JP2607600Y2 - 偏向ヨーク装置 - Google Patents

偏向ヨーク装置

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JP2607600Y2
JP2607600Y2 JP1993004607U JP460793U JP2607600Y2 JP 2607600 Y2 JP2607600 Y2 JP 2607600Y2 JP 1993004607 U JP1993004607 U JP 1993004607U JP 460793 U JP460793 U JP 460793U JP 2607600 Y2 JP2607600 Y2 JP 2607600Y2
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Japan
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winding
terminal
drum core
choke coil
flange
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芳夫 佐藤
勉 高橋
信胤 小林
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テレビジョン受像機や
ディスプレイ装置等に装着される偏向ヨーク装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機やディスプレイ装置
等の偏向ヨーク装置では、垂直偏向コイルを偏向回路に
接続するが、垂直偏向コイルのインダクタンスと偏向回
路のインダクタンスとがマッチングしていない場合に、
垂直偏向コイルにチョークコイルを直列接続して、垂直
偏向コイルと偏向回路とのインダクタンスのマッチング
を行っている。この種のチョークコイルの従来の構成が
図4に示されている。
【0003】同図において、ドラムコア1は巻胴部11の
両端部に鍔4a,4bを形成した形状をしている。この
鍔4a,4bの中央部10a,10bには錫メッキ銅線等の
リード端子3a,3bが押し込まれ、ボンド等により接
着固定され、リード端子3a,3bがドラムコア1から
軸長方向に突設されている。この状態でドラムコア1の
鍔4a,4bが卓上型の簡易巻線機のチャッキングで支
持され、巻胴部11に巻線2が巻回された後、簡易巻線機
から取り外され、手動にてリード端子3a,3bの絡げ
部12a,12bに巻線2の引き出しリード線が絡げられ
る。絡げ部12a側を半田槽に浸して半田付けし、さらに
反対側の絡げ部12b側を半田槽に浸して半田付けするこ
とにより、巻線2がリード端子3a,3bに固定されて
チョークコイルが形成される。
【0004】このチョークコイルを基板8に実装する際
には、リード端子3a,3bを折り曲げて基板8の穴に
挿入して半田固定し、さらに、鍔4a,4bの下側に接
着剤7を塗布してチョークコイルを基板8に接着固定し
ていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のチョークコイルを作製するにあたって、鍔4a,4
bをチャッキングにて固定して巻線2の巻回と絡げを自
動巻線機で行おうとすると、リード端子3a,3bが鍔
4a,4bから軸長方向に一直線上に伸びているので、
鍔4a,4b部のチャッキングが邪魔となり、巻回と絡
げを自動巻線機で連続して行わせることが不可能であっ
た。そこで、巻胴部11の巻回は簡易巻線機で行い、巻回
後、コイル巻きしたドラムコア1を簡易巻線機から取り
外して絡げ部12a,12bの絡げを手動にて行うというよ
うに作業効率の大変悪いものであった。
【0006】また、絡げ部12a,12bに絡げた巻線2を
半田付けする際には、リード端子3a,3bがドラムコ
ア1のそれぞれ反対側に突設されているので、絡げ部12
a,12bを別々に半田槽に浸さねばならず、作業効率の
悪いものであった。
【0007】さらに、チョークコイルを基板8に実装す
る際には、リード端子3a,3bを折り曲げる必要があ
り、実装手間もかかった。
【0008】さらに、チョークコイルを基板8に実装し
たとき、鍔4a,4bが円形であるため、動き易く、こ
の動きを制止する力がリード端子3a,3bの取り付け
部10a,10bに局部的に加わり、その上、この取り付け
部10a,10bではリード端子3a,3bが浅い押し込み
窪みに入り込んで接着固定されているので接着固定力が
弱く、この弱い接着固定部分からリード端子3a,3b
が外れてしまうという問題が起きた。この問題を防止す
るためには、チョークコイルの下側を基板8に接着固定
させねばならず、大変作業手間がかかった。
【0009】本考案は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、チョークコイルのコイル
巻線の巻回と絡げが一連の工程で行え、絡げ部分の半田
付けおよびチョークコイルの基板への実装が作業効率良
く行える偏向ヨーク装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、本
考案は、垂直偏向コイルにチョークコイルが接続されて
いる偏向ヨーク装置において、前記チョークコイルは
胴部の両端部に鍔が形成されたドラムコアの前記巻胴部
に巻線を巻回したものからなり、ドラムコアの前記鍔の
側面には端子をドラムコアの側面に沿って保持する端子
保持部が設けられ、この端子保持部に端子がその両端側
をドラムコアの鍔よりも外側に突き出して保持されて
り、前記端子が突き出す鍔の部分には鍔の端面側が開口
した切欠き状の凹部が形成され、この凹部の両外側部分
の鍔端面は偏平部と成していることを特徴として構成さ
れている。
【0011】
【作用】端子がドラムコア側面の端子保持部に保持され
て端子の両端部がドラムコアより外側に突き出して配設
されているので、この同じ側に突き出た2つの端子を巻
線の絡げ部として利用できる。自動巻線機にチャッキン
グによって装着し、一方側の絡げ部に巻線を絡げ、次に
ドラムコアを回転させて、巻胴部に巻線を巻回し、その
後、他方側の絡げ部に巻線を絡げる。これらの巻線の巻
回と絡げが自動巻線機にて連続して行われる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、本考案に係る偏向ヨーク装置を構成す
るチョークコイルの一実施例が示されている。同図にお
いて、コイル巻線2を巻回するドラムコア1は巻胴部11
の両端部の側面にほぼ円形状の鍔4a,4bを形成した
形状をしている。この鍔4a,4bは上部と下部に基板
上でのドラムコア1を安定化させるための矩形の凹部1
5,16,17,18が形成され、この鍔端面側を開口した切
欠き状の凹部15〜18外側鍔端部は平らにされて偏平
部14が形成されている。さらに鍔4a,4bの面には端
子保持部としてのガイド溝5が凹部15と16,17と18間に
かけ渡されて形成されており、端子ピン3a,3bはこ
のガイド溝5にきつく嵌合され、端子ピン3a,3bの
両端側が、鍔4a,4bの上下側に突出するよう位置決
めされて保持固定されている。鍔4a,4bの上側に突
出した端子ピン3a,3b部分は巻線2を絡げ止める絡
げ部12a,12bとなっており、鍔4a,4bの下側に突
出した端子ピン3a,3b部分は端子ピン3a,3bの
脚部13としてチョークコイルを基板8に実装するときに
利用される。
【0013】ドラムコア1の巻胴部11には巻線2が巻回
され、端子ピン3a,3bの絡げ部12a,12bには巻線
2が絡げられ、この絡げ部12a,12bが半田槽に浸され
ることにより半田付けされてチョークコイルが形成され
る。
【0014】本実施例は上記のように構成されており、
次にこのチョークコイルの巻線動作と、巻線されたコイ
ルの実装動作とを説明する。端子ピン3a,3bを取り
付けたドラムコア1を自動巻線機に鍔4a,4bを利用
してチャッキングによって固定し、一方の端子ピン3a
の上部側の絡げ部12aに巻線2を絡げた後、ドラムコア
1を回転させて巻胴部11に巻線2を巻回し、その後、他
方の端子ピン3bの上部側の絡げ部12bに巻線2を絡げ
る。これら巻線2の巻回や絡げ動作は自動巻線機にて連
続して行われる。巻線が完了したコイルを自動巻線機か
ら取り外した後、端子ピン3a,3bの絡げ部12a,12
bを同時に半田槽に浸して半田付けを行う。半田付けが
完了して形成されたチョークコイルは、端子ピン3a,
3bの脚部13を基板8の穴に挿入して半田付けを施すこ
とによって実装される。
【0015】本実施例によれば、ドラムコア1の巻線の
巻回と、端子ピン3a,3bへの巻線2の絡げ動作が自
動巻線機にて一連の工程で行われるので、作業効率が向
上する。
【0016】また、端子ピン3a,3bにおける巻線2
の絡げ部12a,12bを半田付けする際には、ドラムコア
1から同じ上側に突出している端子ピン3a,3bの絡
げ部12a,12bを半田槽に1回だけ浸せばよいので、従
来のように端子ピン3a,3b毎に1回ずつ2度浸さな
ければならなかったものに比べて作業手間がかからず、
作業効率が上がる。
【0017】さらに、基板8にチョークコイルを実装す
る際には、端子ピン3a,3bの各脚部13はドラムコア
1から同じ下側に突出しているので、従来のように端子
ピン3a,3bを折り曲げる必要なく、この脚部13を利
用して実装でき、実装作業が容易となる。
【0018】さらに、端子ピン3a,3bがガイド溝5
にきつく保持固定されているので、従来のようにリード
端子3a,3bが取り付け部10a,10bより外れるとい
うことはなく、チョークコイルの実装状態を安定に保つ
ことができる。
【0019】さらに、ドラムコア1への端子ピン3a,
3bの取り付け作業、基板8への実装作業において、従
来のように接着剤を使用する作業工程を省略できるの
で、全作業工程の自動化が容易になる。
【0020】
【0021】図2には本考案に係る他の実施例が示され
ている。同図のドラムコア1の鍔4a,4bの形状
角柱状に形成しており、基板上でのドラムコア1を安定
化させるために鍔4a,4bの上下側にガイドピン6
a,6b,6c,6dを一定間隔に突設して端子ピン3
a,3bをきつく保持固定したものであり、前記各実施
例同様の効果を奏する。なお、図2においては、図1に
示すような凹部15〜18の図示は省略してある。
【0022】なお、本考案は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。
【0023】例えば、端子保持部は上記各実施例の形態
の他、図3に示すようにガイド枠9a,9bを設けるよ
うにしてもよく、仕様に応じて様々な形態を採り得る。
なお、図3においては、図1に示すような凹部15〜1
8の図示は省略されている。
【0024】
【考案の効果】ドラムコアよりも外側に突出するよう端
子がドラムコア両側面に保持固定されているので、ドラ
ムコアの同じ側に突出した端子部分を巻線の絡げ部と
し、この絡げ部とは反対側に突出した端子部分を基板実
装用の脚部として利用できる。したがって、ドラムコア
を自動巻線機に取り付けて、一方の端子の絡げ部に巻線
を絡げ、次にドラムコアを回転させてコアに巻回し、そ
の後、他方の端子の絡げ部に絡げるという巻線と絡げの
一連の動作を連続して行うことが可能となり、作業効率
が良くなる。
【0025】また、巻線の絡げ部を半田付けする際に
も、この絡げ部がドラムコアから同じ側に突出されてい
るので半田槽に浸ける動作も1回で済み、従来のように
ドラムコアの反対側に配設されている各端子を別々に半
田槽に浸ける必要がなくなる。したがって、半田付けの
作業効率が上がる。
【0026】さらに、このチョークコイルを基板に実装
する際には、端子の脚部がドラムコアから同じ側に突出
されているので、この脚部を基板の穴に挿入すればよ
く、従来のように端子を折り曲げる必要がないので、実
装作業が容易となる。また、チョークコイルを基板に実
装するに際し、本考案においては、端子が突き出すドラ
ムコアの鍔の部分の凹部の両外側部分が偏平部となって
いるので、端子の脚部を基板の穴に挿入するときに偏平
部が基板表面に当接するので、ドラムコアの座りがよく
実装基板への安定した実装ができる。その上に、基板の
穴に挿入される端子の突き出し部分のドラムコアの鍔端
面部分に鍔の端面側が開口した切欠き状の凹部が形成さ
れているので、ドラムコアを基板に実装する際に、例え
ば基板側の端子挿入穴周辺に盛った半田を凹部で逃げ
て、その半田に邪魔されずに実装でき、その実装後には
リフローによりその半田によってドラムコアの端子と基
板を導通接続できることとなり、ドラムコアの端子と基
板との自動実装半田付けが容易化されるという効果を奏
する。
【0027】さらに、従来では、チョークコイルの下側
を接着剤で基板に固定させる必要があったが、本考案で
は、端子の脚部を基板の穴に挿入するだけでチョークコ
イルが安定に保持される。
【0028】さらに、本考案では端子が端子保持部によ
りきつく保持されるので、従来のように僅かな力で端子
がその取り付け部より外れるということがない。
【0029】このようなチョークコイルの構成にしたこ
とにより、ドラムコアへの端子の取り付け作業と基板へ
の実装作業を行う上で、従来のように接着剤を使用する
作業工程が省略できるので、全作業工程の自動化が容易
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る偏向ヨーク装置を構成するチョー
クコイルの一実施例を示す説明図である。
【図2】同チョークコイルの他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図3】同チョークコイルのさらに他の実施例を示す斜
視図である。
【図4】従来のチョークコイルの説明図である。
【符号の説明】
1 ドラムコア 2 巻線(コイル巻線) 3a,3b 端子ピン(リード端子・端子) 5 ガイド溝(端子保持部) 6 ガイドピン(端子保持部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−241739(JP,A) 特公 昭42−23054(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/76 H01F 41/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直偏向コイルにチョークコイルが接続
    されている偏向ヨーク装置において、前記チョークコイ
    ルは巻胴部の両端部に鍔が形成されたドラムコアの前記
    巻胴部に巻線を巻回したものからなり、ドラムコアの
    記鍔の側面には端子をドラムコアの側面に沿って保持す
    る端子保持部が設けられ、この端子保持部に端子がその
    両端側をドラムコアの鍔よりも外側に突き出して保持さ
    れており、前記端子が突き出す鍔の部分には鍔の端面側
    が開口した切欠き状の凹部が形成され、この凹部の両外
    側部分の鍔端面は偏平部と成している偏向ヨーク装置。
JP1993004607U 1993-01-21 1993-01-21 偏向ヨーク装置 Expired - Fee Related JP2607600Y2 (ja)

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