JP3204013B2 - 高周波用コイルの製造方法 - Google Patents

高周波用コイルの製造方法

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JP3204013B2
JP3204013B2 JP00028295A JP28295A JP3204013B2 JP 3204013 B2 JP3204013 B2 JP 3204013B2 JP 00028295 A JP00028295 A JP 00028295A JP 28295 A JP28295 A JP 28295A JP 3204013 B2 JP3204013 B2 JP 3204013B2
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bobbin
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強 堀江
信義 肥塚
操 神庭
幹夫 安田
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調整可能な高周波用コ
イルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の高周波用コイルについて、
説明する。
【0003】従来の高周波用コイルは、図8に示すよう
にコイル1を回巻した空芯状のコイルであった。そのイ
ンダクタンスは、巻数、線径、回巻半径等によって、ほ
ぼ決定される。しかし、その詳細な調整は、P板等に実
装されたコイル巻線間隔を変えることにより、インダク
タンスの微調整を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構造では空芯コイル1は中空であり、また線
材径の細いものを使用しているためにこのコイル1をP
板に手挿入されるとき、どうしてもコイルが変形してし
まう問題があった。又、インダクタンスの微調整時にコ
イル巻線間隔を変える際、コイル線径・材料強度などか
らコイル巻線間隔が不安定となる問題もあった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するも
ので一度調整されたコイルの調整値を変化させることの
ない高周波用コイルを提供することを目的としたもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の高周波用コイルの製造方法は、端子部を有す
るフープ材に連続的に樹脂成形されたボビンをインサー
トする第1の工程と、この第1の工程の後に前記フープ
材を切断する第2の工程と、この第2の工程の後に前記
ボビンにコイルを連続的に回巻する第3の工程と、この
第3の工程の後に前記コイルと前記フープ材の端子部と
を接続する第4の工程と、この第4の工程の後に前記ボ
ビンの個別切断部と前記端子部間とを接続したコイルを
切断する第5の工程を有するものである。
【0007】
【作用】この方法により、第2の工程でコイルはボビン
に回巻されているので、たとえ外力が加わったとしても
コイルが変形することはない。したがって、一度調整し
たインダクタンスが変動することはない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は、本発明の一実施例における
高周波用コイルの正面図である。
【0009】図1において、本発明の高周波用コイル
は、耐熱性ボビン2と、このボビン2の両端3にお互い
に同一方向に向かって設けられた導電性の端子4と、前
記ボビン2の両端3の間に回巻されたコイル5と、この
コイル5の両端(巻き始めと巻き終わり)と前記端子4
とを電気的に接続したものである。
【0010】また、耐熱性ボビン2の端子4の間の外周
部に溝6が設けられている。なお、本実施例では端子4
の反対側に溝6を設けている。
【0011】また、耐熱性ボビン2の巻き径Aは、丸又
は角形で3mm程度であり次に連結される耐熱性ボビン2
との切断面2aの切断径Bは、径Aより小さくその径B
は2mm程度にして切断分割しやすいように細径化してい
る。
【0012】図2は、ボビン2の上方に設けられた溝6
を示している。溝6は、ボビン2の両端子4間に設けら
れており、ピンセット26等でコイル5をF,G方向に
動かしてインダクタンスを調整する。
【0013】このように、コイル5はボビン2に巻かれ
ているので調整は容易で、しかも自動インサートしても
変形することなく実装が出来る。
【0014】また、この高周波用コイルの製造方法は、
図3(a)に示すように端子部7aを有するフープ材7
に連続的に樹脂成形されたボビン8をインサートする第
1の工程と、この第1の工程の後に図3(b)に示すよ
うに、前記フープ材を切断7cする第2の工程と、この
第2の工程の後に前記ボビン8にコイル9を連続的に回
巻する第3の工程と、この第3の工程の後に図3(c)
に示すように、前記コイル9と前記フープ材7の端子部
7aとをスポット溶接10で導電接続する第4の工程
と、この第4の工程の後に図3(d)に示すように前記
ボビン8の個別切断部8aと前記端子部7a間を接続し
たコイル9aを切断する第5の工程を有して完成するも
のである。
【0015】そして、第5の工程で切断された各々が、
図1に示す高周波用コイル単体となるわけである。
【0016】ここで、7dは送り孔であり、フープ材7
の送りや位置決めのために使われる。
【0017】また、図3(a)において個別の高周波用
コイルの端子部7a間の距離Cは、切断前の各高周波用
コイル間の端子部7a間の距離Dの整数倍となってい
る。
【0018】更に、本実施例においては、送り孔7d間
の距離Eと切断前の各高周波用コイル間の端子部7a間
の距離Dと等しくするとともに、Cの距離の2倍として
いる。このことにより、高周波用コイルを複数個直列に
実装することが容易となる。
【0019】図4は、本発明の一実施例における連結状
に形成された高周波用コイルの正面図であり、コイルの
巻き方向について以下に説明する。
【0020】図4において、本発明の高周波用コイル
は、連結状に形成された耐熱性ボビン11と、このボビ
ン11の両端12にお互いに同一方向に向かって前記ボ
ビン11の下部に設けられた導電性の端子13を有し、
この間に回巻されたコイル14は連結点15を過ぎても
同一方向に回巻して磁束の方向を同一にしている。
【0021】次に、図5の斜視図に示すように、ボビン
16の表面に一方向に回巻されたコイル17と、次のボ
ビン18の端子19を通過してからコイル17の巻き方
向と逆方向にしている。そして、コイル17の両端17
a,17bと前記端子20a,20bとを、前記スポッ
ト溶接で接続したものである。
【0022】この場合巻き方向が逆になっているので、
連結して使用すると磁束の方向が逆となる。
【0023】図6は、接続点を高周波用コイル上部に設
けた連結状コイルの正面図である。図6において、本発
明の高周波用コイルは、耐熱性ボビン21と、このボビ
ン21の両端22にお互いに同一方向に向かって、前記
ボビンの両端22の上部に接続部23がある。この接続
部23は、端子24と一体成形されており、ボビンの両
端22を貫通している。
【0024】そして、図7の斜視図に示すように連結さ
れたコイル25はお互いに同一方向に回巻されている。
ボビン21の表面に同一方向に回巻されたコイル25の
両端22aと、接続部23とは、前記スポット溶接で接
続している。
【0025】以上のように本実施例によれば、コイル2
5はボビン21に回巻されているので、多重巻きも可能
である。しかも、連結されているため自動インサート用
に同種、異種の一括実装に用いてもコイル変形せず、実
装が可能となる。
【0026】また、ボビン21に巻かれているので振動
に対してもインダクタンスは安定している。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第2の工
程でコイルはボビンに回巻されているので、たとえ、外
力が加わったとしてもコイルが変形することはない。し
たがって、一度調整してもインダクタンスが変動するこ
とがないという効果がある。また、調整後にコイル形状
が変化しないように回巻されたボビンを、使用している
のでディップ半田、及びリフロー半田付けが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による高周波用コイル単品の
正面図
【図2】本発明の一実施例による高周波用コイル単品の
斜視図
【図3】本発明の一実施例による高周波用コイルの製造
工法を示す図
【図4】本発明の第2の実施例における接続点を高周波
用コイルの下部に設けた連結状のコイルの正面図
【図5】本発明の第3の実施例における接続点を高周波
用コイルの下部に設けた連結状のコイルの斜視図
【図6】本発明の第4の実施例における接続点を高周波
用コイルの上部に設けた連結状のコイルの正面図
【図7】同、斜視図
【図8】従来の高周波用コイルの斜視図
【符号の説明】
2 耐熱性ボビン 3 両端 4 端子 5 コイル 6 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 幹夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−232909(JP,A) 実開 昭57−181019(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 17/02 H01F 27/29 H01F 41/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子部を有するフープ材に連続的に樹脂
    成形されたボビンをインサートする第1の工程と、この
    第1の工程の後に前記フープ材を切断する第2の工程
    と、この第2の工程の後に前記ボビンにコイルを連続的
    に回巻する第3の工程と、この第3の工程の後に前記コ
    イルと前記フープ材の端子部とを接続する第4の工程
    と、この第4の工程の後に前記ボビンの個別切断部と前
    記端子部間とを接続したコイルを切断する第5の工程を
    有する高周波用コイルの製造方法。
  2. 【請求項2】 コイル端と端子との接続は、スポット溶
    接で接続した請求項1記載の高周波用コイルの製造方
    法。
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