JP2594349B2 - フライバックトランス - Google Patents
フライバックトランスInfo
- Publication number
- JP2594349B2 JP2594349B2 JP1015310A JP1531089A JP2594349B2 JP 2594349 B2 JP2594349 B2 JP 2594349B2 JP 1015310 A JP1015310 A JP 1015310A JP 1531089 A JP1531089 A JP 1531089A JP 2594349 B2 JP2594349 B2 JP 2594349B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electronic component
- lead wire
- bobbin
- terminal block
- flyback transformer
- Prior art date
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- Details Of Television Scanning (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は陰極線管のアノード電極に高電圧を供給する
フライバックトランスに関するものである。
フライバックトランスに関するものである。
従来の技術 従来の一般的な技術を第6図a,bに示す。
1は一次巻線および二次巻線を巻回するボビンであ
り、2はボビン1に埋込まれている金属製のピン端子、
3は電子部品であり、4はこの電子部品3のリード線で
両端に折り曲げ加工部が形成されている。
り、2はボビン1に埋込まれている金属製のピン端子、
3は電子部品であり、4はこの電子部品3のリード線で
両端に折り曲げ加工部が形成されている。
従来は、ダイオード等の電子部品3をピン端子2に接
続する場合、あらかじめ、両端を半円状等に折り曲げ加
工を施したリード線4をピン端子2にはめ込み、その後
半田付けによって接続していた。
続する場合、あらかじめ、両端を半円状等に折り曲げ加
工を施したリード線4をピン端子2にはめ込み、その後
半田付けによって接続していた。
発明が解決しようとする課題 上述の従来の構成では、ボビン1のピン端子2の本数
が多く必要であり、しかも、電子部品3のリード線4に
はあらかじめ折り曲げ加工を施さねばならない。さら
に、極細線を巻回する二次巻線の引出線と電子部品3を
接続する場合が多く、この場合、ピン端子2を介してそ
れらは別々に2度の半田付けを行う必要があるなど、コ
スト面,工数・工法面においても著しく支障をきたして
いた。
が多く必要であり、しかも、電子部品3のリード線4に
はあらかじめ折り曲げ加工を施さねばならない。さら
に、極細線を巻回する二次巻線の引出線と電子部品3を
接続する場合が多く、この場合、ピン端子2を介してそ
れらは別々に2度の半田付けを行う必要があるなど、コ
スト面,工数・工法面においても著しく支障をきたして
いた。
本発明は上記従来の欠点を除去するもので、生産性の
良い、低コストでより小型なフライバックトランスを提
供することを目的とするものである。
良い、低コストでより小型なフライバックトランスを提
供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、一次巻線と二次
巻線を巻回するボビンと、このボビンに組込まれるコア
と、前記ボビンの端子台に装着されるダイオードなどの
電子部品とを備え、前記ボビンの端子台部の周縁部の一
部に、リード線型電子部品を押圧して圧入することによ
り電子部品を保持するとともに電子部品のリード線に折
り曲げ加工を施すリード線ガイド溝を両端に有する凹部
を端子台部の側面に一部を臨ませて設けたものである。
巻線を巻回するボビンと、このボビンに組込まれるコア
と、前記ボビンの端子台に装着されるダイオードなどの
電子部品とを備え、前記ボビンの端子台部の周縁部の一
部に、リード線型電子部品を押圧して圧入することによ
り電子部品を保持するとともに電子部品のリード線に折
り曲げ加工を施すリード線ガイド溝を両端に有する凹部
を端子台部の側面に一部を臨ませて設けたものである。
作用 上記構成とすれば、一次巻線及び二次巻線を巻回し、
配線するピン端子が挿入されたボビンの端子台部の一部
に、ダイオード等のリード線型電子部品を押圧して圧入
することにより電子部品が保持されるとともにリード線
の折り曲げ加工を施すことができるリード線ガイド溝を
両端に有する凹部を設けるものであるので、凹部への電
子部品の押圧圧入によりリード線ガイド溝により折り曲
げ加工された電子部品のリード線に直接巻線部から配線
することが可能となる。このことにより、電子部品のリ
ード線の両端の半円状折り曲げ準備、及び、ピン端子を
介して別々に半田付けをする必要がなくなる。また、ピ
ン端子の本数の削減ができることは形状の小型化へつな
がる。
配線するピン端子が挿入されたボビンの端子台部の一部
に、ダイオード等のリード線型電子部品を押圧して圧入
することにより電子部品が保持されるとともにリード線
の折り曲げ加工を施すことができるリード線ガイド溝を
両端に有する凹部を設けるものであるので、凹部への電
子部品の押圧圧入によりリード線ガイド溝により折り曲
げ加工された電子部品のリード線に直接巻線部から配線
することが可能となる。このことにより、電子部品のリ
ード線の両端の半円状折り曲げ準備、及び、ピン端子を
介して別々に半田付けをする必要がなくなる。また、ピ
ン端子の本数の削減ができることは形状の小型化へつな
がる。
以上の理由により、フライバックトランスの小型,低
コスト化,生産性の大幅向上が可能となる。
コスト化,生産性の大幅向上が可能となる。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
する。
第1図は本発明の一実施例におけるフライバックトラ
ンスの内部構造を示す一部切欠斜視図であり、第2図a,
bは実施例の組立工程を示す斜視図、第3図,第4図,
第5図は本発明のボビンの平面図、側断面図及び一部断
面正面図である。
ンスの内部構造を示す一部切欠斜視図であり、第2図a,
bは実施例の組立工程を示す斜視図、第3図,第4図,
第5図は本発明のボビンの平面図、側断面図及び一部断
面正面図である。
第1図において、5は絶縁性プラスチックで形成され
たケースで、その外周はシールドケース6で覆われてい
る。7はコイル部であり、フェライトコア8が挿入され
ている。出力電圧はアノードリード線9により陰極線管
に供給される。
たケースで、その外周はシールドケース6で覆われてい
る。7はコイル部であり、フェライトコア8が挿入され
ている。出力電圧はアノードリード線9により陰極線管
に供給される。
コイル部7は、ボビン10に一次巻線11,二次巻線12が
巻回されており、ダイオードなどの電子部品13はボビン
10の端子台部14に圧入して取付けられている。電子部品
13のリード線15には二次巻線12が配線,半田付けされて
接続されている。
巻回されており、ダイオードなどの電子部品13はボビン
10の端子台部14に圧入して取付けられている。電子部品
13のリード線15には二次巻線12が配線,半田付けされて
接続されている。
次に電子部品13の圧入取付けについて第2図,第3
図,第4図,第5図にて説明する。ボビン10の端子台部
14の周縁部の一部には凹部16が設けてある。この凹部16
は電子部品13の形状に合わせた寸法であり、しかも端子
台部14の側面に一部が臨むように形成され、極力小さな
端子台部14で済むように構成され、さらに凹部16の両端
には、凹部16と深さの異なるリード線ガイド溝17が設け
てある。このような構成により、電子部品13を上部より
押圧して凹部16に圧入すると凹部16の両側のリード線ガ
イド溝17に沿ってリード線15が折り曲げられ、端子台部
14の凹部16に挿入されて電子部品13は圧入保持されリー
ド線15はリード線ガイド溝17によって外方に突出した状
態で取付けられる。
図,第4図,第5図にて説明する。ボビン10の端子台部
14の周縁部の一部には凹部16が設けてある。この凹部16
は電子部品13の形状に合わせた寸法であり、しかも端子
台部14の側面に一部が臨むように形成され、極力小さな
端子台部14で済むように構成され、さらに凹部16の両端
には、凹部16と深さの異なるリード線ガイド溝17が設け
てある。このような構成により、電子部品13を上部より
押圧して凹部16に圧入すると凹部16の両側のリード線ガ
イド溝17に沿ってリード線15が折り曲げられ、端子台部
14の凹部16に挿入されて電子部品13は圧入保持されリー
ド線15はリード線ガイド溝17によって外方に突出した状
態で取付けられる。
折り曲げられたリード線15には二次巻線12等を直接配
線することが可能である。
線することが可能である。
発明の効果 以上のように本発明は、ボビンの端子台部の凹部にリ
ード線型電子部品を押圧して圧入することにより、この
凹部の両端に設けたリード線ガイド溝によりリード線の
折り曲げ加工を同時に施すことができるため、電子部品
の圧入による取付けと、配線端子の形成を一つの方向の
圧入のみで可能としたもので、生産性,作業性の大幅な
向上が図られる。さらに、このことは、電子部品のリー
ド線の両端の半円状折り曲げ準備及びピン端子を介し別
々に半田付けをする必要がないことであり、ピン端子の
本数の削減と形状の小型化が可能となる。また、凹部は
端子台部の側面に一部が臨むように形成されているた
め、ボビンの小型化も図れることになる。
ード線型電子部品を押圧して圧入することにより、この
凹部の両端に設けたリード線ガイド溝によりリード線の
折り曲げ加工を同時に施すことができるため、電子部品
の圧入による取付けと、配線端子の形成を一つの方向の
圧入のみで可能としたもので、生産性,作業性の大幅な
向上が図られる。さらに、このことは、電子部品のリー
ド線の両端の半円状折り曲げ準備及びピン端子を介し別
々に半田付けをする必要がないことであり、ピン端子の
本数の削減と形状の小型化が可能となる。また、凹部は
端子台部の側面に一部が臨むように形成されているた
め、ボビンの小型化も図れることになる。
第1図は本発明の一実施例におけるフライバックトラン
スの内部構造を示す一部切欠斜視図、第2図a,bは同電
子部品取付工程を示す斜視図、第3図,第4図,第5図
は同ボビンの平面図,側断面図及び一部断面正面図、第
6図a,bは従来例による電子部品取付け工程を示す斜視
図である。 7……コイル部、8……フェライトコア、10……ボビ
ン、11……一次巻線、12……二次巻線、13……電子部
品、14……端子台部、15……リード線、16……凹部、17
……リード線ガイド溝。
スの内部構造を示す一部切欠斜視図、第2図a,bは同電
子部品取付工程を示す斜視図、第3図,第4図,第5図
は同ボビンの平面図,側断面図及び一部断面正面図、第
6図a,bは従来例による電子部品取付け工程を示す斜視
図である。 7……コイル部、8……フェライトコア、10……ボビ
ン、11……一次巻線、12……二次巻線、13……電子部
品、14……端子台部、15……リード線、16……凹部、17
……リード線ガイド溝。
Claims (1)
- 【請求項1】一次巻線と二次巻線を巻回するボビンと、
このボビンに組込まれるコアと、前記ボビンの端子台に
装着されるダイオードなどの電子部品とを備え、前記ボ
ビンの端子台部の周縁部の一部に、リード線型電子部品
を押圧して圧入することにより電子部品を保持するとと
もにこの電子部品のリード線に折り曲げ加工を施すリー
ド線ガイド溝を両端に有する凹部を端子台部の側面に一
部を臨ませて設けたフライバックトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1015310A JP2594349B2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | フライバックトランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1015310A JP2594349B2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | フライバックトランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02194604A JPH02194604A (ja) | 1990-08-01 |
JP2594349B2 true JP2594349B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=11885213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1015310A Expired - Fee Related JP2594349B2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | フライバックトランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594349B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05315161A (ja) * | 1992-05-12 | 1993-11-26 | Hitachi Ltd | 内燃機関用点火コイル |
JP2010192839A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Tokyo Coil Engineering Kk | ストロボ用のフライバック式昇圧トランス |
JP2010192838A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Tokyo Coil Engineering Kk | ストロボ用のフライバック式昇圧トランス |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57203683U (ja) * | 1981-06-19 | 1982-12-24 | ||
JPS62155772A (ja) * | 1985-12-26 | 1987-07-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フライバツクトランス |
-
1989
- 1989-01-24 JP JP1015310A patent/JP2594349B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02194604A (ja) | 1990-08-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |