899 A JP 27976899A JP 27976899 A JP27976899 A JP 27976899A JP 2001103698 A JP2001103698 A JP 2001103698A
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JP
Japan
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notch
coil
bobbin
magnetic pole
pole teeth
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JP27976899A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Morohashi
宏 諸橋
Motohisa Ishiguro
幹久 石黒
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機の固定子に巻回する取り回しの部分
で、コイル間の電気的接続を防止すること。 【解決手段】 コイル7を巻回するボビン40の端部に
第1の切り欠き48、第2の切り欠き49、第1の切り
欠き48と第2の切り欠き49との間にボビン40の径
方向に突出するガイド突起50を設けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機の固定子に
関するもので、特に巻線の接続方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の固定子は、外周部を取り
囲む本体部と本体部からの内周側に延在する6個の磁極
歯とを有する導電材よりなるコアと、本体部の内周側及
び前記磁極歯の回りに配置されたボビンと、ボビンに巻
回されるコイルとよりなるものである。そして、デルタ
結線によるコイルの巻き方は図8に示すように、1乃至
6の符号で示す磁極歯に対し、コイル7の巻き始め(タ
ーミナル8の位置)から磁極歯1、4、3、6、5、2
の順に巻回して巻き終りの位置(ターミナル8の位置)
に戻って来る。この時、磁極歯4から磁極歯3への間及
び磁極歯6から磁極歯5への間に、それぞれターミナル
9、10が配置されている。このような巻き方を行う
と、符号11、12、13で示す位置に、コイル7が交
差するポイントが生じる。従来の技術においては、一般
的にこの交差するポイント11、12及び13でコイル
7が電気的に接続することがないように、様々な処理を
必要としていた。例えば、図9に示すように交差するポ
イントにおいて、コイル7a、7bの外周に樹脂製の保
護チューブ17、18を被せて、コイル7a、7bとの
間の電気的な接続を防止している。なお、図9は交差ポ
イント11、12、13における位置において、ボビン
14の外側から見た様子を示しており、コイル7a、7
bはボビン14に形成した切り欠き15、16によって
位置決めされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した電動機の固定
子においては、交差ポイント11、12、13において
コイルに保護チューブ17、18を被せる必要があり、
固定子の組付け時に煩わしく、コストアップの原因とな
っていた。
【0004】ゆえに、本発明は、組付けが容易で、コイ
ル間で電位的に接続することのない電動機の固定子を提
供することを、その技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた技術的手段は、外周部を取り囲む本体部と本体
部からの内周側に延在する複数の磁極歯とを有する導電
材よりなるコアと、本体部の内周側及び磁極歯の回りに
配置されたボビンと、ボビンに巻回されるコイルとより
なる電動機の固定子において、ボビンの軸方向端部はコ
アの軸方向端部よりも外側に突出しており、ボビンの軸
方向端部にコイルをガイドする軸方向に形成された第1
の切り欠きと、第2の切り欠きと、第1の切り欠きと第
2の切り欠きとの間に配置されボビンの径方向に延在す
るガイド突起とを有する構成としたものである。
【0006】上記の手段によれば、ボビンの径方向に延
在するガイド突起の上端と下端とでコイルを保持するこ
とができ、コイル間が電気的に接続することを防止し得
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従った電動機の固
定子を図面に基づき説明する。
【0008】図1に示す上視図、図4に示す電動機の固
定子の側面図から明らかなように、コア部材20は、導
電材の平板をプレス成形したもので、固定子の外周を区
画する円環状の本体21と、本体21から内周側に突出
した6個の磁極歯22乃至27とを有する。また、本体
21には、3つのボルト孔28乃至30が均等に設けら
れており、これらのボルト孔28乃至30には、図4に
示すとおりボルト31が挿入され、30枚の平板状のコ
ア部材20を重ね合わせてコアを形成している。
【0009】図2に示す上視図、図3に示す側面図から
明らかなようにボビンは、コアの軸方向の両側から挟む
ように挿入可能な2つのボビン部材40で構成される。
なお、図2はコアのターミナル8乃至10が突出してい
る側(図4において左側)から挿入されるボビン部材
(以下、左側ボビン部材という)の上視を示す図面であ
り、図3はその反対側(図4において右側)から挿入さ
れるボビン部材(以下、右側ボビン部材という)の側面
を示す図面である。なお、左側ボビン部材と右側ボビン
部材とは略同一形状で、左側ボビン部材にのみコア部材
20の端部に乗り上げる鍔部41にターミナル8乃至1
0を受入れる受容溝が形成されていること、右側ボビン
部材にのみ後述する切り欠き48、49及びガイド突起
50が形成されていることが相違している。図2及び図
3に示すように、ボビン部材40には、鍔部41から内
周側には磁極歯22乃至27を覆うための6つのカバー
部42乃至47が形成されている。夫々のカバー部42
乃至47には一対のスカート部(例えばカバー部42に
はスカート部42a、42b)が設けられている。この
スカート部の(コア部材20の径方向)幅は、カバー部
42乃至47が磁極歯22乃至27の夫々を覆うため
に、磁極歯の(コア部材20の径方向)幅よりも若干大
きく設定されている。また、図3に示すように、右側ボ
ビン部材の外側端部には、軸方向に深く切削された切り
欠き48、浅く切削された切り欠き49、径方向に延び
外側に突出したガイド突起50が形成されている。
【0010】図5、図6及び図7(a)、(b)、(c)には、
磁極歯22乃至27に(ボビン部材40のカバー部42
乃至47を介して)コイル7を巻回した様子を示してい
る。図5は図4における左側から見た様子を示してお
り、図6は図4における右側から見た様子を示してい
る。図7(a)、(b)、(c)は、それぞれ図6の矢印A,
B,Cで示すコイルの交差部位の様子を示している。コ
イル7の巻き方は、従来技術と同様に、磁極歯22、2
5、24、27、26、23の順にコイル7を巻回す
る。具体的には、コイル7の巻きはじめをターミナル8
に接続し、先ず磁極歯22の回りを巻回する。そして、
コイル7は図6の矢印Aのコイル交差部位で切り欠き4
8aを介してボビンの外周側に取り回され、ガイド突起
50aの下側を経て、図6の矢印Cのコイル交差部位の
ガイド突起50cの下側及び切り欠き48cを介して磁
極歯25に巻回される。そして、ターミナル10を経
て、隣に位置する磁極歯24に巻回され、図6の矢印C
のコイル交差部位の切り欠き49cを介して再度ボビン
の外周側に取り回される。そして、図6の矢印Bのコイ
ル交差部位のガイド突起50bの下側及び切り欠き48
bを介して磁極歯27に巻回される。ここで、図7
(c)に示すように、切り欠き48cの深さと切り欠き
49cの深さの差は、コイル7の直径とガイド突起50
cの厚さとの和よりも大きく設定されているので、切り
欠き48cに固定されるコイル7と切り欠き49cに固
定されるコイル7とは、切り欠き48cと切り欠き49
cとの間で平行に取り回されているにも拘わらず、ガイ
ド突起50cによってコイル7が接触することがない。
磁極歯27を巻回したコイル7は、次にターミナル9を
介して磁極歯26を巻回する。そして、図6の矢印Bの
コイル交差部位の切り欠き49bから再びボビンの外周
に取り回されガイド突起50bを経て、図6の矢印Aの
コイル交差部位のガイド突起50aの上側及び切り欠き
49aを介して磁極歯27に巻回される。そして、最後
にコイル7の端部をターミナル8に接続する。
【0011】上記のとおり、ボビンのコイルの交差部の
外周に切り欠き48、49と、この2つの間にガイド突
起を設けることにより、コイルに絶縁処理を施すことな
く電気的な接続を防止することができるので、安価で電
気的信頼性の高い電動機の固定子とすることができる。
【0012】本実施の形態についてはデルタ結線による
コイルの巻き方による説明を行ったが、本発明はY結線
によるコイルの巻き方を施した電動機の固定子にも応用
可能である。
【0013】
【発明の効果】以上の如く、本発明によればコイルの取
り回し上、コイルが交差する部位をガイド突起でコイル
を分離することができるので、コイルに絶縁処理を施す
必要のない、安価で電気的信頼性の高い電動機の固定子
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従ったコア部材の上視図である。
【図2】本発明に従ったボビンの上視図である。
【図3】本発明に従ったボビンの側面図である。
【図4】本発明に従った電動機の固定子の側面図であ
る。
【図5】本発明に従った電動機の固定子の上視図であ
る。
【図6】本発明に従った電動機の固定子の下視図であ
る。
【図7】本発明に従ったコイルの交差位置の拡大図であ
り、(a),(b)、(C)はそれぞれ図6のA視、B
視及びC視の図面である。
【図8】コイルの巻き方の概要図である。
【図9】従来技術のコイルの交差ポイントの拡大図であ
る。
【符号の説明】
7 コイル 20 コア 31 本体部 22〜27 磁極歯 40 ボビン 48 切り欠き(第1の切り欠き) 49 切り欠き(第2の切り欠き) 50 ガイド突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部を取り囲む本体部と該本体部から
    の内周側に延在する複数の磁極歯とを有する導電材より
    なるコアと、前記本体部の内周側及び前記磁極歯の回り
    に配置されたボビンと、該ボビンに巻回されるコイルと
    よりなる電動機の固定子において、前記ボビンの軸方向
    端部は前記コアの軸方向端部よりも外側に突出してお
    り、前記ボビンの軸方向端部に前記コイルをガイドする
    軸方向に形成された第1の切り欠きと、第2の切り欠き
    と、前記第1の切り欠きと前記第2の切り欠きとの間に
    配置されボビンの径方向に延在するガイド突起とを有す
    ることを特徴とする電動機の固定子。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1の切り欠き
    と前記第2の切り欠きの深さが異なる深さとなっている
    ことを特徴とする電動機の固定子。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第1の切り欠き
    と前記第2の切り欠きの深さの差は、前記コイルの直径
    と前記ガイド突起の肉厚の和よりも大きいことを特徴と
    する電動機の固定子。
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