JPH11233351A - 表面実装型コイル部品及びその製造方法 - Google Patents
表面実装型コイル部品及びその製造方法Info
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- JPH11233351A JPH11233351A JP10050032A JP5003298A JPH11233351A JP H11233351 A JPH11233351 A JP H11233351A JP 10050032 A JP10050032 A JP 10050032A JP 5003298 A JP5003298 A JP 5003298A JP H11233351 A JPH11233351 A JP H11233351A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/14—Structural association of two or more printed circuits
- H05K1/141—One or more single auxiliary printed circuits mounted on a main printed circuit, e.g. modules, adapters
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/3447—Lead-in-hole components
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コイル巻線端末の絡げ作業を不要とした表面
実装電極部を絶縁ベースの底面に有する構成とし、線径
の太い巻線端末と前記表面実装電極部との接続を確実に
実行可能とする。 【解決手段】 底面に開口する貫通穴10aを絶縁ベー
ス10に形成し、該貫通穴10aの底面開口の周囲及び
当該貫通穴10aの内面に導体部としてのハトメ11を
設け、前記絶縁ベース10の上側にコイル3を配置し、
前記貫通穴10aに該コイル3の巻線端末3aを挿通し
かつ前記ハトメ11にはんだ付けして表面実装電極部を
前記底面に形成した構成である。
実装電極部を絶縁ベースの底面に有する構成とし、線径
の太い巻線端末と前記表面実装電極部との接続を確実に
実行可能とする。 【解決手段】 底面に開口する貫通穴10aを絶縁ベー
ス10に形成し、該貫通穴10aの底面開口の周囲及び
当該貫通穴10aの内面に導体部としてのハトメ11を
設け、前記絶縁ベース10の上側にコイル3を配置し、
前記貫通穴10aに該コイル3の巻線端末3aを挿通し
かつ前記ハトメ11にはんだ付けして表面実装電極部を
前記底面に形成した構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気、電子機器用
のインダクタ、トランス等に用いるための表面実装型コ
イル部品に係り、とくに線径の太い巻線を有する場合に
適した表面実装型コイル部品に関するものである。
のインダクタ、トランス等に用いるための表面実装型コ
イル部品に係り、とくに線径の太い巻線を有する場合に
適した表面実装型コイル部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の表面実装型コイル部品は、端子そ
のもの又は端子に設けられた絡げ部分にコイル巻線端末
(引出線)を絡げてはんだ付け等で接続したものが一般
的である。例えば、特開平7−78717号のインダク
タンス素子は表面実装用リード端子の基部に巻線端末を
絡げる構成となっている。
のもの又は端子に設けられた絡げ部分にコイル巻線端末
(引出線)を絡げてはんだ付け等で接続したものが一般
的である。例えば、特開平7−78717号のインダク
タンス素子は表面実装用リード端子の基部に巻線端末を
絡げる構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コイルの線
材の径が太くなると、前記端子又は端子側絡げ部分にコ
イル巻線端末を絡げる作業が困難あるいは不可能になる
問題があった。また、前記端子又は端子側絡げ部分に絡
げることなく巻線端末の端子側へのはんだ付けを行った
場合には、巻線端末が衝撃等により端子側から剥がれる
恐れがでてくる。
材の径が太くなると、前記端子又は端子側絡げ部分にコ
イル巻線端末を絡げる作業が困難あるいは不可能になる
問題があった。また、前記端子又は端子側絡げ部分に絡
げることなく巻線端末の端子側へのはんだ付けを行った
場合には、巻線端末が衝撃等により端子側から剥がれる
恐れがでてくる。
【0004】本発明は、上記の点に鑑み、コイル巻線端
末の絡げ作業を不要とした表面実装電極部を絶縁ベース
の底面に有する構成とし、線径の太い巻線端末と前記表
面実装電極部との接続を確実に実行可能とした表面実装
型コイル部品及びその製造方法を提供しようとするもの
である。
末の絡げ作業を不要とした表面実装電極部を絶縁ベース
の底面に有する構成とし、線径の太い巻線端末と前記表
面実装電極部との接続を確実に実行可能とした表面実装
型コイル部品及びその製造方法を提供しようとするもの
である。
【0005】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
の実施の形態において明らかにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の表面実装型コイル部品は、底面に開口する
貫通穴を絶縁ベースに形成し、該貫通穴の底面開口の周
囲及び当該貫通穴の内面に導体部を設け、前記絶縁ベー
スの上側にコイルを配置し、前記貫通穴に該コイルの巻
線端末を挿通しかつ前記導体部にはんだ付けして表面実
装電極部を前記底面に形成している。
に、本発明の表面実装型コイル部品は、底面に開口する
貫通穴を絶縁ベースに形成し、該貫通穴の底面開口の周
囲及び当該貫通穴の内面に導体部を設け、前記絶縁ベー
スの上側にコイルを配置し、前記貫通穴に該コイルの巻
線端末を挿通しかつ前記導体部にはんだ付けして表面実
装電極部を前記底面に形成している。
【0007】また、前記表面実装型コイル部品におい
て、前記コイルの上部の一部もしくは全部に平坦部を設
けた構成としてもよい。
て、前記コイルの上部の一部もしくは全部に平坦部を設
けた構成としてもよい。
【0008】さらに、前記表面実装型コイル部品におい
て、前記導体部がハトメで構成されていてもよい。
て、前記導体部がハトメで構成されていてもよい。
【0009】本発明の表面実装型コイル部品の製造方法
は、底面に開口する貫通穴を形成しかつ該貫通穴の底面
開口の周囲及び当該貫通穴の内面に導体部を設けた絶縁
ベースを用い、該絶縁ベースの上側にコイルを配置し、
前記貫通穴に該コイルの巻線端末を挿通するとともに前
記導体部にはんだ付けした後、前記絶縁ベースの底面側
のはんだを硬化前に冷却板に押し当てて、平坦面を持つ
表面実装電極部を形成したことを特徴としている。
は、底面に開口する貫通穴を形成しかつ該貫通穴の底面
開口の周囲及び当該貫通穴の内面に導体部を設けた絶縁
ベースを用い、該絶縁ベースの上側にコイルを配置し、
前記貫通穴に該コイルの巻線端末を挿通するとともに前
記導体部にはんだ付けした後、前記絶縁ベースの底面側
のはんだを硬化前に冷却板に押し当てて、平坦面を持つ
表面実装電極部を形成したことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る表面実装型コ
イル部品及びその製造方法の実施の形態を図面に従って
説明する。
イル部品及びその製造方法の実施の形態を図面に従って
説明する。
【0011】図1乃至図3で本発明の第1の実施の形態
を説明する。まず、図1のようにトロイダルコア等の磁
気コア1に巻線2を施してコイル3を構成する。巻線2
に用いる線材は、例えば銅等の導線にウレタン等の絶縁
被覆を施した絶縁被覆線であり、そのウレタン等の絶縁
被覆は、コイル巻線端末(引出線)3aのはんだ付け部
分でははんだの熱で溶融消失する性質を持つ。エナメル
線であれば、コイル巻線端末3aのはんだ付け箇所のエ
ナメルを予め剥がしておけばよい。
を説明する。まず、図1のようにトロイダルコア等の磁
気コア1に巻線2を施してコイル3を構成する。巻線2
に用いる線材は、例えば銅等の導線にウレタン等の絶縁
被覆を施した絶縁被覆線であり、そのウレタン等の絶縁
被覆は、コイル巻線端末(引出線)3aのはんだ付け部
分でははんだの熱で溶融消失する性質を持つ。エナメル
線であれば、コイル巻線端末3aのはんだ付け箇所のエ
ナメルを予め剥がしておけばよい。
【0012】一方、ベークライト等の耐熱性樹脂からな
る絶縁ベース10は、平坦な底面に開口する貫通穴10
aを有し、該貫通穴10aに底面側からハトメ11が嵌
め込まれている。前記貫通穴10aに嵌められたハトメ
11は貫通穴10aの底面開口の周囲及び当該貫通穴内
面に設けられた導体部として機能する。なお、ハトメ1
1は予めはんだめっきしておくとよい。
る絶縁ベース10は、平坦な底面に開口する貫通穴10
aを有し、該貫通穴10aに底面側からハトメ11が嵌
め込まれている。前記貫通穴10aに嵌められたハトメ
11は貫通穴10aの底面開口の周囲及び当該貫通穴内
面に設けられた導体部として機能する。なお、ハトメ1
1は予めはんだめっきしておくとよい。
【0013】そして、絶縁ベース10の上側にコイル3
を配置し、貫通穴10aに該コイル3の巻線端末3aを
挿通し、その後、はんだを溶融させたはんだ槽に絶縁ベ
ース10の底面部分を浅く浸してはんだ付けを実行す
る。この結果、図2のようにハトメ11の内側と巻線端
末3aとの隙間にもはんだが上がり、ハトメ11に対す
る巻線端末3aのはんだ付けが確実に行われる。但し、
ハトメ11の底面部分に対してはんだ13は略球形に膨
らんだ状態で付着するのが普通であり、このままでは表
面実装電極部としての平坦度が不足し、かつ高さにもば
らつきが生じる。
を配置し、貫通穴10aに該コイル3の巻線端末3aを
挿通し、その後、はんだを溶融させたはんだ槽に絶縁ベ
ース10の底面部分を浅く浸してはんだ付けを実行す
る。この結果、図2のようにハトメ11の内側と巻線端
末3aとの隙間にもはんだが上がり、ハトメ11に対す
る巻線端末3aのはんだ付けが確実に行われる。但し、
ハトメ11の底面部分に対してはんだ13は略球形に膨
らんだ状態で付着するのが普通であり、このままでは表
面実装電極部としての平坦度が不足し、かつ高さにもば
らつきが生じる。
【0014】そのため、図2のように、はんだに対し付
着性の悪い金属等からなる平坦な冷却板16を用意して
おき、はんだ付けの際のはんだ13が硬化しないうち
に、絶縁ベース10の底面側を前記冷却板16に押し当
て、図3のようにはんだ13を平らにした表面実装電極
部15とする。
着性の悪い金属等からなる平坦な冷却板16を用意して
おき、はんだ付けの際のはんだ13が硬化しないうち
に、絶縁ベース10の底面側を前記冷却板16に押し当
て、図3のようにはんだ13を平らにした表面実装電極
部15とする。
【0015】この第1の実施の形態によれば、次の通り
の効果を得ることができる。
の効果を得ることができる。
【0016】(1) コイル巻線端末3aの処理におい
て、絡げ作業を不要にでき、ハトメ11に差し込む作業
でよいため、コイル線径が太い場合にも適用できる。
て、絡げ作業を不要にでき、ハトメ11に差し込む作業
でよいため、コイル線径が太い場合にも適用できる。
【0017】(2) ハトメ11の底面側をはんだ付け
し、この部分を表面実装電極部15として利用でき、製
造容易である。
し、この部分を表面実装電極部15として利用でき、製
造容易である。
【0018】(3) ハトメ11と巻線端末3aのとのは
んだ接続処理の際に、ハトメ11の底面側のはんだ13
を硬化しないうちに平坦な冷却板16に押し付けること
で、はんだ13の表面を平にすることができ、高さのば
らつきのない表面実装電極部15とすることが可能であ
る。
んだ接続処理の際に、ハトメ11の底面側のはんだ13
を硬化しないうちに平坦な冷却板16に押し付けること
で、はんだ13の表面を平にすることができ、高さのば
らつきのない表面実装電極部15とすることが可能であ
る。
【0019】図4は本発明の第2の実施の形態を示す。
この場合、ベークライト等の耐熱性樹脂からなる絶縁ベ
ース20は底面部21と側面部22とからなり、該側面
部22の高さが部分的に低くなっているリード差込端面
22aから底面に向け側面部22を貫通して平坦な底面
に開口する貫通穴20aを有している。該貫通穴20a
には底面側からハトメ11が嵌め込まれており、貫通穴
20aの底面開口の周囲及び当該貫通穴内面に設けられ
た導体部として機能する。
この場合、ベークライト等の耐熱性樹脂からなる絶縁ベ
ース20は底面部21と側面部22とからなり、該側面
部22の高さが部分的に低くなっているリード差込端面
22aから底面に向け側面部22を貫通して平坦な底面
に開口する貫通穴20aを有している。該貫通穴20a
には底面側からハトメ11が嵌め込まれており、貫通穴
20aの底面開口の周囲及び当該貫通穴内面に設けられ
た導体部として機能する。
【0020】絶縁ベース20の上側にコイル3を配置
し、貫通穴20aに該コイル3の巻線端末3aを挿通
し、ハトメ11と巻線端末3aとをはんだ付け処理す
る。この際、前述の第1の実施の形態と同様にはんだ付
けの際のはんだ13が硬化しないうちに、絶縁ベース2
0の底面側を冷却板に押し当て、はんだ13を平らにし
た表面実装電極部15とする。
し、貫通穴20aに該コイル3の巻線端末3aを挿通
し、ハトメ11と巻線端末3aとをはんだ付け処理す
る。この際、前述の第1の実施の形態と同様にはんだ付
けの際のはんだ13が硬化しないうちに、絶縁ベース2
0の底面側を冷却板に押し当て、はんだ13を平らにし
た表面実装電極部15とする。
【0021】その後、絶縁ベース20の側面部22の上
部開口を塞ぐようにカバー部材としての上蓋23を接着
等で固着する。
部開口を塞ぐようにカバー部材としての上蓋23を接着
等で固着する。
【0022】なお、その他の構成は前述した第1の実施
の形態と同様であり、同一又は相当部分に同一符号を付
して説明を省略する。
の形態と同様であり、同一又は相当部分に同一符号を付
して説明を省略する。
【0023】この第2の実施の形態によれば、側面部2
2を持つ絶縁ベース20と上蓋23とにより上面が平ら
なパッケージを構成でき(コイル3の上部の一部もしく
は全部に平坦部を設けた構成とすることができ)、自動
装着機の吸着ノズルで吸着してプリント基板に自動装着
可能な構造とすることが可能であり、小型軽量のコイル
部品に適した構造である。
2を持つ絶縁ベース20と上蓋23とにより上面が平ら
なパッケージを構成でき(コイル3の上部の一部もしく
は全部に平坦部を設けた構成とすることができ)、自動
装着機の吸着ノズルで吸着してプリント基板に自動装着
可能な構造とすることが可能であり、小型軽量のコイル
部品に適した構造である。
【0024】図5は本発明の第3の実施の形態を示し、
図6及び図7は本実施の形態で用いるラグ付きハトメ3
1を示す。この場合、ラグ付きハトメ31は円筒部32
の一端に形成された板状部33に対して垂直に折り曲げ
られたラグ34を一体に有するものであり、絶縁ベース
20の貫通穴20aにラグ付きハトメ31を嵌合してコ
イル3の巻線端末3aを挿通し、はんだ接続すること
で、底面部から側面部に連続した表面実装電極部35を
構成することができる。
図6及び図7は本実施の形態で用いるラグ付きハトメ3
1を示す。この場合、ラグ付きハトメ31は円筒部32
の一端に形成された板状部33に対して垂直に折り曲げ
られたラグ34を一体に有するものであり、絶縁ベース
20の貫通穴20aにラグ付きハトメ31を嵌合してコ
イル3の巻線端末3aを挿通し、はんだ接続すること
で、底面部から側面部に連続した表面実装電極部35を
構成することができる。
【0025】なお、その他の構成は前述した第2の実施
の形態と同様であり、同一又は相当部分に同一符号を付
して説明を省略する。
の形態と同様であり、同一又は相当部分に同一符号を付
して説明を省略する。
【0026】この第3の実施の形態によれば、ラグ付き
ハトメ31を絶縁ベース20の底面側に装着したこと
で、底面部から側面部に連続した表面実装電極部35を
有する表面実装型コイル部品を実現でき、回路基板等へ
のはんだ付けの信頼性をいっそう向上させることができ
る。
ハトメ31を絶縁ベース20の底面側に装着したこと
で、底面部から側面部に連続した表面実装電極部35を
有する表面実装型コイル部品を実現でき、回路基板等へ
のはんだ付けの信頼性をいっそう向上させることができ
る。
【0027】なお、上記各実施の形態ではハトメを絶縁
ベースの貫通穴に装着したが、ハトメの代わりに、絶縁
ベースに形成した貫通穴の底面開口の周囲に平面電極部
を、貫通穴内面に円筒電極部を厚膜又は薄膜技術による
導体膜で形成してもよく、或いは導体膜の代わりに導体
箔を貼り付けて構成してもよい。
ベースの貫通穴に装着したが、ハトメの代わりに、絶縁
ベースに形成した貫通穴の底面開口の周囲に平面電極部
を、貫通穴内面に円筒電極部を厚膜又は薄膜技術による
導体膜で形成してもよく、或いは導体膜の代わりに導体
箔を貼り付けて構成してもよい。
【0028】また、第2、第3の実施の形態では側面部
22を持つ絶縁ベース20に上蓋23を装着して上面が
平坦なパッケージとしたが、カバー部材として側面部及
び上面部を持つキャップを絶縁ベースに装着一体化して
上面が平坦なパッケージを構成してもよい。
22を持つ絶縁ベース20に上蓋23を装着して上面が
平坦なパッケージとしたが、カバー部材として側面部及
び上面部を持つキャップを絶縁ベースに装着一体化して
上面が平坦なパッケージを構成してもよい。
【0029】前記絶縁ベース上に載置するコイルは、ハ
トメに差し込み可能な巻線端末を有しているものであれ
ば、有心コイル、空心コイルの種別は問わない。有心コ
イルの場合、磁心はトロイダル、ドラム、EE型等の分
割形状等、どのような形状でもよく、巻線の線材形状は
丸線、バイファイラー線、箔、平板を問わない。また、
2端子のインダクタに限らず、3端子以上のトランスに
も適用可能である。
トメに差し込み可能な巻線端末を有しているものであれ
ば、有心コイル、空心コイルの種別は問わない。有心コ
イルの場合、磁心はトロイダル、ドラム、EE型等の分
割形状等、どのような形状でもよく、巻線の線材形状は
丸線、バイファイラー線、箔、平板を問わない。また、
2端子のインダクタに限らず、3端子以上のトランスに
も適用可能である。
【0030】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る表面
実装型コイル部品によれば、コイル巻線端末処理におい
て、絡げ作業を不要にでき、貫通穴の底面開口の周囲及
び当該貫通穴の内面に導体部を設けた絶縁ベースを用
い、該貫通穴にコイル巻線端末を差し込む作業でよいた
め、コイル線径が太い場合にも適用できる。また、前記
導体部の底面側をはんだ付けして巻線端末を当該導体部
に接続でき、この部分がそのまま表面実装電極部として
利用可能であり、製造容易で簡素な構成となっている。
実装型コイル部品によれば、コイル巻線端末処理におい
て、絡げ作業を不要にでき、貫通穴の底面開口の周囲及
び当該貫通穴の内面に導体部を設けた絶縁ベースを用
い、該貫通穴にコイル巻線端末を差し込む作業でよいた
め、コイル線径が太い場合にも適用できる。また、前記
導体部の底面側をはんだ付けして巻線端末を当該導体部
に接続でき、この部分がそのまま表面実装電極部として
利用可能であり、製造容易で簡素な構成となっている。
【図1】本発明に係る表面実装型コイル部品の第1の実
施の形態であって、コイルを絶縁ベースに組み付ける前
の状態を示す分解正断面図である。
施の形態であって、コイルを絶縁ベースに組み付ける前
の状態を示す分解正断面図である。
【図2】同じくコイルを絶縁ベースに組み付けて、はん
だ付けした直後の状態の正断面図である。
だ付けした直後の状態の正断面図である。
【図3】同じく完成状態の正断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す正断面図であ
る。
る。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す正断面図であ
る。
る。
【図6】第3の実施の形態で用いるラグ付きハトメの平
面図である。
面図である。
【図7】同正断面図である。
1 磁気コア 2 巻線 3 コイル 3a 巻線端末 10,20 絶縁ベース 10a,20a 貫通穴 11,31 ハトメ 13 はんだ 15,35 表面実装電極部 16 冷却板
Claims (4)
- 【請求項1】 底面に開口する貫通穴を絶縁ベースに形
成し、該貫通穴の底面開口の周囲及び当該貫通穴の内面
に導体部を設け、前記絶縁ベースの上側にコイルを配置
し、前記貫通穴に該コイルの巻線端末を挿通しかつ前記
導体部にはんだ付けして表面実装電極部を前記底面に形
成したことを特徴とする表面実装型コイル部品。 - 【請求項2】 前記コイルの上部の一部もしくは全部に
平坦部を設けてなる請求項1記載の表面実装型コイル部
品。 - 【請求項3】 前記導体部がハトメで構成されている請
求項1又は2記載の表面実装型コイル部品。 - 【請求項4】 底面に開口する貫通穴を形成しかつ該貫
通穴の底面開口の周囲及び当該貫通穴の内面に導体部を
設けた絶縁ベースを用い、該絶縁ベースの上側にコイル
を配置し、前記貫通穴に該コイルの巻線端末を挿通する
とともに前記導体部にはんだ付けした後、前記絶縁ベー
スの底面側のはんだを硬化前に冷却板に押し当てて、平
坦面を持つ表面実装電極部を形成したことを特徴とする
表面実装型コイル部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10050032A JPH11233351A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 表面実装型コイル部品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10050032A JPH11233351A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 表面実装型コイル部品及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11233351A true JPH11233351A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12847668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10050032A Pending JPH11233351A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 表面実装型コイル部品及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11233351A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6850142B2 (en) * | 2000-01-24 | 2005-02-01 | Toko Kabushiki Kaisha | Surface mounting type coil |
US6876555B2 (en) | 2000-04-12 | 2005-04-05 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface-mount type switching power-supply unit and mounting method for the same |
JP2010118380A (ja) * | 2008-11-11 | 2010-05-27 | Totoku Electric Co Ltd | コイル部品 |
KR101600194B1 (ko) * | 2014-10-02 | 2016-03-14 | 엘지전자 주식회사 | 전원 회로 |
-
1998
- 1998-02-17 JP JP10050032A patent/JPH11233351A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6850142B2 (en) * | 2000-01-24 | 2005-02-01 | Toko Kabushiki Kaisha | Surface mounting type coil |
US6876555B2 (en) | 2000-04-12 | 2005-04-05 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface-mount type switching power-supply unit and mounting method for the same |
JP2010118380A (ja) * | 2008-11-11 | 2010-05-27 | Totoku Electric Co Ltd | コイル部品 |
KR101600194B1 (ko) * | 2014-10-02 | 2016-03-14 | 엘지전자 주식회사 | 전원 회로 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040413 |