JP2004116375A - 自動二輪車用強制空冷式エンジンの遮音構造 - Google Patents

自動二輪車用強制空冷式エンジンの遮音構造 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数を増やすことなく、1つの部品で冷却空気の案内と遮音とを両立できる自動二輪車用強制空冷式エンジンの遮音構造を提供する。
【解決手段】エアシュラウド45の空気吸込口45aの車外側に、該空気吸込口45aの外周部を囲む側周壁50aと該側周壁50aの車外側を閉塞する外側壁50bとを有する概ね碗状の遮音カバー50を装着し、上記外側壁50bに車両前後方向に延びる概ね横長矩形状の開口52を形成し、該開口52の下縁52aにクランク軸方向内側に斜め上向きに延びるルーバー54を一体形成し、該ルーバー54の上縁54aを上記開口52の上縁52bと略同じ高さに位置させる。
【選択図】   図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばスクータ型自動二輪車に搭載される強制空冷式エンジンの遮音構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、スクータ型自動二輪車では、強制空冷式エンジンとVベルト式無段変速機とからなるスイング式エンジンユニットを搭載する場合がある。この種の強制空冷式エンジンでは、クランク軸の外端部を含むシリンダヘッド周りをエアシュラウドにより略気密に囲むとともに、該エアシュラウドの上記クランク軸の外端部に臨む部分に空気吸込口を形成し、上記クランク軸の外端部に冷却ファンを装着する。そして冷却ファンにより空気吸込口から冷却空気を吸い込んでシリンダヘッド周りに強制的に供給するようにしている。
【0003】
ところで、上記強制空冷式エンジンでは、アイドリング中を含めた通常運転時の冷却ファンの吸込音による騒音が問題となることから、できるだけ騒音が車外に漏れないようにしている。そのためエアシュラウドの空気吸込口を外蓋で覆った構造のもの(例えば特許分献1参照)やエアシュラウドの吸入口を吸音材が貼着されたカバーで覆った構造のもの(例えば特許分献2参照)が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特公平6−29552号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平6−212995号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来公報の遮音構造では、遮音壁としての外蓋,カバーと空気をエアシュラウド内に案内するエアガイド(ルーバー)とが別々の部品であり、部品点数が増えるという問題がある。また上記カバーの内面に吸音材を貼着する分だけ、部品点数がさらに増えるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、部品点数を増やすことなく、1つの部品で冷却空気の案内と遮音とを両立できる自動二輪車用強制空冷式エンジンの遮音構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、車幅方向に向けて配置されたクランク軸の外端部を含むシリンダ部分を略気密に囲むように形成されたエアシュラウドの上記クランク軸の外端部に臨む部分に空気吸込口を形成し、上記クランク軸の外端部に冷却ファンを装着した自動二輪車用強制空冷式エンジンの遮音構造において、上記空気吸込口の車外側に、該吸込口の外周部を囲む側周壁と該側周壁の車外側を閉塞する外側壁とを有する概ね碗状の遮音カバーを装着し、該外側壁に車両前後方向に延びる概ね横長矩形状の開口を形成し、該開口の下縁にクランク軸方向内側に斜め上向きに延びるルーバーを一体形成し、該ルーバーの上縁が上記開口の上縁と略同じ高さに位置していることを特徴としている。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1において、上記遮音カバーの側周壁に車両前方に向かって開口する走行風導入口が形成されていることを特徴としている。
【0010】
請求項3の発明は、請求項2において、上記走行風導入口は車体カバー内に開口しており、かつクランク軸方向車外側から見たとき、上記走行風導入口の周縁部は車体カバーの後縁部に沿うように形成されていることを特徴としている。
【0011】
請求項4の発明は、請求項2又は3において、上記遮音カバーの走行風導入口の前方には車体フレームが位置していることを特徴としている。
【0012】
【発明の作用効果】
請求項1の発明に係る遮音構造によれば、エアシュラウドの吸込口の外側に遮音カバーを装着し、該遮音カバーの外側壁に車両前後方向に延びる矩形状開口を形成し、該開口の下縁にクランク軸方向内側に斜め上向きに延びるルーバーを形成したので、冷却空気は開口からルーバーに沿ってエアシュラウド内に吸い込まれることとなり、冷却空気をシリンダ部にスムーズに送風することができる。一方、冷却ファンの吸込音等による騒音は遮音カバーの外側壁内面に当たった後ルーバーに沿って車外下向きに放出されることとなり、騒音を乗員から遠ざかる方向に向けて放出することができ、騒音を低減できる。その結果、部品点数を増やすことなく、1つの遮音カバーで冷却空気の案内と騒音の低減の両方を行うことができ、また吸音材を不要にでき、コスト上昇を抑制できる。
【0013】
また本発明では、上記ルーバーの上縁を開口の上縁と略同じ高さ位置としたので、実質的にルーバーで開口を覆うことができ、車両上方及び側方から遮音カバー内の冷却ファンが見えることはなく、遮音カバーの外側壁に開口を形成した場合の見栄えの悪化を抑制できる。
【0014】
請求項2の発明では、遮音カバーの側周壁に車両前方に開口する走行風導入口を形成したので、上記外側壁の開口からの冷却空気とともに、走行中の冷却空気をエアシュラウド内に導入でき、エンジンの冷却効率を高めることができる。また走行風導入口からのファン騒音は該走行風導入口から吸い込まれる走行風によって吸収される傾向があり、騒音を低減できる。
【0015】
請求項3の発明では、走行風導入口を車体カバー内に開口させるとともに、該走行風導入口の周縁部を車体カバーの後縁部に沿うように形成したので、車両側方から走行風導入口が見えることはなく、見栄えの悪化を防止できる。また走行風導入口からのファン騒音は車体カバー内に放出されるので、外部からは聞こえにくく、結果的に騒音を低減でき、さらには走行風の吸い込み音が外部に漏れ出るのを防止できる。
【0016】
請求項4の発明では、走行風導入口の前方に車体フレームを位置させたので、特別な遮蔽物を設けることなく、異物が走行風導入口から遮音カバー内に進入するのを防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0018】
図1ないし図8は、本発明の一実施形態による強制空冷式エンジンの遮音構造を説明するための図であり、図1は強制空冷式エンジンが搭載されたスクータ型自動二輪車の側面図、図2は強制空冷式エンジンの断面平面図、図3,図4,図5はそれぞれ遮音カバーの装着状態を示す側面図,背面図,底面図、図6は遮音カバーの側面図、図7,図8は遮音カバーの断面図(図6のVII−VII 線断面図,VIII−VIII 線断面図)である。
【0019】
図において、1はスクータ型自動二輪車を示しており、これはアンダボーン型の車体フレーム2の前端にヘッドパイプ(不図示)によりフロントフォーク3を左右回動可能に枢支し、該フロントフォーク3の下端に前輪4を配設するとともに、上端に操向ハンドル5を配設し、上記車体フレーム2の前後方向中央部にシート6を配設し,該シート6の下方にスイング式エンジンユニット7を上下揺動可能に配設し,さらにエンジンユニット7の後端部に後輪8を配設した概略構造のものである。
【0020】
上記車体フレーム2のフロントフォーク3の前側はフロントカバー9により、後側はレッグシールド10により囲まれており、上記操向ハンドル5はハンドルカバー11により囲まれている。また上記レッグシールド10の下端には乗員の足が載置されるフートボード12が配設され、さらに上記シート6の下方は左右のサイドカバー13により囲まれている。
【0021】
上記サイドカバー13は上記フートボード12の下側を覆うアンダカバー14と、上記シート6の下方を覆うアッパカバー15とに分割されており、サイドカバー13の後縁部13aはアンダカバー14の後端からサイドカバー13の下縁の前後方向中央部まで斜め上方に立ち上がっている。
【0022】
上記エンジンユニット7は、強制空冷式エンジン20の車幅方向左側部にVベルト式無段変速機21を一体に結合した構造のものである。
【0023】
この強制空冷式エンジン20は2サイクル単気筒タイプのものであり、車幅方向に水平に配置されたクランク軸22を収納するクランクケース23の前側合面に複数の冷却フィン24aが一体形成されたシリンダブロック24を結合するとともに、該シリンダブロック24にシリンダヘッド25を結合した構造のものであり、該シリンダブロック24内には上記クランク軸22にコンロッド26を介して連結されたピストン27が摺動自在に挿入配置されており、上記シリンダヘッド25には点火プラグ28が装着されている。
【0024】
上記シリンダブロック24の下面壁には排気ポート(不図示)が開口しており、該排気ポートには排気管29が接続されている。この排気管29はシリンダブロック24からクランクケース30の下側を通ってクランク軸方向右側方に延び、該右側端部から車両後方向に延びており、該後端部には後輪8の右側方に配設されたマフラ29aが接続されている。
【0025】
上記クランクケース23のクランク軸方向左側部には車両後方に延びる伝動ケース30が一体形成されており、該伝動ケース30の車外側にはケースカバー31がボルト締め固定されている。この伝動ケース30とケースカバー31とで形成されたベルト室内に上記Vベルト式無段変速機21が収納されている。
【0026】
この無段変速機21は、上記クランク軸22の左側端部に装着された駆動プーリ33と、上記伝動ケース30の後端部にクランク軸22と平行に配設された変速軸34に装着された従動プーリ35とにVベルト36を巻回し、該変速軸34の従動プーリ35の外側に遠心クラッチ37を装着した構造となっている。また変速軸34の後方には減速機構40を介在させて後輪8が固着された後輪駆動軸41がクランク軸22と平行に配設されている。そしてクランク軸22の回転が駆動プーリ33から従動プーリ35に常時伝達され、クランク軸22の回転が上昇すると従動プーリ35の回転が遠心クラッチ37を介して変速軸34に伝達され、該変速軸34から減速機構40を介して後輪駆動軸41に伝達される。
【0027】
次に上記強制空冷式エンジン20の遮音構造について説明する。
【0028】
上記クランク軸22の右側端部を含む該右側端部からシリンダブロック24,シリンダヘッド25に渡る部分にはこれらを略気密に囲むエアシュラウド45が装着固定されている。このエアシュラウド45の上記クランク軸方向右側端部に臨む部分には冷却空気吸込口45aが形成されており、上記シリンダブロック24の冷却フィン24aに臨む部分には冷却空気排出口45bが形成されている。
【0029】
上記クランク軸22の右側端部には発電機47が該クランク軸22と共に回転するよう装着されており、該発電機47の外側面には冷却ファン46が形成されている。上記クランク軸22の回転により冷却ファン46が回転すると冷却空気吸込口45aから冷却空気が吸い込まれ、この冷却空気はエアシュラウド45内を上記シリンダブロック24,シリンダヘッド25を冷却しつつ流れ、排出口45bから外部に排出される(図2の矢印参照)。
【0030】
そして上記エアシュラウド45の冷却空気吸込口45aのクランク軸方向車外側には遮音カバー50が配設されている。この遮音カバー50は上記冷却空気吸込口45aの外周部を気密に囲むように形成された側周壁50aと、該側周壁50aの車外側を閉塞する蓋状の外側壁50bとを一体形成してなる略碗状のものである。上記側周壁50aの開口縁にはフランジ部50cが形成されている。この各フランジ部50cは固定ねじ51によりエアシュラウド45のボス部45dに締結固定されている。
【0031】
上記遮音カバー50の側周壁50aの下面には上記排気管29との干渉を回避するための平坦部50dが形成されている。これにより上記遮音カバー50が排気管29からの熱により過熱するのを回避している。
【0032】
上記遮音カバー50の側周壁50aには車両前方に向かって開口する走行風導入口50eが形成されている。この走行風導入口50eは垂直線に対して約25度の角度をなすように傾斜しており、かつサイドカバー13内に開口している。また車両側方から見ると、上記走行風導入口50eの周縁部は上記サイドカバー13の後縁部13aに沿っている。
【0033】
また上記走行風導入口50eの前方には車体フレーム2のシートレール部2aが配置されている。ここで、上記車体フレーム2は、図示していないが、主としてヘッドパイプから下後方に延びるアンダパイプ部と、該アンダパイプ部の後端から後方に略水平に延びる足乗せ部と,該足乗せ部の後端から斜め上向きに延びる上記シートレール部2aとを備えている。
【0034】
上記遮音カバー50の外側壁50bには車両前後方向に延びる開口52,53が上下方向に4つ並列形成されている。このうち上側の3つの開口52は概ね横長矩形状をなすよう形成されており、最下端の開口53は概ね円弧状をなすように形成されている。
【0035】
上記各矩形状開口52の下縁52aには該下縁52aからクランク軸方向内側,つまり遮音カバー50内に斜め上方向きに延びるルーバー54が一体形成されている。この各ルーバー54の傾斜角度は水平線に対して概ね50〜60度に設定されている。さらに上記各ルーバー54の上縁54aは上記矩形状開口52の上縁52bと同じ高さ位置に設定されており、これにより車外上方,側方から見ると、上記各矩形状開口52はルーバー54により閉塞されている。
【0036】
また上記円弧状開口53の下縁53aには該下縁53aから後方に延びた後,垂直上方に延びるルーバー55が形成されており、該ルーバー55の上縁55aは円弧状開口53の上縁53bと同じ高さ位置となっている。
【0037】
次に本実施形態の作用効果について説明する。
【0038】
エンジン運転中はクランク軸22の回転に伴って冷却ファン46が回転し、アイドリング運転時には、冷却空気は主として遮音カバー50の各開口52,53から吸い込まれる。一方、冷却ファン46の吸込音は遮音カバー50のルーバー54内面及び外側壁50b内面に当たってこれの下側に位置するルーバー54外面に沿って矩形状開口52から車外下向きに放出されることとなる。
【0039】
走行時には、クランク軸22の回転が上昇するに伴って冷却ファン46の回転が上昇し、遮音カバー50の各開口52,53から冷却空気が吸い込まれるとともに、走行風導入口50eから走行風が吸い込まれることとなる。この場合、走行風導入口50eの騒音は、該導入口50eから吸い込まれた冷却風により遮音カバー50内に押し込まれ、外部への放出は抑制される。
【0040】
このように本実施形態の遮音構造によれば、エアシュラウド45の冷却空気吸込口45aの車外側に側周壁50aと外側壁50bとを有する碗状の遮音カバー50を装着し、該遮音カバー50の外側壁50bに車両前後方向に延びる横長の矩形開口52を形成し、各矩形開口52の下縁52aに遮音カバー50内に斜め上向きに延びるルーバー54を一体形成したので、上述のように冷却空気は各開口52からルーバー54に沿って遮音カバー50内に導入され、エアシュラウド45内を通ってシリンダヘッド24の冷却フィン24aに供給され、熱交換を行ったのち排出口45bから外部に排出される。
【0041】
一方、冷却ファン46による吸引音,エンジン音等の騒音は遮音カバー50のルーバー54及び外側壁50b内面に当たった後、各ルーバー54に沿って開口52から車外下向きに放出されることとなり、騒音を乗員から遠ざかる地面に向けて放出することができ、実質的に騒音を低減できる。その結果、部品点数を増やすことなく、1つの遮音カバー50で冷却空気の案内と騒音の低減の両方を行うことができ、従来の2つの部品を装着した場合に比べてコストを低減できる。
【0042】
また上記各ルーバー54の上縁54aを矩形状開口52の上縁52bと略同じ高さ位置としたので、該ルーバー54で開口52を実質的に覆うことができ、車両上方及び側方から遮音カバー50内の冷却ファン46が見えることはなく、上記開口52を形成したことによる見栄えの悪化を防止できる。
【0043】
本実施形態では、遮音カバー50の側周壁50aに車両前方に開口する走行風導入口50eを形成したので、上記外側壁50bの各開口52からの冷却空気とともに、走行中の冷却空気をエアシュラウド45内に導入でき、エンジン20の冷却効率を高めることができる。
【0044】
また走行風導入口50eからのファン騒音等を該導入口50eから吸い込まれる走行風によって遮音カバー50内に押し込むことができ、騒音の低減効果を高めることができる。
【0045】
本実施形態では、上記走行風導入口50eの周縁部をサイドカバー13の後縁部13aに沿うように形成するとともに、上記走行風導入口50eをサイドカバー13内に開口させたので、車両側方から走行風導入口50eが見えることはなく、見栄えの悪化を防止でき、さらには走行風の吸い込み音が外部に漏れ出るのを防止できる。
【0046】
本実施形態では、上記走行風導入口50eの前方に車体フレーム2のシートレール部2aを配置したので、特別な遮蔽物を設けることなく、異物が走行風導入口50eから遮音カバー50内に入り込むのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による強制空冷式エンジンが搭載されたスクータ型自動二輪車の側面図である。
【図2】上記強制空冷式エンジンの断面平面図である。
【図3】上記強制空冷式エンジンに装着された遮音カバーの側面図である。
【図4】上記遮音カバーの装着状態を示す背面図である。
【図5】上記遮音カバーの装着状態を示す底面図である。
【図6】上記遮音カバーの側面図である。
【図7】上記遮音カバーの断面図(図6のVII−VII 線断面図)である。
【図8】上記遮音カバーの断面図(図6のVIII−VIII 線断面図)である。
【符号の説明】
1       スクータ型自動二輪車
2       車体フレーム
2a      シートレール部
13      サイドカバー(車体カバー)
13a     後縁部
20      強制空冷式エンジン
22      クランク軸
24      シリンダヘッド
45      エアシュラウド
45a     冷却空気吸込口
46      冷却ファン
50      遮音カバー
50a     側周壁
50b     外側壁
50e     走行風導入口
52      開口
52a     下縁
52b     上縁
54      ルーバー

Claims (4)

  1. 車幅方向に向けて配置されたクランク軸の外端部を含むシリンダ部分を略気密に囲むように形成されたエアシュラウドの上記クランク軸の外端部に臨む部分に空気吸込口を形成し、上記クランク軸の外端部に冷却ファンを装着した自動二輪車用強制空冷式エンジンの遮音構造において、上記空気吸込口の車外側に、該吸込口の外周部を囲む側周壁と該側周壁の車外側を閉塞する外側壁とを有する概ね碗状の遮音カバーを装着し、該外側壁に車両前後方向に延びる概ね横長矩形状の開口を形成し、該開口の下縁にクランク軸方向内側に斜め上向きに延びるルーバーを一体形成し、該ルーバーの上縁が上記開口の上縁と略同じ高さに位置していることを特徴とする自動二輪車用強制空冷式エンジンの遮音構造。
  2. 請求項1において、上記遮音カバーの側周壁に車両前方に向かって開口する走行風導入口が形成されていることを特徴とする自動二輪車用強制空冷式エンジンの遮音構造。
  3. 請求項2において、上記走行風導入口は車体カバー内に開口しており、かつクランク軸方向車外側から見たとき、上記走行風導入口の周縁部は車体カバーの後縁部に沿うように形成されていることを特徴とする自動二輪車用強制空冷式エンジンの遮音構造。
  4. 請求項2又は3において、上記遮音カバーの走行風導入口の前方には車体フレームが位置していることを特徴とする自動二輪車用強制空冷式エンジンの遮音構造。
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