JPS6011616Y2 - 高圧トランス装置 - Google Patents

高圧トランス装置

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JPS6011616Y2
JPS6011616Y2 JP12451279U JP12451279U JPS6011616Y2 JP S6011616 Y2 JPS6011616 Y2 JP S6011616Y2 JP 12451279 U JP12451279 U JP 12451279U JP 12451279 U JP12451279 U JP 12451279U JP S6011616 Y2 JPS6011616 Y2 JP S6011616Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
high voltage
coil bobbin
guide portion
lead wire
Prior art date
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Expired
Application number
JP12451279U
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English (en)
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JPS5643132U (ja
Inventor
敏夫 小野寺
建 谷村
Original Assignee
ソニー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、たとえばテレビジョン受像機のフライバック
トランス等のような高電圧出力を発生するための高圧ト
ランス装置に関する。
フライバックトランス等の高圧トランスにおいて、高圧
出力側(2次コイル側)にリード線を接続する際には、
高圧トランス本体と外部との耐電圧を高めるために、上
記接続端と外部露出部との間で所定長さ以上の沿面距離
をもたせる必要がある。
たとえば、第1図は従来のフライバックトランスの一例
を示しており、第1、第2のコイルボビン1,2に、1
次コイル(低圧コイル)3.2次コイル(高圧コイル)
4がそれぞれ巻回されている。
2次コイル4は、たとえば層巻き、分割巻き等により形
成されるが、この従来例では複数のスリット部に分割巻
きしてそれぞれコイルユニットを形成し、これらをダイ
オード等を介して直列接続するようなスリット分割巻き
の例が示されている。
この2次コイル4の出力端子5には、高圧出力リード線
6がハンダ付は等により電気的に接続されている。
これら1次、2次コイル3,4をとり囲むように、絶縁
性合成樹脂等のモールド材8を充填して、一体モールド
成型することにより、フライバックトランス装置7が形
成されている。
このような一体モールド形のフライバックトランス装置
7においては、高圧出力リード線6のハンダ付は端部、
すなわち2次コイル4の出力端子5と、フライバラ、り
・トランス装置7の本体外部との耐電圧を保つために、
高圧出力リード線6の一部を上記モールド材8の内部に
約3−以上引き込んで、いわゆる沿面距離1を設ける必
要がある。
この場合、高圧出力リード線6は、コイルボビンの軸方
向に沿って配設されるため、このリード線のモールド部
分が突出した形状となる。
これは、モールド成形後の外部寸法が大きくなり、テレ
ビジョン装置のシャーシ基板等にマウントしたときの高
さが高くなり、しかもこのモールド部分は細長い形状と
なって折れ易く、取り扱いも面倒となる。
さらに、モールド成型の際に、高圧出力リード線6をハ
ンダ付は固定した状態でモールドケースやモールド型枠
等に挿入しなければならず、このとき高圧出力リード線
6に引張り力等が付与されて、ハンダ付は部近傍の線材
が切断される等の事故が生じ易いという欠点もある。
本考案は、このような従来の欠点を除去すべくなされた
ものであり、トランス装置全体の外部寸法を小さくでき
、高圧出力リード線の接続端の強度を高め、取扱いも容
易な高圧トランス装置の提供を目的とするものである。
以下、本考案に係る好ましい実施例について、第2図お
よび第3図を参照しながら説明する。
第2図は、本考案の実施例であるフライバックトランス
の2次コイル用コイルポビン11および高圧出力リード
線12を示す斜視図、第3図は本実施例のフライバック
トランス13の断面図である。
これらの第2図および第3′図において、コア挿通用の
貫通孔14を有する第1のコイルボビン15には、低圧
側の1次コイル16が巻回され、この周囲を包囲するよ
うに、第2のコイルボビン11が配設され、この第2の
コイルボビン11には高圧側の2次コイル17が巻回さ
れている。
この2次コイル17は、たとえばスリット分割巻きされ
、各スリットのコイルユニットはダイオード(図示せず
)等を介して直列接続されている。
これらの1次、2次コイル16.17の構造としては、
この他に、ボビンの軸方向に配列したり、2次コイルを
層巻きしたもの′で良い。
次に、高圧出力リード線12は、その先端が2次コイル
17の出力端子18とノ\ンダ付けされて、電気的な接
続が行なわれる。
この出力端子18は、コイルボビン11の軸方向の端部
の所定位置に設けられる。
コイルボビン11には、出力端子18の位置から連続し
て、はぼ直角に折れ曲った曲折部23を有するリード保
持部材20が結合固定されている。
このリード保持部材20は、上記出力端子18の位置か
らコイルボビン11の端面に沿って配設される第1″の
案内部分21と、この第1の案内部分21に対してほぼ
直角をなしてボビンの軸方向に突出する第2の案内部分
22と、これらの案内部分21.22にそれぞれ設けら
れたリード保持片24とから戊っている。
リード保持片24は、たとえば高圧出力リード線12の
外径d程度の間隔tをもって対向配置された側壁であり
、各第11第2の案内部分21.22において高圧出力
リード線12をそれぞれ嵌合保持する作用を有している
高圧出力リード線12は、銅線等の中心導体の周囲に絶
縁性のゴムやプラスチック等が被覆された構造となって
いる。
この絶縁被覆材はある程度の可撓性や弾力性をもってい
るため、リード保持片24の上記間隔tを上記外径dよ
りもやや小さめとすることにより、高圧出力リード線1
2をリード保持部材20・に沿わせて嵌め込むことがで
きる。
この他、リード保持片24自体の弾性を利用して、高圧
出力リード線12を挾みつけ保持させたり、リード保持
片24の先端に高圧出力リード線12の抜は止め用の爪
を設けてもよい。
さらに、リード保持片24を各案内部分21.22に沿
って連続して設け、リード保持部材20の全体としての
形状をL字状に曲折された樋のような構造としてもよい
また、リード保持部材20は、上記コイルボビン11と
一体的に形成してもよい。
次に、高圧出力リード線12をリード保持部材20で保
持した状態で、モールドケースやモールド型枠等に挿入
し、絶縁性、耐熱性の合成樹脂等のモールド材1・9を
注入してモールド成型し、フライバックトランス13を
形成する、このモールド成型の際の、高圧出力リード線
12を手指等で保持してモールド型枠等に挿入するとき
は、高圧出力リード線12に付与される引張り力等がリ
ード保持部材20の曲折部23等でほとんど吸収される
ため、ハンダ付けされた出力端子18にこの引張り力等
が直接印加されず、線材が切断されたり、ハンダ付けが
外れたりする事故を防止できる。
また、一体モールド成型後のフライバックトランス13
の上記沿面距離は、リード保持部材20の各案内部分2
1.22に沿っての長さとなるから、コイルボビン11
の端面に沿って設けられる第1の案内部分21の長さ1
□の分だけ従来より実質的に長くなる。
これは、たとえば3017Ell+以上の沿面距離を必
要とする場合に、上記長さ1□を2Ckmとすれば、コ
イルボビン11の軸方向に突止ずる部分は10mm程度
でよく、フライバックトランス13の外観形状や寸法を
小型化でき、また突出部分の折れ等も防止でき、テレビ
ジョン装置のシャーシ等にマウントする際の取扱いも容
易となる。
以上の説明から明らかなように、本考案に係る高圧トラ
ンス装置によれば、1次コイル16.2次コイル17、
およびコイルボビン15.11等をモールド材19によ
り一体モールド成型して成る高圧トランス装置において
、コイルボビン11の2次コイルの出力端子18に連続
するように、はぼ直角の曲折部23を有するリード保持
部材20を設け、このリード保持部材20は、コイルボ
ビン11の端面に沿って配設した第1の案内部分21と
、この第1の案内部分21に対してほぼ直角方向である
コイルボビン11の軸方向に突出させた第2の案内部分
22とから戒り、これら第11第2の案内部分21.2
2のそれぞれに、高圧出力リード線12を嵌合するため
の保持片24を設けたことを特徴としている。
したがって、従来の高圧トランス装置に比較して、上記
沿面距離を第1の案内部分21の長さ11の分だけ余分
にとることができ、コイルボビン11の軸方向に突出す
る部分の長さを短かくしても、十分な沿面距離を得るこ
とができる。
したがって、高圧トランス装置の全体形状を小さくして
マウント効率を上げ、上記突出部分の折れ等を防止する
とともに、取扱いも容易となり、マウント作業能率も向
上する。
また、一体モールド成型時には、2次コイル17の出力
端子18におけるハンダ付は点に引張り力等が直接加わ
らないため、線材の切断事故等も起こらなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す断面図、第2図および第3図は本
考案の一実施例を示し、第2図は要部の斜視図、第3図
は全体の断面図である。 11.15・・コイルボビン、12・・高圧出力リード
線、13・・フライバックトランス、16・・1次(低
圧側)コイル、17・・2次(高圧側)コイル、18・
・出力端子、19・・モールド部材、20・・保持部材
、21・・第1の案内部分、22・・第2の案内部分、
23・・曲折部、24・・保持片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 低圧1次側、高圧2次側のコイルおよびコイルボビン等
    を一体モールド戊型して成る高圧トランス装置において
    、上記高圧側コイルの出力端子に連続するようなリード
    保持部材を設け、このリード保持部材は上記コイルボビ
    ンの端面に沿って配設される第1の案内部分と、この第
    1の案内部分とほぼ直角方向となる該コイルボビンの軸
    方向に突出される第2の案内部分とを有し、これら第1
    、第2の案内部分には高圧出力リード線を両側面より弾
    性保持する保持片を形成し、上記高圧リード線をこの保
    持片1こ沿って嵌め込んで全体一体モールド底型して成
    ることを特徴とする高圧トランス装置。
JP12451279U 1979-09-08 1979-09-08 高圧トランス装置 Expired JPS6011616Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12451279U JPS6011616Y2 (ja) 1979-09-08 1979-09-08 高圧トランス装置

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JP12451279U JPS6011616Y2 (ja) 1979-09-08 1979-09-08 高圧トランス装置

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Publication Number Publication Date
JPS5643132U JPS5643132U (ja) 1981-04-20
JPS6011616Y2 true JPS6011616Y2 (ja) 1985-04-17

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ID=29356409

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JP12451279U Expired JPS6011616Y2 (ja) 1979-09-08 1979-09-08 高圧トランス装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2552527Y2 (ja) * 1992-03-26 1997-10-29 松下電工株式会社 電気機器の外部電線引出し部
JP7225547B2 (ja) * 2018-03-22 2023-02-21 スミダコーポレーション株式会社 コイル部品及びトランス

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JPS5643132U (ja) 1981-04-20

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