JPH0545772Y2 - - Google Patents

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JPH0545772Y2
JPH0545772Y2 JP15043988U JP15043988U JPH0545772Y2 JP H0545772 Y2 JPH0545772 Y2 JP H0545772Y2 JP 15043988 U JP15043988 U JP 15043988U JP 15043988 U JP15043988 U JP 15043988U JP H0545772 Y2 JPH0545772 Y2 JP H0545772Y2
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muffler
engine room
engine
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cooling air
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、自走自脱装置やコンバイン等の農業
機械において、動力源として空冷デイーゼルエン
ジンを搭載した場合の、騒音防止機構に関するも
のである。
(ロ) 従来技術 従来から、自走自脱装置やコンバインにおいて
は、水冷のデイーゼルエンジンが搭載されてお
り、この場合にはそれほど高いレベルの騒音が発
生しないので、エンジンルームを密閉する程のこ
とは無かつたのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、水冷デイーゼルエンジンに変えて空冷
デイーゼルエンジンを搭載する場合には、軽量で
あり乍ら馬力が大であるという利点はあるもの
の、騒音レベルが高いという難点があつた。
本考案においては、この空冷デイーゼルエンジ
ンを搭載した場合の騒音が高いという不具合いを
解消する為に、エンジンルームを冷却風の吸入口
や排気口を除いて密閉状態とし、騒音が外に洩れ
ないようにしたものである。
このように構成することにより、エンジンの冷
却風に乗つて出てくる騒音は低くすることが出来
たものであるが、次にはマフラーからの排気に乗
つて出てくる騒音のレベルが高いのである。
本考案はこのマフラーから出てくる騒音のレベ
ルを低下する為に、従来からあるエンジン付設の
マフラーの先に、第2マフラーを付設し、これを
機体の下部に配置したものである。
また、エンジンルームを防音の為に略密閉状態
とすると、内部でエンジンを冷却した冷却風が出
難くなり、内部温度が上昇するという不具合いが
発生するのである。
本考案はこの不具合いを解消する為に、農業機
械の脱穀装置等の選別フアンの吸引口により、エ
ンジンルームの内部の冷却風を吸引させたもので
ある。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
空冷デイーゼルエンジンEを密閉したエンジン
ルームA内に配置した構成において、該エンジン
ルームA内にエンジンEに付設して第1マフラー
1を設け、該第1マフラー1から延出した排気管
8の先端に第2マフラー3を配置し、該第2マフ
ラー3を農業機械の機体下部に配置したものであ
る。
また、空冷デイーゼルエンジンEを密閉したエ
ンジンルームA内に配置した構成において、該エ
ンジンルームA内の冷却後の温風を、農業機械内
の選別フアン4に吸引したものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図は自走自脱装置の側面図、第2図はエン
ジンルームA内の冷却風を選別フアン4により吸
引する構成の右側面図、第3図はエンジンルーム
A内部を示す左側面図、第4図は同じく平面図、
第5図は後面断面図である。
自走自脱装置はクローラー式走行装置Cの上
に、エンジンルームAと脱穀装置Dを載置してお
り、該脱穀装置Dには脱穀後の穀粒を選別する選
別フアン4が配置されている。
本考案は空冷デイーゼルエンジンEを内部に密
閉状態で収納した、エンジンルームAの構成に関
するものである。
そしてエンジンルームAの天井板16が穀稈の
ガイド板を構成している。
そして第1マフラー1から延長した延長排気管
8の先端に付設する第2マフラー3は、クローラ
ー式走行装置Cと機体との間に配置されているの
である。
次に第3図・第4図・第5図においてエンジン
ルームA内の構成を説明すると。
エンジンルームA内は内部遮蔽板2により、エ
ンジンEの配置される室と、冷却風が吐出される
冷却風吐出室7に分割されている。
そして第3図において図示された如く、エンジ
ンルームA内への冷却風吸引口a,bが、オペレ
ーター側のハンドル9の部分に2ケ所設けられて
いる。
即ち冷却風吸引口aは、天井板16の下に配置
されておりエンジンルームA内の上方から内部に
吸引される冷却風である。
また冷却風吸引口bから吸引された冷却風は、
エンジンルームAの下方から吸引される。そして
冷却風吸引口bの開口部分に、吸気パイプ12が
開口されており、該吸気パイプ12で吸引された
空気が、コンデンサー13により冷却された後に
エアクリーナー15を経て、エンジンEのシリン
ダヘツドに吸引される。
そしてシリンダヘツド内で燃焼された後の排気
が、第1マフラー1に吐出され、該排気は第1マ
フラー1から延長排気管8を通過して第2マフラ
ー3に至り、クローラー式走行装置Cの間で機体
の下方より前方に排出されるのである。
またエンジンEのシリンダケースの外壁部を冷
却する冷却風は、冷却風吸引口a,bからエンジ
ンルームA内に入つた空気が、冷却フアン25に
よりシリンダケースやシリンダヘツドの周囲に構
成された冷却ダクト内に吹き込まれるのである。
そして、該冷却ダクトを通過する間にシリンダ
ケースやシリンダヘツドを冷却し熱風となり、内
部遮蔽板2に開口した冷却風吐出開口2aより、
第1マフラー1が配置されたマフラー室d内に吐
出されるのである。
該マフラー室dは、前方において、延長排気管
8が通過する排気管室fに開口し、後方において
排気通路eに開口している。
前記排気管室fはそのまま脱穀装置Dとエンジ
ンルームAとの間の開口から排出されるのであ
る。
また排気通路eは下方へ「コ」形に迂回して、
脱穀駆動ベルト室gの下方の冷却風排出口cより
吐出されるのである。
第1マフラー1が配置されたマフラー室dの下
方は、左右に2分されており、内部遮蔽板2に近
い方の室は、エンジンEのクランク軸上のプーリ
ー10からミツシヨンケースMの入力プーリー2
0に巻回したベルト18を配置するミツシヨン駆
動ベルト室hを構成している。
また外側の部屋は、脱穀駆動ベルト室gに構成
されており、エンジンEのクランク軸上に固設さ
れたプーリー11から脱穀装置Dの入力プーリー
21の間に巻回されたベルト19が配置されてい
る。
延長排気管8の上に巻つけられた遮熱材17
は、ベルト21に熱気が直接に伝達されないよう
に構成したものである。
また内部遮蔽板2により分割された冷却風吐出
室7は、第4図の蝶番を中心に開閉可能に構成し
ている。
そして以上のように構成したエンジンルームA
から吐出される冷却風を、第2図に示す如く、2
本の熱風吸引管5,6により選別フアン4内に吸
引しているのである。
選別フアン4は脱穀装置D内において、扱胴で
脱穀された穀粒が落下する途中に吹きつけて、風
選を行うものであり、熱風である方が穀粒の表面
に付着した水滴を蒸発することが出来るという効
果を発揮するものである。
熱風吸引管5は第1マフラー1が配置されたマ
フラー室d内の熱風を吸引すべく構成しており、
また熱風吸引管6は延長排気管8が通過する排気
管室f内の熱風を吸引すべく構成しているのであ
る。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を発揮するものである。
請求項(1)の如く構成したので、エンジンEの全
体から発生する騒音はエンジンルームAにより低
下させることが出来たが、次に騒音レベルの高い
マフラーからの騒音が耳触りな状態で残るという
不具合いがあつたのである。
これに対して、本考案の如く、従来のマフラー
である第1マフラー1より延長排気管8を設け、
その先端に第2マフラー3を付設し、該第2マフ
ラー3を機体の下部に配置することにより、マフ
ラーからの騒音レベルも低下することが出来たも
のである。
請求項(2)の如く構成したので、冷却フアン25
により、シリンダヘツドやシリンダケースの周囲
を冷却した熱風を、脱穀装置Dの選別フアン4に
より吸引することが出来るので、内部は負圧に近
い状態となり冷却風吸引口a,bからの空気が吸
引され易くなり、また冷却熱風の出口の騒音を選
別フアン4から選別3番口へ逃がすことが出来る
ので、更に騒音レベルを低下することが出来るも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は自走自脱装置の側面図、第2図はエン
ジンルームA内の冷却風を選別フアン4により吸
引する構成の右側面図、第3図はエンジンルーム
A内部を示す左側面図、第4図は同じく平面図、
第5図は後面断面図である。 A……エンジンルーム、E……空冷デイーゼル
エンジン、D……脱穀装置、1……第1マフラ
ー、2……内部遮蔽板、3……第2マフラー、4
……選別フアン、5,6……熱風吸引管、8……
延長排気管、9……ハンドル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 空冷デイーゼルエンジンEを密閉したエンジ
    ンルームA内に配置した構成において、該エン
    ジンルームA内にエンジンEに付設して第1マ
    フラー1を設け、該第1マフラー1から延出し
    た延長排気管8の先端に第2マフラー3を配置
    し、該第2マフラー3を農業機械の機体下部に
    配置したことを特徴とする農業機械のエンジン
    ルーム構造。 (2) 空冷デイーゼルエンジンEを密閉したエンジ
    ンルームA内に配置した構成において、該エン
    ジンルームA内の冷却後の温風を、農業機械内
    の選別フアン4に吸引したことを特徴とする農
    業機械のエンジンルーム構造。
JP15043988U 1988-11-17 1988-11-17 Expired - Lifetime JPH0545772Y2 (ja)

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JP15043988U JPH0545772Y2 (ja) 1988-11-17 1988-11-17

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JPH0272319U JPH0272319U (ja) 1990-06-01
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2583914Y2 (ja) * 1992-02-29 1998-10-27 三菱農機株式会社 歩行型コンバインのマフラ取り付け構造
JP4988381B2 (ja) * 2007-02-26 2012-08-01 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP5986830B2 (ja) * 2012-07-05 2016-09-06 三菱マヒンドラ農機株式会社 コンバインのdpf設置構造
JP6555821B2 (ja) * 2016-03-25 2019-08-07 ヤンマー株式会社 コンバイン

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